JP2003298517A - マルチレイヤ光ネットワーク - Google Patents
マルチレイヤ光ネットワークInfo
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Abstract
定、変更、解放を行う。 【解決手段】 両端がパケットスイッチング手段に接続
された光パスと、この光パスを1つまたは複数用いて構
成され、両端がパケットスイッチング手段に接続された
電気パスとを備え、パケットスイッチング手段または光
波長スイッチング手段を備えたノードおよびボーダルー
タを用い、光パスを適宜変更または解放する。
Description
スとそれを用いた電気パスの2階層構成の光ネットワー
クに関する。
送路を終端するノードとを用いて構成され、このノード
には、光伝送路を伝送される光信号パケットをいったん
電気信号パケットに変換してそのヘッダ情報を読み取
り、宛先方路に相当する光波長の光信号パケットに再び
変換して転送するパケットスイッチングケーパビリティ
(以下、PSCという)と、光伝送路を伝送される光信
号パケットを光信号のまま光波長に基づき転送を行う光
波長スイッチングケーパビリティ(以下、LSCとい
う)とがある。
ークが接続される。このサブネットワーク相互間は電気
パスにより接続される。この電気パスは、光ネットワー
クに属する1つまたは複数の光パスにより構成される。
では、光パスと電気パスとは独立に運営され、電気パス
の需要やトラヒック変動等で光パスを自由に変更するこ
とはできなかった。また、光パスが固定的であったた
め、パケットトラヒックの変動に即応できない、光パス
のリソースを有効に活用できないといった問題があっ
た。さらに光パスを変更する場合は、光ネットワーク運
営事業者に申請し、光ネットワーク運営事業者が人手に
より光パスを切り替える必要がある問題があった。
であって、光パスを電気パスの需要に応じて自律的に設
定、変更、解放を行うことができるマルチレイヤ光ネッ
トワークおよび中継用光ルータおよびプログラムおよび
記録媒体を提供することを目的とする。
LSCを備えたノードおよびボーダルータを用い、光パ
スを適宜変更または解放することによって、網リソース
を有効利用できる電気パスの設定を実現するものであ
る。
イヤ光ネットワークであって、本発明の特徴とするとこ
ろは、パケット単位のスイッチングおよび転送を行う複
数のサブネットワークと、この複数のサブネットワーク
に共通に接続され、光伝送路とこの光伝送路を終端する
ノードとを用いて構成される光ネットワークとを備え、
前記ノード相互間および前記ノードと前記サブネットワ
ーク内のボーダルータとを接続する光波長リンクの端点
には、光波長単位のスイッチングを行う光波長スイッチ
ング手段またはパケット単位のスイッチングを行うパケ
ットスイッチング手段が設けられ、両端が前記パケット
スイッチング手段に接続された光パスと、この光パスを
1つまたは複数用いて構成され、両端が前記パケットス
イッチング手段に接続された電気パスとを備えたところ
にある。
手段を備えた光波長リンクを対象として前記光パスの経
路を計算する手段と、この計算する手段により計算され
た前記光パスの経路に基づき前記電気パスの経路を計算
する手段とを備えることが望ましい。
スの個々については、少なくとも片端にLSCを備えて
いればよいので、そのような光波長リンクを対象として
光パスの経路を計算する。例えば、両端にLSCを備え
た光波長リンクは、光パスの中継として用いることがで
きる。また、一端にLSCを備え、他端にPSCを備え
た光波長リンクは、光パスの端部として用いることがで
きる。
光パスまたは前記電気パスの設定が行われたときには、
その設定情報を前記ノードおよび前記ボーダルータに公
告する手段を備えることが望ましい。
は、自律分散的に光パス設定の変更または解放を行うこ
とができる。
ットワークと接続する複数の前記ボーダルータが設けら
れ、1つの前記サブネットワークと前記光ネットワーク
との間で複数の接続経路を有することもできる。
合と比較して伝送路容量を増やすことができるとともに
信頼性を向上させることができる。
むポリシに基づき前記ノードまたは前記ボーダルータが
自律分散的に前記光パスまたは前記電気パスの設定を変
更または解放する手段を備えることが望ましい。これに
より、その時々のネットワークの使用状況に合わせて網
リソースを有効利用することができる。
光波長スイッチング手段を備えた中継用光ルータが設け
られ、この中継用光ルータは、前記光波長スイッチング
手段の入出力ポートの一部が前記パケットスイッチング
手段に接続された構成とすることもできる。
使い分けて、柔軟性のあるパケット交換を実現すること
ができる。
イヤ光ネットワークに適用され、前記パケットスイッチ
ング手段および前記光波長スイッチング手段を備え、前
記光波長スイッチング手段の入出力ポートの一部が前記
パケットスイッチング手段に接続されたことを特徴とす
る中継用光ルータである。
ンストールすることにより、その情報処理装置に、本発
明のマルチレイヤ光ネットワークに適用される装置に相
応する機能として、少なくとも片端に前記光波長スイッ
チング手段を備えた光波長リンクを対象として前記光パ
スの経路を計算する機能と、この計算する機能により計
算された前記光パスの経路に基づき前記電気パスの経路
を計算する機能とを実現させることを特徴とするプログ
ラムである。
光パスまたは前記電気パスの設定が行われたときには、
その設定情報を前記ノードおよび前記ボーダルータに公
告する機能を実現させることが望ましい。
むポリシに基づき前記ノードまたは前記ボーダルータが
自律分散的に前記光パスまたは前記電気パスの設定を変
更または解放する機能を実現させることが望ましい。
ムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体で
ある。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録さ
れることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を
用いて本発明のプログラムをインストールすることがで
きる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバ
からネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発
明のプログラムをインストールすることもできる。
理装置を用いて、光パスを電気パスの需要に応じて自律
的に設定、変更、解放を行うことができるマルチレイヤ
光ネットワークを実現することができる。
ットワークを図1ないし図8を参照して説明する。図1
は物理的な光伝送路とノードとによる物理ネットワーク
構成例を示す図である。図2は図1の物理的な構成を用
いて論理的な光波長ネットワークを構成した例を示す図
である。図3はO−LSPの構成例を示す図である。図
4はO−LSPの経路計算の実施例を説明するための光
ネットワーク構成例を示す図である。図5はサブネット
ワークと光ネットワークとの複数接続構成例を示す図で
ある。図6はノード間のO−LSP設定時の信号シーケ
ンス例を示す図である。図7は本発明における中継ノー
ドの構成例を示す図である。図8は中継ルータを使用し
た場合のO−LSP、E−LSPの構成例を示す図であ
る。
は、図1に示すように、パケット単位のスイッチングお
よび転送を行う複数のサブネットワーク1−1〜1−4
と、この複数のサブネットワーク1−1〜1−4に共通
に接続され、光伝送路とこの光伝送路を終端するノード
2−1〜2−4および中継用光ルータ2−5とを用いて
構成される光ネットワーク2とを備え、ノード2−1〜
2−4および中継用光ルータ2−5相互間およびノード
2−1〜2−4とサブネットワーク1−1〜1−4内の
ボーダルータ1−1R〜1−4Rとを接続する光波長リ
ンクの端点には、光波長単位のスイッチングを行うLS
Cまたはパケット単位のスイッチングを行うPSCが設
けられ、図3に示すように、両端がPSCに接続された
光パスと、図2に示すように、この光パスを1つまたは
複数用いて構成され、両端がPSCに接続された電気パ
スとを備えたことを特徴とする。なお、LSCおよびP
SCは、それぞれノード2−1〜2−4および中継用光
ルータ2−5およびボーダルータ1−1R〜1−4Rに
備えられている。
にLSCを備えた光波長リンクを対象として前記光パス
の経路を計算する装置と、この計算する装置により計算
された前記光パスの経路に基づき前記電気パスの経路を
計算する装置とを備える。この装置は、ノード2−1〜
2−4および中継用光ルータ2−5およびボーダルータ
1−1R〜1−4Rにそれぞれ備えてもよいし、あるい
は、ネットワーク全体で一つ備えてもよい。
づき前記光パスまたは前記電気パスの設定が行われたと
きには、その設定情報をノード2−1〜2−4および中
継用光ルータ2−5およびボーダルータ1−1R〜1−
4Rに公告する装置を備える。この公告する装置と前記
計算する装置は一つの装置として構成してもよい。
トワーク1−1または1−2内に光ネットワーク2と接
続する複数のボーダルータ1−1R1、1−1R2、1
−2R1、1−2R2が設けられ、1つのサブネットワ
ーク1−1または1−2と光ネットワーク2との間で複
数の接続経路を有することもできる。
トを含むポリシに基づきノード2−1〜2−4および中
継用光ルータ2−5およびボーダルータ1−1R〜1−
4Rが自律分散的に前記光パスまたは前記電気パスの設
定を変更または解放する装置を備える。この設定を変更
または解放する装置は、前記計算する装置または前記公
告する装置と同一の装置として構成してもよい。
ータ5−1およびLSCである光クロスコネクト5−2
を備えた中継用光ルータ2−5が設けられ、この中継用
光ルータ2−5は、光クロスコネクト5−2の入出力ポ
ートの一部がルータ5−1に接続される。
ンピュータ装置を用いて実現することができる。すなわ
ち、コンピュータ装置にインストールすることにより、
そのコンピュータ装置に、本実施例のマルチレイヤ光ネ
ットワークに適用される装置に相応する機能として、少
なくとも片端にLSCを備えた光波長リンクを対象とし
て前記光パスの経路を計算する機能と、この計算する機
能により計算された前記光パスの経路に基づき前記電気
パスの経路を計算する機能とを実現させるプログラムを
コンピュータ装置にインストールすることにより、その
コンピュータ装置を本実施例の前記計算する装置に相応
する装置とすることができる。
ることにより、そのコンピュータ装置に、前記計算する
機能の計算結果に基づき前記光パスまたは前記電気パス
の設定が行われたときには、その設定情報をノード2−
1〜2−4および中継用ルータ2−5およびボーダルー
タ1−1R〜1−4Rに公告する機能を実現させるプロ
グラムをコンピュータ装置にインストールすることによ
り、そのコンピュータ装置を本実施例の前記公告する装
置に相応する装置とすることができる。
ることにより、そのコンピュータ装置に、ホップ数、ト
ラヒック状況、網コストを含むポリシに基づきノード2
−1〜2−4および中継用光ルータ2−5およびボーダ
ルータ1−1R〜1−4Rが自律分散的に前記光パスま
たは前記電気パスの設定を変更または解放する機能を実
現させるプログラムをインストールすることにより、そ
のコンピュータ装置を本実施例の前記設定を変更または
解放する装置に相応する装置とすることができる。
体に記録されることにより、コンピュータ装置は、この
記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストール
することができる。あるいは、本実施例のプログラムを
保持するサーバからネットワークを介して直接コンピュ
ータ装置に本実施例のプログラムをインストールするこ
ともできる。
光パスを電気パスの需要に応じて自律的に設定、変更、
解放を行うことができるマルチレイヤ光ネットワークを
実現することができる。
る。
3を参照して説明する。1−1、1−2、1−3、1−
4はサブネットワーク群で、1−1R、1−2R、1−
3R、1−4Rはサブネットワーク内のボーダルータで
光ネットワークとの接続点である。2は光ネットワーク
で、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5は、光波
長単位の交換が可能なノードである。
光ネットワーク2との接続点はパケット単位での交換が
可能なPSCとして、光ネットワーク内のノードの接続
点は光波長単位での交換が可能なLSPとして定義す
る。光波長リンクであるO−LSPは、経路計算時には
少なくとも片端はLSCである経路を選択するが、O−
LSPとしては、その両端はPSCである必要がある。
また、電気パスであるE−LSPは、複数のO−LSP
を経由して構成することができるが、その両端はPSC
である必要がある。
路を用いて光ネットワーク2内の全てのノードが他のど
れかのノードと接続され、かつ全てのノードが接続でき
るように光波長リンクを設定しておく。さらに全てのサ
ブネットワークが光ネットワークに接続されるように光
波長リンクを設定する。
多いものから順にサブネットワーク間を接続するO−L
SPを構成する。例えば、サブネットワーク1−1がサ
ブネットワーク1−2との交流トラヒックがある場合に
は、サブネットワーク1−1のボーダルータ1−1R
は、光ネットワークのノード2−1へサブネットワーク
1−1とサブネットワーク1−2間にO−LSPの設定
を依頼する。ノード2−1は最もホップ数の少なくなる
ルートを計算し、ノード2−2までの間の光波長リンク
を用い、サブネットワーク1−1と1−2間にO−LS
Pを設定する。
を経由してノード2−2へ接続する候補も考えられる
が、計算上は、1ホップで済むノード2−1からノード
2−2へ直接接続するルートを選択することになる。
ットワーク1−3との交流トラヒックがある場合には、
同様にノード2−1へサブネットワーク1−3とのO−
LSP設定を依頼する。ノード2−1は、サブネットワ
ーク1−3と接続しているノード2−3と直接の光波長
リンクがないため、中継ノード2−5との光波長リンク
を用い、さらに中継ノード2−5は、ノード2−3との
光波長リンクを用い、ノード2−3はサブネットワーク
1−3との光波長リンクを用いて、サブネットワーク1
−1とサブネットワーク1−3間のO−LSPを設定す
る。
サブネットワークとの交流トラヒック上必要とした場合
に光ネットワークに設定を要求し、光ネットワークは既
存のO−LSPを流用または新規にO−LSPを設定し
て、サブネットワークからのE−LSP設定要求を満足
し、かつ光ネットワーク上で最も効率のよい経路を計算
してE−LSPを構成する。
の構成例を示す。E−LSPはこれらのO−LSPを用
いて構成されるが、O−LSPの経路は光ネットワーク
の輻輳や障害などの都合で変更されることがあっても、
E−LSPとして変更されない。すなわちE−LSP
は、O−LSPの経路に係わり無く、サブネットワーク
のボーダルータ間が直接接続された1リンクとみなすこ
とができる。
ク内の全てのノードに周知され、各ノードは、光ネット
ワーク内の全てのリンク情報を保有する。新たなO−L
SPやE−LSPの設定時に既存のO−LSP、E−L
SPの情報を参照する。すなわち、光ネットワークで
は、常に最も効率的なO−LSPを構成することができ
る利点がある。
て説明する。L1〜L8は各ノード間を接続しているO
−LSPであり、OP1、OP2はそれぞれサブネット
ワーク1−1と1−2、1−1と1−3を接続してい
る。今、サブネットワーク1−2とサブネットワーク1
−3間にO−LSPの設定要求がノード2−2にあった
場合には、ノード2−2は、自ノードで持っているリン
ク設定データベースからO−LSPの設定情報およびP
SCのあるポイントを抽出して、1−2Rから1−3R
に至る最も効率のよい経路を計算する。例えば、L2−
L5−L3の経路、L2−L6−L8−L3の経路、L
2−L4−L7−L8−L3の経路、さらにノード2−
2とノード2−3間に直接O−LSPを設定した場合等
で、ホップ数、トラヒック状況、網コスト等の要素を考
慮し計算する。どの要素をどの程度重要視するかはネッ
トワークのポリシにより決められている。ノード2−2
は、計算結果、最も効率のよいと判断した経路でOP3
を構成することとし、関係する各ノードに設定を要求す
る。OP3に関するリンク設定情報は光ネットワーク2
内の全ノードに公告される。
て説明する。サブネットワーク1−1は、ボーダルータ
1−1R1および1−1R2を持ち、光ネットワークの
ノード2−1にそれぞれ接続されている。また、サブネ
ットワーク1−2はボーダルータ1−2R1および1−
2R2を持ち、光ネットワークのノード2−2とノード
2−3にそれぞれ接続されている。
ーク2とのトラヒックにボーダルータ1−1R1のみを
使用していて、他のサブネットワークとの通信に輻輳が
発生した場合には、ボーダルータ1−1R2へトラヒッ
クの一部を迂回して、輻輳を緩和することができる。ま
た、一つのサブネットワークでボーダルータを複数持つ
ことで、サブネットワーク内の負荷の分散を図ることも
できる。またサブネットワーク2−1では、2つのボー
ダルータが2つのノードに接続しているので、ノード2
−2が輻輳した場合でも、ノード2−3との間で負荷分
散を図ることができる。このようにサブネットワークと
光ネットワークとの接続点を複数持つことで、負荷分散
を図ることができ、輻輳に対応し易い利点があり、ま
た、ボーダルータを複数設置することで信頼性も増す利
点がある。
て説明する。ボーダルータ1−1Rはノード2−1へボ
ーダルータ1−3Rとの間に10Mb/sの帯域を持つ
O−LSPの設定を依頼する(S1)。ノード2−1
は、最も効率の良いO−LSPのルートを計算し、中継
ノード2−5との間でネゴシエーションを行い、ノード
2−5との光波長リンクを設定または使用し、帯域10
Mb/sを確保する(S2)。次に中継ノード2−5
は、ノード2−3との間で光波長リンクを設定または使
用して10Mb/sを確保する(S3)。ノード2−3
はボーダルータ1−3Rとの間で10Mb/sの帯域を
確保する(S4)。全てのルートで10Mb/sの帯域
が確保できるとボーダルータ1−1Rとボーダルータ2
−3Rとの間で10Mb/sのO−LSPが完成する。
もし途中で要求された10Mb/sが確保できない場合
は、再度O−LSPのルートを計算し他のルートを探す
ことになる。
Pの設定依頼を受けたノード2−1は、相手サブネット
ワークまでのO−LSPルートを全て指定して次ノード
へ光波長リンク設定を依頼することもでき、また相手サ
ブネットワークまでのO−LSPルートを指定せず、次
ノード以降に任せることもできる。重要なトラヒックで
光ネットワークのどのルートを通るかを明確にしておき
たい、または従来の専用線のような使用方法をしたい場
合は、前者の要求によるO−LSP設定となる。このよ
うな場合はO−LSPの変更をトラヒック変動により容
易には行わない。
の場合は、光ネットワークの都合で、最も効率の良いO
−LSPルートを使用し、トラヒック変動等で、O−L
SPのルートを変更することができる。サブネットワー
クが光ネットワークへ支払う利用料金は、当然、相対的
に前者の方が高く、後者は安くなる。
ノードとのネゴシエーションで行う自律分散制御であ
る。また、他のノードからの依頼で次のノードとのO−
LSPの設定または使用を行う他、ノード自身の判断
で、例えば、あるルートの使用率が高くなり輻輳が発生
しそうな場合や伝送路障害等で通信ができない場合に
は、他のルートのO−LSPを設定または使用してE−
LSPを確保する。
律的に判断して最適なO−LSPを構成するので、保守
者等の人手を必要としない利点がある。また、光ネット
ワークの一部が障害で動作できない場合も自動的に迂回
路を作成するため、障害等による通信の中断時間を少な
くすることができる利点がある。
8を参照して説明する。5−1は光波長単位でスイッチ
する光クロスコネクト、5−2はパケット単位で交換す
るパケットルータ、5−3および5−4は、他のノード
からの入力ポートで、複数の光波長がバンドルされてい
る。また、5−5、5−6は同様に他のノードへの出力
ポートで、再び複数の光波長がバンドルされる。バンド
ルされた光波長入力は各波長毎に分解されて光クロスコ
ネクトに入り、光波長毎に設定された出力ポートに光波
長を変換して出力される。また一部はパケットルータ5
−2に接続されているため、パケットルータ5−2でパ
ケット単位に行き先を変更することができる。すなわ
ち、本発明による中継ノードは、LSPとしての機能だ
けでなくPSCとしての機能を持ち、他のノードから1
つのO−LSPを使用して中継ノードまでパケットを伝
送するが、中継ノードでいったんパケット単位に分解し
て、パケット毎の行き先に振り分け、それぞれのO−L
SPに再度乗せて伝送することができる。
合のO−LSPおよびE−LSPの構成例である。OP
4、OP5、OP6はO−LSP、EP1、EP2はE
−LSPである。OP4はボーダルータ1−1Rから中
継ノード2−5まで、OP5は中継ノード2−5からボ
ーダルータ1−3Rまで、OP6は中継ノード2−5か
らボーダルータ1−4Rまで構成されており、EP1は
ボーダルータ1−1Rとボーダルータ1−3R間にOP
4とOP5を用いて構成されており、EP2はボーダル
ータ1−1Rとボーダルータ1−4RにOP4とOP6
を用いて構成されている。中継ノード2−5のルータで
パケット毎に行き先を振り分けることで、ボーダルータ
1−1Rと中継ノード2−5間は一つのO−LSPで済
むことになる。
クでは、常に最も効率的なO−LSPを構成して、ユー
ザ要求であるE−LSP構成を保持することができる利
点がある。また、サブネットワークと光ネットワークと
の接続点を複数持つことで、輻輳に対応し易い利点があ
り、また、ボーダルータを複数設置することで信頼性を
増す利点がある。また、光ネットワーク内のノードが自
律的に判断して最適なO−LSPを構成するので、保守
者などの人手を必要としない利点がある。さらに、光ネ
ットワークの一部が障害で動作できない場合も自動的に
迂回路を作成するため、障害などによる通信の中断時間
を少なくすることができる利点がある。さらに中継ノー
ドはO−LSPの中継のみならずE−LSPの中継も可
能となり、光ネットワークを効率よく使用できる利点が
ある。
光パスを電気パスの需要に応じて自律的に設定、変更、
解放を行うことができる。
ワーク構成例を示す図。
ットワークを構成した例を示す図。
の光ネットワーク構成例を示す図。
続構成例を示す図。
例を示す図。
LSPの構成例を示す図。
1、1−1R2、1−2R1、1−2R2 ボーダルー
タ 2 光ネットワーク 2−1、2−2、2−3、2−4 ノード 2−5 中継ノード 5−1 光クロスコネクト 5−2 パケットルータ 5−3、5−4 入力ポート 5−5、5−6 出力ポート OP1、OP2、OP3、OP4、OP5、OP6 光
パス(O−LSP) EP1、EP2 電気パス(E−LSP)
Claims (11)
- 【請求項1】 パケット単位のスイッチングおよび転送
を行う複数のサブネットワークと、この複数のサブネッ
トワークに共通に接続され、光伝送路とこの光伝送路を
終端するノードとを用いて構成される光ネットワークと
を備え、 前記ノード相互間および前記ノードと前記サブネットワ
ーク内のボーダルータとを接続する光波長リンクの端点
には、光波長単位のスイッチングを行う光波長スイッチ
ング手段またはパケット単位のスイッチングを行うパケ
ットスイッチング手段が設けられ、 両端が前記パケットスイッチング手段に接続された光パ
スと、 この光パスを1つまたは複数用いて構成され、両端が前
記パケットスイッチング手段に接続された電気パスとを
備えたことを特徴とするマルチレイヤ光ネットワーク。 - 【請求項2】 少なくとも片端に前記光波長スイッチン
グ手段を備えた光波長リンクを対象として前記光パスの
経路を計算する手段と、 この計算する手段により計算された前記光パスの経路に
基づき前記電気パスの経路を計算する手段とを備えた請
求項1記載のマルチレイヤ光ネットワーク。 - 【請求項3】 前記計算する手段の計算結果に基づき前
記光パスまたは前記電気パスの設定が行われたときに
は、その設定情報を前記ノードおよび前記ボーダルータ
に公告する手段を備えた請求項1または2記載のマルチ
レイヤ光ネットワーク。 - 【請求項4】 1つの前記サブネットワーク内に前記光
ネットワークと接続する複数の前記ボーダルータが設け
られ、 1つの前記サブネットワークと前記光ネットワークとの
間で複数の接続経路を有する請求項1記載のマルチレイ
ヤ光ネットワーク。 - 【請求項5】 ホップ数、トラヒック状況、網コストを
含むポリシに基づき前記ノードまたは前記ボーダルータ
が自律分散的に前記光パスまたは前記電気パスの設定を
変更または解放する手段を備えた請求項1記載のマルチ
レイヤ光ネットワーク。 - 【請求項6】 前記パケットスイッチング手段および前
記光波長スイッチング手段を備えた中継用光ルータが設
けられ、 この中継用光ルータは、前記光波長スイッチング手段の
入出力ポートの一部が前記パケットスイッチング手段に
接続された請求項1記載のマルチレイヤ光ネットワー
ク。 - 【請求項7】 請求項1記載のマルチレイヤ光ネットワ
ークに適用され、 前記パケットスイッチング手段および前記光波長スイッ
チング手段を備え、 前記光波長スイッチング手段の入出力ポートの一部が前
記パケットスイッチング手段に接続されたことを特徴と
する中継用光ルータ。 - 【請求項8】 情報処理装置にインストールすることに
より、その情報処理装置に、 請求項1記載のマルチレイヤ光ネットワークに適用され
る装置に相応する機能として、 少なくとも片端に前記光波長スイッチング手段を備えた
光波長リンクを対象として前記光パスの経路を計算する
機能と、 この計算する機能により計算された前記光パスの経路に
基づき前記電気パスの経路を計算する機能とを実現させ
ることを特徴とするプログラム。 - 【請求項9】 前記計算する機能の計算結果に基づき前
記光パスまたは前記電気パスの設定が行われたときに
は、その設定情報を前記ノードおよび前記ボーダルータ
に公告する機能を実現させる請求項8記載のプログラ
ム。 - 【請求項10】 ホップ数、トラヒック状況、網コスト
を含むポリシに基づき前記ノードまたは前記ボーダルー
タが自律分散的に前記光パスまたは前記電気パスの設定
を変更または解放する機能を実現させる請求項8記載の
プログラム。 - 【請求項11】 請求項8ないし10のいずれかに記載
のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な
記録媒体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002100186A JP3801943B2 (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | マルチレイヤ光ネットワークおよびそのパス設定方法ならびに中継用光ルータ |
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