JP2003006386A - 所有物・所有者管理システム及び管理方法 - Google Patents

所有物・所有者管理システム及び管理方法

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JP2003006386A
JP2003006386A JP2001193382A JP2001193382A JP2003006386A JP 2003006386 A JP2003006386 A JP 2003006386A JP 2001193382 A JP2001193382 A JP 2001193382A JP 2001193382 A JP2001193382 A JP 2001193382A JP 2003006386 A JP2003006386 A JP 2003006386A
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JP2001193382A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Tomioka
美彦 富岡
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Hitachi High Tech Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遺失物の所有者を迅速に特定してその所有者
が遺失物の保管場所に出向くことなく希望する配送先に
遺失物を配送できる所有物・所有者の管理システム及び
方法を提供する。 【解決手段】 所有物の種別を含む情報を所有者の情報
に関連付けて格納する所有者情報格納部20及び所有物
情報格納部21と、前記所有者の占有を離れて遺失物と
なった前記所有物の情報を格納する遺失物情報格納部2
3と、前記所有者情報格納部20及び所有物情報格納部
21に格納された所有物の情報と前記遺失物情報格納部
23に格納された遺失物の情報とに基づいて遺失物の所
有者を特定する遺失物情報処理部(遺失物検索部)28
と、特定された所有者に遺失物を配送するための遺失物
配送部30とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所有者から所有物
に関する情報を登録しておき、この所有物が遺失物とな
った場合に迅速に所有者に配送するためのシステム及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電車内などに落し物や忘れ物
(以下「遺失物」という)をした場合、所有者はその遺
失物を取り戻すために、警察(交番)や駅などの公的機
関に遺失物の特徴や自分の連絡先を届け出ている。そし
て、届け出た特徴に合致する遺失物がこの公的機関に届
けられた場合に、所有者に通知されて返還されるように
なっている。
【0003】また、このような公的機関における遺失物
の探索や所有者への通知を迅速に行うため、所有者が届
け出た遺失物の情報等を登録して公的機関の複数の端末
から検索できるようにした遺失物検索システムも提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した遺失
物検索システムは遺失物の所有者を特定できるだけであ
るため、以下のような課題がある。
【0005】すなわち、例えば、遺失物が見つかった場
所が所有者の住所から遠方である場合、所有者はわざわ
ざその場所まで取りに行く必要がある。そして、前記公
的機関が遺失物を管理し、所有者に通知するのはサービ
スの一環に過ぎないため、自宅への配送等まで依頼する
ことはできない。そのため、結局、所有者は時間と交通
費を使って遺失物を取りに行くか、返還をあきらめる場
合が多い。
【0006】本発明の目的は、遺失物の所有者を迅速に
特定してその所有者が遺失物の保管場所に出向くことな
く希望する配送先に遺失物を配送できる所有物・所有者
の管理システム及び方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の第1の主要な観点によれば、所有物の種別
を含む情報を所有者の情報に関連付けて格納する所有物
・所有者情報格納部と、前記所有者の占有を離れて遺失
物となった前記所有物の情報を格納する遺失物情報格納
部と、前記所有物・所有者情報格納部に格納された所有
物の情報と前記遺失物情報格納部に格納された遺失物の
情報とに基づいて遺失物の所有者を特定する遺失物所有
者検索部と、特定された所有者に遺失物を配送するため
の配送処理部とを備えたことを特徴とする所有物・所有
者管理システムが提供される。
【0008】このような構成によれば、所有者が予め登
録しておいた所有物が遺失物となった場合に、所定の配
送先に遺失物を配送させることができる。これにより、
所有者は時間と交通費を費やして遺失物の保管場所まで
出向く必要がない。したがって、遺失物の返還率を向上
させることができる。
【0009】本発明の1実施形態によれば、前記所有者
の情報は遺失物の配送先の情報を含むものであり、前記
所有物の情報はこの遺失物配送先の情報に関連付けて格
納されているものである。
【0010】このような構成によれば、例えば所有者が
一人暮しや共働きで留守が多い家庭でも、勤務先や近所
のコンビニエンスストアなど、所有者が希望する配送先
に遺失物を配送させることができる。
【0011】本発明の1実施形態によれば、前記遺失物
の情報は、遺失物を拾得した拾得者から遺失物の情報を
受取った遺失物情報提供者を通じて受取るものである。
このような構成によれば、提携した情報提供者から遺失
物の情報を受取るようにしたので、遺失物の所有者の検
索に必要な情報を漏れなく受取ることができる。これに
より、所有者の検索の精度が向上する。また、情報提供
者としてコンビニエンスストアやスーパーマーケットな
どと提携することにより、拾得者が気軽に遺失物を届け
ることができる。したがって、遺失物の拾得率が向上す
る。
【0012】本発明の1実施形態によれば、前記所有物
の情報は、当該所有物の製造者に関する情報を含むもの
である。ここで、前記所有物の製造者に関する情報に基
づいて遺失物の所有者を特定し、特定された所有者に対
して前記所有物の情報に基づいて遺失物の配送に要する
費用を算出して課金する課金処理部をさらに備えること
が好ましい。このような構成によれば、所有物の製造番
号やメーカ名に基づいて遺失物の所有者を瞬時に検索で
きる。
【0013】本発明の1実施形態によれば、前記所有物
の情報に基づいて遺失物の配送に要する費用を算出して
所有者に課金する課金処理部をさらに備えた。ここで、
前記所有者の情報には遺失物の配送先の情報を含み、前
記遺失物の情報は遺失物の保管場所もしくは発見場所の
情報を含み、前記課金処理部は、前記保管場所もしくは
発見場所の情報と、前記配送先の情報とに基づいて配送
距離を算出し、この配送距離に基づいて当該遺失物の配
送費を算出するものであることが好ましい。このような
構成によれば、遺失物の保管場所や所有者の指定した配
送先などを基準にして配送費用を算出するようにした。
これにより、客観的で適正な配送費用を課金することが
できる。
【0014】本発明の1実施形態によれば、前記課金処
理部は、前記遺失物の種別に基づいて当該遺失物の配送
費を算出するものである。このような構成によれば、遺
失物の種別を考慮した配送のし易さ、し難さに基づく適
正な配送費用を課金できる。これにより、例えば、同じ
配送距離でも、自動車、自転車、ペット、定期券などの
遺失物の種別に応じて異なる配送費用を決定することが
できる。
【0015】本発明の1実施形態によれば、前記所有物
・所有者情報格納部は、所有者が遺失物の拾得者に支払
う謝礼金の情報も格納するものであり、前記課金処理部
は、この謝礼金と前記遺失物の配送費用とを合算して所
有者に課金するものである。
【0016】このような構成によれば、拾得者への謝礼
金と遺失物の配送費用とを合算した金額を所有者が設定
した支払方法に従って自動的に課金することができる。
これにより、個別費用毎に課金処理を行う必要がない。
【0017】本発明の1実施形態によれば、前記遺失物
情報提供者は、拾得者若しくは他の遺失物情報提供者か
ら届けられた遺失物を集約して保管する遺失物保管者で
ある。
【0018】このような構成によれば、遺失物の情報管
理や保管、配送処理を集中的、統一的に行うことができ
る。
【0019】本発明の1実施形態によれば、前記所有者
の情報には遺失物の配送先の情報を含み、前記遺失物の
情報は遺失物の保管場所もしくは発見場所の情報を含
み、前記配送処理部は、前記遺失物の配送先又は前記遺
失物の保管場所もしくは発見場所の情報に基いて配送者
を決定して配送を指示するものである。
【0020】このような構成によれば、遺失物の配送距
離をできるだけ短くして配送に要する費用及び時間を低
減させることができる。
【0021】本発明の1実施形態によれば、前記特定さ
れた所有者に対して遺失物の情報を通知して遺失物の引
取り意思を確認する遺失物引取り意思確認部をさらに備
え、前記配送処理部は、前記所有者の引取り意思を確認
したことを条件に遺失物の配送処理を実行する。
【0022】このような構成によれば、遺失物を配送す
る前に特定された所有者の引取り意思を確認するように
したので、所有者が登録した所有物であっても、配送費
が高額であったり、破損している場合等に所有者は引取
りを拒否できる。これにより、所有者は価値が低減した
所有物(遺失物)について配送費や拾得者への謝礼金を
負担する必要がない。
【0023】また、本発明の第2の主要な観点によれ
ば、所有物の所有者から、この所有物の種別を含む情報
を受取って前記所有者の情報に関連付けて格納する所有
物・所有者情報格納工程と、前記所有者の占有を離れて
遺失物となった前記所有物を拾得した拾得者から当該遺
失物の情報を受取って格納する遺失物情報格納工程と、
前記所有物・所有者情報格納工程で格納された所有物の
情報と前記遺失物情報格納工程で格納された遺失物の情
報とに基づいて遺失物の所有者を特定する遺失物所有者
検索工程と、特定された所有者に遺失物を配送するため
の配送処理工程とを備えたことを特徴とする所有物・所
有者管理方法が提供される。
【0024】このような構成によれば、上記した第1の
主要な観点におけるシステムによって実現される所有物
・所有者の管理方法を得ることができる。
【0025】なお、この発明の他の特徴と顕著な効果
は、次の発明の実施の形態の説明と添付した図面によっ
て、より明確にされる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施形態にかかる所有
物・所有者管理システムのイメージを示す図である。こ
のシステム1は、所有物や遺失物の情報、会員登録した
所有者2の情報、さらには遺失物の拾得者4からの届け
出を受付けた遺失物情報提供者5からの当該遺失物に関
する情報等を集中的に管理する遺失物情報管理センタ3
のサーバ装置に設置されている。このシステム1は、所
有者2が登録を希望する所有物の情報をこの所有者2の
属性情報や指示情報に関連付けて格納すると共に、これ
らの情報と、前記拾得者4もしくは遺失物情報提供者5
から受取った遺失物情報とを参照して遺失物の検索や所
有者への配送などの各処理を実行するものである。
【0028】ここで、遺失物とは、忘れ物、落し物や盗
まれた物などの所有者の意思に反して所有者の占有を離
れて所在不明となった所有物と、所有者2の意思に基づ
いて所有者2の占有を離れ、所有者2はその所在を知っ
ているもの、の両方を含むものとする。後者の場合はい
わゆる不法投棄であり、本システム1を利用することで
関係機関に所有者2の情報を提供することができるよう
になる。
【0029】前記所有物・所有者管理システム1は、前
記所有者2の端末6や遺失物情報提供者5の端末7、及
び遺失物を所有者2に配送する配送業者8の端末9とイ
ンターネットなどの公衆回線や専用回線で接続可能に構
成されている。ここで前記遺失物情報提供者5として
は、警察(交番)や駅、バス会社、学校、病院、保健所
などの公的機関の他、コンビニエンスストア、デパート
(百貨店)、スーパーマーケットなどの、遺失物の拾得
者4が遺失物を届け出る可能性が高い施設とできるだけ
多く提携して登録しておくことが好ましい。また、キャ
ッシュディスペンサーのように、これらの提携施設内に
遺失物届け出用の端末装置を設置し、遺失物は拾得者が
保管しておくようにしても良い。
【0030】次に、図2を参照して所有物・所有者管理
システム1の構成を説明する。以下においては、まず所
有者2の意思に基づいて所有物を管理する実施形態を中
心に説明し、次いで、所有者2の意思に拘わらず所有物
及び所有者2の情報を強制的に登録して、不法投棄等を
抑制するための実施形態について説明する。
【0031】このシステム1は、CPU10とRAM1
1とモデム等の通信デバイス12と入出力装置13が接
続されたバス14に、データ格納部15とプログラム格
納部16とを備えてなる。
【0032】前記データ格納部15は、前記所有者2か
ら受取ったこの所有者2の氏名、住所等の属性情報を格
納する所有者情報格納部20と、同じく所有者2から受
取った所有物の種別等に関する情報を格納する所有物情
報格納部21と、所有者2の登録費用や所有物毎の登録
費用、及び遺失物を所有者2に返還する際の配送費を格
納する課金情報テーブル22と、前記遺失物情報提供者
5の名称や住所等を格納する遺失物情報提供者テーブル
23と、遺失物の種別や遺失物拾得者4が受取る謝金に
関する情報等を格納する遺失物情報格納部24と、遺失
物の配送を委託する配送業者の住所・名称・保有する配
送設備等の情報を格納する配送業者情報格納部25とを
有している。
【0033】前記所有者情報格納部20は、例えば図3
に示すように、所有者の個人/法人の種別コード20a
(図5(a)参照)、所有者のID20b、所有者の氏
名及び住所20c、20d、電話番号や電子メールアド
レスなどの連絡先20e、20f、遺失物を住所とは別
の場所に配送希望する場合の配送先20g、所有物の登
録維持費や遺失物の配送費、拾得者への謝礼等の支払方
法20h及びパスワード20iの各情報が格納されてい
る。
【0034】前記配送先20gとしては、例えば所有者
の勤務先や近所のスーパー、コンビニエンスストアなど
を登録しておくことができる。遺失物の配送先を決定す
る場合は、まずこの配送先20gを検索し、配送先20
gが登録されていない場合に所有者2の住所20dに配
送するように設定されている。図示の例では、ID=b
bbの所有者2及びID=dddの所有者2が自宅以外
の配送先を指定している。また、支払方法は、所有者2
がメンバー登録する際の入会金の支払方法がデフォルト
で設定されており、これと異なる方法での支払を希望す
る所有者2だけが支払方法を登録する。図示の例では、
ID=dddの所有者が、登録費はクレジットカードや
銀行振込で支払ったが、遺失物の配送費用等は着払いを
希望している。また前記パスワード20iは、所有者2
から所有物の新規登録の要求があった場合の認証や、後
述する遺失物の返還を希望する場合の所有者2の認証に
際して必要となる。
【0035】前記所有物情報格納部21は、図4に示す
ように、所有物の種別及び種別コード21a、21b、
所有物ID21c、所有者ID21d、所有物の登録年
月日21e、所有物のメーカ名及び製造番号21f、2
1h、所有物の特徴21i及び遺失物の拾得者4に支払
う謝礼金21jの各情報を格納している。なお、本実施
例で言う「所有物」は、民法上の所有権の客体とは一致
しない。例えば、有価証券や贓物(盗品)、不動産、無
体物などの、遺失物となり得ないもの、違法に存在する
もの、個人の所有物としての登録に馴染まないもの、な
どは保有物管理の対象外にするのが好ましい。
【0036】ここで、前記登録年月日21は、所有物の
登録維持年金を課金する際に参照される。また、前記メ
ーカ名及び製造番号21f、21hの製造者に関する情
報は、遺失物を検索する際の重要な情報となる。特に製
造番号は製品固有の番号であるため、遺失物の製造番号
が分かればその所有者を瞬時に特定することができる。
一方、製造番号21gが不明な物や、そもそも製造番号
が付与されていない物(ペットなど)については、遺失
物の検索に必要な情報を所有物の特徴21hとして登録
しておく。例えば、所有物の外観(色、大きさ等)や種
類などである。
【0037】また、前記謝礼金額21iは、所有者2が
設定した謝礼金額もしくは前記所有物の種別21bに応
じて一律に設定された謝礼金額である。後者の所有物の
種別毎に設定する謝礼金額は、遺失物法の規定を考慮し
て、所有物の金銭的価値の20%程度に設定するのが好
ましい。また、謝礼金額が不当に低額とならないよう、
所有者2が設定可能な謝礼金額の範囲は、その所有物の
金銭的価値の20%以上に設定するのが好ましい。な
お、所有物ID=EEEのテレビや、同じく所有物ID
=FFFのエアコンなどは、上記不法投棄等を防止する
ために強制的に登録されているものである。そのため、
拾得者(発見者・通報者)に対する謝礼金額も設定され
ていない。
【0038】上記のような所有物に関する情報を、所有
物ID21cに関連付けて登録しておくことにより、こ
の所有物が遺失物となった場合に、製造番号等によって
所有物を特定できれば、瞬時に所有者2を特定し、配送
処理を行うことができる。なお、このような登録事項を
バーコード化して所有物に貼付したり、ICチップや磁
気データに記憶させて所有物に取り付けておくこともで
きる。
【0039】前記課金情報テーブル22は、図5に示す
ように、主として(a)所有者2の種別に応じた入会
金、(b)所有物の登録費用及び登録維持費用、及び
(c)遺失物の配送費、に関する課金基礎情報を格納し
ている。
【0040】ここで、図5(b)に示す種別コード=0
4のテレビや同じく種別コード=05のエアコンは、通
常、不法投棄等を抑制するために強制的に登録されるも
のであるため、登録維持費は課金しないように設定する
のが好ましい。また、図5(c)の配送費は、遺失物の
種別に応じた種別毎のポイント22aと、遺失物の保管
場所若しくは発見場所と、所有者2の配送先とに基づい
て算出される配送距離毎のポイント22bが格納されて
いる。これらのポイントを後述する課金額算出部43が
合算することにより、遺失物の配送費を算出することが
できる。なお、前記種別ポイントは、遺失物の大きさや
重量などを考慮した配送のし易さを基準に決定する。ま
た、自動車やペットなどは特殊な配送設備が必要であり
配送が困難であるため、ポイントを高く設定する。さら
に、自動車やバイクについては、排気量や重量等に応じ
て複数段階でポイントを設定することもできる。
【0041】前記遺失物情報提供者テーブル23は、図
6に示すように、前記遺失物情報提供者5の種別及び種
別コード23a、23b、名称23c、住所(所在地)
23d及びID23eの各情報を格納している。ここ
で、前記住所23dは、情報提供者5に拾得者4から遺
失物が届けられた場合に遺失物の保管場所とみなされ、
前記配送費(図5(c)参照)を算出する際の配送距離
の起点となる。
【0042】前記遺失物情報格納部24は、図7に示す
ように、遺失物コード24a、情報提供者コード24
b、遺失物の製造番号及びメーカ名24c、24d、特
徴24e及び拾得者が謝金の受取りを希望する場合の受
取り方法24fの各情報が格納されている。前記遺失物
コード24aは、所有者2が登録した際の所有物コード
21a(図4参照)や、課金情報テーブル22に格納さ
れた登録費、配送費算出のための種別コード(図5参
照)と共通する。また、遺失物の製造番号24c等が不
明な場合は、その遺失物の外見や種類などの情報が特徴
の欄24eに入力されることにより、この特徴と所有者
2が登録した特徴(図4の21h)とに基づいて情報提
供者5や所有者2が遺失物の同一性を確認することが可
能になる。
【0043】また、前記プログラム格納部16は、メイ
ンプログラム26の他、所有者2から所有物や所有者の
属性情報を受取って前記所有者情報格納部20及び所有
物情報格納部21に登録する所有者・所有物情報受取部
27と、前記情報提供者5から遺失物の情報を受取り、
該当する所有物の検索や所有者2への通知等を行う遺失
物情報処理部28と、所有物の登録費用や遺失物の配送
費用などを所有者2に課金する処理を行う課金処理部2
9と、前記配送業者情報格納部25に格納された配送業
者8の住所や保有する配送設備などの情報に基づいて遺
失物の配送を委託する配送業者8の選定や当該配送業者
8への配送指示を行う遺失物配送部30とを有してい
る。
【0044】なお、これらの各構成要素27〜30等
は、実際にはコンピュータシステムの記憶媒体に確保さ
れた一定の領域及びこの領域にインストールされたプロ
グラムであり、前記CPU10によってRAM11上に
呼び出されて実行されることで、OS(オペレーション
システム)と協働してこの発明の機能を奏するようにな
っている。
【0045】前記所有者・所有物情報受取部27は、例
えば、前記管理センタ3が開設するホームページにメン
バー登録及び所有物の登録画面を設置し、アクセス者が
この登録画面に入力した情報を受取るようにする。ま
た、所有者2の配送先や所有物の謝礼金の変更及び所有
者の変更(所有物の移転)等もこの受取部27が受取っ
て、前記所有者情報格納部20等に登録(更新)する。
所有者の変更の場合は、譲受人のメンバー登録が別途必
要となる。
【0046】前記遺失物情報処理部28は、例えば図8
に示すように、前記情報提供者5から遺失物に関する情
報をオンライン等で受取って前記遺失物情報格納部24
に格納する遺失物情報受取部31と、受取った遺失物の
情報に基づいて前記所有物情報格納部21の所有物の情
報を検索し、一致する所有物があるかを判断する遺失物
の遺失物検索部32と、検索した結果を所有者2又は情
報提供者5に通知する検索結果通知部33と、遺失物に
一致する所有物があった場合にその所有者2が遺失物を
引取る意思があるかを確認する遺失物引取意思確認部3
4と、受取る意思を確認した場合に所有者2の認証を行
う所有者認証部35とを備えている。
【0047】ここで、前記遺失物検索部32は、遺失物
の製造番号やメーカ名の情報に基いて前記所有物情報格
納部21を検索するものである。このような客観的な情
報に基いて検索することにより、迅速に精度良く検索す
ることができる。そして、このような客観的な情報が不
明な場合又は該当するものを検索できなかった場合に、
前記特徴24eの情報に基いて検索するようにする。
【0048】また、前記検索結果通知部33は、該当す
る所有物が検索できなかった場合にはその結果を情報提
供者5に通知し、該当するものがあった場合は所有者2
に通知するものである。なお、複数の所有物が検索され
た場合や、所有者2が不確定である場合にも、所有者2
に検索結果を通知して所有者2に同一性を判断させるの
が好ましい。
【0049】前記遺失物引取意思確認部34は、所有者
2が登録しておいた所有物であっても、遺失物の発見場
所が遠方で配送費用が高額であったり、破損がひどい場
合には、所有者2が受取を拒否することも考えられるた
め、所有者2が登録した所有物であっても配送処理を実
行する前に所有者2の受取り意思を確認するものであ
る。ここで、所有者2が遺失物の受取りを拒否した場合
には、その処分に要する費用を所有者2に課金するのが
好ましい。また、この処分費用を事前に前記遺失物の登
録費や登録維持費(図5(b))に含めておくこともで
きる。なお、不法投棄の場合には、このような処分に要
する費用は当然所有者2が負担すべきものであるため、
特定された所有者2が不法投棄物の引取勧告等にも従わ
ない場合には、交通違反の反則金や税金などと同様に、
所有者2から強制的に徴収するのが好ましい。上記した
処分費用の所有者への課金は、後述する課金処理部29
によって行われる。
【0050】そして、所有者2が遺失物の受取りを希望
する場合には、前記所有者認証部35によって所有者2
が認証が行われる。
【0051】一方、該当する所有物が検索できなかった
場合には情報提供者5にその旨を通知する。情報提供者
5が警察以外である場合は、その遺失物を警察に引き渡
してその後の処理を依頼することになる。また、前記所
有者2が遺失物の受取りを拒否した場合にも、同様に情
報提供者5にその旨が通知される。
【0052】前記課金処理部29は、前記した各格納部
20〜24から課金に必要な情報を読み出して課金額を
決定し、所定の課金処理を実行するものである。この課
金処理部29は、図9に示すように、前記所有者情報格
納部20から所有者2が設定した支払方法の情報20h
を読み出す所有者課金情報取得部41と、前記遺失物情
報格納部24から遺失物コード24aや拾得者への謝礼
金の情報24fを読み出す遺失物課金情報取得部42
と、これらの情報に基いて当該遺失物に関する所有者2
への課金額を算出する課金額算出部43と、算出した課
金額を所有者2が登録した支払方法(現金払い、口座振
替等)にしたがって金融機関に対して振込等の処理を指
示する課金処理指示部44とを有している。
【0053】前記課金額算出部43は、以下のような工
程で課金額を算出する。
【0054】まず、情報提供者コード24bや遺失物の
所有者2と特定された者のID20bとに基づいて、前
記遺失物情報提供者テーブル23及び所有者情報格納部
20を検索して、情報提供者5の住所23d及び所有者
2の配送先20gを読み出す。ここで、情報提供者5の
住所は遺失物の保管場所と考えられる。次いで、この2
つの住所から配送距離を算出する。算出した配送距離を
図5(c)のテーブル22bに適用して配送距離ポイン
トを算定する。また、前記遺失物コード24aを同じく
図5(c)のテーブル22aに適用して種別ポイントを
算定する。次いで、この2つのポイントを合算して配送
ポイントを算出し、所定の計算式に適用して配送費を算
出する。最後に、この配送費と、拾得者への謝礼金額2
1iとを合算して所有者2への課金額を算出する。な
お、所有物の登録費や登録維持費もこの課金額算出部4
3によって課金額が算出され、前記課金処理指示部44
によって課金処理される。
【0055】前記遺失物配送部30は、例えば図10に
示すように、前記所有者情報格納部20から遺失物の所
有者と特定された者が指定した配送先の情報を読み出す
遺失物配送先情報取得部51と、前記情報提供者コード
24bに基づいて情報提供者5の住所を読み出し、この
住所と遺失物の配送に必要な特殊設備の情報に基いて配
送業者を決定する配送業者決定部52と、決定した配送
業者に遺失物の種別、引取り場所である情報提供者5の
住所及び所有者2の配送先を通知して配送を指示する配
送指示部53とを有している。
【0056】次に、上記した構成における本システム1
の処理工程のうち、遺失物の配送にかかる工程を図11
のフローチャートを参照して説明する。ここで、図11
中S1〜S10は処理の順序を示し、以下の説明のステ
ップS1〜ステップS10に対応する。
【0057】まず、拾得者4が遺失物を発見し情報提供
者5に届けた場合、前記遺失物情報受取部31がその情
報提供者5から当該遺失物の情報を受取り、前記遺失物
情報格納部24に格納する(ステップS1)。
【0058】次いで、受取った情報に基いて前記遺失物
検索部32が所有物情報格納部21を検索し、該当する
所有物があるかを判断する(ステップS2)。該当する
所有物が検索された場合、前記検索結果通知部33が特
定された所有者2に遺失物の情報を通知し、引取り意思
の確認を行う(ステップS3、ステップS4)。具体的
には、所有者宛てに電子メールやFAXなどで遺失物の
情報(所有物のID、種別等)や回答期限、及びこの回
答期限を徒過した場合は通常の遺失物処理に移行する旨
のメッセージを通知する。
【0059】この遺失物に該当する所有物が検索されな
かった場合及び前記遺失物引取り意思確認部34が所有
者2から遺失物引取りの回答を受領しなかった場合は、
前記検索結果通知部33によって前記情報提供者5にそ
の旨が通知される(ステップS5)。通知を受けた情報
提供者5は、通常の遺失物と同様に、警察や駅などに遺
失物を引き渡す。
【0060】一方、前記遺失物引取り意思確認部34が
前記回答期限内に所有者2から遺失物引取り希望の回答
を受領した場合には、前記所有者認証部35が所有者2
の認証を行う(ステップS6)。この場合の認証は、登
録されている所有者や所有物、遺失物の情報に基づく認
証と、警察官や駅員、管理センタ3や情報提供者5の担
当者などが行うマニュアルの認証とを併用することもで
きる。後者のマニュアル認証は、例えば電話や電子メー
ルなどで所有者にしか分からない遺失物の特徴などをヒ
アリングして行う。
【0061】所有者の認証が肯定的だった場合は、前記
遺失物配送部30の遺失物配送先情報取得部51が、配
送費算出の基礎情報として、所有者情報格納部20から
当該所有者の指定した配送先の情報を読み出す(ステッ
プS7)。また、前記課金処理部29の所有者課金情報
取得部41や遺失物課金情報取得部42が、前記所有者
情報格納部20や所有物情報格納部21及び遺失物情報
格納部24から、所有者の指定した支払方法、謝礼金
額、拾得者の謝礼金の受け取り意思、配送費の算出に必
要な遺失物の引取り場所(情報提供者5の住所)、等の
各情報を読み出す(ステップS8)。読み出されたこれ
らの情報は前記RAM11等に記憶され、これらの情報
に基いて前記課金額算出部43によって所有者への課金
額が算出される(ステップS9)。
【0062】次いで、前記遺失物配送部30の配送業者
決定部52が、前記RAM11に記憶されている遺失物
の引取り先や配送先の情報に基づいて配送業者を決定
し、前記配送指示部53がこの業者に配送指示を出力す
る(ステップS10)。配送の指示は前記配送業者の端
末に対して電子メールやFAX等で送信する。
【0063】このように、所有者への課金額を算出して
から配送処理を行うようにしたのは、例えば所有者が着
払いを指定している場合には、配送の指示と共に配送費
用や謝礼金の集金も委託する必要があるからである。
【0064】上記した実施形態によれば、所有者が登録
した所有物が遺失物となった場合に、瞬時に所有者を検
索・特定できると共に、所有者が指定した場所に配送す
ることができる。これにより、情報提供者は遺失物の保
管期間や負荷を削減できる。また所有者は時間と交通費
を費やして遠方の遺失物の保管場所等に出向く必要がな
い。
【0065】また上記の実施形態によれば、所有者は自
己のパーソナルコンピュータや最寄の提携先の情報提供
者の端末7から管理センタ3のシステムにログインし、
オンラインで遠方からでも遺失物の引取りの確認や所有
者の認証を行うことができる。
【0066】また、このように所有物・所有者の情報を
予め登録して管理しておくことにより、遺失物の検索精
度を向上させることができる。これにより、遺失物の返
還率率を向上させることができる。
【0067】次に、図12を参照して、本発明の他の実
施の形態として、違法に放置・投棄された物の所有者に
関する情報を関係機関に提供するための処理工程を説明
する。この図12中のS11〜S16は処理の順序を示
し、以下の説明のステップS11〜ステップS16に対
応する。なお、以下の説明においては、便宜上前記した
実施の形態の構成や符号をそのまま使用する。
【0068】ここでいう関係機関とは、不法投棄の監視
や摘発を行う警察機関や地方自治体、地元住民などが結
成する市民団体、NGOやNPOなどである。この実施
形態における所有者管理システムは、これらの関係機関
から委託を受けた管理センタ又はこれらの関係機関に設
置されたサーバ装置に設けられているものである。
【0069】まず、前記遺失物情報処理部28の遺失物
情報受取部31が、不法廃棄物(遺失物)の発見者や前
記情報提供者5からその廃棄物の種別、投棄されている
場所(発見場所)等の情報を受取って、前記遺失物情報
格納部24に格納する(ステップS11)。
【0070】次いで、前記遺失物情報処理部28の遺失
物検索部32が、前記廃棄物の情報、特に製造番号やメ
ーカ名の情報に基づいてこの廃棄物の所有者が登録され
ているかを検索し判断する(ステップS12)。所有者
が検索できなかった場合は、情報提供者にその旨を通知
して、通常の廃棄物の処理に移行する(ステップS1
3)。
【0071】所有者を検索できた場合は、前記検索結果
通知部33がその所有者に対して廃棄物の引取りを勧告
する(ステップS14)。この場合も、回答期限を設定
しておくのが好ましい。
【0072】前記遺失物引取意思確認部34が、所有者
から上記回答期限内に回答を受領しなかった場合は、図
示しない所有者情報通報部が、登録されている所有者の
全ての情報を関係機関や当該地域を管轄する公的機関に
通報する(ステップS15、ステップS16)。なお、
この所有者(不法投棄をした者)が将来的に訴追される
場合に備えて、この所有者に引取りを勧告した日付など
の経緯を記した書類を証拠書類として公的機関に提出し
ておくのが有効である。なお、所有者が引取り勧告に従
って廃棄物を引取った場合はこの処理は終了する。
【0073】このような実施形態によれば、特定の物品
について強制的に所有者を登録しておくことにより、将
来的にその物品が不法投棄された場合でも所有者、すな
わち不法投棄者を瞬時に特定できる。これにより、不法
投棄を抑制する効果が得られる。また、特定物品に関す
る所有物・所有者の情報を行政区画、管轄などに拘わら
ずに集約して管理することにより、どの地域で不法投棄
が発見されても、その所有者を瞬時に特定でき、その発
見場所を管轄する公的機関等に情報を提供することがで
きる。これにより、各自治体や警察署単位で情報を管理
する場合に比べて、情報量・管理の負荷・人的物的コス
トの面で非常に効果的である。
【0074】そして、このような所有者情報の前記管理
センタへの登録を、特定商品の製造メーカ・販売店若し
くは購入者に義務付けると共に、登録された所有者情報
をこれらの者及び公共機関などの間で共有化することに
より、不法投棄者の特定や不法投棄の抑制効果をより一
層高めることができる。この場合には、所有者の変更・
転居等があった場合には、変更前の情報を随時消去して
管理センタのサーバの負担を軽減するようにする。ま
た、所有者2の脱法行為を防止するため、所有者2が移
転を登録する場合には、新たな所有者と共同若しくは新
たな所有者単独でのみ登録手続を認めるのが好ましい。
【0075】なお、この発明は上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。
【0076】例えば、デジタルカメラや光学スキャナな
どの機器を接続して所有物又は遺失物の画像を格納する
こともできる。例えば、製造番号等が不明もしくは存在
しない場合で、かつ登録された所有物の書誌的な情報だ
けでは遺失物との同一性の判断が困難な場合でも、所有
物と遺失物の画像を端末画面に表示させて比較すること
により、所有者以外の第三者(情報提供者等)でも同一
性を容易に判断できる。これにより、所有者2が遠方の
遺失物の保管場所まで行って遺失物を確認する必要がな
い。
【0077】また、上記の実施形態では本システム1を
管理センタ3に設置したがこれに限定されない。例え
ば、本システムを都道府県等の特定地域の警察署管内の
所有物管理に限定し、管内の全ての交番に検索端末を設
置するようにしても良い。これにより、情報提供者は常
に警察官となり、遺失物の管理や所有者の認証などにお
ける信頼性を向上させることができる。
【0078】さらに、前記遺失物情報提供者は、拾得者
若しくは他の遺失物情報提供者から届けられた遺失物を
集約して保管・管理する遺失物保管者とすることもでき
る。すなわち、拾得者や他の情報提供者から届けられた
遺失物を遺失物用の倉庫等を備えた遺失物保管者に集約
し、この保管者から遺失物の情報を得るようにする。こ
れにより、遺失物の情報を集中して管理でき、所有者の
検索に必要な情報を漏れなく入手できる。従って、所有
者の特定を精度良く行うことができる。また、この遺失
物保管者から遺失物の配送を集中して行うことができる
ので、スケールメリットによる配送費全体のコストダウ
ンを図ることができる。また、この倉庫等における遺失
物の保管場所を前記遺失物コード24dや所有者IDな
どと関連付けて管理しておくことで、所有者情報や配送
指示を入力するだけで、遺失物の検索から配送処理まで
を自動化することができる。
【0079】さらにまた、上記した自動倉庫や廃棄物処
理施設、リサイクル施設などを、民間の資金やノウハウ
等を活用した事業(PFI:Private Finance Initiati
ve)で管理・運営することも可能であることは言うまで
もない。このような官民が一体となって遺失物や不法投
棄を管理・監視することで、システムの効率的な管理・
運営や、情報の共有化などの協力体制の構築が期待でき
る。そして、このような公共機関の協力により、例え
ば、特定された所有者が転居により住所が不明である場
合に、所有者の氏名を地方自治体に通知して住民基本台
帳(データベース)の検索を依頼したり、遺失物(不法
投棄含む)の製造者番号をそのメーカに通知して、購入
者情報(ユーザ情報データベース)の検索を依頼するこ
ともできる。すなわち、民間業者では心理的抵抗や各種
の法規制等が情報検索依頼の妨げになってしまうが、公
共機関の協力によって円滑なシステム運営が可能にな
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、遺失物の所有者を迅速に特定してその所有者が遺失
物の保管場所に出向くことなく希望する配送先に遺失物
を配送できる所有物・所有者の管理システム及び方法を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のイメージを示す図。
【図2】同じく、所有物・所有者管理システムの概略構
成を示すブロック図。
【図3】所有物情報格納部の一例を示す図。
【図4】所有者情報格納部の一例を示す図。
【図5】課金テーブルの一例を示す図。
【図6】遺失物情報提供者テーブルの一例を示す図。
【図7】質物情報格納部の一例を示す図。
【図8】遺失物情報処理部の構成を示すブロック図。
【図9】課金処理部の構成を示すブロック図。
【図10】遺失物配送部の構成を示すブロック図。
【図11】遺失物の配送処理工程を示すフローチャー
ト。
【図12】遺失物の所有者の情報を関係機関に提供する
処理工程を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…所有物・所有者管理システム 2…所有者 3…遺失物情報管理センタ 4…遺失物拾得者 5…遺失物情報提供者 8…配送業者 10…CPU 11…RAM 12…通信デバイス 13…入出力装置 14…バス 15…データ格納部 16…プログラム格納部 20…所有者情報格納部 21…所有物情報格納部 22…課金情報テーブル 23…遺失物情報提供者テーブル 24…遺失物情報格納部 25…配送業者情報格納部 26…メインプログラム 27…所有者・所有物情報受取部 28…遺失物情報処理部 29…課金処理部 30…遺失物配送部 31…遺失物情報受取部 32…遺失物検索部 33…検索結果通知部 34…遺失物引取り意思確認部 35…所有者認証部 41…所有者課金情報取得部 42…遺失物課金情報取得部 43…課金額算出部 44…課金処理指示部 51…遺失物配送先情報取得部 52…配送業者決定部 53…配送指示部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所有物の種別を含む情報を所有者の情報
    に関連付けて格納する所有物・所有者情報格納部と、 前記所有者の占有を離れて遺失物となった前記所有物の
    情報を格納する遺失物情報格納部と、 前記所有物・所有者情報格納部に格納された所有物の情
    報と前記遺失物情報格納部に格納された遺失物の情報と
    に基づいて遺失物の所有者を特定する遺失物所有者検索
    部と、 特定された所有者に遺失物を配送するための配送処理部
    とを備えたことを特徴とする所有物・所有者管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記所有者の情報は遺失物の配送先の情報を含むもので
    あり、前記所有物の情報はこの遺失物配送先の情報に関
    連付けて格納されていることを特徴とするシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記遺失物の情報は、遺失物の拾得者から遺失物の情報
    を受取った遺失物情報提供者を通じて受取るものである
    ことを特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記所有物の情報は、当該所有物の製造者に関する情報
    を含むものであることを特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記所有物の情報に基づいて遺失物の配送に要する費用
    を算出して所有者に課金する課金処理部をさらに備えた
    ことを特徴とするシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のシステムにおいて、 前記所有者の情報には遺失物の配送先の情報を含み、 前記遺失物の情報は遺失物の保管場所もしくは発見場所
    の情報を含み、 前記課金処理部は、前記保管場所もしくは発見場所の情
    報と、前記配送先の情報とに基づいて配送距離を算出
    し、この配送距離に基づいて当該遺失物の配送費を算出
    するものであることを特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のシステムにおいて、 前記課金処理部は、前記遺失物の種別に基づいて当該遺
    失物の配送費を算出するものであることを特徴とするシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のシステムにおいて、 前記所有物・所有者情報格納部は、所有者が遺失物の拾
    得者に支払う謝礼金の情報も格納するものであり、 前記課金処理部は、この謝礼金と前記遺失物の配送費用
    とを合算して所有者に課金するものであることを特徴と
    するシステム。
  9. 【請求項9】 請求項4記載のシステムにおいて、 前記所有物の製造者に関する情報に基づいて遺失物の所
    有者を特定し、特定された所有者に対して前記所有物の
    情報に基づいて遺失物の配送に要する費用を算出して課
    金する課金処理部をさらに備えたことを特徴とするシス
    テム。
  10. 【請求項10】 請求項3記載のシステムにおいて、 前記遺失物情報提供者は、拾得者若しくは他の遺失物情
    報提供者から届けられた遺失物を集約して保管する遺失
    物保管者であることを特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記所有者の情報には遺失物の配送先の情報を含み、 前記遺失物の情報は遺失物の保管場所もしくは発見場所
    の情報を含み、 前記配送処理部は、前記遺失物の配送先又は前記遺失物
    の保管場所もしくは発見場所の情報に基いて配送者を決
    定して配送を指示するものであることを特徴とするシス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記特定された所有者に対して遺失物の情報を通知して
    遺失物の引取り意思を確認する遺失物引取り意思確認部
    をさらに備え、 前記配送処理部は、前記所有者の引取り意思を確認した
    ことを条件に遺失物の配送処理を実行することを特徴と
    するシステム。
  13. 【請求項13】 所有物の種別を含む情報を所有者の情
    報に関連付けて格納する所有物・所有者情報格納工程
    と、 前記所有者の占有を離れて遺失物となった前記所有物の
    情報を受取って格納する遺失物情報格納工程と、 前記所有物・所有者情報格納工程で格納された所有物の
    情報と前記遺失物情報格納工程で格納された遺失物の情
    報とに基づいて遺失物の所有者を特定する遺失物所有者
    検索工程と、 特定された所有者に遺失物を配送するための配送処理工
    程とを備えたことを特徴とする所有物・所有者管理方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、 前記所有者の情報は遺失物の配送先の情報を含むもので
    あり、前記所有物の情報はこの遺失物配送先の情報に関
    連付けて格納されていることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の方法において、 前記遺失物の情報は、遺失物を拾得した拾得者から遺失
    物の情報を受取った遺失物情報提供者を通じて受取るも
    のであることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の方法において、 前記所有物の情報は、当該所有物の製造者に関する情報
    を含むものであることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項13記載の方法において、 前記所有物の情報に基づいて遺失物の配送に要する費用
    を算出して所有者に課金する課金処理工程をさらに備え
    たことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法において、 前記所有者の情報には遺失物の配送先の情報を含み、 前記遺失物の情報は遺失物の保管場所もしくは発見場所
    の情報を含み、 前記課金処理工程は、前記保管場所もしくは発見場所の
    情報と、前記配送先の情報とに基づいて配送距離を算出
    し、この配送距離に基づいて当該遺失物の配送費を算出
    するものであることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の方法において、 前記課金処理工程は、前記遺失物の種別に基づいて当該
    遺失物の配送費を算出するものであることを特徴とする
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の方法において、 前記所有物・所有者格納工程は、所有者が遺失物の拾得
    者に支払う謝礼金の情報も格納するものであり、 前記課金処理工程は、この謝礼金と前記遺失物の配送費
    用とを合算して所有者に課金するものであることを特徴
    とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項16記載の方法において、 前記所有物の製造者に関する情報に基づいて遺失物の所
    有者を特定し、特定された所有者に対して前記所有物の
    属性情報に基づいて遺失物の配送に要する費用を算出し
    て課金する課金処理工程をさらに備えたことを特徴とす
    る方法。
  22. 【請求項22】 請求項15記載の方法において、 前記遺失物情報提供者は、拾得者若しくは他の遺失物情
    報提供者から届けられた遺失物を集約して保管する遺失
    物保管者であることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項13記載の方法において、 前記所有者の情報には遺失物の配送先の情報を含み、 前記遺失物の情報は遺失物の保管場所もしくは発見場所
    の情報を含み、 前記配送処理工程は、前記遺失物の配送先又は前記遺失
    物の保管場所もしくは発見場所の情報に基いて配送者を
    決定して配送を指示するものであることを特徴とする方
    法。
  24. 【請求項24】 請求項13記載の方法において、 前記特定された所有者に対して遺失物の情報を通知して
    遺失物の引取り意思を確認する遺失物引取り意思確認工
    程をさらに備え、 前記配送処理工程は、前記所有者の引取り意思を確認し
    たことを条件に遺失物の配送処理を実行することを特徴
    とする方法。
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