JP2003297944A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

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JP2003297944A
JP2003297944A JP2002102847A JP2002102847A JP2003297944A JP 2003297944 A JP2003297944 A JP 2003297944A JP 2002102847 A JP2002102847 A JP 2002102847A JP 2002102847 A JP2002102847 A JP 2002102847A JP 2003297944 A JP2003297944 A JP 2003297944A
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film
semiconductor region
semiconductor
transistor
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JP2002102847A
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Akira Shimizu
暁 清水
Norihisa Arai
範久 新井
Fumitaka Arai
史隆 荒井
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧駆動系トランジスタを有し、ソース/
ドレイン電極と基板の間の接合耐圧がばらつかずショー
トすることもないメモリセルと低電圧駆動系トランジス
タを有する半導体装置を提供する。 【解決手段】 シリコン基板(1)の上に、高電圧駆動
系トランジスタの第1ゲート酸化膜(5)と、メモリセ
ルトランジスタと低電圧駆動系トランジスタの第2ゲー
ト酸化膜(7)を形成する。さらに、高電圧駆動系トラ
ンジスタのコンタクトプラグ14を形成する領域の第1
ゲート酸化膜(5)の膜厚と、メモリセルトランジスタ
と低電圧駆動系トランジスタのコンタクトプラグ15を
形成する領域の第2ゲート酸化膜(7)の膜厚を互いに
存在しない場合も含め等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリセルトラン
ジスタ等の低電圧駆動系トランジスタと高電圧駆動系ト
ランジスタを有する半導体装置の製造方法に関する。す
なわち、本発明は、異なる膜厚のゲート絶縁膜を有する
トランジスタが配置される半導体装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】NAND型フラッシユメモリ装置等の不
揮発性メモリ装置といわれる半導体装置では、メモリセ
ルからのデータの読み出しの動作の際には、メモリセル
に2V程度の低電圧が印可される。一方、メモリセルへ
のデータの書き込みと消去の動作の際には、メモリセル
に20V程度の高電圧が印可される。このため、不揮発
性メモリ装置は、メモリセルと、低電圧で駆動する低電
圧駆動系トランジスタと、高電圧で駆動する高電圧駆動
系トランジスタを有している。
【0003】これらメモリセルと低電圧駆動系トランジ
スタにおいて、ソース/ドレイン電極と基板の間の接合
耐圧がばらつく場合があった。さらに、メモリセルと低
電圧駆動系トランジスタにおいて、ソース/ドレイン電
極と基板がショートしてしまう場合があった。これらの
場合により、この半導体装置の歩留まりが低下すること
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
高電圧駆動系トランジスタを有し、ソース/ドレイン電
極と基板の間の接合耐圧がばらつかずショートすること
もないメモリセルと低電圧駆動系トランジスタを有する
半導体装置を提供することにある。
【0005】また、本発明の目的は、高電圧駆動系トラ
ンジスタを有し、ソース/ドレイン電極と基板の間の接
合耐圧がばらつかずショートすることもないメモリセル
と低電圧駆動系トランジスタを有する半導体装置の製造
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の特徴は、第1導電型の半導体基板と、基板
表面を含む半導体基板内に設けられる第2導電型の第1
半導体領域と、基板表面を含む半導体基板内に設けられ
る第2導電型の第2半導体領域と、第1半導体領域と第
2半導体領域の間の基板表面の上に設けられる第1膜厚
の第1絶縁膜と、第1絶縁膜の上に設けられる第1導体
と、第1半導体領域と、第2半導体領域の上方に設けら
れる第2絶縁膜と、第1半導体領域の上に設けられ、側
面が第2絶縁膜に接する第2導体と、第2半導体領域の
上に設けられ、側面が第2絶縁膜に接する第3導体と、
基板表面を含む半導体基板内に設けられ、第2絶縁膜の
下方に設けられる第2導電型の第3半導体領域と、基板
表面を含む半導体基板内に設けられ、第2絶縁膜の下方
に設けられる前記第2導電型の第4半導体領域と、第3
半導体領域と第4半導体領域の間の基板表面の上に設け
られる第1膜厚より薄い第2膜厚の第5絶縁膜と、第5
絶縁膜の上に設けられる第4導体と、第3半導体領域の
上に設けられ、側面が第2絶縁膜に接する第5導体と、
第4半導体領域の上に設けられ、側面が第2絶縁膜に接
する第6導体と、第1半導体領域、第2半導体領域及び
第1絶縁膜の周囲、並びに第3半導体領域、第4半導体
領域及び第5絶縁膜の周囲を囲む絶縁体とを有する半導
体装置にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施例を説明する。以下の図面の記載において、同一又は
類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただ
し、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる
ことに留意すべきである。また図面相互間においても互
いの寸法の関係や比率の異なる部分が含まれるのはもち
ろんである。
【0008】まず、半導体装置のセル部と低電圧駆動系
トランジスタのソース/ドレイン電極と基板の間の接合
耐圧のばらつきの原因を、半導体装置の構造の観点から
説明する。半導体装置を構成するトランジスタを高密度
に形成することを可能にする技術として、トランジスタ
を構成するコンタクトホールに高濃度に不純物をドーピ
ングしたポリシリコン膜を埋め込み、このポリシリコン
膜からシリコン基板へ不純物を拡散させ、高濃度拡散層
を形成するという技術が提案されている。この技術は、
異なる膜厚のゲート絶縁膜を有するトランジスタが配置
される半導体装置に使用され、特にNAND型Flashの
周辺トランジスタに使用される。
【0009】図11は、低電圧駆動系トランジスタのソ
ース/ドレイン電極15と基板1、2の断面図である。
p型シリコン基板1の上にp型ウェル2(well)が
設けられている。ウェル2の上にソース/ドレイン領域
となるn型シリコン領域4が配置されている。n型シリ
コン領域4の上にn型シリコンの高濃度不純物拡散領域
47乃至49が配置されている。高濃度不純物拡散領域
47乃至49の上には、ソース/ドレイン電極15のド
ープトポリシリコンが配置されている。これらのことに
より、3つのソース/ドレイン電極と基板の間の接合部
(a)(b)(c)が構成されている。3つの接合部
(a)(b)(c)は、素子分離領域18により、互い
に絶縁されている。素子分離領域18の上には、シリコ
ン窒化膜13とシリコン酸化膜20が配置されている。
【0010】3つの接合部(a)(b)(c)は、基本
的な構造は同じである。しかし、細部の構造は異なって
いる。ソース/ドレイン電極15が、ソース/ドレイン
領域4の側方に配置される対向面の面積が異なってい
る。接合部(a)では、ソース/ドレイン電極15が、
ソース/ドレイン領域4の側面の面積2分の1の領域の
側方に配置されている。接合部(b)では、ソース/ド
レイン電極15が、ソース/ドレイン領域4の側面の全
面の領域の側方に配置されている。接合部(c)では、
ソース/ドレイン電極15が、ソース/ドレイン領域4
の側面の側方には配置されていない。
【0011】ソース/ドレイン電極15は、n型ドーパ
ントを高濃度にドーピングされたポリシリコンである。
電極15のポリシリコン膜からの不純物拡散によってn
+型高濃度不純物拡散領域47乃至49が形成される。
ソース/ドレイン領域4の側面の側方に配置されるソー
ス/ドレイン電極15は、素子分離領域18がエッチン
グにより後退し限られた狭い溝状の領域44乃至46で
あるため、埋め込まれたポリシリコン膜15から不純物
拡散するドーパントの量が十分でない。ソース/ドレイ
ン領域4の側面には、接合耐圧を確保できる程に厚いn
+型半導体領域は形成できない。このため接合部(b)
では、経路F4で、電極15が、ウェル2とさらには基
板1とショートする。また、接合部(a)と(c)で
は、経路F1とF6において接合耐圧は十分に確保され
等しいが、接合部(a)が有する経路F2における接合
耐圧が十分でなく、接合部(a)と(c)の接合耐圧の
ばらつきの原因となっている。n+型ドーパントの拡散
層47乃至49の深さの不均一性から接合耐圧のバラツ
キを招く。この為に、歩留り低下を招く場合がある。
【0012】この接合耐圧のバラツキを回避する手法と
しては、ソース/ドレイン電極15が埋め込まれるコン
タクトホールと、ソース/ドレイン領域4との合わせ余
裕を確保する事が考えられる。コンタクトホールとソー
ス/ドレイン領域4との合わせ余裕を確保することは、
半導体装置の面積を拡大化させるために現実的でない。
【0013】次に、半導体装置のセル部と低電圧駆動系
トランジスタのソース/ドレイン電極と基板の間の接合
耐圧のばらつきの原因を、半導体装置の製造工程上の観
点から説明する。
【0014】まず、p型シリコン基板1の上部にp型ウ
ェル(Well)2をイオン注入技術と拡散技術を用い
て形成する。基板温度800℃、酸素(O2)を含むド
ライ(Dry)雰囲気で、基板1を熱酸化する。この熱
酸化により、ゲート酸化膜5を厚さ40nmに形成す
る。その後、セルおよび低電圧用トランジスタ形成予定
領域を開口したレジストパターンを形成する。このパタ
ーンをマスクにゲート酸化膜5を所望の厚さ、例えばl
0nm程度になるまでエッチングする。所望の厚さのゲ
ート酸化膜7を形成する。
【0015】減圧化学的気相成長(LP−CVD)法に
より厚さ50nmの多結晶シリコン8と10を堆積す
る。この堆積と同時にリン(P)を多結晶シリコン8と
10にドーピングする。次に、テトラエトキシオルソシ
リケート(TEOS)を用いたCVD法により、シリコ
ン酸化膜を厚さ200nm積層する。次に素子分離形成
予定領域を開口したレジストパターンを形成する。この
レジストパターンをマスクにシリコン酸化膜及び多結晶
シリコン8と10をエッチング加工する。
【0016】次に、シリコン酸化膜をマスクに素子分離
形成予定領域に有るゲート酸化膜5、7及びシリコン基
板1をエッチング加工して深さ0.2μmのトレンチを
形成する。素子分離用絶縁膜として、プラズマCVD法
によりシリコン酸化膜18を厚さ4.0μm堆積する。
次に、シリコン酸化膜18を温度1050℃で時間50
秒間、熱処理を行う。この熱処理によりシリコン酸化膜
がデンシファイされる。ケミカルメカニカルポリッシン
グ(CMP)技術を用いて、シリコン酸化膜18の表面
を平坦化し、多結晶シリコン8上のシリコン酸化膜18
を除去する。以上により素子分離領域18が形成され
る。
【0017】次に、LP−CVD法により厚さ60nm
の多結晶シリコン膜105を堆積する。そして、同時に
多結晶シリコン膜105にリン(P)をドーピングす
る。次に、図1(C)に示すように、所望のゲート電極
配線パターンにレジストパターン107を形成する。レ
ジストパターン107をマスクに多結晶シリコン膜10
5及び多結晶シリコン膜105をエッチング加工する。
【0018】次に、サイドウォール12を有するトラン
ジスタを形成する。ライトドープトドレイン(LDD)
3、4のn型半導体領域用のリン(P)を導入し、サイ
ドウォール12を形成する。
【0019】コンタクトホール27の開口時のエッチン
グストッパーとして用いるシリコン窒化膜(Si3N
4)13を膜厚20nm堆積する。引き続き、層間絶縁
膜20を堆積する。所望のコンタクトパターンにレジス
ト26を形成する。その後、このレジストをマスクにシ
リコン窒化膜13をエッチングストッパーとして層間絶
縁膜20をエッチングする。このエッチングにより層間
絶縁膜20にコンタクトホール27を開口する。図12
(a)と図12(b)に示すように、コンタクトホール
27の底に露出したシリコン窒化膜13をエッチングす
る。図12(a)と図12(b)の左側は高電圧駆動系
トランジスタの断面図であり、右側は低電圧駆動系トラ
ンジスタの断面図である。図12(b)のIIH−II
H方向と、IIL−IIL方向の断面図が図12(a)
である。図12(a)のIH−IH方向と、IL−IL
方向の断面図が図12(b)である。
【0020】次に、図13(a)と図13(b)に示す
ように、ゲート酸化膜5と7をエッチングする。このと
き、低電圧駆動系トランジスタはゲート酸化膜7が薄い
ため、高電圧駆動系トランジスタのゲート絶縁膜5のエ
ッチングが終了する前に、ゲート酸化膜5だけでなく、
素子分離用絶縁膜18であるシリコン酸化膜までエッチ
ングされる。この絶縁膜18のエッチングにより、図1
3(b)に示すように、溝50がソース/ドレイン領域
4の両側面に形成される。この溝50の深さは、エッチ
ング時間やエッチャントの温度等のエッチング条件によ
り変化すると考えられる。この深さの変化が、図11に
示した溝44乃至46の深さの差の生じる原因であると
考えられる。こうして、コンタクトホール27が、高電
圧駆動系トランジスタと低電圧駆動系トランジスタに形
成できる。
【0021】図11に示すように、コンタクトホール2
7に高濃度にドーピングされたポリシリコン膜15を形
成し、ポリシリコン膜15からの不純物拡散によってn
+拡散層47乃至49を形成する。素子分離用酸化膜1
8がエッチングされた溝44乃至46は限られた狭い領
域であるため、埋め込まれたポリシリコン膜15からソ
ース/ドレイン領域4の両側面への不純物拡散が十分で
ない。ポリシリコン膜15からの不純物拡散ではもはや
n+型ドーパントの拡散層の形成はできない。
【0022】この様に、30nm程度の膜厚の異なるゲ
ート酸化膜5と7が同一基板1上に存在する場合、コン
タクトホール27の形成時に、メモリセルと低電圧駆動
系トランジスタの素子分離用シリコン酸化膜18がエッ
チングされやすく不具合が生じる場合があることがわか
った。
【0023】(実施例1)実施例1では、半導体基板上
に形成された少なくとも二種類以上の膜厚の異なるゲー
ト絶縁膜を有するトランジスタを含む半導体装置につい
て説明する。この半導体装置は、膜厚の異なるゲート絶
縁膜を有する複数のトランジスタが拡散層コンタクト部
に高濃度不純物半導体材で埋め込まれた同一のコンタク
ト構造を有する。そして、これら複数のトランジスタの
拡散層コンタクトに近接する半導体基板上に形成された
ゲート絶縁膜の膜厚が同一である。
【0024】実施例1では、半導体装置として、NAN
D型フラッシュメモリについて説明する。そして、NA
ND型フラッシュメモリは、二種類の膜厚の異なるゲー
ト絶縁膜を有するトランジスタとして、メモリセルトラ
ンジスタと、低電圧駆動系トランジスタと高電圧駆動系
トランジスタを有する。メモリセルトランジスタと低電
圧駆動系トランジスタは、薄いゲート絶縁膜を有する。
高電圧駆動系トランジスタは、厚いゲート絶縁膜を有す
る。実施例1では、低電圧駆動系トランジスタと高電圧
駆動系トランジスタを中心に説明する。図1に、実施例
1の半導体装置を示す。図1の左側が高電圧駆動系トラ
ンジスタの図であり、右側が低電圧駆動系トランジスタ
の図である。図1(a)は、高電圧駆動系トランジスタ
と低電圧駆動系トランジスタの上方からの透視図であ
る。図1(b)は、図1(a)と(c)のIIH−II
H方向と、IIL−IIL方向の断面図である。図1
(c)は、図1(a)と(b)のIH−IH方向と、I
L−IL方向の断面図である。
【0025】実施例1の半導体装置の高電圧駆動系トラ
ンジスタは、p型のシリコン基板1と2と、基板表面を
含むシリコン基板1と2内に設けられるn型の2つのソ
ース/ドレイン領域3を有している。厚いゲート絶縁膜
5は、2つのソース/ドレイン領域3の間のシリコン基
板1と2の表面の上に設けられる。素子分離領域(ST
I(Shallow Trench Isolation))18は、2つのソ
ース/ドレイン領域3と厚いゲート絶縁膜5の周囲を囲
む絶縁体である。ゲート電極8と9は、厚いゲート絶縁
膜5の上に設けられる導体である。シリコン窒化膜13
は、2つのソース/ドレイン領域3の上方に設けられ
る。コンタクトプラグ14は、ソース/ドレイン領域3
の上に設けられる。プラグ14の側面がシリコン窒化膜
13に接する。シリコン酸化膜6は、ソース/ドレイン
領域3の表面上に設けられ、シリコン窒化膜13の下方
に設けられ、ゲート絶縁膜5より薄い。図1(a)に示
すように、シリコン酸化膜6は、素子分離領域18から
オフセットされて設けられる。これにより、素子分離領
域18がエッチングされることを防ぎ、フィールド領域
での反転による耐圧低下を未然に防ぐことが可能とな
る。
【0026】なお、導電型のp型とn型は、互いに入れ
替えても実施例1の半導体装置は構成できる。
【0027】実施例1の半導体装置の低電圧駆動系トラ
ンジスタは、p型のシリコン基板1と2と、基板表面を
含むシリコン基板1と2内に設けられ、シリコン窒化膜
13の下方に設けられるn型の2つのソース/ドレイン
領域4とを有している。薄いゲート絶縁膜7は、2つの
ソース/ドレイン領域4の間のシリコン基板1と2の表
面の上に設けられる。ゲート絶縁膜7の膜厚は、厚いゲ
ート絶縁膜5の膜厚より薄く、シリコン酸化膜6の膜厚
と等しい。ゲート電極10と11は、ゲート絶縁膜7の
上に設けられる導体である。コンタクトプラグ15は、
ソース/ドレイン領域4の上に設けられる。プラグ15
の側面がシリコン窒化膜13に接する。素子分離領域1
8は、2つのソース/ドレイン領域4と薄いゲート絶縁
膜7の周囲を囲む絶縁体である。ゲート絶縁膜7として
機能するシリコン酸化膜は、ソース/ドレイン領域4の
表面上に設けられ、シリコン窒化膜13の下方に設けら
れる。プラグ14と15の材料が、n型のポリシリコン
である。高濃度不純物拡散領域16と17は、ソース/
ドレイン領域3と4の中のプラグ14と15の下に設け
られ、ソース/ドレイン領域3と4の他の場所より不純
物濃度が高い。
【0028】電気的に書き込み/消去をおこなうFla
shメモリ等の半導体装置では、同一基板上に膜厚の異
なるゲート酸化膜を有するトランジスタを形成すること
が要求される。拡散層が形成されるコンタクトホール周
辺の酸化膜を、コンタクトホール開口前にエッチングす
る。このエッチングにより、すべてのトランジスタのコ
ンタクト周辺の酸化膜厚を同一にできる。コンタクトホ
ールを開口する際の素子分離絶縁膜のエッチング量を減
らすことができる。そして、基板へのリーク電流を抑え
ることができる。また、コンタクトホール開口後に、コ
ンタクトホール底部に不純物を導入することでコンタク
ト抵抗を任意に設定できる。
【0029】実施例1のNAND型フラッシュメモリの
製造方法について説明する。
【0030】まず、p型シリコン基板1上にp型ウェル
(Well)2をイオン注入技術と拡散技術を用いて形
成する。p型ウェル2を、基板温度800℃、酸素(O
2)を含むDry雰囲気で熱酸化する。厚いゲート絶縁
膜5となるシリコン酸化膜を厚さ40nm程度形成す
る。図2(a)に示すように、高電圧駆動系トランジス
タのコンタクトプラグ14の周辺と、セルトランジスタ
と低電圧駆動系トランジスタの形成領域を開口したレジ
ストバターン21を形成する。
【0031】レジストバターン21をマスクに、ゲート
絶縁膜5を所望の厚さ10nm程度になるまでエッチン
グする。このエッチングにより、薄いゲート絶縁膜7
と、この薄いゲート絶縁膜と同じ膜厚のシリコン酸化膜
6が形成される。この後、図2(b)に示すように、減
圧化学的気相成長(LP−CVD)法により厚さ50n
mの多結晶シリコン膜又はポリシリコン膜22を堆積す
る。多結晶シリコン膜等22には、リン(P)をドーピ
ングする。
【0032】次に、素子分離領域24を形成する。ま
ず、原料にTEOSを用いたCVD法により、シリコン
酸化膜を厚さ200nm積層する。所望の素子分離形成
予定領域を開口したレジストパターンを形成する。この
レジストパターンをマスクにシリコン酸化膜及び多結晶
シリコン膜22をエッチング加工する。レジストパター
ンを除去する。シリコン酸化膜をマスクに、素子分離形
成予定領域のシリコン酸化膜5乃至7及びウェル2をエ
ッチングする。このウェル2のエッチングにより、ウェ
ル2に深さ0.2μmのトレンチが形成される。素子分
離用絶縁膜24として、プラズマCVD法によりシリコ
ン酸化膜を厚さ4.0μm堆積する。堆積したシリコン
酸化膜を基板温度1050℃、時間50秒間熱処理す
る。この熱処理により、このシリコン酸化膜は、デンシ
ファイされる。CMP法を用いてシリコン酸化膜を平坦
化する。素子分離形成予定領域24を除いた領域に存在
する多結晶シリコン22上のシリコン酸化膜は、CMP
法による平坦化の際に除去される。
【0033】次に、LP−CVD法により厚さ60nm
の多結晶シリコン膜又はポリシリコン膜23を堆積す
る。多結晶シリコン膜等23にリン(P)をドーピング
する。次に、図2(c)に示すように、所望のゲート電
極配線パターンにレジストパターン25を形成する。レ
ジストパターン25をマスクに、多結晶シリコン膜23
及び22をエッチングする。このエッチングにより、図
3(a)に示す高電圧駆動系トランジスタと低電圧駆動
系トランジスタのゲート電極8乃至11が形成できる。
図3の左側は高電圧駆動系トランジスタの断面図であ
り、右側は低電圧駆動系トランジスタの断面図である。
図3(b)のIIH−IIH方向と、IIL−IIL方
向の断面図が図3(a)である。図3(a)のIH−I
H方向と、IL−IL方向の断面図が図3(b)であ
る。
【0034】サイドウォール12を有する高電圧駆動系
トランジスタと低電圧駆動系トランジスタを形成する。
LDD構造のソース/ドレイン領域3と4を形成する。
ウェル2にリン(P)を導入する。n型半導体領域3と
4が形成できる。サイドウォール12を形成する。シリ
コン窒化(Si3N4)膜13を成膜する。シリコン窒
化膜13は、コンタクトホールの開口時にエッチングス
トッパーとして用いる。層間絶縁膜20としてシリコン
絶縁膜を堆積する。所望のコンタクトホールパターンに
レジストパターン26を形成する。このレジストパター
ン26をマスクに、シリコン窒化膜13をエッチングス
トッパーに、層間絶縁膜20をエッチングする。図3
(a)と図3(b)に示すように、コンタクトホール2
7の底に露出するシリコン窒化膜13をエッチングす
る。図3(b)のコンタクトホール27の底部には、シ
リコン酸化膜6と7が露出する。これらのシリコン酸化
膜6と7の膜厚は等しい。露出したシリコン酸化膜6と
7の上方からヒ素(As)をイオンインプランテーショ
ン技術により注入することも可能である。この場合エッ
チングされていないシリコン酸化膜6と7がマスクとし
て機能するため、ソース/ドレイン領域3と4の表面の
n型不純物濃度のみを高めることが可能である。そし
て、ソース/ドレイン電極14と15のコンタクト抵抗
を下げることが可能である。
【0035】図4(a)と図4(b)に示すように、コ
ンタクトホール27の底に露出するシリコン酸化膜6と
7をエッチングする。そして、ソース/ドレイン領域3
と4を露出させる。コンタクトホール27が完成する。
図4の左側は高電圧駆動系トランジスタの断面図であ
り、右側は低電圧駆動系トランジスタの断面図である。
図4(b)のIIH−IIH方向と、IIL−IIL方
向の断面図が図4(a)である。図4(a)のIH−I
H方向と、IL−IL方向の断面図が図4(b)であ
る。シリコン窒化膜13とシリコン酸化膜6と7のエッ
チングにおいて、高電圧駆動系トランジスタと低電圧駆
動系トランジスタでエッチングされる各膜の膜厚は一致
している。このため、一方(高電圧駆動系トランジスタ
側)をエッチング除去するために他方(低電圧駆動系ト
ランジスタ側)がオーバーエッチングされることがな
い。特に、コンタクトホール27内に露出する素子分離
領域18が、シリコン酸化膜6と7のエッチングの際
に、エッチングされる。低電圧駆動系トランジスタ側の
シリコン酸化膜7のオーバーエッチングが不要になるの
で、素子分離領域18のエッチング量が減少する。領域
18のエッチング量の減少に伴い、領域18のエッチン
グ量のばらつきも減少する。このことにより、領域18
の被エッチング面は一定の形状を有する。図4(b)の
低電圧駆動系トランジスタにおいて、ソース/ドレイン
の幅より、コンタクトホール27の幅の方が広く設定さ
れている。これは、ソース/ドレインの幅に加工最小寸
法が適用されるためである。
【0036】最後に、図1(b)(c)に示すように、
コンタクトホール27内にソース/ドレイン電極として
リン(P)をドーピングした多結晶シリコン膜14と1
5を堆積する。多結晶シリコン膜14と15からのリン
(P)拡散によりn型ドーパントによる拡散層(n+型
シリコン領域)16と17を形成する。この後、基板温
度800℃、加熱時間50分間程度の後酸化工程を行
う。高密度に低電圧トランジスタと高電圧トランジスタ
を配置した半導体装置を作製した。
【0037】この様に作製された半導体装置では、ソー
ス/ドレイン電極14と15と高濃度不純物拡散層16
と17との合わせ余裕を必要としない為、微細なMOS
型トランジスタの形成を可能とする。また、高濃度にド
ーピングされたn+型ドーパントの拡散層16と17
は、ウェル2内に設けられた拡散層16と17より低濃
度にドーピングされたLDD構造のソース/ドレインに
なるn型ドーパントの拡散層3と4に包み込まれる。こ
の為に、ドーパント濃度分布プロファイルの濃度勾配の
緩やかなpn接合が、ウェル2とソース/ドレイン3と
4の間に形成されるので、高い接合耐圧を得ることがで
きる。
【0038】LDD構造のn型ドーパントの拡散層(ソ
ース/ドレイン)3、4と、半導体基板1上に設けたp
型ウェル層2との接合耐圧は、おおよそ21Vである。
この接合耐圧は、NAND型フラッシュメモリのセルの
書き込み/消去動作を駆動するトランジスタとしては十
分な耐圧である。
【0039】(実施例2)実施例2は、セルフアライン
コンタクト(SAC)法に本発明を適用している。用い
たセルフアラインコンタクト(SAC)法では、メモリ
セルトランジスタと低電圧駆動系トランジスタにおい
て、不純物拡散層にコンタクトホールを介して接続され
るソース/ドレイン電極を、ゲート電極から電気的に絶
縁する位置に自己整合(セルフアライン)的に分離配置
する。
【0040】実施例2でも、半導体装置としてNAND
型フラッシュメモリについて説明する。実施例2では、
メモリセルトランジスタと高電圧駆動系トランジスタを
中心に説明する。図5に、実施例2の半導体装置を示
す。図5の左側が高電圧駆動系トランジスタの図であ
り、右側がメモリセルトランジスタの図である。図5
(a)は、高電圧駆動系トランジスタとメモリセルトラ
ンジスタの上方からの透視図である。図5(b)は、図
5(a)(c)のIIH−IIH方向と、IIL−II
L方向の断面図である。図5(c)は、図5(a)
(b)のIH−IH方向と、IL−IL方向の断面図で
ある。
【0041】実施例2の半導体装置の高電圧駆動系トラ
ンジスタは、p型のシリコン基板1と2と、基板表面を
含むシリコン基板1と2内に設けられるn型の2つのソ
ース/ドレイン領域3を有している。厚いゲート絶縁膜
5は、2つのソース/ドレイン領域3の間のシリコン基
板1と2の表面の上に設けられる。素子分離領域33
は、2つのソース/ドレイン領域3と厚いゲート絶縁膜
5の周囲を囲む絶縁体である。ゲート電極8は、厚いゲ
ート絶縁膜5の上に設けられる導体である。シリコン窒
化膜13は、2つのソース/ドレイン領域3の上方に設
けられる。コンタクトプラグ14は、ソース/ドレイン
領域3の上に設けられる。プラグ14の側面がシリコン
窒化膜13に接する。また、酸化窒化シリコン膜、いわ
ゆるONO膜28は、ゲート電極8の上面の全面の上に
設けられる。ドープドポリシリコン9は、ONO膜28
の上面の全面の上に設けられる。
【0042】実施例2の半導体装置のメモリセルトラン
ジスタは、p型のシリコン基板1と2と、基板表面を含
むシリコン基板1と2内に設けられ、シリコン窒化膜1
3の下方に設けられるn型の2つのソース/ドレイン領
域4とを有している。薄いゲート絶縁膜7は、2つのソ
ース/ドレイン領域4の間のシリコン基板1と2の表面
の上に設けられる。ゲート絶縁膜7の膜厚は、厚いゲー
ト絶縁膜5の膜厚より薄い。フローティングゲート電極
10は、ゲート絶縁膜7の上に設けられる導体である。
コンタクトプラグ15は、ソース/ドレイン領域4の上
に設けられる。プラグ15の側面がシリコン窒化膜13
に接する。素子分離領域34は、複数のソース/ドレイ
ン領域4と薄いゲート絶縁膜7の周囲を囲む絶縁体であ
る。プラグ14と15の材料が、n型のポリシリコンで
ある。高濃度不純物拡散領域16と17は、ソース/ド
レイン領域3と4の中のプラグ14と15の下に設けら
れ、ソース/ドレイン領域3と4の他の場所より不純物
濃度が高い。また、ONO膜31は、フローティングゲ
ート電極10の上面の全面の上に設けられる。コントロ
ールゲート電極となるドープドポリシリコン11は、O
NO膜31の上面の全面の上に設けられる。
【0043】実施例2のNAND型フラッシュメモリの
製造方法を説明する。
【0044】まず、p型シリコン基板1上にp型ウェル
2をイオン注入技術と拡散技術を用いて形成する。基板
1を基板温度800℃、酸素を含むドライ雰囲気で加熱
し、ウェル2を熱酸化する。ゲート絶縁膜となるシリコ
ン酸化膜5を厚さ40nm形成する。図6(a)に示す
ように、セルトランジスタおよび低電圧駆動系トランジ
スタを形成する領域を開口し、高電圧駆動系トランジス
タを形成する領域を覆ったレジストパターン32を形成
する。このレジストパターン32をマスクにゲート酸化
膜5を所望の厚さ10nmになるまでエッチングする。
このエッチングにより、膜厚10nmのシリコン酸化膜
7が形成される。
【0045】この後、レジスト32を除去する。LP−
CVD法により厚さ50nmの多結晶シリコン膜22を
堆積する。リン(P)を多結晶シリコン膜22にドーピ
ングしておく。TEOSを用いたプラズマCVD法によ
りシリコン酸化膜35を厚さ200nm積層する。所望
の素子分離領域33、34を開口したレジストパターン
を形成する。このレジストパターンをマスクにシリコン
酸化膜35及び多結晶シリコン22をエッチング加工す
る。レジストパターンを除去する。さらに、パターンニ
ングされたシリコン絶縁膜35をマスクに、素子分離領
域33、34にあるゲート酸化膜5、7及びウェル2を
エッチング加工して、ウェル2に深さ0.2μmのトレ
ンチを形成する。素子分離領域33、34の絶縁膜とし
て、プラズマCVD法によりシリコン酸化膜を厚さ4.
0μm堆積する。素子分離用シリコン酸化膜を基板温度
1050℃で時間60秒間熱処理する。この熱処理によ
り、素子分離用シリコン酸化膜はデンシファイされる。
CMP技術を用いて素子分離用シリコン酸化膜を平坦化
することで素子分離領域33、34を形成する。さら
に、CMPによる平坦化工程を実施し、図6(b)に示
す素子分離領域33、34を除いた領域に存在する多結
晶シリコン膜22上のシリコン酸化膜35を除去する。
【0046】図6(c)に示すように、ONO膜を多結
晶シリコン膜22の上に成膜する。次に、LP−CDV
法により厚さ60nmの多結晶シリコン膜23を堆積す
る。同時に多結晶シリコン膜23にリン(P)をドーピ
ングする。次に、LP−CVD法により厚さ200nm
のシリコン窒化(Si3N4)膜37を堆積する。図7
(a)に示すように、所望のゲート電極配線パターンに
レジストパターン25を形成する。このレジストパター
ン25をマスクに、シリコン窒化膜37をエッチンッグ
加工する。レジスト25を除去する。図7(b)に示す
ように、パターニングされたシリコン窒化膜29をマス
クにして多結晶シリコン膜23、22とONO膜36を
エッチング加工する。
【0047】さらに、その際、ゲート絶縁膜5、7およ
び素子分離領域33、34もエッチングする。ゲート絶
縁膜7は、ゲート絶縁膜5より薄いので、セル部のウェ
ル2は、オーバーエッチングされることになる。このオ
ーバーエッチングのばらつきにより、素子分離領域3
3、34の上面の高さが、ウェル2の上面の高さに対し
て変動することが考えられる。しかし、素子分離領域3
4の上面の高さが、ウェル2の上面の高さより高くしさ
えすれば、この素子分離領域34の高さの変動によっ
て、ソース/ドレイン電極15と基板1、2間でショー
トが発生することはない。この素子分離領域34の高さ
を高く維持するためには、膜22等の膜厚を厚く設定す
ればよい。
【0048】シリコン窒化膜29をマスクにリンのイオ
ン注入を行い、LDD構造となるソース/ドレイン領域
3、4を形成する。図8(a)に示すように、TEOS
を用いたLP−CVD法により、厚さ20nmのシリコ
ン酸化膜30を堆積する。コンタクトホールの配置され
る領域以外の場所にレジストパターン38を形成する。
さらに、SACの配置される領域では、膜7、10、3
1、11、29で構成される積層電極の側面にはレジス
トパターン38は形成しない。図8(b)に示すよう
に、レジストパターン38をマスクにして、ウェット
(WET)エッチング技術により、シリコン酸化膜30
をエッチングする。レジストパターン38を除去する。
ウェットエッチングによりシリコン酸化膜30を積層電
極の側壁から除去する目的は、メモリセルトランジスタ
のようなSAC構造トランジスタにおいて、ソース/ド
レイン電極15とゲート電極10、11がショートする
のを防ぐためである。
【0049】LP−CVD法により、厚さ20nmのシ
リコン窒化膜を堆積する。サイドウォール型トランジス
タの形成プロセスに基づいて、LDD構造を形成するた
め、リンイオンをウェル2に注入する。堆積したシリコ
ン窒化膜をエッチングして、サイドウォール12を形成
する。さらにシリコン窒化膜13を厚さ20nm堆積す
る。図8(c)に示すように、層間絶縁膜となるシリコ
ン酸化膜20を成膜する。
【0050】コンタクトホール27のパターンにレジス
トパターン26を形成する。このレジストパターン26
をマスクに、シリコン窒化膜13とサイドウォール12
をエッチングストッパーとして、層間絶縁膜20をエッ
チングする。コンタクトホール27、39を開口する。
さらに、図9(a)(b)に示すように、レジストパタ
ーン26をマスクに、コンタクトホール27、39に露
出したシリコン窒化膜13をエッチングする。図9の左
側は高電圧駆動系トランジスタの断面図であり、右側は
メモリセルトランジスタの断面図である。図9(b)の
IIH−IIH方向と、IIL−IIL方向の断面図が
図9(a)である。図9(a)のIH−IH方向と、I
L−IL方向の断面図が図9(b)である。図9(b)
に示すように、コンタクトホール39に露出する素子分
離領域34がエッチングされることはない。このことに
より、コンタクトホール39に露出する素子分離領域3
4の形状を一様に形成することができる。
【0051】図5(b)(c)に示すように、開口され
たコンタクトホール27、39にソース/ドレイン電極
14、15としてリンをドーピングした多結晶シリコン
膜を堆積する。ソース/ドレイン電極14、15からの
リンを熱拡散させ、ソース/ドレイン領域3、4に、n
+型拡散層16、17を形成する。この後、800℃、
50分程度の後酸化工程を行う。以上により、高密度に
トランジスタを配置した半導体装置を完成させた。
【0052】このように製造された半導体装置では、コ
ンタクトホールにおいて、エッチングストッパーである
シリコン窒化膜13とシリコン基板1、2の間のシリコ
ン酸化膜の膜厚は全て自然酸化膜の膜厚程度である。こ
のように、コンタクトホール27、39でのシリコン酸
化膜の膜厚を同一とすることで、このシリコン酸化膜の
除去の際に、メモリセル部の素子分離用絶縁膜34を過
度にエッチングすることなく、コンタクトホール27、
39の底部にソース/ドレイン領域を露出させることが
できる。そして、良好なコンタクトが形成できる。
【0053】なお、上記で示した高濃度不純物半導体材
を埋め込んで形成されたソース/ドレイン電極14、1
5は、拡散層16、17とオーミック接触を形成する。
必要に応じてコンタクト抵抗を設定することが必要な場
合は、コンタクトホール27、39の開口後で、ソース
/ドレイン電極材を埋め込む前に、例えばイオン注入法
あるいは気相拡散法あるいはプラズマドーピング法等の
不純物拡散法により半導体基板1の表面の不純物濃度を
高めることが有効である。
【0054】また、ソース/ドレイン領域3、4へのソ
ース/ドレイン電極14、15からの不純物拡散は、同
一のソース/ドレイン領域3、4とソース/ドレイン電
極14、15の構造を有する複数のトランジスタを同時
に行っても構わない。また、異なる構造毎に行っても構
わない。
【0055】実施例1および実施例2では2種類の膜厚
のゲート絶縁膜を形成する為に、まず、40nmのゲー
ト絶縁膜を形成したのち、メモリセルおよび低電圧系の
トランジスタ形成領域のゲート絶縁膜を10nmまでエ
ッチングしている。本発明はこれに限らない。まず、熱
酸化により、全面にゲート絶縁膜を形成する。メモリセ
ルおよび低電圧系のトランジスタ形成領域のゲート絶縁
膜をエッチングにより完全に取り除く。再酸化により、
全面にゲート絶縁膜を形成する。すなわち、高電圧駆動
系トランジスタでは、2度の酸化により膜厚40nmの
絶縁膜を形成する。低電圧駆動系トランジスタでは、再
酸化において、膜厚10nmの絶縁膜を形成する。この
場合、ゲート絶縁膜のエッチングによる膜厚の不均一性
からくるトランジスタのしきい値ばらつきを除去するこ
とができる。
【0056】(実施例3)実施例3では、半導体基板上
に形成された少なくとも二種類以上の膜厚の異なるゲー
ト絶縁膜を有するトランジスタを含む半導体装置につい
て説明する。この半導体装置は、膜厚の異なるゲート絶
縁膜を有する複数のトランジスタのソース/ドレイン電
極の側壁と接しシリコン基板上に設けられる酸化膜は、
膜厚が等しい。
【0057】実施例3でも、半導体装置としてNAND
型フラッシュメモリについて説明する。実施例3では、
メモリセルトランジスタ、低電圧駆動系トランジスタと
高電圧駆動系トランジスタについて説明する。図10
に、実施例3の半導体装置を示す。図10(a)が、メ
モリセルトランジスタの断面図である。図10(b)
が、低電圧駆動系トランジスタの断面図である。図10
(c)が、高電圧駆動系トランジスタの断面図である。
【0058】実施例3の半導体装置のメモリセルトラン
ジスタは、図10(a)に示すように、p型のシリコン
基板1と2と、基板表面を含むシリコン基板1と2内に
設けられ、シリコン窒化膜13の下方に設けられるn型
の複数のソース/ドレイン領域4とを有している。薄い
ゲート絶縁膜7は、複数のソース/ドレイン領域4の間
のシリコン基板1と2の表面の上と複数のソース/ドレ
イン領域4の上に設けられる。ゲート絶縁膜7の膜厚
は、図10(c)の高電圧駆動系トランジスタの厚いゲ
ート絶縁膜5の膜厚より薄い。シリコン窒化膜13の下
には、シリコン酸化膜30が設けられている。フローテ
ィングゲート電極10と40は、ゲート絶縁膜7の上に
設けられる導体で積層構造のドープドポリシリコンであ
る。また、ONO膜31は、フローティングゲート電極
10と40の上面の全面の上に設けられる。コントロー
ルゲート電極となるドープドポリシリコン11と41
は、ONO膜31の上面の全面の上に設けられる。
【0059】コンタクトプラグ15は、ソース/ドレイ
ン領域4の上に設けられる。プラグ15の側面がシリコ
ン窒化膜13に接する。プラグ15の材料が、n型のポ
リシリコンである。高濃度不純物拡散領域17は、ソー
ス/ドレイン領域4の中のプラグ15の下に設けられ、
ソース/ドレイン領域4の他の場所より不純物濃度が高
い。コンタクトプラグ15の上にはメタル配線42が設
けられている。シリコン窒化膜29は、ドープドポリシ
リコン11と41の上面の全面の上に設けられる。
【0060】実施例3の半導体装置の低電圧駆動系トラ
ンジスタは、図10(b)に示すように、p型のシリコ
ン基板1と2と、基板表面を含むシリコン基板1と2内
に設けられ、シリコン窒化膜13の下方に設けられるn
型の2つのソース/ドレイン領域4とを有している。薄
いゲート絶縁膜7は、2つのソース/ドレイン領域4の
間のシリコン基板1と2の表面の上と2つのソース/ド
レイン領域4の上に設けられる。ゲート絶縁膜7の膜厚
は、図10(c)の厚いゲート絶縁膜5の膜厚より薄
い。ゲート電極10と40は、ゲート絶縁膜7の上に設
けられる導体で積層構造のドープドポリシリコンある。
コンタクトプラグ43は、ソース/ドレイン領域4の上
に設けられる。プラグ15の側面がシリコン窒化膜13
に接する。プラグ43の材料はアルミニウム合金、タン
グステン、窒化チタン等の金属である。ソース/ドレイ
ン領域4の他の場所より不純物濃度が高い。また、ON
O膜31は、ゲート電極10と40の上面の全面の上に
設けられる。ドープドポリシリコン11と41は、ON
O膜31の上面の全面の上に設けられる。シリコン窒化
膜29は、ドープドポリシリコン11と41の上面の全
面の上に設けられる。
【0061】実施例3の半導体装置の高電圧駆動系トラ
ンジスタは、図10(c)に示すように、p型のシリコ
ン基板1と2と、基板表面を含むシリコン基板1と2内
に設けられるn型の2つのソース/ドレイン領域4を有
している。厚いゲート絶縁膜5は、2つのソース/ドレ
イン領域4の間のシリコン基板1と2の表面の上に設け
られる。ゲート電極8と40は、厚いゲート絶縁膜5の
上に設けられる層状のドープドポリシリコンである。シ
リコン酸化膜30は、2つのソース/ドレイン領域4の
上方に設けられる。シリコン窒化膜13は、シリコン酸
化膜30の上に設けられる。ソース/ドレイン電極とな
るコンタクトプラグ14は、ソース/ドレイン領域4の
上に設けられる。プラグ14の側面がシリコン窒化膜1
3とシリコン酸化膜30に接する。また、酸化窒化シリ
コン膜、いわゆるONO膜28は、ゲート電極40の上
面の全面の上に設けられる。層状のドープドポリシリコ
ン9と41は、ONO膜28の上面の全面の上に設けら
れる。高濃度不純物拡散領域16は、ソース/ドレイン
領域4の中のプラグ14の下に設けられ、ソース/ドレ
イン領域4の他の場所より不純物濃度が高い。シリコン
窒化膜29は、ドープドポリシリコン9と41の上面の
全面の上に設けられる。
【0062】従来までの方法では、異なるゲート絶縁膜
を有するトランジスタのコンタクトホールを開口する
際、酸化膜厚の薄いトランジスタにおいて素子分離絶縁
膜までエッチングされることになり、コンタクトホール
とシリコン基板とのショートが発生していた。特に電気
的書き込み消去を行う為に高電圧を必要とするNAND
型Flashではメモリセル部と高電圧駆動系トランジスタ
のゲート絶縁膜の差は30nmにもなるため従来の技術
ではゲート絶縁膜の異なるトランジスタのコンタクトホ
ールを同時に開口することは困難であった。しかし、実
施例1乃至3の半導体装置であると、コンタクトホール
開口の際エッチングストッパーとなるシリコン窒化膜の
直下のシリコン酸化膜の膜厚がすべてのトランジスタに
おいて同一である為、すべてのトランジスタのコンタク
トホール開口が同時に可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、高
電圧駆動系トランジスタを有し、ソース/ドレイン電極
と基板の間の接合耐圧がばらつかずショートすることも
ないメモリセルと低電圧駆動系トランジスタを有する半
導体装置を提供することができる。
【0064】また、本発明によれば、高電圧駆動系トラ
ンジスタを有し、ソース/ドレイン電極と基板の間の接
合耐圧がばらつかずショートすることもないメモリセル
と低電圧駆動系トランジスタを有する半導体装置の製造
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体装置の高電圧駆動系トランジ
スタと低電圧駆動系トランジスタの上方からの透視図及
び断面図である。
【図2】実施例1の半導体装置の製造途中の高電圧駆動
系トランジスタと低電圧駆動系トランジスタの断面図
(その1)である。
【図3】実施例1の半導体装置の製造途中の高電圧駆動
系トランジスタと低電圧駆動系トランジスタの断面図
(その2)である。
【図4】実施例1の半導体装置の製造途中の高電圧駆動
系トランジスタと低電圧駆動系トランジスタの断面図
(その3)である。
【図5】実施例2の半導体装置の高電圧駆動系トランジ
スタとセル部の上方からの透視図及び断面図である。
【図6】実施例2の半導体装置の製造途中の高電圧駆動
系トランジスタとセル部の断面図(その1)である。
【図7】実施例2の半導体装置の製造途中の高電圧駆動
系トランジスタとセル部の断面図(その2)である。
【図8】実施例2の半導体装置の製造途中の高電圧駆動
系トランジスタとセル部の断面図(その3)である。
【図9】実施例2の半導体装置の製造途中の高電圧駆動
系トランジスタとセル部の断面図(その4)である。
【図10】実施例3の半導体装置の高電圧駆動系トラン
ジスタと低電圧駆動系トランジスタとセル部の断面図で
ある。
【図11】半導体装置のセル部と低電圧駆動系トランジ
スタのソース/ドレイン電極と基板の間の接合耐圧のば
らつきの構造上の原因を説明するための図である。
【図12】半導体装置のセル部と低電圧駆動系トランジ
スタのソース/ドレイン電極と基板の間の接合耐圧のば
らつきの製造工程上の原因を説明するための図(その
1)である。
【図13】半導体装置のセル部と低電圧駆動系トランジ
スタのソース/ドレイン電極と基板の間の接合耐圧のば
らつきの製造工程上の原因を説明するための図(その
2)である。
【符号の説明】 1 p型シリコン基板 2 p型ウェル 3、4 ソース/ドレイン領域(n型シリコン領域) 5、6、7 絶縁膜(シリコン酸化膜) 8、9、10、11 導体(ドープトポリシリコン膜) 12 絶縁体(サイドウォール、シリコン酸化膜) 13 エッチングストッパー(シリコン窒化膜) 14、15 導体(ドープトポリシリコン膜) 16、17 高濃度不純物拡散領域(n型シリコン領
域) 18 素子分離領域(シャロウトレンチアイソレーショ
ン、STI、絶縁体) 20 層間絶縁膜、シリコン酸化膜 21 レジストパターン 22、23 ドープトポリシリコン膜 24 素子分離領域、絶縁体(シリコン酸化膜) 25、26 レジストパターン 27 コンタクトホール 28、31 ONO膜 29 シリコン窒化膜 30 シリコン酸化膜 32 レジストパターン 33、34 素子分離領域、絶縁体(シリコン酸化膜) 35 シリコン酸化膜 36 ONO膜 37 シリコン窒化膜 38 レジストパターン 39 コンタクトホール 40 ドープトポリシリコン膜 41 メタル、シリサイド 42 メタル配線 43 メタル、コンタクトプラグ 44、45、46、50 溝 47、48、49 高濃度不純物拡散領域(n型シリコ
ン領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/115 H01L 29/78 371 29/788 21/90 C 29/792 (72)発明者 新井 範久 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 荒井 史隆 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 CC05 DD04 DD16 DD43 EE08 GG09 GG16 HH16 HH20 5F033 HH04 JJ04 KK01 QQ09 QQ25 QQ37 QQ48 QQ58 QQ59 RR02 RR05 TT08 VV16 XX09 XX31 XX33 5F048 AA07 AB01 AC01 BA01 BB06 BB16 BC06 BE04 BF04 BF16 BG14 DA27 DA30 DB04 DB06 5F083 EP23 EP55 EP56 EP76 ER22 GA27 JA04 JA32 MA06 MA19 NA01 PR06 PR21 PR40 PR43 PR45 PR46 PR53 PR55 PR56 ZA07 ZA08 5F101 BA07 BA29 BB05 BD27 BD34 BD35 BH02 BH13 BH19 BH21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、 基板表面を含む前記半導体基板内に設けられる第2導電
    型の第1半導体領域と、 前記基板表面を含む前記半導体基板内に設けられる前記
    第2導電型の第2半導体領域と、 前記第1半導体領域と前記第2半導体領域の間の前記基
    板表面の上に設けられる第1膜厚の第1絶縁膜と、 前記第1半導体領域、前記第2半導体領域と前記第1絶
    縁膜の周囲を囲む絶縁体と、 前記第1絶縁膜の上に設けられる第1導体と、 前記第1半導体領域と、前記第2半導体領域の上方に設
    けられる第2絶縁膜と、 前記第1半導体領域の上に設けられ、側面が前記第2絶
    縁膜に接する第2導体と、 前記第2半導体領域の上に設けられ、側面が前記第2絶
    縁膜に接する第3導体と、 前記第1半導体領域の表面上に設けられ、前記第2絶縁
    膜の下方に設けられ、前記第1膜厚より薄い第2膜厚の
    第3絶縁膜と、 前記第2半導体領域の表面上に設けられ、前記第2絶縁
    膜の下方に設けられ、前記第2膜厚の第4絶縁膜とを有
    することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基板と、 基板表面を含む前記半導体基板内に設けられる第2導電
    型の第1半導体領域と、 前記基板表面を含む前記半導体基板内に設けられる前記
    第2導電型の第2半導体領域と、 前記第1半導体領域と前記第2半導体領域の間の前記基
    板表面の上に設けられる第1膜厚の第1絶縁膜と、 前記第1絶縁膜の上に設けられる第1導体と、 前記第1半導体領域と、前記第2半導体領域の上方に設
    けられる第2絶縁膜と、 前記第1半導体領域の上に設けられ、側面が前記第2絶
    縁膜に接する第2導体と、 前記第2半導体領域の上に設けられ、側面が前記第2絶
    縁膜に接する第3導体と、 基板表面を含む前記半導体基板内に設けられ、前記第2
    絶縁膜の下方に設けられる前記第2導電型の第3半導体
    領域と、 前記基板表面を含む前記半導体基板内に設けられ、前記
    第2絶縁膜の下方に設けられる前記第2導電型の第4半
    導体領域と、 前記第3半導体領域と前記第4半導体領域の間の前記基
    板表面の上に設けられる前記第1膜厚より薄い第2膜厚
    の第5絶縁膜と、 前記第5絶縁膜の上に設けられる第4導体と、 前記第3半導体領域の上に設けられ、側面が前記第2絶
    縁膜に接する第5導体と、 前記第4半導体領域の上に設けられ、側面が前記第2絶
    縁膜に接する第6導体と、 前記第1半導体領域、前記第2半導体領域及び前記第1
    絶縁膜の周囲、並びに前記第3半導体領域、前記第4半
    導体領域及び前記第5絶縁膜の周囲を囲む絶縁体とを有
    することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1半導体領域の表面上に設けら
    れ、前記第2絶縁膜の下方に設けられ、前記第2膜厚の
    第3絶縁膜と、 前記第2半導体領域の表面上に設けられ、前記第2絶縁
    膜の下方に設けられ、前記第2膜厚の第4絶縁膜と、 前記第3半導体領域の表面上に設けられ、前記第2絶縁
    膜の下方に設けられ、前記第2膜厚の第6絶縁膜と、 前記第4半導体領域の表面上に設けられ、前記第2絶縁
    膜の下方に設けられ、前記第2膜厚の第7絶縁膜とをさ
    らに有することを特徴とする請求項2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1絶縁膜と前記第3絶縁膜の境界
    が、前記第1導体と前記第2導体の間に存在し、前記第
    1絶縁膜と前記第4絶縁膜の境界が、前記第1導体と前
    記第3導体の間に存在することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板の材料が、シリコンであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記
    載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2絶縁膜の材料が、シリコン窒化
    膜であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    つに記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第2導体と前記第3導体の材料が、
    前記第2導電型の多結晶シリコンであることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1半導体領域の中の前記第2導体
    の下に設けられ、前記第1半導体領域の他の場所より不
    純物濃度が高い第5半導体領域と、前記第2半導体領域
    の中の前記第3導体の下に設けられ、前記第2半導体領
    域の他の場所より不純物濃度が高い第6半導体領域とを
    さらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    か1つに記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第4導体の上面の全面の上に設けら
    れる第8絶縁膜と、 前記第8絶縁膜の上面の全面の上に設けられる第7導体
    とをさらに有することを特徴とする請求項2乃至8のい
    ずれか1つに記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 シリコン基板の上に、第1トランジス
    タの第1ゲート酸化膜を形成することと、 前記シリコン基板の上に、前記第1ゲート酸化膜より膜
    厚が薄い第2トランジスタの第2のゲート酸化膜を形成
    することと、 前記第1トランジスタのコンタクトプラグを形成する領
    域の前記第1ゲート酸化膜の膜厚と、前記第2トランジ
    スタのコンタクトプラグを形成する領域の前記第2ゲー
    ト酸化膜の膜厚を互いに存在しない場合も含め等しくす
    ることとを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第1トランジスタと前記第2トラ
    ンジスタの前記コンタクトプラグを形成する前記領域の
    上方に第1絶縁膜を形成することと、 前記第1絶縁膜の上に第2絶縁膜を形成することと、 前記第1絶縁膜が露出するまで、前記コンタクトプラグ
    を形成する前記領域の第2絶縁膜をエッチングすること
    と、 前記第1ゲート酸化膜と前記第2ゲート酸化膜が露出す
    るまで、露出した前記第1絶縁膜をエッチングすること
    と、 露出した前記第1ゲート酸化膜と前記第2ゲート酸化膜
    をエッチングすることとをさらに含むことを特徴とする
    請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 露出した前記第1ゲート酸化膜と前記
    第2ゲート酸化膜の上方からイオン注入することとをさ
    らに含むことを特徴とする請求項11に記載の半導体装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1トランジスタと前記第2トラ
    ンジスタの間に素子分離領域を形成することと、 前記第1トランジスタと前記第2トランジスタのゲート
    電極を形成することと、 前記第1トランジスタと前記第2トランジスタのソース
    /ドレイン領域を形成することと、 前記ゲート電極の側面にサイドウォールを形成すること
    と、 前記第1トランジスタと前記第2トランジスタの前記コ
    ンタクトプラグを形成することと、 前記コンタクトプラグからの不純物拡散によりソース/
    ドレイン領域に拡散層を形成することとをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1つに記
    載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1絶縁膜の材料が、シリコン窒
    化膜であることを特徴とする請求項11乃至13のいず
    れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記コンタクトプラグの材料が、多結
    晶シリコンであることを特徴とする請求項10乃至14
    のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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JP2007110072A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Hynix Semiconductor Inc NAND型フラッシュメモリ素子の製造方法{MethodofmanufacturingaNANDtypeflashmemorydevice}
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