JP2003297346A - ペースト充填装置および蓄電池 - Google Patents

ペースト充填装置および蓄電池

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JP2003297346A
JP2003297346A JP2002099852A JP2002099852A JP2003297346A JP 2003297346 A JP2003297346 A JP 2003297346A JP 2002099852 A JP2002099852 A JP 2002099852A JP 2002099852 A JP2002099852 A JP 2002099852A JP 2003297346 A JP2003297346 A JP 2003297346A
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electrode plate
filling
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JP2002099852A
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Satoshi Shimada
聡 島田
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ラインを大きくすることなく、品質の優
れた極板を製造するためのペースト充填装置を提供す
る。 【解決手段】 ベルトコンベア上を搬送される格子体に
対し、ホッパー内のペーストを上部より押し込み、つい
でベルト上部に配置した厚み調整体とベルトとの間に前
記格子体を通過させることによりペースト量を調整する
構造のペースト充填装置において、前記ホッパーに複数
のペースト吐出口を設けることを特徴とするペースト充
填装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉛蓄電池用ペースト
式極板等の製造に用いるペースト充填装置および蓄電池
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉛蓄電池用のペースト式極板は酸化鉛が
60〜80%、残部金属鉛からなる鉛粉の一定量に濃度
既知の希硫酸を一定量加えて混練した蓄電池用ペースト
を鉛合金製の格子体に充填し、熟成をほどこして製造さ
れている。従来、鉛蓄電池用極板の製造に用いられてき
たペースト充填装置は例えば特公昭48−40928号
公報に示されているように、内部に一対のロールと攪拌
機を備えたホッパーの下をベルトコンベアによって供給
される格子体を通過させてペースト充填するようになっ
ている。ペースト充填量はホッパー出口で充填極板の厚
みを調整することによっておこなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この充填装置でペース
ト充填をおこなった極板は、図3(A)に示すように、
ベルト側の面までペーストが充分にまわり込まず、格子
が活物質から露出し、ペースト充填量が少なくなるとい
う問題がよく起こった。ここで、図3は極板の要部断面
図で、(A)は充填状態がよくない場合、(B)は充填
状態が良好な場合をそれぞれ示す。4はペースト、2は
格子棧である。この他、格子の全面に活物質が充填され
ずに、シャドーと称する活物質の未充填部分が存在する
場合もあった。この様子を図4に示す。図4(A)は極
板の正面図であり、(B)は(A)のX−X断面図であ
る。図4(B)においては極板1に2ヶ所のシャドー5
がある状態を示している。
【0004】このような問題はペーストが硬い場合、格
子が厚い場合、そしてあるいは格子にバリがある場合等
に起こりやすい。これは、通常の鉛蓄電池用ペーストは
流動性がなく、格子体に充填するためには大きな押し込
み力を必要とすることに起因している。この問題を解決
するために、特開昭56−121265号公報に記載の
ように、第1のホッパーからベルトコンベアにペースト
を供給し、そのペーストの上に格子を置いた後に第2の
ホッパーによって格子の上からペーストを供給する方法
が提案されているが、この方法ではホッパーを2ヶ所に
配置するために製造ラインが巨大化する欠点があると同
時に、それぞれのホッパー内のペーストの特性が異なっ
た場合、この極板を使用した鉛蓄電池が所定の性能を発
揮することができない危険性もあった。
【0005】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、製造ラインを大きくすることなく、品質
の優れた極板を製造するためのペースト充填装置を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になした第1の発明は、ベルトコンベア上を搬送される
格子体に対し、ホッパー内のペーストを上部より押し込
み、ついでベルト上部に配置した厚み調整体とベルトと
の間に前記格子体を通過させることによりペースト量を
調整する構造のペースト充填装置において、前記ホッパ
ーに複数のペースト吐出口を設けることを特徴とするペ
ースト充填装置である。
【0007】第2の発明は、請求項1記載のペースト充
填装置で製造された極板を用いた蓄電池である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面により説明
する。図1に本発明の実施例(断面図)を示す。本発明
の特徴はペーストを保持するホッパー11に、格子の進
行方向に対して、複数の吐出口15を設けることであ
る。また各吐出口15にスクイージと称する厚み調整体
14を取り付けることもできる(図1では吐出口15も
スクイージ14もいずれも3つ)。ホッパー11内には
1つ以上(図では4つ)の撹拌羽根12が存在し、ペー
ストが均質になるように撹拌をおこなう。なお、撹拌羽
根12に替えてスクリュー等、ペーストを撹拌できるも
のであれば特に撹拌羽根12に限定されるものではな
い。
【0009】さらにホッパー11内には充填ローラ13
が吐出口15毎に備えられる。ここで充填ローラ13は
丸棒連結形状、溝を刻んだ棒状、羽根状、インボリュー
ト歯車状など各種の形状から選択することができ、それ
ぞれ異なる形状の充填ローラ13を配することもでき
る。この充填ローラ13はホッパー11の外部から、モ
ータ等の駆動系により回転運動をおこなう。なお、図1
において格子はベルト16に乗り、図中矢印D1の方向
から供給され、この場合各充填ローラ13は図中円弧矢
印の方向に回転し、ホッパー11内のペーストを格子に
供給する。なお、充填ローラに替えて、スクリュー等の
吐出機構を備えることも可能である。
【0010】そして吐出口15には各吐出口毎にそれぞ
れスクイージ14を備えることもできる。スクイージ1
4には、ねじ等によってその高さを調節することのでき
る機構を備えておくと、各種厚みの格子に対して本発明
によるペースト充填装置を使用することができ好適であ
る。このスクイージ14の目的は格子にペーストを充填
した後に、過剰のペーストをかき取ることである。
【0011】上記のようにひとつのホッパー11に、格
子の進行方向に対して複数の吐出口15を設けることに
よって、従来1つの吐出口15だけでは多発していた格
子のベルト側の面までペーストが充分にまわり込まない
という現象が解消でき、さらに、吐出口15毎にスクイ
ージ14を設けることによってさらに極板の品質を向上
させることができた。また、この方法では、ホッパー1
1が1つだけでラインを構成することが可能であるた
め、製造ラインをコンパクトにすることが可能であると
同時に、充填するペーストが均質になるという利点もあ
る。
【0012】
【実施例】厚さ3mm、幅110mm、長さ115mm
の鉛蓄電池用Pb−Ca系合金製正極格子を用いておこ
なった電池試験について詳述する。まず、この格子に従
来の充填装置を用いてペーストを充填したところ図3
(A)に示すように極板のベルト側までペーストが充分
にまわり込まなかった。次に、3つの吐出口を備えた本
発明のペースト充填装置により同様に充填をおこなっ
た。なお、本発明による充填装置と従来の充填装置の運
転条件、すなわち、攪拌羽根ならびに充填ロールの回転
数および充填速度(20m/分)はそれぞれ同一とし
た。本発明による充填装置を用いてペースト充填をおこ
なった極板は図3(B)に示すように極板のベルト側ま
でペーストが充分に回り込み良好な充填状態を示した。
【0013】これらの極板を用いて5時間率容量約35
Ahの開放形鉛蓄電池を作製し5時間率放電繰り返し試
験に供した。比較のために手作業により両面から均一に
充填した極板を用いた電池もあわせて試験に供した。試
験中の5時間率放電容量の推移を図2に示す。
【0014】手作業により両面から均一に充填した極板
を用いた電池No.3は約50サイクルで容量が初期の
約半分になり寿命となった。一方、従来のペースト充填
装置を用いたもの(No.2)は約20サイクルで、本
発明によるペースト充填装置を用いたもの(No.1)
は約60サイクルでそれぞれ寿命となった。
【0015】一般に正極格子にPb−Ca系合金を用い
た鉛蓄電池は深放電を繰り返すと早期に放電容量が低下
して寿命となることが知られている。これは、格子と活
物質との界面近傍が優先的に放電されて不導体層、いわ
ゆるバリア層が形成されて他の部位の活物質の放電を阻
害するためであるといわれている。手作業により均一に
充填した極板(No.3)に比べて従来の充填装置を用
いた極板(No.2)の寿命性能が劣ったのは、後者は
格子が露出しているために格子と活物質との界面に電解
液が浸入しやすく、そのために前者よりも一層バリア層
の生成が早かったためであると考えられる。本発明によ
る充填装置を用いた極板の寿命性能が最も優れていたの
は格子の露出がなかったことと、複数の吐出口から複数
回にわたってペーストが充填されたことによって格子と
ペーストとの密着性が向上したこととによると考えられ
る。
【0016】この他、本発明によるペースト充填装置を
使用して製造した極板は、従来のペースト充填装置を使
用して製造した極板に比べてペースト充填量のばらつき
が少なく、従来では±5%程度であったペースト充填量
のばらつきが、本発明では±2.5%程度まで抑制する
ことが可能になった。
【0017】
【発明の効果】本発明により、製造ラインを大きくする
ことなく、品質の優れた極板を製造するためのペースト
充填装置を提供することが可能になった。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す図
【図2】 ペースト充填方法の違いによる寿命性能を示
す図
【図3】 極板の断面図
【図4】 シャドーのある極板を示す図
【符号の説明】
1 極板 2 格子 4 ペースト 5 シャドー 11 ホッパー 12 撹拌羽根 13 充填ローラ 14 スクイージ 15 吐出口 16 ベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベア上を搬送される格子体に
    対し、ホッパー内のペーストを上部より押し込み、つい
    でベルト上部に配置した厚み調整体とベルトとの間に前
    記格子体を通過させることによりペースト量を調整する
    構造のペースト充填装置において、 前記ホッパーに複数のペースト吐出口を設けることを特
    徴とするペースト充填装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のペースト充填装置で製造
    された極板を用いた蓄電池。
JP2002099852A 2002-04-02 2002-04-02 ペースト充填装置および蓄電池 Pending JP2003297346A (ja)

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