JP2003295819A - Ac型pdpの駆動方法 - Google Patents

Ac型pdpの駆動方法

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JP2003295819A JP2003059142A JP2003059142A JP2003295819A JP 2003295819 A JP2003295819 A JP 2003295819A JP 2003059142 A JP2003059142 A JP 2003059142A JP 2003059142 A JP2003059142 A JP 2003059142A JP 2003295819 A JP2003295819 A JP 2003295819A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各セルについてサブフィールド数より少ない回
数のアドレッシングで階調再現を行う場合に、階調レベ
ルに依存しない安定した動作を実現する。 【解決手段】1フィールドFを輝度の重み付けをした複
数のサブフィールドで構成し、各セルの点灯の要否を設
定するアドレス期間と点灯状態を維持するサステイン期
間とをサブフィールド毎に割り当てて階調表示を行う際
に、アドレッシングの準備として画面全体を一様に帯電
させ、点灯不要のセルのみについて電荷を消去するアド
レッシングを繰り返し行うようし、表示すべき各セルの
明るさに対応して1フィールド分の複数のサブフィール
ドの表示開始に先立つ電荷形成処理から選択されたサブ
フィールドでの消去アドレッシングが行われるまでに含
まれるサブフィールドの数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC型PDP(Pl
asma Display Panel:プラズマディスプレイパネル)の
駆動方法に関する。
【0002】PDPは、基板対を支持体とする薄型の自
己発光表示デバイスであり、カラー画面の実用化を機に
テレビジョン映像やコンピュータのモニターなどの用途
で広く用いられるようになってきた。ハイビジョン用の
大画面の実現手段としても注目されている。このような
PDPの高精細化及び大画面化を進めるには、動作の信
頼性を確保しつつ消費電力を低減する必要がある。
【0003】
【従来の技術】AC型PDPは、壁電荷を利用して点灯
状態を維持するいわゆるメモリ機能を持たせるために主
電極を誘電体で被覆した構造のPDPである。表示に際
しては、点灯(発光)すべきセルのみが帯電した状態を
形成するライン順次のアドレッシングを行い、その後に
全てのセルに対して一斉に交番極性の点灯維持電圧Vs
を印加する。点灯維持電圧Vsは(1)式を満たす。
【0004】Vf−Vwall<Vs<Vf …(1) Vf :放電開始電圧 Vwall:壁電圧 壁電荷の存在するセルでは、壁電圧Vwallが点灯維持電
圧Vsに重畳するので、セルに加わる実効電圧(セル電
圧ともいう)Veff が放電開始電圧Vfを越えて放電が
生じる。点灯維持電圧Vsの印加周期を短くすれば、見
かけの上で連続的な点灯状態が得られる。表示の輝度
は、単位時間あたりの放電回数に依存する。したがっ
て、中間調は、セル毎に1フィールド(ノンインタレー
スの場合は1フレーム)の放電回数を階調レベルに応じ
て適切に設定することによって再現される。カラー表示
は階調表示の一種であって、表示色は3原色の輝度の組
合せによって決まる。
【0005】PDPの階調表示方法としては、1フィー
ルドを輝度(すなわち放電回数)の重み付けをした複数
のサブフィールドで構成し、サブフィールド単位の点灯
の有無の組合せによって1フィールドの総放電回数を設
定する方法が広く知られている(特開平4−19518
8号)。一般には、各サブフィールドに対して重みが2
n (n=0,1,2,3…)で表されるいわゆる“バイ
ナリーの重み付け”を行う。例えばサブフィールド数が
8であれば、階調レベルが「0」〜「255」の256
階調の表示が可能である。
【0006】バイナリーの重み付けは重みに冗長性がな
く多階調化に適している。しかし、階調幅(階調の1段
分の輝度差)を階調範囲の全域にわたって均等とするに
は、サブフィールド毎にアドレッシングを行わなければ
ならない。また、サブフィールド毎にアドレッシングに
先立って画面全体の帯電状態を一様化するリセット処理
(アドレッシング準備処理)を行う必要がある。リセッ
ト処理を省略すると、壁電荷の残留するセル(前回点灯
セル)と他のセル(前回非点灯セル)とで放電条件が異
なることになり、確実にアドレッシングを行うことが困
難になる。リセット処理及びアドレッシングは放電を伴
うので、コントラスト及び消費電力の観点からすればこ
れらの回数がより少ないのが望ましい。特に高精細のP
DPではアドレッシング用の回路部品の負担が大きいの
で、発熱対策の上からもアドレッシング回数の低減が切
望される。
【0007】そこで、従来において、所定数のサブフィ
ールドを複数個のサブフィールド群に区分し、各サブフ
ィールド群に属するサブフィールドの重みを等しくし、
サブフィールド群毎に1回ずつリセット処理を行う駆動
方法が提案されている(特許第2639311号)。
【0008】図8は従来の駆動方法の模式図である。図
8の例において、フィールドfは計9個のサブフィール
ドsf1〜sf9で構成され、これらのサブフィールド
sf1〜sf9は3個ずつ3個のサブフィールド群sf
g1〜sfg3に区分けされている。第1のサブフィー
ルド群sfg1の各サブフィールドsf1〜sf3の重
みは1であり、第2のサブフィールド群sfg2の各サ
ブフィールドsf4〜sf6の重みは4であり、第3の
サブフィールド群sfg3の各サブフィールドsf7〜
sf9の重みは16である。このフィールド構成では、
階調レベル「0」〜「63」の64階調の表示が可能で
ある。サブフィールドsf1〜sf9毎にアドレッシン
グのためのアドレス期間taと点灯維持のためのサステ
イン期間(表示期間)tsとが割り当てられ、各サブフ
ィールド群sfg1〜sfg3毎にリセット処理のため
のリセット期間trが割り当てられている。なお、アド
レス期間taは一定長(ライン走査周期とライン数との
積)であるが、サステイン期間tsは輝度の重みが大き
いほど長い。
【0009】従来では、リセット処理として残留壁電荷
を消失させて画面全体を無帯電状態とする電荷消去処理
が行われ、アドレッシングとして点灯すべきセルのみに
新たに壁電荷を生じさせる選択書込みが行われていた。
【0010】例えば階調レベル「3」を再現するには、
重みが1である3個のサブフィールドsf1〜sf3の
サステイン期間tsにおいてセルを点灯させればよい。
この場合、第1のサブフィールド群sfg1のリセット
期間trにおいて画面全体の電荷が消去され、第1番目
のサブフィールドsf1のアドレス期間taにおいて該
当セルに対して書込みが行われる。第2番目及び第3番
目のサブフィールドsf2,sf3のアドレス期間ta
では書込みは行われず、サステイン期間tsでは残留す
る壁電荷を用いて点灯維持が行われる。その後、第2の
サブフィールド群sfg2のリセット期間trにおいて
壁電荷が消去され、該当セルは点灯維持電圧を印加して
も放電の生じない非点灯状態となる。また、階調レベル
「2」を再現する場合には、第2番目のサブフィールド
sf2のアドレス期間taにおいて書込みが行われ、第
2番目及び第3番目のサブフィールドsf2,sf3の
サステイン期間tsにおいて該当セルが点灯する。
【0011】このように各サブフィールド群sfg1〜
sfg3毎に再現すべき階調レベルに応じて書込みを行
う時期を変更することにより、リセット処理回数をサブ
フィールド群数に減らすことができ、アドレッシング回
数をサブフィールド群数以下に減らすことができる。書
込み形式のアドレッシングであるので、再現すべき階調
レベルが「0」のときにはアドレッシングは不要であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の駆動方
法では、リセット処理に続いてアドレッシングを行うと
きはリセット処理の放電で生じた空間電荷によるプライ
ミング効果が大きいが、リセット処理からアドレッシン
グまでの時間が長くなるほど、空間電荷が減少してプラ
イミング効果が小さくなり、アドレッシングにおける放
電ミスの発生確率が上昇してしまう。つまり、サブフィ
ールド群sfg1〜sfg3のうちで点灯させるサブフ
ィールド数が少ない階調レベルの再現が不安定となる。
このため、各サブフィールド群sfg1〜sfg3のサ
ブフィールド数を増加し、それによってアドレッシング
に係わる消費電力を増やすことなく多階調化を図ること
が困難であった。加えて、アドレッシングにおいて必要
量の壁電荷を帯電させるためにライン走査周期を、3.
7μs程度の比較的に長い値に設定しなければならなか
った。したがって、ライン数が480の場合で1回のア
ドレッシングの所要時間は約1.78msであり、1フ
ィールド期間(約16.7ms)に行うことのできるア
ドレッシングの最大数は9であった。
【0013】本発明は、各セルについてサブフィールド
数より少ない回数のアドレッシングで階調再現を行う場
合に、再現する階調レベルに依存しない安定した動作を
実現することを目的としている。他の目的は、サブフィ
ールド数を増加し、それによってアドレッシングに係わ
る消費電力を増やすことなく多階調化を図ることにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明においては、アド
レッシングの準備として画面全体を一様に帯電させ、点
灯不要のセルのみについて電荷を消去するアドレッシン
グを繰り返し行うようにし、表示すべき各セルの明るさ
に対応して1フィールド分の複数のサブフィールドの表
示開始に先立つ電荷形成処理から選択されたサブフィー
ルドでの消去アドレッシングが行われるまでに含まれる
サブフィールドの数を制御する。これにより、たとえ注
目するセルの電荷を消去すべきサブフィールドが第2番
目以降のサブフィールドであって、アドレッシング準備
から消去のための放電までの経過時間が長くても、その
期間に以前のサブフィールドのサステインが行われるの
で、消去のための放電の時点でプライミング効果に十分
な空間電荷が存在する。最初のアドレッシングで放電ミ
スが生じても、その後に正しくアドレッシングが行われ
れば、放電ミスの影響は小さい。
【0015】前面側基板に配置されて水平方向のセル列
を規定する複数のサステイン電極対と、背面側基板に配
置されて垂直方向のセル列を規定する複数のアドレス電
極とを有する3電極面放電構造のPDPにおいて、画面
全体を一様に帯電させるために、全てのサステイン電極
対に放電開始電圧を超える電圧を与える第1過程と、全
てのサステイン電極対に前記第1過程で与える電圧とは
反対極性で緩やかに低減する電圧を印加する第2過程と
を含む処理を行うことにより、以前の点灯の有無に依存
しない均一な帯電状態を得ることができ、アドレッシン
グの信頼性を高めることができる。また、サステイン期
間中において、アドレス電極の電位をサステイン電極対
に印加するサステインパルスと同極性の電位に保持して
おくことにより、不要の放電を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るプラズマ表示
装置100の構成図である。プラズマ表示装置100
は、マトリクス形式のカラー表示デバイスであるAC型
のPDP1と、画面(スクリーン)SCを構成する多数
のセルCを選択的に点灯させるための駆動ユニット80
とから構成されており、壁掛け式テレビジョン受像機、
コンピュータシステムのモニターなどとして利用され
る。
【0017】PDP1は、対をなす第1及び第2の主電
極としてのサステイン電極X,Yが平行配置され、各セ
ルCにおいてサステイン電極X,Yと第3の電極として
のアドレス電極Aとが交差して配置される3電極面放電
構造のPDPである。サステイン電極X,Yは画面の行
方向(水平方向)に延び、一方のサステイン電極Yはア
ドレッシングに際して行単位にセルを選択するためのス
キャン電極として用いられる。アドレス電極Aは列方向
(垂直方向)に延びており、列単位にセルを選択するた
めのデータ電極として用いられる。サステイン電極群と
アドレス電極群とが交差する領域が表示領域、すなわち
画面SCである。
【0018】駆動ユニット80は、コントローラ81、
フレームメモリ82、データ処理回路83、サブフィー
ルドメモリ84、電源回路85、Xドライバ87、Yド
ライバ88、及びアドレスドライバ89を有している。
駆動ユニット80にはTVチューナ・コンピュータなど
の外部装置からR,G,Bの各色の輝度レベル(階調レ
ベル)を示す画素単位のフィールドデータDFが、各種
の同期信号とともに入力される。
【0019】フィールドデータDFは、フレームメモリ
82に一旦格納された後、データ処理回路83へ送られ
る。データ処理回路83は、点灯させるサブフィールド
の組合せを設定するデータ変換手段であり、フィールド
データDFに応じたサブフィールドデータDSFを出力
する。サブフィールドデータDSFはサブフィールドメ
モリ84に格納される。サブフィールドデータDSFの
各ビットの値は、サブフィールドにおけるセルの点灯の
要否、厳密にはアドレス放電の要否を示す情報である。
【0020】Xドライバ回路87はサステイン電極Xに
駆動電圧を印加し、Yドライバ回路88はサステイン電
極Yに駆動電圧を印加する。アドレスドライバ回路89
は、サブフィールドデータDSFに応じてアドレス電極
Aに駆動電圧を印加する。これらドライバ回路には電源
回路85から所定の電力が供給される。
【0021】図2はPDP1の内部構造を示す斜視図で
ある。PDP1では、前面側のガラス基板11の内面
に、マトリクス画面における水平方向のセル列である行
L毎に一対ずつサステイン電極X,Yが配列されてい
る。サステイン電極X,Yは、それぞれが透明導電膜4
1と金属膜(バス導体)42とからなり、低融点ガラス
からなる厚さ30μm程度の誘電体層17で被覆されて
いる。誘電体層17の表面にはマグネシア(MgO)か
らなる厚さ数千オングストロームの保護膜18が設けら
れている。アドレス電極Aは、背面側のガラス基板21
の内面を覆う下地層22の上に配列されており、厚さ1
0μm程度の誘電体層24によって被覆されている。誘
電体層24の上には、高さ150μmの平面視直線帯状
の隔壁29が、各アドレス電極Aの間に1つずつ設けら
れている。これらの隔壁29によって放電空間30が行
方向にサブピクセル(単位発光領域)毎に区画され、且
つ放電空間30の間隙寸法が規定されている。そして、
アドレス電極Aの上方及び隔壁29の側面を含めて背面
側の壁面を被覆するように、カラー表示のためのR,
G,Bの3色の蛍光体層28R,28G,28Bが設け
られている。なお、隔壁形成に際しては、コントラスト
を高めるために頂上部を暗色に着色し、他の部分を白色
に着色して可視光の反射率を高めるのが望ましい。着色
は材料のガラスペーストに所定色の顔料を添加すること
により行う。
【0022】放電空間30には主成分のネオンにキセノ
ンを混合した放電ガスが充填されており(封入圧力は5
00Torr)、蛍光体層28R,28G,28Bは放
電時にキセノンが放つ紫外線によって局部的に励起され
て発光する。表示の1ピクセル(画素)は行方向に並ぶ
3個のサブピクセルで構成され、各列内のサブピクセル
の発光色は同一である。各サブピクセル内の構造体がセ
ル(表示素子)である。隔壁29の配置パターンがスト
ライプパターンであることから、放電空間30のうちの
各列に対応した部分は全ての行Lに跨がって列方向に連
続している。そのため、隣接する行Lどうしの電極間隙
(逆スリットと呼称されている)の寸法は各行Lの面放
電ギャップ(例えば80〜140μmの範囲内の値)よ
り十分に大きく、列方向の放電結合を防ぐことのできる
値(例えば400〜500μmの範囲内の値)に選定さ
れている。なお、逆スリットには非発光の白っぽい蛍光
体層を隠す目的で、ガラス基板11の外面側又は内面側
に図示しない遮光膜が設けられる。
【0023】以下、プラズマ表示装置1におけるPDP
1の駆動方法を説明する。図3は本発明の駆動方法の模
式図である。2値の点灯制御によって階調再現を行うた
めに入力画像である時系列の各フィールドFを16個の
サブフィールドSF1,SF2,SF3,SF4,SF
5,SF6,SF7,SF8,SF9,SF10,SF
11,SF12,SF13,SF14,SF15,SF
16に分割する。言い換えれば、フィールドFを16個
のサブフィールドSF1〜SF16の集合に置き換えて
表示する。各サブフィールドSF1〜SF16には、ア
ドレス期間TAとサステイン期間(表示期間)TSとを
割り当てる。そして、アドレッシングの回数を低減する
ためにサブフィールドSF1〜SF16を2以上(例示
では3)のサブフィールド群SFG1,SFG2,SF
G3に区分する。表示順序の先頭から第5番目までの5
個のサブフィールドSF1〜SF5の集合を第1のサブ
フィールド群SFG1とし、第6番目から第10番目ま
での5個のサブフィールドSF6〜SF10の集合を第
2のサブフィールド群SFG2とし、残りの第11番目
から第16番目までの6個のサブフィールドSF11〜
SF16の集合を第3のサブフィールド群SFG3とす
る。各サブフィールド群SFG1〜SFG3には、アド
レッシング準備期間TRを割り当てる。本実施形態にお
いては、第1のサブフィールド群SFG1に属する全て
のサブフィールドの輝度の重みを最小の「1」とし、第
2のサブフィールド群SFG2に属する全てのサブフィ
ールドの輝度の重みを「6」とし、第3のサブフィール
ド群SFG3に属する全てのサブフィールドの輝度の重
みを「36」とする。ここで、第2及び第3のサブフィ
ールド群SFG2,SFG3において、各サブフィール
ドの重みは最小の重み(「1」)の整数倍であり且つそ
れより小さい重みの総和に1を加えた値である。すなわ
ち、6=1×5+1であり、36=1×5+6×5+1
である。このような重み付けのフィールド構成によれ
ば、サブフィールドの点灯の有無を組み合わせることに
よって、階調レベル「0」〜「251」の階調幅の均等
な252階調の表示を実現することができる。したがっ
て、プラズマ表示装置100において表示可能な色の数
は2523 である。
【0024】なお、各サブフィールド群SFG1〜SF
G3において、必ずしも全ての重みを同一にする必要は
なく、適宜に選定することができる。例えば、第3のサ
ブフィールド群SFG3の1個のサブフィールドSF1
3の重みを「35」とし、重み「36」の輝度を得る場
合に、重み「35」のサブフィールドSF13と重み
「1」の1個のサブフィールドSF1とを点灯させるよ
うにしてもよい。また、重みの順に表示する必要もな
い。例えば、重みの大きいサブフィールドをフィールド
期間の中間に配置するといった最適化を行うことができ
る。動画像表示における偽輪郭を防止する上では、点灯
又は非点灯の極端な連続を避けるのが望ましい。ただ
し、各サブフィールド群SFG1〜SFG3に属するサ
ブフィールドは連続的に表示され、ある群のサブフィー
ルドどうしの間に他の群のサブフィールドが挿入される
ことはない。
【0025】さて、アドレッシング準備期間TRは各サ
ブフィールド群SFG1〜SFG3の最前に設けられて
おり、このアドレッシング準備期間TRにおいて、後述
の駆動シーケンスによって全てのセルに点灯維持に必要
な壁電荷を帯電させる電荷形成処理が行われる。したが
って、電荷形成処理を行った状態のまま点灯維持電圧を
印加すると、全てのセルが点灯する。各サブフィールド
のアドレス期間TAでは、点灯不要のセルのみについて
壁電荷を消去する消去アドレッシングが行われる。壁電
荷の消去されたセルは、再び電荷形成処理が行われるま
で、点灯維持電圧を印加しても点灯しない。サステイン
期間TSでは全てのセルに対して同時に交番極性の点灯
維持電圧が印加され、壁電荷の残存するセルの点灯状態
が維持される。各サブフィールド群SFG1〜SFG3
において、n(5又は6)個のサブフィールドのうちの
m(0≦m<n)個のサブフィールドを点灯させる階調
レベルのセルについては、(m+1)番目のアドレス期
間TAで壁電荷が消去される。n個のサブフィールドを
点灯させる階調レベルのセルについては壁電荷の消去は
行われない。
【0026】例えば階調レベル「3」を再現するには、
重みが1である3個のサブフィールドSF1〜SF3の
サステイン期間TSにおいてセルを点灯させればよい。
この場合、第1のサブフィールド群SFG1のアドレッ
シング準備期間TRにおいて画面全体に電荷が形成さ
れ、第4番目のサブフィールドSF4のアドレス期間T
Aにおいて該当セルに対して電荷消去が行われる。ま
た、階調レベル「2」を再現する場合には、第3番目の
サブフィールドSF3のアドレス期間TAにおいて電荷
消去が行われ、第3〜第5番目のサブフィールドSF3
〜SF5のサステイン期間TSにおいて該当セルは非点
灯である。
【0027】このように各サブフィールド群SFG1〜
SFG3毎に再現すべき階調レベルに応じて電荷消去を
行う時期を変更することにより、画面全体の電荷形成処
理の回数をサブフィールド群数に減らすことができ、ア
ドレッシング回数をサブフィールド群数以下に減らすこ
とができる。消去形式のアドレッシングであるので、再
現すべき階調レベルが最大の「251」のときにはアド
レッシングは不要である。
【0028】図4は駆動シーケンスを示す電圧波形図で
ある。各サブフィールド群SFG1〜SFG3のアドレ
ッシング準備期間TRにおいては、サステイン電極Xに
正極性の電圧パルスPrを印加する第1過程と、サステ
イン電極Xに正極性の電圧パルスPrxを印加し且つサ
ステイン電極Yに負極性の電圧パルスPryを印加する
第2過程とによって、後述のように前回点灯セル及び前
回非点灯セルに所定の極性の壁電荷が形成される。な
お、第1過程では、アドレス電極Aを正電位にバイアス
し、アドレス電極Aとサステイン電極Xとの間の不要の
放電を防止する。第2過程に続いて、帯電の均一性を高
めるため、サステイン電極Yに正極性の電圧パルスPr
sを印加して全てのセルで面放電を生じさせる。この面
放電によって帯電極性は反転する。その後、電荷の消失
を避けるため、サステイン電極Yの電位を緩やかに低減
させる。
【0029】アドレッシング準備期間TRに続くアドレ
ス期間TAにおいては、先頭のラインから1ラインずつ
順に各ラインを選択し、該当するサステイン電極Yに負
極性のスキャンパルスPyを印加する。ラインの選択と
同時に、非点灯とすべきセル(今回非点灯セル)に対応
したアドレス電極Aに対して正極性のアドレスパルスP
aを印加する。選択されたラインにおけるアドレスパル
スPaの印加されたセルでは、サステイン電極Yとアド
レス電極Aとの間で対向放電が起こって誘電体層17の
壁電荷が消失する。アドレスパルスPaの印加時点では
サステイン電極Xの近傍には正極性の壁電荷が存在する
ので、その壁電圧でアドレスパルスPaが打ち消され、
サステイン電極Xとアドレス電極Aとの間では放電は起
きない。このような消去形式のアドレッシングは、書込
み形式と違って電荷の再形成が不要であるので、高速化
に適している。具体的には1ライン当たりのアドレス時
間(ライン走査周期)は1.5μs程度であり、書込み
形式の場合の半分以下である。ライン数が480の場
合、1回のアドレッシングの所要時間は720μsであ
り、16個のアドレス期間TAの合計時間は11.5m
s(フィールド期間の約69%)である。
【0030】サステイン期間TSにおいては、不要の放
電を防止するために全てのアドレス電極Aを正極性の電
位にバイアスし、最初に全てのサステイン電極Xに正極
性のサステインパルスPsを印加する。その後、サステ
イン電極Yとサステイン電極Xとに対して交互にサステ
インパルスPsを印加する。本実施形態では、最終のサ
ステインパルスPsはサステイン電極Yに印加される。
サステインパルスPsの印加によって、アドレス期間T
Aにおいて壁電荷の残されたセル(今回点灯セル)で面
放電が生じる。
【0031】サステイン期間TSに続くアドレス期間T
Aにおいては、帯電分布を整える目的で、サステイン電
極Xに電圧パルスPrを印加するとともにサステイン電
極Yに電圧パルスPrsを印加する。そして、アドレッ
シング準備期間TRと同様にサステイン電極Yの電位を
緩やかに低減させ、その後に第1番目のアドレス期間T
Aと同様にライン順次のアドレッシングを行う。
【0032】図5は本発明に係わるアドレッシング準備
の基本概念を示す電圧波形図である。同図における壁電
圧Vwall及び実効電圧Veff の極性は、サステイン電極
Yの電位を基準としてみたものである。
【0033】アドレッシング準備期間TRの開始時点に
おいて、前回点灯セルには点灯維持の面放電で生じた壁
電荷が残存している。その極性は、上述のとおりサステ
イン期間における最終のサステインパルスPsがサステ
イン電極Yに印加されるので、サステイン電極Xの側が
正極性であり、サステイン電極Yの側が負極性である。
したがって、前回点灯セルでは、サステイン電極間(主
電極間)に正の壁電圧Vwallが加わっている。一方、前
回非点灯セルでは、以前のアドレッシングで壁電荷が消
去されているので、壁電圧Vwallは零である。
【0034】サステイン電極Xに波高値がサステインパ
ルスPsと同じかそれに近い電圧パルスPrを印加する
と、前回点灯セルの実効電圧Veff は、図中に実線で示
すように放電開始電圧Vfを越える。このため、前回点
灯セルでは面放電が生じ、電荷が一旦消失した後に再形
成され、壁電圧Vwallの極性が反転する。前回非点灯セ
ルでは、図中に破線で示すように実効電圧Veff が放電
開始電圧Vfを越えないので、放電は生じず、無帯電状
態が保たれる。
【0035】続いて、印加電圧が点灯維持電圧(サステ
インパルスPsの波高値Vs)の2倍程度となるように
波高値の設定された互いに極性の異なる電圧パルスPr
x,Pryを印加すると、前回非点灯セルにおいて実効
電圧Veff が放電開始電圧Vfを越えて面放電が生じ
る。これにより、前回非点灯セルに前回点灯セルと同じ
負の壁電圧Vwallが加わる。一方、前回点灯セルでは、
壁電圧Vwallが印加電圧を引き下げ、実効電圧Veff が
放電開始電圧Vfを越えない。したがって、前回点灯セ
ルの帯電状態が保たれる。つまり、前回点灯セルと前回
非点灯セルとが同様に帯電した状態が形成される。ただ
し、帯電量に若干の差異が生じる場合があるので(通常
は前回非点灯セルの方が多い)、帯電量を揃えるために
電圧パルスPrsを印加して面放電を生じさせる。
【0036】このように残存する壁電荷を利用して2段
階で画面全体を帯電させるので、1回の放電で帯電状態
を形成する場合と比べて、より均一な帯電分布がえら
れ、アドレッシングの信頼性が高まる。
【0037】図6は本発明の駆動方法の変形例の模式図
である。特定のサブフィールド群(図示の例ではSFG
3)において、電荷消去を行ったセルについては、それ
以降の1以上のアドレス期間TAでも同じサブフィール
ドデータDSFを用いて消去アドレッシングを行う。こ
れにより、仮にアドレス放電ミスが生じて点灯不要のセ
ルが点灯したとしても、消去アドレッシングを繰り返す
ことによって不要電荷が消去され、当該セルは非点灯状
態となる。通常は最初の消去アドレッシングで不要電荷
が消去されてしまうので、2回目以降の消去アドレッシ
ングでは放電が起こらず、コントラストは低下しない。
【0038】全てのサブフィールド群SFG1〜SFG
3でアドレッシングを繰り返えすことは可能である。し
かし、アドレス放電ミスの発生確率が小さく、また、輝
度の重みの小さいサブフィールドではアドレス放電ミス
の影響(誤点灯による輝度上昇)が軽微であることを考
え合わせると、輝度の重み又は重みの総和の降順に特定
のサブフィールド群を選定するのが望ましい。それは、
最初に正しくアドレッシングが行われて2回目以降のア
ドレッシングで放電が起きないとしても、スキャンパル
スPy及びアドレスパルスPaを印加すればセルの充電
に電力が費やされるからである。また、特定のサブフィ
ールド群において、アドレッシングの最大回数を2又は
3程度に制限するのも、消費電力の低減に有効である。
【0039】図6の例では最も個々の重み及び重みの総
和の大きいサブフィールド群SFG3が特定のサブフィ
ールド群とされており、アドレッシングの最大回数が2
に制限されている。
【0040】図7は駆動シーケンスの変形例を示す電圧
波形図である。輝度の重みの大きいサブフィールドと比
べて重みの小さいサブフィールドでのアドレッシングの
誤りの影響は小さい。そこで、最小の重みのサブフィー
ルドSF1〜SF5のライン走査周期ΔT’を、他のサ
ブフィールドSF6〜SF16のライン走査周期ΔTよ
りも短くする。これにより、サブフィールドSF1〜S
F5のアドレス期間TA’は他のサブフィールドSF1
〜SF5のアドレス期間TAより短くなるので、その分
だけサステイン期間TSを全体的に長くして最大発光輝
度を高めたり、サブフィールド数を増やして階調性を高
めたりすることができる。
【0041】また、表示内容によっては、各サブフィー
ルド群SFG1〜SFG3のあるサブフィールド以降に
おいて、全てのセルが点灯不要となる場合がある。この
点灯不要期間にセルに電圧を印加しても電極間の静電容
量の充電に電力が費やされるだけである。したがって、
全てのセルが点灯不要のサブフィールドについては、ア
ドレスパルスPaだけでなくスキャンパルスPy及びサ
ステインパルスPsの出力を取り止め、実質的に電圧印
加を停止する。このような制御は、コントローラ81
(図1参照)によってデータ処理回路83からの階調レ
ベル情報に基づいて行われる。制御を簡略化するために
特定のサブフィールド群のみについて電圧印加を停止す
るようにしてもよい。その場合、省電力効果の上から、
輝度の重みの降順、輝度の重みの総和の降順、又はサブ
フィールド数の降順に特定のサブフィールド群を選ぶの
が望ましい。
【0042】以上の実施形態においては、アドレス放電
による蛍光体の劣化を軽減するためにアドレスパルスP
aを正極性と定めて他のパルスの極性を設定し、また、
片方のサステイン電極のみに正極性のサステインパルス
を印加するようにして駆動回路を簡単化した例を挙げた
が、これに限定されるものではない。つまり、印加電圧
の極性の変更は可能である。電荷形成処理の第2過程の
電圧パルスPrx,Pryについては、波高値の割り振
りは任意であるが、回路構成の上では例示のとおり同等
に割り振ってVsと−Vsの組合せにするのが有利であ
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1ないし請求項7の発明によれ
ば、各セルについてサブフィールド数より少ない回数の
アドレッシングで階調再現を行う場合に、再現する階調
レベルに係わらず動作を安定化することができる。した
がって、サブフィールド群のサブフィールド数を増加
し、それによってアドレッシングに係わる消費電力を増
やすことなく多階調化を図ることができる。加えて、各
セルに対してアドレッシングを繰り返すことによって、
アドレッシングにおいて放電ミスが生じたとしても、そ
の後に正しくアドレッシング放電を生じさせて不要の点
灯を最小限に抑えることができる。
【0044】請求項3の発明によれば、以前の点灯の有
無に係わらず画面全体をより均一に帯電させることがで
き、アドレッシングの信頼性を高めることができる。請
求項4の発明によれば、サステイン期間における不要の
放電を防止することができる。
【0045】請求項5ないし請求項7の発明によれば、
アドレッシングの消費電力を抑えつつ、アドレッシング
における放電ミスの影響を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ表示装置の構成図であ
る。
【図2】PDPの内部構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の駆動方法の模式図である。
【図4】駆動シーケンスを示す電圧波形図である。
【図5】本発明に係わるアドレッシング準備の基本概念
を示す電圧波形図である。
【図6】本発明の駆動方法の変形例の模式図である。
【図7】駆動シーケンスの変形例を示す電圧波形図であ
る。
【図8】従来の駆動方法の模式図である。
【符号の説明】
1 PDP(AC型PDP) C セル SC 画面 A アドレス電極 X サステイン電極 Y サステイン電極 F フィールド SF1〜16 サブフィールド SFG1〜3 サブフィールド TA アドレス期間 TS サステイン期間(表示期間) TR アドレッシング準備期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 101 G09G 3/28 B E K Fターム(参考) 5C058 AA11 BA02 BA07 BA26 5C080 AA05 BB05 DD09 DD26 EE29 FF12 HH02 HH04 HH07 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フィールドを輝度の重み付けをした複数
    のサブフィールドで構成し、各セルの点灯の要否を設定
    するアドレス期間と点灯状態を維持するサステイン期間
    とをサブフィールド毎に割り当てて階調表示を行うAC
    型PDPの駆動方法であって、 連続するサブフィールドからなるサブフィールド列の表
    示開始に先立って、全てのセルに点灯状態の維持に必要
    な壁電荷を帯電させるための電荷形成処理を加え、その
    後に、 前記サブフィールド列の中の選択されたサブフィールド
    のアドレス期間において、点灯不要のセルの壁電荷を消
    去するための消去アドレッシングを行うとともに、前記
    選択されたサブフィールドに引き続く少なくとも1つの
    サブフィールドのアドレス期間においても、その前のア
    ドレス期間で一旦消去アドレッシングをしたセルに対す
    る消去アドレッシングを行うことを特徴とするAC型P
    DPの駆動方法。
  2. 【請求項2】1フィールドを輝度の重み付けをした複数
    のサブフィールドで構成し、各セルの点灯の要否を設定
    するアドレス期間と点灯状態を維持するサステイン期間
    とをサブフィールド毎に割り当てて階調表示を行うAC
    型PDPの駆動方法であって、 1フィールド分の前記複数のサブフィールドからなるサ
    ブフィールド列の表示開始に先立って、全てのセルに点
    灯状態の維持に必要な壁電荷を帯電させるための電荷形
    成処理を加え、その後に、 前記サブフィールド列の中の選択されたサブフィールド
    のアドレス期間において、点灯不要のセルの壁電荷を消
    去するための消去アドレッシングを行うとともに、前記
    選択されたサブフィールドに引き続く少なくとも1つの
    サブフィールドのアドレス期間においても、その前のア
    ドレス期間で一旦消去アドレッシングをしたセルに対す
    る消去アドレッシングを行い、 表示すべき各セルの明るさに対応して前記1フィールド
    分の複数のサブフィールドの表示開始に先立つ電荷形成
    処理から選択されたサブフィールドでの消去アドレッシ
    ングが行われるまでに含まれるサブフィールドの数を制
    御するようにしたことを特徴とするAC型PDPの駆動
    方法。
  3. 【請求項3】駆動すべきAC型PDPが、前面側基板に
    配置されて水平方向のセル列を規定する複数のサステイ
    ン電極対と、背面側基板に配置されて垂直方向のセル列
    を規定する複数のアドレス電極とを有する3電極面放電
    構造を有してなり、かつ前記電荷形成処理が、全てのサ
    ステイン電極対に放電開始電圧を超える電圧を与える第
    1過程と、全てのサステイン電極対に前記第1過程で与
    える電圧とは反対極性で緩やかに低減する電圧を印加す
    る第2過程とを含むことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のAC型PDPの駆動方法。
  4. 【請求項4】駆動すべきAC型PDPが、前面側基板に
    配置されて水平方向のセル列を規定する複数のサステイ
    ン電極対と、背面側基板に配置されて垂直方向のセル列
    を規定する複数のアドレス電極とを有する3電極面放電
    構造を有してなり、かつ前記各サブフィールドのサステ
    イン期間中において、前記サステイン電極対の一方およ
    び他方の電極に交互に点灯維持のためのサステインパル
    スを印加するとともに、前記アドレス電極の電位を前記
    サステインパルスと同極性の電位に保持しておく請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載のAC型PDPの駆
    動方法。
  5. 【請求項5】1フィールドを輝度の重み付けをした3以
    上のサブフィールドで構成し、各セルの点灯の要否を設
    定するアドレス期間と点灯状態を維持するサステイン期
    間とをサブフィールド毎に割り当てて階調表示を行うA
    C型PDPの駆動方法であって、 1フィールド分の前記サブフィールドの集合を2以上の
    サブフィールド群に区分し、 前記各サブフィールド群では最初にアドレッシング準備
    処理として画面全体のセルに点灯状態の維持に必要な壁
    電荷を帯電させるための電荷形成処理を行い、 前記各サブフィールドのアドレス期間において点灯不要
    のセルのみについて壁電荷を消去するための消去アドレ
    ッシングを行うとともに、 特定の前記サブフィールド群について、第2番目以降の
    アドレス期間に、それ以前のアドレス期間に電荷消去の
    ための消去アドレッシングを行ったセルに対して同じデ
    ータで消去アドレッシングを行うことを特徴とするAC
    型PDPの駆動方法。
  6. 【請求項6】輝度の重みの最も大きいサブフィールドを
    含む群から降順に選択した1以上のサブフィールド群を
    前記特定のサブフィールド群とする請求項5記載のAC
    型PDPの駆動方法。
  7. 【請求項7】輝度の重みの総和の最も大きいサブフィー
    ルド群から降順に選択した1以上のサブフィールド群を
    前記特定のサブフィールド群とする請求項5記載のAC
    型PDPの駆動方法。
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