JP2003295918A - 工作機械制御装置、工作機械制御方法、及びプログラム - Google Patents

工作機械制御装置、工作機械制御方法、及びプログラム

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JP2003295918A
JP2003295918A JP2002095345A JP2002095345A JP2003295918A JP 2003295918 A JP2003295918 A JP 2003295918A JP 2002095345 A JP2002095345 A JP 2002095345A JP 2002095345 A JP2002095345 A JP 2002095345A JP 2003295918 A JP2003295918 A JP 2003295918A
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moving
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Hideki Nomura
秀樹 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各軸成分に分解した後の速度に段差が発生せ
ず、しかも、工具またはワークに予め演算された軌道を
通らせることのできる工作機械制御装置、工作機械制御
方法、及びプログラムの提供。 【解決手段】 ワークにコーナ部を有する屈曲した軌道
が与えられた場合、そのコーナ部に内接する円弧状の軌
道(破線)を演算し、その軌道に沿ってワークの移動量
を算出する。こうして算出された移動量(移動速度)に
は、X軸,Y軸成分に分解した後にも段差が生じず、工
作機械にショックが加わるのも抑制することができる。
また、上記円弧状の軌道は予め演算されたものであるの
で、所望の加工精度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具またはワーク
を2次元以上の方向に移動させる移動手段を備えた工作
機械の制御に関し、詳しくは、上記工具またはワークに
コーナ部を有する屈曲した軌道が与えられた場合の制御
に特徴を有する工作機械制御装置、工作機械制御方法、
及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワークに切削,穴あけ等の作
業を自動的に施す工作機械では、ワークを平面上に設定
されたX軸,Y軸方向に移動させる移動手段を設け、プ
ログラムに従ってワークを移動させながら工具による加
工を施している。また、ワークは所定位置に固定してお
いて、工具を移動させる工作機械も考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記移動手
段によって移動される工具またはワークには、コーナ部
を有する屈曲した軌道が与えられる場合がある。例え
ば、図7(A)に示す例では、連続する軌道としてのブ
ロックB1,B2は屈曲して接続されており、両者のつ
なぎ目はコーナ部となっている。工具またはワークを、
このような軌道に沿って図7(B)に示すように一定の
速度(接線速度)で移動させると、その接線速度をX軸
速度,Y軸速度に分解したものには、図7(C),
(D)に示すように段差が発生する。
【0004】これらの工作機械では、一般にX軸方向へ
工具またはワークを移動させる手段とY軸方向へ工具ま
たはワークを移動させる手段とが別個に設けられてお
り、X軸速度,Y軸速度に上記のような段差が発生する
と、工作機械にショックが加わる。そこで、図8(A)
に示すように、コーナ部で一旦減速し、コーナ部を過ぎ
てから元の速度まで加速することが考えられる。ところ
が、この場合も、減速率に応じて段差は小さくなるが依
然として段差をなくすことはできない。
【0005】また、図8(B)に示すように、図7
(C),(D)のようにX軸速度,Y軸速度に分解した
後から、段差をなくすように加減速を行うことも考えら
れる。この場合は、確実に速度の段差をなくすことがで
きる。しかしながら、この場合、修正後の速度に基づい
て工具またはワークを移動させたときに、どのような軌
道を通るのか予測できない。このため、所望の加工精度
を得ることができなくなる。
【0006】そこで、本発明は、各軸成分に分解した後
の速度に段差が発生せず、しかも、工具またはワークに
予め演算された軌道を通らせることのできる工作機械制
御装置、工作機械制御方法、及びプログラムを提供する
ことを目的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、工具ま
たはワークを2次元以上の方向に移動させる移動手段を
備えた工作機械を制御する工作機械制御装置であって、
上記工具またはワークに、コーナ部を有する屈曲した軌
道が与えられた場合、上記コーナ部に内接する円弧状の
軌道を演算する円弧軌道演算手段と、該円弧軌道演算手
段により演算された軌道に沿って、上記移動手段による
上記工具またはワークの移動量を算出する移動量算出手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】このように構成された本発明では、移動手
段は、工具またはワークを2次元以上の方向に移動させ
る。そして、工具またはワークにコーナ部を有する屈曲
した軌道が与えられた場合、円弧軌道演算手段は、上記
コーナ部に内接する円弧状の軌道を演算する。すると、
この円弧状の軌道に沿って、移動量算出手段が、上記移
動手段による上記工具またはワークの移動量を算出す
る。このように、本発明では、上記円弧状の軌道に沿っ
て移動手段による移動量が算出されるので、その移動量
(移動速度)には段差が生じず、工作機械にショックが
加わるのも抑制することができる。また、上記円弧状の
軌道は予め円弧軌道演算手段が演算したものであるの
で、所望の加工精度を得ることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記円弧軌道演算手段が、円弧の中心点と半
径とを演算することを特徴としている。本発明では、円
弧軌道演算手段が円弧の中心点と半径とを演算するの
で、その演算は極めて容易になり、しかも、演算された
軌道を利用する際の処理も容易になる。従って、本発明
では、請求項1記載の発明の効果に加えて、処理を一層
容易にすることができるといった効果が生じる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の構
成に加え、上記移動量算出手段が、上記工具またはワー
クの現在位置の上記中心点に対する回転角に基づき、次
の目標位置までの直線的な移動量を順次算出することを
特徴としている。本発明では、移動量算出手段が、上記
工具またはワークの現在位置の上記中心点に対する回転
角に基づき、次の目標位置までの直線的な移動量を順次
算出する。このような算出処理は、予め円弧状の軌道の
全体を2次元的に描いておいてから移動量を算出する場
合に比べ、極めて容易である。従って、本発明では、請
求項2記載の発明の効果に加えて、処理を一層容易にす
ることができるといった効果が生じる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の構成に加え、上記移動量算出手段が、上記工具ま
たはワークの現在位置の上記中心点に対する回転角に基
づいてその位置における速度を演算し、その速度に応じ
た移動量を算出することを特徴としている。
【0012】本発明では、移動量算出手段が、上記工具
またはワークの現在位置の上記中心点に対する回転角に
基づいてその位置における速度を演算し、その速度に応
じた移動量を算出する。このため、工具またはワークの
速度(接線速度)を、回転角に応じて連続的に変化させ
ることも可能となる。従って、本発明では、請求項2ま
たは3記載の発明の効果に加え、工具またはワークの速
度に所望により適切な変化を与えることができるといっ
た効果が生じる。
【0013】請求項5記載の発明は、工具またはワーク
を2次元以上の方向に移動させる移動手段を備えた工作
機械を制御する工作機械制御方法であって、上記工具ま
たはワークに、コーナ部を有する屈曲した軌道が与えら
れた場合、上記コーナ部に内接する円弧状の軌道を演算
する円弧軌道演算処理と、該円弧軌道演算処理により演
算された軌道に沿って、上記移動手段による上記工具ま
たはワークの移動量を算出する移動量算出処理と、を備
えたことを特徴としている。
【0014】このように構成された本発明では、工具ま
たはワークにコーナ部を有する屈曲した軌道が与えられ
た場合、円弧軌道演算処理は、上記コーナ部に内接する
円弧状の軌道を演算する。すると、移動量算出処理で
は、この円弧状の軌道に沿って、移動手段による上記工
具またはワークの移動量を算出する。すなわち、本発明
の方法が適用される工作機械は、工具またはワークを2
次元以上の方向に移動させる移動手段を備えているが、
その移動手段による移動量が上記円弧状の軌道に沿って
算出されるのである。このため、その移動量(移動速
度)には段差が生じず、工作機械にショックが加わるの
も抑制することができる。また、上記円弧状の軌道は予
め円弧軌道演算処理にて演算されたものであるので、所
望の加工精度を得ることができる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の円弧軌道演算手段及び移動量算出手段と
してコンピュータを機能させるためのプログラムを要旨
としている。このため、工具またはワークを2次元以上
の方向に移動させる移動手段を備えた工作機械を制御す
るコンピュータに本発明のプログラムを実行させれば、
請求項1〜4のいずれかに記載の円弧軌道演算手段及び
移動量算出手段として上記コンピュータを機能させるこ
とができる。よって、そのコンピュータを請求項1〜4
のいずれかに記載の工作機械制御装置として機能させる
ことができ、対応する請求項1〜4のいずれかに記載の
発明と同様の効果が生じる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面と共に説明する。図1は、本発明が適用された工作機
械10の構成を表す説明図である。図1に示すように、
この工作機械10は、切削屑の飛散を防止するためのス
プラッシュガード12の内側にワーク(図示しない)を
載置して固定するためのテーブル14、例えばドリルや
タップ等の工具交換のためのATCマガジン16、工作
機械本体20等が配置されている。またスプラッシュガ
ード12には、操作パネル22、ワークの入出やメンテ
ナンスのためのワーク交換口24、主にメンテナンス用
の点検ハッチ26等が設けられている。
【0017】図2は、工作機械10の制御系の構成を表
すブロック図である。図2に示すように、この制御系
は、テーブル14のX軸位置を制御するためのX軸制御
系50、テーブル14のY軸位置を制御するためのY軸
制御系60、この制御系の中枢となる本発明の工作機械
制御装置としてのマイコン部70、操作パネル22、及
び主軸28の回転を制御するための主軸制御系(図示
略)や主軸28のZ軸位置を制御するためのZ軸制御系
(図示略)等から構成されている。
【0018】X軸制御系50は、テーブル14をX軸方
向へ移動させる移動手段としてのX軸モータ51、X軸
モータ51に電力を供給するためのX軸サーボアンプ5
2、及びX軸サーボアンプ52の供給電力を制御するた
めの軸制御回路54からなり、軸制御回路54はマイコ
ン部70のCPU72からの指示に従ってX軸サーボア
ンプ52の動作を制御する構成である。Y軸制御系60
は、テーブル14をY軸方向へ移動させる移動手段とし
てのY軸モータ61、Y軸モータ61に電力を供給する
ためのY軸サーボアンプ62及びY軸サーボアンプ62
の供給電力を制御するための軸制御回路64からなり、
軸制御回路64はマイコン部70のCPU72からの指
示に従ってY軸サーボアンプ62の動作を制御する構成
である。また、図示を省略した主軸制御系及びZ軸制御
系も、これらX軸制御系50並びにY軸制御系60とほ
ぼ同様の構成である。
【0019】マイコン部70は、制御プログラム等を格
納しているROMや入出力ポート等を内蔵するワンチッ
プ型のCPU72、RAM74及び時計76等からな
り、周知のマイクロコンピュータとして構成されてい
る。このマイコン部70(厳密にはCPU72)は、制
御プログラムに従ってX軸制御系50、Y軸制御系60
等を制御して、ワークに所定の加工を施させるのであ
る。また、マイコン部70は操作パネル22に接続され
ており、マイコン部70は、操作パネル22からの入力
信号を取得したり、操作パネル22に信号を送って操作
パネル22の液晶ディスプレイの画像や文字の表示を制
御することやLEDの点滅を制御すること等ができる。
【0020】次に、図3は、加工プログラムに従ってマ
イコン部70がテーブル14を移動させるために実行す
るテーブル移動処理を表すフローチャートである。処理
を開始するとマイコン部70は、先ず、S1(Sはステ
ップを表す:以下同様)にて、加工プログラムに規定さ
れているブロックデータを読み込む。すなわち、テーブ
ル14を移動させるべき軌道は複数の直線状のブロック
をつなぎ合わせた形態で加工プログラムに書き込まれて
おり、このS1ではそのブロックを表すデータを読み込
むのである。
【0021】続くS2では、円弧補間区間を決定する。
すなわち、本実施の形態では、以下に示すように、ブロ
ックのつなぎ目に形成されるコーナ部に対して、そのコ
ーナ部に内接する円弧状の軌道を演算(以下、円弧補間
ともいう)している。このS2では、その円弧補間を行
う区間L(ブロックのつなぎ目からの距離)を、次式に
よって算出する。なお、次式において「min」は、小
さい方を選択する演算子である。また、Fmax は、工作
機械10に設定された最高送り速度を表し、Lmax は、
その最高送り速度のときの円弧補間区間を表している。
【0022】
【数1】
【0023】続くS3では、テーブル14の現在位置が
S2で決定された円弧補間区間内であるか否かを判断す
る。円弧補間区間外の場合は(S3:NO)、S4へ移
行し、そのブロックにおける送り速度を通常の方法で各
軸成分に分解し、それに基づいてX軸制御系50,Y軸
制御系60を制御する直線補間処理を行い、その後、S
3へ移行する。
【0024】一方、S3にて円弧補間区間内であると判
断した場合は(S3:YES)、S6へ移行して初期設
定を行う。この初期設定に基づいて、続くS7では円弧
補間処理を行い、S8にて円弧補間区間が終了したか否
かを判断する。そして、円弧補間区間が終了していない
場合は(S8:NO)、S7の処理を繰り返し、円弧補
間区間が終了すると(S8:YES)、続くS5へ移行
する。S5では、全ブロックに対する処理が終了したか
否かを判断し、終了していない場合は(S5:NO)、
S1へ移行して前述の処理を繰り返す。
【0025】ここで、上記初期設定及び円弧補間処理に
ついて詳細に説明する。図4は、初期設定の処理を表す
フローチャートである。図4に示すように、この処理で
は、先ず、各ブロックの位置データに基づいて、そのブ
ロックの折れ方が時計回り(CW)か反時計回り(CC
W)かを決定する(S61)。続くS62では、そのブ
ロックに内接する円弧の半径rを決定する。図5に示す
ように、円弧補間区間はブロックのつなぎ目からそれぞ
れLだけ取った区間であるので、その区間の始点及び終
点で各ブロックに接する円弧(破線で示す)の半径r
は、次式によって求めることができる。なお、次式にお
いてθはブロック間のなす角(単位:deg)である。
【0026】
【数2】
【0027】続くS63では、その円弧区間の始点及び
終点での速度を、各ブロックにおける加減速加速度に基
づいて決定し(各ブロックにおける送り速度をそのまま
使用してもよい)、更に、S64にて、円弧の始点の座
標を決定する。なお、この座標は、ブロックの位置デー
タと円弧の半径rとに基づいて、円弧の中心を(0,
0)とした座標系で算出される。続くS65では、円弧
の全移動角θaを、次式により決定して前述のS7へ移
行する。
【0028】
【数3】
【0029】S7の円弧補間処理では、上記初期設定に
より決定された各パラメータを用いて、次のように各軸
方向への移動速度を算出する。先ず、始点における移動
速度(始点速度)及び終点における移動速度(終点速
度)は、S63で決定された大きさを有し、ブロックに
沿った方向であるので、これを各軸成分に分解すること
によって容易に算出することができる。中間点における
速度(現在速度)は次式によって算出され、各軸成分に
分解される。なお、図6には、この現在速度の算出方法
を模式的に示したので参照されたい。
【0030】
【数4】
【0031】このように、S7の円弧補間処理では、円
弧の中心点に対する移動済角に基づき、次の目標位置ま
での直線的な移動速度を順次算出する。そして、この処
理を繰り返しながらテーブル14を順次円弧状に移動さ
せ、円弧補間区間が終了すると(S8:YES)、前述
のように全ブロックが終了したか否かを判断する(S
5)。そして、S4またはS7にて算出された移動速度
に基づいてテーブル14を順次移動させ、全ブロックが
終了すると(S5:YES)、すなわち次のブロックデ
ータがなくなると(S1参照)、一旦処理を終了する。
【0032】このように、本実施の形態では、コーナ部
に内接する円弧状の軌道を演算し、その円弧状の軌道に
沿ってテーブル14を移動させている。このため、各軸
方向の移動速度には段差が生じず、工作機械10にショ
ックが加わるのも抑制することができる。また、上記円
弧状の軌道は予めS6にて演算されたものであるので、
所望の加工精度を得ることができる。
【0033】更に、上記実施の形態では、上記円弧状の
軌道を中心点の座標や半径r,全移動角θaによって規
定し、それらのパラメータを用いて移動速度を算出して
いるので、処理を極めて簡略化することができる。ま
た、その移動速度の算出に当たっても、移動済角に基づ
いて直線的な移動速度を順次算出しているので、処理が
簡単で、しかも速度を滑らかに変化させることもでき
る。従って、隣接するブロック間で送り速度が大きく異
なる場合にも、各軸方向の移動速度に段差が生じるのを
良好に防止して、工作機械10にショックが加わるのも
極めて良好に抑制することができる。
【0034】なお、上記実施の形態において、S6の処
理が円弧軌道演算処理に、S7の処理が移動量算出処理
に、それぞれ相当し、それらの処理に関るCPU72の
構成が円弧軌道演算手段、移動量算出手段に、それぞれ
相当する。また、図3,図4に示したプログラムは請求
項6記載のプログラムに相当する。
【0035】更に、本発明は上記実施の形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の形態で実施することができる。例えば、上記実施
の形態ではワーク(テーブル14)を移動させている
が、工具を移動させる工作機械に対しても本発明は適用
することができる。また、工具またはワークを移動させ
る軸としても、上記X軸,Y軸の他、種々の形態が考え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された工作機械の構成を表す説
明図である。
【図2】 その工作機械の制御系の構成を表すブロック
図である。
【図3】 その制御系におけるテーブル移動処理を表す
フローチャートである。
【図4】 そのテーブル移動処理の内の初期設定を表す
フローチャートである。
【図5】 その初期設定にて決定される各種パラメータ
を表す説明図である。
【図6】 上記テーブル移動処理の内の円弧補間処理を
表す説明図である。
【図7】 従来技術の課題を例示する説明図である。
【図8】 その課題を解決しようとする本発明以外の試
みを例示する説明図である。
【符号の説明】
10…工作機械 14…テーブル
28…主軸 50…X軸制御系 51…X軸モータ
52…X軸サーボアンプ 54,64…軸制御回路 60…Y軸制御系
61…Y軸モータ 62…Y軸サーボアンプ 70…マイコン部
72…CPU B1,B2…ブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具またはワークを2次元以上の方向に
    移動させる移動手段を備えた工作機械を制御する工作機
    械制御装置であって、 上記工具またはワークに、コーナ部を有する屈曲した軌
    道が与えられた場合、上記コーナ部に内接する円弧状の
    軌道を演算する円弧軌道演算手段と、 該円弧軌道演算手段により演算された軌道に沿って、上
    記移動手段による上記工具またはワークの移動量を算出
    する移動量算出手段と、 を備えたことを特徴とする工作機械制御装置。
  2. 【請求項2】 上記円弧軌道演算手段が、円弧の中心点
    と半径とを演算することを特徴とする請求項1記載の工
    作機械制御装置。
  3. 【請求項3】 上記移動量算出手段が、上記工具または
    ワークの現在位置の上記中心点に対する回転角に基づ
    き、次の目標位置までの直線的な移動量を順次算出する
    ことを特徴とする請求項2記載の工作機械制御装置。
  4. 【請求項4】 上記移動量算出手段が、上記工具または
    ワークの現在位置の上記中心点に対する回転角に基づい
    てその位置における速度を演算し、その速度に応じた移
    動量を算出することを特徴とする請求項2または3記載
    の工作機械制御装置。
  5. 【請求項5】 工具またはワークを2次元以上の方向に
    移動させる移動手段を備えた工作機械を制御する工作機
    械制御方法であって、 上記工具またはワークに、コーナ部を有する屈曲した軌
    道が与えられた場合、上記コーナ部に内接する円弧状の
    軌道を演算する円弧軌道演算処理と、 該円弧軌道演算処理により演算された軌道に沿って、上
    記移動手段による上記工具またはワークの移動量を算出
    する移動量算出処理と、 を備えたことを特徴とする工作機械制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の円弧軌
    道演算手段及び移動量算出手段としてコンピュータを機
    能させるためのプログラム。
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