JP2003295818A - プラズマディスプレイの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイの駆動方法

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JP2003295818A
JP2003295818A JP2002104845A JP2002104845A JP2003295818A JP 2003295818 A JP2003295818 A JP 2003295818A JP 2002104845 A JP2002104845 A JP 2002104845A JP 2002104845 A JP2002104845 A JP 2002104845A JP 2003295818 A JP2003295818 A JP 2003295818A
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拓 岡田
Shinji Masuda
真司 増田
Kenji Ogawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低いアドレスパルス電圧でもアドレス放電を
安定して生じさせることができるプラズマディスプレイ
の駆動方法を提供する。 【解決手段】 複数の表示電極対を形成した基板と複数
のデータ電極を形成した基板とを表示電極対とデータ電
極とが交差するように対向配置しその交差部に放電セル
を形成することにより構成したプラズマディスプレイを
駆動する方法であって、1フィールドを複数のサブフィ
ールドにより構成するとともに、その各サブフィールド
に、放電セルにアドレス放電を生じさせるアドレス期間
と表示電極対に維持パルスを印加して維持放電を生じさ
せる維持期間とを設け、この維持期間において表示電極
対に最初の維持パルスを印加してから最後の維持パルス
を印加し終わるまでの間ではデータ電極に維持パルスと
同極性の電圧を印加し、かつ、表示電極対に最後の維持
パルスを印加する前にデータ電極の電位を低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは、走査電
極と維持電極とからなる表示電極対を形成した前面基板
とデータ電極を形成した背面基板とを表示電極対とデー
タ電極とが交差するように対向配置して構成されてお
り、表示電極対とデータ電極との各交差部に放電セルが
形成されている。走査電極、維持電極およびデータ電極
のそれぞれに、初期化期間、アドレス期間、維持期間お
よび消去期間に分かれて駆動電圧を印加することにより
画像表示を行う。
【0003】初期化期間において、全走査電極に初期化
パルスを印加して全ての放電セルで初期化放電を行い、
前のサブフィールドでの点灯状態の影響を受けないよう
にする。次のアドレス期間では、走査電極に走査パルス
を順次印加するとともにデータ電極に表示データに応じ
てアドレスパルスを印加してアドレス放電を起こし各放
電セルに表示データの書き込みを行う。次の維持期間で
は、走査電極と維持電極に交互に維持パルスを印加し、
表示データを書き込んだ放電セルで表示放電を発生させ
ることにより画像表示を行う。次の消去期間では、維持
電極に正の消去パルスを印加して維持放電を終了させ
る。
【0004】これらの一連の動作が1フィールドを構成
する複数の各サブフィールドで行われ、各サブフィール
ドの維持パルス数を変えることによってそのサブフィー
ルドの発光輝度が変化し、アドレス期間で発光させるサ
ブフィールドを選択することによって、階調表示を行う
ことができる。
【0005】このようなプラズマディスプレイパネルの
駆動方法に関し、特開平10−282927号公報に
は、維持期間においてデータ電極にアドレスパルスと同
極性のオフセット電圧を印加することが開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】維持期間において表示
電極対に正極性の維持パルスを交互に印加することによ
り維持放電が生じると、データ電極上には正の壁電荷が
蓄積され、この正の壁電荷は次にアドレスを行うサブフ
ィールドにおいてアドレスパルス電圧に重畳される。従
来のように維持期間においてデータ電極にオフセット電
圧を印加すると、維持放電によってデータ電極上に蓄積
される正の壁電荷が少なくなるため、アドレス放電を確
実に行うためには高いアドレスパルス電圧が必要となる
という問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、低いアドレスパルス電圧でもアド
レス放電を安定して生じさせることができるプラズマデ
ィスプレイの駆動方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、複数の表示電極対を形成した基板と複数
のデータ電極を形成した基板とを前記表示電極対と前記
データ電極とが交差するように対向配置しその交差部に
放電セルを形成することにより構成したプラズマディス
プレイを駆動する方法であって、1フィールドを複数の
サブフィールドにより構成するとともに、その各サブフ
ィールドに、データ電極にアドレスパルスを印加して放
電セルにアドレス放電を生じさせるアドレス期間と表示
電極対に維持パルスを印加して維持放電を生じさせる維
持期間とを設け、この維持期間において前記表示電極対
に最初の維持パルスを印加してから最後の維持パルスを
印加し終わるまでの間では前記データ電極に前記維持パ
ルスと同極性の電圧を印加し、かつ、前記表示電極対に
最後の維持パルスを印加する前に前記データ電極の電位
を低くすることを特徴とするプラズマディスプレイの駆
動方法である。
【0009】また、本発明は、複数の表示電極対を形成
した基板と複数のデータ電極を形成した基板とを前記表
示電極対と前記データ電極とが交差するように対向配置
しその交差部に放電セルを形成することにより構成した
プラズマディスプレイを駆動する方法であって、1フィ
ールドを複数のサブフィールドにより構成するととも
に、その各サブフィールドに、データ電極にアドレスパ
ルスを印加して放電セルにアドレス放電を生じさせるア
ドレス期間と表示電極対に維持パルスを印加して維持放
電を生じさせる維持期間とを設け、この維持期間におい
て前記表示電極対に最初の維持パルスを印加してから最
後の維持パルスを印加する前までの間では前記データ電
極に前記維持パルスと同極性の電圧を印加することを特
徴とするプラズマディスプレイの駆動方法である。
【0010】このような駆動方法によれば、維持期間の
終了時にはデータ電極側に壁電荷を多く形成することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0012】まず、プラズマディスプレイパネルの構造
について図1を用いて説明する。図1に示すように、ガ
ラス基板などの透明な前面基板1上には、走査電極2と
維持電極3とで対をなすストライプ状の表示電極対が複
数形成され、そしてその表示電極対を覆うように誘電体
層4が形成され、その誘電体層4上には保護層5が形成
されている。
【0013】また、前面基板1に対向配置される背面基
板6上には、走査電極2および維持電極3と交差するよ
うに、オーバーコート層7で覆われた複数のストライプ
状のデータ電極8が形成されている。このデータ電極8
間のオーバーコート層7上には、データ電極8と平行に
複数の隔壁9が配置され、この隔壁9の側面およびオー
バーコート層7の表面に蛍光体層10が設けられてい
る。
【0014】これらの前面基板1と背面基板6とは、走
査電極2および維持電極3とデータ電極8とが交差する
ように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるととも
に、周囲が封止され、そして放電空間には、ヘリウム、
ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガ
スが放電ガスとして封入されている。また、放電空間
は、隔壁9によって複数の区画に仕切ることにより、走
査電極2および維持電極3とデータ電極8との交差部に
放電セルが設けられ、その各放電セルには、赤色、緑色
および青色となるように蛍光体層10が一色ずつ順次配
置されている。そして、赤色、緑色および青色の蛍光体
層が隣接して配置された3つの放電セルにより1つの画
素を構成し、カラー表示を行う。
【0015】このような構造のパネルを用いて構成した
プラズマディスプレイの概略構成図を図2に示す。図2
に示すように、パネル11では、行方向にはn行の走査
電極SC1〜SCnおよび維持電極SU1〜SUnが配列さ
れ、列方向にはm列のデータ電極D1〜Dmが配列されて
いる。走査電極SC1〜SCnは走査電極駆動回路12に
接続されており、維持電極SU1〜SUnは維持電極駆動
回路13に接続されている。また、データ電極D1〜Dm
はデータ電極駆動回路14に接続されている。
【0016】次に、本発明の一実施の形態によるプラズ
マディスプレイの駆動方法について図3を用いて説明す
る。図3は1サブフィールド期間の駆動電圧波形の一例
であり、1サブフィールドは初期化期間、アドレス期
間、維持期間および消去期間の4つの期間に分かれてい
る。初期化期間では放電セル内の壁電荷の初期化を行
い、アドレス期間ではデータ電極にアドレスパルスを印
加して放電セルにアドレス放電を生じさせる。また、維
持期間では表示電極対に維持パルスを印加して維持放電
を生じさせ、消去期間ではその維持放電を停止させる。
維持期間において表示電極対に印加する維持パルス数を
変えることによってそのサブフィールドの発光輝度が変
化し、維持パルス数の異なる複数のサブフィールドによ
って1フィールドを構成するとともにアドレス期間で発
光させるサブフィールドを選択することにより階調表示
を行っている。
【0017】図3に示すように初期化期間において、走
査電極SC1〜SCnに正極性の初期化パルスPrを印加
し、全ての放電セルにおいて初期化放電を発生させる。
この初期化放電によって、全ての放電セルにおいて前の
サブフィールドでの点灯状況に応じて形成された壁電荷
を消去(リセット)して初期化するとともに、その後の
アドレス放電を低い電圧で発生させるように放電セル内
に壁電荷を形成する。この場合、走査電極SC1〜SCn
上の保護層5表面には負の壁電荷が形成され、維持電極
SU1〜SUn上の保護層5表面およびデータ電極D1
m上の蛍光体層10表面には正の壁電荷が形成され
る。このような初期化パルスPrは全てのサブフィール
ドにおいて印加する必要はなく、数個のサブフィールド
に1回のみ初期化パルスPrを印加してもよい。また、
初期化パルスPrを1個だけでなく複数に分けて構成し
たり、緩やかに変化する電圧を印加してもよい。
【0018】ここで、以降では、走査電極上の保護層5
表面に壁電荷が形成されることを単に走査電極側に壁電
荷が形成されると言い、維持電極上の保護層5表面に壁
電荷が形成されることを単に維持電極側に壁電荷が形成
されると言い、データ電極上の蛍光体層10表面に壁電
荷が形成されることを単にデータ電極側に壁電荷が形成
されると言う。
【0019】初期化期間の後のアドレス期間において、
まず1行目の走査電極SC1に負極性の走査パルスPs
cnを印加すると同時にデータ電極D1〜Dmのうち所望
のデータ電極に正極性のアドレスパルスPaを印加す
る。走査パルスPscnとアドレスパルスPaとがとも
に印加された放電セルでは、走査電極とデータ電極との
間でアドレス放電が生じてデータの書き込みが行われ、
走査電極側に正の壁電荷が形成されデータ電極側に負の
壁電荷が形成される。一方、アドレスパルスPaが印加
されない放電セルでは、放電が発生せず壁電荷の状況は
変化しない。このようにして1行目の放電セルのうち所
望の放電セルにデータの書き込みが行われる。2行目以
降の走査電極SC2〜SCnについても順に走査パルスを
印加し、所望の放電セルについてデータの書き込みを行
う。
【0020】アドレス期間の後の維持期間において、ま
ず走査電極SC1〜SCnに正極性の維持パルスPsyを
印加するとともにデータ電極D1〜Dmに維持パルスPs
yと同極性の第1の電圧Vo1を印加する。このとき、
アドレス放電を起こした放電セルでは維持パルスPsy
の電圧に走査電極側に形成された正の壁電荷による電圧
が加わり、走査電極と維持電極との間の放電空間には放
電開始電圧以上の電圧がかかるため、走査電極と維持電
極との間で維持放電が発生し、さらにデータ電極との間
においても維持放電が発生する。維持放電が発生すると
走査電極側には負の壁電荷が形成され、維持電極側およ
びデータ電極側には正の壁電荷が形成される。
【0021】続いて、データ電極D1〜Dmには第1の電
圧Vo1を印加したままで維持電極SU1〜SUnに正極
性の維持パルスPsxを印加すると、アドレス放電を起
こした放電セルでは維持放電が発生し、維持電極側には
負の壁電荷が形成され、走査電極側およびデータ電極側
には正の壁電荷が形成される。
【0022】以降、データ電極D1〜Dmには維持パルス
と同極性の第1の電圧Vo1を印加したままで、走査電
極SC1〜SCnおよび維持電極SU1〜SUnにそれぞれ
正極性の維持パルスPsyおよびPsxを交互に印加し
てアドレス放電を起こした放電セルにおいて維持放電を
繰り返し発生させる。そして、維持期間において最後の
1つ前の維持パルスとなる維持パルスPsdを維持電極
SU1〜SUnに印加した後に、データ電極D1〜Dmに第
1の電圧Vo1よりも電圧値が小さい第2の電圧Vo2
を印加する。その後、走査電極SC1〜SCnに最後の維
持パルスPseを印加する。すなわち、走査電極および
維持電極からなる表示電極対に最後の前の維持パルスP
sdを印加し終わってから最後の維持パルスPseを印
加するまでの間にデータ電極D1〜Dmの電位を低くして
いる。
【0023】このように維持期間において、アドレス放
電を起こした放電セルで維持放電を繰り返し発生させる
ことにより蛍光体層を発光させ、画像表示を行う。
【0024】維持期間の後の消去期間において、維持電
極SU1〜SUnに緩やかに変化する正極性の消去電圧P
eを印加する。このとき、維持放電を起こした放電セル
において維持電極と走査電極との間に微弱な消去放電が
起こり、走査電極側の壁電荷と維持電極側の壁電荷が減
少し維持放電が停止する。
【0025】なお、以上の動作において、表示を行わな
い放電セル、すなわちアドレス期間においてアドレス放
電を発生させなかった放電セルでは維持放電および消去
放電は発生せず、放電セル内に形成された壁電荷の状態
はほとんど変化しない。すなわち、その壁電荷の状態は
初期化期間の終了時における状態とほぼ同じになってい
る。
【0026】本実施の形態によるプラズマディスプレイ
の駆動方法では、維持期間において最初に維持パルスP
syを走査電極SC1〜SCnに印加するときにはデータ
電極D1〜Dmに第1の電圧Vo1を印加しているので、
走査電極と維持電極との間にかかる電圧を、走査電極あ
るいは維持電極とデータ電極との間にかかる電圧にくら
べて大きくすることができる。したがって、維持期間に
おける最初の維持放電を安定して発生させることができ
る。
【0027】また、維持期間のほとんどの間においてデ
ータ電極D1〜Dmに維持パルスと同極性の第1の電圧V
o1を印加しており、この第1の電圧Vo1を印加して
いる期間において維持放電が発生する際、データ電極D
1〜Dmを接地電位(0V)にしている場合に比べてデー
タ電極側に電荷が移動することを少なくすることができ
る。このため、維持放電は走査電極と維持電極との間に
集中しやすくなり強い維持放電が安定して発生するの
で、表示品位を向上させることができる。
【0028】さらに、最後の維持パルスPseを走査電
極SC1〜SCnに印加するときにはデータ電極D1〜Dm
に第1の電圧Vo1より電圧値が低い第2の電圧Vo2
を印加しているので、維持放電によって発生した電荷が
データ電極側に移動しやすくなりデータ電極側に正の壁
電荷が多く形成されるようになる。維持期間の終了時に
データ電極側に形成されている正の壁電荷は、次のサブ
フィールドのアドレス期間まで残存し、アドレス放電時
にはアドレスパルスPaに重畳するので、低いアドレス
パルス電圧でもアドレス放電を安定して生じさせること
ができる。
【0029】なお、上記実施の形態においては、表示電
極対に最初の維持パルスを印加してから最後の維持パル
スを印加し終わるまでの間ではデータ電極D1〜Dmに維
持パルスと同極性の電圧を印加し、表示電極対に最後の
前の維持パルスを印加し終わってから最後の維持パルス
を印加するまでの間にデータ電極の電位を低くしている
が、表示電極対に最後の維持パルスを印加する前にデー
タ電極の電位を低くすることにより低いアドレスパルス
電圧でもアドレス放電を安定して生じさせることができ
る。データ電極の電位を低くするタイミングについては
適宜設定すればよいが、維持期間の後半に設定すること
により表示品位をより向上させることができる。
【0030】図4は、本発明の他の実施の形態における
1サブフィールド期間の駆動電圧波形を示しており、図
3の駆動電圧波形と異なるのは維持期間においてデータ
電極D1〜Dmに印加する電圧値である。すなわち、表示
電極対に最初の維持パルスを印加してから最後の前の維
持パルスを印加し終わるまでの間ではデータ電極D1
mに維持パルスと同極性の電圧を印加しており、その
電圧をアドレスパルス電圧(アドレスパルスの波高値)
Vdaと同じ値に設定している。また、最後の維持パル
スPseを走査電極SC1〜SCnに印加するときはデー
タ電極D1〜Dmを接地電位にしている。
【0031】図4に示す駆動電圧波形によれば、図3の
場合と同様に、維持期間のほとんどの間において強い維
持放電が安定して発生するので表示品位を向上させるこ
とができるとともに、低いアドレスパルス電圧でもアド
レス放電を安定して生じさせることができる。さらに、
データ電極D1〜Dmに印加する電圧値を二値にすること
ができるので、データ電極駆動回路の構成を簡単にする
ことができるとともに必要な電源の数を少なくすること
ができる。
【0032】なお、図4に示す駆動電圧波形において
は、表示電極対に最初の維持パルスを印加してから最後
の前の維持パルスを印加し終わるまでの間においてデー
タ電極D1〜Dmに維持パルスと同極性の電圧を印加して
いるが、表示電極対に最初の維持パルスを印加してから
最後の維持パルスを印加する前までの間においてデータ
電極に維持パルスと同極性の電圧を印加することによ
り、低いアドレスパルス電圧でもアドレス放電を安定し
て生じさせることができる。また、データ電極に維持パ
ルスと同極性の電圧を印加し終わった後ではデータ電極
を接地電位にしている。データ電極に維持パルスと同極
性の電圧を印加し終わるタイミングについては適宜設定
すればよいが、維持期間の後半に設定することにより表
示品位をより向上させることができる。
【0033】また、維持パルスが負極性の場合には図5
に示すように、維持期間において維持電極SU1〜SUn
に最初の維持パルスPsxを印加してから以降ではデー
タ電極に維持パルスと同極性(負極性)の第3の電圧V
o3を印加し、最後の維持パルスPseを印加するとき
には第3の電圧Vo3よりも低い第4の電圧Vo4を印
加すればよい。すなわち、走査電極および維持電極から
なる表示電極対に最後の前の維持パルスPsdを印加し
終わってから最後の維持パルスPseを印加するまでの
間においてデータ電極D1〜Dmの電位を低くしている。
これにより上記実施の形態の場合と同様に、表示品位を
向上させることができるとともに低いアドレスパルス電
圧でもアドレス放電を安定して生じさせることができ
る。また、表示電極対に最後の維持パルスを印加する前
にデータ電極の電位を低くすれば低いアドレスパルス電
圧でもアドレス放電を安定して生じさせることができ
る。データ電極の電位を低くするタイミングについては
適宜設定すればよいが、維持期間の後半に設定すること
により表示品位をより向上させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明のプラズマディスプ
レイの駆動方法によれば、低いアドレスパルス電圧でも
アドレス放電を安定して生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるプラズマディス
プレイパネルの要部を示す斜視図
【図2】本発明の一実施の形態におけるプラズマディス
プレイの概略構成図
【図3】本発明の一実施の形態におけるプラズマディス
プレイの駆動電圧波形を示すタイミングチャート
【図4】本発明の他の実施の形態におけるプラズマディ
スプレイの駆動電圧波形を示すタイミングチャート
【図5】本発明の他の実施の形態におけるプラズマディ
スプレイの駆動電圧波形を示すタイミングチャート
【符号の説明】
2 走査電極 3 維持電極 8 データ電極 11 プラズマディスプレイパネル 12 走査電極駆動回路 13 維持電極駆動回路 14 データ電極駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 兼司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C058 AA11 BA35 5C080 AA05 BB05 DD09 DD30 FF12 HH05 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表示電極対を形成した基板と複数
    のデータ電極を形成した基板とを前記表示電極対と前記
    データ電極とが交差するように対向配置しその交差部に
    放電セルを形成することにより構成したプラズマディス
    プレイを駆動する方法であって、1フィールドを複数の
    サブフィールドにより構成するとともに、その各サブフ
    ィールドに、データ電極にアドレスパルスを印加して放
    電セルにアドレス放電を生じさせるアドレス期間と表示
    電極対に維持パルスを印加して維持放電を生じさせる維
    持期間とを設け、この維持期間において前記表示電極対
    に最初の維持パルスを印加してから最後の維持パルスを
    印加し終わるまでの間では前記データ電極に前記維持パ
    ルスと同極性の電圧を印加し、かつ、前記表示電極対に
    最後の維持パルスを印加する前に前記データ電極の電位
    を低くすることを特徴とするプラズマディスプレイの駆
    動方法。
  2. 【請求項2】 表示電極対に最後の前の維持パルスを印
    加し終わってから最後の維持パルスを印加するまでの間
    にデータ電極の電位を低くすることを特徴とする請求項
    1に記載のプラズマディスプレイの駆動方法。
  3. 【請求項3】 複数の表示電極対を形成した基板と複数
    のデータ電極を形成した基板とを前記表示電極対と前記
    データ電極とが交差するように対向配置しその交差部に
    放電セルを形成することにより構成したプラズマディス
    プレイを駆動する方法であって、1フィールドを複数の
    サブフィールドにより構成するとともに、その各サブフ
    ィールドに、データ電極にアドレスパルスを印加して放
    電セルにアドレス放電を生じさせるアドレス期間と表示
    電極対に維持パルスを印加して維持放電を生じさせる維
    持期間とを設け、この維持期間において前記表示電極対
    に最初の維持パルスを印加してから最後の維持パルスを
    印加する前までの間では前記データ電極に前記維持パル
    スと同極性の電圧を印加することを特徴とするプラズマ
    ディスプレイの駆動方法。
  4. 【請求項4】 維持期間において表示電極対に最初の維
    持パルスを印加してから最後の前の維持パルスを印加し
    終わるまでの間ではデータ電極に維持パルスと同極性の
    電圧を印加することを特徴とする請求項3に記載のプラ
    ズマディスプレイの駆動方法。
  5. 【請求項5】 維持期間においてデータ電極に印加する
    電圧の電圧値を、アドレス期間においてデータ電極に印
    加するアドレスパルスの波高値と同じに設定したことを
    特徴とする請求項3に記載のプラズマディスプレイの駆
    動方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116965A1 (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Fujitsu Limited ガス放電表示デバイスの駆動方法
KR100667589B1 (ko) 2004-11-12 2007-01-12 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법
KR100766633B1 (ko) 2006-09-15 2007-10-15 시노다 프라즈마 가부시끼가이샤 가스 방전 표시 디바이스의 구동 방법

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