JP2003296399A - 車両用灯具の設計方法、設計システム、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

車両用灯具の設計方法、設計システム、プログラム、及び記録媒体

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JP2003296399A JP2002102914A JP2002102914A JP2003296399A JP 2003296399 A JP2003296399 A JP 2003296399A JP 2002102914 A JP2002102914 A JP 2002102914A JP 2002102914 A JP2002102914 A JP 2002102914A JP 2003296399 A JP2003296399 A JP 2003296399A
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    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/10Geometric CAD
    • G06F30/15Vehicle, aircraft or watercraft design

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用灯具として要求される性能条件と、灯
具毎に与えられる制約条件とを含む設計条件を満たす灯
具の設計効率が向上される車両用灯具の設計方法、設計
システム、プログラム、及びプログラムを記録した記録
媒体を提供する。 【解決手段】 選定された標準灯具に対応した標準デー
タが登録された標準データベース21を有するデータベ
ース部2と、標準データ選択部31及びモーフィング制
御部32を有する灯具作成部3とによって、車両用灯具
設計システム1を構成する。標準データ選択部31は、
灯具に対して与えられた設計条件に基づいて、標準デー
タベース21に登録されている複数の標準データから一
の標準データを選択して設計データを生成する。モーフ
ィング制御部32は、設計データの必要なデータ部分を
更新して、設計条件を満たす灯具データを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に用いられる車両用灯具の設計方法、設計システム、車
両用灯具の設計をコンピュータに実行させるためのプロ
グラム、及びプログラムを記録したコンピュータ読取可
能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用灯具においては、灯具としての
(1)機能や性能に関する側面からの条件に加えて、自
動車などの車両に取り付けた状態で使用されることか
ら、(2)形状に関する側面からの条件(形状制約条
件)、及び(3)外観に関する側面からの条件(外観制
約条件)などの制約条件が課せられる。したがって、灯
具の設計においては、与えられた形状面及び外観面から
の制約条件を満たした上で、性能条件が最適化された灯
具を実現することが求められる。
【0003】性能面からの条件としては、車両用灯具の
機能として灯具の種類に応じて要求される配光パターン
などの光学的性能や、構造的性能、熱的性能などによる
条件がある。また、車体側からの制約条件については、
形状制約条件としては、車体に設けられた灯具収納部の
容積及び形状や、灯具のレンズ外面の他の車体部分との
連続した形状、などによる条件がある。また、外観制約
条件としては、他の車体部分の外観との調和や、車体の
デザインなどによる条件がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両用灯具に対する形
状制約条件や外観制約条件などの設計上の制約条件は、
通常、その灯具が使用される車体の形状や外観のデザイ
ンなどに応じて、灯具毎に個別の設計条件として与えら
れる。したがって、このような灯具の設計においては、
設計対象となる灯具に対して与えられた制約条件を考慮
しつつ、かつ、灯具から出射される光についての光学的
性能などの各性能について、車両用灯具としての必要な
性能条件を満たすように灯具を設計する必要がある。
【0005】このような車両用灯具の設計手順として
は、例えば、一定の光均一性または光拡散性を有する配
光パターンなどの必要とされる性能条件をある程度参照
しながら、与えられた制約条件を満たすように灯具の構
成や形状などを設計する。そして、設計された灯具につ
いて、配光パターンのシミュレーションなどを行って灯
具の性能を評価する。この評価結果において、必要な性
能条件を灯具が満たしていなければ、評価した灯具の構
成や形状などの一部を変更するか、あるいは灯具の設計
をやり直すなど、灯具を再度設計し直す。
【0006】しかしながら、このような設計方法では、
灯具に対して与えられた制約条件の内容や、灯具の設計
または再設計の段階で用いられる具体的な手順などによ
り、灯具の設計効率が低下するという問題がある。例え
ば、車体側からの制約条件を満たすように設計された灯
具の構成が、最初の段階で必要な性能条件を満たす構成
から離れたものであった場合には、最終的に性能条件を
満たす灯具を得るまでに再設計が多数回繰り返して行わ
れることとなり、灯具の設計効率は大きく低下する。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものであり、車両用灯具として要求される性能
条件と、灯具毎に与えられる制約条件とを含む設計条件
を満たす灯具の設計効率を向上することが可能な車両用
灯具の設計方法、設計システム、車両用灯具の設計をコ
ンピュータに実行させるためのプログラム、及びプログ
ラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による車両用灯具の設計方法は、車両
に用いられる灯具の設計を行う設計方法であって、
(1)設計済の灯具から選定された標準灯具に対して、
標準灯具の構成についての構成データを少なくとも有す
る所定のデータ形式で作成された標準データを標準デー
タベースにあらかじめ登録するとともに、(2)車両用
灯具として要求される性能条件、及び灯具毎に与えられ
る制約条件を含む設計条件に基づいて、標準データベー
スに登録されている複数の標準データから一の標準デー
タを選択して設計データを生成し、設計データの必要な
データ部分を更新して設計条件を満たす灯具データを作
成することを特徴とする。
【0009】また、本発明による車両用灯具の設計シス
テムは、車両に用いられる灯具の設計を行う設計システ
ムであって、(1)設計済の灯具から選定された標準灯
具に対して、標準灯具の構成についての構成データを少
なくとも有する所定のデータ形式で作成された標準デー
タがあらかじめ登録された標準データベースと、(2)
車両用灯具として要求される性能条件、及び灯具毎に与
えられる制約条件を含む設計条件に基づいて、標準デー
タベースに登録されている複数の標準データから一の標
準データを選択して設計データを生成し、設計データの
必要なデータ部分を更新して設計条件を満たす灯具デー
タを作成する灯具作成手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】また、本発明によるプログラムは、車両に
用いられる灯具の設計をコンピュータに実行させるため
のプログラムであって、(1)設計済の灯具から選定さ
れた標準灯具に対して、標準灯具の構成についての構成
データを少なくとも有する所定のデータ形式で作成され
た標準データがあらかじめ登録された標準データベース
を用い、(2)車両用灯具として要求される性能条件、
及び灯具毎に与えられる制約条件を含む設計条件に基づ
いて、標準データベースに登録されている複数の標準デ
ータから一の標準データを選択して設計データを生成
し、設計データの必要なデータ部分を更新して設計条件
を満たす灯具データを作成する灯具作成処理をコンピュ
ータに実行させることを特徴とする。
【0011】また、本発明による記録媒体は、車両に用
いられる灯具の設計をコンピュータに実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
であって、(1)設計済の灯具から選定された標準灯具
に対して、標準灯具の構成についての構成データを少な
くとも有する所定のデータ形式で作成された標準データ
があらかじめ登録された標準データベースを用い、
(2)車両用灯具として要求される性能条件、及び灯具
毎に与えられる制約条件を含む設計条件に基づいて、標
準データベースに登録されている複数の標準データから
一の標準データを選択して設計データを生成し、設計デ
ータの必要なデータ部分を更新して設計条件を満たす灯
具データを作成する灯具作成処理をコンピュータに実行
させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0012】上記した車両用灯具の設計方法、設計シス
テム、プログラム、及び記録媒体においては、車両用灯
具の設計に関して、設計済の灯具のうちから設計の雛形
として利用可能な標準灯具を選定する。そして、標準灯
具に対応する灯具データである標準データが登録された
標準データベースを用意しておき、この標準データを元
データとして灯具データの作成を行っている。
【0013】ここで、設計済の灯具から選定される標準
灯具は、通常、車両用灯具として要求される配光パター
ンなどの性能条件を満たすように設計されている。した
がって、標準灯具の灯具データをデータベース化してお
き、灯具の設計の元データとして利用することにより、
性能条件と制約条件とを含む設計条件を満たす灯具の設
計効率を向上することが可能となる。
【0014】また、標準データベースに登録される標準
データについて、各標準灯具に対して統一されたデータ
形式で灯具データを作成するとともに、それを設計デー
タとして灯具の設計を行っている。これにより、標準デ
ータを元データとした灯具データの作成手順が簡単化さ
れる。また、このようなデータ形式の採用は、灯具の設
計または製造などの各作業者間での灯具データの共有、
あるいは、設計後における灯具データの利用の観点から
も有用である。
【0015】ここで、標準データは、構成データに加え
て、標準灯具の性能についての性能データを有するデー
タ形式で作成されていることが好ましい。これにより、
灯具の設計時において、設計データの元となっている標
準灯具の性能を参照することができる。また、設計デー
タの必要なデータ部分を更新した後に灯具の性能評価を
行う場合には、標準データに構成データとともに用意さ
れている性能データを利用して、効率的に性能評価を行
うことができる。
【0016】また、構成データは、標準灯具に用いられ
る部品についての部品データと、部品データにある部品
の属性についての属性データとからなる階層型のデータ
形式で作成されていることが好ましい。これにより、灯
具に用いられる部品の材質などの属性も含め、標準灯具
についての情報を灯具の設計時において充分に利用する
ことが可能となる。また、このような属性データは、灯
具の性能評価などにも利用することができる。
【0017】また、設計システムは、(3)標準データ
ベースに登録されている複数の標準データを、設計デー
タの選択肢として表示する表示手段と、(4)複数の標
準データについて、設計データとする一の標準データの
選択を灯具作成手段に指示する選択指示手段とをさらに
備えることを特徴とする。
【0018】また、プログラムは、(3)標準データベ
ースに登録されている複数の標準データを、設計データ
の選択肢として表示手段に表示する表示処理と、(4)
複数の標準データについて、設計データとする一の標準
データの選択を指示する選択指示処理とをコンピュータ
にさらに実行させることを特徴とする。
【0019】また、記録媒体は、プログラムが、(3)
標準データベースに登録されている複数の標準データ
を、設計データの選択肢として表示手段に表示する表示
処理と、(4)複数の標準データについて、設計データ
とする一の標準データの選択を指示する選択指示処理と
をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする。
【0020】このように、設計画面の表示、及び灯具設
計についての指示を行うことが可能な構成とすることに
より、灯具の設計を行う設計者は、表示手段に表示され
る設計画面を参照して、効率的に灯具の設計を行うこと
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面とともに本発明による
車両用灯具の設計方法、設計システム、車両用灯具の設
計をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面
の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複す
る説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のも
のと必ずしも一致していない。
【0022】図1は、本発明による車両用灯具の設計シ
ステムの一実施形態の構成を示すブロック図である。こ
の車両用灯具設計システム1は、設計対象となる車両用
灯具に対して与えられた設計条件に基づいて、灯具デー
タを作成するための設計システムであり、データベース
部2と、灯具作成部3と、入力部4と、表示部5とを備
えて構成されている。
【0023】データベース部2は、本設計システム1に
おいて灯具データの作成に利用されるデータが格納され
たデータ格納部である。本実施形態においては、このデ
ータベース部2には、標準データベース21と、技術デ
ータベース22との2種類のデータベースが用意されて
いる。標準データベース21は、作成される灯具データ
の元データとして灯具の設計に利用される標準データが
格納されたデータベースである。また、技術データベー
ス22は、設計条件を満たす最終的な灯具データの作成
手順において利用される技術データが格納されたデータ
ベースである。
【0024】灯具作成部3は、データベース部2に格納
されているデータ等を利用し、設計者からの指示に基づ
き、あるいは自動処理により、灯具データの作成を行
う。この灯具作成部3は、標準データ選択部31と、モ
ーフィング制御部32と、設計データ格納部33とを有
している。
【0025】標準データ選択部31は、設計対象の灯具
に対する設計条件に基づいて、標準データベース21に
登録されている複数の標準データから、その灯具に好適
な一の標準データを選択する。そして、選択された標準
データによって、灯具データの作成に用いられる設計デ
ータを生成する。
【0026】また、モーフィング制御部32は、生成さ
れた設計データに対し、必要に応じてデータのモーフィ
ングを行う。具体的には、標準データから生成された設
計データのうちの必要なデータ部分について、灯具の構
成の変更や形状の変形などのデータの変更を行って、設
計データの一部または全部を更新する。これにより、設
計条件を満たす灯具データが作成される。
【0027】また、標準データ選択部31において選択
された標準データから生成された設計データ、及びモー
フィング制御部32においてその一部または全部が更新
された設計データは、設計データ格納部33に格納さ
れ、必要に応じて参照または更新される。
【0028】与えられた設計条件に基づいて灯具データ
の作成を行う灯具作成部3に対し、灯具の設計を行う設
計者と設計システム1の灯具作成部3との間で必要な情
報のやり取りを行うため、入力部4と、表示部5とが設
けられている。入力部4は、設計者が灯具作成部3に対
して灯具の設計に関する情報を入力するための入力手段
である。また、表示部5は、灯具作成部3から設計者に
対して灯具の設計において参照する情報を表示するため
の表示手段である。
【0029】具体的には、設計者は、灯具作成部3の標
準データ選択部31に対し、標準データベース21に登
録されている複数の標準データについて、設計データと
する一の標準データの選択を、入力部4を介して指示す
ることができる。このとき、入力部4は、標準データの
選択指示手段として機能する。また、設計者は、灯具作
成部3のモーフィング制御部32に対し、標準データか
ら生成された設計データについて、設計データの必要な
データ部分の更新を、入力部4を介して指示することが
できる。このとき、入力部4は、設計データの更新指示
手段として機能する。
【0030】一方、表示部5は、灯具作成部3によっ
て、設計者に対して必要な情報を示す設計画面を表示す
る表示手段として機能する。例えば、表示部5は、標準
データの選択に関して、標準データベース21に登録さ
れている複数の標準データを、設計データの選択肢とし
て表示する。また、表示部5は、設計データの更新に関
して、設計データの更新に必要な情報を表示する。
【0031】また、本実施形態の設計システム1におい
ては、上記した灯具作成部3に対して、灯具評価部6が
設置されている。灯具評価部6は、灯具作成部3の標準
データ選択部31において生成された設計データ、また
はモーフィング制御部32においてデータの更新が行わ
れた設計データなどの灯具データについて、設計者から
の指示に基づき、あるいは自動処理により、設計対象の
灯具に対して与えられた設計条件を満たしているかどう
かなどについて灯具の評価を行う。
【0032】図2は、図1に示した車両用灯具の設計シ
ステムに用いられるハードウェア構成の一例を示すブロ
ック図である。図1に示した設計システム1における標
準データ選択部31での標準データの選択及び設計デー
タの生成、モーフィング制御部32での設計データの更
新、入力部4からの入力の受付、表示部5への表示の指
示などのソフトウェア的処理機能、及び、本設計システ
ム1によって行われる車両用灯具の設計方法における各
ステップに対応する処理は、車両用灯具の設計をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムによって実現可能
である。すなわち、これらのソフトウェア的処理機能
は、例えば、図2に示すハードウェア構成において車両
用灯具の設計用プログラムを実行することにより、CP
U10によって行われる。
【0033】CPU10には、設計システム1の処理動
作に必要な各ソフトウェアプログラムなどが記憶されて
いるROM11と、プログラム実行中に一時的にデータ
が記憶されるRAM12とが接続されている。また、こ
のCPU10には、ハードディスクなどの外部記憶装置
13が接続されている。この外部記憶装置13は、例え
ば、標準データベース21及び技術データベース22を
含むデータベース部2に格納されるデータや、設計デー
タ格納部33に格納される設計データなどの各データを
記憶する記憶装置として用いられる。
【0034】そして、これらのCPU10等に対して、
図1の入力部4に対応する入力装置14と、表示部5に
対応する表示装置15とが接続されて、本車両用灯具設
計システム1が構成されている。入力装置14として
は、例えば、マウスなどのポインティングデバイスやキ
ーボードなどが用いられる。また、表示装置15として
は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイな
どが用いられる。また、他の設計者等が用いている外部
装置との間で灯具データ等のやり取りをする必要がある
場合には、外部装置との接続のため、通信I/F16が
設けられる。
【0035】また、車両用灯具の設計の各処理をCPU
10によって実行させるための上記した設計用プログラ
ムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録して頒布
することが可能である。このような記録媒体には、例え
ば、ハードディスク及びフロッピー(登録商標)ディス
クなどの磁気媒体、CD−ROM及びDVD−ROMな
どの光学媒体、フロプティカルディスクなどの磁気光学
媒体、あるいは、プログラム命令を実行または格納する
ように特別に配置された、例えばRAM、ROM、及び
半導体不揮発性メモリなどのハードウェアデバイスなど
が含まれる。また、このような記録媒体からプログラム
等を読み取る記録媒体読取用のドライブ(例えばフロッ
ピーディスクドライブなど)をCPU10に対して接続
しておいても良い。
【0036】図3は、本発明による車両用灯具の設計方
法の一実施形態を概略的に示すフローチャートである。
以下、図1に示した設計システム1の構成を参照しつ
つ、車両用灯具の設計方法について説明する。
【0037】まず、設計システム1において灯具データ
の作成に利用するデータとしてデータベース部2に用意
されている標準データベース21及び技術データベース
22について説明する。これらのデータベース21、2
2は、灯具の設計に先立ってあらかじめ作成されて、設
計システム1のデータベース部2に格納されるものであ
る。
【0038】標準データベース21には、灯具の設計時
において、作成される灯具データの元データとして利用
することが可能な複数の標準データが格納されている。
標準データベースの作成においては、既に設計され、あ
るいは製品化されている設計済の灯具について、その構
成や形状、外観、性能、製造コストなどを検討する。そ
して、それらの設計済の灯具のうちから、灯具の設計の
雛形として利用することが適当と思われる灯具を選定し
て、標準灯具とする(ステップS201)。
【0039】次に、選定された標準灯具に対して、標準
灯具の構成などについての設計上必要な情報を含む標準
データを作成する(S202)。この標準データは、標
準データベース21への登録用の灯具データとなる。ま
た、標準データは、標準灯具の構成についての構成デー
タを少なくとも有する所定のデータ形式によって作成さ
れる。なお、標準データベース21に登録される標準デ
ータのデータ形式については、具体的には後述する。
【0040】一方、技術データベース22には、灯具の
設計時において、灯具の構成の変更や部品の変更、形状
の変形、材質の変更などを行って、設計データを更新す
るためのデータとして利用することが可能な技術データ
が格納されている。このような技術データとしては、例
えば、灯具に使用することが可能な部品のデータや、灯
具の各部の形状を変形するためのテンプレートなどがあ
る(S301)。
【0041】次に、標準データベース21及び技術デー
タベース22に格納されているデータを利用した車両用
灯具の設計方法について説明する。まず、顧客からの注
文などにより、車両用灯具の設計が開始される(ステッ
プS100)。このとき、設計対象となる灯具に対し
て、灯具が満たすべき条件である設計条件が与えられる
(S101)。この設計条件には、性能条件と制約条件
とが含まれる。
【0042】性能条件は、車両用灯具として機能面、性
能面から要求される条件である。具体的な性能条件とし
ては、車両用灯具の機能として灯具の種類に応じて要求
される配光パターン等の光学的性能や、灯具の構造的な
強度等の構造的性能、灯具を点灯した状態での耐熱性等
の熱的性能などによる条件がある。
【0043】また、制約条件は、灯具毎の設計条件とし
て車体側などから与えられる条件である。具体的な制約
条件としては、形状面からの形状制約条件については、
車体に設けられた灯具収納部の容積及び形状や、灯具の
レンズ外面の他の車体部分との連続した形状などによる
条件がある。また、外観面からの外観制約条件について
は、他の車体部分の外観との調和や、車体のデザインな
どによる条件がある。
【0044】これらの車両用灯具として要求される性能
条件、及び灯具毎に与えられる制約条件を含む設計条件
に基づいて、標準データベース21に登録されている複
数の標準データのそれぞれについて検討し、それらの標
準データから灯具の設計の元データとして用いる一の標
準データを選択する(S102)。
【0045】設計者は、表示部5に表示された設計画面
の内容などを参照して、灯具データ作成の元データとし
て好適な標準データを標準データベース21から選択す
る。そして、灯具作成部3の標準データ選択部31に対
し、入力部4を介して選択する標準データを指示する。
標準データ選択部31は、入力部4からの入力内容に基
づいて、指示された標準データを標準データベース21
から読み出し、灯具データの作成に用いる設計データを
生成して設計データ格納部33に格納する。
【0046】次に、生成された設計データの構成及び性
能と、設計条件とについて検討し、設計データに対して
必要なデータ部分の更新を行って、設計条件を満たす灯
具データを作成する(S103)。この設計データの更
新に関し、図1に示した設計システム1においては、デ
ータベース部2において、標準データベース21と合わ
せて、技術データベース22が用意されている。
【0047】設計者は、表示部5に表示された設計画面
の内容や、設計対象の灯具に対する設計条件などを参照
し、必要に応じて技術データベース22に格納されてい
る技術データを利用して、灯具作成部3のモーフィング
制御部32に対し、入力部4を介して設計データの更新
を指示する。モーフィング制御部32は、入力部4から
の入力内容に基づいて、指示された技術データを技術デ
ータベース22から読み出してデータのモーフィングを
行い、必要なデータ部分について設計データを更新して
設計データ格納部33に格納する。
【0048】続いて、灯具作成部3において標準データ
の選択、設計データの生成、及び更新を行って作成され
た灯具データについて、灯具評価部6において、灯具の
性能などを評価する(S104)。そして、得られた評
価結果により、作成された灯具データによる灯具が、そ
の灯具に対して与えられている設計条件を満たしている
かどうかを判断する(S105)。設計条件を満たして
いれば、その時点での設計データを最終的な灯具データ
として、灯具の設計を終了する(S106)。一方、設
計条件を満たしていなければ、設計データの更新などの
設計手順を繰り返して行う。
【0049】上述した実施形態による車両用灯具の設計
方法、設計システム、プログラム、及び記録媒体の効果
について説明する。
【0050】図1及び図3に示した車両用灯具の設計シ
ステム1、設計方法、及びそれらに用いられるプログラ
ム、記録媒体においては、車両用灯具の設計に関して、
設計済の灯具のうちから設計の雛形として利用可能な標
準灯具を選定する。そして、標準灯具に対応する灯具デ
ータである標準データが登録された標準データベース2
1をデータベース部2に用意しておき、この標準データ
を元データとして、灯具作成部3において灯具データの
作成を行っている。
【0051】ここで、設計済の灯具から選定される標準
灯具は、通常、車両用灯具として要求される配光パター
ンなどの性能条件を満たすように設計されている。した
がって、標準灯具の灯具データを標準データベース21
にデータベース化し、灯具の設計の元データとして利用
することにより、性能条件と制約条件とを含む設計条件
を満たす灯具の設計効率を向上することが可能となる。
【0052】また、標準データベース21に登録される
標準データについて、各標準灯具に対して統一されたデ
ータ形式で灯具データを作成するとともに、それを設計
データとして灯具の設計を行っている。これにより、灯
具の雛形として選択した標準灯具の種類にかかわらず、
同様の手順で設計データの確認及び更新等を行うことが
できるので、標準データを元データとした灯具データの
作成手順が簡単化される。
【0053】また、このようなデータ形式の採用は、灯
具の設計または製造などの各作業者間での灯具データの
共有、あるいは、設計後における灯具データの利用の観
点からも有用である。例えば、設計済または設計中の灯
具に対応する灯具データを統一されたデータ形式によっ
て作成することにより、各作業者による灯具データの参
照や利用などが可能となる。
【0054】また、図1に示した設計システム1では、
灯具作成部3に対し、標準データベース21に登録され
ている複数の標準データを示す設計画面を表示する表示
手段などとして機能する表示部5と、複数の標準データ
から一の標準データの選択を指示する選択指示手段など
として機能する入力部4とが設置されている。このよう
な入力部4及び表示部5を設けることにより、灯具の設
計を行う設計者は、表示部5に表示される設計画面を参
照して、効率的に標準データの選択などの設計手順を行
うことができる。
【0055】図1に示した車両用灯具設計システム1で
の標準データベース21に登録される灯具の標準データ
について具体的に説明する。図4は、図1に示した車両
用灯具の設計システムにおいて、標準データベースに登
録される標準データのデータ形式の一例を示す模式図で
ある。
【0056】標準データベース21には、図4に示すよ
うに、それぞれ灯具データ作成の元データとして利用す
ることが可能な複数の標準データDSが登録されてい
る。これらの標準データDSは、設計済の灯具から選定
された標準灯具に対応するデータとして所定のデータ形
式によって作成された灯具データからなる。
【0057】図4の例に示すデータ形式においては、標
準データDSの灯具データは、灯具の製品自体について
のデータである製品データDS0からなる。また、この
製品データDS0は、灯具の構成についての構成データ
DS1と、灯具の性能についての性能データDS2と、
灯具の製造時における製造コストについてのコストデー
タDS3との3つのデータを有して構成されている。
【0058】図5は、図4に示した標準データにおける
構成データのデータ形式の一例について、その一部を示
す模式図である。構成データDS1は、標準灯具に用い
られる部品についての必要なデータを含む部品データ部
DS1aと、部品データ部DS1aにある部品の属性に
ついての必要なデータを含む属性データ部DS1bとか
らなる階層型のデータ形式によって作成されている。
【0059】図5に示す例においては、部品データ部D
S1aは、灯具の本体(ボディ)部分の部品構成につい
てのボディアセンブリデータDS11と、反射鏡(リフ
レクタ)部分の部品構成についてのリフレクタアセンブ
リデータDS12と、インナーレンズまたはアウターレ
ンズなどのレンズ部分の部品構成についてのレンズアセ
ンブリデータDS13と、光源バルブの部品についての
バルブデータDS14と、後方のカバー部分の部品構成
についてのバックカバーアセンブリデータDS15とを
有する。
【0060】また、これらの部品データDS11〜DS
15のうち、部品自体のデータではなく部品構成のデー
タとなっている部品データについては、それぞれ、その
下位データとしてさらに部品データが存在する。図5に
おいては、例えば、ボディアセンブリデータDS11
は、その下位の部品データとして、ボディデータDS1
1aと、カバーチューブデータDS11bと、アジャス
ティングスクリューデータDS11cとを有する。ま
た、リフレクタアセンブリデータDS12は、リフレク
タデータDS12aと、シェードデータDS12bとを
有する。
【0061】部品データ部DS1aに含まれるこれらの
部品データに対し、属性データ部DS1bには、各部品
データでの部品の属性についての属性データが用意され
ている。
【0062】例えば、属性データ部DS1bにある属性
データのうちで、部品データ部DS1aでのボディアセ
ンブリデータDS11に対する下位データとなっている
属性データについてみると、ボディを構成する部品デー
タであるボディデータDS11a、カバーチューブデー
タDS11b、及びアジャスティングスクリューデータ
DS11cのそれぞれに対し、その属性である部品の材
質についての材質データDS11d、DS11h、及び
DS11iが用意されている。
【0063】また、ボディデータDS11aについて
は、材質データDS11dに加えて、その下位の属性デ
ータとして、構造解析データDS11e、熱解析データ
DS11f、及びその他のデータDS11gが用意され
ている。また、ボディアセンブリデータDS11以外の
各部品データDS12〜DS15についても、同様に、
必要な属性データが属性データ部DS1bに用意されて
いる。
【0064】図6は、図4に示した標準データにおける
性能データのデータ形式の一例について、その一部を示
す模式図である。
【0065】図6に示す例においては、性能データDS
2は、出射される光の配光パターンなどの灯具の光学的
性能についての配光データDS21と、灯具の構造的な
強度などの構造的性能についての構造解析データDS2
2と、灯具の熱的な耐性などの熱的性能についての熱解
析データDS23と、灯具についてのチェック内容など
を示すチェック項目DS24とを有する。
【0066】また、これらの性能データに対し、各性能
データに関する具体的なデータが下位データとして用意
されている。
【0067】例えば、配光データDS21に対しては、
その下位の性能データとして、光度データDS21a、
路面CG画像データDS21b、ランプ設定データDS
21c、及び立体角データDS21dが用意されてい
る。また、構造解析データDS22に対しては、形状デ
ータDS22a、解析パラメータデータDS22b、及
び解析結果データDS22cが用意されている。また、
熱解析データDS23に対しては、形状データDS23
a、解析パラメータデータDS23b、及び解析結果デ
ータDS23cが用意されている。
【0068】図4〜図6に示したデータ例においては、
標準データDSは、灯具の構成についての構成データD
S1に加えて、灯具の性能についての性能データDS2
を有するデータ形式によって作成されている。これによ
り、灯具の設計時において、設計データの元となってい
る標準灯具の性能を参照することができる。
【0069】また、設計データの必要なデータ部分を更
新した後に灯具の性能評価を行う場合には、標準データ
DSに構成データDS1とともに用意されている性能デ
ータDS2を利用して、効率的に性能評価を行うことが
できる。例えば、図6に示した性能データDS2では、
構造解析データDS22、熱解析データDS23につい
て用意された形状データDS22a、DS23a、ある
いは解析パラメータデータDS22b、DS23bなど
の性能データを、灯具の設計時の性能評価において利用
することができる。
【0070】また、標準データDSの構成データDS1
は、図5に示したように、灯具に用いられる部品につい
ての部品データを有する部品データ部DS1aと、部品
の属性についての属性データを有する属性データ部DS
1bとからなる階層型のデータ形式によって作成されて
いる。これにより、灯具に用いられる部品の材質などの
属性も含め、標準灯具についての情報を灯具の設計時に
おいて充分に利用することが可能となる。
【0071】また、このような属性データは、灯具の性
能評価などにも利用することができる。例えば、図5に
示した構成データDS1において、ボディデータDS1
1aについて用意された構造解析データDS11e及び
熱解析データDS11fは、性能データDS2において
用意された構造解析データDS22及び熱解析データD
S23と合わせて、灯具の構造解析及び熱解析に利用す
ることができる。構造データDS1の構造解析データD
S11eとしては、例えば、比重、引張強度、曲げ強度
などが用意される。また、熱解析データDS11fとし
ては、例えば、熱伝導率、比熱、体積膨張率などが用意
される。
【0072】なお、図4〜図6に示した標準データDS
のデータ形式は、標準データベース21から選択された
標準データによって生成され、必要に応じて更新される
設計データにおいても、同様に用いられるデータ形式で
ある。例えば、設計データの更新においては、標準デー
タDSに含まれている各データのうちで必要なデータ部
分を変更することによって、設計データを更新すること
ができる。
【0073】次に、図1に示した車両用灯具設計システ
ム1において表示部5に表示される設計画面について説
明する。
【0074】図1に示した設計システム1では、灯具の
設計を行う設計者に対し、灯具の設計に関する情報を入
力するための入力手段である入力部4と、灯具の設計に
おいて参照する情報を表示するための表示手段である表
示部5とが設置されている。設計者は、これらの入力部
4及び表示部5を介して灯具作成部3との間で情報をや
り取りしつつ、灯具データの作成を行うことができる。
【0075】例えば、車両用灯具の設計手順において
は、図3のフローチャートに示したように、設計者は、
設計対象の灯具に対して与えられた設計条件を参照し、
標準データベース21に登録されている複数の標準デー
タから灯具の設計の元データとして用いる標準データを
選択する。このとき、設計システム1の表示部5におい
て、標準データベース21に登録されている複数の標準
データを設計データの選択肢として表示する設計画面を
表示すれば、設計者は、設計画面の表示内容を参照し
て、効率的に標準データの選択を行うことができる。
【0076】図7は、標準データの選択のために表示部
5に表示される設計画面の一例を示す図である。この設
計画面51は、車両用灯具としてヘッドランプの設計を
行う際に表示される標準データの選択画面を示してい
る。
【0077】この設計画面51では、画面51の横方向
は、ヘッドランプの灯式により、4灯式欄511と、2
灯式欄512とに区分されている。また、画面51の縦
方向は、ヘッドランプのパターン形状により、異形系欄
513と、横長角系欄514と、丸系欄515と、縦長
角系欄516とに区分されている。そして、これらの灯
式及びパターン形状によって分類された標準データに対
応する標準灯具の画像が、項目欄510のそれぞれに表
示されている。設計者は、設計画面51の表示内容を参
照し、項目欄510のそれぞれに示されている標準デー
タから、設計に用いる標準データを選択することができ
る。
【0078】図8は、標準データの選択のために表示部
5に表示される設計画面の他の例を示す図である。この
設計画面52は、図7と同様に、ヘッドランプの設計を
行う際に表示される標準データの選択画面を示してい
る。
【0079】この設計画面52では、画面52の縦方向
が複数の欄に区分され、それぞれの欄が標準データを表
示する項目欄520となっている。また、それぞれの項
目欄520には、灯式表示欄521、パターン表示欄5
22、及び画像表示欄523などの表示欄が設けられて
いる。設計者は、設計画面52の表示内容を参照し、項
目欄520のそれぞれに示されている標準データから、
設計に用いる標準データを選択指示欄525によって選
択することができる。
【0080】また、車両用灯具の設計手順においては、
上述の標準データの選択以外にも、図3のフローチャー
トに示したように、設計者は、与えられた設計条件を参
照して、選択された標準データから生成された設計デー
タについて確認し、必要に応じて設計データの一部また
は全部を更新する。このとき、設計システム1の表示部
5において、灯具の設計の各時点での設計データの内容
を表示する設計画面を表示すれば、設計者は、設計画面
の表示内容を参照して、効率的に設計データの確認及び
更新を行うことができる。
【0081】図9は、設計データの確認または更新のた
めに表示部5に表示される設計画面の一例を示す図であ
る。
【0082】この設計画面53では、その左側がデータ
表示部530、右側が画像表示部535となっている。
データ表示部530には、図4〜図6に示したデータ形
式を有する設計データの内容が、その階層構造とともに
表示されている。また、画像表示部535には、設計デ
ータに対応する灯具の構造を示す画像が表示されてい
る。
【0083】図9に示す例においては、画像表示部53
5には、構成データDS1(図5参照)でのボディアセ
ンブリデータDS11に対応するボディアセンブリ53
6、リフレクタアセンブリデータDS12に対応するリ
フレクタアセンブリ537、レンズアセンブリデータD
S13に対応するレンズアセンブリ538、及びバック
カバーアセンブリデータDS15に対応するバックカバ
ーアセンブリ540が表示されている。
【0084】このような設計画面53によれば、設計者
は、設計画面53の表示内容を参照し、データ表示部5
30及び画像表示部535のそれぞれに示されているデ
ータから、灯具の設計の各時点での設計データの内容を
確認し、あるいは必要なデータ部分の更新を指示するこ
とができる。
【0085】本発明による車両用灯具の設計方法、設計
システム、車両用灯具の設計をコンピュータに実行させ
るためのプログラム、及びプログラムを記録したコンピ
ュータ読取可能な記録媒体は、上述した実施形態に限ら
れるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、
図1に示した設計システム1において、設計システム内
では灯具の性能評価等を行う必要がない場合には、灯具
評価部6を設けない構成としても良い。
【0086】また、標準データベース21での灯具の標
準データのデータ形式については、図4〜図6に示した
データ形式はその一例を示すものであり、これ以外のデ
ータ形式を用いても良い。例えば、構成データから灯具
の性能を容易に導出できるような場合には、性能データ
を設けないデータ形式としても良い。
【0087】
【発明の効果】本発明による車両用灯具の設計方法、設
計システム、車両用灯具の設計をコンピュータに実行さ
せるためのプログラム、及びプログラムを記録したコン
ピュータ読取可能な記録媒体は、以上詳細に説明したよ
うに、次のような効果を得る。すなわち、選定された標
準灯具に対応した標準データが登録された標準データベ
ースを用意しておき、標準データベースから一の標準デ
ータを選択して設計データを生成するとともに、設計デ
ータの必要なデータ部分を更新して設計条件を満たす灯
具データを作成する設計方法及び設計システム等によれ
ば、車両用灯具として要求される性能条件と、灯具毎に
与えられる制約条件とを含む設計条件を満たす灯具の設
計効率を向上することが可能な車両用灯具の設計方法、
及び設計システム等が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用灯具の設計システムの一実施形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示した車両用灯具の設計システムに用い
られるハードウェア構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】車両用灯具の設計方法の一実施形態を概略的に
示すフローチャートである。
【図4】図1に示した車両用灯具の設計システムにおい
て標準データベースに登録される標準データのデータ形
式の一例を示す模式図である。
【図5】図4に示した標準データにおける構成データの
データ形式の一例を示す模式図である。
【図6】図4に示した標準データにおける性能データの
データ形式の一例を示す模式図である。
【図7】標準データの選択のための設計画面の一例を示
す図である。
【図8】標準データの選択のための設計画面の他の例を
示す図である。
【図9】設計データの確認または更新のための設計画面
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…車両用灯具設計システム、10…CPU、11…R
OM、12…RAM、13…外部記憶装置、14…入力
装置、15…表示装置、16…通信I/F、2…データ
ベース部、21…標準データベース、22…技術データ
ベース、3…灯具作成部、31…標準データ選択部、3
2…モーフィング制御部、33…設計データ格納部、4
…入力部、5…表示部、6…灯具評価部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に用いられる灯具の設計を行う設計
    方法であって、 設計済の灯具から選定された標準灯具に対して、前記標
    準灯具の構成についての構成データを少なくとも有する
    所定のデータ形式で作成された標準データを標準データ
    ベースにあらかじめ登録するとともに、 車両用灯具として要求される性能条件、及び灯具毎に与
    えられる制約条件を含む設計条件に基づいて、前記標準
    データベースに登録されている複数の前記標準データか
    ら一の標準データを選択して設計データを生成し、前記
    設計データの必要なデータ部分を更新して前記設計条件
    を満たす灯具データを作成することを特徴とする車両用
    灯具の設計方法。
  2. 【請求項2】 前記標準データは、前記構成データに加
    えて、前記標準灯具の性能についての性能データを有す
    る前記データ形式で作成されていることを特徴とする請
    求項1記載の車両用灯具の設計方法。
  3. 【請求項3】 前記構成データは、前記標準灯具に用い
    られる部品についての部品データと、前記部品データに
    ある部品の属性についての属性データとからなる階層型
    のデータ形式で作成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の車両用灯具の設計方法。
  4. 【請求項4】 車両に用いられる灯具の設計を行う設計
    システムであって、 設計済の灯具から選定された標準灯具に対して、前記標
    準灯具の構成についての構成データを少なくとも有する
    所定のデータ形式で作成された標準データがあらかじめ
    登録された標準データベースと、 車両用灯具として要求される性能条件、及び灯具毎に与
    えられる制約条件を含む設計条件に基づいて、前記標準
    データベースに登録されている複数の前記標準データか
    ら一の標準データを選択して設計データを生成し、前記
    設計データの必要なデータ部分を更新して前記設計条件
    を満たす灯具データを作成する灯具作成手段とを備える
    ことを特徴とする車両用灯具の設計システム。
  5. 【請求項5】 前記標準データベースに登録されている
    複数の前記標準データを、前記設計データの選択肢とし
    て表示する表示手段と、 複数の前記標準データについて、前記設計データとする
    一の標準データの選択を前記灯具作成手段に指示する選
    択指示手段とをさらに備えることを特徴とする請求項4
    記載の車両用灯具の設計システム。
  6. 【請求項6】 前記標準データは、前記構成データに加
    えて、前記標準灯具の性能についての性能データを有す
    る前記データ形式で作成されていることを特徴とする請
    求項4または5記載の車両用灯具の設計システム。
  7. 【請求項7】 前記構成データは、前記標準灯具に用い
    られる部品についての部品データと、前記部品データに
    ある部品の属性についての属性データとからなる階層型
    のデータ形式で作成されていることを特徴とする請求項
    4〜6のいずれか一項記載の車両用灯具の設計システ
    ム。
  8. 【請求項8】 車両に用いられる灯具の設計をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムであって、 設計済の灯具から選定された標準灯具に対して、前記標
    準灯具の構成についての構成データを少なくとも有する
    所定のデータ形式で作成された標準データがあらかじめ
    登録された標準データベースを用い、 車両用灯具として要求される性能条件、及び灯具毎に与
    えられる制約条件を含む設計条件に基づいて、前記標準
    データベースに登録されている複数の前記標準データか
    ら一の標準データを選択して設計データを生成し、前記
    設計データの必要なデータ部分を更新して前記設計条件
    を満たす灯具データを作成する灯具作成処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】 前記標準データベースに登録されている
    複数の前記標準データを、前記設計データの選択肢とし
    て表示手段に表示する表示処理と、 複数の前記標準データについて、前記設計データとする
    一の標準データの選択を指示する選択指示処理とをコン
    ピュータにさらに実行させる請求項8記載のプログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記標準データは、前記構成データに
    加えて、前記標準灯具の性能についての性能データを有
    する前記データ形式で作成されていることを特徴とする
    請求項8または9記載のプログラム。
  11. 【請求項11】 前記構成データは、前記標準灯具に用
    いられる部品についての部品データと、前記部品データ
    にある部品の属性についての属性データとからなる階層
    型のデータ形式で作成されていることを特徴とする請求
    項8〜10のいずれか一項記載のプログラム。
  12. 【請求項12】 車両に用いられる灯具の設計をコンピ
    ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読取可能な記録媒体であって、 設計済の灯具から選定された標準灯具に対して、前記標
    準灯具の構成についての構成データを少なくとも有する
    所定のデータ形式で作成された標準データがあらかじめ
    登録された標準データベースを用い、 車両用灯具として要求される性能条件、及び灯具毎に与
    えられる制約条件を含む設計条件に基づいて、前記標準
    データベースに登録されている複数の前記標準データか
    ら一の標準データを選択して設計データを生成し、前記
    設計データの必要なデータ部分を更新して前記設計条件
    を満たす灯具データを作成する灯具作成処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記プログラムは、 前記標準データベースに登録されている複数の前記標準
    データを、前記設計データの選択肢として表示手段に表
    示する表示処理と、 複数の前記標準データについて、前記設計データとする
    一の標準データの選択を指示する選択指示処理とをコン
    ピュータにさらに実行させる請求項12記載の記録媒
    体。
  14. 【請求項14】 前記標準データは、前記構成データに
    加えて、前記標準灯具の性能についての性能データを有
    する前記データ形式で作成されていることを特徴とする
    請求項12または13記載の記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記構成データは、前記標準灯具に用
    いられる部品についての部品データと、前記部品データ
    にある部品の属性についての属性データとからなる階層
    型のデータ形式で作成されていることを特徴とする請求
    項12〜14のいずれか一項記載の記録媒体。
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