JP2003295824A - 電子回路及びその駆動方法、電子装置、電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents

電子回路及びその駆動方法、電子装置、電気光学装置、及び電子機器

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JP2003295824A JP2002101837A JP2002101837A JP2003295824A JP 2003295824 A JP2003295824 A JP 2003295824A JP 2002101837 A JP2002101837 A JP 2002101837A JP 2002101837 A JP2002101837 A JP 2002101837A JP 2003295824 A JP2003295824 A JP 2003295824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低階調レベルでのデータの書き込み遅延を解
消する。 【解決手段】 本発明の画素回路10は、電流出力端子
に接続された有機EL素子12に駆動電流を供給する駆
動トランジスタTr5と、駆動トランジスタTr5の電
流制御端子へ蓄積電荷に対応した所定の電圧を印加する
保持キャパシタCrと、可変電圧源Vddから供給された
電圧変化を容量カップリングを介して電流制御端子に伝
達する容量素子Csとを備える。保持キャパシタCr
は、蓄積電荷に対応した所定の電圧を電流制御端子に印
加することによって駆動トランジスタTr5を駆動し、
階調表示に対応して予め時間長が定められた発光期間を
通じて有機EL素子12への駆動電流の供給を促す一
方、容量素子Csは、発光期間経過後において、可変電
源Vddから出力された電圧変化を容量カップリングを介
して電流制御端子に印加することで、有機EL素子12
への駆動電流の供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子素子の駆動制御
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データ信号に応じた電圧をゲート端子に
印加することによりトランジスタの導通状態を制御して
有機EL素子に供給する電流量を設定する方式では、ト
ランジスタの閾値電圧等のバラツキの影響を受ける。一
般に、多数の有機EL素子を備える表示装置の駆動に
は、各々の有機EL素子を駆動するための薄膜トランジ
スタが用いられるが、シリコンベースのトランジスタに
比べて薄膜トランジスタの特性のバラツキが顕著である
ため、中間階調を得るための電流量を正確に有機EL素
子に供給することは困難である。このようなトランジス
タの特性のバラツキを補償する方法として、電流プログ
ラム方式が提案されている。
【0003】電流プログラム方式は発光階調に応じて電
流出力回路から供給される電流(プログラミング電流)
に応じた電荷量を保持キャパシタに保持し、有機EL素
子へ供給される順バイアス電流(駆動電流)を供給する
駆動トランジスタのゲート端子を当該保持キャパシタに
充電された電圧によって制御する方式であり、このた
め、トランジスタの閾値電圧等の特性のバラツキを補償
して、プログラミング電流値とほぼ同じ値の駆動電流で
有機EL素子を駆動できる特徴がある。このように、電
流値に応じて発光階調を設定する一連の操作は「電流プ
ログラミング」と称されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電流プログラ
ム方式では、保持キャパシタへの電荷の蓄積に電流を用
いるため、小電流でプログラミングを行うと配線容量の
影響でプログラミングに時間を要するという問題があ
る。
【0005】そこで、本発明は低階調レベルでのデータ
の書き込み遅延を低減し、画素回路の高速駆動を可能と
する電子回路及びその駆動方法、電子装置、電気光学装
置及び電子機器を提案することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の電子回路は、電子素子に電流を供給するト
ランジスタと、前記トランジスタのゲート端子に印加す
る電圧値に対応した電荷量を保持する電荷保持手段とを
備え、前記電荷保持手段は第1の容量素子を含み、前記
第1の容量素子は可変電圧供給手段に接続可能である。
【0007】かかる構成により、可変電圧供給手段から
供給される電圧変化を第1の容量素子を介してゲート端
子に伝達することで、トランジスタの導通状態を制御す
ることができる。
【0008】ここで、「電荷保持手段」とは電荷蓄積機
能を有する回路素子一般をいい、特に限定されるもので
はない。
【0009】また、「可変電圧供給手段」とは可変電圧
を供給するための手段をいい、供給電圧レベルを任意に
可変できる可変電圧源だけでなく、電圧レベルの異なる
複数の電圧源の電源出力をスイッチを介して切換出力す
る場合も含むものとする。
【0010】また、「電子素子」とは電子回路を構成す
る回路素子一般をいい、特に限定されるものではない。
【0011】好ましくは、前記第1の容量素子は前記可
変電圧供給手段から供給される電圧変化を前記ゲート端
子に伝達することで、前記トランジスタの導通状態を制
御する。
【0012】可変電圧供給手段の電圧変化を容量カップ
リングを介してゲート端子に伝達することで、ゲート端
子の電位変化を迅速に制御することが可能となる。
【0013】好ましくは、前記第1の容量素子の一方の
電極を前記トランジスタのゲート端子に接続し、他方の
電極を少なくとも1つのスイッチング素子を介して前記
可変電圧供給手段に接続可能とする。
【0014】かかる構成により、可変電圧供給手段から
の電圧変化をスイッチング素子を介して容量素子に伝達
することができる。
【0015】好ましくは、前記電荷保持手段は、さらに
第2の容量素子を含み、前記第2の容量素子の一方の電
極は前記ゲート端子に接続され、他方の電極は電源線に
接続可能である。
【0016】かかる構成により、第2の容量素子に蓄積
された電圧によって、トランジスタのゲート端子の電圧
を調整することができる。
【0017】好ましくは、前記トランジスタは、少なく
とも1つのスイッチング素子を介して電流出力回路に接
続することが可能とする。
【0018】ここで、電流出力回路とは、データ信号に
対応して出力電流値が定められる電流源をいう。電子素
子として有機EL素子などの電流駆動型発光素子を例に
とると、データ信号は発光階調に対応する。
【0019】好ましくは、前記第2の容量素子は、前記
トランジスタを通過して前記電流出力回路から出力され
る出力電流に応じた電荷を保持する一方、前記トランジ
スタのドレイン端子若しくはソース端子から前記出力電
流と同程度の電流を出力させるために前記ゲート端子に
印加される電圧を調整する。
【0020】電子素子として、例えば、電気光学素子が
好ましく、特に、電流駆動型発光素子が好適である。電
気光学素子とは、電気的作用により自発光し、若しくは
外部から供給される光の光学的状態を変化させる素子一
般をいい、液晶素子、電気泳動素子、エレクトロルミネ
センス素子、電子放出素子などを含む。また、電流駆動
型発光素子とは、外部からの電流供給により発光する素
子をいい、エレクトロルミネセンス素子などがこれに該
当する。
【0021】好ましくは、前記出力電流の値は前記電子
素子の発光階調に対応して設定する。電流出力回路から
の出力電流の値を発光階調に対応して設定することで、
表示階調を制御することができる。
【0022】本発明の電子回路は、電子素子と、前記電
子素子に供給する電流量を、導通状態に応じて制御する
トランジスタと、少なくとも前記トランジスタを通過す
る電流を電圧に変換して、前記トランジスタのゲート端
子に印加される電圧値の初期値を設定するための電流−
電圧変換を行う電流−電圧変換手段と、前記電流−電圧
変換後において、前記ゲート端子に印加される電圧値を
調整する電圧調整手段とを備える。
【0023】かかる構成により、電流−電圧変換手段に
よって、トランジスタから電子素子への電流供給を促す
一方で、電圧調整手段によって、トランジスタの導通状
態を制御し、電子素子への供給電流量を調整することが
できる。
【0024】ここで、「電流−電圧変換手段」とはトラ
ンジスタを通過した電流信号を、トランジスタを駆動す
るための電圧信号に変換するための回路素子一般をい
う。
【0025】また、「電圧調整手段」とはトランジスタ
のゲート端子の電圧を調整するための回路素子一般をい
う。
【0026】好ましくは、前記電流−電圧変換時に前記
トランジスタを通過する電流はデータ信号に基づいて設
定される電流値である。
【0027】好ましくは、前記電圧調整手段は、前記電
流−電圧変換時における前記トランジスタの導通状態を
減ずるように前記トランジスタのゲート端子に印加され
る電圧値を調整する。
【0028】好ましくは、前記電圧調整手段は、可変電
圧供給手段から供給される電圧変化を容量カップリング
を通じて前記ゲート端子に印加し、前記トランジスタの
導通状態を制御する。
【0029】電子素子の例として、電気光学素子、電流
駆動型発光素子、有機EL素子などが挙げられる。
【0030】本発明の電子装置は本発明の電子回路を備
える。
【0031】ここで、「電子装置」とは、特に限定され
るものではないが、本発明の電子回路を回路素子として
含んで構成される装置一般をいう。
【0032】本発明の電気光学装置は、複数のデータ線
と複数の走査線との交差部に対応して配置された複数の
単位回路を含む電気光学装置であって、前記複数のデー
タ線を介して前記単位回路に供給するデータ信号の送出
を制御するデータ線駆動回路と、前記複数の走査線を介
して前記単位回路に供給する走査信号の送出を制御する
走査線駆動回路とを備え、前記単位回路は、電気光学素
子と、前記電気光学素子に駆動電流を供給する駆動トラ
ンジスタと、前記単位回路に供給された前記データ信号
を電荷量として保持する機能を少なくとも有する電荷保
持手段とを備え、前記電荷保持手段は、第1の容量素子
を含み、前記第1の容量素子の一方の電極は前記駆動ト
ランジスタのゲート端子に接続され、他方の電極は可変
電圧供給手段に接続可能である。
【0033】かかる構成により、データ線駆動回路から
単位回路に供給される電流を電荷保持によって保持し、
トランジスタから電気光学素子に供給される駆動電流の
供給を促す一方で、第1の容量素子を介して可変電圧供
給手段からゲート端子に供給される電圧変化によって、
トランジスタの導通状態を制御し、電気光学素子に供給
される駆動電流の供給量を制御することができる。
【0034】ここで、「電気光学装置」とは、電気的作
用により自発光し、若しくは外部から供給される光の光
学的状態を変化させて表示画像を生成するための表示装
置をいう。
【0035】好ましくは、前記可変電圧供給手段から出
力された電圧の値の変化を、前記第1の容量素子を介し
て前記ゲート端子に伝達可能とする。
【0036】好ましくは、前記第1の容量素子は少なく
とも1つのスイッチング素子を介して前記可変電圧供給
手段に接続可能とする。
【0037】好ましくは、前記電荷保持手段は、さらに
第2の容量素子を含み、前記第2の容量素子の一方の電
極は前記ゲート端子に接続され、他方の電極は電源線に
接続可能とする。
【0038】好ましくは、前記トランジスタは、少なく
とも1つのスイッチング素子を介してデータ線駆動回路
に接続することが可能である。
【0039】好ましくは、前記第2の容量素子は、前記
トランジスタを通過して前記データ線駆動回路から出力
される出力電流に応じた電荷を保持する一方、前記トラ
ンジスタのドレイン端子若しくはソース端子から前記出
力電流と同程度の電流を出力させるために前記ゲート端
子に印加される電圧を調整する。
【0040】好ましくは、前記データ信号としての電流
を出力する電流出力回路を備える。
【0041】電子素子の例として、電気光学素子、電流
駆動型発光素子、有機EL素子などが挙げられる。
【0042】本発明の電気光学装置は、複数のデータ線
と複数の走査線との交差部に対応して配置された複数の
単位回路を含む電気光学装置であって、前記複数のデー
タ線を介して前記単位回路に供給するデータ信号の送出
を制御するデータ線駆動回路と、前記複数の走査線を介
して前記単位回路に供給する走査信号の送出を制御する
走査線駆動回路とを備え、前記単位回路は、電子素子
と、前記電子素子に供給する電流量を、導通状態に応じ
て制御するトランジスタと、少なくとも前記トランジス
タを通過する電流を電圧に変換して、前記トランジスタ
のゲート端子に印加される電圧値の初期値を設定するた
めの電流−電圧変換を行う電流−電圧変換手段と、前記
電流−電圧変換後において、前記ゲート端子に印加され
る電圧値を調整する電圧調整手段とを備える。
【0043】好ましくは、前記電流−電圧変換時に前記
トランジスタを通過する電流は、前記データ信号に基づ
いて設定される電流値である。
【0044】好ましくは、前記電圧調整手段は、前記電
流−電圧変換時における前記トランジスタの導通状態を
減ずるように前記トランジスタのゲート端子に印加され
る電圧値を調整する。
【0045】好ましくは、前記電圧調整手段は、可変電
圧供給手段から供給される電圧変化を容量カップリング
を通じて前記ゲート端子に印加し、前記トランジスタの
導通状態を制御する。
【0046】電子素子の例として、電気光学素子、電流
駆動型発光素子、有機EL素子などが挙げられる。
【0047】本発明の電子機器は、本発明の電気光学装
置を備えて構成される。
【0048】このような電子機器として、電気光学装置
をディスプレイとして備える機器であれば特に限定され
るものではなく、携帯電話、ビデオカメラ、パーソナル
コンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ、プロジェ
クタ、ファックス装置、デジタルカメラ、PDA、電子
手帳などを含む。
【0049】本発明の電子回路の駆動方法は、保持キャ
パシタの一方の電極をトランジスタのゲート端子に接続
した状態で、データ線を介して供給されるデータ信号を
当該トランジスタのドレイン端子とソース端子間を通過
させることにより前記保持キャパシタに電荷を蓄積し、
前記データ信号を前記ゲート端子に印加されるべき電圧
の初期値に変換する変換ステップと、前記保持キャパシ
タに充電された電圧により前記ゲート端子の印加電圧を
調整し、前記トランジスタから出力される電流を電子素
子に供給する供給ステップと、可変電圧供給手段の電圧
変化を容量カップリングを介して前記ゲート端子に伝達
し、前記トランジスタの導通状態を調整する調整ステッ
プとを含む。
【0050】好ましくは、前記データ信号は電流であ
る。
【0051】好ましくは、前記調整ステップにおいて、
前記ゲート端子に一方の電極が接続する容量素子の他方
の電極に可変電圧供給手段からの電圧変化を供給する。
【0052】電子素子の例として、電気光学素子、電流
駆動型発光素子、有機EL素子などが挙げられる。
【0053】好ましくは、前記調整ステップにおいて、
表示階調に対応した発光期間経過後、前記トランジスタ
の導通状態をオフに調整する。
【0054】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.以下、各図
を参照して本実施の形態について説明する。
【0055】図4は電気光学装置40の主要部分におけ
るブロック図である。ここでは、電気光学装置40とし
て、アクティブマトリクス駆動型有機ELディスプレイ
を例示して説明する。電気光学装置40は、透明ガラス
基板上にN行M列のマトリクス状に配置された画素回路
10を含むアレイ基板11と、同基板上に形成されたM
本のデータ線線X1,X2,…,XMを介して列方向に並
ぶ画素回路群にプログラミング電流を供給するデータ線
ドライバ20と、同基板上に形成されたN本の走査線線
1,Y2,…,YNを介して行方向に並ぶ画素回路群を
線順次走査し、プログラミング電流の供給を選択的にア
クティブにする走査線ドライバ30とを備えて構成され
ている。
【0056】尚、データ線はソース線と、データ線ドラ
イバはソースドライバと、走査線はゲート線と、走査線
ドライバはゲートドライバと、画素回路は単位回路或い
は単に画素と称することもできる。
【0057】図1はアレイ基板11上において、n行m
列(1≦n≦N,1≦m≦M)の位置に配置されている
画素回路10の回路構成図である。画素回路10は電流
駆動型発光素子として機能する有機EL素子12と、走
査線YNから出力される信号を受けてスイッチング動作
を行うスイッチングトランジスタTr1〜Tr4と、外
部回路からプログラミング電流の供給を受けて所定量の
電荷を蓄積する保持キャパシタCrと、保持キャパシタ
Crから電圧供給を受けて1フレーム期間にわたり有機
EL素子12に駆動電流Idを供給する駆動トランジス
タTr5と、可変電圧源Vddからの電圧供給を容量カッ
プリングにより駆動トランジスタTr5のゲート電極に
伝達し、有機EL素子12への駆動電流Idの供給を制
御するキャパシタCsとを含んで構成されている。ま
た、データ線Xmは定電流源21に接続しており、走査
線YNは4本のサブ走査線S1〜S4から構成されてい
る。定電流源21から出力される電流はデータ信号とも
称され、その電流値は各画素回路10の発光階調に対応
して定めれる。
【0058】上記の構成において、サブ走査線S1〜S
4の各々はスイッチングトランジスタTr1〜Tr4の
ゲート電極に接続しており、Yドライバ30から出力さ
れる信号のHレベル/Lレベルに対応してスイッチング
トランジスタTr1〜Tr4のオン/オフ制御を行う。
スイッチングトランジスタTr1〜Tr4はnチャンネ
ル型FETから構成されており、Hレベルの信号により
オン状態(開状態)となる。スイッチングトランジスタ
Tr1はサブ走査線S1からの信号に対応して、可変電
圧源Vddからの電圧をキャパシタCsに供給するための
スイッチング素子であり、そのドレイン端子は可変電圧
源Vddに接続される一方、ソース端子はキャパシタCs
に接続している。スイッチングトランジスタTr2及び
Tr4はサブ走査線S2、S4からのHレベルの信号に
よりオン状態となり、データ線X mを介して定電流電源
22から供給されるプログラミング電流Idatの値に対
応した電荷を保持キャパシタCrに蓄積するためのスイ
ッチング素子である。保持キャパシタCrはプログラミ
ング電流Idatの値に対応した電荷を保持するため、記
憶キャパシタと称することもできる。スイッチングトラ
ンジスタTr2のドレイン端子はキャパシタCs、保持
キャパシタCr及び駆動トランジスタTr5のゲート端
子に接続される一方、ソース端子はスイッチングトラン
ジスタTr4及びTr3のドレイン端子に接続されてい
る。スイッチングトランジスタTr3はサブ走査線S3
からのHレベルの信号によりオン状態となり、駆動トラ
ンジスタTr5から出力される駆動電流Idを有機EL
素子12に注入するためのスイッチング素子であり、そ
のソース端子は有機EL素子12の陽極に直列接続され
る一方、そのドレイン端子は駆動トランジスタTr5の
ドレイン端子とTr2のソース端子に接続されている。
駆動トランジスタTr5はpチャンネル型FETから構
成され、そのソース端子は定電圧電源Vccに接続されて
いる。定電圧電源V ccは駆動トランジスタTr5をピン
チオフ領域で動作させるために必要かつ十分なバイアス
電圧に設定されている。
【0059】尚、スイッチングトランジスタTr1〜T
r4は、リーク電流が多いと不必要なときに画素が点灯
する可能性があるため、オフ状態におけるリーク電流が
少ないことが要求される。オフ・リークはLDD構造に
よって抑えることができるが、pチャネル型FETより
もnチャネル型FETの方がその効果が大きい。よっ
て、スイッチングトランジスタTr1〜Tr4はnチャ
ネル型、駆動トランジスタTr5はpチャネル型が好ま
しいが、この組み合わせに限られるものではない。
【0060】図5は画素回路10を駆動するための1フ
レーム期間内における各信号のタイミングチャートであ
る。1フレーム期間は画素回路10への電流プログラム
を行うプログラミング期間と、有機EL素子12へ駆動
電流Idを供給する発光期間と、有機EL素子への駆動
電流Idの供給を停止する非発光期間とを含む。毎秒6
0フレームの画像を表示する場合には、1フレーム期間
は約16.7msである。プログラミング期間において
は、サブ走査線S1,S3の信号がLレベルに立ち下が
る一方で、サブ走査線S2,S4の信号がHレベルに立
ち上がる。これにより、スイッチングトランジスタTr
1,Tr3はオフ状態(閉状態)になる一方、スイッチ
ングトランジスタTr2,Tr4はオン状態となる。ま
た、定電流電源22からは画素回路10に対してプログ
ラミング電流Idatの供給を開始する。このときの画素
回路10における等価回路は図2のようになる。
【0061】同図において、駆動トランジスタTr5の
ゲート/ソース間の電圧Vgsは当初、負にバイアスされ
ており、そのチャネルに流れる過渡的なドレイン電流は
定電流電源21から供給されるプログラミング電流I
datと、ゲート電極に回り込む電流Igの和となる。プロ
グラミング電流Idatの値は表示階調に対応してその大
きさが定められるが、本実施形態においては、画素回路
10へのデータの書き込み遅延をできるだけ低減するた
め、プログラミング電流Idatの値をやや大きめに設定
している。ゲート電極に回り込む電流Igによって保持
キャパシタCrには電荷が蓄積されることになるが、そ
の電荷量(若しくは電圧値)はプログラミング電流I
datに応じた値となる。本実施形態においては、電流プ
ログラミングを通じて保持キャパシタCrに蓄積された
電圧によって、駆動トランジスタTr5のゲート端子に
印加される初期電圧が定まるため、保持キャパシタCr
は電流−電圧変換手段として機能する。このように、電
流プログラミングによって保持キャパシタCrに所定の
電荷を蓄積する操作をデータの書き込みと称する。スイ
ッチングトランジスタTr2がオン状態となることで、
駆動トランジスタTr5のゲート/ドレイン間は導通状
態にあるため、プログラミング終了時点において、ゲー
ト/ソース間の電圧Vgsと、ドレイン/ソース間の電圧
dsとは等しくなっている。
【0062】保持キャパシタCrへのデータの書き込み
が終了したならば、発光期間に入り、サブ走査線S1,
S3の信号をLレベルからHレベルに立ち上げる一方
で、サブ走査線S2,S4の信号をHレベルからLレベ
ルに立ち下げる。これにより、スイッチングトランジス
タTr1,Tr3はオフ状態からオン状態に遷移する一
方、スイッチングトランジスタTr2,Tr4はオン状
態からオフ状態へ遷移する。また、同期間において定電
流電源21から画素回路10に供給されるプログラミン
グ電流Idatは0に停止され、可変電圧源Vddの出力電
圧は一定のまま保持される。このときの画素回路10に
おける等価回路は図3のようになる。同図において、電
流プログラミングの際に保持キャパシタCrに充電され
た電圧によって、駆動トランジスタTr5がオン状態と
なり、同トランジスタから駆動電流が出力される。この
ときの駆動電流の値は、プログラミング電流Idatにほ
ぼ等しい。従って、発光期間において駆動トランジスタ
Tr5が有機EL素子12を駆動するための駆動電流I
dはプログラミング電流Idatにほぼ等しくなる。本実施
形態においては、プログラミング電流Idatの値を通常
の値よりもやや大きめに設定してあるため、発光期間は
通常の値よりもやや短めに設定する必要がある。
【0063】階調表示に必要な期間、有機EL素子12
を駆動したならば、非発光期間に移る。非発光期間にお
いては、可変電圧源Vddの電圧をΔVddだけ変化させる
一方で、サブ走査線S1〜S4に出力される各々の信号
のオン/オフ状態を維持したままにする。可変電圧源V
ddの電圧をΔVddだけ変化させると、キャパシタCsの
容量カップリングによりキャパシタ電圧Vrの電圧値が
変化し、駆動トランジスタTr5が出力する駆動電流I
dの値を制御することができる。つまり、キャパシタC
sは駆動トランジスタTr5のゲート端子の電圧を調整
するための電圧調整手段として機能する。いま、同図に
示す向きにキャパシタ電圧Vrの向きを定めると、キャ
パシタ電圧Vrは下式のように記述できる。 Vr=Vcc―Vth―CS・ΔVdd/(Cs+Cr+Cg) …(1) 一方、駆動トランジスタTr5のチャネルを流れる駆動
電流Idは下式のように記述できることが知られてい
る。 Id=α(Vgs−Vth2 …(2) ここで、α=(WμCox)/(2L)であり、Wはチャ
ネル幅、Lはチャネル長、μは移動度、Coxは単位面積
当たりのゲート酸化膜容量、Vgsはゲート/ソース間の
電圧であり、その向きは同図に示す通りである。Vr
−Vgsであるから、(2)式に(1)式を代入すること
により、Vgsを消去し、β=Cs/(Cs+Cr+Cg)と
すれば、下式が得られる。 Id=α(βΔVdd−Vcc2 …(3) ここで、ΔVdd=Vcc/βとすれば、駆動電流Idを0
にすることができ、有機EL素子12の発光を停止する
ことができる。つまり、発光期間においては、ΔVdd
0とする一方、非発光期間においては、ΔVdd=Vcc
βとすることで、駆動トランジスタTr5による駆動電
流Idの供給をオン/オフ制御することができる。
【0064】このように、本実施形態によれば、プログ
ラミング電流Idatの値をやや大きめに設定すること
で、データの書き込み遅延を低減することができる。さ
らに、有機EL素子12への駆動電流Idの供給停止は
容量カップリングを用いて制御するため、駆動電流Id
の供給停止を速やかに行うことができる。駆動電流Id
の供給を停止するための他の手段として、例えば、保持
キャパシタCrの蓄積電荷を引き抜くための電流経路を
別途設け、かかる電流経路から当該蓄積電荷を引き抜け
ば、駆動トランジスタTr5のゲート電極に印加される
電圧を調整できるため、駆動電流Idの供給を停止する
ことができるが、電荷の引き抜きに時間を要するため、
高速動作に不向きというデメリットがある。これに対
し、容量カップリングを利用すれば、駆動トランジスタ
Tr5のゲート電圧を瞬時に制御できるため、高速動作
に優れているというメリットがある。 発明の実施の形態2. 図6は第2の実施形態における画素回路10の回路構成
図である。同図において、トランジスタTr5及びTr
6は各々のゲート電極同士及びソース電極同士が相互に
接続しており、カレントミラー回路を構成している。カ
レントミラー回路においては、各々のトランジスタを流
れる電流比は利得係数の比に等しい。このため、トラン
ジスタTr5及びTr6のチャネル長、チャネル幅、ゲ
ート酸化膜容量等のデバイスパラメータを適当に設計す
ることで、両者の電流比をk:1とすることができる。
図中、スイッチングトランジスタTr1〜Tr4、キャ
パシタCs、及び保持キャパシタCrの各々の動作は実
施形態1と同様であり、詳細な説明は省略する。また、
トランジスタTr5及びTr6はpチャンネル型FET
である。上記の構成において、プログラミング期間にお
ける画素回路10の等価回路は図2と同じ構成になり、
発光期間及び非発光期間における画素回路10の等価回
路は図3と同じ構成になる(但し、本実施形態において
は、図3に記載のトランジスタTr5をトランジスタT
r6に置き換えた構成となる。)。ここで、k>1とな
るようにトランジスタTr5及びTr6の利得係数を設
定すれば、プログラミング期間におけるトランジスタT
r5による保持キャパシタCrへの電荷の蓄積を高速に
行うことができ、プログラミング期間を短縮することが
できる。
【0065】尚、上記の説明では、データ信号の供給を
線順次操作で行っていたが、これに限らず、例えば、点
順次走査或いは相展開方式で行ってもよい。また、上述
のトランジスタTr1〜Tr6の全部又は一部につい
て、FETに替えてバイポーラトランジスタや、他のス
イッチング素子で代用してもよい。また、上記の例で
は、アクティブマトリクス駆動方式を前提に説明した
が、これに限らず、パッシブマトリクス駆動方式を利用
してもよい。また、上記の説明では有機ELディスプレ
イの例を説明したが、LEDや、FEDなどの電流駆動
型発光素子を用いた電気光学装置にも適用できる。
【0066】図7に本発明の電気光学装置40を適用可
能な電子機器の例を挙げる。同図(a)は携帯電話への
適用例であり、携帯電話230は、アンテナ部231、
音声出力部232、音声入力部233、操作部234、
及び本発明の電気光学装置40を備えている。このよう
に本発明の電気光学装置40を携帯電話230の表示部
として利用可能である。同図(b)はビデオカメラへの
適用例であり、ビデオカメラ240は、受像部241、
操作部242、音声入力部243、及び本発明の電気光
学装置40を備えている。このように本発明の電気光学
装置は、ファインダーや表示部として利用可能である。
同図(c)は携帯型パーソナルコンピュータへの適用例
であり、コンピュータ250は、カメラ部251、操作
部252、及び本発明の電気光学装置40を備えてい
る。このように本発明の電気光学装置は、表示部として
利用可能である。
【0067】同図(d)はヘッドマウントディスプレイ
への適用例であり、ヘッドマウントディスプレイ260
は、バンド261、光学系収納部262及び本発明の電
気光学装置40を備えている。このように本発明の電気
光学装置は画像表示源として利用可能である。同図
(e)はリア型プロジェクターへの適用例であり、プロ
ジェクター270は、筐体271に、光源272、合成
光学系273、ミラー274、ミラー275、スクリー
ン276、及び本発明の電気光学装置40を備えてい
る。このように本発明の電気光学装置は画像表示源とし
て利用可能である。同図(f)はフロント型プロジェク
ターへの適用例であり、プロジェクター280は、筐体
282に光学系281及び本発明の電気光学装置40を
備え、画像をスクリーン283に表示可能になってい
る。このように本発明の電気光学装置は画像表示源とし
て利用可能である。上記例に限らず本発明の電気光学装
置40は、アクティブマトリクス型の表示装置を適用可
能なあらゆる電子機器に適用可能である。例えば、この
他に、表示機能付きファックス装置、デジタルカメラの
ファインダ、携帯型TV、DSP装置、PDA、電子手
帳、電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイ、POS端
末、ワークステーション、テレビ電話、ワードプロセッ
サ、電卓、ページャ、カーナビゲーション装置などに備
えられている電気光学装置にも適用可能である。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、トランジスタのゲート
端子の電圧を容量カップリングを用いて制御することに
よって、電子素子へ供給される電流の出力を瞬時に制御
できるため、電子回路の高速駆動を可能にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係わる画素回路の回路構成図であ
る。
【図2】電流プログラミング時における画素回路の等価
回路である。
【図3】発光期間における画素回路の等価回路である。
【図4】有機ELディスプレイの主要回路構成図であ
る。
【図5】画素回路を駆動するための各信号のタイミング
チャートである。
【図6】実施形態2に係わる画素回路の回路構成図であ
る。
【図7】電気光学装置を備えた電子機器の例である。
【符号の説明】
10…画素回路 11…アレイ基板 20…データ線ドライバ 21…定電流源 30…走査線ドライバ Tr1〜Tr4…スイッチングトランジスタ Tr5…駆動トランジスタ Cr…保持キャパシタ Cs…キャパシタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 641 G09G 3/20 641D H05B 33/14 H05B 33/14 A

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子素子に電流を供給するトランジスタ
    と、 前記トランジスタのゲート端子に印加する電圧値に対応
    した電荷量を保持する電荷保持手段とを備え、 前記電荷保持手段は第1の容量素子を含み、前記第1の
    容量素子は可変電圧供給手段に接続可能である、電子回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第1の容量素子は前記可変電圧供給
    手段から供給される電圧変化を前記ゲート端子に伝達す
    ることで、前記トランジスタの導通状態を制御する、請
    求項1に記載の電子回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の容量素子の一方の電極は前記
    トランジスタのゲート端子に接続され、他方の電極は少
    なくとも1つのスイッチング素子を介して前記可変電圧
    供給手段に接続可能である、請求項1又は請求項2に記
    載の電子回路。
  4. 【請求項4】 前記電荷保持手段は、さらに第2の容量
    素子を含み、前記第2の容量素子の一方の電極は前記ゲ
    ート端子に接続され、他方の電極は電源線に接続可能で
    ある、請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の
    電子回路。
  5. 【請求項5】 前記トランジスタは、少なくとも1つの
    スイッチング素子を介して電流出力回路に接続すること
    が可能である、請求項1乃至請求項4のうち何れか1項
    に記載の電子回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の容量素子は、前記トランジス
    タを通過して前記電流出力回路から出力される出力電流
    に応じた電荷を保持する一方、前記トランジスタのドレ
    イン端子若しくはソース端子から前記出力電流と同程度
    の電流を出力させるために前記ゲート端子に印加される
    電圧を調整する、請求項5に記載の電子回路。
  7. 【請求項7】 前記電子素子は電気光学素子である、請
    求項1乃至請求項6のうち何れか1項に記載の電子回
    路。
  8. 【請求項8】 前記電子素子は電流駆型発光素子であ
    る、請求項1乃至請求項6のうち何れか1項に記載の電
    子回路。
  9. 【請求項9】 前記電子素子は有機EL素子である、請
    求項1乃至請求項6のうち何れか1項に記載の電子回
    路。
  10. 【請求項10】 前記出力電流の値は前記電子素子の発
    光階調に対応して設定される、請求項7乃至請求項9の
    うち何れか1項に記載の電子回路。
  11. 【請求項11】 電子素子と、 前記電子素子に供給する電流量を、導通状態に応じて制
    御するトランジスタと、 少なくとも前記トランジスタを通過する電流を電圧に変
    換して、前記トランジスタのゲート端子に印加される電
    圧値の初期値を設定するための電流−電圧変換を行う電
    流−電圧変換手段と、 前記電流−電圧変換後において、前記ゲート端子に印加
    される電圧値を調整する電圧調整手段とを備える、電子
    回路。
  12. 【請求項12】 前記電流−電圧変換時に前記トランジ
    スタを通過する電流はデータ信号に基づいて設定される
    電流値である、請求項11に記載の電子回路。
  13. 【請求項13】 前記電圧調整手段は、前記電流−電圧
    変換時における前記トランジスタの導通状態を減ずるよ
    うに前記トランジスタのゲート端子に印加される電圧値
    を調整する、請求項11又は請求項12に記載の電子回
    路。
  14. 【請求項14】 前記電圧調整手段は、可変電圧供給手
    段から供給される電圧変化を容量カップリングを通じて
    前記ゲート端子に印加し、前記トランジスタの導通状態
    を制御する、請求項11乃至請求項13のうち何れか1
    項に記載の電子回路。
  15. 【請求項15】 前記電子素子は電気光学素子である、
    請求項11乃至請求項14のうち何れか1項に記載の電
    子回路。
  16. 【請求項16】 前記電子素子は電流駆型発光素子であ
    る、請求項11乃至請求項14のうち何れか1項に記載
    の電子回路。
  17. 【請求項17】 前記電子素子は有機EL素子である、
    請求項11乃至請求項14のうち何れか1項に記載の電
    子回路。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項17のうち何れか
    1項に記載の電子回路を備えた電子装置。
  19. 【請求項19】 複数のデータ線と複数の走査線との交
    差部に対応して配置された複数の単位回路を含む電気光
    学装置であって、 前記複数のデータ線を介して前記単位回路に供給するデ
    ータ信号の送出を制御するデータ線駆動回路と、 前記複数の走査線を介して前記単位回路に供給する走査
    信号の送出を制御する走査線駆動回路とを備え、 前記単位回路は、 電気光学素子と、 前記電気光学素子に駆動電流を供給する駆動トランジス
    タと、 前記単位回路に供給された前記データ信号を電荷量とし
    て保持する機能を少なくとも有する電荷保持手段とを備
    え、 前記電荷保持手段は、第1の容量素子を含み、前記第1
    の容量素子の一方の電極は前記駆動トランジスタのゲー
    ト端子に接続され、他方の電極は可変電圧供給手段に接
    続可能である、電気光学装置。
  20. 【請求項20】 前記可変電圧供給手段から出力された
    電圧の値の変化を、前記第1の容量素子を介して前記ゲ
    ート端子に伝達可能である、請求項19に記載の電気光
    学装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の容量素子は少なくとも1つ
    のスイッチング素子を介して前記可変電圧供給手段に接
    続可能である、請求項19又は請求項21に記載の電気
    光学装置。
  22. 【請求項22】 前記電荷保持手段は、さらに第2の容
    量素子を含み、前記第2の容量素子の一方の電極は前記
    ゲート端子に接続され、他方の電極は電源線に接続可能
    である、請求項19乃至請求項21のうち何れか1項に
    記載の電気光学装置。
  23. 【請求項23】 前記トランジスタは、少なくとも1つ
    のスイッチング素子を介してデータ線駆動回路に接続す
    ることが可能である、請求項19乃至請求項22のうち
    何れか1項に記載の電気光学装置。
  24. 【請求項24】 前記第2の容量素子は、前記トランジ
    スタを通過して前記データ線駆動回路から出力される出
    力電流に応じた電荷を保持する一方、前記トランジスタ
    のドレイン端子若しくはソース端子から前記出力電流と
    同程度の電流を出力させるために前記ゲート端子に印加
    される電圧を調整する、請求項23に記載の電気光学装
    置。
  25. 【請求項25】 前記データ信号としての電流を出力す
    る電流出力回路を備える、請求項19乃至請求項24の
    うち何れか1項に記載の電気光学装置。
  26. 【請求項26】 前記電子素子は電気光学素子である、
    請求項19乃至請求項25のうち何れか1項に記載の電
    気光学装置。
  27. 【請求項27】 前記電子素子は電流駆型発光素子であ
    る、請求項19乃至請求項25のうち何れか1項に記載
    の電気光学装置。
  28. 【請求項28】 前記電子素子は有機EL素子である、
    請求項19乃至請求項25のうち何れか1項に記載の電
    気光学装置。
  29. 【請求項29】 複数のデータ線と複数の走査線との交
    差部に対応して配置された複数の単位回路を含む電気光
    学装置であって、 前記複数のデータ線を介して前記単位回路に供給するデ
    ータ信号の送出を制御するデータ線駆動回路と、 前記複数の走査線を介して前記単位回路に供給する走査
    信号の送出を制御する走査線駆動回路とを備え、 前記単位回路は、 電子素子と、 前記電子素子に供給する電流量を、導通状態に応じて制
    御するトランジスタと、 少なくとも前記トランジスタを通過する電流を電圧に変
    換して、前記トランジスタのゲート端子に印加される電
    圧値の初期値を設定するための電流−電圧変換を行う電
    流−電圧変換手段と、 前記電流−電圧変換後において、前記ゲート端子に印加
    される電圧値を調整する電圧調整手段とを備える、電気
    光学装置。
  30. 【請求項30】 前記電流−電圧変換時に前記トランジ
    スタを通過する電流は、前記データ信号に基づいて設定
    される電流値である、請求項29に記載の電気光学装
    置。
  31. 【請求項31】 前記電圧調整手段は、前記電流−電圧
    変換時における前記トランジスタの導通状態を減ずるよ
    うに前記トランジスタのゲート端子に印加される電圧値
    を調整する、請求項29又は請求項30に記載の電気光
    学装置。
  32. 【請求項32】 前記電圧調整手段は、可変電圧供給手
    段から供給される電圧変化を容量カップリングを通じて
    前記ゲート端子に印加し、前記トランジスタの導通状態
    を制御する、請求項29乃至請求項31のうち何れか1
    項に記載の電気光学装置。
  33. 【請求項33】 前記電子素子は電気光学素子である、
    請求項29乃至請求項32のうち何れか1項に記載の電
    気光学装置。
  34. 【請求項34】 前記電子素子は電流駆型発光素子であ
    る、請求項29乃至請求項32のうち何れか1項に記載
    の電気光学装置。
  35. 【請求項35】 前記電子素子は有機EL素子である、
    請求項29乃至請求項32のうち何れか1項に記載の電
    気光学装置。
  36. 【請求項36】 請求項19乃至請求項35のうち何れ
    か1項に記載の電気光学装置を備えた電子機器。
  37. 【請求項37】 保持キャパシタの一方の電極をトラン
    ジスタのゲート端子に接続した状態で、データ線を介し
    て供給されるデータ信号を当該トランジスタのドレイン
    端子とソース端子間を通過させることにより前記保持キ
    ャパシタに電荷を蓄積し、前記データ信号を前記ゲート
    端子に印加されるべき電圧の初期値に変換する変換ステ
    ップと、 前記保持キャパシタに充電された電圧により前記ゲート
    端子の印加電圧を調整し、前記トランジスタから出力さ
    れる電流を電子素子に供給する供給ステップと、 可変電圧供給手段の電圧変化を容量カップリングを介し
    て前記ゲート端子に伝達し、前記トランジスタの導通状
    態を調整する調整ステップとを含む、電子回路の駆動方
    法。
  38. 【請求項38】 前記データ信号は電流である、請求項
    37に記載の電子回路の駆動方法。
  39. 【請求項39】 前記調整ステップにおいて、前記ゲー
    ト端子に一方の電極が接続する容量素子の他方の電極に
    可変電圧供給手段からの電圧変化を供給する、請求項3
    7又は請求項38に記載の電子回路の駆動方法。
  40. 【請求項40】 前記電子素子は電気光学素子である、
    請求項37乃至請求項39のうち何れか1項に記載の電
    子回路の駆動方法。
  41. 【請求項41】 前記電子素子は電流駆型発光素子であ
    る、請求項37乃至請求項39のうち何れか1項に記載
    の電子回路の駆動方法。
  42. 【請求項42】 前記電子素子は有機EL素子である、
    請求項37乃至請求項39のうち何れか1項に記載の電
    子回路の駆動方法。
  43. 【請求項43】 前記調整ステップにおいて、表示階調
    に対応した発光期間経過後、前記トランジスタの導通状
    態をオフに調整する、請求項40乃至請求項42のうち
    何れか1項に記載の電子回路の駆動方法。
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