JP2003296940A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相変化型光ディスク装置において、記録速度
の最適化を図る。 【解決手段】 CD−RWなどの光ディスク10に対
し、ある回転速度でテストデータを記録する。その後、
コントローラ30は回転制御部31を駆動して4倍速、
6倍速、8倍速、10倍速、12倍速等と回転速度を変
化させてテストデータを消去し、その消去性能を算出す
る。消去性能から十分テストデータが消去されたと判定
できる最大回転速度を選択する。データのオーバーライ
ト記録は選択した回転速度で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置、特
に非晶質状態(アモルファス状態)と結晶状態との遷移
を利用した相変化型の光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録膜を非晶質状態(アモル
ファス状態)と結晶状態との間で遷移させ、両状態間の
反射率変化を利用してデータを記録する相変化型光ディ
スク装置が知られている。具体的には、初期状態として
記録膜全面を加熱して結晶化させておき、記録パワーの
レーザ光を照射して記録膜を融点以上に加熱急冷するこ
とで非晶質状態に変化させてデータを記録する。また、
消去パワーのレーザ光を照射して記録膜を結晶化温度以
上に加熱除冷して結晶状態に戻しデータを消去する。
【0003】このような相変化型光ディスク装置では、
データの重ね書き(オーバライト)もレーザ光のパワー
変調により容易に実現される。すなわち、データを記録
する際に消去パワーに記録パワーを重畳させ、先行する
消去パワーで既記録データを消去し、後続する記録パワ
ーでデータを記録すればオーバライトが実現する。通
常、記録パワーは光ディスクの記録膜感度のバラツキ等
を考慮して光ディスクの所定エリアを用いたOPC(Op
timum Power Control)により最適化され、消去パワー
は最適化された記録パワーに対して一定の比率となるよ
うに設定される。
【0004】オーバライトにおいては、S/Nを向上さ
せるために消去パワーのレーザ光で既記録データを確実
に消去できることが必要である。したがって、記録パワ
ーに対して一定の比率とする他、消去パワー自体も光デ
ィスクに応じて最適化する技術が提案されている。
【0005】例えば、特開平10−188286号公報
には、光ディスクのあるトラックにテスト信号を記録
し、そのトラック上をパワーPeのDCレーザでトレー
スし、再生した信号のマーク部分の消去の様子を調べて
最適消去パワーを設定することが記載されている。消去
パワーが小さすぎると消え残りが生じ、消去パワーが大
きすぎるとアモルファス状態に遷移してしまうため、両
者の中間のパワーから最適な消去パワーを選択してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
高速記録化要求が高まっており、消去パワーの最適化の
みではこのような要求に必ずしも応えられない問題があ
った。すなわち、例えば公称4倍速の光ディスクにおい
ても4倍速以上、例えば8倍速や10倍速で記録したい
と欲するユーザも多く、光ディスク装置としても4倍速
以上で記録できれば好都合である。最適化した消去パワ
ーを用いてオーバライトした場合、4倍速では既記録デ
ータを消去できてもそれ以上の速度では確実に消去でき
る保証はなく、記録品質が劣化してしまう。記録速度
(ディスク回転速度)が増大すると、それだけ記録膜が
加熱される時間が短くなり、結晶化温度以上に一定時間
維持して結晶化することが困難となるからである。
【0007】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、相変化型光ディス
ク装置において記録速度の最適化を行い、これにより高
速記録(高速オーバライト)が可能な光ディスク装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、非晶質(アモルファス)状態と結晶状態
の遷移を用いてデータをオーバライトする光ディスク装
置であって、光ディスクの所定エリアにテストデータを
記録する手段と、前記光ディスクの回転速度を変化させ
て一定の消去パワーで前記テストデータを消去する手段
と、消去後の前記テストデータの消去比に基づき設定さ
れた最適記録速度でデータをオーバライトする手段とを
有することを特徴とする。
【0009】前記消去比は、消去前テストデータの再生
RFレベルに対する消去後テストデータの再生RFレベ
ルの比とすることができる。
【0010】また、前記最適記録速度は、前記消去比が
所定値以上である記録速度のうちの最大値とすることが
できる。
【0011】このように、本発明ではオーバライト時の
消去性能により記録速度が制限されることに鑑み、種々
の回転速度でテストデータを消去して消去比を算出し、
消去比に基づいて最適記録速度を設定する。速度が大き
過ぎると記録膜を一定時間以上結晶化温度に維持するこ
とができなくなり消去性能が低下する。そこで、十分な
消去性能が得られる最大記録速度を探索することで、光
ディスクの有する性能を最大限利用した高速オーバライ
ト記録が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0013】<第1実施形態> <基本構成>図1には本実施形態に係る相変化型光ディ
スク装置の構成ブロック図が示されている。CD−RW
やDVD−RW等の光ディスク10は、スピンドルモー
タ11により回転駆動される。スピンドルモータ11は
回転制御部31により制御され、所定の回転数となるよ
うに制御される。本実施形態では、回転数は固定ではな
く、光ディスク10毎に最適化される。
【0014】ピックアップ(PU)12は、光ディスク
10に対向配置され、光ディスク10の表面にレーザ光
を照射するレーザダイオード(LD)を含む。レーザダ
イオードは、レーザダイオード駆動回路(LDD)32
により駆動され、データを記録する際には消去パワーと
記録パワーが重畳したレーザ光を照射する。すなわち、
記録パワーに先立つ消去パワーにて既記録データを消去
し、後続する記録パワーでデータを記録する。また、ピ
ックアップ12は光ディスク10から反射したレーザ光
を電気信号に変換するフォトディテクタを有し、再生信
号をサーボ検出部14及びRF検出部20に出力する。
【0015】サーボ検出部14は、ピックアップ12か
らの信号に基づきトラッキングエラー信号及びフォーカ
スエラー信号を生成してそれぞれトラッキング制御部1
6及びフォーカス制御部18に出力する。トラッキング
制御部16は、トラッキングエラー信号に基づきピック
アップ12を光ディスク10のトラック方向に駆動して
オントラック状態とする。また、フォーカス制御部18
はフォーカスエラー信号に基づきピックアップ12をフ
ォーカス方向に駆動してオンフォーカス状態とする。4
分割フォトディテクタの場合、半径方向に分割されたデ
ィテクタの差分からトラッキングエラー信号が生成さ
れ、4分割フォトディテクタの対角和の差分からフォー
カスエラー信号が生成される。もちろん、他の方式も可
能である。
【0016】RF検出部20は、ピックアップ12から
の信号を増幅して再生RF信号を生成し、信号処理部2
2及びデコーダ26に出力する。
【0017】信号処理部22は、OPCを実行して記録
パワーの最適化を図るとともに、最適記録速度を算出す
べく再生RF信号のレベルから消去比を算出してコント
ローラ30に出力する。OPCは、従来技術と同様にβ
値やジッタに基づき実行され、β値やジッタ値はコント
ローラ30に供給される。また、消去比は、消去後の再
生RF信号のレベルと消去前の再生RF信号のレベルの
比で定義され、算出された消去比はコントローラ30に
供給される。なお、信号処理部22で再生RF信号のレ
ベルのみを検出してコントローラ30に出力し、コント
ローラ30で入力したレベル値に基づいてβ値やジッタ
値、消去比を算出するように構成することもできる。
【0018】デコーダ26は、イコライザや二値化器を
備え、再生RF信号の所定周波数、具体的には3T信号
の振幅をブーストして二値化し、二値化信号を復調して
コントローラ30に出力する。復調は、図示しないPL
L回路で同期クロック信号を生成して信号を抽出するこ
とで実行される。なお、コントローラ30に出力された
復調データは図示しないコンピュータ等の上位装置に出
力される。
【0019】コントローラ30は、サーボ検出部14や
RF検出部20等の各部の動作を制御する。データ記録
時には、上位装置から供給された記録データを符号化し
てLDD32を駆動し、設定された記録ストラテジでパ
ワー変調しデータを記録する。具体的には、マークの部
分で記録パワーPwのマルチパルスとし、スペースの部
分で消去パワーPeとなるように駆動する。
【0020】さらに、コントローラ30は、回転制御部
31に制御信号を供給してスピンドルモータ11の回転
速度を調整する。従来においては、例えば光ディスク1
0の公称速度が4倍速である場合、4倍速となるように
回転制御部31で制御するが、本実施形態においては光
ディスク10の回転速度を種々変化させて最適記録速度
を探索する。最適記録速度は、各記録速度における消去
比に基づき設定される。データ記録時には結晶状態から
アモルファス状態に遷移させるため、パワーを上げれば
高速化に対応できるが、消去時にはアモルファス状態を
結晶化状態に戻すために一定時間以上結晶化温度を維持
する必要があることから高速化に限界がある。オーバラ
イトでは消去してからデータを記録するため、消去性能
によってオーバライト速度が規定されることになる。本
実施形態ではこのことに着目し、十分な消去性能が得ら
れる最大速度を探索し、この速度でオーバライトを行う
のである。
【0021】<回転速度(オーバライト速度)最適化処
理>図2には、本実施形態の処理フローチャートが示さ
れている。まず、光ディスク10の所定領域に記録され
ているディスク情報を再生して取得し(S101)、基
準となる記録パワー及び消去パワー並びに記録ストラテ
ジを設定する(S102)。なお、ディスク情報として
メーカ名が記録されている場合、コントローラ30のメ
モリに各メーカ毎の基準記録パワーや消去パワー、記録
ストラテジを記録しておき、取得したメーカに対応する
パラメータを読み出して設定することもできる。光ディ
スク10の基準回転速度もこのとき取得する。
【0022】基準となる記録パワー、消去パワー、記録
ストラテジ及び回転速度を設定した後、これらのパラメ
ータを用いて光ディスク10のPCAエリアにおいて5
フレーム分だけテストデータを記録する(S103)。
記録時の回転速度を例えば4倍速とする。5フレーム分
テストデータを記録した後、このテストデータを再生
し、その再生RF信号のレベルを測定してコントローラ
30のメモリに格納する(S104)。なお、テストデ
ータを記録する際の消去パワーは任意に設定してもよ
い。その理由は、光ディスク10への最初の記録時には
既記録データが存在していないので消去性能が問題とな
らないからである。したがって、テストデータ記録時に
は、単に記録パワーのみで行ってもよい。
【0023】テストデータを記録してそのRF信号のレ
ベルを測定した後、コントローラ30は回転制御部31
を制御して速度を4倍速、6倍速、8倍速、10倍速及
び12倍速の5段階に変化させて5フレームに渡って記
録されたテストデータを各回転速度で1フレームずつ消
去していく(S105)。消去パワーはS102で設定
された基準消去パワーである。消去は、基準消去パワー
のDCレーザ光で行うことができる。テストデータそれ
ぞれについて異なる消去速度で消去した後、各フレーム
の消去後の再生RF信号のレベルを測定する(S10
6)。コントローラ30は、4倍速、6倍速、8倍速、
10倍速及び12倍速で消去した場合の消去比をそれぞ
れ算出してメモリに記憶する。消去比は、消去比=(消
去時RFレベル)/(記録時RFレベル)で算出され
る。消去時RFレベルは消去後の再生RFレベルの意で
あり、記録時RFレベルは消去前のRFレベルの意であ
る。この式から明らかなように、テストデータが十分消
去されると消去比は小さくなり、消去されずに消え残り
が存在すると消去比は大きくなる。コントローラ30
は、各回転速度における消去比を算出し、これら5個の
消去比を所定のしきい値Kと大小比較する(S10
7)。しきい値Kは1より小さく、例えば0.05等と
設定される。回転速度が過大であって消え残りが生じて
いる場合には消去比が大きくなってしきい値K以上とな
る。一方、十分に消去されている場合には消去比が小さ
くなってしきい値Kより小さくなる。コントローラ30
は、消去比が所定のしきい値Kより小さくなる回転速度
のうち、最大回転速度を選択する。
【0024】図3には、回転速度(倍速単位)に対する
消去比の変化が示されている。回転速度が増大するほど
記録膜を結晶化温度以上に維持することが困難となるの
で消去比が増大する。図に示すように4倍速、6倍速、
8倍速及び10倍速において所定のしきい値Kより小さ
い消去比が得られ、12倍速で所定のしきい値Kを越え
た場合、コントローラ30はしきい値より小さい回転速
度で最大である10倍速を選択して最適回転速度とす
る。
【0025】再び図2に戻り、以上のように消去比に基
づき最適回転速度(記録速度)を選択した後、コントロ
ーラ30はOPC動作を実行する(S108)。すなわ
ち、PCAエリアの残りのフレームを用いて記録パワー
を種々変化させつつテストデータを記録し、各テストデ
ータの再生信号のβ値やジッタ値に基づき最適記録パワ
ーを設定する。また、消去パワーはS102で設定した
基準消去パワーをそのまま用いることができる。なお、
OPCで最適化された記録パワーに対して一定の係数を
乗じて消去パワーを再設定してもよい。消去パワーが多
少変更されたとしても消去性能に大きな影響はなく、S
107で選択した最適回転速度は有効である。以上のよ
うにして記録パワーを最適化した後、S107にて設定
された最適記録速度でデータを記録(オーバライト)す
る(S109)。
【0026】このように、本実施形態においてはオーバ
ライト時の記録速度を最適化するため、例えば公称4倍
速の光ディスクに対してもそれ以上の記録速度で確実に
オーバライトすることが可能となり、高速記録要求にも
対応することができる。
【0027】<第2実施形態>以上、本発明の実施形態
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく種々の変更が可能である。
【0028】例えば、第1実施形態ではS102で記録
パワー及び消去パワーを設定してテストデータを記録し
ているが、まずPCAエリアの所定フレームだけ用いて
OPCを実行して記録パワー及び消去パワーを最適化
し、最適化した記録パワー及び消去パワーを用いてS1
03〜S107の処理を行うこともできる。消去パワー
を最適化する際に、最適記録パワーに1より小さい所定
の係数を乗して算出する他、従来技術のように消去パワ
ーを種々変化させて消去性能を測定し最適化してもよ
い。本発明の要旨は消去パワーの最適化ではなく、ある
消去パワーにおいてオーバライト可能な最大回転速度を
探索することであり、任意のパワー最適化技術を用いる
ことができる。
【0029】<第3実施形態>第1実施形態では、消去
比として(消去時RFレベル)/(記録時RFレベル)
を用いているが、もちろんこれは一例にすぎず、消去性
能を評価できる任意の式を定義できる。例えば、消去比
=(記録時RFレベル)/(消去時RFレベル)でもよ
く、この場合には消去が行われるほど「消去比」が大き
くなるから所定のしきい値以上となる最大回転速度を選
択すればよいことになる。また、消去性能を評価する際
に再生RF信号のレベルではなく他の物理量を用いても
よい。例えば、第1実施形態ではテストデータをDCレ
ーザ光で消去しているが、消去パワーに記録パワーを重
畳させてテストデータを他のテストデータでオーバライ
トし、オーバライト後のエラーレートやS/N等を測定
して消去性能を評価してもよい。
【0030】<第4実施形態>第1実施形態では、公称
4倍速の光ディスク10に対して4倍速、6倍速、8倍
速、10倍速及び12倍速と変化させて消去比を算出し
ているが、公称速度に対してその前後に回転速度を変化
させることも可能である。例えば、公称10倍速の光デ
ィスクに対して6倍速、8倍速、10倍速、12倍速と
4段階に変化させる等である。光ディスク10の記録膜
には感度バラツキが存在し、公称の回転速度でオーバラ
イトできない光ディスク10も理論上存在し得る。この
ような場合、従来においてはディスクエラーとして記録
不能とされているが、公称値よりも小さい回転速度で消
去性能を評価することで、従来では記録不能とされた光
ディスク10に対してもオーバライトできる可能性が生
じ、光ディスク10に対する装置の汎用性が増大する。
【0031】<第5実施形態>第1実施形態ではテスト
データを記録する際、光ディスク10の公称速度で記録
しているが、テストデータの記録時においても各フレー
ム毎に4倍速、6倍速、8倍速、10倍速及び12倍速
でテストデータを記録することもできる。この場合、4
倍速で記録したテストデータを4倍速で消去し、6倍速
で記録したテストデータを6倍速で消去し、8倍速で記
録したテストデータを8倍速で消去する・・・等とな
る。オーバライト時には消去と記録が同一回転速度で実
行されるため、このような態様も好適であろう。各倍速
でテストデータを記録する際、公称速度に対する各倍速
の比率に応じてテストデータの記録パワーを変化させて
もよい。
【0032】<第6実施形態>第1実施形態では、4倍
速、6倍速、8倍速、10倍速、12倍速の中からしき
い値Kより消去比が小さい最大回転速度を選択している
が、図3に示されるよな関係から直線補間により最大回
転数を算出することもできる。すなわち、回転速度と消
去比の関係をプロットしていき、消去比がしきい値に等
しくなる最大回転速度を算出してこれを最適回転速度に
設定するのである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば相
変化型光ディスク装置において記録速度(オーバーライ
ト速度)の最適化を図ることができ、これにより高速記
録化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 実施形態の処理フローチャートである。
【図3】 回転速度と消去比との関係を示すグラフ図で
ある。
【符号の説明】
10 光ディスク、12 ピックアップ(PU)、20
RF検出部、30コントローラ、31 回転制御部、
32 レーザダイオード駆動回路(LDD)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶質状態と結晶状態の遷移を用いてデ
    ータをオーバライトする光ディスク装置であって、 光ディスクの所定エリアにテストデータを記録する手段
    と、 前記光ディスクの回転速度を変化させて一定の消去パワ
    ーで前記テストデータを消去する手段と、 消去後の前記テストデータの消去比に基づき設定された
    最適記録速度でデータをオーバライトする手段と、 を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記消去比は、消去前テストデータの再生RFレベルに
    対する消去後テストデータの再生RFレベルの比である
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記最適記録速度は、前記消去比が所定値以上である記
    録速度のうちの最大値であることを特徴とする光ディス
    ク装置。
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