JP2003296640A - 商品貸出システム及び商品貸出方法 - Google Patents

商品貸出システム及び商品貸出方法

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JP2003296640A
JP2003296640A JP2002101228A JP2002101228A JP2003296640A JP 2003296640 A JP2003296640 A JP 2003296640A JP 2002101228 A JP2002101228 A JP 2002101228A JP 2002101228 A JP2002101228 A JP 2002101228A JP 2003296640 A JP2003296640 A JP 2003296640A
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Ryoji Ono
良司 小野
Shoji Sakurai
鐘治 桜井
Yoshitake Seki
義武 関
Akimasa Yamamura
晃正 山村
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Mitsubishi Electric Corp
Diamondtelecom Inc
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Diamondtelecom Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の貸出にあたって利用者が実施する作業
量を削減するとともに、商品の貸出の回転率を向上させ
る商品貸出システムを提供する。 【解決手段】 商品貸出システムは、商品の貸出の予約
を要求する仮予約要求を利用者の通信端末から受信し、
仮予約要求データベース202へ登録する仮予約登録部
102と、商品の貸出状態を商品状態データベース20
3へ登録するとともに、貸出可能な商品情報を検出する
商品状態管理部105と、貸出可能な商品情報の商品を
予約することを要求する仮予約要求を検出して、商品の
貸出を予約したことを通知する仮予約通知を通信端末へ
送信する仮予約処理部103と、仮予約処理部103が
送信した仮予約通知に対応する、商品の貸出を要求する
貸出要求を入力し、入力した貸出要求に基づいて、商品
の貸出を許可することを通知する貸出通知を送信する貸
出処理部104とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般消費者が固定
型情報処理機器及び携帯型情報処理機器を使用してアク
セスすることが可能なように、直接または間接に広域ネ
ットワークに接続された、商品貸出サービスを実施する
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の商品貸出サービスにおいては、商
品貸出サービス実施者は、貸出可能な商品を店舗に展示
し、利用者は、店舗に出向くことによって貸出可能な商
品を確認していた。また、店舗においてのみ、貸出対象
となっている商品の貸出を、実際に受けることができる
か否か(商品が他の利用者に貸し出されていないか)を
確認することができ、貸出の処理も店舗において行われ
ていた。しかし、このようなサービス形態では、利用者
は商品の貸出を受けようとするたびに店舗に出向く必要
があり、貸出を受けるための利用者の手間が大きかっ
た。また、利用者が店舗に来なければ商品の貸出ができ
ないために、商品の回転率を効率的に上げることができ
なかった。
【0003】また、利用者が店舗に出向いた時点で、利
用者が貸出を受けようとする商品が必ずしも実際に貸し
出し可能であるとは限らない。例えば、ビデオの貸出を
行うビデオレンタルサービスにおいては、新作や話題作
について貸出が集中する傾向があり、このような商品に
ついては貸出可能な状態である可能性は小さくなる。ま
た、利用者からは、それぞれの商品が貸出可能であるか
否かを事前に予測することは不可能であり、貸出を受け
ようとする商品が実際に貸出可能な状態であるときにの
み店舗を訪れるようとすることは、不可能であった。
【0004】このような問題に対して、特開2000−
268099「ビデオレンタル装置、方法、及び、その
記録媒体」(以下、引例1)及び特開2001−243
275「商品レンタル方法と商品レンタルシステム」
(以下、引例2)では、いずれも、商品の状態を管理
し、商品貸出の予約を受け付けるようなコンピュータ
を、利用者がネットワークを介してアクセスできるよう
にすることで、利用者の手間を軽減するとともに、引例
2では、商品の回転率を向上しようとしている。
【0005】引例1では、ビデオレンタルサービスにお
いて、商品の一覧の管理、貸出状況の管理、貸出可能な
商品の検索、貸出予約の受付を行うビデオレンタル装置
を、利用者からネットワークを介してアクセス可能とす
る方法を開示している。これによって利用者は、自宅な
どにおかれたコンピュータから、貸出対象になっている
商品の一覧、及び、実際に貸出可能な商品の一覧と数量
を確認することができる。また、利用者は、自宅などに
おかれたコンピュータから、実際に貸出可能な商品を即
時に予約することが可能となる。引例1では、これらの
ことによって、利用者が店舗に出向くことなく、商品の
貸出を受けることが可能になるとしている。
【0006】一方、引例2では、商品レンタルサービス
において、商品の在庫情報、貸出情報、予約情報を管理
し、貸出予約の受付を行う予約管理コンピュータを、利
用者からネットワークを介してアクセス可能とする方法
を開示している。これによって利用者は、引例1と同様
に、自宅などにおかれたコンピュータから、貸出対象に
なっている商品の一覧、及び、実際に貸出可能な商品の
一覧と数量を確認し、実際に貸出可能な商品を即時に予
約することが可能となる。引例2では、これらのことに
よって、利用者が店舗に出向くことなく、商品の貸出を
受けることが可能になるとともに、商品貸出サービス実
施者は、商品の回転率を向上させることができるとして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、引例1、引例
2のいずれを用いた場合でも、依然として以下のような
課題がある。まず、引例1、引例2のいずれにおいて
も、実際に貸出可能な商品が存在するか否かを確認する
には、利用者は、自宅などにおかれたコンピュータを使
って、ビデオレンタル装置(引例1)や予約管理コンピ
ュータ(引例2)にアクセスしなければならない。すな
わち、利用者が能動的に商品状態を確認しなければなら
ない。このようなシステムまたは方法では、返却や新着
による個々の貸出可能な商品の発生は、利用者が能動的
に商品状態を確認しない限り、利用者には伝わらない。
すなわち、貸出可能な商品の発生を利用者にリアルタイ
ムに伝えることができない。このため、商品が貸出可能
であるにも関わらず、当該商品の貸出を受けようとする
利用者へそのことを即時に伝えることができないため
に、利用者が能動的に商品状態を確認するまで、貸出の
発生は遅延される。このことは、商品の回転率が、理論
的に可能な値よりも下がることを意味する。
【0008】これを利用者の視点で見ると、利用者は能
動的に商品状態をチェックする必要があるが、利用者が
チェックした時点では貸出可能な商品が存在するとは限
らない。しかし、利用者が確認していない時点で貸出可
能な商品が存在した可能性がある。このことは、利用者
にとって商品貸出の機会を逸していることを意味する。
また、新着や返却がいつ生じるか、貸出可能な商品がい
つ生じるかは、必ずしも利用者にとって予測しやすいと
は言えない。このような前提のもとでは、貸出可能な商
品を見つける可能性を高めるためには、利用者は頻繁に
商品状態を確認しなければならない。すなわち、商品状
態の確認のために必ず能動的な行動が必要であること
は、利用者にとって大きな負担となる。
【0009】さらに、利用者が店舗やシステム上で商品
状態をチェックを行う時間帯が集中する場合がある。例
えば、ビデオレンタルサービスでは、店舗での確認につ
いては昼食時、帰宅途中、深夜などの時間帯が、インタ
ーネット上での確認では夜間がこれにあたる。また、多
数の利用者が貸出を受けようとする商品は、少数に集中
する傾向にある。ビデオレンタルにおける新作などはこ
の例である。これらのケースでは、同一の商品の貸出を
受けようとする利用者が、短い時間帯に商品状態の確認
を行うこととなり、過度の競争が生じることとなる。利
用者の視点で見れば、過度の競争の中で実際に商品の貸
出を受けられる可能性は低く、前述したリアルタイム性
の欠如とあわせて、商品の貸出をいつまでも受けられな
い結果となる。このことは、サービス実施者にとっても
サービスのイメージダウンにつながり、利用者の減少を
招く。
【0010】さらに、引例2では、商品の返却は、予定
通りに行われることを前提としている。しかし、現実の
商品貸出サービスにおいては、これは必ずしも成り立た
ない。商品貸出サービスの実施において、利用者が貸出
期限を守らず期限以上に保持を続けたとき(延滞)に
は、本来ならば貸出可能になるはずの時点でも、商品は
依然として貸出不能である。また、従来技術において貸
出を予約した利用者が、実際には受取を行わなかったと
き(貸出未実施)には、予約が行われてから貸出未実施
が判明するまでの期間、結果的には、実際には商品は貸
出可能な状態にあるにも関わらず、貸出を行うことがで
きない結果となる。
【0011】これら理由により、特定の商品が貸出可能
になる時期を、当該商品の貸出中に予測することは必ず
しも正しくなく、利用者に対し、予約した商品を確実に
引き渡すことができなくなる。また、延滞と貸出未実施
は、商品の回転率を低下させる。しかし、延滞や貸出未
実施の発生は事前に予測することができない。また一般
には、延滞や貸出未実施を行う利用者を事前に回避する
ことはできない。
【0012】そこで、本発明は、貸出を受けるために利
用者が行わなければならない作業量を削減し、延滞や貸
出未実施を抑制し、商品の回転率を向上させ、利用者の
利便性を向上させる商品貸出システム及び方法を提供す
ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る商品貸出
システムは、ネットワークを介して、通信端末とメッセ
ージを送受信して商品の貸出を実施する商品貸出システ
ムにおいて、上記通信端末を特定するアドレスを含む利
用者情報を保持する利用者データベースと、貸出する商
品の状態を保持する商品状態データベースと、上記利用
者情報を入力し、上記利用者情報を上記利用者データベ
ースへ登録する利用者登録部と、商品の貸出を予約する
ことを要求する仮予約要求を上記利用者情報と関連づけ
て保持する仮予約要求データベースと、上記仮予約要求
を入力し、仮予約要求を上記仮予約要求データベースへ
登録する仮予約要求登録部と、商品の貸出状態を上記商
品状態データベースへ登録するとともに、上記商品状態
データベースを検索して貸出可能な商品情報を検出し、
検出した貸出可能な商品情報を出力する商品状態管理部
と、上記商品状態管理部から上記貸出可能な商品情報を
入力し、上記仮予約要求データベースが保持する仮予約
要求を検索し、上記貸出可能な商品情報の商品を予約す
ることを要求する仮予約要求を検出し、検出した仮予約
要求を要求した通信端末に対して、商品の貸出を予約し
たことを通知する仮予約通知を上記通信端末へ送信する
仮予約処理部と、上記仮予約処理部が送信した仮予約通
知に対応する、商品の貸出を要求する貸出要求を入力
し、入力した貸出要求に基づいて、商品の貸出を許可す
ることを通知する貸出通知を送信する貸出処理部とを備
えることを特徴とする。
【0014】上記利用者データベースに保持される利用
者情報は、利用者の優先度を示す値を一種類以上含むこ
とを特徴とする。
【0015】上記商品貸出システムは、さらに、上記利
用者情報と上記仮予約要求と上記貸出要求とのいずれか
の要求の入力を受け付ける端末を備えることを特徴とす
る。
【0016】上記商品貸出システムは、さらに、上記利
用者情報と上記仮予約要求と上記貸出要求とのいずれか
の要求を上記通信端末から電子メールによって受信する
通信部を備えることを特徴とする。
【0017】上記商品貸出システムは、さらに、ハイパ
ーテキスト・トランスポート・プロトコル(HTTP)
を経由するネットワークを介して、上記利用者情報と上
記仮予約要求と上記貸出要求とのいずれかの要求を受信
する通信部を備えることを特徴とする。
【0018】上記商品貸出システムは、さらに、ネット
ワークを介して接続し、上記利用者情報と上記仮予約要
求と上記貸出要求とのいずれかの要求を受信する端末装
置を備えることを特徴とする。
【0019】上記商品貸出システムは、さらに、電話回
線によって利用者が利用する電話機と接続し、利用者へ
電話機の操作を促すことによって、上記利用者情報と上
記仮予約要求と上記貸出要求とのいずれかの要求を受信
する自動応答部を備えることを特徴とする。
【0020】上記商品貸出システムは、さらに、利用者
データベースが保持する利用者情報に含まれるアドレス
へ、貸出対象となる商品を案内する商品案内を電子メー
ルで送信する案内送信部を備えることを特徴とする。
【0021】上記商品貸出システムは、さらに、利用者
データベースが保持する利用者情報に含まれるアドレス
のうち、上記利用者情報に含まれる優先度を示す値が高
い利用者から順に、貸出対象となる商品を案内する商品
案内を電子メールで送信する案内送信部を備えることを
特徴とする。
【0022】上記利用者データベースが保持する利用者
情報は、利用者の選択した商品範囲を含み、上記案内送
信部は利用者に対して、商品範囲に含まれる商品に関す
る商品案内を送信することを特徴とする。
【0023】上記利用者データベースの利用者情報は、
さらに、過去に貸出を行った商品の一覧から構成される
貸出履歴を含み、上記案内送信部は、利用者データベー
スに保持されている貸出履歴を参照して商品範囲を決定
し、決定した商品範囲に含まれる商品に関する商品案内
を送信することを特徴とする。
【0024】上記商品貸出システムは、ハイパーテキス
ト・トランスポート・プロトコル(以下、「HTTP」
と記す)を経由するネットワークへ接続し、上記商品案
内は、上記仮予約要求登録部へHTTPを経由して仮予
約要求を送信するワールド・ワイド・ウェブ・ページ
(WWWページ)へのリンクを含むことを特徴とする。
【0025】上記仮予約処理部は、上記利用者データベ
ースに保持されている利用者情報に含まれる優先度を示
す値を用いて、当該優先度が高い利用者から順に選択的
に仮予約通知を送信することを特徴とする。
【0026】上記利用者データベースの利用者情報は、
商品の受取方法を含むことを特徴とする。
【0027】上記貸出要求は、商品の受取方法を含むこ
とを特徴とする。
【0028】上記貸出処理部は、利用者データベースに
保持されている利用者情報に含まれる優先度を示す値を
用いて、貸出の可否を判定することを特徴とする。
【0029】上記貸出通知は、利用者が貸出通知を受け
たことを証明する貸出証明キーを含み、上記貸出処理部
は、商品の受取の場合に、上記貸出証明キーを照合する
ことを特徴とする。
【0030】上記貸出処理部は、上記貸出通知に含まれ
る貸出証明キーに対応する、商品の貸出の代金の決済を
証明する決済証明キーを入力し、商品の受取の場合に、
上記決済証明キーを照合することを特徴とする。
【0031】上記貸出処理部は、貸出通知に含まれる貸
出証明キーに対応する、商品の代金を決済する決済キー
を発行し、発行した決済キーを送信して決済を促し、上
記決済キーに対応する商品の代金の決済を証明する決済
証明キーを入力し、商品の受取の場合に、上記決済証明
キーを照合することを特徴とする。
【0032】上記利用者データベースに保持されている
利用者情報に含まれる優先度を示す値は、商品の貸出の
頻度によって優先度が上昇する値を含むことを特徴とす
る。
【0033】上記利用者データベースに保持されている
利用者情報に含まれる優先度を示す値は、商品の貸出の
件数によって優先度が上昇する値を含むことを特徴とす
る。
【0034】上記貸出処理部は、上記貸出通知を送信し
た時点から所定の期間以内に商品を受け取っていない貸
出通知を検出し、検出した貸出通知に基づいて、商品の
貸出を取り消す貸出取消通知を送信することを特徴とす
る。
【0035】上記利用者データベースに保持されている
利用者情報に含まれる優先度を示す値は、上記貸出通知
を送信した時点から所定の期間以内に商品を受け取らな
い場合に優先度が下降する値を含むことを特徴とする。
【0036】上記所定の期間は、上記利用者データベー
スに保持されている利用者情報に含まれる優先度を示す
値を用いて決定されることを特徴とする。
【0037】上記利用者データベースに保持されている
利用者情報に含まれる優先度を示す値は、商品の貸出の
期限を定めた貸出期限を超過しても返却を行わない場合
に優先度が下降する値を含むことを特徴とする。
【0038】上記貸出期限は、上記利用者データベース
に保持されている利用者情報に含まれる少なくとも一種
類の優先度を示す値を用いて決定されることを特徴とす
る。
【0039】上記貸出処理部は、商品の貸出の期限を定
めた貸出期限を決定し、決定した貸出期限までの日数が
所定数以下になった場合に、上記貸出期限の案内を行う
貸出期限案内を送信することを特徴とする。
【0040】上記貸出処理部は、商品の貸出の期限を定
めた貸出期限を決定し、上記貸出期限を超過した場合
に、上記貸出期限を超過していることを通知する延滞通
知を送信することを特徴とする。
【0041】この発明に係る商品貸出方法は、ネットワ
ークを介して、通信端末と商品貸出システムとの間でメ
ッセージを送受信して商品の貸出を実施する商品貸出方
法において、商品の貸出状態を上記商品状態データベー
スへ登録し、上記通信端末を特定するアドレスを含む利
用者情報を入力し、上記利用者情報を利用者データベー
スへ登録し、商品の貸出を予約することを要求する仮予
約要求を入力し、入力した仮予約要求を上記利用者情報
と関連づけて仮予約要求データベースへ登録し、上記商
品状態データベースを検索して貸出可能な商品情報を検
出し、上記仮予約要求データベースが保持する仮予約要
求を検索して、上記貸出可能な商品情報の商品を予約す
ることを要求する仮予約要求を検出し、検出した仮予約
要求を要求した通信端末に対して、商品の貸出を予約し
たことを通知する仮予約通知を上記通信端末へ送信し、
上記送信した仮予約通知に対応する、商品の貸出を要求
する貸出要求を入力し、入力した貸出要求に基づいて、
商品の貸出を許可することを通知する貸出通知を送信す
ることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明は、任意の
商品貸出サービスを行う商品貸出システムについて適用
可能であるが、実施形態の一例として、ビデオレンタル
サービスを行うビデオレンタルシステムについて、その
構成と動作を述べる。ビデオレンタルサービス(以下、
サービス)は、比較的多数の利用者に対して、多種類の
商品(ビデオ)の貸出を行う。また、利用者の借り出す
ビデオは一般には多種類に及ぶが、新しく貸出対象とな
ったビデオに対して貸出が集中する傾向があり、前述し
た問題が発生しやすい。
【0043】図1及び図2は、本発明におけるビデオレ
ンタルシステム1の一例について、その概要を示すもの
である。図1は、ビデオレンタルシステムを用いたビデ
オレンタルサービスの一例を示した図である。図2は、
実施の形態1のビデオレンタルシステムの構成の一例を
示した図である。以下では、図1,図2に示したビデオ
レンタルシステム(以下、「ビデオレンタルシステム」
を「システム」という)1の動作を、実際の利用におけ
る処理の流れに沿い、それぞれの動作による効果をまじ
えて述べる。
【0044】(利用者の登録)まず、利用者の登録につ
いて説明する。図3は、利用者がビデオレンタルシステ
ムに対して利用者登録要求を送信する際のビデオレンタ
ルシステム外でのデータの流れを示す図である。図4
は、ビデオレンタルシステムが利用者から利用者登録要
求を受信した際のビデオレンタルシステムの動作を示す
図である。サービスを利用しようとする利用者10は、
システム1に対して利用者登録要求311を送信して、
システム1への利用者登録を行う(図3)。利用者登録
要求311には、利用者登録を行うことを示す情報と、
利用者の1個以上の電子メールアドレスが含まれる。ま
た、典型的には、利用者の氏名、住所、電話番号など
の、利用者への連絡に必要な情報が含まれる(図5)。
利用者登録要求311は、システム1の利用者登録部1
01が受信する(図4)。利用者登録部101は、利用
者登録要求311の内容にしたがって、利用者情報41
1を生成し、利用者データベース201へ保存(登録)
する。利用者情報411の内容の例を、図6に示す。利
用者情報411には、典型的には、システム内で利用者
を一意に識別可能な利用者ID、利用者の1個以上の電
子メールアドレス、氏名、住所、電話番号などの情報が
含まれる。また、利用者情報411を保存(登録)した
利用者データベース201の例を図7に示す。
【0045】同様に、サービスの利用を停止しようとす
る利用者は、システムに対して、登録削除を要求する内
容の利用者登録要求312を送信する。利用者登録部1
01は、利用者登録要求312の内容にしたがって、当
該利用者の利用者情報を、利用者データベース201か
ら削除する。利用者登録要求312は、利用者削除要求
ともいう。また、登録している個人情報を変更しようと
する利用者は、システムに対して、登録内容の変更を要
求する内容の利用者登録要求313を送信する。利用者
登録部101は、利用者登録要求313の内容にしたが
って、当該利用者の利用者情報を変更し、利用者データ
ベース201へ保存する。利用者登録要求313は、利
用者変更要求ともいう。
【0046】(優先度)利用者情報411には、1個以
上の優先度を含むことができる(図6)。優先度は、例
えば、サービス実施者にとって好ましい利用者、すなわ
ち、回転率の向上に貢献する可能性の高い利用者と、好
ましくない利用者、すなわち、回転率の下降の原因とな
る可能性の高い利用者とを識別するために用いることが
できる。例えば、利用者登録以来の貸出件数の増加や、
一定期間毎の貸出頻度の増加などの、売上及び回転率の
向上に貢献する傾向を示す利用者に関して、優先度の値
を上昇させることができる。また、貸出の未実施(後
述)や貸出期限の超過(延滞)などの、回転率の低下を
まねく行動をとった利用者に関して、その値を下降させ
ることができる。
【0047】このようにして、優先度の上下を行い、優
先度の高い利用者に優先してサービスを提供する(後
述)ことによって、まず、サービス実施者は、好ましい
利用者への貸出を行う可能性が増大し、利用者が回転率
の低下をまねく行動を行うケースに遭遇する可能性を減
少させることができる。また、前記優先したサービスに
よって、利用者が好ましい行動を行うよう誘導すること
ができ、回転率の低下を抑制することができる。また、
利用者は、サービス実施者にとって好ましい行動をとっ
ている限りは、他の利用者よりも優先したサービスを受
けることができる可能性が増大し、利便性が向上する。
優先度は、サービス実施者にとって好ましいまたは好ま
しくない行動を利用者がどれだけとっているかを表すも
のであり、利用者情報には一般には1個以上の優先度が
記録され得る。また、それぞれの優先度を上下させる要
因は、上記に限るものではない。
【0048】(要求の受信方法)次に、要求の受信方法
について説明する。図8は、利用者が電子メールを用い
てビデオレンタルシステムに対して各要求を送信する場
合のビデオレンタルシステム外でのデータの流れを示す
図である。図9は、利用者が電子メールを用いてビデオ
レンタルシステムに対して各要求を送信する場合のビデ
オレンタルシステムの動作を示す図である。利用者登録
要求311、仮予約要求321及び貸出要求341は、
典型的には、利用者からシステムへの電子メール40の
形式で送信される(図8,図9)。以下、利用者登録要
求311、仮予約要求321及び貸出要求341を「要
求」という。利用者登録要求311、仮予約要求321
及び貸出要求341は、要求の一例であり、他の要求が
あってもよい。電子メール40による要求は、まず、電
子メールサーバ901によって受信され、適切な方法で
要求受信部111に渡される。要求受信部111は、渡
された電子メール40に示されている要求の種類に応じ
て、当該電子メール40を解釈して、利用者登録部10
1、仮予約登録部102、貸出処理部104のいずれか
に渡す。要求の種類は、電子メールの表題(Subje
ctフィールド)や、決められた形式にしたがって本文
(メッセージボディー)に記載することにより、要求受
信部111によって解釈可能にすることができる。
【0049】要求は、HTTP(Hypertext
Transport Protocol)通信を用いて
送信することもできる。この場合、システムは、利用者
が広域ネットワークを介してアクセス可能なHTTPサ
ーバに接続される。このとき、図8,図9の電子メール
サーバ901がHTTPサーバに、電子メール40がH
TTP要求にそれぞれ対応する。このHTTPサーバ上
には、要求送信用のHTMLページを設ける。このペー
ジには、要求に必要な内容を入力するフィールドと、送
信を行うボタンが設けられる。利用者が必要事項を記入
してボタンを操作すると、記入内容がHTTPサーバに
送信される。利用者の記入内容は、CGI、サーブレッ
トなどのHTTPサーバに連動するサーバ側プログラム
によって、要求受信部111に渡される。この場合、要
求の種類は、HTMLページの違いによって表すことも
できるし、記入内容の一部として含めておくこともでき
る。
【0050】要求は、コールセンターを用いた自動応答
機能によっても受信できる。この場合、システムは、利
用者が電話により接続可能なコールセンターに接続され
る。このとき、図8,図9の電子メールサーバ901が
コールセンターに、電子メール40が利用者のプッシュ
ボタン操作によるトーンにそれぞれ対応する。コールセ
ンターは、利用者から電話を受けると、あらかじめ録音
された音声または音声合成によって、利用者登録のガイ
ダンスを流す。利用者はガイダンスにしたがい、電話機
のプッシュボタンを操作して、必要事項の送信を行う。
コールセンターは、利用者から受信した必要事項を要求
受信部111に渡す。この場合、要求の種類は、電話番
号の違いによって表すこともできるし、必要事項の一部
として含めておくこともできる。
【0051】要求は、利用者が直接操作する無人端末を
用いても受信できる。この場合、システムは、利用者が
直接操作する無人端末に接続される。無人端末は、HT
TPサーバを用いる場合のHTMLページと同様の内容
を画面上に表示する。利用者が必要事項を記入してボタ
ンを操作すると、記入内容は要求受信部に渡される。こ
の場合、要求の種類は、メニューの違いで表しても良い
し、必要事項の一部として含めておくこともできる。
【0052】要求は、店舗の店員を介しても受信でき
る。この場合、システムは、店員が操作する端末に接続
される。このとき、図8,図9の電子メールサーバ90
1が端末に、電子メール40が利用者による操作にそれ
ぞれ対応する。端末は、HTTPサーバを用いる場合の
HTMLページと同様の内容を画面上に表示する。利用
者から口頭または書面で提示された必要事項を店員が記
入してボタンを操作すると、記入内容は要求受信部11
1に渡される。この場合、要求の種類は、メニューの違
いで表しても良いし、必要事項の一部として含めておく
こともできる。
【0053】利用者10から要求受信部111へ要求を
送信する方法としては、最低でも上記の各方式を用いる
ことができ、サービス実施者はシステムの構成の自由度
を向上させ、コストの削減を図ることができ、利用者は
利便を得ることができる。利用者10から要求受信部1
11へ要求を送信する方法は、上記に挙げた方式に限る
ものではなく、他のいかなる方法を用いても良い。
【0054】(仮予約要求)次に、仮予約要求について
説明する。本発明では、実際の貸出に先立ち、貸出可能
な個々の商品の存在を、あらかじめ要求のあった利用者
に対してリアルタイムに伝える仮予約通知を行う。仮予
約通知は、特定のビデオタイトル(商品の種類、商品
名)に含まれるビデオのうち一つ以上が、利用者に対し
貸出可能である旨を通知するものである。仮予約は、特
定の利用者に対し実際にビデオを貸し出してはいない
が、貸出可能である旨を1人以上の利用者に対して通知
した状態を表す。ここで、貸出対象となるビデオのう
ち、同一のビデオタイトルとして識別されるビデオは、
1個以上存在する(図10)。図10は、同じビデオタ
イトルのビデオが複数(図10では、5個)存在する場
合を表している。すなわち、ビデオタイトルは個々のビ
デオを表すのではない。仮予約が特定のビデオ(商品)
ではなく、特定のビデオタイトル(商品の種類、商品
名)に対して行われるのは、利用者は同一のビデオタイ
トルであれば、どの個別のビデオの貸出を受けるのでも
かまわないからである。
【0055】利用者が個々の商品を個別に指定すること
を前提とするような種類の商品貸出サービスでは、個々
の商品を商品の種類(商品名)にあたるものとして、本
発明を実施することができる。
【0056】次に、仮予約要求の動作について説明す
る。図11は、利用者がビデオレンタルシステムに対し
て仮予約要求を送信する際のビデオレンタルシステム外
でのデータの流れを示す図である。図12は、ビデオレ
ンタルシステムが利用者から利用者登録要求を受信した
際のビデオレンタルシステムの動作を示す図である。利
用者は、仮予約要求321をシステム1に対し送信し
て、特定のビデオタイトルに含まれるビデオのうち一つ
以上が貸出可能となった場合に仮予約通知を行うようシ
ステム1に要求する(図11,図12)。仮予約要求3
21には、典型的には、仮予約要求の種別(登録または
削除)と、利用者IDと、利用者が仮予約要求を行おう
とするビデオタイトルを表す商品名識別情報が含まれて
いる(図13)。商品名識別情報とは、例えば、ビデオ
の題名や、サービスにおける固有の識別子や、JANコ
ードなど、商品名を一意に識別可能な情報のうち、一つ
またはそれ以上から構成される。
【0057】仮予約要求321は、仮予約登録部102
が受信する(図12)。仮予約要求登録部102は、仮
予約要求321の内容にしたがって、仮予約要求情報4
21(図14)を生成し、仮予約要求データベース20
2へ保存(登録)する(図15)。仮予約要求情報42
1の内容の例を、図14に示す。典型的には、仮予約要
求情報421には、利用者IDと、当該利用者が仮予約
要求を行っているビデオタイトルを識別する商品名識別
情報とが含まれる。同様に、仮予約要求を中止しようと
する利用者は、システム1に対して、登録削除を要求す
る内容の仮予約要求322を送信する。仮予約登録部1
02は、仮予約要求322の内容にしたがって、当該利
用者の仮予約要求情報421を、仮予約要求データベー
ス102から削除する。
【0058】仮予約要求データベース202は、利用者
データベース201と同一(一つのデータベース)であ
ってもよい(図16)。この場合、利用者情報411に
は、当該利用者が仮予約要求を行っているビデオタイト
ルを示す商品名識別情報が0(零)個以上記載される。
【0059】サービスを受けるために必ず仮予約要求を
行うことを利用者に要求することにより、サービス実施
者があらかじめ必要と見込まれる商品数を推測すること
ができ、商品導入のためのコストを削減できるともに、
店舗などにおいて商品を置くために使用する面積を削減
できる。
【0060】(案内)次に、システムから利用者へ送信
される案内について説明する。さらに、本発明では、利
用者が仮予約要求を行う前に、システム1からサービス
に登録している利用者に対して、商品案内を送信するこ
とができる。商品案内は、新着ビデオの入荷や、特定商
品及び商品群についての宣伝を行うもので、利用者に対
しビデオ貸出を喚起するためのものである。商品案内3
61は、商品案内を送信しようとする利用者に関する利
用者情報に記載されている電子メールアドレスのうち1
個またはそれ以上に対して、電子メール40によって送
信される。同様に、仮予約通知331及び貸出通知35
1は、電子メールによって送信される。
【0061】次に、図17から図19を用いて動作を説
明する。図17は、ビデオレンタルシステムが各通知を
利用者に対して電子メールで送信する場合のビデオレン
タルシステムの動作を示す図である。図18は、ビデオ
レンタルシステムが各通知を利用者に対して電子メール
で送信する場合のビデオレンタルシステム外でのデータ
の流れを示す図である。図19は、ビデオレンタルシス
テムが利用者に対して商品案内を送信する際の、ビデオ
レンタルシステムの動作を示す図である。案内送信部1
06、仮予約通知部103及び貸出処理部104は、商
品案内361、仮予約通知331または貸出通知351
を、それらを送信しようとする利用者の電子メールアド
レス90とともに、送信部112に渡す(図17)。送
信部112は、渡された商品案内361、仮予約通知3
31または貸出通知351を、電子メール40として、
指定された電子メールアドレス90に送信する(図1
7)。システム1の送信部112から送信された電子メ
ール40は、電子メールサーバ901、広域ネットワー
ク3を介して利用者10が利用する情報機器2へ送信さ
れる(図18)。
【0062】図19を用いて、案内を送信する場合の動
作を説明する。案内送信部106は、典型的には、制御
端末902からの商品案内内容461の入力を受けて、
利用者データベース201から利用者の電子メールアド
レス90を抽出し、抽出した電子メールアドレス90に
対し商品案内361を送信する。
【0063】また、複数の利用者について抽出した電子
メールアドレスを、同様に、利用者データベースから抽
出した各利用者の優先度の順に整列し、先頭から順に任
意個のグループに分割して、優先度の高いグループから
順に、グループの間に一定の時間間隔をおいて商品案内
を送信することもできる。このような送信方法は、優先
度の高い利用者に対し優先して新作情報などを送信する
場合に利用でき、優先度の高い利用者へ貸出が行われる
可能性を増大させて、回転率の低下を抑制できるととも
に、優先度を高くするような行動へ利用者を誘導する効
果が期待できる。
【0064】また、抽出した電子メールアドレスから、
同様に、利用者データベースから抽出した各利用者の嗜
好が商品案内によって案内しようとするビデオタイトル
に合致する利用者の電子メールアドレスのみを抽出し
て、商品案内を送信することもできる。この場合、利用
者データベースには利用者の嗜好を示す情報が含まれ
る。利用者の嗜好を示す情報は、利用者登録要求の記載
事項に含めることで利用者に指定させる方法や、利用者
の過去の貸出の記録(履歴)を保持しておき、履歴を分
析することで決定する方法などがある。嗜好に基づいた
商品案内の送信により、利用者の利便性をより向上する
ことができる。
【0065】商品案内には、商品案内によって案内しよ
うとするビデオタイトルについての、仮予約要求を行う
ためのリンクを含めることもできる。リンクとしては、
電子メール送信用のリンクや、HTTPアクセス用のリ
ンクや、コールセンターへのアクセス用のリンクなどを
使用することができる。利用者は、商品案内に含まれる
リンクを、利用者が使用している情報機器の画面上にお
いて選択することによって、自動的に、システムへの接
続、仮予約要求の送信、システムからの切断を行うこと
ができる。
【0066】また、商品案内には利用者IDと商品名識
別情報をあらかじめ含めておくことができるので、いず
れの場合も、利用者は利用者IDと商品名識別情報を入
力する必要がなく、利用者の作業量を減少させることが
できる。
【0067】(商品の返却、新着)次に、商品の返却、
新着について説明する。ビデオを貸し出していた利用者
からの返却が行われると、貸出可能な状態にあるビデオ
が1本発生することになる。サービスで貸出対象となっ
ている個々のビデオがどのような状態にあるかを示す情
報である商品状態情報431(図20)は、商品状態管
理部105によって管理され、商品状態データベース2
03に保存される。商品状態情報431は、個々の全て
のビデオについて、商品状態データベース203に保持
される(図21)。
【0068】商品状態情報431には、最低限、個々の
ビデオを識別する情報である商品識別情報と、ビデオタ
イトルを示す商品名識別情報と、商品の状態を示す商品
状態とが含まれる(図20)。商品識別情報は、商品名
識別情報とは異なり、個々の商品(ビデオ)を識別する
情報である。これは、例えば、サービスで貸出対象とな
っている全てのビデオに割り振られた通し番号や、ビデ
オタイトル毎の通し番号と商品名識別情報との組や、ビ
デオに付されているシリアル番号などのうち、1個以上
からなる。従って、商品識別情報はユニークな情報であ
るが、商品名識別情報については、同一の商品名識別情
報を持つ情報が、各データベースの中に複数存在するこ
とがある。同一である商品名識別情報の数は、仮予約要
求の場合に、貸出可能となる数の最大値(貸出中のもの
がない状態)となる。
【0069】商品状態には、最低限、以下の4種類のう
ちいずれかとなる。 貸出中:利用者に貸し出されており、まだ返却されてい
ない。 予約中:利用者に対して貸出通知を送信済みであるが、
まだ貸し出されていない。未入荷:まだ入荷していな
い。 貸出可能:上記のいずれでもない。 ビデオが利用者に貸し出されている状態では、商品状態
は「貸出中」である。ビデオが返却されると、ビデオの
商品状態が変更されたことを示す通知が、返却されたビ
デオの商品識別情報539を伴って、商品状態管理部1
05に通知される。この通知を行う方法としては、店舗
での店員による端末操作によって行う方法や、ビデオの
返却を自動的に受け付ける自動返却受付装置から行う方
法などがある。
【0070】商品状態管理部105は、返却が行われた
ことを示す通知を受信すると、通知に含まれる商品識別
情報539に該当する商品状態情報431を商品状態デ
ータベース203から検索し、当該商品状態情報431
に記載された商品状態を、「貸出中」から「貸出可能」
に変更し(432)、商品状態データベース203に保
存する(図22)。同時に、商品状態管理部105は、
貸出可能なビデオが発生したことを示す商品状態変更通
知531を、仮予約通知部103に対して送信する。商
品状態変更通知531には、最低限、貸出可能になった
商品についての商品識別情報と商品名識別情報とが含ま
れる(図23)。
【0071】新着ビデオ(新商品)の入荷に際しても、
入荷した商品の数だけ上記の処理が行なわれる。この場
合、商品状態管理部105には入荷を示す通知が行わ
れ、当該商品の商品状態情報431は、「未入荷」から
「貸出可能」に変更される。
【0072】(仮予約通知)次に、仮予約通知について
説明する。図24は、ビデオレンタルシステムが、貸出
可能なビデオの発生を通知された際のビデオレンタルシ
ステムの動作のうち、仮予約通知部を中心とした動作を
示す図である。仮予約通知部103は、商品状態管理部
105から商品状態変更通知531を受信すると、商品
状態変更通知531に含まれる商品名識別情報を参照
し、当該商品名識別情報が含まれている仮予約要求情報
の一覧429を、仮予約要求データベース202から抽
出する。抽出された仮予約要求情報の一覧429は、貸
出可能なビデオのビデオタイトルに関して、仮予約要求
を行っている利用者の一覧を表す(図24)。
【0073】典型的には、次に仮予約通知部103は、
抽出された全ての仮予約要求情報について、仮予約要求
情報に含まれる利用者IDを使って利用者データベース
201を検索し、当該利用者の利用者情報の一覧419
を取得する。そして、抽出した利用者情報の一覧419
から優先度を示す値を取り出し、優先度によって仮予約
要求情報の一覧419を並べかえる。ここでは、利用者
情報の一覧419は、テンポラリーな記憶領域へ利用者
データベース201のデータに基づいて作成される。優
先度を示す値は1個または異なる2個以上を用いること
ができ、並べ替えの規則には、1個または異なる2個以
上の値を用いる任意の方法を使用できる。
【0074】次に、仮予約通知部103は、(並べ替え
られた)利用者情報の一覧419の先頭から順に、当該
利用者の利用者情報に含まれる電子メールアドレスを使
って、仮予約通知331を送信する。仮予約通知331
には、最低限、仮予約通知331を受け取る利用者を表
す利用者IDと、仮予約が行われたビデオタイトルを表
す商品名識別情報とが含まれる(図25)。また、仮予
約が行われたビデオを表す商品識別情報を含んでも良
い。
【0075】このように、貸出可能なビデオの発生、す
なわちビデオの返却または新着が、利用者に対し、ほぼ
リアルタイムに通知されることにより、利用者は受動的
に貸出可能なビデオの存在を知ることができ、利用者の
手間が削減される。また、1人の利用者A11に対して
仮予約通知331を送信してから、次の利用者B12に
仮予約通知331を送信するまでの間に、一定の間隔を
設けることもできる(図26)。この場合、抽出した全
ての利用者に対して仮予約通知を送信する前に、一以上
の利用者に対して同一の商品に関する貸出通知を送信し
た場合には、それ以上仮予約通知を送信しないこともで
きる。このような間隔を設けることで、より優先度の高
い利用者A11に対してより早く仮予約通知を届け、こ
のような利用者の利便性を向上させることができるとと
もに、優先度の高い好ましい利用者へ貸出が行われる可
能性を向上させ、貸出未実施(後述)及び延滞による回
転率の低下を抑制できる。
【0076】上記のような送信の間隔は、ビデオレンタ
ルシステムでは、例えば、数分から数十分の間の値とな
る。ビデオレンタルシステムにおいては、一般的に、ビ
デオの貸出は1日を単位とし、回転率の向上のために
は、午前0時までに貸出が行われることが目標となる。
また、ビデオの返却及び受取には、来店や受取場所への
移動など、何らかの形での物理的アクセスを必要とする
ため、1日のうちで比較的狭い時間に集中する傾向があ
る。
【0077】このため、仮予約要求を行う利用者の数に
対して送信間隔が長すぎると、当日中に仮予約通知を送
信できる利用者の数が減少して、当日中の貸出が行えな
い可能性が増大する。また、送信間隔が短すぎると、ほ
とんどの利用者がほぼ同時に通知を受信することにな
り、優先度の上昇による利点が少なくなることや、仮予
約通知を受けながら貸出ができない利用者が増加するこ
とが想定され、利用者の利便性を向上させることができ
ず、利用者及び貸出の増加を抑制する。
【0078】このため、送信間隔は、利用者数と通知を
送信するための時間制限を統計的に取得して設定すると
良い。例えば、10人の利用者が同一のビデオタイトル
について仮予約要求を行っているとして、3時間以内に
これらの全員に仮予約通知を送信するとすると、送信間
隔は20分となる。
【0079】送信間隔は、上記のように既定値として設
定しても良いし、全員に通知を送信するための時間制限
と、仮予約要求を行っている利用者の人数から、動的に
算出して使用しても良い。時間制限は、あらかじめ定め
ることもできるし、一定の時刻までの時間などを用いて
動的に設定することもできる。
【0080】同一のビデオタイトルについて、仮予約要
求を行っている利用者が非常に多いか、仮予約通知の送
信に使用できる時間が短い場合には、上記のように個々
の利用者について1人ずつ順に送信していたのでは、送
信間隔が非常に短くなり、前述した問題のみでなく、電
子メールの送信自体に支障をきたす可能性もある。この
ような場合には、図27に示すように、優先度が比較的
近い利用者をグループ、利用者群A13、利用者群B1
4にまとめ、同じグループの利用者に対しては同時に送
信を行うこととし、グループ、利用者群A13、利用者
群B14間に送信間隔を設ける方法をとることもできる
(図27)。
【0081】仮予約送信後に利用者から貸出要求が行わ
れるか否か、また、貸出要求が行われるまでの時間は、
予測不可能である。このため、仮予約が実行された時点
で実際に商品の状態を「貸出中」に変更すると、商品
は、利用者が貸出要求を行うまでの予測不可能な期間の
間、実際に貸し出すか否かが予測不可能のまま他の利用
者への貸出ができない状態となるので、実際には貸出が
行われず、回転率が低下する可能性が高くなる。従っ
て、仮予約が実行された時点では、実際には商品の状態
は「貸出中」でなく、「貸出可能」のままで良い。この
場合、仮予約は、利用者の反応時間によっては、予約
(「貸出中」への移行)ができる可能性が高い状態であ
る、と定義することができる。このようにすることで、
回転率の低下を抑制できるとともに、同一のビデオを、
本発明によるシステムと、従来の店舗でのレンタルとの
双方で容易に共有できる。
【0082】(貸出要求)次に、貸出要求について説明
する。図28は、利用者がビデオレンタルシステムに対
して貸出要求を送信する際の、ビデオレンタルシステム
外でのデータの流れを示す図である。仮予約通知331
を受信した利用者10は、仮予約通知331に記載され
ている商品名識別情報で表されるビデオタイトルの貸出
を要求する意思があるならば、通知を受けたビデオタイ
トルの貸出を要求することを示す貸出要求341を、シ
ステムに向けて送信する(図28)。繰り返しになる
が、貸出可能なビデオの発生、すなわち、ビデオの返却
または新着が、利用者に対しほぼリアルタイムに通知さ
れ、それに対して利用者が貸出要求を、ほぼリアルタイ
ムに送信できることによって、利用者は自分の手を煩わ
さずに貸出可能なビデオの存在を知り、ビデオの貸出
(実際には貸出の予約)を受けることが可能となる。
【0083】貸出要求341には、最低限、貸出要求を
送信する利用者10の利用者IDと、貸出が要求されて
いるビデオタイトルを表す商品名識別情報とが含まれる
(図29)。また、利用者10が受信した仮予約通知3
31に、貸出が要求されているビデオを表す商品識別情
報が含まれる場合には、貸出要求341にも商品識別情
報が含まれなければならない。
【0084】貸出要求341に含まれる商品識別情報及
び商品名識別情報は、利用者10が受信した仮予約通知
331に含まれていた商品名識別情報及び商品識別情報
(一方しか含まれていなければ一方のみ)と同じでなけ
ればならない。これは、例えば、貸出要求341に含ま
れている利用者IDと商品名識別情報、及び、貸出要求
341に含まれている場合には商品識別情報を使って、
仮予約要求データベース202から仮予約要求情報を検
索し、一致するものがあるか否かを検査することで判明
する。
【0085】次に、図30,図31を用いて、貸出要求
341を受信したシステム1の動作を説明する。貸出要
求341は、貸出処理部104によって受信される(図
30)。貸出要求341に商品識別情報が含まれる場
合、貸出要求341を受信した貸出処理部104は、受
信した貸出要求341に含まれる商品識別情報が含まれ
ている商品状態情報439を、商品状態データベース2
03から取得する。すなわち、特定のビデオについての
み、貸出の可否を判定することを意味する。貸出要求3
41に商品名識別情報のみが含まれる場合、貸出要求3
41を受信した貸出処理部104は、受信した貸出要求
341に含まれる商品名識別情報が含まれている全ての
商品状態情報の一覧439を商品状態データベース20
3から取得する。すなわち、指定されたビデオタイトル
を持つ全てのビデオについて、貸出の可否を判定するこ
とを意味する。
【0086】典型的には、貸出処理部104は、上記で
取得した商品状態情報の一覧439のうち、一つ以上に
含まれる商品状態が「貸出可能」である場合に、当該貸
出要求341を送信した利用者10への貸出を許可す
る。商品状態情報の一覧439が一つも取得できなかっ
たか、取得した全ての商品状態情報の一覧439につい
て商品状態が「貸出可能」でない場合は、貸出処理部1
04は貸出を拒否する。貸出を許可した場合、貸出処理
部104は、商品状態が「貸出可能」である商品状態情
報のうちから任意の方法で一つを選択し、選択した商品
状態情報に含まれている商品識別情報で表されるビデオ
を貸出の対象とする。
【0087】また、貸出の対象となったビデオについ
て、当該ビデオの商品状態を「予約中」に変更し(43
3)、商品状態データベース203に保存する。さら
に、当該貸出要求341を送信した利用者に対して、当
該利用者への当該ビデオの貸出を許可することを示す貸
出通知351を送信する(図31)。貸出通知351に
は、最低限、貸出通知351を受信する利用者10の利
用者IDと、貸出が許可されたビデオタイトルを表す商
品名識別情報と、貸出が許可されたビデオを表す商品識
別情報とが含まれる(図32)。また、貸出処理部10
4は、当該貸出通知351に含まれる利用者ID及び商
品名識別情報に一致する仮予約要求情報を、仮予約要求
データベース202から削除する。典型的には、貸出処
理部104は、貸出要求341の参照から貸出の許可・
拒否の判定及び貸出通知351の送信に至る処理を、貸
出要求341が受信された順番にしたがって行う。この
ように、貸出処理部104の処理が貸出要求341の先
着順であることにより、より早く貸出要求341を送信
することを利用者10に対して暗黙のうちに求めること
となり、利用者10からの貸出要求341の遅れによる
サービス実施者の貸出機会の損失、すなわち、回転率の
低下を抑制することができる。
【0088】また、貸出処理部104は、受信した貸出
要求341を処理する際に、貸出要求341を送信した
利用者10に関して、利用者データベース201に保存
されている優先度のうち一つ以上を参照し、その値が、
あらかじめ設定される一定値か、または動的に算出され
る値よりも低い場合に、貸出を拒否したり、貸出を許可
する処理を一定時間遅らせたり、当該利用者よりも低い
優先度が保存されている利用者からの貸出要求が受信さ
れるまで、貸出を許可する処理を遅らせたりすることも
できる。これにより、優先度の低い利用者、すなわち、
サービス実施者にとって好ましくない行動を頻繁に行う
利用者よりも、より優先度の高い利用者、すなわち、サ
ービス実施者にとって好ましい行動を行う利用者に優先
して貸出を行うことができ、回転率の低下の抑制と、利
用者を好ましい行動へ誘導する効果を期待できる。
【0089】貸出を拒否した場合、貸出処理部104
は、貸出の拒否を示す貸出通知352(図32)を、利
用者10に送信する。
【0090】(受取)次に、受取について説明する。貸
出通知351を受信した利用者10は、貸出通知351
に記載されている商品識別情報で表されるビデオの貸出
を実施する意思があるならば、実際にビデオの受取を行
う。ビデオの受取方法には、例えば、サービス実施者の
運営する店舗(レンタルビデオ店)での受取、サービス
実施者の運営するものではない店舗(コンビニエンスス
トアなど)での受取、任意の箇所に配置された自動貸出
機による受取、指定場所への配送による受取、などが挙
げられる。
【0091】利用者が希望する受取方法は、利用者が利
用者登録要求311に記載し、利用者登録部101が利
用者情報411に含めて利用者データベース201に保
存し、貸出処理の後に利用者データベース201を参照
して取得する方法が可能である(図33,図34)。ま
た、これに加えて、利用者が一時的な受取方法を貸出要
求341に記載し、貸出処理部104が利用者情報41
1に含めて利用者データベース201に保存し、貸出処
理の後に利用者データベース201を参照して取得する
方法を採ることもできる(図33,図34)。
【0092】サービス実施者は、主に優先度の高い利用
者の便宜をはかるため、貸出通知351に貸出証明キー
601を含めることができる(図35)。貸出証明キー
601は、貸出通知351を受信した利用者10が、確
かにビデオの貸出を許可されていることを証明するキー
である。貸出証明キー601は、実施上十分な期間に渡
って一意かつ偽造不可能なものでなければならない。一
例として、図36に、貸出証明キーを用いた決済及び受
取の方法を示す。まず、利用者10は、ビデオの受取に
際して、貸出証明キー601を提示する。貸出証明キー
601の提示を受けた店舗、自動貸出機または配達員
は、提示された貸出証明キー601を検証し、正しいと
判定された場合のみ、決済とビデオの受渡を行う。
【0093】別の例として、図37に、貸出証明キーと
決済証明キーとを用いた、決済及び受取の方法を示す。
利用者は、ビデオの受取に際して、同様に貸出証明キー
601を提示する。貸出証明キー601の提示を受けた
店舗4は、提示された貸出証明キー601を検証し、正
しいと判定された場合のみ、決済を行い、決済証明キー
602を発行する。決済証明キー602は、当該貸出証
明キー601に関して利用者10が確かに決済を行った
ことを証明するキーで、実施上十分な期間に渡って一意
かつ偽造不可能なものでなければならない。利用者10
は、決済証明キー602を店舗、自動貸出機または配達
員に提示し、決済証明キー602の提示を受けた店舗、
自動貸出機または配達員は、提示された決済証明キー6
02を検証し、正しいと判定された場合のみ、ビデオの
受渡を行う。
【0094】また、別の例として、図38に、貸出証明
キー、決済証明キー及び決済キーを用いた、決済及び受
取の方法を示す。利用者は、ビデオの受取に際して、同
様に、貸出証明キー601を提示する。貸出証明キー6
01の提示を受けた無人貸出機5は、提示された貸出証
明キー601を検証し、正しいと判定された場合のみ、
決済キー603を発行する。決済キー603は、当該貸
出証明キー601に関して利用者10が決済を行うため
に用いるキーであり、実施上十分な期間に渡って一意か
つ偽造不可能なものでなければならない。また、決済キ
ー603は当該貸出証明キー601の情報を含んでもよ
い。利用者10は、決済キー603のみ、または決済キ
ー603と貸出証明キー601を店舗4に提示する。決
済キー603及び貸出証明キーの一方または両方の提示
を受けた店舗4は、提示された決済キー603及び貸出
証明キー601を検証し、正しいと判定された場合の
み、決済を行い、決済証明キー602を発行する。利用
者10は、決済証明キー602を店舗、自動貸出機また
は配達員に提示し、決済証明キー602の提示を受けた
店舗、自動貸出機または配達員は、提示された決済証明
キー602を検証し、正しいと判定された場合のみ、ビ
デオの受渡を行う。
【0095】上記のようなビデオの受け渡し方法におい
て、貸出証明キー601、決済キー603及び決済証明
キー602は、例えば、携帯電話などの利用者の携帯端
末に電子データとして保持しておき、携帯端末から店舗
のPOS、自動貸出機または配達員の携帯する携帯端末
へ、IrDA、Bluetoothまたはシリアルケー
ブルなどを通じて送信することによって、伝達(提示)
することができる。また、貸出証明キー601、決済キ
ー603及び決済証明キー602は、システム1(例え
ば、貸出処理部)が発行しても良いし、店員等が発行し
ても良い。また、上記各キーは、例えば、携帯電話など
の利用者の携帯端末にバーコードの画像データとして保
持しておき、これを携帯端末の画面上に表示して、店舗
のPOS、自動貸出機または配達員の携帯する携帯端末
に接続されたバーコードリーダによって読み取ることこ
とによって、伝達(提示)することもできる。
【0096】また、上記各キーは、例えば、携帯電話な
どの利用者の携帯端末に数値データとして保持してお
き、これを携帯端末の画面上に表示して、店舗のPO
S、自動貸出機または配達員の携帯する携帯端末に接続
されたOCRによって読み取るか、店舗の店員または配
達員が目視で読み取って店舗のPOSまたは配達員の携
帯する携帯端末に入力することによって、伝達(提示)
することもできる。また、上記各キーは、例えば、利用
者があらかじめバーコードまたは数値として紙に印刷し
ておき、これを店舗のPOS、自動貸出機または配達員
の携帯する携帯端末に接続されたバーコードリーダまた
はOCRによって読み取るか、店舗の店員または配達員
が目視で読み取って店舗のPOSまたは配達員の携帯す
る携帯端末に入力することによって、伝達(提示)する
こともできる。
【0097】貸出証明キー601、決済キー603及び
決済証明キー602の検証方法には、検証に必要な情報
をあらかじめシステム1から店舗(店員またはPO
S)、無人貸出機または配達員(配達員または配達員の
携帯する携帯端末)に通知しておき、店舗、自動貸出機
または配達員が検証する方法や、上記各キーが提示され
た時点で店舗、自動貸出機または配達員が電話回線、ネ
ットワーク回線などを用いて検証に必要な情報をシステ
ムまたはサービス実施者から取得して、店舗、自動貸出
機または配達員が検証する方法や、上記各キーが提示さ
れた時点で店舗、自動貸出機または配達員が電話回線、
ネットワーク回線などを用いて検証に必要な情報をシス
テムまたはサービス実施者に送信し、システムまたはサ
ービス実施者が検証を行い、検証結果を店舗、自動貸出
機または配達員に電話回線、ネットワーク回線などを用
いて通知する方法などがある。
【0098】店舗、自動貸出機または配達員とシステム
またはサービス実施者の間で情報をやりとりする方法と
しては、ネットワークを用いて電子的なデータ、FAX
または音声を送受信したり、磁気媒体や紙媒体を郵送な
どの物理的な手段で送付するなどの方法が挙げられる。
さらに、決済方法には、現金での支払(投入)、クレジ
ットカードまたはキャッシュカードと暗証番号またはサ
インの提示、クレジットカード番号またはキャッシュカ
ード番号と暗証番号の提示、あらかじめサービス実施者
または金融業者にフローしておいた金銭(プリペイド)
からの引き落とし、などがあり、決済処理の方法には、
電子的に行われる場合と人手が介在する方法がある。
【0099】(貸出の未実施)次に、貸出が実施されな
かった場合について説明する。利用者が、貸出通知を受
信したにも関わらず、当該貸出通知に記載された商品名
識別情報で表されるビデオタイトルの受取を、一定日時
(受取期限)までに行わなかった場合、すなわち、貸出
の未実施が発生した場合には、貸出処理部は、当該貸出
通知を無効とすることができる。貸出の未実施の検査の
ため、例えば、貸出処理部は、過去に送信した貸出通知
を受取期限の昇順に整列して保存しておく。貸出処理部
は、定期的に過去の貸出通知の列の先頭から、既に受取
期限が過ぎている全ての貸出通知について検査する。当
該貸出通知に関して受取が実施されていれば、当該貸出
通知を廃棄する。
【0100】当該貸出通知に関して受取が実施されてい
なければ、当該貸出通知に記載された商品識別情報に該
当する商品状態情報を商品状態データベースから取り出
して、商品状態を「貸出可能」に変更して保存し、当該
貸出通知を送信した先の利用者に対し、貸出取消通知を
送信してから、当該貸出通知を廃棄する。受取期限は、
貸出通知を送信する際に貸出処理部が設定する。上記の
例では、受取期限は貸出通知とともに保存される。
【0101】受取期限の設定方法としては、貸出日時か
らあらかじめ定められた一定時間後とする方法や、貸出
通知を送信する先の利用者の利用者情報に記録されてい
る優先度を示す値を取り出し、任意の計算を行うことに
よって得た時間を、貸出日時に加える方法などがある。
後者の方法を用いることで、優先度の高い利用者の利便
性を向上させることができる。貸出の未実施が発生した
場合、貸出処理部は、当該利用者の優先度を下降させる
ことができる。優先度の下降によって利用者は、商品案
内や仮予約通知などの送信順などにおいて不利に扱われ
ることになるため、この事実をあらかじめ利用者に伝達
しておくことにより、利用者による貸出未実施を抑制で
きる。また、サービス実施者は、貸出未実施が発生する
可能性の低い利用者に対して優先して貸出を行うことが
できる。これにより、回転率の低下を抑制することがで
きる。
【0102】(延滞)利用者が、貸出期限を守らず、期
限以上に商品を保持し続けたとき、すなわち、延滞が発
生した場合には、貸出処理部は、当該利用者の優先度を
下降させることができる。優先度の下降によって利用者
は、商品案内や仮予約通知などの送信順などにおいて不
利に扱われることになるため、利用者による延滞を抑制
できる。また、サービス実施者は、延滞が発生する可能
性の低い利用者に対して優先して貸出を行うことができ
る。これにより、回転率の低下を抑制することができ
る。
【0103】延滞の検査のため、例えば、貸出処理部
は、商品状態データベース中の商品状態情報に、商品を
貸し出している利用者の利用者IDと、貸出期限とを、
記載しておく。貸出処理部は、定期的に商品状態データ
ベースを参照し、既に貸出期限が過ぎている全ての商品
状態情報を取り出す。そのような商品状態情報が存在す
れば、取り出したそれらの商品状態情報の全てについ
て、以下の処理を行う。
【0104】まず、商品を貸し出している利用者IDを
抽出する。次に、抽出した利用者IDを含む利用者情報
を利用者データベースから抽出する。最後に、それら抽
出された利用者情報に記録されている優先度を、あらか
じめ決められた方法によって下降させる(図39)。こ
のとき、複数の商品について抽出された利用者IDを含
む利用者情報に関しては、重複して優先度が下降される
結果となる。
【0105】貸出期限は、貸出通知を送信する際に貸出
処理部が設定する。上記の例では、貸出期限は商品状態
データベースに記録される。貸出期限の設定方法として
は、貸出日時からあらかじめ定められた一定時間後とす
る方法や、貸出通知を送信する先の利用者の利用者情報
に記録されている優先度を示す値を取り出し、任意の計
算を行うことによって得た時間を、貸出日時に加える方
法などがある。後者の方法を用いることで、優先度の高
い利用者の利便性を向上させることができる。
【0106】(貸出期限と延滞の通知)貸出処理部は、
貸出期限が近づいている商品を貸し出している利用者に
対して、貸出期限を確認するための案内である貸出期限
案内を送信することができる。また、貸出処理部は、貸
出期限を超過している商品を貸し出している利用者に対
して、貸出期限の超過を通知する延滞通知を送信するこ
とができる。貸出期限案内及び延滞通知には、最低限、
貸出を行っている商品の商品名識別情報と、当該商品の
貸出期限が含まれる(図40)。
【0107】貸出期限案内及び延滞通知の送信のために
は、延滞の検査(前述)と同様に、例えば、貸出処理部
は、商品状態データベース中の商品状態情報に、商品を
貸し出している利用者の利用者IDと、貸出期限とを、
記載しておく。貸出処理部は、定期的に商品状態データ
ベースを参照し、あらかじめ定める一定時間後には貸出
期限を超過している全ての商品状態情報と、既に貸出期
限が過ぎている全ての商品状態情報を、それぞれ取り出
す。そのような商品状態情報が存在すれば、取り出した
それらの商品状態情報の全てについて、以下の処理を行
う。
【0108】まず、商品を貸し出している利用者の利用
者IDを抽出する。次に、抽出した利用者IDを含む利
用者情報を利用者データベースから抽出する。次に、そ
れら抽出された利用者情報に記録されている電子メール
アドレスを抽出する。最後に、抽出した電子メールアド
レスに対して、それが一定時間後に貸出期限を超過する
商品に関するものならば貸出期限案内を、既に貸出期限
を超過している商品に関するものならば延滞通知を、そ
れぞれ送信する(図41)。このとき、複数の商品につ
いて抽出された利用者の電子メールアドレスについて
は、複数の貸出期限案内及び延滞通知を、まとめて1通
の通知として送信しても良い。
【0109】このように、利用者に対して、システムに
より自動的に、貸出期限を事前に案内したり、貸出期限
の超過を通知したりすることにより、回転率を向上のた
めにサービス実施者が利用者に対して返却を促す処理
を、人手をかけずに少ないコストで行うことができる。
【0110】以上のように、この実施の形態では、一般
消費者が固定型情報処理機器及び携帯型情報処理機器を
使用してアクセスすることが可能なように、直接または
間接に広域ネットワークに接続された商品貸出サービス
を実施するシステムであって、1個以上の電子メールア
ドレスを含むサービスの利用者に関する情報である利用
者情報を保持する利用者データベースと、サービスにお
いて貸出が行われる商品の状態を保持する商品状態デー
タベースと、サービスを利用するまたは利用しようとす
る利用者に関して、利用者データベースへの利用者情報
の登録、削除、変更を行う利用者登録部と、利用者が特
定の商品の貸出を要求することを示す貸出要求に対し、
許可または拒否の判定を行い、貸出を許可した利用者に
対して、貸出の許可を示す貸出通知を送信する貸出処理
部と、特定の利用者に関して特定の商品の仮予約を実行
し、仮予約が実行された利用者に対して、仮予約が実行
されたことを示す仮予約通知を送信する仮予約処理部
と、仮予約を要求している利用者に関する情報を保持す
る仮予約要求データベースと、利用者が仮予約の実行を
要求する仮予約要求を処理し、仮予約要求データベース
の登録、削除、変更を行う仮予約要求登録部と、商品の
新着、返却または貸出に際して、商品状態データベース
への追加、変更を行うとともに、必要に応じて仮予約処
理部に対し、貸出可能な商品が発生したことを通知する
商品状態管理部とを備える商品貸出システムについて説
明した。また、以下のような点について説明した。
【0111】利用者データベースに含まれる利用者情報
には、利用者の優先度を示す1個以上の値が含まれる。
【0112】また、利用者登録部、貸出処理部及び仮予
約要求登録部は、店員による端末操作によってそれぞれ
が処理すべき要求を受信する。
【0113】また、利用者登録部、貸出処理部及び仮予
約要求登録部は、利用者からの電子メールの受信によっ
てそれぞれが処理すべき要求を受信する。
【0114】また、利用者登録部、貸出処理部及び仮予
約要求登録部は、利用者からのHTTP経由の通信によ
ってそれぞれが処理すべき要求を受信する。
【0115】また、利用者登録部、貸出処理部及び仮予
約要求登録部は、利用者が操作する。
【0116】また、利用者登録部、貸出処理部及び仮予
約要求登録部は、利用者が電話回線により接続し、利用
者の電話機の操作を受信する電話回線用自動応答システ
ムによって、それぞれが処理すべき要求を受信する。
【0117】また、利用者データベースに登録されてい
る利用者に対し、貸出対象商品を案内する商品案内を電
子メールで送信する案内送信部を備える。
【0118】また、案内送信部は、利用者データベース
に保持されている優先度を示す値のうち一つ以上につい
て、当該優先度が高い利用者から順に選択的に商品案内
を送信する。
【0119】また、利用者データベースに含まれる利用
者情報には利用者の選択した商品範囲が含まれ、案内送
信部は利用者に対して、商品範囲に含まれる商品に関す
る商品案内のみを送信する。
【0120】また、利用者データベースは、利用者に対
して過去に貸出を行った商品の一覧から構成される貸出
履歴を含み、案内送信部は、利用者データベースに保持
されている貸出履歴を参照して商品範囲を決定し、決定
した商品範囲に含まれる商品に関する商品案内のみを送
信する。
【0121】また、商品案内は、仮予約要求登録部に対
してHTTPにより仮予約要求を送信するためのWWW
ページへのリンクを含む。
【0122】また、仮予約処理部は、利用者データベー
スに保持されている優先度を示す値のうち一つ以上につ
いて、当該優先度が高い利用者から順に選択的に仮予約
通知を送信する。
【0123】また、利用者データベースは、利用者が希
望する商品受取方法を含む。
【0124】また、貸出要求は、利用者が希望する商品
受取方法を含む。
【0125】また、貸出処理部は、利用者データベース
に保持されている優先度を示す値のうち一つ以上を、貸
出の可否を判定する根拠の一つとする。
【0126】また、貸出通知は、利用者が貸出通知を受
けたことを証明する貸出証明キーを含み、商品の受取に
は、貸出通知に含まれる貸出証明キーの提示を必要とす
る。
【0127】また、利用者は、商品の受取に際して貸出
通知に含まれる貸出証明キーを提示して代金を決済し、
代金の決済に対して決済証明キーを受け取り、商品の受
取には、決済証明キーの提示を必要とする。
【0128】また、利用者は、商品の受取に際して貸出
通知に含まれる貸出証明キーを提示して決済キーを受け
取り、決済キーを提示して代金を決済し、代金の決済に
対して決済証明キーを受け取り、商品の受取には、決済
証明キーの提示を必要とする。
【0129】また、利用者データベースに保持されてい
る利用者情報に含まれる優先度を示す値のうち一つ以上
は、貸出の頻度によって上昇する。
【0130】また、利用者データベースに保持されてい
る利用者情報に含まれる優先度を示す値のうち一つ以上
は、貸出の件数によって上昇する。
【0131】また、貸出処理部は、貸出通知を送信した
時点から貸出前に設定された期間以内に商品を受け取ら
ない利用者について、当該利用者への当該商品の貸出を
取り消し、当該利用者に対して貸出取り消し通知を送信
する。
【0132】また、利用者データベースに保持されてい
る利用者情報に含まれる優先度を示す値のうち一つ以上
は、貸出通知を送信した時点から貸出前に設定された期
間以内に商品を受け取らない利用者について下降する。
【0133】また、貸出通知を送信してから貸出が取り
消されるまでの期間は、利用者データベースに保持され
ている利用者情報に含まれる優先度を示す値のうち一つ
以上によって決定される。
【0134】また、利用者データベースに保持されてい
る利用者情報に含まれる優先度を示す値のうち一つ以上
は、貸出前に設定された貸出期限を超過しても返却を行
わない利用者について下降する。
【0135】また、貸出期限は、利用者データベースに
保持されている利用者情報に含まれる優先度を示す値の
うち一つ以上によって決定される。
【0136】また、貸出処理部は、貸出前に設定された
貸出期限が近づいた利用者に対して、貸出期限の案内を
行う貸出期限案内を送信する。
【0137】また、貸出処理部は、貸出前に設定された
貸出期限を超過しても返却を行わない利用者に対して、
貸出期限を超過していることを示す延滞通知を送信す
る。
【0138】実施の形態2.実施の形態1の説明では、
優先度を示す値は、一種類であることを前提として説明
した。しかしながら、優先度を示す値は複数種類であっ
てもよい。従って、利用者情報に含まれる優先度を示す
値は、一種類以上である。優先度を示す値が一種類の場
合は、簡便に優先度を判断することができる。優先度を
示す値が複数の場合は、それぞれ優先度の対象となる事
象に対応して優先度を示す値をきめられるため、きめこ
まやかなサービスを利用者へ提供することが可能とな
る。
【0139】優先度を示す値の種類としては、(1)貸
出の頻度、(2)貸出の件数、(3)貸出通知から所定
の期間以内に商品を受け取っているか、(4)貸出期限
を守っているか(延滞しているか)、等の項目に基づい
て、優先度を示す値を決定することができる。また、上
記以外の項目に基づいて優先度を示す値を決定しても良
い。
【0140】
【発明の効果】本発明を用いることにより、返却や新着
による個々の貸出可能な商品の発生を、電子メールなど
によってリアルタイムに利用者に伝え、貸出を促すこと
ができるため、商品の回転率を効果的に向上することが
可能となるとともに、利用者にとっては、あらかじめ仮
予約要求を行うことで、貸出を実行できる可能性が高い
時点でのみ通知を受け、行動を起こすことができ、貸出
にかかる作業量を削減することができる。
【0141】また、貸出頻度や利用件数などによる優先
度を設け、サービス実施者にとって好ましい利用者に対
して高い優先度を付加し、仮予約通知を優先度の高い利
用者から順に送信することによって、貸出頻度や件数が
高い、あるいは、貸出未実施や延滞の少ないなどの、よ
り好ましい利用者に高い確率で商品を貸し出すことがで
き、回転率を向上することができる。
【0142】また、貸出未実施や延滞などの、好ましく
ない行動による優先度の下降と、それによる仮予約通知
などにおける順位の低下により、回転率低下につながる
これらの行動を抑制し、回転率の低下を抑制することが
できる。
【0143】また、優先度の高い利用者に対するこれら
の優先した処理によって、利用者を好ましい行動へ誘引
し、回転率を向上することができる。
【0144】また、利用者は、貸出頻度、件数や、貸出
実施、返却時の行動により、他の利用者よりも早期に貸
出可能な商品の情報を受け取ることができ、利便性が向
上する。
【0145】また、利用者からシステムへのアクセス方
法が多岐に渡ることにより、システム構成の自由度が増
し、システム構築コストを削減できるとともに、利用者
の利便性を向上できる。
【0146】また、利用者の嗜好に沿った商品案内を送
信することにより、利用者の利用を喚起し、回転率及び
売上の向上を促すことができる。
【0147】また、仮予約要求の内容と件数によって、
商品数量の予測を行うことができ、商品導入コストの削
減と、売り場面積の縮小が可能になる。
【0148】利用者が商品の受取方法を通知できること
により、あるいは、商品の受取方法の登録を可能とする
ことにより、利用者の利便性が高まる。
【0149】また、貸出証明キーなどのキーを使用する
ことによって、サービスにおける決済及び受渡の処理
を、無人機器や遠隔配達員により容易に実施でき、サー
ビス実施者はサービスをより広範囲に展開して利用者を
確保し売上を向上することができるとともに、利用者の
利便性が向上する。
【0150】また、利用者に対して、システムにより自
動的に、貸出期限を事前に案内したり、貸出期限の超過
を通知したりすることにより、サービス実施者が回転率
の向上のために利用者に対して返却を促す処理を、人手
をかけずに行うことができ、サービス実施者のコスト削
減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一つであるビデオレンタ
ルシステムを用いたビデオレンタルサービスの概要を示
す図である。
【図2】 本発明の実施形態の一つであるビデオレンタ
ルシステムの構成図である。
【図3】 利用者がビデオレンタルシステムに対して利
用者登録要求を送信する際のビデオレンタルシステム外
でのデータの流れを示す図である。
【図4】 ビデオレンタルシステムが利用者から利用者
登録要求を受信した際のビデオレンタルシステムの動作
を示す図である。
【図5】 利用者登録要求の構成の一例を示す図であ
る。
【図6】 利用者情報の構成の一例を示す図である。
【図7】 利用者データベースの構成の一例を示す図で
ある。
【図8】 利用者が電子メールを用いてビデオレンタル
システムに対して各要求を送信する場合のビデオレンタ
ルシステム外でのデータの流れを示す図である。
【図9】 利用者が電子メールを用いてビデオレンタル
システムに対して各要求を送信する場合のビデオレンタ
ルシステムの動作を示す図である。
【図10】 ビデオ(商品)とビデオタイトル(商品
名)の関係を表す図である。
【図11】 利用者がビデオレンタルシステムに対して
仮予約要求を送信する際のビデオレンタルシステム外で
のデータの流れを示す図である。
【図12】 ビデオレンタルシステムが利用者から利用
者登録要求を受信した際のビデオレンタルシステムの動
作を示す図である。
【図13】 仮予約要求の構成の一例を示す図である。
【図14】 仮予約要求情報の構成の一例を示す図であ
る。
【図15】 仮予約要求データベースの構成の一例を示
す図である。
【図16】 仮予約要求データベースと利用者データベ
ースを同一のデータベースとする場合の利用者データベ
ースの構成の一例を示す図である。
【図17】 ビデオレンタルシステムが各通知を利用者
に対して電子メールで送信する場合のビデオレンタルシ
ステムの動作を示す図である。
【図18】 ビデオレンタルシステムが各通知を利用者
に対して電子メールで送信する場合のビデオレンタルシ
ステム外でのデータの流れを示す図である。
【図19】 ビデオレンタルシステムが利用者に対して
商品案内を送信する際のビデオレンタルシステムの動作
を示す図である。
【図20】 商品状態情報の構成の一例を示す図であ
る。
【図21】 商品状態データベースの構成の一例を示す
図である。
【図22】 ビデオレンタルシステムが貸出可能なビデ
オの発生を通知された際のビデオレンタルシステムの動
作のうち、商品状態管理部を中心とした動作を示す図で
ある。
【図23】 商品状態変更通知の構成の一例を示す図で
ある。
【図24】 ビデオレンタルシステムが貸出可能なビデ
オの発生を通知された際のビデオレンタルシステムの動
作のうち、仮予約通知部を中心とした動作を示す図であ
る。
【図25】 仮予約通知の構成の一例を示す図である。
【図26】 仮予約通知を1人の利用者に対して送信し
てから次の利用者対して送信するまでの間に一定の間隔
を設ける場合のビデオレンタルシステムの動作の概要を
示す図である。
【図27】 優先度が比較的近い利用者をグループにま
とめ、仮予約通知を同じグループの利用者に対しては同
時に送信し、異なるグループの間に送信間隔を設ける場
合のビデオレンタルシステムの動作の概要を示す図であ
る。
【図28】 利用者がビデオレンタルシステムに対して
貸出要求を送信する際のビデオレンタルシステム外での
データの流れを示す図である。
【図29】 貸出要求の構成の一例を示す図である。
【図30】 ビデオレンタルシステムが利用者から貸出
要求を受信した際のビデオレンタルシステムの動作のう
ち、貸出要求の受信から商品状態情報の抽出までの動作
を示す図である。
【図31】 ビデオレンタルシステムが利用者から貸出
要求を受信した際のビデオレンタルシステムの動作のう
ち、商品状態データベースの更新から貸出通知の送信ま
での動作を示す図である。
【図32】 貸出通知の構成の一例を示す図である。
【図33】 利用者がビデオレンタルシステムに対して
受取方法を指定する場合の利用者登録要求及び貸出要求
の構成の一例を示す図である。
【図34】 利用者がビデオレンタルシステムに対して
受取方法を指定する場合の利用者データベースの構成の
一例を示す図である。
【図35】 貸出通知に貸出証明キーを含む場合の貸出
通知の構成を示す図である。
【図36】 貸出証明キーを用いた決済及び受取の方法
を示す図である。
【図37】 貸出証明キーと決済証明キーとを用いた決
済及び受取の方法を示す図である。
【図38】 貸出証明キー決済証明キー及び決済キーを
用いた決済及び受取の方法を示す図である。
【図39】 ビデオレンタルシステムが延滞に伴う利用
者の優先度の下降を行う際のビデオレンタルシステムの
動作を示す図である。
【図40】 貸出期限案内及び延滞通知の構成の一例を
示す図である。
【図41】 ビデオレンタルシステムが利用者に対して
貸出期限案内または延滞通知を送信する際のビデオレン
タルシステムの動作を示す図である。
【符号の説明】
1 ビデオレンタルシステム、2,7 情報機器、3
ネットワーク(広域ネットワーク)、4 店舗、5 無
人貸出機、6 配達員、9 店舗など、10利用者、1
1 利用者A、12 利用者B、13 利用者群A、1
4 利用者群B、20 ビデオ、30 ビデオタイト
ル、40 電子メール、90 電子メールアドレス、1
01 利用者登録部、102 仮予約登録部、103
仮予約通知部、104 貸出処理部、105 商品状態
管理部、106 案内送信部、111 要求受信部、1
12 送信部、201 利用者データベース、202
仮予約要求データベース、203 商品状態データベー
ス、311,312,313 利用者登録要求、32
1,322 仮予約要求、331 仮予約通知、341
貸出要求、351,352 貸出通知、353 貸出
期限案内、361 商品案内、371 延滞通知、41
1 利用者情報、419 利用者情報の一覧、421
仮予約要求情報、429 仮予約要求情報の一覧、43
1 商品状態情報、439 商品状態情報の一覧、46
1 商品案内内容、531 商品状態変更通知、539
商品識別情報、601 貸出証明キー、602 決済
証明キー、603 決済キー、901 電子メールサー
バ、902 端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 鐘治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 関 義武 東京都中央区日本橋二丁目13番10号 株式 会社ダイヤモンドテレコム内 (72)発明者 山村 晃正 東京都中央区日本橋二丁目13番10号 株式 会社ダイヤモンドテレコム内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して、通信端末とメッ
    セージを送受信して商品の貸出を実施する商品貸出シス
    テムにおいて、 上記通信端末を特定するアドレスを含む利用者情報を保
    持する利用者データベースと、 貸出する商品の状態を保持する商品状態データベース
    と、 上記利用者情報を入力し、上記利用者情報を上記利用者
    データベースへ登録する利用者登録部と、 商品の貸出を予約することを要求する仮予約要求を上記
    利用者情報と関連づけて保持する仮予約要求データベー
    スと、 上記仮予約要求を入力し、仮予約要求を上記仮予約要求
    データベースへ登録する仮予約要求登録部と、 商品の貸出状態を上記商品状態データベースへ登録する
    とともに、上記商品状態データベースを検索して貸出可
    能な商品情報を検出し、検出した貸出可能な商品情報を
    出力する商品状態管理部と、 上記商品状態管理部から上記貸出可能な商品情報を入力
    し、上記仮予約要求データベースが保持する仮予約要求
    を検索し、上記貸出可能な商品情報の商品を予約するこ
    とを要求する仮予約要求を検出し、検出した仮予約要求
    を要求した通信端末に対して、商品の貸出を予約したこ
    とを通知する仮予約通知を上記通信端末へ送信する仮予
    約処理部と、 上記仮予約処理部が送信した仮予約通知に対応する、商
    品の貸出を要求する貸出要求を入力し、入力した貸出要
    求に基づいて、商品の貸出を許可することを通知する貸
    出通知を送信する貸出処理部とを備えることを特徴とす
    る商品貸出システム。
  2. 【請求項2】 上記利用者データベースに保持される利
    用者情報は、利用者の優先度を示す値を一種類以上含む
    ことを特徴とする請求項1記載の商品貸出システム。
  3. 【請求項3】 上記商品貸出システムは、さらに、上記
    利用者情報と上記仮予約要求と上記貸出要求とのいずれ
    かの要求の入力を受け付ける端末を備えることを特徴と
    する請求項1または2記載の商品貸出システム。
  4. 【請求項4】 上記商品貸出システムは、さらに、上記
    利用者情報と上記仮予約要求と上記貸出要求とのいずれ
    かの要求を上記通信端末から電子メールによって受信す
    る通信部を備えることを特徴とする請求項1または2記
    載の商品貸出システム。
  5. 【請求項5】 上記商品貸出システムは、さらに、ハイ
    パーテキスト・トランスポート・プロトコル(HTT
    P)を経由するネットワークを介して、上記利用者情報
    と上記仮予約要求と上記貸出要求とのいずれかの要求を
    受信する通信部を備えることを特徴とする請求項1また
    は2記載の商品貸出システム。
  6. 【請求項6】 上記商品貸出システムは、さらに、ネッ
    トワークを介して接続し、上記利用者情報と上記仮予約
    要求と上記貸出要求とのいずれかの要求を受信する端末
    装置を備えることを特徴とする請求項1または2記載の
    商品貸出システム。
  7. 【請求項7】 上記商品貸出システムは、さらに、電話
    回線によって利用者が利用する電話機と接続し、利用者
    へ電話機の操作を促すことによって、上記利用者情報と
    上記仮予約要求と上記貸出要求とのいずれかの要求を受
    信する自動応答部を備えることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の商品貸出システム。
  8. 【請求項8】 上記商品貸出システムは、さらに、 利用者データベースが保持する利用者情報に含まれるア
    ドレスへ、貸出対象となる商品を案内する商品案内を電
    子メールで送信する案内送信部を備えることを特徴とす
    る請求項1,3から7いずれかに記載の商品貸出システ
    ム。
  9. 【請求項9】 上記商品貸出システムは、さらに、 利用者データベースが保持する利用者情報に含まれるア
    ドレスのうち、上記利用者情報に含まれる優先度を示す
    値が高い利用者から順に、貸出対象となる商品を案内す
    る商品案内を電子メールで送信する案内送信部を備える
    ことを特徴とする請求項2記載の商品貸出システム。
  10. 【請求項10】 上記利用者データベースが保持する利
    用者情報は、利用者の選択した商品範囲を含み、 上記案内送信部は利用者に対して、商品範囲に含まれる
    商品に関する商品案内を送信することを特徴とする請求
    項8または9記載の商品貸出システム。
  11. 【請求項11】 上記利用者データベースの利用者情報
    は、さらに、過去に貸出を行った商品の一覧から構成さ
    れる貸出履歴を含み、 上記案内送信部は、利用者データベースに保持されてい
    る貸出履歴を参照して商品範囲を決定し、決定した商品
    範囲に含まれる商品に関する商品案内を送信することを
    特徴とする請求項8または9記載の商品貸出システム。
  12. 【請求項12】 上記商品貸出システムは、ハイパーテ
    キスト・トランスポート・プロトコル(以下、「HTT
    P」と記す)を経由するネットワークへ接続し、 上記商品案内は、上記仮予約要求登録部へHTTPを経
    由して仮予約要求を送信するワールド・ワイド・ウェブ
    ・ページ(WWWページ)へのリンクを含むことを特徴
    とする請求項8または9記載の商品貸出システム。
  13. 【請求項13】 上記仮予約処理部は、上記利用者デー
    タベースに保持されている利用者情報に含まれる優先度
    を示す値を用いて、当該優先度が高い利用者から順に選
    択的に仮予約通知を送信することを特徴とする請求項2
    記載の商品貸出システム。
  14. 【請求項14】 上記利用者データベースの利用者情報
    は、商品の受取方法を含むことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の商品貸出システム。
  15. 【請求項15】 上記貸出要求は、商品の受取方法を含
    むことを特徴とする請求項1または2記載の商品貸出シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 上記貸出処理部は、利用者データベー
    スに保持されている利用者情報に含まれる優先度を示す
    値を用いて、貸出の可否を判定することを特徴とする請
    求項1または2記載の商品貸出システム。
  17. 【請求項17】 上記貸出通知は、利用者が貸出通知を
    受けたことを証明する貸出証明キーを含み、 上記貸出処理部は、商品の受取の場合に、上記貸出証明
    キーを照合することを特徴とする請求項1から7いずれ
    かに記載の商品貸出システム。
  18. 【請求項18】 上記貸出処理部は、上記貸出通知に含
    まれる貸出証明キーに対応する、商品の貸出の代金の決
    済を証明する決済証明キーを入力し、商品の受取の場合
    に、上記決済証明キーを照合することを特徴とする請求
    項17記載の商品貸出システム。
  19. 【請求項19】 上記貸出処理部は、貸出通知に含まれ
    る貸出証明キーに対応する、商品の代金を決済する決済
    キーを発行し、発行した決済キーを送信して決済を促
    し、上記決済キーに対応する商品の代金の決済を証明す
    る決済証明キーを入力し、商品の受取の場合に、上記決
    済証明キーを照合することを特徴とする請求項17記載
    の商品貸出システム。
  20. 【請求項20】 上記利用者データベースに保持されて
    いる利用者情報に含まれる優先度を示す値は、商品の貸
    出の頻度によって優先度が上昇する値を含むことを特徴
    とする請求項2記載の商品貸出システム。
  21. 【請求項21】 上記利用者データベースに保持されて
    いる利用者情報に含まれる優先度を示す値は、商品の貸
    出の件数によって優先度が上昇する値を含むことを特徴
    とする請求項2記載の商品貸出システム。
  22. 【請求項22】 上記貸出処理部は、上記貸出通知を送
    信した時点から所定の期間以内に商品を受け取っていな
    い貸出通知を検出し、検出した貸出通知に基づいて、商
    品の貸出を取り消す貸出取消通知を送信することを特徴
    とする請求項1から7いずれかに記載の商品貸出システ
    ム。
  23. 【請求項23】 上記利用者データベースに保持されて
    いる利用者情報に含まれる優先度を示す値は、上記貸出
    通知を送信した時点から所定の期間以内に商品を受け取
    らない場合に優先度が下降する値を含むことを特徴とす
    る請求項22記載の商品貸出システム。
  24. 【請求項24】 上記所定の期間は、上記利用者データ
    ベースに保持されている利用者情報に含まれる優先度を
    示す値を用いて決定されることを特徴とする請求項22
    記載の商品貸出システム。
  25. 【請求項25】 上記利用者データベースに保持されて
    いる利用者情報に含まれる優先度を示す値は、商品の貸
    出の期限を定めた貸出期限を超過しても返却を行わない
    場合に優先度が下降する値を含むことを特徴とする請求
    項1から7いずれかに記載の商品貸出システム。
  26. 【請求項26】 上記貸出期限は、上記利用者データベ
    ースに保持されている利用者情報に含まれる少なくとも
    一種類の優先度を示す値を用いて決定されることを特徴
    とする請求項25記載の商品貸出システム。
  27. 【請求項27】 上記貸出処理部は、商品の貸出の期限
    を定めた貸出期限を決定し、決定した貸出期限までの日
    数が所定数以下になった場合に、上記貸出期限の案内を
    行う貸出期限案内を送信することを特徴とする請求項1
    から7いずれかに記載の商品貸出システム。
  28. 【請求項28】 上記貸出処理部は、商品の貸出の期限
    を定めた貸出期限を決定し、上記貸出期限を超過した場
    合に、上記貸出期限を超過していることを通知する延滞
    通知を送信することを特徴とする請求項1から7いずれ
    かに記載の商品貸出システム。
  29. 【請求項29】 ネットワークを介して、通信端末と商
    品貸出システムとの間でメッセージを送受信して商品の
    貸出を実施する商品貸出方法において、 商品の貸出状態を上記商品状態データベースへ登録し、 上記通信端末を特定するアドレスを含む利用者情報を入
    力し、 上記利用者情報を利用者データベースへ登録し、 商品の貸出を予約することを要求する仮予約要求を入力
    し、 入力した仮予約要求を上記利用者情報と関連づけて仮予
    約要求データベースへ登録し、 上記商品状態データベースを検索して貸出可能な商品情
    報を検出し、 上記仮予約要求データベースが保持する仮予約要求を検
    索して、上記貸出可能な商品情報の商品を予約すること
    を要求する仮予約要求を検出し、 検出した仮予約要求を要求した通信端末に対して、商品
    の貸出を予約したことを通知する仮予約通知を上記通信
    端末へ送信し、 上記送信した仮予約通知に対応する、商品の貸出を要求
    する貸出要求を入力し、 入力した貸出要求に基づいて、商品の貸出を許可するこ
    とを通知する貸出通知を送信することを特徴とする商品
    貸出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007148468A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Nec Access Technica Ltd 情報交換システム、リーダ/ライタ装置、携帯端末装置及びそれらに用いる情報交換方法
JP2011138292A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Rakuten Inc 商品レンタル管理サーバ装置、商品レンタル管理方法、および、商品レンタル管理サーバ装置用のプログラム

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