JP2003299141A - 無線通信装置 - Google Patents
無線通信装置Info
- Publication number
- JP2003299141A JP2003299141A JP2002103627A JP2002103627A JP2003299141A JP 2003299141 A JP2003299141 A JP 2003299141A JP 2002103627 A JP2002103627 A JP 2002103627A JP 2002103627 A JP2002103627 A JP 2002103627A JP 2003299141 A JP2003299141 A JP 2003299141A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wireless communication
- physical layer
- communication unit
- communication device
- wireless
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 異なる物理層を有する無線通信システムをサ
ポートしようとすると、それぞれの物理層をもった無線
通信システムを2つ用意しなくてはならず、両方の周波
数帯の受信機が通電されていると電力消費が大きい。 【解決手段】 アクセスポイント100、無線端末装置
101は、IEEE802.11bの物理層の無線通信部の待ち受
けモードからIEEE802.11bの物理層の無線通信部へ切り
替えて通信を行う。無線端末装置101側が受信側のと
き、アクセスポイント100は、2.2Mbyte以上のデータ量
の場合に、また、無線端末装置101側が送信側のと
き、無線端末装置101は、2.5Mbyte以上のデータ量の
場合に、IEEE802.11aの物理層に切り替える。また、ア
クセスポイント100は、IEEE802.11bの信号以外で、キャ
リアセンス信号を頻繁に検出した場合、IEEE802.11aの
物理層のあるチャネルへ変更する。
ポートしようとすると、それぞれの物理層をもった無線
通信システムを2つ用意しなくてはならず、両方の周波
数帯の受信機が通電されていると電力消費が大きい。 【解決手段】 アクセスポイント100、無線端末装置
101は、IEEE802.11bの物理層の無線通信部の待ち受
けモードからIEEE802.11bの物理層の無線通信部へ切り
替えて通信を行う。無線端末装置101側が受信側のと
き、アクセスポイント100は、2.2Mbyte以上のデータ量
の場合に、また、無線端末装置101側が送信側のと
き、無線端末装置101は、2.5Mbyte以上のデータ量の
場合に、IEEE802.11aの物理層に切り替える。また、ア
クセスポイント100は、IEEE802.11bの信号以外で、キャ
リアセンス信号を頻繁に検出した場合、IEEE802.11aの
物理層のあるチャネルへ変更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共通の無線システ
ムで、複数の物理層を有する無線通信装置に関する。
ムで、複数の物理層を有する無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型のパソコンの普及により、
無線でネットワークを構成する無線LANシステム(wi
reless Local Area Network system)が増えてきてい
る。特にIEEE802.11で規格化された無線LANシステムで
は、現在普及している2.4GHz帯の直接拡散通信方式のIE
EE802.11bをはじめ、徐々に普及されてきた5GHz帯の直
交周波数分割多重(OFDM)方式のIEEE802.11aや、2.4GH
z帯でPBCC方式とOFDM方式のIEEE802.11gのように複数の
物理層が提案、規格化されている。
無線でネットワークを構成する無線LANシステム(wi
reless Local Area Network system)が増えてきてい
る。特にIEEE802.11で規格化された無線LANシステムで
は、現在普及している2.4GHz帯の直接拡散通信方式のIE
EE802.11bをはじめ、徐々に普及されてきた5GHz帯の直
交周波数分割多重(OFDM)方式のIEEE802.11aや、2.4GH
z帯でPBCC方式とOFDM方式のIEEE802.11gのように複数の
物理層が提案、規格化されている。
【0003】IEEE802.11の無線LANシステムにおいて
は、プロトコルは共通なのにも関わらず、物理層は上記
のように周波数帯や、変調方式が異なるため、互換性が
ない。しかしながら現在普及しているIEEE802.11bの無
線LANとIEEE802.11bより高速な通信が可能なIEEE802.11
aやIEEE802.11gを両方とも使用したいという要求は高ま
っている。
は、プロトコルは共通なのにも関わらず、物理層は上記
のように周波数帯や、変調方式が異なるため、互換性が
ない。しかしながら現在普及しているIEEE802.11bの無
線LANとIEEE802.11bより高速な通信が可能なIEEE802.11
aやIEEE802.11gを両方とも使用したいという要求は高ま
っている。
【0004】無線電話機においては携帯電話とパーソナ
ルハンディフォンシステムの両方をもつものがすでにあ
り、また、特開平09-233557のようにコードレス電話と
携帯電話を共有するものがある。
ルハンディフォンシステムの両方をもつものがすでにあ
り、また、特開平09-233557のようにコードレス電話と
携帯電話を共有するものがある。
【0005】また、IEEE802.11aとIEEE802.11bの両方を
使うことができるアクセスポイントはすでに発表されて
いる。
使うことができるアクセスポイントはすでに発表されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここでIEEE802.11gはI
EEE802.11bをサポートすることが義務づけられていて、
同じ周波数帯で共通のビーコンを用いるため、受信機は
1つでよいが、IEEE802.11aとIEEE802.11bを両方サポー
トしようとすると、それぞれの物理層をもった無線LAN
システムを2つ用意しなくてはならず、さらにそれぞれ
が独立に動作する場合、それぞれの周波数帯で無線通信
できるように、常に両方の周波数帯の受信機が通電され
ていなくてはならなかった。特にモバイル無線端末は通
常電池で動作しているため、常に両方の周波数帯の受信
機が通電されていると電池の消費が大きく、長時間の使
用に耐えないという問題があった。
EEE802.11bをサポートすることが義務づけられていて、
同じ周波数帯で共通のビーコンを用いるため、受信機は
1つでよいが、IEEE802.11aとIEEE802.11bを両方サポー
トしようとすると、それぞれの物理層をもった無線LAN
システムを2つ用意しなくてはならず、さらにそれぞれ
が独立に動作する場合、それぞれの周波数帯で無線通信
できるように、常に両方の周波数帯の受信機が通電され
ていなくてはならなかった。特にモバイル無線端末は通
常電池で動作しているため、常に両方の周波数帯の受信
機が通電されていると電池の消費が大きく、長時間の使
用に耐えないという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、第一
に、上位層が共通の無線システムで、複数の物理層の無
線通信部を有する無線通信装置において、待機は所定の
物理層の無線通信部で行い、通信はデータ量に応じた物
理層の無線通信部で通信することを特徴とする。
に、上位層が共通の無線システムで、複数の物理層の無
線通信部を有する無線通信装置において、待機は所定の
物理層の無線通信部で行い、通信はデータ量に応じた物
理層の無線通信部で通信することを特徴とする。
【0008】第二に、上位層が共通の無線システムで、
複数の物理層の無線通信部を有する無線通信装置におい
て、伝送しようとするデータがリアルタイム性を要求さ
れるか、否かに応じて、無線通信部を選択することを特
徴とする。
複数の物理層の無線通信部を有する無線通信装置におい
て、伝送しようとするデータがリアルタイム性を要求さ
れるか、否かに応じて、無線通信部を選択することを特
徴とする。
【0009】第三に、上位層が共通の無線システムで、
複数の物理層の無線通信部を有する無線通信装置におい
て、一つの物理層の無線通信経路において通信路の確保
ができない場合、他の物理層の無線通信部へ変更するこ
とを特徴とする。
複数の物理層の無線通信部を有する無線通信装置におい
て、一つの物理層の無線通信経路において通信路の確保
ができない場合、他の物理層の無線通信部へ変更するこ
とを特徴とする。
【0010】第四に、上位層が共通である複数の物理層
の無線通信部を有する第一の無線通信装置と、上位層が
共通である複数の物理層の無線通信部を有する第二の無
線通信装置を有し、第一の無線通信装置と第二の無線通
信装置の間で無線通信を行う無線通信システムにおい
て、待機は所定の物理層の無線通信部で行い、通信はデ
ータ量に応じた物理層の無線通信部で通信することを特
徴とする。
の無線通信部を有する第一の無線通信装置と、上位層が
共通である複数の物理層の無線通信部を有する第二の無
線通信装置を有し、第一の無線通信装置と第二の無線通
信装置の間で無線通信を行う無線通信システムにおい
て、待機は所定の物理層の無線通信部で行い、通信はデ
ータ量に応じた物理層の無線通信部で通信することを特
徴とする。
【0011】第五に、上位層が共通である複数の物理層
の無線通信部を有する第一の無線通信装置と、上位層が
共通である複数の物理層の無線通信部を有する第二の無
線通信装置を有し、第一の無線通信装置と第二の無線通
信装置の間で無線通信を行う無線通信システムにおい
て、伝送しようとするデータがリアルタイム性を要求さ
れるか、否かに応じて、無線通信部を選択することを特
徴とする。
の無線通信部を有する第一の無線通信装置と、上位層が
共通である複数の物理層の無線通信部を有する第二の無
線通信装置を有し、第一の無線通信装置と第二の無線通
信装置の間で無線通信を行う無線通信システムにおい
て、伝送しようとするデータがリアルタイム性を要求さ
れるか、否かに応じて、無線通信部を選択することを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態を図1に基き説明する。
1の実施の形態を図1に基き説明する。
【0013】図1において、100は有線LANと接続され、
かつ、IEEE802.11aの物理層の無線通信部11aとIEEE802.
11bの物理層の無線通信部11bとを有し、上位層はIEEE80
2.11準拠のアクセスポイント、101はIEEE802.11aの物理
層の無線通信部12aとIEEE802.11bの物理層の無線通信部
12bとを有し、上位層はIEEE802.11準拠のモバイル無線
端末である。アクセスポイント100のIEEE802.11aの物理
層の無線通信部11aとモバイル無線端末101のIEEE802.11
aの物理層の無線通信部12aの構成、消費電力は、共通で
あり、また、アクセスポイント100のIEEE802.11bの物理
層の無線通信部11bとモバイル無線端末101のIEEE802.11
bの物理層の無線通信部12bの構成、消費電力は、共通で
ある。
かつ、IEEE802.11aの物理層の無線通信部11aとIEEE802.
11bの物理層の無線通信部11bとを有し、上位層はIEEE80
2.11準拠のアクセスポイント、101はIEEE802.11aの物理
層の無線通信部12aとIEEE802.11bの物理層の無線通信部
12bとを有し、上位層はIEEE802.11準拠のモバイル無線
端末である。アクセスポイント100のIEEE802.11aの物理
層の無線通信部11aとモバイル無線端末101のIEEE802.11
aの物理層の無線通信部12aの構成、消費電力は、共通で
あり、また、アクセスポイント100のIEEE802.11bの物理
層の無線通信部11bとモバイル無線端末101のIEEE802.11
bの物理層の無線通信部12bの構成、消費電力は、共通で
ある。
【0014】アクセスポイント100は、内蔵するメモ
リに格納されたプログラムに基づき、IEEE802.11aの物
理層の無線通信部11aとIEEE802.11bの物理層の無線通信
部11bのいずれかを選択するコンピュータである。ま
た、無線端末装置101は、内蔵するメモリに格納され
たプログラムに基づき、IEEE802.11aの物理層の無線通
信部12aとIEEE802.11bの物理層の無線通信部12bのいず
れかを選択するコンピュータである。
リに格納されたプログラムに基づき、IEEE802.11aの物
理層の無線通信部11aとIEEE802.11bの物理層の無線通信
部11bのいずれかを選択するコンピュータである。ま
た、無線端末装置101は、内蔵するメモリに格納され
たプログラムに基づき、IEEE802.11aの物理層の無線通
信部12aとIEEE802.11bの物理層の無線通信部12bのいず
れかを選択するコンピュータである。
【0015】ここで、IEEE802.11aの物理層の無線通信
部(11a、12a)の消費電力は、受信待機時は、900mW、
受信時は、1300mW、送信時は、1700mWになっており、IE
EE 802.11bの物理層の無線通信部(11b、12b)の消費電
力は、受信待機時は、780mW、受信時は、700mW、送信時
は、1155mWになっているものとする。この場合、IEEE80
2.11bの物理層の無線通信部(11b、12b)の受信待ち受
け時の消費電力(700mW)は、IEEE 802.11aの物理層の
無線通信部(11a、12a)の受信待ち受け時の消費電力
(900mW)より少ない。
部(11a、12a)の消費電力は、受信待機時は、900mW、
受信時は、1300mW、送信時は、1700mWになっており、IE
EE 802.11bの物理層の無線通信部(11b、12b)の消費電
力は、受信待機時は、780mW、受信時は、700mW、送信時
は、1155mWになっているものとする。この場合、IEEE80
2.11bの物理層の無線通信部(11b、12b)の受信待ち受
け時の消費電力(700mW)は、IEEE 802.11aの物理層の
無線通信部(11a、12a)の受信待ち受け時の消費電力
(900mW)より少ない。
【0016】したがって、このシステムでは、アクセス
ポイント100はビーコンをIEEE 802.11bの物理層の無線
通信部11bから出している。モバイル無線端末101ではIE
EE 802.11aの物理層の無線通信部12aの電源は入ってな
く、IEEE802.11bの物理層の無線通信部12bがビーコンや
RTS(Request to Send)を受信できるように待ち受けモー
ドになって待機している。
ポイント100はビーコンをIEEE 802.11bの物理層の無線
通信部11bから出している。モバイル無線端末101ではIE
EE 802.11aの物理層の無線通信部12aの電源は入ってな
く、IEEE802.11bの物理層の無線通信部12bがビーコンや
RTS(Request to Send)を受信できるように待ち受けモー
ドになって待機している。
【0017】IEEE802.11aの物理層の無線通信部11a、12
aでデータを受信する場合とIEEE802.11bの物理層の無線
通信部11b、12bでデータを受信する場合を比較すると、
IEEE802.11aの物理層の無線通信部(11a、12a)の方がI
EEE802.11bの物理層の無線通信部(11b、12b)より演算
量が多いので、通常IEEE802.11aの物理層の無線通信部
(11a、12a)の方がIEEE 802.11bの物理層の無線通信部
(11b、12b)より消費電力が大きい。
aでデータを受信する場合とIEEE802.11bの物理層の無線
通信部11b、12bでデータを受信する場合を比較すると、
IEEE802.11aの物理層の無線通信部(11a、12a)の方がI
EEE802.11bの物理層の無線通信部(11b、12b)より演算
量が多いので、通常IEEE802.11aの物理層の無線通信部
(11a、12a)の方がIEEE 802.11bの物理層の無線通信部
(11b、12b)より消費電力が大きい。
【0018】しかし、IEEE802.11aの方が、IEEE802.11b
よりも伝送速度が最大で5倍近いので、通信路が十分確
保されていれば、データ量が一定以上大きいときにはIE
EE802.11aの方が消費電力は少なくてすむ。
よりも伝送速度が最大で5倍近いので、通信路が十分確
保されていれば、データ量が一定以上大きいときにはIE
EE802.11aの方が消費電力は少なくてすむ。
【0019】図2はデータ量とIEEE802.11aとIEEE802.1
1bの各物理層の無線通信部の受信時におけるデータ量と
消費電力の関係(最大伝送速度での比較)を示してい
る。図2の例で1.7Mbyte以上のデータ量であればIEEE80
2.11aの物理層の無線通信部(11a、12b)の方がIEEE80
2.11bの物理層の無線通信部(11b、12b)より受信時に
消費電力が少なくてすむことを示している。
1bの各物理層の無線通信部の受信時におけるデータ量と
消費電力の関係(最大伝送速度での比較)を示してい
る。図2の例で1.7Mbyte以上のデータ量であればIEEE80
2.11aの物理層の無線通信部(11a、12b)の方がIEEE80
2.11bの物理層の無線通信部(11b、12b)より受信時に
消費電力が少なくてすむことを示している。
【0020】図3はデータ量とIEEE802.11aとIEEE802.1
1bの各物理層の無線通信部の送信時の消費電力の関係
(最大伝送速度での比較)を示している。図3の例では
1.9MKbyte以上のデータ量であればIEEE802.11aの物理層
の無線通信部(11a、12a)の方がIEEE802.11bの物理層
の無線通信部(11b、12b)より送信時に消費電力が少な
くてすむことを示している。
1bの各物理層の無線通信部の送信時の消費電力の関係
(最大伝送速度での比較)を示している。図3の例では
1.9MKbyte以上のデータ量であればIEEE802.11aの物理層
の無線通信部(11a、12a)の方がIEEE802.11bの物理層
の無線通信部(11b、12b)より送信時に消費電力が少な
くてすむことを示している。
【0021】図4はIEEE802.11bの物理層の無線通信部
の待ち受けモードからIEEE802.11bの物理層の無線通信
部へ切り替えて通信を行う手順を示している。
の待ち受けモードからIEEE802.11bの物理層の無線通信
部へ切り替えて通信を行う手順を示している。
【0022】図4の手順によれば、送信側はIEEE802.11
bの物理層の無線通信部(11b、12b)で、RTSを送信し、
受信側のIEEE802.11bの物理層の無線通信部(12b、11
b)からCTSを受ける。次に送信側はIEEE802.11bの物理
層の無線通信部(11b、12b)で、IEEE802.11aの物理層
要求を出し、受信側IEEE802.11bの物理層の無線通信部
(12b、11b)からのAck信号を受け取ってから、IEEE80
2.11aの物理層での通信に切り替える。受信側はIEEE80
2.11bの物理層の無線通信部(12b、11b)からAck信号を
送信し終えたらすぐにIEEE802.11aの物理層での通信に
切り替える。
bの物理層の無線通信部(11b、12b)で、RTSを送信し、
受信側のIEEE802.11bの物理層の無線通信部(12b、11
b)からCTSを受ける。次に送信側はIEEE802.11bの物理
層の無線通信部(11b、12b)で、IEEE802.11aの物理層
要求を出し、受信側IEEE802.11bの物理層の無線通信部
(12b、11b)からのAck信号を受け取ってから、IEEE80
2.11aの物理層での通信に切り替える。受信側はIEEE80
2.11bの物理層の無線通信部(12b、11b)からAck信号を
送信し終えたらすぐにIEEE802.11aの物理層での通信に
切り替える。
【0023】ここで送信側はIEEE802.11aの物理層の無
線通信部(11a、12a)で、RTSを送信し、受信側のIEEE8
02.11aの物理層の無線通信部(12a、11a)からCTSを受
ける。実際のデータはこの後IEEE802.11aの物理層の無
線通信部(11a、12a)で送信され、送信側は、受信側の
IEEE802.11aの物理層の無線通信部(12a、11a)からのA
ck信号を受け取ったら、IEEE802.11bの物理層の無線通
信部(11b、12b)での通信にもどす。受信側はAck信号
を送信し終えたらすぐにIEEE802.11bの物理層の無線通
信部(12b、11b)での通信に戻す。
線通信部(11a、12a)で、RTSを送信し、受信側のIEEE8
02.11aの物理層の無線通信部(12a、11a)からCTSを受
ける。実際のデータはこの後IEEE802.11aの物理層の無
線通信部(11a、12a)で送信され、送信側は、受信側の
IEEE802.11aの物理層の無線通信部(12a、11a)からのA
ck信号を受け取ったら、IEEE802.11bの物理層の無線通
信部(11b、12b)での通信にもどす。受信側はAck信号
を送信し終えたらすぐにIEEE802.11bの物理層の無線通
信部(12b、11b)での通信に戻す。
【0024】実際には以上の手順を踏まなくてはならな
いので、IEEE802.11aの物理層に切り替えてデータを伝
送する場合には図2、図3で示したデータ量より大きい
データ量でなければ切り替えると却って受信側の電力消
費が多くなる。アクセスポイント100とモバイル無線
端末101との通信の場合、アクセスポイント100が
電源ラインと接続されていて、モバイル無線端末101
が電池駆動の場合が多いので、モバイル無線端末101
側でなるべく低消費電力になるようにしなくてはならな
い。
いので、IEEE802.11aの物理層に切り替えてデータを伝
送する場合には図2、図3で示したデータ量より大きい
データ量でなければ切り替えると却って受信側の電力消
費が多くなる。アクセスポイント100とモバイル無線
端末101との通信の場合、アクセスポイント100が
電源ラインと接続されていて、モバイル無線端末101
が電池駆動の場合が多いので、モバイル無線端末101
側でなるべく低消費電力になるようにしなくてはならな
い。
【0025】モバイル無線端末101側が受信側のと
き、図2の例の場合、物理層の変更手続きまで含めて考
えると、アクセスポイント100は、例えば2.2Mbyte以上
のデータ量の場合、IEEE802.11aの物理層に切り替え
る。また、モバイル無線端末101側が送信側のとき、
図3の例の場合、物理層の変更手続きまで含めて考える
と、モバイル無線端末101は、例えば2.5Mbyte以上の
データ量の場合、IEEE802.11aの物理層に切り替える。
このように、アクセスポイント100(第一の無線通信
装置)と無線端末装置101(第二の無線通信装置)を
有し、アクセスポイント100と無線端末装置101の
間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、アクセ
スポイント100は、内蔵するメモリに格納されたプロ
グラムに従い、送信データ量と第一の基準(2.2Mbyte以
上か)に応じて、データの送信に用いる物理層(IEEE80
2.11aかbか)を選択し、無線端末装置101は、内蔵す
るメモリに格納されたプログラムに従い、送信データ量
と第二の基準(2.5Mbyte以上か)に応じて、データの送
信に用いる物理層(IEEE802.11aかbか)を選択する。
き、図2の例の場合、物理層の変更手続きまで含めて考
えると、アクセスポイント100は、例えば2.2Mbyte以上
のデータ量の場合、IEEE802.11aの物理層に切り替え
る。また、モバイル無線端末101側が送信側のとき、
図3の例の場合、物理層の変更手続きまで含めて考える
と、モバイル無線端末101は、例えば2.5Mbyte以上の
データ量の場合、IEEE802.11aの物理層に切り替える。
このように、アクセスポイント100(第一の無線通信
装置)と無線端末装置101(第二の無線通信装置)を
有し、アクセスポイント100と無線端末装置101の
間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、アクセ
スポイント100は、内蔵するメモリに格納されたプロ
グラムに従い、送信データ量と第一の基準(2.2Mbyte以
上か)に応じて、データの送信に用いる物理層(IEEE80
2.11aかbか)を選択し、無線端末装置101は、内蔵す
るメモリに格納されたプログラムに従い、送信データ量
と第二の基準(2.5Mbyte以上か)に応じて、データの送
信に用いる物理層(IEEE802.11aかbか)を選択する。
【0026】伝送しようとしているデータがリアルタイ
ム性を要求されるもので、しかもデータ量が大きい場合
にはIEEE802.11bの物理層では伝送できず、IEEE802.11a
の物理層ならば伝送できる場合がある。この場合には上
記と同様な手順で通信部をIEEE802.11aの物理層に変更
し、データ伝送を行う。すなわち、伝送しようとするデ
ータがリアルタイム性を要求されるか、否かに応じて、
無線通信部を選択する。
ム性を要求されるもので、しかもデータ量が大きい場合
にはIEEE802.11bの物理層では伝送できず、IEEE802.11a
の物理層ならば伝送できる場合がある。この場合には上
記と同様な手順で通信部をIEEE802.11aの物理層に変更
し、データ伝送を行う。すなわち、伝送しようとするデ
ータがリアルタイム性を要求されるか、否かに応じて、
無線通信部を選択する。
【0027】なお、ここでは、上位層が共通の無線シス
テムで、2つの物理層を有する形態を説明したが、物理
層が3つ以上ある形態にも、本発明は、適用可能であ
り、その形態においては、伝送しようとするデータがリ
アルタイム性を要求されるデータであり、上記複数の物
理層の無線通信部の中で上記リアルタイム性を要求され
るデータを伝送可能できる物理層の無線通信部と伝送可
能でない物理層の無線通信部とが存在する場合、上記リ
アルタイム性を要求されるデータを伝送可能できる物理
層の無線通信部の中で、伝送するのに最も消費電力が少
ない物理層の無線通信部で通信する。
テムで、2つの物理層を有する形態を説明したが、物理
層が3つ以上ある形態にも、本発明は、適用可能であ
り、その形態においては、伝送しようとするデータがリ
アルタイム性を要求されるデータであり、上記複数の物
理層の無線通信部の中で上記リアルタイム性を要求され
るデータを伝送可能できる物理層の無線通信部と伝送可
能でない物理層の無線通信部とが存在する場合、上記リ
アルタイム性を要求されるデータを伝送可能できる物理
層の無線通信部の中で、伝送するのに最も消費電力が少
ない物理層の無線通信部で通信する。
【0028】無線端末101は、通信に用いられていな
い物理層の電源を切り、消費電力を減らす。なお、他の
形態では、電源を切る代わりに、無線通信に用いられて
いない物理層の無線通信部のディジタル回路のクロック
を止める。
い物理層の電源を切り、消費電力を減らす。なお、他の
形態では、電源を切る代わりに、無線通信に用いられて
いない物理層の無線通信部のディジタル回路のクロック
を止める。
【0029】(第2の実施の形態)図5から図7は本発
明の第2の実施の形態示したフローチャートで、IEEE80
2.11aの物理層の無線通信部とIEEE802.11bの物理層の無
線通信部を有する無線LAN装置で、IEEE802.11bの物理層
で送信しようとしたとき干渉が多く通信経路が確保しに
くいときのチャネル、及び物理層の変更手順を示してい
る。図5、図6は、アクセスポイント100の動作を示
すフローチャートであり、図7は、無線端末101の動
作を示すフローチャートである。図5、図6は、アクセ
スポイント100が内蔵するメモリに格納されたプログ
ラムの一部を示し、コンピュータであるアクセスポイン
ト100は、このプログラムにしたがって、以下に説明
するように動作する。また、図7は、無線端末装置10
1が内蔵するメモリに格納されたプログラムの一部を示
し、コンピュータである無線端末装置101は、このプ
ログラムにしたがって、以下に説明するように動作す
る。
明の第2の実施の形態示したフローチャートで、IEEE80
2.11aの物理層の無線通信部とIEEE802.11bの物理層の無
線通信部を有する無線LAN装置で、IEEE802.11bの物理層
で送信しようとしたとき干渉が多く通信経路が確保しに
くいときのチャネル、及び物理層の変更手順を示してい
る。図5、図6は、アクセスポイント100の動作を示
すフローチャートであり、図7は、無線端末101の動
作を示すフローチャートである。図5、図6は、アクセ
スポイント100が内蔵するメモリに格納されたプログ
ラムの一部を示し、コンピュータであるアクセスポイン
ト100は、このプログラムにしたがって、以下に説明
するように動作する。また、図7は、無線端末装置10
1が内蔵するメモリに格納されたプログラムの一部を示
し、コンピュータである無線端末装置101は、このプ
ログラムにしたがって、以下に説明するように動作す
る。
【0030】図5のS501、図7のS601において
アクセスポイント100と通信可能な無線端末101はIEEE80
2.11bの決められたチャネルで受信待ちモードで待機し
ている。アクセスポイント100は、受信待ちモードに
おいて、無線通信部11bからビーコンを送出している。
アクセスポイント100の無線通信部11aの電源は、オ
フ、無線通信部11bの電源は、オン、無線端末101の
無線通信部12aの電源は、オフ、無線通信部12aの電源
は、オンである。なお、アクセスポイント100の無線
通信部11aの電源は、オンにしておいてもよい。また、
電源をオフする代わりに、消費電力の少ないモードに設
定してもよい。ここで、無線端末は複数の場合が多いが
説明を簡単にするので、省略する。
アクセスポイント100と通信可能な無線端末101はIEEE80
2.11bの決められたチャネルで受信待ちモードで待機し
ている。アクセスポイント100は、受信待ちモードに
おいて、無線通信部11bからビーコンを送出している。
アクセスポイント100の無線通信部11aの電源は、オ
フ、無線通信部11bの電源は、オン、無線端末101の
無線通信部12aの電源は、オフ、無線通信部12aの電源
は、オンである。なお、アクセスポイント100の無線
通信部11aの電源は、オンにしておいてもよい。また、
電源をオフする代わりに、消費電力の少ないモードに設
定してもよい。ここで、無線端末は複数の場合が多いが
説明を簡単にするので、省略する。
【0031】無線端末101において、ビーコンやデータ
等のIEEE802.11bの決められた信号以外で、キャリアセ
ンス信号が無線通信部12bで頻繁に検出される場合(S
601)、キャリアセンス信号を頻繁に検出した無線端
末101はチャネル変更要求を無線通信部12bからアク
セスポイント100へ送る(S602)。ここでは、IEEE8
02.11bの伝送路の状態を検出するために、キャリアセン
スを用いているが、伝送路の状態を検出する方法は、キ
ャリアセンスに限らず、エラーレートなど、他の公知の
方法を用いることができる。
等のIEEE802.11bの決められた信号以外で、キャリアセ
ンス信号が無線通信部12bで頻繁に検出される場合(S
601)、キャリアセンス信号を頻繁に検出した無線端
末101はチャネル変更要求を無線通信部12bからアク
セスポイント100へ送る(S602)。ここでは、IEEE8
02.11bの伝送路の状態を検出するために、キャリアセン
スを用いているが、伝送路の状態を検出する方法は、キ
ャリアセンスに限らず、エラーレートなど、他の公知の
方法を用いることができる。
【0032】アクセスポイント100は自らがIEEE802.11b
の決められた信号以外で、キャリアセンス信号を無線通
信部11bで頻繁に検出した場合や、無線端末からチャネ
ル変更要求を無線通信部11bで受信したら(S50
1)、IEEE802.11bの今まで使用していなかった全周波
数帯域で無線通信部11bキャリアセンスをし、空いてい
るチャネルを探す(S502)。
の決められた信号以外で、キャリアセンス信号を無線通
信部11bで頻繁に検出した場合や、無線端末からチャネ
ル変更要求を無線通信部11bで受信したら(S50
1)、IEEE802.11bの今まで使用していなかった全周波
数帯域で無線通信部11bキャリアセンスをし、空いてい
るチャネルを探す(S502)。
【0033】空いているチャネルがあった場合(S50
3)、アクセスポイント100はそのチャネルへの変更通
知を無線通信部11bからブロードキャスト、またはユニ
キャストで送信する(S504)。
3)、アクセスポイント100はそのチャネルへの変更通
知を無線通信部11bからブロードキャスト、またはユニ
キャストで送信する(S504)。
【0034】各無線端末101ではアクセスポイント10
0からのチャネル変更通知を無線通信部12bで受信したら
(S603)、無線通信部12bからAck信号を返送し、無
線通信部12bの使用チャネルを変更し(S604)、無
線通信部12bで変更後のチャネルのキャリアセンスを行
い(S604A)、S601へ戻って、変更後のチャネ
ルで受信待ちモードで待機する。
0からのチャネル変更通知を無線通信部12bで受信したら
(S603)、無線通信部12bからAck信号を返送し、無
線通信部12bの使用チャネルを変更し(S604)、無
線通信部12bで変更後のチャネルのキャリアセンスを行
い(S604A)、S601へ戻って、変更後のチャネ
ルで受信待ちモードで待機する。
【0035】アクセスポイント100はすべての無線端末
からAck信号を無線通信部11bで受信したら(S50
5)、無線通信部11bの使用チャネルを変更し(S50
6)、無線通信部11bで変更後のチャネルのキャリアセ
ンスを行い(S506A)、S501へ戻って、変更後
のチャネルで受信待ちモードで待機する。
からAck信号を無線通信部11bで受信したら(S50
5)、無線通信部11bの使用チャネルを変更し(S50
6)、無線通信部11bで変更後のチャネルのキャリアセ
ンスを行い(S506A)、S501へ戻って、変更後
のチャネルで受信待ちモードで待機する。
【0036】S503において、空いているチャネルが
なかった場合、アクセスポイント100はIEEE802.11aの物
理層のあるチャネルへの変更通知を無線通信部11bから
ブロードキャスト、またはユニキャストで送信する(S
511)。S511では、例えば、無線通信部11aでキ
ャリアセンスして、空いているチャネルを探し、見つか
ったチャネルへの変更通知を、無線通信部11bからブロ
ードキャスト、またはマルチキャストで送信する。
なかった場合、アクセスポイント100はIEEE802.11aの物
理層のあるチャネルへの変更通知を無線通信部11bから
ブロードキャスト、またはユニキャストで送信する(S
511)。S511では、例えば、無線通信部11aでキ
ャリアセンスして、空いているチャネルを探し、見つか
ったチャネルへの変更通知を、無線通信部11bからブロ
ードキャスト、またはマルチキャストで送信する。
【0037】各無線端末101ではアクセスポイント10
0からの物理層の変更通知を無線通信部12bで受信したら
(S611)、無線通信部12bからAck信号を返送し、IE
EE802.11aの物理層の通知されたチャネルへ変更し(S
612)、S611で受信した変更通知で通知されたチ
ャネルを、無線通信部12aでキャリアセンスして(S6
12A)、受信待機する。ここでは、物理層の変更通知
を送信したが、無線端末101が、IEEE 802.11bのビー
コンが無線通信部12bで受信できなくなったことを検出
すると、無線通信部12aでIEEE 802.11aのビーコンを探
し、自立的に、IEEE 802.11aのチャネルに移動するよう
にしてもよい。
0からの物理層の変更通知を無線通信部12bで受信したら
(S611)、無線通信部12bからAck信号を返送し、IE
EE802.11aの物理層の通知されたチャネルへ変更し(S
612)、S611で受信した変更通知で通知されたチ
ャネルを、無線通信部12aでキャリアセンスして(S6
12A)、受信待機する。ここでは、物理層の変更通知
を送信したが、無線端末101が、IEEE 802.11bのビー
コンが無線通信部12bで受信できなくなったことを検出
すると、無線通信部12aでIEEE 802.11aのビーコンを探
し、自立的に、IEEE 802.11aのチャネルに移動するよう
にしてもよい。
【0038】アクセスポイント100はすべての無線端末
からAck信号を無線通信部11bで受信したら(S51
2)、IEEE802.11aの物理層の通知したチャネルへ変更
する(S513)。
からAck信号を無線通信部11bで受信したら(S51
2)、IEEE802.11aの物理層の通知したチャネルへ変更
する(S513)。
【0039】無線端末101は通信に用いられていない
物理層の電源を切り、消費電力を減らす。すなわち、S
612では、無線通信部11bの電源を切り、無線通信部1
1aの電源を入れる。なお、他の形態では、電源を切る代
わりに、無線通信に用いられていない物理層の無線通信
部のディジタル回路のクロックを止める。
物理層の電源を切り、消費電力を減らす。すなわち、S
612では、無線通信部11bの電源を切り、無線通信部1
1aの電源を入れる。なお、他の形態では、電源を切る代
わりに、無線通信に用いられていない物理層の無線通信
部のディジタル回路のクロックを止める。
【0040】アクセスポイント100では、物理層をIEEE8
02.11aに変更してIEEE802.11aのビーコンを無線通信部1
1aから送出し、上記のIEEE802.11aのチャネルを無線通
信部11aでキャリアセンスするとともに、無線通信部11b
のキャリアセンスに関わる回路は通電しておき、無線通
信部11bによりIEEE802.11bの全周波数帯域でキャリアセ
ンスをする(S514)。そして、IEEE802.11bのチャ
ネルで、空いているチャネルがあれば(S515)、IE
EE802.11bの物理層の空いているチャネルへの変更通知
を無線通信部11aからブロードキャスト、またはユニキ
ャストで送信する(S516)。すなわち、アクセスポ
イント100は、S503でIEEE802.11aの物理層での
受信待機を選択した場合に、S505で検出したIEEE80
2.11bの物理層の状態に応じて、IEEE802.11b の物理層
の伝送路が無線端末装置101との通信が可能な状態で
あると判断すると、IEEE802.11bの物理層での受信待機
に、変更する。
02.11aに変更してIEEE802.11aのビーコンを無線通信部1
1aから送出し、上記のIEEE802.11aのチャネルを無線通
信部11aでキャリアセンスするとともに、無線通信部11b
のキャリアセンスに関わる回路は通電しておき、無線通
信部11bによりIEEE802.11bの全周波数帯域でキャリアセ
ンスをする(S514)。そして、IEEE802.11bのチャ
ネルで、空いているチャネルがあれば(S515)、IE
EE802.11bの物理層の空いているチャネルへの変更通知
を無線通信部11aからブロードキャスト、またはユニキ
ャストで送信する(S516)。すなわち、アクセスポ
イント100は、S503でIEEE802.11aの物理層での
受信待機を選択した場合に、S505で検出したIEEE80
2.11bの物理層の状態に応じて、IEEE802.11b の物理層
の伝送路が無線端末装置101との通信が可能な状態で
あると判断すると、IEEE802.11bの物理層での受信待機
に、変更する。
【0041】各無線端末101ではアクセスポイント10
0からの物理層の変更通知を無線通信部12aで受信したら
(S613)、Ack信号を無線通信部12aから返送し、IE
EE802.11bの物理層の通知されたチャネルへ変更し(S
614)、S613で受信した変更通知で指定されたチ
ャネルのキャリアセンスを無線通信部12bで行い(S6
14A)、S601へ戻って、変更後のチャネルで受信
待ちモードで待機する。この受信待ちモードにおいて
は、無線通信部12bで、データの受信、送信を行う。な
お、S612でIEEE802.11aに物理層を変更した後、S
613でIEEE802.11bへの再変更が通知されるまでの間
は、無線通信部12aで、データの受信、送信を行う。
0からの物理層の変更通知を無線通信部12aで受信したら
(S613)、Ack信号を無線通信部12aから返送し、IE
EE802.11bの物理層の通知されたチャネルへ変更し(S
614)、S613で受信した変更通知で指定されたチ
ャネルのキャリアセンスを無線通信部12bで行い(S6
14A)、S601へ戻って、変更後のチャネルで受信
待ちモードで待機する。この受信待ちモードにおいて
は、無線通信部12bで、データの受信、送信を行う。な
お、S612でIEEE802.11aに物理層を変更した後、S
613でIEEE802.11bへの再変更が通知されるまでの間
は、無線通信部12aで、データの受信、送信を行う。
【0042】アクセスポイント100はすべての無線端末
からAck信号を無線通信部11aで受信したら(S51
7)、IEEE 802.11bの物理層の通知したチャネルへ変更
し(S518)、変更後のチャネルを無線通信部11bで
キャリアセンスし(S518A)、S501へ戻って、
無線通信部11bからIEEE802.11bのビーコンを送出しなが
ら、変更後のチャネルで受信待ちモードで待機する。こ
の受信待ちモードにおいては、無線通信部11bで、デー
タの受信、送信を行う。なお、S513でIEEE802.11a
に物理層を変更した後、S518でIEEE802.11bへ再変
更するまでの間は、無線通信部11aで、データの受信、
送信を行う。また、上記の形態では、IEEE802.11a、bの
受信待ちモードにおいて、アクセスポイント100から
ビーコンを送出したが、無線端末装置101からビーコ
ンを送出するようにしてもよい。
からAck信号を無線通信部11aで受信したら(S51
7)、IEEE 802.11bの物理層の通知したチャネルへ変更
し(S518)、変更後のチャネルを無線通信部11bで
キャリアセンスし(S518A)、S501へ戻って、
無線通信部11bからIEEE802.11bのビーコンを送出しなが
ら、変更後のチャネルで受信待ちモードで待機する。こ
の受信待ちモードにおいては、無線通信部11bで、デー
タの受信、送信を行う。なお、S513でIEEE802.11a
に物理層を変更した後、S518でIEEE802.11bへ再変
更するまでの間は、無線通信部11aで、データの受信、
送信を行う。また、上記の形態では、IEEE802.11a、bの
受信待ちモードにおいて、アクセスポイント100から
ビーコンを送出したが、無線端末装置101からビーコ
ンを送出するようにしてもよい。
【0043】以上、複数の無線通信部を有する形態を説
明したが、本発明は、上記形態に限定されるものではな
く、1つの無線通信部のモードを変更することにより、
無線通信システムの物理層を変更して、本発明を実現す
ることも、可能である。 IEEE802.11bの物理層の通信
部の受信待機時における消費電力はIEEE802.11aの物理
層の通信部の受信待機時における消費電力より少ないの
で、IEEE802.11bの物理層に戻す事によって無線端末に
おける消費電力を抑え、無線端末がバッテリ駆動の場
合、長時間の使用が可能になる。
明したが、本発明は、上記形態に限定されるものではな
く、1つの無線通信部のモードを変更することにより、
無線通信システムの物理層を変更して、本発明を実現す
ることも、可能である。 IEEE802.11bの物理層の通信
部の受信待機時における消費電力はIEEE802.11aの物理
層の通信部の受信待機時における消費電力より少ないの
で、IEEE802.11bの物理層に戻す事によって無線端末に
おける消費電力を抑え、無線端末がバッテリ駆動の場
合、長時間の使用が可能になる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、上位層が共通の無線シ
ステムで、複数の物理層の無線通信部を有する無線通信
装置において、消費電力を節約できる。また、干渉を回
避することが可能になる。
ステムで、複数の物理層の無線通信部を有する無線通信
装置において、消費電力を節約できる。また、干渉を回
避することが可能になる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】データ量とIEEE802.11aとIEEE802.11bの各物理
層の無線通信部の受信時の消費電力の関係の一例を示し
た図である。
層の無線通信部の受信時の消費電力の関係の一例を示し
た図である。
【図3】データ量とIEEE802.11aとIEEE802.11bの各物理
層の無線通信部の送信時の消費電力の関係の一例を示し
た図である。
層の無線通信部の送信時の消費電力の関係の一例を示し
た図である。
【図4】IEEE802.11bの物理層の無線通信部の待ち受け
モードからIEEE802.11bの物理層の無線通信部へ切り替
えて通信を行う手順を示した図である。
モードからIEEE802.11bの物理層の無線通信部へ切り替
えて通信を行う手順を示した図である。
【図5】無線LAN装置のアクセスポイントのチャネル、
及び物理層の変更手順を示したフローチャートの図であ
る。
及び物理層の変更手順を示したフローチャートの図であ
る。
【図6】無線LAN装置のアクセルポイントのチャネル、
及び物理層の変更手順を示したフローチャートの図であ
る。
及び物理層の変更手順を示したフローチャートの図であ
る。
【図7】無線LAN装置の無線端末のチャネル、及び物理
層の変更手順を示したフローチャートの図である。
層の変更手順を示したフローチャートの図である。
100 アクセスポイント
101 モバイル無線端末
11a アクセスポイント100のIEEE802.11aの物理層の無
線通信部 11b アクセスポイント100のIEEE802.11bの物理層の無
線通信部 12a モバイル無線端末101のIEEE802.11aの物理層の無
線通信部 12b モバイル無線端末101のIEEE802.11bの物理層の無
線通信部
線通信部 11b アクセスポイント100のIEEE802.11bの物理層の無
線通信部 12a モバイル無線端末101のIEEE802.11aの物理層の無
線通信部 12b モバイル無線端末101のIEEE802.11bの物理層の無
線通信部
Claims (11)
- 【請求項1】 上位層が共通の無線システムで、複数の
物理層の無線通信部を有する無線通信装置において、待
機は所定の物理層の無線通信部で行い、通信はデータ量
に応じた物理層の無線通信部で通信することを特徴とす
る無線通信装置。 - 【請求項2】 上位層が共通の無線システムで、複数の
物理層の無線通信部を有する無線通信装置において、伝
送しようとするデータがリアルタイム性を要求される
か、否かに応じて、無線通信部を選択することを特徴と
する無線通信装置。 - 【請求項3】 上位層が共通の無線システムで、複数の
物理層の無線通信部を有する無線通信装置において、一
つの物理層の無線通信経路において通信路の確保ができ
ない場合、他の物理層の無線通信部へ変更することを特
徴とする無線通信装置。 - 【請求項4】 上位層が共通である複数の物理層の無線
通信部を有する第一の無線通信装置と、上位層が共通で
ある複数の物理層の無線通信部を有する第二の無線通信
装置を有し、第一の無線通信装置と第二の無線通信装置
の間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、 待機は所定の物理層の無線通信部で行い、通信はデータ
量に応じた物理層の無線通信部で通信することを特徴と
する無線通信システム。 - 【請求項5】 上位層が共通である複数の物理層の無線
通信部を有する第一の無線通信装置と、上位層が共通で
ある複数の物理層の無線通信部を有する第二の無線通信
装置を有し、第一の無線通信装置と第二の無線通信装置
の間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、 伝送しようとするデータがリアルタイム性を要求される
か、否かに応じて、無線通信部を選択することを特徴と
する無線通信システム。 - 【請求項6】 通信をしようとしている相手に、上記待
機に用いる物理層を用いて通信して、物理層を変更させ
ることを特徴とする上記請求項1乃至3の無線通信装置
または上記請求項4乃至5の無線通信システム。 - 【請求項7】 無線通信に用いられていない物理層の無
線通信部は電源が切られていることを特徴とする上記請
求項1乃至3の無線通信装置または上記請求項4乃至5
の無線通信システム。 - 【請求項8】 無線通信に用いられていない物理層の無
線通信部のディジタル回路のクロックを止めることを特
徴とする上記請求項1乃至3の無線通信装置または上記
請求項4乃至5の無線通信システム。 - 【請求項9】 第一の無線通信装置と第二の無線通信装
置を有し、第一の無線通信装置と第二の無線通信装置の
間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、第一の
無線通信装置は、送信データ量と第一の基準に応じて、
データの送信に用いる物理層を選択し、第二の無線通信
装置は、送信データ量と第二の基準に応じて、データの
送信に用いる物理層を選択することを特徴とする無線通
信システム。 - 【請求項10】 第一の物理層または第二の物理層で受
信待機する無線通信装置において、 第一の物理層において受信待機するか、第二の物理層で
受信待機するか、選択する選択手段と、 第一の物理層の状態を検出する検出手段とを有し、 前記選択手段は、第二の物理層での受信待機を選択した
場合に、第一の物理層の状態に応じて、第一の物理層で
の受信待機に、変更することを特徴とする無線通信装
置。 - 【請求項11】 第一の物理層において受信待機する
か、第二の物理層で受信待機するか、選択する無線通信
プログラムにおいて、 第一の物理層での受信待機を選択し、 第二の物理層の状態に応じて、第二の物理層での受信待
機に、変更することを特徴とする無線通信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002103627A JP2003299141A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002103627A JP2003299141A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003299141A true JP2003299141A (ja) | 2003-10-17 |
Family
ID=29389338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002103627A Withdrawn JP2003299141A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003299141A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006014258A (ja) * | 2004-03-05 | 2006-01-12 | Toshiba Corp | 無線通信装置及び無線通信方法 |
JP2008079040A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯端末装置、ゲーム装置、無線通信システムおよび携帯端末装置用プログラム |
JP2008079039A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ゲーム携帯端末装置および情報処理端末 |
US7382764B2 (en) | 2004-04-09 | 2008-06-03 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of controlling a receiving operation |
JP2009100210A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Nec Access Technica Ltd | 中継装置、中継方法及び中継プログラム |
JP2010268371A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Nec Access Technica Ltd | 無線lanシステム、無線親機、無線子機、通信モード選択方法および通信モード選択プログラム |
JP2011091827A (ja) * | 2004-01-20 | 2011-05-06 | Qualcomm Inc | 同期型ブロードキャスト/マルチキャスト通信 |
JP2016527803A (ja) * | 2014-04-29 | 2016-09-08 | ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 | データ送信方法および端末 |
-
2002
- 2002-04-05 JP JP2002103627A patent/JP2003299141A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013081203A (ja) * | 2004-01-20 | 2013-05-02 | Qualcomm Inc | 同期型ブロードキャスト/マルチキャスト通信 |
US8363697B2 (en) | 2004-01-20 | 2013-01-29 | Qualcomm Incorporated | Synchronized broadcast/multicast communication |
US8737538B2 (en) | 2004-01-20 | 2014-05-27 | Qualcomm Incorporated | Synchronized broadcast/multicast communication |
US8619835B2 (en) | 2004-01-20 | 2013-12-31 | Qualcomm Incorporated | Synchronized broadcast/multicast communication |
US8582621B2 (en) | 2004-01-20 | 2013-11-12 | Qualcomm Incorporated | Synchronized broadcast/multicast communication |
JP2011091827A (ja) * | 2004-01-20 | 2011-05-06 | Qualcomm Inc | 同期型ブロードキャスト/マルチキャスト通信 |
JP2006014258A (ja) * | 2004-03-05 | 2006-01-12 | Toshiba Corp | 無線通信装置及び無線通信方法 |
US7382764B2 (en) | 2004-04-09 | 2008-06-03 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of controlling a receiving operation |
JP2008079040A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯端末装置、ゲーム装置、無線通信システムおよび携帯端末装置用プログラム |
JP4722803B2 (ja) * | 2006-09-21 | 2011-07-13 | パナソニック株式会社 | 携帯端末装置、ゲーム装置、無線通信システムおよび携帯端末装置用プログラム |
JP2008079039A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ゲーム携帯端末装置および情報処理端末 |
JP2009100210A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Nec Access Technica Ltd | 中継装置、中継方法及び中継プログラム |
JP2010268371A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Nec Access Technica Ltd | 無線lanシステム、無線親機、無線子機、通信モード選択方法および通信モード選択プログラム |
JP2016527803A (ja) * | 2014-04-29 | 2016-09-08 | ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 | データ送信方法および端末 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10567979B2 (en) | Wireless communication device, wireless communication system, wireless communication method, and program | |
JP3796200B2 (ja) | 無線通信システム及び切替方法 | |
KR101226367B1 (ko) | 무선 네트워크에서의 연관 및 재연관을 위한 방법, 장치 및 저장 매체 | |
US8558670B2 (en) | Electric power communication device, electric power communication system, electric power communication method, and program | |
CN102111778B (zh) | 抢占式动态频率选择 | |
US20040053573A1 (en) | Mobile phone apparatus, local wireless communication method used therefor and program thereof | |
US20120149398A1 (en) | Controlling multi-mode devices | |
CN102301761A (zh) | 无线网络中设备功能通告和发现的方法 | |
JP3119605B2 (ja) | 無線基地局 | |
JP2004128966A (ja) | 移動通信システム、基地局、移動局、及びセル制御方法 | |
US20040203373A1 (en) | Wireless terminal device, communications system, and communication control method | |
WO2016199524A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム | |
JP2003299141A (ja) | 無線通信装置 | |
WO2003105355A1 (ja) | 通信装置 | |
JP2009055330A (ja) | 移動体通信システム | |
JP2004221730A (ja) | 移動通信システム及び複合携帯端末 | |
JP5387120B2 (ja) | 無線通信端末 | |
US7489954B2 (en) | Wireless communication apparatus and method of wireless communication | |
WO2019176346A1 (ja) | 無線通信装置および無線通信方法 | |
JP5163173B2 (ja) | 移動通信システム、基地局装置及びそれらに用いる通信方式切替え方法 | |
JP3522722B2 (ja) | 複数移動無線通信システム間での待受け移行制御をする無線基地局制御装置および制御方法 | |
US20070104159A1 (en) | WLAN data reception method and WLAN device | |
JP3120809B2 (ja) | 移送通信システムのハンドオフ方法及び移動端末 | |
JP4463068B2 (ja) | 通信装置、通信方法及び通信プログラム | |
JP2024040541A (ja) | 無線通信ネットワークシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |