JP2003295783A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003295783A
JP2003295783A JP2002097198A JP2002097198A JP2003295783A JP 2003295783 A JP2003295783 A JP 2003295783A JP 2002097198 A JP2002097198 A JP 2002097198A JP 2002097198 A JP2002097198 A JP 2002097198A JP 2003295783 A JP2003295783 A JP 2003295783A
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thin film
semiconductor device
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circuit chip
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Mutsumi Kimura
睦 木村
Hiroyuki Hara
弘幸 原
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜ダイオード型ディスプレイ、パッシブ型
ディスプレイ、デジタルミラーデバイス型ディスプレイ
などのディスプレイや、電荷結合デバイス型センサ、薄
膜トランジスタ型センサなどのセンサなどの半導体装置
に対して、低コスト化や狭額縁化を図ることである。 【解決手段】 図示しない素子形成用基板上で形成した
回路チップ37を剥離し、薄膜ダイオードがアレイ状に
形成されている基板12a上へ転写することにより、薄
膜ダイオード型ディスプレイの駆動回路を形成する。回
路チップ37に含まれる薄膜トランジスタは、低温多結
晶シリコン薄膜トランジスタである。回路チップ37
は、レーザー照射によって素子形成用基板から剥離され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面型の表示装置(デ
ィスプレイ)やセンサなどの半導体装置に係り、特に、
低コスト化や狭額縁化が要求される、薄膜ダイオード
型、単純マトリクス型、デジタルミラーデバイス型など
の表示装置や、電荷結合デバイス型、薄膜トランジスタ
型などのセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜ダイオード型ディスプレイ、単純マ
トリクス型(パッシブ型)ディスプレイ、デジタルミラ
ーデバイス型ディスプレイなどの各種ディスプレイは、
薄型、小型、軽量のフラットパネルディスプレイとし
て、携帯電話、小型情報端末、カーナビゲーションシス
テム、携帯テレビ、プロジェクタなどに応用されてい
る。また、電荷結合デバイス型センサや薄膜トランジス
タ型センサなどのセンサは、デジタルカメラ、ビデオカ
メラ、X線撮像装置などに応用されている。これらのデ
ィスプレイやセンサは、2次元アレイ状に形成された機
能素子部(表示素子部あるいは光検出部)と、この機能
素子部を駆動するための駆動回路をから構成されるとい
う点で構造上の共通点がある。
【0003】また、最近では、ディスプレイ等の半導体
装置を構成する基板(第1の基板)とは別に用意した、
素子形成用の基板(第2の基板)の上で薄膜トランジス
タ等の機能素子を形成しておき、接着剤を用いて第1の
基板と第2の基板を接着し、レーザー照射によって、第
2の基板上に形成した機能素子を第2の基板から剥離
し、第1の基板上へ転写する技術が開発されている。こ
のような技術は、サフトラ(Suftla:Surface Free Tec
hnology by Laser Ablation)技術と称されている。サ
フトラ技術は、素子形成用の基板(第2の基板)とし
て、機能素子の製造に適した材料を用いることにより、
低コストで高機能な機能素子を製造することができ、か
つ簡便なプロセスで、ディスプレイ等を構成する第1の
基板上に、第2の基板上に形成された機能素子を剥離転
写することができることから、製造コストの低減を図る
ことが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】薄膜ダイオード型ディ
スプレイ、単純マトリクス型ディスプレイ、デジタルミ
ラーデバイス型ディスプレイなどのディスプレイや、電
荷結合デバイス型センサ、薄膜トランジスタ型センサな
どのセンサでは、2次元アレイ状のディスプレイ部(表
示部)やセンサ部と、これらを駆動するための駆動回路
では、全く異なった機能デバイスが要求される。すなわ
ち、2次元アレイ状のディスプレイ部やセンサ部には、
薄膜ダイオード型ディスプレイでは薄膜ダイオード、単
純マトリクス型ディスプレイではストライプ状の電極を
上下で交差させて形成した画素、デジタルミラーデバイ
ス型ディスプレイでは微小電気機械システム(MEM
S:Micro-Electro-Mechanical System)であるデジタ
ルミラーデバイス、電荷結合デバイス型センサでは電荷
結合デバイス、薄膜トランジスタ型センサではそれほど
能力の高くない薄膜トランジスタを配置する。一方、駆
動回路には、トランジスタ、より好ましくは、特性に優
れたCMOS電界効果型トランジスタを必要とする。
【0005】従来の薄膜ダイオード型ディスプレイなど
のディスプレイや、薄膜トランジスタ型センサなどのセ
ンサでは、2次元アレイ状のディスプレイ部やセンサ部
に、これらを駆動するための駆動回路ICを外部実装し
ていたが、この方法では、低コスト化が難しく、また、
外部実装のために狭額縁化が難しかった。そこで、本発
明の第1の目的は、これらのディスプレイやセンサなど
の半導体装置に対して、低コスト化や狭額縁化を図るこ
とである。
【0006】また、従来のデジタルミラーデバイス型デ
ィスプレイなどのディスプレイや、電荷結合デバイス型
センサなどのセンサでは、2次元アレイ状のディスプレ
イ部やセンサ部と、これらを駆動するための駆動回路と
を、同一基板上で異なるプロセスを用いて作成してい
た。この方法では、同一基板上で異なるプロセスを用い
ることからプロセスがより複雑となるために、歩留まり
が低下してしまい低コスト化が難しい。そこで、本発明
の第2の目的は、これらのディスプレイやセンサなどの
半導体装置に対して、低コスト化を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の半導体装置は、複数の機能素子と、こ
れら複数の機能素子を駆動する駆動回路とが形成された
第1の基板を含む半導体装置であって、上述した駆動回
路が、半導体装置を構成する第1の基板とは別の第2の
基板上において形成された後に、第2の基板から剥離し
て第1の基板へ転写される回路チップを用いて形成され
る。
【0008】より具体的には、上述した半導体装置は、
薄膜ダイオード型表示装置であり、機能部は、薄膜ダイ
オードをアレイ状に配列して画素が構成される表示部で
あることが好ましい。
【0009】また、上述した半導体装置は、単純マトリ
クス型表示装置であり、機能部は、ストライプ状の電極
が形成された2つの基板を対向させて、ストライプ状の
電極の延在方向を両基板の相互間でほぼ直交させて配置
することにより、ストライプ状の電極の各交点にアレイ
状の画素が構成される表示部であることが好ましい。
【0010】また、上述した半導体装置は、デジタルミ
ラーデバイス型表示装置であり、機能部は、デジタルミ
ラーデバイスをアレイ状に配列して画素が構成される表
示部であることが好ましい。
【0011】また、上述した半導体装置は、電荷結合デ
バイス型センサであり、機能部は、電荷結合デバイスを
アレイ状に配列して構成されるセンサ部であることが好
ましい。
【0012】また、上述した半導体装置は、薄膜トラン
ジスタ型センサであり、機能部は、薄膜トランジスタを
アレイ状に配列して形成されるセンサ部であることが好
ましい。
【0013】上述した薄膜ダイオード型表示装置ディス
プレイ、単純マトリクス型表示装置、薄膜トランジスタ
型センサでは、2次元アレイ状のディスプレイ部やセン
サ部に、直接的に駆動回路を転写することにより、駆動
回路ICを外部実装する必要が無くなり、低コスト化や
狭額縁化を図ることが可能となる。また、デジタルミラ
ーデバイス型ディスプレイ、電荷結合デバイス型センサ
では、デジタルミラーデバイスや電荷結合デバイスを備
えた2次元アレイ状のディスプレイ部やセンサ部に、駆
動回路を転写することにより、同一の基板上で、デジタ
ルミラーデバイス等を形成するプロセスと、駆動回路を
形成するプロセスとを混在させる必要が無くなることか
ら、プロセスの複雑化を回避することが可能となるとと
もに、歩留まりの低下を回避することが可能となり、製
造コストの低コスト化を図ることが可能となる。
【0014】また、回路チップは、多結晶又は略単結晶
のシリコン膜を用いて形成された薄膜トランジスタを含
んで構成されることが好ましい。これにより、低コスト
で高性能なCMOS電界効果型トランジスタにより構成
される駆動回路を備えた高性能な表示装置あるいはセン
サを実現することが可能になる。
【0015】また、上述した薄膜ダイオード型表示装置
に含まれる表示部は、第2の基板上で形成された薄膜ダ
イオードを剥離し、第1の基板上であって、走査線と信
号線の各交点にあたる各画素に対する位置へ薄膜ダイオ
ードを配置することによって形成されることが好まし
い。これにより、配線や支持基板としての安価な第2の
基板上において、必要とされる部分だけに薄膜ダイオー
ドを配置することができるので、全体として、薄膜ダイ
オード型ディスプレイの製造コストを大幅に低減するこ
とが可能である。
【0016】また、本発明の製造方法は、所定の機能を
実現する機能部と、この機能部を動作させる駆動回路と
が形成された第1の基板を含んで構成される半導体装置
の製造方法であって、半導体装置を構成する第1の基板
とは別の第2の基板上において、薄膜素子を含む回路チ
ップを形成する第1の工程と、回路チップを第2の基板
から剥離して第1の基板へ転写する第2の工程とを含ん
でおり、転写された回路チップを用いて駆動回路を形成
している。特に、上述した半導体装置は、薄膜ダイオー
ド型表示装置、単純マトリクス型表示装置、デジタルミ
ラーデバイス型表示装置、電荷結合デバイス型センサ、
薄膜トランジスタ型センサのいずれかであることが好ま
しい。
【0017】また、第2の工程において、第2の基板か
ら回路チップを剥離する処理は、レーザー照射によって
行われることが好ましい。これにより、回路チップを容
易に剥離することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。
【0019】始めに、各種の半導体装置を構成する基板
(第1の基板)とは別に用意した素子形成用基板(第2
の基板)を用いて、この素子形成用基板上において回路
チップを形成し、これを剥離して半導体装置を構成する
基板へ転写する方法について説明を行う。
【0020】図1は、本実施形態における回路チップの
形成、剥離、転写の方法を示す図である。図1(a)に
示すように、石英やガラスなどの略透明な絶縁体からな
る素子形成用基板31上に、剥離層32を形成する。こ
の剥離層32は、反応ガスとしてSiH を用いたプ
ラズマ励起CVD法(PECVD法)や、反応ガスとし
てSiを用いた減圧CVD法(LPCVD法)な
どの成膜法により形成される非晶質のシリコン膜を用い
ることが好ましい。また、剥離層32上に、複数の薄膜
回路33を形成する。次に、これらの薄膜回路33上に
外部接続端子としての電極パッド34を形成し、各薄膜
回路33を分離して回路チップ37を形成する。
【0021】次に、図1(b)に示すように、素子形成
用基板31と、半導体装置を構成するための基板35と
を対向させて両者を貼り合わせる。次に、略透明な基板
である素子形成用基板31の底面側から、剥離、転写し
たい回路チップ37に対してレーザー36を照射する。
これにより、レーザー36が照射された部分においてア
ビュレーション(ablation )が生じ、レーザー36の
照射を受けた回路チップ37のみが剥離層32から剥離
し、図1(c)に示すように、回路チップ37が基板3
5に転写される。
【0022】ここで、上述した薄膜回路33を構成する
薄膜トランジスタの製造方法について説明を行う。図2
は、薄膜トランジスタの製造方法の例を示す図である。
【0023】図2(a)に示すように、上述した素子形
成用基板31上に形成された剥離層32上に、PECV
D法やLPCVD法などの成膜法によって非晶質のシリ
コン膜22を成膜する。次に、シリコン膜32に対して
レーザー23を照射することによりシリコン膜22の結
晶化を行う。これにより、シリコン膜22は、非晶質か
ら多晶質に変化する。なお、成膜条件を適宜設定するこ
とにより、略単結晶のシリコン膜22を形成するように
してもよい。
【0024】次に、図2(b)に示すように、シリコン
膜22をパターニングした後、シリコン膜22を覆うよ
うにしてゲート絶縁膜24を形成し、ゲート絶縁膜24
上にゲート電極25を形成する。
【0025】次に、図2(c)に示すように、シリコン
膜22に対して、ゲート電極25をマスクとして用い
て、リンやボロンなどの不純物元素を自己整合的に打ち
込み、その後に熱処理を行って活性化し、CMOS構造
のソース/ドレイン領域26を形成する。その後、層間
絶縁膜27を形成し、この層間絶縁膜27にコンタクト
ホールを開口して、ソース/ドレイン電極28を形成す
ることにより、薄膜トランジスタTが形成される。
【0026】このように、本実施形態の製造方法によれ
ば、素子形成用基板31上で形成しておいた回路チップ
37をレーザー照射によって剥離し、基板35上の所望
の位置へ容易に転写することが可能となる。回路チップ
37を素子形成用基板31から剥離させる際にレーザー
照射を行っていることから、回路チップ37を容易かつ
確実に剥離させることが可能となる。また、本実施形態
の製造方法では、低温プロセスにより形成される多結晶
シリコンを用いて薄膜トランジスタTを形成しているた
め、低コストで高性能なCMOS電界効果型のトランジ
スタを備えた回路チップ37を形成することが可能とな
る。
【0027】次に、上述した本実施形態の製造方法を適
用して製造される各種のディスプレイ(表示装置)やセ
ンサの具体例について説明する。
【0028】(a)薄膜ダイオード型ディスプレイ 図3は、本実施形態の製造方法を適用して製造される薄
膜ダイオード型ディスプレイについて説明する説明図で
ある。
【0029】図3に示すように、上述した製造方法(図
1及び図2参照)を適用し、素子形成用基板31上にお
いて、複数の薄膜トランジスタTを含んで構成される回
路チップ37を形成し、これらの回路チップ37を剥離
して、薄膜ダイオード型ディスプレイを構成する基板1
2a上の所定位置へ転写する。これにより、基板12a
上にアレイ状に形成されている薄膜ダイオード15(図
3では模式的に表現されている。)を駆動する駆動回路
が形成される。本実施例では、薄膜ダイオード15を備
えた2次元アレイ状のディスプレイ部(表示部)13a
に、直接的に回路チップ37を転写して駆動回路を形成
しているため、駆動回路ICを外部実装する必要が無く
なり、低コスト化や狭額縁化を図ることが可能となる。
なお、本実施例では、薄膜ダイオード型ディスプレイと
して、2枚の基板12aを貼り合わせた構造を例にとっ
ているが、2枚の基板12aはともに回路チップ37が
転写されている。
【0030】(b)単純マトリクス型ディスプレイ 図4は、本実施形態の製造方法を適用して製造される単
純マトリクス型ディスプレイについて説明する説明図で
ある。
【0031】図4に示すように、上述した製造方法(図
1及び図2参照)を適用し、素子形成用基板31上にお
いて、複数の薄膜トランジスタTを含んで構成される回
路チップ37を形成し、これらの回路チップ37を剥離
して、単純マトリクス型ディスプレイを構成する基板1
2b上の所定位置へ転写する。本実施例では、上下の基
板12bにそれぞれ備わっているストライプ状の電極1
6をほぼ直交させて配置することにより、電極16の交
点に画素部116が形成されており、これらの画素部1
16が2次元アレイ状に配置されてディスプレイ部13
bが形成されている。図4では、これらの電極16及び
画素部116が模式的に表されている。そして、このデ
ィスプレイ部13bに対して直接的に回路チップ37を
転写して駆動回路を形成しているため、駆動回路ICを
外部実装する必要が無くなり、低コスト化や狭額縁化を
図ることが可能となる。なお、本実施例では、単純マト
リクス型ディスプレイとして、2枚の基板12bを貼り
合わせた構造を例にとっているが、2枚の基板12aは
ともに回路チップ37が転写されている。
【0032】(c)デジタルミラーデバイス型ディスプ
レイ 図5は、本実施形態の製造方法を適用して製造されるデ
ジタルミラーデバイス型ディスプレイについて説明する
説明図である。
【0033】図5に示すように、上述した製造方法(図
1及び図2参照)を適用し、素子形成用基板31上にお
いて、複数の薄膜トランジスタTを含んで構成される回
路チップ37を形成し、これらの回路チップ37を剥離
して、デジタルミラーデバイス型ディスプレイを構成す
る基板12c上の所定位置へ転写する。これにより、基
板12c上にアレイ状に形成されているデジタルミラー
デバイス17(図5では模式的に表現されている。)を
駆動する駆動回路が形成される。本実施例では、デジタ
ルミラーデバイス17を備えた2次元アレイ状のディス
プレイ部13cに、直接的に回路チップ37を転写して
駆動回路を形成しているため、同一の基板12c上で、
デジタルミラーデバイス17を形成するプロセスと、駆
動回路を形成するプロセスとを混在させる必要が無くな
ることから、プロセスの複雑化を回避することが可能と
なるとともに、歩留まりの低下を回避することが可能と
なり、製造コストの低コスト化を図ることが可能とな
る。
【0034】(d)電荷結合デバイス型センサ 図6は、本実施形態の製造方法を適用して製造される電
荷結合デバイス型センサについて説明する説明図であ
る。
【0035】図6に示すように、上述した製造方法(図
1及び図2参照)を適用し、素子形成用基板31上にお
いて、複数の薄膜トランジスタTを含んで構成される回
路チップ37を形成し、これらの回路チップ37を剥離
して、電荷結合デバイス型センサを構成する基板12d
上の所定位置へ転写する。これにより、基板12d上に
アレイ状に形成されている電荷結合デバイス18(図6
では模式的に表現されている。)を駆動する駆動回路が
形成される。本実施例では、電荷結合デバイス18を備
えた2次元アレイ状のセンサ部14dに、直接的に回路
チップ37を転写して駆動回路を形成しているため、同
一の基板12d上で、電荷結合デバイス18を形成する
プロセスと、駆動回路を形成するプロセスとを混在させ
る必要が無くなることから、プロセスの複雑化を回避す
ることが可能となるとともに、歩留まりの低下を回避す
ることが可能となり、製造コストの低コスト化を図るこ
とが可能となる。
【0036】(e)薄膜トランジスタ型センサ 図7は、本実施形態の製造方法を適用して製造される薄
膜トランジスタ型センサについて説明する説明図であ
る。
【0037】図7に示すように、上述した製造方法(図
1及び図2参照)を適用し、素子形成用基板31上にお
いて、複数の薄膜トランジスタTを含んで構成される回
路チップ37を形成し、これらの回路チップ37を剥離
して、薄膜トランジスタ型センサを構成する基板12e
上の所定位置へ転写する。これにより、基板12e上に
アレイ状に形成されている薄膜トランジスタ19(図6
では模式的に表現されている。)を駆動する駆動回路が
形成される。本実施例では、それほど能力の高くない薄
膜トランジスタ19を備えた2次元アレイ状のセンサ部
14eに、直接的に回路チップ37を転写して駆動回路
を形成しているため、駆動回路ICを外部実装する必要
が無くなり、低コスト化や狭額縁化を図ることが可能と
なる。
【0038】(f)薄膜ダイオード型ディスプレイの他
の実施形態 次に、薄膜ダイオード型ディスプレイの他の実施形態に
ついて説明する。図8は、薄膜ダイオード型表示装置の
他の実施形態について説明する説明図である。この実施
形態では、上述した回路チップの場合と同様の方法によ
り、素子形成用基板上に、薄膜ダイオードを含む素子チ
ップを形成し、これを剥離、転写することにより薄膜ダ
イオード型ディスプレイを構成する。
【0039】具体的には、上述した図1と同様な方法に
より、回路チップ37の代わりに、薄膜ダイオードを含
む素子チップ37aを形成し、この素子チップ37aを
剥離する。次に、図8に示すように、薄膜ダイオード型
ディスプレイを構成する一方の基板12f上であって、
この基板12f上の信号線50と、他方の基板12f′
に形成された走査線52の交点にあたる各画素に対する
位置へ素子チップ37aを転写することにより、ディス
プレイ部13fの各画素を形成する。本実施例では、配
線や支持基板としての安価な素子形成用基板の上に、必
要とされる部分だけに薄膜ダイオードを配置することが
できるので、薄膜ダイオード型ディスプレイの製造コス
トを大幅に低減することが可能である。
【0040】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、薄膜
ダイオード型表示装置ディスプレイ、単純マトリクス型
表示装置、薄膜トランジスタ型センサにおいて、2次元
アレイ状のディスプレイ部やセンサ部に、直接的に駆動
回路を転写しているので、駆動回路ICを外部実装する
必要が無くなり、低コスト化や狭額縁化を図ることが可
能となる。また、デジタルミラーデバイス型ディスプレ
イ、電荷結合デバイス型センサにおいて、デジタルミラ
ーデバイスや電荷結合デバイスを備えた2次元アレイ状
のディスプレイ部やセンサ部に、駆動回路を転写してい
るので、同一の基板上で、デジタルミラーデバイス等を
形成するプロセスと、駆動回路を形成するプロセスとを
混在させる必要が無くなることから、プロセスの複雑化
を回避することが可能となるとともに、歩留まりの低下
を回避することが可能となり、製造コストの低コスト化
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回路チップの形成、剥離、転写の方法を示す図
である。
【図2】薄膜トランジスタの製造方法の例を示す図であ
る。
【図3】薄膜ダイオード型ディスプレイについて説明す
る説明図である。
【図4】単純マトリクス型ディスプレイについて説明す
る説明図である。
【図5】デジタルミラーデバイス型ディスプレイについ
て説明する説明図である。
【図6】電荷結合デバイス型センサについて説明する説
明図である。
【図7】薄膜トランジスタ型センサについて説明する説
明図である。
【図8】薄膜ダイオード型表示装置の他の実施形態につ
いて説明する説明図である。
【符号の説明】
12a、12b、12c、12d、12e、12f、1
2f′、35 基板 13a、13b、13c、13f ディスプレイ部 14d、14e センサ部 15 薄膜ダイオード 16 電極 17 デジタルミラーデバイス 18 電荷結合デバイス 22 シリコン膜 23、36 レーザー 24 ゲート絶縁膜 25 ゲート電極 26 ソース/ドレイン領域 27 層間絶縁膜 28 ソース/ドレイン電極 31 素子形成用基板 32 剥離層 33 薄膜回路 34 電極パッド 35 基板 37 回路チップ 37a 素子チップ 50 信号線 52 走査線 116 画素部 T 薄膜トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/12 H01L 29/91 Z 29/786 29/78 627D 29/861 Fターム(参考) 2H041 AA14 AA18 AB14 AZ08 5F048 AB10 AC04 BA16 BB05 BC16 BF11 5F110 AA30 BB04 BB09 CC02 DD02 DD03 DD12 GG02 GG13 GG45 GG47 HJ01 HJ13 HJ23 PP03 QQ16 5G435 AA17 AA18 BB05 BB11 CC09 EE32 EE36 EE41 KK05 KK09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の機能を実現する機能部と、この機能
    部を動作させる駆動回路とが形成された第1の基板を含
    んで構成される半導体装置であって、 前記駆動回路は、前記半導体装置を構成する前記第1の
    基板とは別の第2の基板上において形成された後に、前
    記第2の基板から剥離して前記第1の基板へ転写される
    回路チップを用いて形成されることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】前記半導体装置は、薄膜ダイオード型表示
    装置であり、 前記機能部は、薄膜ダイオードをアレイ状に配列して画
    素が構成される表示部であることを特徴とする、請求項
    1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記半導体装置は、単純マトリクス型表示
    装置であり、 前記機能部は、ストライプ状の電極が形成された2つの
    基板を対向させ、かつ前記ストライプ状の電極の延在方
    向を両基板の相互間でほぼ直交させて配置することによ
    り、前記ストライプ状の電極の各交点としての画素がア
    レイ状に配置されて構成される表示部であることを特徴
    とする、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記半導体装置は、デジタルミラーデバイ
    ス型表示装置であり、 前記機能部は、デジタルミラーデバイスをアレイ状に配
    列して画素が構成される表示部であることを特徴とす
    る、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記半導体装置は、電荷結合デバイス型セ
    ンサであり、 前記機能部は、電荷結合デバイスをアレイ状に配列して
    構成されるセンサ部であることを特徴とする、請求項1
    に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記半導体装置は、薄膜トランジスタ型セ
    ンサであり、 前記機能部は、薄膜トランジスタをアレイ状に配列して
    形成されるセンサ部であることを特徴とする、請求項1
    に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】前記回路チップは、多結晶又は略単結晶の
    シリコン膜を用いて形成された薄膜トランジスタを含ん
    で構成されることを特徴とする、請求項1乃至6のいず
    れかに記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】前記薄膜ダイオード型表示装置に含まれる
    前記表示部は、前記第2の基板上で形成された薄膜ダイ
    オードを剥離し、前記第1の基板上であって、走査線と
    信号線の各交点にあたる各画素に対する位置へ前記薄膜
    ダイオードを配置することによって形成されることを特
    徴とする、請求項2に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】所定の機能を実現する機能部と、この機能
    部を動作させる駆動回路とが形成された第1の基板を含
    んで構成される半導体装置の製造方法であって、 前記半導体装置を構成する前記第1の基板とは別の第2
    の基板上において、薄膜素子を含む回路チップを形成す
    る第1の工程と、 前記回路チップを前記第2の基板から剥離して前記第1
    の基板へ転写する第2の工程と、を含み、 転写された前記回路チップを用いて前記駆動回路が形成
    されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記半導体装置は、薄膜ダイオード型表
    示装置、単純マトリクス型表示装置、デジタルミラーデ
    バイス型表示装置、電荷結合デバイス型センサ、薄膜ト
    ランジスタ型センサのいずれかであることを特徴とす
    る、請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記第2の工程において、第2の基板か
    ら前記回路チップを剥離する処理は、レーザー照射によ
    って行われることを特徴とする、請求項9又は10に記
    載の半導体装置の製造方法。
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