JP2003296000A - エレベータキーを備えるキーボード - Google Patents

エレベータキーを備えるキーボード

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JP2003296000A JP2003089816A JP2003089816A JP2003296000A JP 2003296000 A JP2003296000 A JP 2003296000A JP 2003089816 A JP2003089816 A JP 2003089816A JP 2003089816 A JP2003089816 A JP 2003089816A JP 2003296000 A JP2003296000 A JP 2003296000A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノート型パソコンに適用するエレベータキー
を備えるキーボードを提供する。 【解決手段】 キーボードは、鋏状支承機構により、基
板に対して上下動可能な複数のキーを備える。複数の案
内板は可動可能に基板上に取り付けられ、フックとトラ
ックとを備える。各案内板に設けられたトラックは、第
一方向に平行である。スライド板は各トラックに入り込
む突起を備える。スライド板が第一方向に移動する時、
突起は、案内板を第一位置から第二位置に移動させる。
案内板のフックは、鋏状支承機構に接触して、上昇位置
から押圧位置にキーボードのキーを押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータキーを
備えるキーボードに関するもので、特に、順次昇降する
キーを備えるキーボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、公知のキーボードのエレベータ
キーの分解図である。図を簡略化するため、図6では一
つのエレベータキーだけが示されている。
【0003】図6において、ノート型パソコンのキーボ
ードのエレベータキーは、キーキャップ11、支承部材
12、弾性シート13、回路薄膜14及びベース15か
らなる。
【0004】ベース15は金属板で、2つのシート台座
151とフック152がパンチングにより形成されてい
る。
【0005】回路薄膜14は、ベース15に取り付けら
れ、ベース15の台座151とフック152に対応する
複数のホール141とキーボードの回路とを備える。
【0006】弾性シート13は、シート状の本体、弾性
ドーム131、連結部分133、ホール132を備え
る。連結部分133は弾性ドーム131とシート状の本
体とを連結している。更に、弾性ドーム131は内側に
プランジャー(plunger)(図示しない)を備
え、回路薄膜14と接触し、回路を通電させる。
【0007】案内板16は、水平に移動できるように弾
性シート13に取り付けられる。案内板16は、弾性シ
ート13の弾性ドーム131と、ベース15上の台座1
51とフック152に対応するホール163と2つのL
型フック161とを備える。
【0008】支承部材12は、第一及び第二連結ブラケ
ット121、122を備える。第二連結ブラケット12
2の軸部分1221は、第一連結ブラケット121のホ
ール1211に挿入され、第一及び第二連結ブラケット
121、122は、互いに蝶番で動く。この構造は、鋏
状支承機構として知られている。更に、第一連結ブラケ
ット121は軸棒(shaft rod)1212、1
213を備える。第二連結ブラケット122は端に、軸
棒1222を備える。
【0009】図7(a)は、図6のエレベータキーのキ
ーキャップ11の背面図である。図7(a)において、
キーキャップ11は、フック111とその下表面の挟持
部112とを備える。
【0010】図7(b)は、キーキャップが取り外され
たエレベータキーの概略図である。図6〜図7におい
て、公知のエレベータキーを組み立てる際、ベース15
上に順に回路薄膜14、弾性シート13、案内板16が
置かれる。ベース15の台座151とフック152は、
回路薄膜14のホール141、弾性シート13のホール
132、案内板16のホール163をそれぞれ通り抜け
る。キーキャップ11は、支承部材12を介してベース
15に取り付けられる。軸棒1212は台座151に挿
入され、第一連結ブラケット121はベース15に対
し、それぞれ回転可能に取り付けられる。第二連結ブラ
ケット122の軸1223はベース15のフック152
により引っ掛けられ、第二連結ブラケット122も、ベ
ース15に対し、回転可能である。フック111は、第
一連結ブラケット121の軸棒1213を挟持し、挟持
部分112は、第二連結ブラケット122の軸棒122
2を挟持する。更に、図7(b)において、L型フック
161が第一連結ブラケット121の2つのアームを押
圧する。
【0011】ユーザーが、キーキャプ11を押すと、弾
性ドーム131を圧迫する。その後、弾性ドーム131
のプランジャーが、回路薄膜14と接触し、その結果、
導電が生じて、対応する信号が送られる。
【0012】図8(a)は、案内板が第一位置にある時
のエレベータキーを示す図で、図8(b)は、案内板1
6が第二位置にある時のエレベータキーを示す図であ
る。図8(a)において、案内板が第一位置にある時、
フック161は第一連結ブラケット121の両アームに
接触し、キーキャップ11は本来の定位置にある。図8
(b)において、案内板16が、第二位置にある時、フ
ック161は第一連結ブラケット121の両アームを押
圧する。鋏状支承機構はベース15に接近し、キーキャ
ップ11は押圧位置まで降下する。更に、図8(a)で
示されるように、案内板16が元の位置に戻る時、フッ
ク161は第一連結ブラケット121、或いは鋏状支承
機構を解除する。又、弾性ドーム(図示しない)が、キ
ーキャップ11を上昇させる。
【0013】ノート型パソコンに適用される公知のキー
ボードは、少なくとも100のキーを備える。従って、
案内板16が移動して全てのキーキャップ11を押圧す
る時、案内板16と弾性シート13間の摩擦力が大き
く、このため、摩擦に耐えると同時に、全てのキーに接
触する大きい水平力を提供する厚い案内板が必要である
が、厚い案内板は、ノート型パソコンの形状重量を増加
させる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エレベータ
キーを備えるキーボードを提供することを目的とする。
【0015】キーボードのキーはいくつかの群に分割さ
れ、複数の案内板により順次に昇降し、要求される水平
力と厚さと剛性とを減少させる。
【0016】本発明は、ノート型パソコンのエレベータ
キーを備えるキーボードを提供することをもう一つの目
的とする。キーボードのキーは、複数の水平に移動する
案内板により上昇し、ノート型パソコンのフラットディ
スプレイが開く時上昇し、フラットディスプレイが閉じ
られる時、押圧される。よって、ノート型パソコンは薄
型形状になる。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0018】即ち、本発明に係わるキーボードの第1態
様は、エレベータキーを備えるキーボードであって、基
板と、複数のキーであって、各キーは、支承機構を介し
て前記基板に対して動くことができるように構成したキ
ーキャップを備え、該キーは、前記基板に対して、上昇
位置と押圧位置間で移動可能な複数のキーと、前記基板
上で可動可能に設けられ、複数のフックと第一の方向に
設けられたトラックとからなる複数の案内板であって、
前記案内板の互いに隣り合う案内板の間隔は第一の間隔
であり、当該案内板は、第二の方向に第一の位置から第
二の位置に動くように構成された複数の案内板と、前記
基板上で可動可能に設けられ、前記案内板のトラック内
に入り込むように構成された突起を備えた複数のスライ
ド部材であって、前記スライド板の互いに隣り合う突起
の間隔は第二の間隔であり、前記第二の間隔は、前記第
一の間隔に等しくなく、前記スライド部材が第一の方向
に動いた時、前記突起は、前記案内板を第一の位置から
第二の位置に第二の方向に動かし、これにより、前記フ
ックが前記支承機構に接触して前記キーキャップを上昇
位置から押圧位置に順次押圧する複数のスライド部材
と、からなることを特徴とするものであり、叉、第2態
様は、前記第一方向は、前記第二方向に垂直であること
を特徴とするものであり、叉、第3態様は、前記支承機
構は、互いに回動する第一連結ブラケットと第二連結ブ
ラケットとからなり、鋏状の支持機構を構成しているこ
とを特徴とするものであり、叉、第4態様は、前記キー
は、前記キーキャップと基板間に設けられた弾性ドーム
を備えることを特徴とするものであり、叉、第5態様
は、前記スライド板が前記第二方向と反対方向に移動す
る時、前記突起は、前記案内板を前記第二位置から前記
第一位置に移動せしめ、前記フックが支承機構との係合
を解除し、前記キーキャップは前記弾性ドームにより上
昇することを特徴とするものであり、叉、第6態様は、
前記各トラックは第一部分、第二部分、連結部分を備
え、前記第一部分と前記第二部分とは前記第一方向に平
行設けられ、且つ、前記連結部分により連結されること
を特徴とするものであり、叉、第7態様は、前記第一部
分と前記第二部分間の距離は第三間隔であり、前記案内
板の前記第一位置と前記第二位置間の距離に等しいこと
を特徴とするものであり、叉、第8態様は、パソコン本
体に回動可能に取り付けられたフラットディスプレイを
備えるノート型パソコンのキーボードであって、前記パ
ソコン本体に固定された基板と、複数のキーであって、
各キーは、支承機構を介して前記基板に対して動くこと
ができるように構成したキーキャップを備え、該キー
は、前記基板に対して、上昇位置と押圧位置間で移動可
能な複数のキーと、前記基板上で可動可能に設けられ、
複数のフックと、第一の方向に設けられたトラックとか
らなる複数の案内板であって、前記案内板の互いに隣り
合う案内板の間隔は第一の間隔であり、当該案内板は、
第二の方向に第一の位置から第二の位置に動くように構
成された複数の案内板と、前記基板上で可動可能に設け
られ、前記案内板のトラック内に入り込むように構成さ
れた突起を備えた複数のスライド部材であって、前記ス
ライド部材の互いに隣り合う突起の間隔は第二の間隔で
あり、前記第二の間隔は、前記第一の間隔に等しくない
ように構成したスライド部材と、前記スライド部材を第
一の方向に動かす手段であって、前記スライド部材が第
一の方向に動いた時、前記突起は、前記案内板を第一の
位置から第二の位置に第二の方向に動かし、これによ
り、前記フックが前記支承機構に接触して前記キーキャ
ップを上昇位置から押圧位置に順次押圧する手段と、か
らなることを特徴とするものであり、叉、第9態様は、
操作手段が設けられ、当該操作手段は、接続ベルトと弾
性体からなり、前記接続ベルトは前記スライド板の一端
を前記フラットディスプレイに接続し、前記弾性体は前
記スライド板のもう一端を前記本体に接続し、前記フラ
ットディスプレイが開く時、前記スライド板は前記第一
方向に移動し、前記突起は、前記案内板を前記第二位置
から前記第一位置に移動させて、前記フックが鋏状支承
機構を解除し、前記キーキャップが前記弾性ドームによ
り上昇することを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】上述した本発明の目的、特徴、及
び長所を更に明瞭にするため、以下に、本発明の好まし
い実施の形態を挙げ、図を参照にしながら更に詳しく説
明する。
【0020】図1は、本発明によるエレベータキーを備
えるキーボードの分解図である。図を簡潔にするため、
図1ではキーボードの3×3アレイ及び一つのエレベー
タキー構造のみが示されている。
【0021】図1において、本発明のキーボードは、基
板(foundation sheet)、スライド板
(sliding member)30、複数の案内板
(guiding sheet)20a〜20c、複数
のキー(図では一つのキーだけが示される)から構成さ
れている。
【0022】基板は、ベース(base sheet)
15、回路薄膜(circuitmembrane a
ssembly)14、弾性シート(elastic
sheet)13からなる。構造と組立方法は公知技術
の通りである。この他、支承部材(cap suppo
rt)12は、第一及び第二連結ブラケット(link
ing bracket)121、122を備える。支
承部材12の第一連結ブラケット121は、案内板20
aのフック21により、押圧又は解除され、キーキャッ
プ(key cap)11を押圧(depress)或
いは上昇(elevate)させることが出来る。
【0023】本具体例において、公知技術の案内板全体
が複数の案内板20a〜20cに分割される。それらは
基板に平行に設置され、水平に動く時の摩擦力(fri
ction force)とキーボードの厚さを減少さ
せる細長い金属片である。図1を参照すると、案内板2
0a〜20cの中心線間の距離は、第一間隔dに等し
い。案内板20aを例とすると、案内板20aは3組の
L型フック21、3つのホール23、Z型トラック24
aを備える。ホール23は、弾性シート13上の弾性ド
ーム131とベース15の台座151とフック152と
を貫通させる。L型フック21はパンチング(punc
hing)により形成される。各フック21は、水平部
分211と垂直部分212とを備え、逆L字型フックを
形成する。L型フック21は、第一連結ブラケット12
1に接触してキーキャップ11を押圧する。つまり、案
内板20aが第一位置から第二位置へ動き始める時、フ
ック21の水平部分211は、第一連結ブラケット12
1のアームの押圧を開始する。案内板20aが第一位置
にある時、フック21は、支承部材12に接触せず、案
内板20aが第二位置にある時、フック21は支承部材
12を押圧位置に押圧する。キーボードの総厚さは、キ
ーキャップ11が押圧位置に収容されるため減少する。
【0024】Z型トラック24aは、第一部分241
a、第二部分242a、連結部分243aからなる。対
角線の連結部分243aは、第一部分241a、第二部
分242aを連結している。第一部分241aと第二部
分242aは、第一方向に互いに平行であり、案内板2
0aの長手方向、即ち、第二方向に垂直である。Z型ト
ラック24aの第一部分241aと第二部分242a間
の距離は、第三間隔Pとして定義される。第三間隔P
は、案内板20aの第一位置と第二位置間の距離に等し
い。
【0025】スライド板30は、基板上に設けられた薄
板又はプラスチック板である。スライド板30は3つの
突起31a〜31cを備える。近接する突起間の距離
は、第二間隔Dとして定義され、第一間隔dより小さ
い。スライド板30は、案内板20a〜20cの長手軸
に垂直である第二方向に移動する。突起31a〜31c
は、案内板20a〜20cのトラック24a〜24cで
移動する。スライド板30が第一方向に移動する時、突
起31a〜31cは、第三間隔Pの距離により、案内板
20a〜20cを順次、移動させる。よって、案内板2
0a〜20cのフック21は、支承部材12と接触し或
いは解除され、キーボードのキーを上下に昇降させる。
【0026】本発明のキーボードのキーを格納する詳細
は以下のようである。図を簡潔にするため、図2〜4で
は、弾性ドームが示されていない。
【0027】図2(a)及び図2(b)は、スライド板
が元の位置である際の、キーボードのである。図2
(a)及び図2(b)において、第二間隔は第一間隔よ
りも小さい。突起31cがトラック24cの第一部分2
41cの端にある時、突起31bはトラック24bの第
一部分241bの中間に位置し、突起31aはトラック
24aの第一部分241aと連結部分243aの交点に
位置する。支承部材12は押圧されず、上昇位置にあ
る。
【0028】図3(a)及び図3(b)は、スライド板
が中間点である時の、キーボードの側面図と正面図であ
る。図3(a)及び図3(b)において、突起31aは
トラック24aの第二部分242aと連結部分243a
の交点に移動し、突起31aは第三間隔Pで、案内板2
0aを左方向に押す。案内板20a上の支承部材12が
押圧され、キーキャップ11aは押圧位置になる。更
に、第二間隔が第一間隔より小さいため、突起31bは
トラック24bの連結部分243bの中間に移動し、突
起31cはトラック24cの第一部分241cと連結部
分243cの交点に移動する。突起31bは案内板20
bを左方向に押し始め、案内板20b上の支承部材12
は若干押圧され、キーキャップ11bは上昇位置と押圧
位置の中間にある。キーキャップ11cは、案内板20
cが動いていないので、元の位置にある。
【0029】図4(a)及び図4(b)は、スライド板
が終端にある時の、キーボードの側面図と正面図であ
る。図4(a)及び図4(b)において、第二間隔は第
一間隔より小さいので、スライド板が移動している間、
突起31b、31cは、案内板20b、20cを第三間
隔Pで、左方向に押し、その結果、案内板20b、20
c上の支承部材12が押圧される。従って、全てのキー
キャップ11a〜11cは押圧位置に押圧される。
【0030】スライド板30が第二の位置から第一の位
置に戻る時、案内板20a〜20cは順次、右方向に押
され、キーキャップ11a〜11cの押圧は、解除され
る。
【0031】図4(a)及び図4(b)において、キー
キャップは初め、押圧位置にある。スライド板30が元
の位置に移動する時、図3(a)及び図3(b)で示さ
れるように、案内板20cが右方向に移動し、案内板2
0cのフックは支承部材12を解除する。キーキャップ
11cは弾性ドームの弾力により上昇し、上昇位置に戻
る。そして、図3(a)及び図3(b)に示すように、
キーキャップ11bと11cは、順次上昇する。
【0032】更に、案内板20a〜20cは弾性シート
13上に配置されているが、これに限定されるわけでは
なく、弾性シート13と回路薄膜14間、或いは、回路
薄膜14とベース15間に配置されてもよい。案内板間
の第一間隔dも第二間隔Dより小さくても良い。この場
合、キーキャップが押され或いは上昇する順序は逆にな
る。
【0033】本発明のエレベータキーを備えるキーボー
ドは、ノート型パソコンに適用される。図5(a)は、
本発明のエレベータキーを備えるキーボードを備えるノ
ート型パソコンを示す図である。図5(b)は、図5
(a)のアセンブリ部分の拡大図である。
【0034】図5(a)及び図5(b)において、ノー
ト型パソコン500は、2つの蝶番(hinges)5
21により、本体520に対して回動するフラットディ
スプレイ510を備えている。本発明のキーボード53
0は、ノート型パソコン500の本体520に取り付け
られている。キーボード530は、両端に、トラック5
311が配列された複数の案内板531を備える。ノー
ト型パソコン500の本体520は、更に、キーボード
530両側部に配置された2つのスライド板540を備
える。スライド板540は複数の突起541を備え、案
内板531のトラック5311内を左右にスライドし
て、キーボード530のキーが押圧位置に押圧されるか
又は上昇位置に上昇する。更に、操作素子として、接続
ベルト522と弾性部材523とを備える。接続ベルト
522はスライド板540の一端とフラットディスプレ
イ510の蝶番521とを接続する。
【0035】図5(a)及び図5(b)を参照すると、
フラットディスプレイ510が閉じられる時、案内板5
31は左に移動し、キーボード540のキーは押圧位置
に押圧される。フラットディスプレイ510が開かれる
時、スライド板540は弾性部材523の弾性力によ
り、フラットディスプレイ510と反対に移動する。案
内板531は右に移動し、キーボードのキーは正常位置
に戻る。
【0036】本発明の順次的なエレベータキーを備える
キーボードは、案内板の厚さ及び剛性のみならず、要求
される水平力を減少させることが出来る。
【0037】更に、キーボードのキーは複数の水平に移
動する案内板により上昇する。ノート型パソコンのフラ
ットディスプレイが開かれる時、キーボードのキーは上
昇し、ディスプレイが閉じられる時、押圧される。よっ
て、エレベータキーを備えるノート型パソコンの厚さ及
び重さが減少され、本発明のキーボードを備えるノート
型パソコンは薄型形状になる。
【0038】本発明では好ましい実施例を前述の通り開
示したが、これらは決して本発明に限定するものではな
く、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と
領域を脱しない範囲内で各種の変動や改変を加えること
ができ、従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲
で指定した内容を基準とする。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したので、
水平力と厚さと剛性を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータキーを備える3×3キーボ
ードの分解図である。
【図2】図2(a)は、スライド板が元の位置であると
きのキーボードの側面図、図2(b)は、その正面図で
ある。
【図3】図3(a)は、スライド板が中間位置であると
きのキーボードの側面図、図3(b)は、その正面図で
ある。
【図4】図4(a)は、スライド板が終端位置であると
きのキーボードの側面図、図4(b)は、その正面図で
ある。
【図5】図5(a)は、本発明のエレベータキーを備え
るキーボードを備えるノート型パソコンを示す斜視図、
図5(b)は、キーボードのアセンブリ部分の拡大図で
ある。
【図6】公知のキーボードのエレベータキーの分解図で
ある。
【図7】図7(a)は、図6のエレベータキーのキーキ
ャップの背面図、図7(b)は、図6のキーキャップを
除去したエレベータキーを示す部分斜視図である。
【図8】図8(a)は、案内板が第一位置であるときの
エレベータキーの側面図、図8(b)は、案内板が第二
位置であるときのエレベータキーの側面図である。
【符号の説明】
11、11a〜11c…キーキャップ 21、161、111…フック 112…挟持部 12…支承 121…第一連結ブラケット 122…第二連結ブラケット 23、132、141、163、1211…ホール 1212、1222、1213…軸棒 1221…軸 13…弾性シート 131…弾性ドーム 133…連結部分 14…回路薄膜 15…ベース 151…シート台座 152…フック 16、20a〜20c、531…案内板 211…水平部分 212…垂直部分 24a…Z型トラック 241a…第一部分 242a…第二部分 243a…連結部分 30、540…スライド板 31a〜31c…突起 500…ノート型パソコン 510…フラットディスプレイ 520…本体 521…蝶番 522…接続ベルト 523…弾性素子 530…キーボード 5311…トラック 541…突起 P…第三間隔 D…第二間隔 d…第一間隔

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータキーを備えるキーボードであ
    って、 基板と、 複数のキーであって、各キーは、支承機構を介して前記
    基板に対して動くことができるように構成したキーキャ
    ップを備え、該キーは、前記基板に対して、上昇位置と
    押圧位置間で移動可能な複数のキーと、 前記基板上で可動可能に設けられ、複数のフックと第一
    の方向に設けられたトラックとからなる複数の案内板で
    あって、前記案内板の互いに隣り合う案内板の間隔は第
    一の間隔であり、当該案内板は、第二の方向に第一の位
    置から第二の位置に動くように構成された複数の案内板
    と、 前記基板上で可動可能に設けられ、前記案内板のトラッ
    ク内に入り込むように構成された突起を備えた複数のス
    ライド部材であって、前記スライド板の互いに隣り合う
    突起の間隔は第二の間隔であり、前記第二の間隔は、前
    記第一の間隔に等しくなく、前記スライド部材が第一の
    方向に動いた時、前記突起は、前記案内板を第一の位置
    から第二の位置に第二の方向に動かし、これにより、前
    記フックが前記支承機構に接触して前記キーキャップを
    上昇位置から押圧位置に順次押圧する複数のスライド部
    材と、 からなることを特徴とするキーボード。
  2. 【請求項2】 前記第一方向は、前記第二方向に垂直で
    あることを特徴とする請求項1に記載のキーボード。
  3. 【請求項3】 前記支承機構は、互いに回動する第一連
    結ブラケットと第二連結ブラケットとからなり、鋏状の
    支持機構を構成していることを特徴とする請求項1に記
    載のキーボード。
  4. 【請求項4】 前記キーは、前記キーキャップと基板間
    に設けられた弾性ドームを備えることを特徴とする請求
    項1に記載のキーボード。
  5. 【請求項5】 前記スライド板が前記第二方向と反対方
    向に移動する時、前記突起は、前記案内板を前記第二位
    置から前記第一位置に移動せしめ、前記フックが支承機
    構との係合を解除し、前記キーキャップは前記弾性ドー
    ムにより上昇することを特徴とする請求項4に記載のキ
    ーボード。
  6. 【請求項6】 前記各トラックは第一部分、第二部分、
    連結部分を備え、前記第一部分と前記第二部分とは前記
    第一方向に平行設けられ、且つ、前記連結部分により連
    結されることを特徴とする請求項1に記載のキーボー
    ド。
  7. 【請求項7】 前記第一部分と前記第二部分間の距離は
    第三間隔であり、前記案内板の前記第一位置と前記第二
    位置間の距離に等しいことを特徴とする請求項6に記載
    のキーボード。
  8. 【請求項8】 パソコン本体に回動可能に取り付けられ
    たフラットディスプレイを備えるノート型パソコンのキ
    ーボードであって、 前記パソコン本体に固定された基板と、 複数のキーであって、各キーは、支承機構を介して前記
    基板に対して動くことができるように構成したキーキャ
    ップを備え、該キーは、前記基板に対して、上昇位置と
    押圧位置間で移動可能な複数のキーと、 前記基板上で可動可能に設けられ、複数のフックと、第
    一の方向に設けられたトラックとからなる複数の案内板
    であって、前記案内板の互いに隣り合う案内板の間隔は
    第一の間隔であり、当該案内板は、第二の方向に第一の
    位置から第二の位置に動くように構成された複数の案内
    板と、 前記基板上で可動可能に設けられ、前記案内板のトラッ
    ク内に入り込むように構成された突起を備えた複数のス
    ライド部材であって、前記スライド部材の互いに隣り合
    う突起の間隔は第二の間隔であり、前記第二の間隔は、
    前記第一の間隔に等しくないように構成したスライド部
    材と、 前記スライド部材を第一の方向に動かす手段であって、
    前記スライド部材が第一の方向に動いた時、前記突起
    は、前記案内板を第一の位置から第二の位置に第二の方
    向に動かし、これにより、前記フックが前記支承機構に
    接触して前記キーキャップを上昇位置から押圧位置に順
    次押圧する手段と、 からなることを特徴とするキーボード。
  9. 【請求項9】 前記第一方向は、前記第二方向に垂直で
    あることを特徴とする請求項8に記載のキーボード。
  10. 【請求項10】 前記支承機構は、互いに回動する第一
    連結ブラケットと第二連結ブラケットとからなり、鋏状
    の支持機構を構成していることを特徴とする請求項8に
    記載のキーボード。
  11. 【請求項11】 前記キーは、前記キーキャップと基板
    間に設けられた弾性ドームを備えることを特徴とする
  12. 【請求項12】 操作手段が設けられ、当該操作手段
    は、接続ベルトと弾性体からなり、前記接続ベルトは前
    記スライド板の一端を前記フラットディスプレイに接続
    し、前記弾性体は前記スライド板のもう一端を前記本体
    に接続し、前記フラットディスプレイが開く時、前記ス
    ライド板は前記第一方向に移動し、前記突起は、前記案
    内板を前記第二位置から前記第一位置に移動させて、前
    記フックが鋏状支承機構を解除し、前記キーキャップが
    前記弾性ドームにより上昇することを特徴とする請求項
    11に記載のキーボード。
  13. 【請求項13】 前記各トラックは第一部分、第二部
    分、連結部分を備え、前記第一部分と前記第二部分とは
    前記第一方向に平行設けられ、且つ、前記連結部分によ
    り連結されることを特徴とする請求項8に記載のキーボ
    ード。
  14. 【請求項14】 前記第一部分と前記第二部分間の距離
    は第三間隔であり、前記案内板の前記第一位置と前記第
    二位置間の距離に等しいことを特徴とする請求項13に
    記載のキーボード。
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