JP2003297915A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- H01L21/762—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 STI形成後の酸化処理中にシリコン基板表
面に窒素化合物が生成されることを防ぎ、これによりト
ランジスタの信頼性を向上 【解決手段】 STIを形成した後、図2[1]に示す
ように、希ガスとしてArを含んだ酸化雰囲気中で、1
100[℃]の酸化処理を行うことにより、シリコン基
板11を200〜300[nm]酸化させるとともにト
レンチの角を丸める(図2[1]中のAの部分)。図2
[2]は、図2[1]中のAの拡大図である。その結
果、シリコン基板11表面に犠牲酸化膜16が形成され
るとともに、犠牲酸化膜16下のシリコン基板11表面
の欠陥や損傷が回復する。
面に窒素化合物が生成されることを防ぎ、これによりト
ランジスタの信頼性を向上 【解決手段】 STIを形成した後、図2[1]に示す
ように、希ガスとしてArを含んだ酸化雰囲気中で、1
100[℃]の酸化処理を行うことにより、シリコン基
板11を200〜300[nm]酸化させるとともにト
レンチの角を丸める(図2[1]中のAの部分)。図2
[2]は、図2[1]中のAの拡大図である。その結
果、シリコン基板11表面に犠牲酸化膜16が形成され
るとともに、犠牲酸化膜16下のシリコン基板11表面
の欠陥や損傷が回復する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、STI(Shallow
Trench Isoration)によって素子分離する工程を有す
る、半導体装置の製造方法に関する。
Trench Isoration)によって素子分離する工程を有す
る、半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化及び微細化
が進むに従い、素子を分離する絶縁膜の幅がますます狭
くなっている。そのため、LOCOS(local oxidatio
n of silicon)などの素子分離方法では、所望の分離能
力が得られない。そこで、素子分離能力の高いSTIが
用いられるようになってきた。図4及び図5に従来のS
TIの形成方法を示す。
が進むに従い、素子を分離する絶縁膜の幅がますます狭
くなっている。そのため、LOCOS(local oxidatio
n of silicon)などの素子分離方法では、所望の分離能
力が得られない。そこで、素子分離能力の高いSTIが
用いられるようになってきた。図4及び図5に従来のS
TIの形成方法を示す。
【0003】まず、図4[1]に示すように、シリコン
基板21上に、パッド酸化膜22を50〜200[n
m]、シリコン窒化膜23を100〜300[nm]、
順次成膜する。続いて、フォトリソグラフィ工程によ
り、所望の拡散層形成領域にフォトレジスト24をパタ
ーニングする。続いて、フォトレジスト24をマスクに
して、パッド酸化膜22とシリコン窒化膜23とをドラ
イエッチングする。続いて、フォトレジスト24を除去
した後、STIを形成するためにシリコン窒化膜23を
マスクとして、シリコン基板21を200〜350[n
m]エッチングする。
基板21上に、パッド酸化膜22を50〜200[n
m]、シリコン窒化膜23を100〜300[nm]、
順次成膜する。続いて、フォトリソグラフィ工程によ
り、所望の拡散層形成領域にフォトレジスト24をパタ
ーニングする。続いて、フォトレジスト24をマスクに
して、パッド酸化膜22とシリコン窒化膜23とをドラ
イエッチングする。続いて、フォトレジスト24を除去
した後、STIを形成するためにシリコン窒化膜23を
マスクとして、シリコン基板21を200〜350[n
m]エッチングする。
【0004】このエッチングによって形成したトレンチ
(溝)の側面及び底部を酸化処理により酸化(図示な
し)した後、図4[2]に示すように、絶縁酸化膜25
を450〜650[nm]成膜することにより、トレン
チ内部を埋め込む。絶縁酸化膜25には、USG(undo
ped silicate glass)膜やHDP(High Density Plazm
a)を用いたプラズマ酸化膜などを用いる。
(溝)の側面及び底部を酸化処理により酸化(図示な
し)した後、図4[2]に示すように、絶縁酸化膜25
を450〜650[nm]成膜することにより、トレン
チ内部を埋め込む。絶縁酸化膜25には、USG(undo
ped silicate glass)膜やHDP(High Density Plazm
a)を用いたプラズマ酸化膜などを用いる。
【0005】続いて、シリコン窒化膜23が露出するま
で絶縁酸化膜25をCMP(chemical mechanical poli
shing)により研磨し、その後、シリコン窒化膜23及
びパッド酸化膜22をウェットエッチングにより除去す
ることにより、図4[3]に示すようなSTI(絶縁酸
化膜25)を形成する。
で絶縁酸化膜25をCMP(chemical mechanical poli
shing)により研磨し、その後、シリコン窒化膜23及
びパッド酸化膜22をウェットエッチングにより除去す
ることにより、図4[3]に示すようなSTI(絶縁酸
化膜25)を形成する。
【0006】このSTIを形成した後、図5[1]に示
すように、窒素で希釈された酸化雰囲気中で、1100
[℃]の酸化処理を行うことにより、シリコン基板21
を200〜300[nm]酸化させるとともにトレンチ
の角を丸める。その結果、シリコン基板21表面に犠牲
酸化膜26が形成され、その下のシリコン基板21表面
の欠陥や損傷が回復する。
すように、窒素で希釈された酸化雰囲気中で、1100
[℃]の酸化処理を行うことにより、シリコン基板21
を200〜300[nm]酸化させるとともにトレンチ
の角を丸める。その結果、シリコン基板21表面に犠牲
酸化膜26が形成され、その下のシリコン基板21表面
の欠陥や損傷が回復する。
【0007】この丸め処理を行った後、ウェル注入及び
チャネル注入を行い、図5[2]に示すように、ゲート
電極を形成するために、ゲート酸化膜27を2〜10
[nm]、ポリシリコン28を100〜200[n
m]、順次成膜する。
チャネル注入を行い、図5[2]に示すように、ゲート
電極を形成するために、ゲート酸化膜27を2〜10
[nm]、ポリシリコン28を100〜200[n
m]、順次成膜する。
【0008】その後、図5[3]に示すように、フォト
リソグラフィ、ドライエッチング、LDD注入、酸化膜
サイドウォール形成などの工程を順次経て、ゲート電極
29を形成する。
リソグラフィ、ドライエッチング、LDD注入、酸化膜
サイドウォール形成などの工程を順次経て、ゲート電極
29を形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法では、STI形成後の1000[℃]以上の酸
化処理中に酸化雰囲気中の窒素が反応することにより、
シリコン基板21表面(拡散層)に窒素化合物30を発
生するので、シリコン基板21表面が荒れるという問題
があった(図5)。その結果、荒れたシリコン基板21
表面にゲート電極29を形成することになるので、トラ
ンジスタの信頼性が劣化してしまう。
製造方法では、STI形成後の1000[℃]以上の酸
化処理中に酸化雰囲気中の窒素が反応することにより、
シリコン基板21表面(拡散層)に窒素化合物30を発
生するので、シリコン基板21表面が荒れるという問題
があった(図5)。その結果、荒れたシリコン基板21
表面にゲート電極29を形成することになるので、トラ
ンジスタの信頼性が劣化してしまう。
【0010】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、STI形成後
の酸化処理中にシリコン基板表面に窒素化合物が生成さ
れることを防ぎ、これによりトランジスタの信頼性を向
上できる、半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
の酸化処理中にシリコン基板表面に窒素化合物が生成さ
れることを防ぎ、これによりトランジスタの信頼性を向
上できる、半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る製造方法
は、シリコン基板上の一部にシリコン窒化膜を形成する
工程と、このシリコン窒化膜をマスクに用いてシリコン
基板をエッチングすることにより素子分離用の溝を形成
する工程と、この溝内及びシリコン窒化膜上に絶縁酸化
膜を形成する工程と、この絶縁酸化膜をシリコン基板に
水平にかつシリコン窒化膜に達するまで研磨する工程
と、この研磨されたシリコン窒化膜を除去する工程と、
この除去されたシリコン窒化膜下に現れたシリコン基板
表面を高温の酸化雰囲気中で酸化することによりシリコ
ン基板表面の欠陥又は損傷を回復させる工程とを備えて
いる。そして、酸化雰囲気が酸素又は水蒸気を希ガスで
希釈した混合ガスからなる、ことを特徴とする(請求項
1)。
は、シリコン基板上の一部にシリコン窒化膜を形成する
工程と、このシリコン窒化膜をマスクに用いてシリコン
基板をエッチングすることにより素子分離用の溝を形成
する工程と、この溝内及びシリコン窒化膜上に絶縁酸化
膜を形成する工程と、この絶縁酸化膜をシリコン基板に
水平にかつシリコン窒化膜に達するまで研磨する工程
と、この研磨されたシリコン窒化膜を除去する工程と、
この除去されたシリコン窒化膜下に現れたシリコン基板
表面を高温の酸化雰囲気中で酸化することによりシリコ
ン基板表面の欠陥又は損傷を回復させる工程とを備えて
いる。そして、酸化雰囲気が酸素又は水蒸気を希ガスで
希釈した混合ガスからなる、ことを特徴とする(請求項
1)。
【0012】本発明に係る製造方法によれば、窒素を除
く不活性ガスすなわち希ガスで希釈された酸化雰囲気を
用いることにより、酸化処理中にシリコン基板表面に窒
素化合物が発生しないので、シリコン基板表面の荒れも
発生しない。
く不活性ガスすなわち希ガスで希釈された酸化雰囲気を
用いることにより、酸化処理中にシリコン基板表面に窒
素化合物が発生しないので、シリコン基板表面の荒れも
発生しない。
【0013】希ガスは、ヘリウム、ネオン、アルゴン、
クリプトン、キセノン及びラドンの中から選ばれた一種
類のガス又は二種類以上の混合ガスである、としてもよ
い(請求項2)。「希ガス」とは、典型元素の中の18
族に属する前述の六元素をいう。また、希ガスがアルゴ
ンである、としてもよい(請求項3)。アルゴンは、大
気中に比較的豊富に存在するので、安価で入手しやす
い。
クリプトン、キセノン及びラドンの中から選ばれた一種
類のガス又は二種類以上の混合ガスである、としてもよ
い(請求項2)。「希ガス」とは、典型元素の中の18
族に属する前述の六元素をいう。また、希ガスがアルゴ
ンである、としてもよい(請求項3)。アルゴンは、大
気中に比較的豊富に存在するので、安価で入手しやす
い。
【0014】シリコン基板とシリコン窒化膜との間に、
このシリコン窒化膜とともに除去されるパッド酸化膜を
設けた、としてもよい(請求項4)。
このシリコン窒化膜とともに除去されるパッド酸化膜を
設けた、としてもよい(請求項4)。
【0015】シリコン基板表面を酸化雰囲気中で酸化す
る時の温度は、好ましくは950〜1200、より好ま
しくは1000〜1150[℃]、最も好ましくは10
50〜1100[℃]である(請求項5乃至7)。温度
が低くなるほど、シリコン基板表面の欠陥や損傷が残
る。一方、温度が高くなるほど、シリコン基板表面のト
レンチの角が変形するので、トランジスタの特性が悪く
なる。これらのトレードオフの関係が、前述の数値限定
の理由である。
る時の温度は、好ましくは950〜1200、より好ま
しくは1000〜1150[℃]、最も好ましくは10
50〜1100[℃]である(請求項5乃至7)。温度
が低くなるほど、シリコン基板表面の欠陥や損傷が残
る。一方、温度が高くなるほど、シリコン基板表面のト
レンチの角が変形するので、トランジスタの特性が悪く
なる。これらのトレードオフの関係が、前述の数値限定
の理由である。
【0016】換言すると、本発明の特徴は、拡散層を形
成する過程において、パッド酸化膜除去後の犠牲酸化処
理を、希ガスを含んだ酸化雰囲気中で、例えば1000
[℃]以上で行なうことにある。図1[1]に示すよう
に、シリコン基板上にパッド酸化膜及びシリコン窒化膜
を順次成膜し、フォトリソグラフィ工程によりパターニ
ングを行い、これらのパッド酸化膜及びシリコン窒化膜
をエッチングする。次に、図1[2]及び図1[3]に
示すように、パッド酸化膜及びシリコン窒化膜をマスク
にシリコン基板をエッチングし、絶縁酸化膜を埋め込
む。更に、CMPを用いて絶縁酸化膜を研磨することに
より、STI形成する。その後、図2[1]に示すよう
に、希ガスを含んだ酸化雰囲気中で、例えば1000
[℃]以上の酸化処理を行なうことにより、シリコン基
板を酸化させるとともに図2[2]に示すようにトレン
チの角を丸める。本発明によれば、希ガスを含んだ酸化
雰囲気中で、例えば1000[℃]以上の酸化処理を行
うことによって、拡散層表面を荒らすことなく犠牲酸化
を実施でき、同時にトレンチの角を丸めることによっ
て、トランジスタのオフリーク電流を抑制できるので、
半導体装置の信頼性を向上できる。
成する過程において、パッド酸化膜除去後の犠牲酸化処
理を、希ガスを含んだ酸化雰囲気中で、例えば1000
[℃]以上で行なうことにある。図1[1]に示すよう
に、シリコン基板上にパッド酸化膜及びシリコン窒化膜
を順次成膜し、フォトリソグラフィ工程によりパターニ
ングを行い、これらのパッド酸化膜及びシリコン窒化膜
をエッチングする。次に、図1[2]及び図1[3]に
示すように、パッド酸化膜及びシリコン窒化膜をマスク
にシリコン基板をエッチングし、絶縁酸化膜を埋め込
む。更に、CMPを用いて絶縁酸化膜を研磨することに
より、STI形成する。その後、図2[1]に示すよう
に、希ガスを含んだ酸化雰囲気中で、例えば1000
[℃]以上の酸化処理を行なうことにより、シリコン基
板を酸化させるとともに図2[2]に示すようにトレン
チの角を丸める。本発明によれば、希ガスを含んだ酸化
雰囲気中で、例えば1000[℃]以上の酸化処理を行
うことによって、拡散層表面を荒らすことなく犠牲酸化
を実施でき、同時にトレンチの角を丸めることによっ
て、トランジスタのオフリーク電流を抑制できるので、
半導体装置の信頼性を向上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る製
造方法の各工程を示す断面図である。以下、これらの図
面に基づき説明する。
造方法の各工程を示す断面図である。以下、これらの図
面に基づき説明する。
【0018】まず、図1[1]に示すように、シリコン
基板11上に、パッド酸化膜12を50〜200[n
m]、シリコン窒化膜13を100〜300[nm]、
順次成膜する。続いて、フォトリソグラフィ工程によ
り、所望の拡散層形成領域にフォトレジスト14をパタ
ーニングする。続いて、フォトレジスト14をマスクに
して、パッド酸化膜12とシリコン窒化膜13とをドラ
イエッチングする。続いて、フォトレジスト14を除去
した後、STIを形成するためにシリコン窒化膜13を
マスクとして、シリコン基板11を200〜350[n
m]エッチングする。
基板11上に、パッド酸化膜12を50〜200[n
m]、シリコン窒化膜13を100〜300[nm]、
順次成膜する。続いて、フォトリソグラフィ工程によ
り、所望の拡散層形成領域にフォトレジスト14をパタ
ーニングする。続いて、フォトレジスト14をマスクに
して、パッド酸化膜12とシリコン窒化膜13とをドラ
イエッチングする。続いて、フォトレジスト14を除去
した後、STIを形成するためにシリコン窒化膜13を
マスクとして、シリコン基板11を200〜350[n
m]エッチングする。
【0019】このエッチングによって形成したトレンチ
(溝)の側面及び底部を酸化処理により酸化(図示な
し)した後、図1[2]に示すように、絶縁酸化膜15
を450〜650[nm]成膜することにより、トレン
チ内部を埋め込む。絶縁酸化膜15には、USG(undo
ped silicate glass)膜やHDP(High Density Plazm
a)を用いたプラズマ酸化膜などを用いる。
(溝)の側面及び底部を酸化処理により酸化(図示な
し)した後、図1[2]に示すように、絶縁酸化膜15
を450〜650[nm]成膜することにより、トレン
チ内部を埋め込む。絶縁酸化膜15には、USG(undo
ped silicate glass)膜やHDP(High Density Plazm
a)を用いたプラズマ酸化膜などを用いる。
【0020】続いて、シリコン窒化膜13が露出するま
で絶縁酸化膜15をCMP(chemical mechanical poli
shing)により研磨し、その後、シリコン窒化膜13及
びパッド酸化膜12をウェットエッチングにより除去す
ることにより、図1[3]に示すようなSTI(絶縁酸
化膜15)を形成する。
で絶縁酸化膜15をCMP(chemical mechanical poli
shing)により研磨し、その後、シリコン窒化膜13及
びパッド酸化膜12をウェットエッチングにより除去す
ることにより、図1[3]に示すようなSTI(絶縁酸
化膜15)を形成する。
【0021】STIを形成した後、図2[1]に示すよ
うに、希ガスとしてArを含んだ酸化雰囲気中で、11
00[℃]の酸化処理を行うことにより、シリコン基板
11を200〜300[nm]酸化させるとともにトレ
ンチの角を丸める(図2[1]中のAの部分)。図2
[2]は、図2[1]中のAの拡大図である。その結
果、シリコン基板11表面に犠牲酸化膜16が形成さ
れ、その下のシリコン基板11表面の欠陥や損傷が回復
する。
うに、希ガスとしてArを含んだ酸化雰囲気中で、11
00[℃]の酸化処理を行うことにより、シリコン基板
11を200〜300[nm]酸化させるとともにトレ
ンチの角を丸める(図2[1]中のAの部分)。図2
[2]は、図2[1]中のAの拡大図である。その結
果、シリコン基板11表面に犠牲酸化膜16が形成さ
れ、その下のシリコン基板11表面の欠陥や損傷が回復
する。
【0022】また、図示しない箇所において、トレンチ
の角の上にもゲート酸化膜及びゲート電極が形成され
る。そのため、トレンチの角が尖っていると、その上の
ゲート酸化膜が薄くなる。したがって、そこに電界が集
中して、トランジスタのオフリーク電流が増加する。そ
こで、トレンチの角を丸めることによって、トレンチの
角における電界集中を防ぎ、これによりトランジスタの
オフリーク電流を抑制する。
の角の上にもゲート酸化膜及びゲート電極が形成され
る。そのため、トレンチの角が尖っていると、その上の
ゲート酸化膜が薄くなる。したがって、そこに電界が集
中して、トランジスタのオフリーク電流が増加する。そ
こで、トレンチの角を丸めることによって、トレンチの
角における電界集中を防ぎ、これによりトランジスタの
オフリーク電流を抑制する。
【0023】この丸め処理を行った後、ウェル注入及び
チャネル注入を行い、図3[1]に示すように、ゲート
電極を形成するために、ゲート酸化膜17を2〜10
[nm]、ポリシリコン18を100〜200[n
m]、順次成膜する。
チャネル注入を行い、図3[1]に示すように、ゲート
電極を形成するために、ゲート酸化膜17を2〜10
[nm]、ポリシリコン18を100〜200[n
m]、順次成膜する。
【0024】その後、図3[2]に示すように、フォト
リソグラフィ、ドライエッチング、LDD注入、酸化膜
サイドウォール形成などの工程を順次経て、ゲート電極
19を形成する。
リソグラフィ、ドライエッチング、LDD注入、酸化膜
サイドウォール形成などの工程を順次経て、ゲート電極
19を形成する。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る製造方法によれば、STI
形成後の酸化処理工程において、窒素を除く不活性ガス
すなわち希ガスで希釈された酸化雰囲気を用いることに
より、酸化処理中にシリコン基板表面に窒素化合物が発
生しないので、シリコン基板表面の荒れを防止できる。
したがって、シリコン基板表面に良質のゲート酸化膜を
形成できるので、トランジスタの信頼性を向上できる。
形成後の酸化処理工程において、窒素を除く不活性ガス
すなわち希ガスで希釈された酸化雰囲気を用いることに
より、酸化処理中にシリコン基板表面に窒素化合物が発
生しないので、シリコン基板表面の荒れを防止できる。
したがって、シリコン基板表面に良質のゲート酸化膜を
形成できるので、トランジスタの信頼性を向上できる。
【0026】換言すると、パッド酸化膜除去後にArな
どの希ガスを含んだ酸化雰囲気中で、例えば1000
[℃]以上の酸化処理を行うことによって、それまでの
プロセス中に発生した、シリコン基板表面の欠陥や損傷
を十分回復できるとともに、トレンチの角を丸めること
によって、トレンチの角における電界集中による、ゲー
ト酸化膜へのダメージを軽減できる。
どの希ガスを含んだ酸化雰囲気中で、例えば1000
[℃]以上の酸化処理を行うことによって、それまでの
プロセス中に発生した、シリコン基板表面の欠陥や損傷
を十分回復できるとともに、トレンチの角を丸めること
によって、トレンチの角における電界集中による、ゲー
ト酸化膜へのダメージを軽減できる。
【図1】本発明に係る製造方法の一実施形態を示す断面
図(その1)であり、図1[1]〜図1[3]の順に工
程が進行する。
図(その1)であり、図1[1]〜図1[3]の順に工
程が進行する。
【図2】本発明に係る製造方法の一実施形態を示す断面
図(その2)であり、図2[1]中のAを拡大したもの
が図2[2]である。
図(その2)であり、図2[1]中のAを拡大したもの
が図2[2]である。
【図3】本発明に係る製造方法の一実施形態を示す断面
図(その3)であり、図3[1]〜図3[2]の順に工
程が進行する。
図(その3)であり、図3[1]〜図3[2]の順に工
程が進行する。
【図4】従来の製造方法を示す断面図(その1)であ
り、図4[1]〜図4[3]の順に工程が進行する。
り、図4[1]〜図4[3]の順に工程が進行する。
【図5】従来の製造方法を示す断面図(その2)であ
り、図5[1]〜図5[3]の順に工程が進行する。
り、図5[1]〜図5[3]の順に工程が進行する。
11 シリコン基板
12 パッド酸化膜
13 シリコン窒化膜
14 フォトレジスト
15 絶縁酸化膜
16 犠牲酸化膜
17 ゲート酸化膜
18 ゲートポリシリコン
19 ゲート電極
Claims (7)
- 【請求項1】 シリコン基板上の一部にシリコン窒化膜
を形成する工程と、このシリコン窒化膜をマスクに用い
て前記シリコン基板をエッチングすることにより素子分
離用の溝を形成する工程と、この溝内及び前記シリコン
窒化膜上に絶縁酸化膜を形成する工程と、この絶縁酸化
膜を前記シリコン基板に水平にかつ前記シリコン窒化膜
に達するまで研磨する工程と、この研磨されたシリコン
窒化膜を除去する工程と、この除去されたシリコン窒化
膜下に現れた前記シリコン基板表面を高温の酸化雰囲気
中で酸化することにより当該シリコン基板表面の欠陥又
は損傷を回復させる工程とを備えた、半導体装置の製造
方法において、 前記酸化雰囲気が酸素又は水蒸気を希ガスで希釈した混
合ガスからなる、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記希ガスは、ヘリウム、ネオン、アル
ゴン、クリプトン、キセノン及びラドンの中から選ばれ
た一種類のガス又は二種類以上の混合ガスである、 請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記希ガスがアルゴンである、 請求項2記載の半導体装置の製造方法。
- 【請求項4】 前記シリコン基板と前記シリコン窒化膜
との間に、当該シリコン窒化膜とともに除去されるパッ
ド酸化膜を設けた、 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項5】 前記シリコン基板表面を前記酸化雰囲気
中で酸化する時の温度が950〜1200[℃]であ
る、 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 前記シリコン基板表面を前記酸化雰囲気
中で酸化する時の温度が1000〜1150[℃]であ
る、 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項7】 前記シリコン基板表面を前記酸化雰囲気
中で酸化する時の温度が1050〜1100[℃]であ
る、 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造方
法。
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