JP2000035774A - 表示装置 - Google Patents

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JP2000035774A JP10202481A JP20248198A JP2000035774A JP 2000035774 A JP2000035774 A JP 2000035774A JP 10202481 A JP10202481 A JP 10202481A JP 20248198 A JP20248198 A JP 20248198A JP 2000035774 A JP2000035774 A JP 2000035774A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フレームの明暗に係わらずコントラストの良好
な表示を実現することを目的とする。 【解決手段】1フレーム分のサブフィールドの組を1以
上のサブフィールド群に区分し、サブフィールド群の最
初に画面全体の帯電状態を均等化するアドレッシング準
備期間を割り当てて階調表示を行う表示装置100にお
いて、注目フレームを含む1以上のフレームの輝度分布
を算出する分布演算手段91と、算出された輝度分布を
設定条件に照らして判別する輝度判別手段92と、輝度
分布の判別の結果に応じて、サブフィールド群の数が異
なる複数のフレーム構成のうちの1つを選択して前記注
目フレームの階調表示に適用する制御手段81とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム内変調に
よって中間調を再現する表示装置に関し、AC型のPD
P(Plasma Display Panel:プラズマディスプレイパネ
ル)による表示に好適である。
【0002】PDPは、基板対を支持体とする薄型の自
己発光表示デバイスであり、カラー画面の実用化を機に
テレビジョン映像やコンピュータのモニターなどの用途
で広く用いられるようになってきた。PDPの課題の1
つに背景輝度の低減がある。
【0003】
【従来の技術】AC型PDPは、壁電荷を利用して点灯
状態を維持するいわゆるメモリ機能を持たせるために主
電極を誘電体で被覆した構造をとる。表示に際しては、
点灯(発光)すべきセルのみが帯電した状態を形成する
ライン順次のアドレッシングを行い、その後に全てのセ
ルに対して一斉に交番極性の点灯維持電圧Vsを印加す
る。点灯維持電圧Vsは(1)式を満たす。
【0004】Vf−Vwall<Vs<Vf …(1) Vf :放電開始電圧 Vwall:壁電圧 壁電荷の存在するセルでは、壁電圧Vwallが点灯維持電
圧Vsに重畳するので、セルに加わる実効電圧(セル電
圧ともいう)Veff が放電開始電圧Vfを越えて放電が
生じる。点灯維持電圧Vsの印加周期を短くすれば、見
かけの上で連続的な点灯状態が得られる。表示の輝度は
単位時間あたりの放電回数に依存する。したがって、中
間調は、セル毎に1フレームの放電回数を階調レベルに
応じて適切に設定することによって再現される。カラー
表示は階調表示の一種であって、表示色は3原色の輝度
の組合せによって決まる。
【0005】PDPの階調表示方法としては、1フレー
ムを輝度(すなわち放電回数)の重み付けをした複数の
サブフィールドで構成し、サブフィールド単位の点灯の
有無の組合せによって1フレームの総放電回数を設定す
るフレーム内変調法が広く知られている(特開平4−1
95188号)。一般には、各サブフィールドに対して
重みが2n (n=0,1,2,3…)で表されるいわゆ
る“バイナリーの重み付け”を行う。例えばサブフィー
ルド数が8であれば、階調レベルが「0」〜「255」
の256階調の表示が可能である。
【0006】バイナリーの重み付けは重みに冗長性がな
く多階調化に適している。しかし、階調幅(階調の1段
分の輝度差)を階調範囲の全域にわたって均等とするに
は、サブフィールド毎にアドレッシングを行わなければ
ならない。また、サブフィールド毎にアドレッシングに
先立って画面全体の帯電状態を均等化するリセット処理
(アドレッシング準備処理)を行う必要がある。リセッ
ト処理を省略すると、壁電荷の残留するセル(前回点灯
セル)と他のセル(前回非点灯セル)とで放電条件が異
なることになり、確実にアドレッシングを行うことが困
難になる。リセット処理及びアドレッシングは放電を伴
うので、コントラスト及び消費電力の観点からすればこ
れらの回数がより少ないのが望ましい。特に表示画素数
の多いHDTVなどの用途のPDPではアドレッシング
用の回路部品の負担が大きいので、発熱対策の上からも
アドレッシング回数の低減が切望される。
【0007】そこで、従来において、所定数のサブフィ
ールドを複数個のサブフィールド群に区分し、各サブフ
ィールド群に属するサブフィールドの重みを等しくし、
サブフィールド群毎に1回ずつリセット処理を行う駆動
方法が提案されている(特許第2639311号)。こ
の駆動方法によれば、リセット処理の回数及びアドレッ
シングの回数がともにサブフィールド数からサブフィー
ルド群数に減少するので、コントラスト及び消費電力の
改善を図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の表示装
置では、サブフィールド群の数が一定であった。このた
め、全体的に暗いフレームを表示するときに、画面の大
半を占める背景部分がリセット処理及びアドレッシング
のための放電によってうっすらと光って浮き上がって見
えてしまうという問題があった。比較的に明るいフレー
ムの場合には背景部分が多少明るくてもそれよりも明る
い部分が多くあるので目立たない。
【0009】本発明は、フレームの明暗に係わらずコン
トラストの良好な表示を実現することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、輝度
を表す画素値のヒストグラム(輝度分布)を算出してフ
レームを判別し、判別の結果に応じて階調表示に係わる
フレーム構成を切り換える。例えば、低輝度の画素に偏
った分布であれば、サブフィールド群数の少ないフレー
ム構成を適用し、階調数よりも背景輝度の低減を優先さ
せる。最低輝度から最大輝度まで拡がる分布であれば、
サブフィールド群数の最も多いフレーム構成を適用して
階調再現性を高める。
【0011】請求項1の発明の装置は、1フレームを輝
度の重みづけをした3以上のサブフィールドで構成し、
各セルの点灯の要否を設定するアドレッシング期間と点
灯状態を維持する点灯維持期間とをサブフィールド毎に
割り当て、且つ1フレーム分の前記サブフイールドの組
を1以上のサブフィールド群に区分し、サブフィールド
群の最初に画面全体の帯電状態を均等化するアドレッシ
ング準備期間を割り当てて階調表示を行う表示装置であ
って、注目フレームを含む1以上のフレームの輝度分布
を算出する分布演算手段と、算出された輝度分布を設定
条件に照らして判別する輝度判別手段と、輝度分布の判
別の結果に応じて、サブフィールド群の数が異なる複数
のフレーム構成のうちの1つを選択して前記注目フレー
ムの階調表示に適用する制御手段と、を備えている。
【0012】請求項2の発明の表示装置において、前記
輝度判別手段は、算出された輝度分布をその特徴量と設
定閾値との比較によって判別する。請求項3の発明の表
示装置において、前記輝度判別手段は、算出された輝度
分布を設定範囲内の値の画素の数と設定閾値との比較に
よって判別する。
【0013】請求項4の発明の表示装置において、前記
輝度判別手段は、算出された輝度分布を設定範囲内の値
の画素の全画素数に対する割合と設定閾値との比較によ
って判別する。
【0014】請求項5の発明の表示装置において、前記
分布演算手段は、1フレーム単位で輝度分布を算出す
る。請求項6の発明の表示装置において、前記分布演算
手段は、複数フレーム単位で輝度分布を算出する。
【0015】請求項7の発明の表示装置においては、入
力信号がインタレース信号である場合に、前記分布演算
手段で算出される1以上のフレームの輝度分布は、各フ
レームを構成する偶数又は奇数フィールドのいずれか一
方の輝度分布から算出される。
【0016】請求項8の発明の表示装置は、時系列に並
ぶフレームのうちの注目フレームとそれに隣接した少な
くとも一方のフレームとが類似するか否かを判定する類
似判定手段と、前記注目フレームの輝度分布、及び当該
注目フレームを含む連続した複数のフレームの輝度分布
を算出する分布演算手段と、算出された輝度分布を設定
条件に照らして判別する輝度判別手段と、前記注目フレ
ームとそれに隣接した前記フレームとが類似しないとき
には、当該注目フレームの輝度分布の判別の結果に応じ
て、サブフィールド群の数が異なる複数のフレーム構成
のうちの1つを選択して前記注目フレームの階調表示に
適用し、当該注目フレームとそれに隣接した前記フレー
ムとが類似するときには、連続した複数のフレームの輝
度分布の判別の結果に応じて、複数の前記フレーム構成
のうちの1つを選択して当該注目フレームの階調表示に
適用する制御手段と、を備えている。
【0017】請求項9の発明の表示装置において、前記
輝度判別手段は、前記注目フレームの輝度分布及び前記
連続した複数のフレームの輝度分布の少なくとも一方
を、その特徴量と設定閾値との比較によって判別する。
【0018】請求項10の発明の表示装置において、前
記輝度判別手段は、前記注目フレームの輝度分布及び前
記連続した複数のフレームの輝度分布の少なくとも一方
を、設定範囲内の値の画素の数と設定閾値との比較によ
って判別する。
【0019】請求項11の発明の表示装置において、前
記輝度判別手段は、前記注目フレームの輝度分布及び前
記連続した複数のフレームの輝度分布の少なくとも一方
を、設定範囲内の値の画素の全画素数に対する割合と設
定閾値との比較によって判別する。
【0020】請求項12の発明の表示装置において、フ
レームは表示色の異なる3個のプレーンからなるカラー
画像であり、前記分布演算手段は、プレーン毎に輝度分
布を算出し、前記制御手段は、輝度分布範囲の最も広い
プレーンの輝度分布の判別の結果に応じて、前記フレー
ム構成の選択を行う。
【0021】請求項13の発明の表示装置において、前
記特徴量は、画素を輝度の昇順に並べたときの設定番目
の画素の輝度である。請求項14の発明の表示装置にお
いて、前記設定閾値は、前記各フレーム構成で再現可能
な輝度の最大値又はそれに近い値である。
【0022】請求項15の発明の表示装置においては、
入力信号がインタレース信号である場合に、前記注目フ
レームの輝度分布、及び当該注目フレームを含む複数の
フレームの輝度分布は、各フレームを構成する偶数又は
奇数フィールドのいずれか一方の輝度分布から算出され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るプラズマ表示
装置100の構成図である。プラズマ表示装置100
は、マトリクス形式のカラー表示デバイスであるAC型
のPDP1と、画面(スクリーン)を構成する多数のセ
ルCを選択的に点灯させるための駆動ユニット80とか
ら構成されており、壁掛け式テレビジョン受像機、コン
ピュータシステムのモニターなどとして利用される。
【0024】PDP1は、対をなす第1及び第2の主電
極X,Yが平行配置され、各セルCにおいて主電極X,
Yと第3の電極としてのアドレス電極Aとが交差配置さ
れた3電極面放電構造のPDPである。主電極X,Yは
画面の行方向(水平方向)に延び、一方の主電極Yはア
ドレッシングに際して行単位にセルを選択するためのス
キャン電極として用いられる。アドレス電極Aは列方向
(垂直方向)に延びており、列単位にセルを選択するた
めのデータ電極として用いられる。主電極群とアドレス
電極群とが交差する領域が画面となる。
【0025】駆動ユニット80は、コントローラ81、
フレームメモリ82、データ処理回路83、サブフィー
ルドメモリ84、電源回路85、Xドライバ86、Yド
ライバ87、及びアドレスドライバ88の基本構成要素
に加えて、本発明に特有の3つの構成要素(輝度分布算
出回路91、輝度分布判別回路92、及び類似判定回路
93)を有している。駆動ユニット80にはTVチュー
ナ・コンピュータなどの外部装置からR,G,Bの各色
の輝度レベル(階調レベル)を示す画素単位のフレーム
データDFが各種の同期信号とともに入力される。
【0026】フレームデータDFは、フレームメモリ8
2に一旦格納された後、データ処理回路83へ送られ
る。データ処理回路83は、点灯させるサブフィールド
の組合せを設定するデータ変換手段であり、フレームデ
ータDFの示す階調レベルに応じたサブフィールドデー
タDSFを出力する。サブフィールドデータDSFはサ
ブフィールドメモリ84に格納される。サブフィールド
データDSFの各ビットの値は、サブフィールドにおけ
るセルの点灯の要否、厳密にはアドレス放電の要否を示
す情報である。
【0027】Xドライバ回路86は主電極Xに駆動電圧
を印加し、Yドライバ回路87は主電極Yに駆動電圧を
印加する。アドレスドライバ88は、サブフィールドデ
ータDSFに応じてアドレス電極Aに駆動電圧を印加す
る。これらドライバ回路には電源回路85から所定の電
力が供給される。
【0028】また、フレームデータDFは、フレームメ
モリ82への格納と並行して、輝度分布算出回路91及
び類似判定回路93に入力される。輝度分布算出回路9
1は、R,G,Bの各プレーン毎に各輝度レベルの画素
を数えるヒストグラマであり、各プレーンの輝度分布デ
ータ(輝度ヒストグラム)D91r,D91g,D91
bを輝度分布判別回路92へ出力する。輝度分布は、注
目する単一のフレームのみについて算出されるととも
に、注目フレームを含む複数個分(例えば5個分)のフ
レームについても算出される。類似判定回路93は、j
(任意の整数)番目のフレーム(注目フレーム)がその
1つ前の(j−1)番目のフレームと類似するか否かを
判定する。判定の結果を示す判定データD93は輝度分
布判別回路92に入力される。輝度分布判別回路92は
後述の要領でフレーム毎に輝度分布を判別し、その結果
を示す判別データD92をコントローラ81へ出力す
る。コントローラ81は、データ処理回路83に対し
て、予め記憶している複数種(本例では3種)のフレー
ム構成の中から判別データD92の値に応じた1つのフ
レーム構成の適用を指示する切換え信号Ssfを与え
る。切換え信号Ssfに従ってフレームデータDFから
サブフィールドデータDSFへの変換が行われる。
【0029】図2は本発明に係るPDP1の内部構造を
示す分解斜視図である。PDP1は一対の基板構体1
0,20からなる。PDP1において、主電極X,Yは
前面側の基板構体10の基材であるガラス基板11の内
面に、行毎に一対ずつ配列されている。行は水平方向の
セル列である。主電極X,Yは、それぞれが透明導電膜
41と金属膜(バス導体)42とからなり、厚さ30μ
m程度の誘電体層17で被覆されている。誘電体層17
の表面にはマグネシア(MgO)からなる厚さ数千オン
グストロームの保護膜18が設けられている。アドレス
電極Aは、背面側の基板構体20の基材であるガラス基
板21の内面に配列されており、誘電体層24によって
被覆されている。誘電体層24の上には、高さ150μ
mの平面視直線帯状の隔壁29が各アドレス電極Aの間
に1つずつ設けられている。これらの隔壁29によって
放電空間30が行方向にサブピクセル(単位発光領域)
毎に区画され、且つ放電空間30の間隙寸法が規定され
ている。そして、アドレス電極Aの上方及び隔壁29の
側面を含めて背面側の内面を被覆するように、カラー表
示のためのR,G,Bの3色の蛍光体層28R,28
G,28Bが設けられている。放電空間30には主成分
のネオンにキセノンを混合した放電ガスが充填されてお
り、蛍光体層28R,28G,28Bは放電時にキセノ
ンが放つ紫外線によって局部的に励起されて発光する。
表示の1ピクセル(画素)は行方向に並ぶ3個のサブピ
クセルで構成される。各サブピクセル内の構造体がセル
(表示素子)Cである。隔壁29の配置パターンがスト
ライプパターンであることから、放電空間30のうちの
各列に対応した部分は全ての行Lに跨がって列方向に連
続している。
【0030】以下、プラズマ表示装置1におけるPDP
1の駆動方法を説明する。図3は第1のフレーム構成を
示す図である。2値の点灯制御によって階調再現を行う
ために入力画像である時系列の各フレームFを16個の
サブフィールドSF1,SF2,SF3,SF4,SF
5,SF6,SF7,SF8,SF9,SF10,SF
11,SF12,SF13,SF14,SF15,SF
16に分割する。言い換えれば、フレームFを16個の
サブフィールドSF1〜SF16の集合に置き換えて表
示する。各サブフィールドSF1〜SF16には、アド
レッシング期間TAとサステイン期間(表示期間)TS
とを割り当てる。そして、アドレッシングの回数を低減
するためにサブフィールドSF1〜SF16を複数(例
示では3)のサブフィールド群SFG1,SFG2,S
FG3に区分する。表示順序の先頭から第5番目までの
5個のサブフィールドSF1〜SF5の集合を第1のサ
ブフィールド群SFG1とし、第6番目から第10番目
までの5個のサブフィールドSF6〜SF10の集合を
第2のサブフィールド群SFG2とし、残りの第11番
目から第16番目までの6個のサブフィールドSF11
〜SF16の集合を第3のサブフィールド群SFG3と
する。各サブフィールド群SFG1〜SFG3には、ア
ドレッシング準備期間TRを割り当てる。本実施形態に
おいては、第1のサブフィールド群SFG1に属する全
てのサブフィールドの輝度の重みを最小の「1」とし、
第2のサブフィールド群SFG2に属する全てのサブフ
ィールドの輝度の重みを「6」とし、第3のサブフィー
ルド群SFG3に属する全てのサブフィールドの輝度の
重みを「36」とする。ここで、第2及び第3のサブフ
ィールド群SFG2,SFG3における各サブフィール
ドの重みは最小の重み(「1」)の整数倍であり且つそ
れより小さい重みの総和に1を加えた値である。すなわ
ち、6=1×5+1であり、36=1×5+6×5+1
である。このような重み付けのフレーム構成によれば、
サブフィールドの点灯の有無を組み合わせることによっ
て、階調レベル「0」〜「251」の階調幅の均等な2
52階調の表示を実現することができる。したがって、
この第1フレーム構成を適用した場合の表示可能な色の
数は2523である。
【0031】なお、各サブフィールド群SFG1〜SF
G3において、必ずしも全ての重みを同一にする必要は
なく、適宜に選定することができる。例えば、第3のサ
ブフィールド群SFG3の1個のサブフィールドSF1
3の重みを「35」とし、重み「36」の輝度を得る場
合に、重み「35」のサブフィールドSF13と重み
「1」の1個のサブフィールドSF1とを点灯させるよ
うにしてもよい。また、重みの順に表示する必要もな
い。例えば、重みの大きいサブフィールドをフレーム期
間の中間に配置するといった最適化を行うことができ
る。動画像表示における偽輪郭を防止する上では、点灯
又は非点灯の極端な連続を避けるのが望ましい。ただ
し、各サブフィールド群SFG1〜SFG3に属するサ
ブフィールドは連続的に表示され、ある群のサブフィー
ルドどうしの間に他の群のサブフィールドが挿入される
ことはない。
【0032】アドレッシング準備期間TRは各サブフィ
ールド群SFG1〜SFG3の最前に設けられており、
消去アドレス駆動の場合は、このアドレッシング準備期
間TRにおいて、後述の駆動シーケンスによって全ての
セルに点灯維持に必要な壁電荷を帯電させる電荷形成処
理が行われる。したがって、電荷形成処理を行った状態
のまま点灯維持電圧を印加すると、全てのセルが点灯す
る。各サブフィールドのアドレッシング期間TAでは、
点灯不要のセルのみについて壁電荷を消去する消去アド
レッシングが行われる。壁電荷の消去されたセルは、再
び電荷形成処理が行われるまで、点灯維持電圧を印加し
ても点灯しない。サステイン期間TSでは全てのセルに
対して同時に交番極性の点灯維持電圧が印加され、壁電
荷の残存するセルの点灯状態が維持される。各サブフィ
ールド群SFG1〜SFG3において、n(5又は6)
個のサブフィールドのうちのm(0≦m<n)個のサブ
フィールドを点灯させる階調レベルのセルについては、
(m+1)番目のアドレッシング期間TAで壁電荷が消
去される。n個のサブフィールドを点灯させる階調レベ
ルのセルについては壁電荷の消去は行われない。
【0033】例えば階調レベル「3」を再現するには、
重みが1である3個のサブフィールドSF1〜SF3の
サステイン期間TSにおいてセルを点灯させればよい。
この場合、第1のサブフィールド群SFG1のアドレッ
シング準備期間TRにおいて画面全体に電荷が形成さ
れ、第4番目のサブフィールドSF4のアドレッシング
期間TAにおいて該当セルに対して電荷消去が行われ
る。また、階調レベル「2」を再現する場合には、第3
番目のサブフィールドSF3のアドレッシング期間TA
において電荷消去が行われ、第3〜第5番目のサブフィ
ールドSF3〜SF5のサステイン期間TSにおいて該
当セルは非点灯である。
【0034】このように各サブフィールド群SFG1〜
SFG3毎に再現すべき階調レベルに応じて電荷消去を
行う時期を変更することにより、画面全体の電荷形成処
理の回数をサブフィールド群数に減らすことができ、ア
ドレッシング回数をサブフィールド群数以下に減らすこ
とができる。消去形式のアドレッシングであるので、再
現すべき階調レベルが最大の「251」のときにはアド
レッシングは不要である。
【0035】図4は第2のフレーム構成を示す図であ
る。上述のフレーム構成と同様に時系列の各フレームF
を16個のサブフィールドSF1〜SF16に分割し、
各サブフィールドSF1〜SF16にはアドレッシング
期間TAとサステイン期間TSとを割り当てる。第2の
フレーム構成においては、サブフィールドSF1〜SF
16を2個のサブフィールド群SFG1b,SFG2b
に区分する。表示順序の先頭から第8番目までの8個の
サブフィールドSF1〜SF8の集合を第1のサブフィ
ールド群SFG1bとし、第9番目から第16番目まで
の8個のサブフィールドSF9〜SF16の集合を第2
のサブフィールド群SFG2bとする。各サブフィール
ド群SFG1b,SFG2bには、アドレッシング準備
期間TRを割り当てる。第1のサブフィールド群SFG
1bに属する全てのサブフィールドの輝度の重みを最小
の「1」とし、第2のサブフィールド群SFG2bに属
する全てのサブフィールドの輝度の重みを「9」とす
る。このような重み付けによれば、階調レベル「0」〜
「80」の階調幅の均等な81階調の表示を実現するこ
とができる。
【0036】この第2のフレーム構成を適用した場合の
表示可能な色の数は813 であるが、サブフィールド群
数が2であるので、背景輝度を第1のフレーム構成によ
る表示の67%程度に低減することができる。
【0037】図5は第3のフレーム構成を示す図であ
る。上述の第1及び第2のフレーム構成と同様に時系列
の各フレームFを16個のサブフィールドSF1〜SF
16に分割し、各サブフィールドSF1〜SF16には
アドレッシング期間TAとサステイン期間TSとを割り
当てる。第3のフレーム構成においては、全てのサブフ
ィールドSF1〜SF16を1個のサブフィールド群S
FG1cにまとめる。サブフィールド群SFG1cに
は、アドレッシング準備期間TRを割り当てる。全ての
サブフィールドSF1〜SF16の輝度の重みを最小の
「1」とする。このような重み付けによれば、階調レベ
ル「0」〜「16」の階調幅の均等な17階調の表示を
実現することができる。
【0038】この第3のフレーム構成を適用した場合の
表示可能な色の数は173 であるが、サブフィールド群
数が1であるので、背景輝度を第1のフレーム構成によ
る表示の33%程度に低減することができる。
【0039】図6は駆動シーケンスの一例を示す電圧波
形図である。ここでは代表として第1のフレーム構成を
図示してあるが、各期間TR,TA,TSの駆動波形は
第2及び第3のフレーム構成においても同様である。た
だし、サステイン期間TSのパルス数は輝度の重みにほ
ぼ比例する。
【0040】アドレッシング準備期間TRにおいては、
主電極Xに正極性の電圧パルスPrを印加する第1過程
と、主電極Xに正極性の電圧パルスPrxを印加し且つ
主電極Yに負極性の電圧パルスPryを印加する第2過
程とによって、前回点灯セル及び前回非点灯セルに所定
の極性の壁電荷が形成される。なお、第1過程では、ア
ドレス電極Aを正電位にバイアスし、アドレス電極Aと
主電極Xとの間の不要の放電を防止する。第2過程に続
いて、帯電の均一性を高めるため、主電極Yに正極性の
電圧パルスPrsを印加して全てのセルで面放電を生じ
させる。この面放電によって帯電極性は反転する。その
後、電荷の消失を避けるため、主電極Yの電位を緩やか
に低減させる。
【0041】アドレッシング準備期間TRに続くアドレ
ッシング期間TAにおいては、先頭のラインから1ライ
ンずつ順に各ラインを選択するために、選択すべき主電
極Yに負極性のスキャンパルスPyを印加する。ライン
の選択と同時に、非点灯とすべきセル(今回非点灯セ
ル)に対応したアドレス電極Aに対して正極性のアドレ
スパルスPaを印加する。選択されたラインにおけるア
ドレスパルスPaの印加されたセルでは、主電極Yとア
ドレス電極Aとの間で対向放電が起こって誘電体層17
の壁電荷が消失する。アドレスパルスPaの印加時点で
は主電極Xの近傍には正極性の壁電荷が存在するので、
その壁電圧でアドレスパルスPaが打ち消され、主電極
Xとアドレス電極Aとの間では放電は起きない。このよ
うな消去形式のアドレッシングは、書込み形式と違って
電荷の再形成が不要であるので、高速化に適している。
【0042】サステイン期間TSにおいては、不要の放
電を防止するために全てのアドレス電極Aを正極性の電
位にバイアスし、最初に全ての主電極Xに正極性のサス
テインパルスPsを印加する。その後、主電極Yと主電
極Xとに対して交互にサステインパルスPsを印加す
る。本実施形態では、最終のサステインパルスPsは主
電極Yに印加される。サステインパルスPsの印加によ
って、アドレッシング期間TAにおいて壁電荷の残され
たセル(今回点灯セル)で面放電が生じる。
【0043】サステイン期間TSに続くアドレッシング
期間TAにおいては、帯電分布を整える目的で、主電極
Xに電圧パルスPrを印加するとともに主電極Yに電圧
パルスPrsを印加する。そして、アドレッシング準備
期間TRと同様に主電極Yの電位を緩やかに低減させ、
その後に第1番目のアドレッシング期間TAと同様にラ
イン順次のアドレッシングを行う。
【0044】次に各フレームFの表示に適用するフレー
ム構成の選択の要領を説明する。図7は輝度分布の判別
方法を説明するための図である。図7の例では輝度分布
の特徴量に基づいて輝度分布が第1〜第3のフレーム構
成のいずれを適用すべき分布であるかを判別する。例え
ば、輝度ヒストグラムの90%点を特徴量とすると、最
低輝度付近に偏った分布(a)では特徴量が第1の閾値
(16)より小さい。この閾値は図5の第3のフレーム
構成で表現可能な最大輝度である。このような分布
(a)のフレームについては第3のフレーム構成を適用
する。低輝度側に偏った分布(b)では特徴量が閾値
(16)と閾値(80)との間の値である。分布(b)
のフレームについては第2のフレーム構成を適用する。
低輝度から高輝度まで拡がる分布(c)では特徴量が閾
値(80)より大きい。この分布(c)のフレームにつ
いては第1のフレーム構成を適用する。
【0045】特徴量は90%点に限らず、95%点又は
100%点といった他の点を基準にフレーム構成を選ん
でもよい。また、閾値は16及び80に限らず、各フレ
ーム構成で表現できる輝度の最大値に近い値であればよ
い。ただし、最大値より大きい値に設定した場合は輝度
の高い側の階調が最大値に丸められるので最大値より小
さめに設定するのが望ましい。これらの閾値に関する事
項は以下の判別方法にも同様に当てはまる。輝度分布の
算出の形態としては、1フレーム単位で算出してもよい
し、複数フレーム単位で算出してもよい。後者の場合に
は、背景輝度の低減に加えて次の効果がある。すなわ
ち、連続した複数のフレームに着目したとき、特徴量が
閾値の付近で変動するような場合にフレーム毎にフレー
ム構成を切り換えることによる背景輝度のちらつきを避
けることができる。
【0046】ところで、本実施形態においては、上述し
たとおり1つのフレームFについてR,G,Bの各色毎
に輝度分布が算出される。フレーム構成の選択は各色に
ついての輝度分布のうちの1つを基準に行われる。
【0047】図8は3色の輝度分布の一例を示す図であ
る。フレーム構成の選択に際しては、R,G,Bの各色
別に輝度分布の特徴量(例えば90%点)が、16未
満、16以上80未満、又は80以上のどの範囲に入る
かを判別する。そして、特徴量を含む範囲が最も高輝度
側である色の輝度分布に着目して当該フレームFについ
てのフレーム構成の選択を行う。図8の例では90%点
が80以上であるBの輝度分布に着目することになる。
【0048】図9及び図10は輝度分布の判別方法の他
の例を説明するための図である。まず、あらかじめ設定
されている閾値(16),(80)のそれぞれについ
て、それ以下の輝度の画素の数の全画素数に対する割合
を求める。図示の例では前者は20%、後者は97%で
ある。次に、求めた割合と割合の設定閾値90%との大
小関係を調べる。その大小関係から輝度分布の90%点
と閾値(16),(80)との関係がわかるので、その
関係に応じて図7の例と同様にフレーム構成を選択す
る。図9の例では90%点が閾値(16)から閾値(8
0)までの範囲内にあるので、第2のフレーム構成を選
択する。なお、閾値以下の輝度の画素数の全画素数に対
する割合を求めるのではなく、閾値以下の輝度の画素数
自体を設定閾値と比較する方法を採用してもよい。図1
0の例では、ヒストグラムの90%点がR,Gでは閾値
(16)から閾値(80)までの範囲内にあり、Bでは
閾値(80)から所定値(251)までの範囲内にあ
る。したがって、この場合は第1のフレーム構成が選択
される。
【0049】図11及び図12は対象フレーム数の異な
る輝度分布の一例を示す図である。プラズマ表示装置1
においては、注目フレームが隣接するフレームと類似す
るか否かによって判別対象の輝度分布が切換えられる
(これは輝度分布の算出の対象フレームを切り換えるの
と同等である)。すなわち、類似の度合いが閾値より大
きく、判定データD93が類似を示すとき(一連のフレ
ームを連続的なシーンの映像と見做すとき)には、複数
フレームについて算出された輝度分布に基づいてフレー
ム構成が選択される。一方、判定データD93が非類似
を示すとき(シーンが大きく変化するとき)には、注目
フレームのみについて算出された輝度分布に基づいてフ
レーム構成が選択される。このように類似判定の結果に
応じてフレーム構成の選択形態を変更することにより、
連続したシーンにおいて、画像の特徴量がフレーム構成
選択の閾値の近辺で変化した場合の背景部分の輝度変化
による画像の乱れを避けることができる。
【0050】以上の実施形態によれば、フレームの類似
判定の結果をフレーム構成の切換えに反映させるので、
より乱れのない表示を実現することができる。ただし、
類似判定回路93を省略し、輝度分布の判別の結果のみ
に応じて最適のフレーム構成を選択するようにしてもよ
い。また、必ずしも1フレーム毎にフレーム構成を選択
する必要はなく、2フレーム以上の単位でフレーム構成
の選択しても背景輝度の低減を図ることができる。上述
の実施形態においては消去アドレッシングを例示した
が、本発明は書込みアドレッシングを行う場合にも適用
可能である。
【0051】本発明に係る表示の対象には、テレビジョ
ン映像に代表されるインタレース形式の画像が含まれ
る。NTSC方式では図13のように1フレームFは奇
数フィールドf1と偶数フィールドf2とで構成され
る。PDP1による表示では、各フィールドを所定数の
サブフィールドに分割することになる。
【0052】ところで、奇数フィールドf1の画像信号
と偶数フィールドf2の画像信号とは互いに極めて類似
しており、どちらか一方の画像信号から求めた輝度分布
は両フィールドで構成される1フレーム分の画像信号か
ら求めた輝度分布とほぼ同一となる。したがって、プラ
ズマ表示装置100に対する入力信号がインタレース信
号である場合において、輝度分布は1フレームを構成す
るいずれか1つのフィールドの画像信号を基に算出すれ
ば十分である。注目フレームの輝度分布を1つのフィー
ルドの画像信号のみに注目して算出する方法は、算出回
路の規模を小さくできる、演算時間が短縮できるという
点で有利である。
【0053】
【発明の効果】請求項1乃至請求項15の発明によれ
ば、フレームの明暗に係わらずコントラストの良好な表
示を実現することができる。
【0054】請求項8の発明によれば、連続したシーン
における背景部分の輝度変化に起因する表示の乱れを避
けることができる。請求項7又は請求項15の発明によ
れば、入力信号がインタレース信号である場合に、回路
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ表示装置の構成図であ
る。
【図2】本発明に係るPDPの内部構造を示す分解斜視
図である。
【図3】第1のフレーム構成を示す図である。
【図4】第2のフレーム構成を示す図である。
【図5】第3のフレーム構成を示す図である。
【図6】駆動シーケンスの一例を示す電圧波形図であ
る。
【図7】輝度分布の判別方法を説明するための図であ
る。
【図8】3色の輝度分布の一例を示す図である。
【図9】輝度分布の判別方法の他の例を説明するための
図である。
【図10】輝度分布の判別方法の他の例を説明するため
の図である。
【図11】対象フレーム数の異なる輝度分布の一例を示
す図である。
【図12】対象フレーム数の異なる輝度分布の一例を示
す図である。
【図13】インタレース信号の場合の輝度分布の算出形
態を示す図である。
【符号の説明】
100 プラズマ表示装置(表示装置) F フレーム SF1〜16 サブフィールド C セル TA アドレッシング期間 TS サステイン期間(点灯維持期間) TR アドレッシング準備期間 91 輝度分布算出回路(分布演算回路) 92 輝度分布判別回路(分布判別手段) 81 コントローラ(制御手段) 93 類似判定回路(類似判定手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フレームを輝度の重みづけをした3以上
    のサブフィールドで構成し、各セルの点灯の要否を設定
    するアドレッシング期間と点灯状態を維持する点灯維持
    期間とをサブフィールド毎に割り当て、且つ1フレーム
    分の前記サブフィールドの組を1以上のサブフィールド
    群に区分し、サブフイールド群の最初に画面全体の帯電
    状態を均等化するアドレッシング準備期間を割り当てて
    階調表示を行う表示装置であって、 注目フレームを含む1以上のフレームの輝度分布を算出
    する分布演算手段と、 算出された輝度分布を設定条件に照らして判別する輝度
    判別手段と、 輝度分布の判別の結果に応じて、サブフィールド群の数
    が異なる複数のフレーム構成のうちの1つを選択して前
    記注目フレームの階調表示に適用する制御手段と、を備
    えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】前記輝度判別手段は、算出された輝度分布
    をその特徴量と設定閾値との比較によって判別する請求
    項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記輝度判別手段は、算出された輝度分布
    を設定範囲内の値の画素の数と設定閾値との比較によっ
    て判別する請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記輝度判別手段は、算出された輝度分布
    を設定範囲内の値の画素の全画素数に対する割合と設定
    閾値との比較によって判別する請求項1記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】前記分布演算手段は、1フレーム単位で輝
    度分布を算出する請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の表示装置。
  6. 【請求項6】前記分布演算手段は、複数フレーム単位で
    輝度分布を算出する請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載の表示装置。
  7. 【請求項7】入力信号がインタレース信号である場合に
    おいて、前記分布演算手段で算出される1以上のフレー
    ムの輝度分布は、各フレームを構成する偶数又は奇数フ
    ィールドのいずれか一方の輝度分布から算出される請求
    項1記載の表示装置。
  8. 【請求項8】1 フレームを輝度の重みづけをした3以上
    のサブフィールドで構成し、各セルの点灯の要否を設定
    するアドレッシング期間と点灯状態を維持する点灯維持
    期間とをサブフィールド毎に割り当て、且つ1 フレーム
    分の前記サブフイールドの組を1以上のサブフィールド
    群に区分し、サブフイールド群の最初に画面全体の帯電
    状態を均等化するアドレッシング準備期間を割り当てて
    階調表示を行う表示装置であって、 時系列に並ぶフレームのうちの注目フレームとそれに隣
    接した少なくとも一方のフレームとが類似するか否かを
    判定する類似判定手段と、 前記注目フレームの輝度分布、及び当該注目フレームを
    含む連続した複数のフレームの輝度分布を算出する分布
    演算手段と、 算出された輝度分布を設定条件に照らして判別する輝度
    判別手段と、 前記注目フレームとそれに隣接した前記フレームとが類
    似しないときには、当該注目フレームの輝度分布の判別
    の結果に応じて、サブフィールド群の数が異なる複数の
    フレーム構成のうちの1つを選択して前記注目フレーム
    の階調表示に適用し、当該注目フレームとそれに隣接し
    た前記フレームとが類似するときには、連続した複数の
    フレームの輝度分布の判別の結果に応じて、複数の前記
    フレーム構成のうちの1つを選択して当該注目フレーム
    の階調表示に適用する制御手段と、を備えたことを特徴
    とする表示装置。
  9. 【請求項9】前記輝度判別手段は、前記注目フレームの
    輝度分布及び前記連続した複数のフレームの輝度分布の
    少なくとも一方を、その特徴量と設定閾値との比較によ
    って判別する請求項7記載の表示装置。
  10. 【請求項10】前記輝度判別手段は、前記注目フレーム
    の輝度分布及び前記連続した複数のフレームの輝度分布
    の少なくとも一方を、設定範囲内の値の画素の数と設定
    閾値との比較によって判別する請求項7記載の表示装
    置。
  11. 【請求項11】前記輝度判別手段は、前記注目フレーム
    の輝度分布及び前記連続した複数のフレームの輝度分布
    の少なくとも一方を、設定範囲内の値の画素の全画素数
    に対する割合と設定閾値との比較によって判別する請求
    項7記載の表示装置。
  12. 【請求項12】フレームは表示色の異なる3個のプレー
    ンからなるカラー画像であり、 前記分布演算手段は、プレーン毎に輝度分布を算出し、 前記制御手段は、輝度分布範囲の最も広いプレーンの輝
    度分布の判別の結果に応じて、前記フレーム構成の選択
    を行う請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の表示
    装置。
  13. 【請求項13】前記特徴量は、画素を輝度の昇順に並べ
    たときの設定番目の画素の輝度である請求項2又は請求
    項8記載の表示装置。
  14. 【請求項14】前記設定閾値は、前記各フレーム構成で
    再現可能な輝度の最大値又はそれに近い値である請求項
    2乃至請求項4のいずれか又は請求項8乃至請求項10
    のいずれかに記載の表示装置。
  15. 【請求項15】入力信号がインタレース信号である場合
    において、前記注目フレームの輝度分布、及び当該注目
    フレームを含む複数のフレームの輝度分布は、各フレー
    ムを構成する偶数又は奇数フィールドのいずれか一方の
    輝度分布から算出される請求項8記載の表示装置。
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