JP2003296847A - 火災感知器 - Google Patents

火災感知器

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JP2003296847A JP2002097868A JP2002097868A JP2003296847A JP 2003296847 A JP2003296847 A JP 2003296847A JP 2002097868 A JP2002097868 A JP 2002097868A JP 2002097868 A JP2002097868 A JP 2002097868A JP 2003296847 A JP2003296847 A JP 2003296847A
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和幸 小金丸
Makoto Masuyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】天井面等に設置されていても、感度測定を容易
に行える火災感知器を得る。 【解決手段】検出部のノイズレベルを取り込み感度情報
とする感度情報取込手段と、該感度情報を外部に向けて
パルス発光により発信する感度情報発光手段と、を備え
ているので、感度確認作業を簡便に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災感知器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、火災感知器の感度測定は、専用の
感度測定器を用い、火災感知器個々を感度測定器に取り
付けて、感知器本体内に形成された感度測定端子にテス
タを当てて、検出部の出力を測定していた。
【0003】また、火災感知器が設置状態においても感
度測定が可能なように、感知器筐体の上記の感度測定端
子に該当する位置に挿入孔を形成し、そこへ端子棒をイ
ンサートして接続し測定器によって検出部の出力を測定
することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのような火災感
知器の感度測定は、火災感知器が現場で設置状態におい
て測定することができず、また、設置状態で測定できて
も、火災感知器内部の端子にアクセスするのは面倒であ
り、さらに端子を利用するのに火災感知器が設置されて
いる天井付近まで行かなければならず、作業を行うのは
足場等を必要とすることもあり面倒であった。
【0005】したがって、本発明は、天井面等に設置さ
れていても、感度測定を容易に行える火災感知器を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、検出部のノイ
ズレベルを取り込み感度情報とする感度情報取込手段
と、該感度情報を外部に向けてパルス発光により発信す
る感度情報発光手段と、を備えていることを特徴とする
ものである。
【0007】また、感度情報発光手段は、ノイズレベル
が所定の範囲を外すかどうかの状態を含めた感度情報を
発信するものである。
【0008】また、感度情報発光手段は、外部に露出し
た発光素子から所定間隔ごとに発信する、あるいは、外
部からの起動入力によって発信するものである。
【0009】また、感度情報発光手段は、常時供給され
る電源電圧が充電される充電回路、例えば、検出部とし
て光電式煙検出部を用いるときの煙検出部の発光素子を
発光させるための充電回路を電源として発光素子から発
信する、あるいは、電源兼信号線の端子間に接続される
スイッチング回路を動作させた残り電圧を電源として発
光素子から発信するものである。
【0010】また、感度情報発光手段は、発光素子とし
て赤外光を発光させる素子を用いている、あるいは、発
光素子として動作確認灯が用いられるものである。そし
て、動作確認灯が用いられる場合、そのブリンキング動
作に合わせて発信するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて説明する。図1は、本発明を利用する第
1の実施形態である火災感知器の回路構成を概略的に示
すブロック回路図である。
【0012】図において、11は発光素子、12は発光
素子11を発光させるトリガとなるスイッチング素子と
してのトランジスタ、13は図示しない電源兼信号線の
監視電流を充電して発光素子11に強度の有るパルス発
光を行わせるためのコンデンサ、14はコンデンサ13
とともに充電回路を構成するための抵抗、15は赤外領
域での発光を行うIR素子、16はIR素子41を発光
させるスイッチング素子としてのトランジスタ、であ
る。
【0013】また、21は受光素子、22は発光素子1
1のパルス発光から煙による散乱光を受光素子21によ
り受光出力を得るための受光回路、23は受光回路から
の出力を増幅する増幅回路、24は増幅回路23からの
出力をAD変換して取り込み演算処理を行う演算装置と
してのCPU、25はCPU24の演算処理に必要な各
種データを格納しておくための記憶装置としてのEEP
ROM、26はCPU24が正常に動作するように所定
の電圧を供給するCPU用の定電圧回路、である。
【0014】そして、31は図示しない電源兼信号線の
電源電圧を所定の電圧にしてコンデンサ13に供給する
定電圧回路、32は図示しない電源兼信号線が接続され
る端子C、L間を無極性化するためのダイオードブリッ
ジ、33は端子C、L間に火災信号を出力させるスイッ
チング回路として制御されるトランジスタ、34は火災
確認灯、35は確認灯34を点灯制御するトランジス
タ、36はトランジスタ33のオン状態で端子C、L間
の残り電圧を発生させるツェナーダイオード、38はト
ランジスタ33のオンとともにオンされて端子C、L間
に火災信号としての電流を流すトランジスタ、である。
【0015】このような回路構成による第1の実施形態
の動作について、以下に説明する。
【0016】まず、常時は感知器本体に形成された煙検
出部を構成する図示しない暗箱内に発光素子11を発光
させて暗箱内での散乱光を受光素子21によって受光
し、その出力をAD変換してCPU24に取り込む煙検
出動作を行っている。そして、CPU24は設定されて
いる所定の判別レベルと取り込んだ出力値を比較して、
判別レベルを越えるかどうかを判別している。
【0017】この発光素子11の発光は、コンデンサ1
3を電源として発光する。すなわち、コンデンサ13に
は充電抵抗14を介して充電が行われ、CPU24の制
御により、所定間隔、例えば3秒ごとにトランジスタ1
2がオンされ、それに伴いコンデンサ13の電荷が発光
素子11に向けて放電され、所定の強度でパルス発光さ
れる。
【0018】そして、受光素子21による受光は、図示
しない暗箱内に煙が存在すると受光量が増加する。この
暗箱は詳細に示さないが、いわゆるラビリンス構造によ
って外光を遮断しながら外気が流入する機構となってお
り、監視区域に火災により発生する煙が存在すると、暗
箱内に煙が進入して散乱光を増加させることになる。こ
れはいわゆる光電式(散乱光式)の煙検出機構である。
【0019】つぎに、火災発生時には、CPU24が検
出値の増大から火災と判別することとなり、スイッチン
グ回路としてのトランジスタ33をオンして、それにと
もないオンするトランジスタ38によって図示しない電
源兼信号線に火災信号を発生させるとともに、常時はト
ランジスタ35を介して点滅制御させている火災確認灯
34を連続点灯させて、火災感知器が火災信号を出力し
ていることを外観的に示す。
【0020】この確認灯34は、常時にはCPU24の
制御に基づきトランジスタ35によって点滅動作されて
いて、このいわゆるブリンキング動作によって火災感知
器が正常動作中であることを示している。なお、このブ
リンキング動作は必ずしも必要でなく、確認灯34を火
災検出時に点灯するだけであれば、トランジスタ33の
オン動作とともに点灯するように回路構成すればよい。
【0021】そして、感度情報の取込みについては、C
PU24がAD変換して取り込む常時の受光出力を平均
化して、感度情報としている。
【0022】ここで、煙検出動作の感度について簡単に
説明すると、光電式の煙検出動作の場合、煙の存在しな
い当初の受光出力を初期ノイズレベルN0とする。この
ノイズレベルとは、図示しない暗箱内での壁面反射等に
よるノイズ光を受光素子11が検出することによって発
生するもので、感知器の設置状態で経年的に汚れが増え
ていくとノイズ光が増加するなど、状態によって変化す
る。
【0023】感知器の製造時の感度設定においては、初
期ノイズレベルN0に対して、煙が5%や10%という
所定の判別レベルVsを設定するときに、Vs−N0が煙
に基づく出力ということになる。そして、初期ノイズレ
ベルN0に対して監視状態でのノイズレベルNnが大きく
なると、所定の煙濃度よりも少ない煙によってレベルが
判別レベルVsになることとなり、感度が高くなる方向
で、誤報が発生しやすくなる。また、初期ノイズレベル
N0に対して監視状態でのノイズレベルNnが小さくなる
と、所定の煙濃度よりも多くの煙がないとレベルが判別
レベルVsにならないこととなり、感度が低くなる方向
で、火災検出の遅報または失報という不具合が発生しや
すくなる。
【0024】したがって、感度として例えば煙濃度5%
/mの場合は感度変動の許容範囲は2.5%/mから
7.5%/mまで、また煙濃度10%/mの場合は5%
/mから15%/mまでとすることができる。そして、
煙濃度5%/mの場合、判別レベルVsから5%/m分
を引いたレベルが初期ノイズレベルN0であり、2.5
%/m分を引いたレベルがNsuであり、7.5%/mを
引いたレベルがNslであり、監視中のノイズレベルNn
の変動許容範囲は上限がNsuで下限がNslとなる。従来
は、受光出力を直接テスタで測定する端子を設けて測定
値が所定範囲内であるかどうかを確認する作業を行って
いた。
【0025】このような許容範囲の上限値および下限値
について、上記の方式は、ノイズレベルN0から判別レ
ベルVsまでの煙濃度および出力の関係が直線的であっ
て、ノイズレベルN0の変化でその直線的関係が平行移
動する前提で設定しているが、現実には直線的関係の傾
きが変動することも考えられ、このような複数の要素を
組み合わせた安全な範囲に許容範囲を設定することがで
きる。
【0026】なお、これらの数値は感知器製造時の感度
設定の際に算出されて所定の記憶手段に格納されてお
り、ここではEEPROM25に格納されている。
【0027】このようなことから、感度情報としては、
初期段階で例えば5%のときに、変動した感度として所
定レベルVsまでの煙濃度でとしてもよいが、ノイズレ
ベルNnで十分である。そして、このノイズレベルNnを
EEPROM25内に格納されている許容範囲と比較し
て、感度異常の有無を判別する。
【0028】また、受光出力の平均化について簡単に説
明すると、受光出力は上記ノイズレベルとしての要因の
みでなく、突発的な出力変化を生じたり、火災の発生時
にも出力が上昇することとなる。したがって、単に現在
の受光出力を許容範囲と比較すると、別の要因で範囲を
外れることがあり適切でない。そのため、受光出力を所
定時間分、1時間以上例えば6時間分を記憶手段に格納
し、平均値を取ることによって突発的な変動は除去する
ことが可能である。
【0029】このようにして、ノイズレベルNnとして
最新の受光出力を取込むごとに格納されている受光出力
として平均値を算出している。
【0030】そして、算出したノイズレベルNnを感度
情報として、外部に向かってパルス発光で出力する動作
を行う。このときに、ノイズレベルNnが許容範囲を外
しているかどうかについても同時に発光出力してもよ
い。
【0031】パルス発光にはIR素子15が用いられ、
このIR素子15の発光は、発光素子11と同様に、コ
ンデンサ13を電源とする。すなわち、CPU24の制
御により、発光素子11を発光させるためのトランジス
タ12の代わりとしてトランジスタ16がオンされ、そ
れに伴いコンデンサ13の電荷がIR素子15に向けて
放電される。そして、CPU24が感度情報としてのノ
イズレベルNnをコード化してそのコード信号に合わせ
てオンオフさせることによって、IR素子15が所定の
強度でパルス発光する。
【0032】このIR素子15のパルス発光は、電源と
なるコンデンサ13を受光出力を取り込むための発光素
子11と共用することとなるので、発光素子11の所定
発光回数ごとに1回、例えば3回に1回程度で発光され
る。このとき、発光素子11の発光タイミングが例えば
約3秒とすると、IR素子15によるパルス発光の周期
は約9秒ということになる。
【0033】このように、感度情報をIR素子15を用
いて外部にパルス発光させることにより、作業員が感度
情報を赤外線通信と同様にノイズの影響を受けずに床面
において図示しない受光器によって受光し、感度情報と
して取り込んでその場、あるいは集計してディスプレイ
表示させることによって、感度の良否が判別でき、わざ
わざ天井面等の感知器の設置位置近傍まで行く必要はな
く、また、長尺の着脱器を用いて着脱作業を行わなくて
も、感度情報を取得することができる。
【0034】このような感度情報のパルス発光に対し
て、煙検出のための発光素子11の発光が当然優先され
るので、感度情報のパルス発光は10秒以上で20秒程
度であってもよい。ただ、長期のタイミングとなると、
作業員が感度情報を受光するのが面倒になる。
【0035】この実施形態では、IR素子15のパルス
発光の電源として発光素子11のためのコンデンサ13
を用いたが、別に充電回路を形成して電源とするコンデ
ンサを設けてもよく、この実施形態のような光電式の煙
感知器でなくとも、IR素子および電源となるコンデン
サを設けることにより、感度情報をパルス発光させるこ
とが可能である。
【0036】また、この実施形態では、パルス発光にI
R素子15を用いたが、可視領域に近い波長で発光する
発光素子であってもよく、動作確認灯34をパルス発光
させてもよい。このときIR素子15に比べてノイズが
載りやすいが、例えば複数回の受信によって正確な受信
を行うことや多少天井面に近づけることや図示しない受
光器に極端な指向性を持たせることによって解消すれば
よい。
【0037】つぎに、本発明の第2の実施形態について
図面を用いて説明する。図2は、本発明を利用する第2
の実施形態である火災感知器の回路構成を概略的に示す
ブロック回路図である。
【0038】図において、37はCPU24に感度情報
発光制御入力を行うためのリミットスイッチであり、そ
の他の第1の実施形態と同じ部材は同じ符号であり、そ
の説明を省略する。
【0039】このような回路構成による第2の実施形態
の動作について、以下に説明する。
【0040】まず、常時は第1の実施形態と同様で、感
知器本体に形成された煙検出部を構成する図示しない暗
箱内に発光素子11を発光させて暗箱内での散乱光を受
光素子21によって受光し、その出力をAD変換してC
PU24に取り込む煙検出動作を行っている。そして、
CPU24は設定されている所定の判別レベルと取り込
んだ出力値を比較して、判別レベルを越えるかどうかを
判別している。
【0041】つぎに、火災発生時には、第1の実施形態
と同様に、CPU24が検出値の増大から火災と判別す
ることとなり、スイッチング回路としてのトランジスタ
33のオンに伴って図示しない電源兼信号線に火災信号
を発生させるとともに、火災確認灯34を連続点灯さ
せ、火災感知器が火災信号を出力していることを外観的
に示す。
【0042】そして、感度情報の取込みについては、第
1の実施形態と同様に、CPU24がAD変換して取り
込む常時の受光出力を平均化して、感度情報としてい
る。
【0043】このように、第1の実施形態と同様にして
算出したノイズレベルNnを感度情報として、外部に向
かってパルス発光で出力する動作は、次のように感度情
報発光入力があるときに行う。
【0044】すなわち、パルス発光には確認灯34が用
いられ、確認灯34の発光に図示しない電源兼信号線か
らの常時の監視電流では十分な発光は行えない。したが
って、CPU24の制御により、感度情報発光入力を検
出する素子としてリミットスイッチ37がオンされたと
きに、パルス発光制御を行う。
【0045】このときに、CPU24は、端子C、L間
に流れる電流を増加させるために、本来火災検出時に動
作させるトランジスタ33およびトランジスタ38を動
作させ、火災検出を示すための信号としての電流を確認
灯34に供給可能としている。そして、この状態におい
て、確認灯34をパルス発光させるように、トランジス
タ35をオンオフ制御する。
【0046】そして、CPU24が感度情報としてのノ
イズレベルNnをコード化してそのコード信号に合わせ
てオンオフさせることは第1の実施形態と同じであっ
て、確認灯34が所定の強度でパルス発光する。
【0047】したがって、第2の実施形態における感度
情報発光制御は、作業員によってリミットスイッチ37
がオンされている間のみ、確認灯34からパルス発光さ
れることとなる。なお、このときのスイッチング回路3
3aの動作による火災信号については図示しない電源兼
信号線を介して図示しない火災受信機が検出して火災報
知動作を行うことになるが、この火災受信機を点検モー
ドとして動作遮断状態としておくことで対応する必要が
ある。
【0048】なお、確認灯34へ供給できる電流を増加
させる手段について、第2の実施形態ではトランジスタ
33、38およびツェナーダイオード36によってスイ
ッチング回路を構成しているが、火災信号を発生させな
い程度に電流を増加させる回路を別途設けて、図示しな
い火災受信機に火災信号を検出させずに、電流増加を行
うことも可能である。ただし、これらによるスイッチン
グ回路を用いる場合よりも制限されることは勿論であ
る。
【0049】このように、感度情報を確認灯34を用い
て外部にパルス発光させることにより、作業員が感度情
報を光通信のように床面において図示しない受光器によ
って受光し、感度情報として取り込んでその場、あるい
は集計してディスプレイ表示させることによって、感度
の良否が判別できる。この確認灯34を利用すること
で、別途発光する部材を組み込む必要はないが、赤外線
領域の信号伝送を行う場合には、第1の実施形態のよう
なIR素子を別途追加する必要がある。
【0050】なお、第2の実施形態では、リミットスイ
ッチ37をオンする必要があり、この制御は遠隔操作可
能な入力器を火災感知器近傍に設置することで対応でき
るが、何らかの長尺部材を用いて作用させるのであれ
ば、確認灯34の発光を検出する受光器を同一部材に構
成することも可能であり、こういった部材を用いれば、
外光に影響されないパルス発光の検出が可能となる。ま
た、起動入力を検出する素子として、必ずしもリミット
スイッチ37を用いる必要はなく、外部からの伝送信号
の検出回路のような特定の信号を受信する手段を用いる
ことができる。
【0051】さらに、リミットスイッチ37を用いない
形態として、火災検出時のトランジスタ33を動作させ
たときに、CPU24が確認灯34の連続点灯時にパル
ス発光制御を行ってもよい。この場合、いわゆる加煙試
験器を用いて作動試験を行う際に、確認灯34の点灯を
確認するとともに、感度情報を取り込むことができる。
【0052】また、この第2の実施形態においても、第
1の実施形態と同様に光電式の煙感知器でなくとも、熱
感知器等の各種火災感知器に適用できることは勿論であ
る。
【0053】以上のように、本発明は、検出部のノイズ
レベルを取り込み感度情報とする感度情報取込手段と、
該感度情報を外部に向けてパルス発光により発信する感
度情報発光手段と、を備えているので、感度確認作業を
簡便に行うことができる。
【0054】また、感度情報発光手段は、ノイズレベル
が所定の範囲を外すかどうかの状態を含めた感度情報を
発信することによって、感度が適正かどうか感度情報と
ともに把握することができる。
【0055】また、感度情報発光手段は、外部に露出し
た発光素子から所定間隔ごとに発信するので、作業員は
感知器に触れなくとも感度情報を取り込むことができ
る。
【0056】あるいは、外部からの起動入力を行うこと
によって特定の感知器のみの消費電流を大きくして発光
強度を上げることが可能となる。
【0057】また、感度情報発光手段は、常時供給され
る電源電圧が充電される充電回路を用いれば、電源より
も大きな電流で発光することが可能であり、例えば、検
出部として光電式煙検出部を用いるときの煙検出部の発
光素子を発光させるための充電回路を電源とすれば、別
途電源に関する構成を組み込む必要はない。
【0058】あるいは、電源兼信号線の端子間に接続さ
れるスイッチング回路を動作させた残り電圧を電源とし
て発光素子から発信すれば、監視時より大きな電流を利
用することが可能である。
【0059】また、感度情報発光手段は、発光素子とし
て赤外光を発光させる素子を用いることで、確実な信号
の受信が行える。
【0060】あるいは、発光素子として動作確認灯を用
いることにより、別途発光する部材を必要とせず、そし
て、動作確認灯が用いられる場合、そのブリンキング動
作に合わせて発信することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略的なブロッ
ク回路図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す概略的なブロッ
ク回路図。
【符号の説明】
13 コンデンサ 15 IR素子 24 CPU 33 トランジスタ 34 確認灯 36 ツェナーダイオード 37 リミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA05 BB02 CC19 EE02 GG08 GG10 HH01 KK01 LL04 MM01 MM03 MM05 MM09 MM10 NN01 5C085 AA03 AB01 AC03 BA33 CA07 CA13 DA06 DA07 DA08 DA16 EA11 EA32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出部のノイズレベルを取り込み感度情
    報とする感度情報取込手段と、 該感度情報を外部に向けてパルス発光により発信する感
    度情報発光手段と、 を備えていることを特徴とする火災感知器。
  2. 【請求項2】 感度情報発光手段は、ノイズレベルが所
    定の範囲を外すかどうかの状態を含めた感度情報を発信
    する請求項1の火災感知器。
  3. 【請求項3】 感度情報発光手段は、外部に向けて発光
    素子から所定間隔ごとに発信する請求項1または2の火
    災感知器。
  4. 【請求項4】 感度情報発光手段は、外部からの起動入
    力によって発信する請求項1から3いずれかの火災感知
    器。
  5. 【請求項5】 感度情報発光手段は、常時供給される電
    源電圧が充電される充電回路を電源として発光素子から
    発信する請求項1から4いずれかの火災感知器。
  6. 【請求項6】 感度情報発光手段は、検出部として光電
    式煙検出部を用いるときに、該煙検出部の発光素子を発
    光させるための充電回路を電源として発光素子から発信
    する請求項5の火災感知器。
  7. 【請求項7】 感度情報発光手段は、電源兼信号線の端
    子間に接続されるスイッチング回路を動作させるときの
    作動電流を電源として発光素子から発信する請求項1か
    ら4いずれかの火災感知器。
  8. 【請求項8】 感度情報発光手段は、発光素子として赤
    外光を発光させる素子を用いている請求項1から7いず
    れかの火災感知器。
  9. 【請求項9】 感度情報発光手段は、発光素子として動
    作確認灯が用いられる請求項1から7いずれかの火災感
    知器。
  10. 【請求項10】 感度情報発光手段は、動作確認灯のブ
    リンキング動作に合わせて発信する請求項9の火災感知
    器。
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