JP2003297536A - Ih制御装置及びその制御方法 - Google Patents
Ih制御装置及びその制御方法Info
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- JP2003297536A JP2003297536A JP2002098616A JP2002098616A JP2003297536A JP 2003297536 A JP2003297536 A JP 2003297536A JP 2002098616 A JP2002098616 A JP 2002098616A JP 2002098616 A JP2002098616 A JP 2002098616A JP 2003297536 A JP2003297536 A JP 2003297536A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチング素子の破壊の危険性を排除しつ
つ、装置の省エネルギー化を低コストで達成することが
できるIH制御装置及び制御方法を提供するものであ
る。 【解決手段】 磁界発生手段によって発生された磁界を
受けて加熱される発熱体と、前記磁界発生手段に供給す
る電力制御を行うスイッチング手段と、前記スイッチン
グ手段のON/OFF幅を制御する制御手段と、前記磁
界発生手段の両端に入力側が接続され該磁界発生手段の
両端電圧と比例した第一の電圧を出力する電力伝達手段
と、前記電力伝達手段からの出力電圧を整流平滑する第
一の整流平滑手段と、前記第一の整流平滑手段からの出
力電圧を入力とし、前記スイッチング手段を冷却するた
めの冷却手段とを有するものである。
つ、装置の省エネルギー化を低コストで達成することが
できるIH制御装置及び制御方法を提供するものであ
る。 【解決手段】 磁界発生手段によって発生された磁界を
受けて加熱される発熱体と、前記磁界発生手段に供給す
る電力制御を行うスイッチング手段と、前記スイッチン
グ手段のON/OFF幅を制御する制御手段と、前記磁
界発生手段の両端に入力側が接続され該磁界発生手段の
両端電圧と比例した第一の電圧を出力する電力伝達手段
と、前記電力伝達手段からの出力電圧を整流平滑する第
一の整流平滑手段と、前記第一の整流平滑手段からの出
力電圧を入力とし、前記スイッチング手段を冷却するた
めの冷却手段とを有するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIH(Induction He
ating:電磁誘導加熱)制御装置内の発熱素子の異常な
加熱防止を図るIH制御装置及びその制御方法に関する
ものである。
ating:電磁誘導加熱)制御装置内の発熱素子の異常な
加熱防止を図るIH制御装置及びその制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】調理器などを代表的な例として近年加熱
制御にIH制御が用いられている。このIH制御は、従
来のヒーターのように抵抗体に電力を消費させることな
く、また炎を直接使用することなく、コイルから発生す
る磁界の変化によって発熱体を加熱させ、低消費電力で
大きな加熱効果を安全に得ることが可能であり、近年注
目されている技術である。
制御にIH制御が用いられている。このIH制御は、従
来のヒーターのように抵抗体に電力を消費させることな
く、また炎を直接使用することなく、コイルから発生す
る磁界の変化によって発熱体を加熱させ、低消費電力で
大きな加熱効果を安全に得ることが可能であり、近年注
目されている技術である。
【0003】図4は従来のIH制御による代表的な回路
例を示している。商用交流電源ACから入力された電力
は、ブリッヂ接続されたダイオードD1〜4によって構
成された整流回路1で整流され、ノイズフィルタNF
1、平滑コンデンサC1との平滑回路で直流化される。
Q1はスイッチング素子であり、制御手段PWM1によ
りパルス幅制御される。スイッチング素子Q1がスイッ
チング動作を行うことで、筒状発熱体2内の軸線方向に
均等に配設された加熱コイルLに断続的な電流が流れ、
これにより磁界の変化が発生し、この磁界の変化によっ
て発熱体2にはうず電流が発生し、発熱体2の持つ電気
抵抗によって熱が発生する。発熱体2の近傍に温度検出
用サーミスタTH1を配置し、この温度検出用サーミス
タTH1から得られた温度情報を温度検出手段3で電気
信号として電力制御手段4へ送り、その電力制御手段4
の出力情報を元に、制御手段PWM1は発熱体2が目標
温度となるようにスイッチング素子Q1のパルス幅制御
を行う。
例を示している。商用交流電源ACから入力された電力
は、ブリッヂ接続されたダイオードD1〜4によって構
成された整流回路1で整流され、ノイズフィルタNF
1、平滑コンデンサC1との平滑回路で直流化される。
Q1はスイッチング素子であり、制御手段PWM1によ
りパルス幅制御される。スイッチング素子Q1がスイッ
チング動作を行うことで、筒状発熱体2内の軸線方向に
均等に配設された加熱コイルLに断続的な電流が流れ、
これにより磁界の変化が発生し、この磁界の変化によっ
て発熱体2にはうず電流が発生し、発熱体2の持つ電気
抵抗によって熱が発生する。発熱体2の近傍に温度検出
用サーミスタTH1を配置し、この温度検出用サーミス
タTH1から得られた温度情報を温度検出手段3で電気
信号として電力制御手段4へ送り、その電力制御手段4
の出力情報を元に、制御手段PWM1は発熱体2が目標
温度となるようにスイッチング素子Q1のパルス幅制御
を行う。
【0004】この時、スイッチング素子Q1では、スイ
ッチングによる電力ロス及びスイッチング素子自体の抵
抗分による電力ロスが発生し、加熱コイルLに供給する
電力が大きくなる程、スイッチング素子Q1に流れる電
流が増加し、電力ロスが増えて発熱が大きくなる。
ッチングによる電力ロス及びスイッチング素子自体の抵
抗分による電力ロスが発生し、加熱コイルLに供給する
電力が大きくなる程、スイッチング素子Q1に流れる電
流が増加し、電力ロスが増えて発熱が大きくなる。
【0005】電力ロスによるスイッチング素子Q1の発
熱が最大となった場合にも、スイッチング素子Q1の最
大定格温度を超えて破壊が起こってはならない為、通常
スイッチング素子Q1には放熱板を取り付け、冷却用の
ファン(冷却手段)FAN1を使用して冷却を行うこと
で異常発熱を防止している。このため、最大発熱時を想
定してファンの風量を決定する必要があり、発熱体の制
御状態によってスイッチング素子Q1での電力ロスが少
ないような状況でも、ファンFAN1は最大発熱時と同
じ風量で動作し、そのため不必要な冷却を行い、不必要
な電力を消費してしまう。また、このファンFAN1へ
の電力供給源として、外部に電源Eを用意する、もしく
はスイッチング電源回路などを設ける必要がある。
熱が最大となった場合にも、スイッチング素子Q1の最
大定格温度を超えて破壊が起こってはならない為、通常
スイッチング素子Q1には放熱板を取り付け、冷却用の
ファン(冷却手段)FAN1を使用して冷却を行うこと
で異常発熱を防止している。このため、最大発熱時を想
定してファンの風量を決定する必要があり、発熱体の制
御状態によってスイッチング素子Q1での電力ロスが少
ないような状況でも、ファンFAN1は最大発熱時と同
じ風量で動作し、そのため不必要な冷却を行い、不必要
な電力を消費してしまう。また、このファンFAN1へ
の電力供給源として、外部に電源Eを用意する、もしく
はスイッチング電源回路などを設ける必要がある。
【0006】これを避ける為に発熱体の温度検出情報
や、スイッチング素子Q1付近に新たに温度検出素子を
取り付けるなどして、スイッチング素子Q1での発熱を
予測し、ファンFAN1の風量を調整する方法も可能で
あるが、この場合は検出した温度情報を元に、ファンF
AN1への入力電圧をリニアにもしくは段階的に変化さ
せる電源が必要となり、この場合、複雑で高価な回路が
必要となってしまう。
や、スイッチング素子Q1付近に新たに温度検出素子を
取り付けるなどして、スイッチング素子Q1での発熱を
予測し、ファンFAN1の風量を調整する方法も可能で
あるが、この場合は検出した温度情報を元に、ファンF
AN1への入力電圧をリニアにもしくは段階的に変化さ
せる電源が必要となり、この場合、複雑で高価な回路が
必要となってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のIH制御装置は
上記のように構成されている一方、近年は、省エネルギ
ーの規格が年々厳しくなってきており、消費者の省エネ
ルギーへの関心も高まってきているため、無駄に消費し
ている電力は可能な限り削除しなければならないと共
に、この省エネルギーの規格を満足し、更に市場で製品
を売るためには低コスト化も達成しなければならない。
つまり、今後の課題として、スイッチング素子の破壊の
危険性を排除し、且つ省エネルギーの達成を低コストで
実現できるような対策が必要不可欠である。
上記のように構成されている一方、近年は、省エネルギ
ーの規格が年々厳しくなってきており、消費者の省エネ
ルギーへの関心も高まってきているため、無駄に消費し
ている電力は可能な限り削除しなければならないと共
に、この省エネルギーの規格を満足し、更に市場で製品
を売るためには低コスト化も達成しなければならない。
つまり、今後の課題として、スイッチング素子の破壊の
危険性を排除し、且つ省エネルギーの達成を低コストで
実現できるような対策が必要不可欠である。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、スイッチング素子の破壊の危険
性を排除しつつ、装置の省エネルギー化を低コストで達
成することができるIH制御装置及び制御方法を提供す
ることである。
のであり、その目的は、スイッチング素子の破壊の危険
性を排除しつつ、装置の省エネルギー化を低コストで達
成することができるIH制御装置及び制御方法を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成を有
することを特徴とするIH制御装置及び制御方法であ
る。
することを特徴とするIH制御装置及び制御方法であ
る。
【0010】(1).磁界発生手段と、前記磁界発生手
段によって加熱される発熱体と、前記磁界発生手段の電
力制御を行うスイッチング手段と、前記スイッチング手
段をパルス幅制御する制御手段と、前記磁界発生手段の
両端に入力側が接続され該磁界発生手段の両端電圧と比
例した第一の電圧を出力側に出力する電力伝達手段と、
前記電力伝達手段からの出力電圧を整流平滑する第一の
整流平滑手段と、前記第一の整流平滑手段からの出力電
圧を入力とし、前記スイッチング手段を冷却するための
冷却手段とを有することを特徴とするIH制御装置。
段によって加熱される発熱体と、前記磁界発生手段の電
力制御を行うスイッチング手段と、前記スイッチング手
段をパルス幅制御する制御手段と、前記磁界発生手段の
両端に入力側が接続され該磁界発生手段の両端電圧と比
例した第一の電圧を出力側に出力する電力伝達手段と、
前記電力伝達手段からの出力電圧を整流平滑する第一の
整流平滑手段と、前記第一の整流平滑手段からの出力電
圧を入力とし、前記スイッチング手段を冷却するための
冷却手段とを有することを特徴とするIH制御装置。
【0011】(2).(1)において、前記制御手段は
前記第一の整流平滑手段からの出力電圧を元に前記スイ
ッチング手段を制御することを特徴とするIH制御装
置。
前記第一の整流平滑手段からの出力電圧を元に前記スイ
ッチング手段を制御することを特徴とするIH制御装
置。
【0012】(3).(1)において、前記電力伝達手
段は前記磁界発生手段の両端電圧と比例した第二の電圧
を出力し、前記第二の電圧出力を整流平滑する第二の整
流平滑手段を有し、前記第二の整流平滑手段からの出力
電圧を検出して前記スイッチング手段を制御することを
特徴とするIH制御装置。
段は前記磁界発生手段の両端電圧と比例した第二の電圧
を出力し、前記第二の電圧出力を整流平滑する第二の整
流平滑手段を有し、前記第二の整流平滑手段からの出力
電圧を検出して前記スイッチング手段を制御することを
特徴とするIH制御装置。
【0013】(4)磁界発生手段によって発生させた磁
界によって加熱体を加熱させる行程と、制御手段によっ
てスイッチング手段のON/OFF幅を制御し前記磁界
発生手段に供給する電力制御を行う行程と、電力伝達手
段で磁界発生手段の両端電圧と比例した第一の電圧を出
力する行程と、前記電力伝達手段からの出力電圧を第一
の整流平滑手段で整流平滑する行程と、前記第一の整流
平滑手段からの出力電圧を入力する冷却手段で前記スイ
ッチング手段を冷却する行程とからなることを特徴とす
るIH制御方法。
界によって加熱体を加熱させる行程と、制御手段によっ
てスイッチング手段のON/OFF幅を制御し前記磁界
発生手段に供給する電力制御を行う行程と、電力伝達手
段で磁界発生手段の両端電圧と比例した第一の電圧を出
力する行程と、前記電力伝達手段からの出力電圧を第一
の整流平滑手段で整流平滑する行程と、前記第一の整流
平滑手段からの出力電圧を入力する冷却手段で前記スイ
ッチング手段を冷却する行程とからなることを特徴とす
るIH制御方法。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を添
付図面について説明する。
付図面について説明する。
【0015】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
係るIH制御装置の概略構成を示すブロック図であり、
前記図4に示す従来装置と同一部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
係るIH制御装置の概略構成を示すブロック図であり、
前記図4に示す従来装置と同一部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0016】図1において、図4と異なる点は、加熱コ
イルLの両端子間にトランスT1を接続し、このトラン
スT1の出力端子間にダイオードD6を介して、コンデ
ンサC3を並列に接続して第一の整流平滑手段5を構成
し、そのコンデンサC3の出力端子間に冷却ファンFA
N1を接続したものである。この構成によって、前記図
4に示したフアンFAN1に電源を供給していた外部電
源Eを削除したものである。
イルLの両端子間にトランスT1を接続し、このトラン
スT1の出力端子間にダイオードD6を介して、コンデ
ンサC3を並列に接続して第一の整流平滑手段5を構成
し、そのコンデンサC3の出力端子間に冷却ファンFA
N1を接続したものである。この構成によって、前記図
4に示したフアンFAN1に電源を供給していた外部電
源Eを削除したものである。
【0017】本実施の形態1に係るIH制御装置の基本
的な回路動作は、上述図4に示した従来例と同一である
から、ここでは、本実施の形態1に係るIH制御装置特
有の回路動作についてのみ説明する。
的な回路動作は、上述図4に示した従来例と同一である
から、ここでは、本実施の形態1に係るIH制御装置特
有の回路動作についてのみ説明する。
【0018】本実施の形態1に係るIH制御装置では、
加熱コイルLの両端電圧をトランスT1の入力電圧とし
ているため、トランスT1の出力巻線には加熱コイルL
の両端電圧と比例した電圧が出力される。加熱コイルL
とコンデンサC2の並列回路のインピーダンス値をZ、
加熱コイルLの両端電圧をV、加熱コイルLからスイッ
チング素子Q1に流れる電流をIとすれば、 I=V/Z と表すことができ、スイッチング素子Q1に流れる電流
と加熱コイルLの両端電圧が比例の関係にあることがわ
かる。
加熱コイルLの両端電圧をトランスT1の入力電圧とし
ているため、トランスT1の出力巻線には加熱コイルL
の両端電圧と比例した電圧が出力される。加熱コイルL
とコンデンサC2の並列回路のインピーダンス値をZ、
加熱コイルLの両端電圧をV、加熱コイルLからスイッ
チング素子Q1に流れる電流をIとすれば、 I=V/Z と表すことができ、スイッチング素子Q1に流れる電流
と加熱コイルLの両端電圧が比例の関係にあることがわ
かる。
【0019】スイッチング素子Q1では流れる電流が大
きくなるほど電力ロスが増え、同時に発熱が増える傾向
にあるので、加熱コイルLの両端電圧Vと比例したスピ
ードで冷却ファンFAN1を回転させれば、簡易的に発
熱量に応じて回転数を増減していることになる。
きくなるほど電力ロスが増え、同時に発熱が増える傾向
にあるので、加熱コイルLの両端電圧Vと比例したスピ
ードで冷却ファンFAN1を回転させれば、簡易的に発
熱量に応じて回転数を増減していることになる。
【0020】加熱コイルLでの最大消費電力を考慮し
て、トランスT1の出力電圧が冷却ファンFAN1の最
大定格を超えないようにトランスT1を設計すれば、ス
イッチング素子Q1の最大発熱時に冷却ファンが最大回
転数でスイッチング素子Q1を冷却し、逆に加熱コイル
Lでの消費電力が減って、スイッチング素子Q1におけ
る発熱が減った時には冷却ファンFAN1の回転数が下
がるので、冷却ファンFAN1での無駄な消費電力が低
減できる。また、従来例ではファンFAN1は最大風量
で回り続けていたが、本実施例においては回転数が電力
によって低減されるため、冷却ファンFAN1自身の寿
命を延ばすことができるという利点もある。
て、トランスT1の出力電圧が冷却ファンFAN1の最
大定格を超えないようにトランスT1を設計すれば、ス
イッチング素子Q1の最大発熱時に冷却ファンが最大回
転数でスイッチング素子Q1を冷却し、逆に加熱コイル
Lでの消費電力が減って、スイッチング素子Q1におけ
る発熱が減った時には冷却ファンFAN1の回転数が下
がるので、冷却ファンFAN1での無駄な消費電力が低
減できる。また、従来例ではファンFAN1は最大風量
で回り続けていたが、本実施例においては回転数が電力
によって低減されるため、冷却ファンFAN1自身の寿
命を延ばすことができるという利点もある。
【0021】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
係るIH制御装置の概略構成を示すブロック図であり、
同図において、上述した実施例1を示した図1と同一部
分には同一符号が付して重複説明を省略する。
係るIH制御装置の概略構成を示すブロック図であり、
同図において、上述した実施例1を示した図1と同一部
分には同一符号が付して重複説明を省略する。
【0022】図2において、図1と異なる点は、冷却フ
ァンFAN1に供給される電圧を制御手段PWMで検出
し、これにより温度検出用サーミスタTH1での温度検
出、温度検出情報による電力制御手段4を削除したこと
である。
ァンFAN1に供給される電圧を制御手段PWMで検出
し、これにより温度検出用サーミスタTH1での温度検
出、温度検出情報による電力制御手段4を削除したこと
である。
【0023】本実施例2に係るIH制御装置の基本的な
回路動作は、上述した実施例1を示す図1のIH制御装
置と同一であるから、ここでは、本実施例2に係るIH
制御装置特有の回路動作についてのみ説明する。
回路動作は、上述した実施例1を示す図1のIH制御装
置と同一であるから、ここでは、本実施例2に係るIH
制御装置特有の回路動作についてのみ説明する。
【0024】本実施例2に係るIH制御装置では、冷却
ファンFAN1に供給される電圧を制御手段PWMにお
いて検出することで、制御手段PWMにおいて加熱コイ
ルLの両端電圧値を予測することが可能となる。つま
り、従来例で行っていた加熱コイルLでの電力制御を、
温度検出用サーミスタTH1による温度検出情報を用い
なくともトランスT1の出力電圧から行うことが可能と
なる。
ファンFAN1に供給される電圧を制御手段PWMにお
いて検出することで、制御手段PWMにおいて加熱コイ
ルLの両端電圧値を予測することが可能となる。つま
り、従来例で行っていた加熱コイルLでの電力制御を、
温度検出用サーミスタTH1による温度検出情報を用い
なくともトランスT1の出力電圧から行うことが可能と
なる。
【0025】ここで得られる電圧は加熱コイルLの両端
電圧と比例の関係にあり、加熱コイルLにおける消費電
力をWとすれば、 W=V^2/Z と表されるため、発熱体2での発熱量を、得られた電圧
値から予測することが可能であり、その関係を元にスイ
ッチング素子Q1のスイッチング制御を行えば発熱体2
における発熱量の制御を行うことが可能となる。
電圧と比例の関係にあり、加熱コイルLにおける消費電
力をWとすれば、 W=V^2/Z と表されるため、発熱体2での発熱量を、得られた電圧
値から予測することが可能であり、その関係を元にスイ
ッチング素子Q1のスイッチング制御を行えば発熱体2
における発熱量の制御を行うことが可能となる。
【0026】(実施例3)図3は、本発明の実施例3に
係るIH制御装置の概略構成を示すブロック図であり、
同図において、上述した実施例1を示す図1と同一部分
には同一符号が付して重複説明を省略する。
係るIH制御装置の概略構成を示すブロック図であり、
同図において、上述した実施例1を示す図1と同一部分
には同一符号が付して重複説明を省略する。
【0027】図3において、図1に示す実施例1と異な
る点は、トランスT1の出力側、つまり、2次側を2つ
の巻き線L2−1,L2−2とし、追加した巻き線L2
−1の出力端子間に整流ダイオードD7を介して平滑コ
ンデンサC4を並列に接続し第二の整流平滑手段6を構
成し、コンデンサC4の出力を制御手段PWM1におい
て検出し、これにより加熱コイルLでの電力制御を、温
度検出用サーミスタTH1による温度検出情報を用いな
くともトランスT1の出力電圧から行うことが可能とな
る。
る点は、トランスT1の出力側、つまり、2次側を2つ
の巻き線L2−1,L2−2とし、追加した巻き線L2
−1の出力端子間に整流ダイオードD7を介して平滑コ
ンデンサC4を並列に接続し第二の整流平滑手段6を構
成し、コンデンサC4の出力を制御手段PWM1におい
て検出し、これにより加熱コイルLでの電力制御を、温
度検出用サーミスタTH1による温度検出情報を用いな
くともトランスT1の出力電圧から行うことが可能とな
る。
【0028】本実施例3に係るIH制御装置の基本的な
回路動作は、図1に示した実施例1のIH制御装置と同
一であるから、ここでは、本実施例3に係るIH制御装
置特有の回路動作についてのみ説明する。
回路動作は、図1に示した実施例1のIH制御装置と同
一であるから、ここでは、本実施例3に係るIH制御装
置特有の回路動作についてのみ説明する。
【0029】本実施例3に係るIH制御装置では、トラ
ンスT1の出力側に巻き線L2−2を追加し、加熱コイ
ルLの両端電圧と比例した電圧を巻き線L2−2にも出
力する。この出力をダイオードD7とコンデンサC4と
で構成された第二の整流平滑手段6で整流平滑し、この
第二の清流平滑手段6の出力を入力された制御手段PW
M1ではスイッチング素子スイッチング素子Q1の制御
を行う。
ンスT1の出力側に巻き線L2−2を追加し、加熱コイ
ルLの両端電圧と比例した電圧を巻き線L2−2にも出
力する。この出力をダイオードD7とコンデンサC4と
で構成された第二の整流平滑手段6で整流平滑し、この
第二の清流平滑手段6の出力を入力された制御手段PW
M1ではスイッチング素子スイッチング素子Q1の制御
を行う。
【0030】ここで得られる電圧は、加熱コイルLの両
端電圧と比例の関係にあり、加熱コイルLにおける消費
電力は両端電圧の2乗と比例することから、発熱体2で
の発熱量を、トランスT1の出力から得られた電圧値を
もって予測することが可能であり、その予測を元にスイ
ッチング素子Q1のスイッチング制御を行えば発熱体2
における発熱量の制御を行うことが可能となる。
端電圧と比例の関係にあり、加熱コイルLにおける消費
電力は両端電圧の2乗と比例することから、発熱体2で
の発熱量を、トランスT1の出力から得られた電圧値を
もって予測することが可能であり、その予測を元にスイ
ッチング素子Q1のスイッチング制御を行えば発熱体2
における発熱量の制御を行うことが可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、磁界発
生手段と、前記磁界発生手段によって発生された磁界を
受けて加熱される発熱体と、前記磁界発生手段に供給す
る電力制御を行うスイッチング手段と、前記スイッチン
グ手段のON/OFF幅を制御する制御手段と、前記磁
界発生手段の両端に入力側が接続され該磁界発生手段の
両端電圧と比例した第一の電圧を出力する電力伝達手段
と、前記電力伝達手段からの出力電圧を整流平滑する第
一の整流平滑手段と、前記第一の整流平滑手段からの出
力電圧を入力とし、前記スイッチング手段を冷却する冷
却手段とを有するように構成したので、従来ヒーターで
の電力消費が少ない場合でも同じスピードで回転させて
いた冷却手段の回転数を該スイッチング素子の発熱に伴
って制御することで、冷却手段における無駄な消費電力
の低減に大きく貢献することが可能となり、ヒーターの
温度検出回路を省略できることから、低コスト化にも貢
献することができるという効果がある。
生手段と、前記磁界発生手段によって発生された磁界を
受けて加熱される発熱体と、前記磁界発生手段に供給す
る電力制御を行うスイッチング手段と、前記スイッチン
グ手段のON/OFF幅を制御する制御手段と、前記磁
界発生手段の両端に入力側が接続され該磁界発生手段の
両端電圧と比例した第一の電圧を出力する電力伝達手段
と、前記電力伝達手段からの出力電圧を整流平滑する第
一の整流平滑手段と、前記第一の整流平滑手段からの出
力電圧を入力とし、前記スイッチング手段を冷却する冷
却手段とを有するように構成したので、従来ヒーターで
の電力消費が少ない場合でも同じスピードで回転させて
いた冷却手段の回転数を該スイッチング素子の発熱に伴
って制御することで、冷却手段における無駄な消費電力
の低減に大きく貢献することが可能となり、ヒーターの
温度検出回路を省略できることから、低コスト化にも貢
献することができるという効果がある。
【0032】本発明によれば、制御手段は第一の整流平
滑手段からの出力電圧を元にスイッチング手段を制御す
るように構成したので、加熱コイルでの電力制御を、温
度検出用サーミスタによる温度検出情報を用いなくとも
トランスの出力電圧から行うことが可能となるという効
果がある。
滑手段からの出力電圧を元にスイッチング手段を制御す
るように構成したので、加熱コイルでの電力制御を、温
度検出用サーミスタによる温度検出情報を用いなくとも
トランスの出力電圧から行うことが可能となるという効
果がある。
【0033】本発明によれば、電力伝達手段は磁界発生
手段の両端電圧と比例した第二の電圧を出力し、この第
二の電圧出力を整流平滑する第二の整流平滑手段を有
し、この第二の整流平滑手段からの出力電圧で上記スイ
ッチング手段を冷却する冷却手段を作動させるように構
成したので、加熱コイルでの電力制御を、温度検出用サ
ーミスタによる温度検出情報を用いなくともトランスの
出力電圧から行うことが可能となり、低コスト化に貢献
するという効果がある。
手段の両端電圧と比例した第二の電圧を出力し、この第
二の電圧出力を整流平滑する第二の整流平滑手段を有
し、この第二の整流平滑手段からの出力電圧で上記スイ
ッチング手段を冷却する冷却手段を作動させるように構
成したので、加熱コイルでの電力制御を、温度検出用サ
ーミスタによる温度検出情報を用いなくともトランスの
出力電圧から行うことが可能となり、低コスト化に貢献
するという効果がある。
【0034】本発明によれば、磁界発生手段によって発
生させた磁界によって加熱体を加熱させる行程と、制御
手段によってスイッチング手段のON/OFF幅を制御
し前記磁界発生手段に供給する電力制御を行う行程と、
電力伝達手段で磁界発生手段の両端電圧と比例した第一
の電圧を出力する行程と、前記電力伝達手段からの出力
電圧を第一の整流平滑手段で整流平滑する行程と、前記
第一の整流平滑手段からの出力電圧を入力する冷却手段
で前記スイッチング手段を冷却する行程とからなるよう
にしたので、冷却手段における無駄な消費電力の低減に
大きく貢献し、ヒーターの温度検出回路を省略して、低
コスト化を図る効果がある。
生させた磁界によって加熱体を加熱させる行程と、制御
手段によってスイッチング手段のON/OFF幅を制御
し前記磁界発生手段に供給する電力制御を行う行程と、
電力伝達手段で磁界発生手段の両端電圧と比例した第一
の電圧を出力する行程と、前記電力伝達手段からの出力
電圧を第一の整流平滑手段で整流平滑する行程と、前記
第一の整流平滑手段からの出力電圧を入力する冷却手段
で前記スイッチング手段を冷却する行程とからなるよう
にしたので、冷却手段における無駄な消費電力の低減に
大きく貢献し、ヒーターの温度検出回路を省略して、低
コスト化を図る効果がある。
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るIH制御装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態に係るIH制御装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態に係るIH制御装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図4】 従来のIH制御装置の構成を示すブロック図
である。
である。
AC 商用交流電源
D1〜D4 ダイオード
NF1 ノイズフィルタ
C1 コンデンサ
C コンデンサ
L1 コイル
Q1 スイッチング素子(スイッチング手段)
D5 ダイオード
PWM1 制御手段
TH1 温度検出素子
FAN1 冷却用ファン
T1 トランス
D6 ダイオード
C3コンデンサ
D7 ダイオード
C4 コンデンサ
1 整流回路
2 発熱体
3 温度検出手段
4 電力制御手段
5 第一の整流平滑手段
6 第二の整流平滑手段
Claims (4)
- 【請求項1】 磁界発生手段と、前記磁界発生手段によ
って発生された磁界を受けて加熱される発熱体と、前記
磁界発生手段に供給する電力制御を行うスイッチング手
段と、前記スイッチング手段のON/OFF幅を制御す
る制御手段と、前記磁界発生手段の両端に入力側が接続
され該磁界発生手段の両端電圧と比例した第一の電圧を
出力する電力伝達手段と、前記電力伝達手段からの出力
電圧を整流平滑する第一の整流平滑手段と、前記第一の
整流平滑手段からの出力電圧を入力とし、前記スイッチ
ング手段を冷却する冷却手段とを有することを特徴とす
るIH制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は前記
第一の整流平滑手段からの出力電圧をもとに前記スイッ
チング手段を制御することを特徴とするIH制御装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記電力伝達手段は
前記磁界発生手段の両端電圧と比例した第二の電圧を出
力し、前記第二の電圧出力を整流平滑する第二の整流平
滑手段を有し、前記第二の整流平滑手段からの出力電圧
で前記スイッチング手段を冷却する冷却手段を作動させ
ることを特徴とするIH制御装置。 - 【請求項4】 磁界発生手段によって発生させた磁界に
よって加熱体を加熱させる行程と、制御手段によってス
イッチング手段のON/OFF幅を制御し前記磁界発生
手段に供給する電力制御を行う行程と、電力伝達手段で
磁界発生手段の両端電圧と比例した第一の電圧を出力す
る行程と、前記電力伝達手段からの出力電圧を第一の整
流平滑手段で整流平滑する行程と、前記第一の整流平滑
手段からの出力電圧を入力する冷却手段で前記スイッチ
ング手段を冷却する行程とからなることを特徴とするI
H制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098616A JP2003297536A (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | Ih制御装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098616A JP2003297536A (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | Ih制御装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003297536A true JP2003297536A (ja) | 2003-10-17 |
Family
ID=29387981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002098616A Pending JP2003297536A (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | Ih制御装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003297536A (ja) |
-
2002
- 2002-04-01 JP JP2002098616A patent/JP2003297536A/ja active Pending
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