JP2003295410A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003295410A
JP2003295410A JP2002097575A JP2002097575A JP2003295410A JP 2003295410 A JP2003295410 A JP 2003295410A JP 2002097575 A JP2002097575 A JP 2002097575A JP 2002097575 A JP2002097575 A JP 2002097575A JP 2003295410 A JP2003295410 A JP 2003295410A
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JP2002097575A
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English (en)
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Naoyuki Morita
直之 森田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像記録手段から現像手段への感光材料の受
け渡し状態を精度良く検出できる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 画像形成装置10では、プリンタ12の
最終ローラ対52の搬送方向下流側にプロセサ14の現
像槽30の上部に張り出した受け渡し部50が設けら
れ、この受け渡し部50に検出センサ60が配設される
ことによって、搬送速度の異なる最終ローラ対52とト
ップローラ対44Aの間で生ずるジャムや印画紙Aの重
なりを精度良く検出することができる。また、受け渡し
部50は、シャッタ68によって非画像形成時にプロセ
サ14から遮蔽されるため、スペース64に流入する現
像液などのガス量が抑制され、検出センサ60の作動不
良も防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を露光し
て現像することにより画像を形成する画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル露光を利用する焼付装
置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読
み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種
々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画
像データに応じて変調した記録光によって感光材料を走
査露光して画像(潜像)を記録し、現像処理を施してプ
リント(写真)として出力するデジタルフォトプリンタ
が実用化されている。
【0003】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とを
有する入力機、および焼付装置(プリンタ)と現像装置
(プロセサ)とを有する出力機より構成される。スキャ
ナでは、フィルムに撮影された画像の投影光をCCDセ
ンサ等のイメージセンサで光電的に読み取り、フィルム
の画像データ(画像データ信号)として画像処理装置に
送る。画像処理装置は、この画像データに所定の画像処
理を施し、画像記録のための出力画像データ(露光条
件)としてプリンタに送る。プリンタは、例えば、光ビ
ーム走査露光を利用する装置であれば、供給された画像
データに応じて変調した光ビームを主走査方向に偏向す
ると共に、主走査方向と直交する副走査方向に印画紙を
搬送することによって、印画紙に潜像を形成し、また、
バックプリントを記録する。プロセサでは、露光済の印
画紙に、所定の現像処理等を施して、フィルムに撮影さ
れた画像が再生されたプリントとする。
【0004】ところで、プリンタにおける搬送速度がプ
ロセサにおける搬送速度よりも速い点、また複数列に印
画紙を振り分けるタイプのプリンタでは単列搬送するタ
イプのプリンタと比較して複雑な搬送を行なう点によ
り、プリンタからプロセサに印画紙を送りこむ境界位置
において印画紙のオーバーラップ(重なり)や印画紙の
ジャム等が発生しやすい。そこで、プリンタとプロセサ
の境界近傍(具体的には、プリンタの搬送方向最下流の
搬送ローラ対(以下、最終ローラ対という)よりも搬送
方向上流側)に印画紙の有無を検出する印画紙検出セン
サを配設し、この検出信号に基づいて印画紙のオーバー
ラップやジャムを検出する構成が提案されている。
【0005】なお、プロセサに印画紙を確実に送りこむ
ためにプリンタの最終ローラ対をプロセサの直近に配設
するため、プリンタ内において最終ローラ対の下流側に
印画紙検出センサを配設することは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プリンタにお
いて、最終ローラ対よりも搬送方向上流側に印画紙検出
センサを配設しているため、プリンタの最終ローラ対と
プロセサの搬送方向最上流の搬送ローラ対(以下、トッ
プローラ対という)の間で搬送速度差に基づいて生ずる
印画紙のオーバーラップやジャム等を精度良く検出する
ことはできないという不都合があった。例えば、最終ロ
ーラ対からプロセサ内部に印画紙が送り込まれたことが
確認されても、プロセサ内部において最終ローラ対との
搬送速度差によって先行する印画紙の後端上に後続の印
画紙の先端が重なってしまう(オーバーラップする)こ
とがある。このような場合には、最終ローラ対よりも上
流側に配設された印画紙検出センサではプロセサ内(最
終ローラ対とトップローラ対の間)で発生した搬送異常
(オーバーラップ等)を精度良く検出できないおそれが
あった。
【0007】一方、プロセサ内部の搬送状態を精度良く
検出するには、プロセサ内部に印画紙検出センサを配設
することが考えられるが、プロセサ内部には現像液等の
ガスが充満しており、印画紙検出センサが作動不良とな
るおそれがあった。
【0008】一方、プリンタとプロセサの間には、搬送
路に沿って印画紙搬送用の開口部が形成されているが、
この開口部を介してプロセサからプリンタ内部に現像液
のガスなどが進入し、露光前の感光材料に影響を与える
おそれがあった。
【0009】このような課題を解決するために、本発明
は、記録手段から現像手段への感光材料の受け渡し位置
における搬送状態を精度良く検出できる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
感光材料を露光することにより画像記録する画像記録手
段と、画像記録された感光材料を現像処理することによ
って当該感光材料上に記録された画像を現像する現像手
段と、前記画像記録手段において前記感光材料の搬送方
向最下流に設けられた第1搬送ローラ対と、前記現像手
段において前記感光材料の搬送方向最上流に設けられた
第2搬送ローラ対と、前記第1搬送ローラ対と前記第2
搬送ローラ対の間に配設され感光材料の搬送状態を検出
する検出センサと、前記検出センサが配設され、前記現
像手段で発生するガスから当該検出センサを保護するセ
ンサ配置部と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
【0012】画像記録手段の搬送方向最下流の第1搬送
ローラ対と現像手段の搬送方向最上流の第2搬送ローラ
対の間に感光材料の搬送状態を検出する検出センサが配
設されるセンサ配置部を設けたため、搬送速度の異なる
第1搬送ローラ対から第2搬送ローラ対に感光材料が移
動する際に発生するジャムや感光材料の重なり等を検出
センサで精度良く検出することが可能になる。
【0013】また、検出センサがセンサ配置部に配置さ
れているため、現像手段のガスから保護され、現像手段
のガスによって検出センサに不具合が生ずることを回避
できる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記センサ配置部と前記現像手段の間に
は、少なくとも非画像形成時に当該現像手段から前記セ
ンサ配置部にガスが流入することを防止するガス流入防
止手段が設けられたことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明の作用について説明す
る。
【0016】現像手段とセンサ配置部の間にガス流入防
止手段を設けたことにより、少なくとも非画像形成時に
現像手段からセンサ配置部にガスが流入することを防止
でき、センサ配置部に配設された検出センサが現像手段
のガスから保護される。この結果、流入したガスによっ
て検出センサが作動不良となることが抑制され、感光材
料の搬送状態を精度良く検出することができる。
【0017】なお、非画像形成時とは、連続的に画像形
成処理が行なわれているときには一連の画像処理前、あ
るいは処理後をいうものとする。すなわち、複数のシー
ト状の感光材料を連続的に画像処理(画像記録および現
像処理)している場合には、先行する感光材料が通過後
から後続する感光材料が通過するまでの間隔を含まない
ものとする。
【0018】また、ガス流入防止手段としては、センサ
配置部(画像記録手段)側に加圧手段を設けることによ
って現像手段との気圧差によってセンサ配置部にガスの
流入を防ぐ方法や、センサ配置部と現像手段の間の搬送
路に沿って形成された孔部を非画像形成時に遮蔽するシ
ャッタを前記方法と併用する方法等が考えられる。
【0019】請求項3記載の発明は、前記センサ配置部
には、第1搬送ローラ対と第2搬送ローラ対の間に配設
され、前記第1搬送ローラ対から前記第2搬送ローラ対
に向かって前記感光材料を案内するガイド部材が設けら
れたことを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
【0021】センサ配置部内に感光材料を第2搬送ロー
ラ対に案内するガイド手段を設けたものである。これ
は、第1搬送ローラ対と第2搬送ローラ対の間にセンサ
配置部を設けた場合には、第1搬送ローラ対と第2搬送
ローラ対間の搬送距離が延びるが、第1搬送ローラ対か
ら送り出された感光材料はガイド手段によって第2搬送
ローラ対に確実に進入することができる。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項記載の発明において、前記センサ配置部は、
前記現像手段を構成する現像槽の上部に設けられること
を特徴とする。
【0023】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
【0024】現像槽の上部にセンサ配置部を設けること
によって、既存の装置を大型化することなくセンサ配置
部(検出センサの配置位置)のスペースを確保すること
ができる。
【0025】請求項5記載の発明は、感光材料を露光す
ることにより画像記録する画像記録手段と、画像記録さ
れた感光材料を現像処理することによって当該感光材料
上に記録された画像を現像する現像手段と、前記画像記
録手段において前記感光材料の搬送方向最下流に設けら
れた第1搬送ローラ対と、前記現像手段において前記感
光材料の搬送方向最上流に設けられた第2搬送ローラ対
と、前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対の間
に配設され、感光材料の搬送状態を検出する検出センサ
と、を備え、前記第1搬送ローラ対の搬送速度を前記第
2搬送ローラ対の搬送速度と一致させることを特徴とす
る。
【0026】請求項5記載の発明の作用について説明す
る。
【0027】画像記録手段の搬送方向最下流の第1搬送
ローラ対(以下、最終ローラ対という)を現像手段の搬
送系と同一速度で駆動制御している。したがって、搬送
速度の異なる画像記録手段から現像手段に搬送する際に
生ずるジャムや感光材料の重なりが、画像記録手段の最
終ローラ対とその最終ローラ対よりも搬送方向上流側の
搬送ローラ対との間で生ずることになる。したがって、
画像記録手段において設置スペースに自由度のある最終
ローラ対よりも搬送方向上流側に感光材料の搬送状態を
検出する感光材料検出センサを配設しても、搬送速度が
変化する領域における感光材料の搬送状態を正確に検出
することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の第
1実施形態に係る画像形成装置を含む画像形成装置につ
いて、図面を参照して説明する。続いて、要部である受
け渡し部について詳細に説明する。 (画像形成装置の全体構成)画像形成装置10は、主に
デジタルフォトプリンタの画像形成に利用されるもの
で、フィルムスキャナー等の画像読取装置で読み取られ
た画像情報に応じてセットアップ装置で決定された露光
条件に応じて、光ビームによって印画紙を走査露光して
潜像を形成するプリンタ(画像形成装置)12と、潜像
が形成された印画紙を現像処理し、フィルムの画像が記
録されたプリントを出力するプロセサ14とから構成さ
れている。
【0029】プリンタ12は、図1に示すように、ロー
ル状に巻回された印画紙が収納されているマガジン16
A、16Bが配設されており、各マガジン16A、16
Bから引き出しローラ対18A、18Bで引き出された
印画紙はカッタ20A、20Bで所定長に切断されるこ
とによってシート状の印画紙Aとされるものである。
【0030】シート状の印画紙Aの搬送路下流側には、
印画紙Aのバック面に所定の情報を印字するバックプリ
ント部22が配設されている。さらに、バックプリント
された印画紙Aの搬送方向下流側には、印画紙Aの乳剤
面に所定の画像を記録する露光部24が配設されてい
る。
【0031】露光部24は、所定の画像情報に基づいて
印画紙Aに対して露光する光走査装置26と、印画紙A
を露光位置で精度良く搬送すると共に平面性を確保する
副走査搬送部28とを備える。
【0032】この露光部24で所定の画像が記録された
印画紙Aは、後述する受け渡し部50を介してプロセサ
内に進入する。プロセサ14には、搬送路に沿って現像
槽30、定着槽32、水洗槽34、乾燥部36が配置さ
れ、順次通過することによって1枚のプリントが形成さ
れ、ソータ38に排出される構成とされている。
【0033】プロセサ14は、図2に示すように、現像
槽30、定着槽32、水洗槽34が形成された筐体40
と、筐体上の蓋体としても機能するクロスオーバーラッ
ク42とを備えている。プロセサ14では、現像槽3
0、定着槽32、水洗槽34の内部に配設された搬送ロ
ーラ44で各槽30、32、34の処理液内部を送られ
る印画紙Aは、処理液の液面の上部でクロスオーバーラ
ック42内に配設された受け渡しローラ対46で次の処
理槽に送られる構成である。
【0034】なお、プリンタ12には、加圧手段が設け
られており、内部の気圧をプロセサ14よりも高くする
ことによって、プロセサ内部に発生する現像液などのガ
スが搬送路に沿ってプリンタ内部に流入し露光前の印画
紙等に付着することを防止している。 (受け渡し部の構成)このように構成される画像形成装
置10においてプリンタ12からプロセサ14に印画紙
Aを受け渡す受け渡し部50は、図3に示すように、プ
リンタ12側の搬送方向最下流位置に配設された最終ロ
ーラ対52と、最終ローラ対52から送り出された印画
紙Aをプロセサ側に案内するガイド部材54と、プリン
タ12とプロセサ14の間に設けられた印画紙Aの通過
孔部56を開閉するシャッタ58と、最終ローラ対52
とガイド部材54の間に設けられ印画紙Aの有無を検出
する検出センサ60とから基本的に構成される。
【0035】また、プリンタ12とプロセサ14との境
界を形成する壁62は、上部でプロセサ側に折り曲げら
れた水平部62Aとそのプロセサ側端部から上部に延在
する鉛直部62Bを備える。すなわち、プリンタ12は
壁62の水平部62Aと鉛直部62Bで形成されたスペ
ース64分だけ、プロセサ側に突出する構造とされてい
る。
【0036】このスペース64は、図3に示すように、
現像槽30の上部に位置するように形成されており、こ
こにR形状のガイド部材54を配設し、壁62の水平部
62Aに通過孔部56を設けることにより、最終ローラ
対52から排出された印画紙Aが上部から現像槽30に
進入可能とされている。
【0037】また、このスペース64に検出センサ60
が配設されている。すなわち、最終ローラ対52の搬送
方向下流側に印画紙Aの有無を検出する検出センサ60
を配設している。
【0038】一方、水平部62Aの下側には、通過孔部
56を開閉自在なシャッタ58が設けられている。シャ
ッタ58は、印画紙Aの搬送タイミングでのみ通過孔部
56を開放し、その他の時には通過孔部56を閉塞す
る。このシャッタ58と上記加圧手段との併用によっ
て、プロセサ内部に現像液のガスのプリンタへの進入を
一層確実に防止でき、特に、通過孔部56の近傍にある
検出センサ60がガスによって作動不良となることを確
実に防止する。
【0039】なお、プリンタ12には、図4に示すよう
に、プリンタの搬送系70(最終ローラ対52を含む)や
露光部等を駆動制御するプリンタ制御部74が設けら
れ、プロセサ14にもプロセサの搬送系72(トップロ
ーラ対44Aを含む)等を駆動制御するプロセサ制御部
76が設けられている。また、プリンタ制御部74は、
検出センサ60から入力される検出信号に基づいて印画
紙Aの搬送異常を検出する構成とされている。これは、
プリンタ12とプロセサ14では処理速度(印画紙Aの
搬送速度)が異なる(プリンタ側の処理速度が高い)た
め、プロセサ内で先行する印画紙Aの後端に後続の印画
紙Aの先端が重なる(オーバーラップする)ことやジャ
ム等が発生しやすいからである。
【0040】プリンタ制御部74は、検出センサ60か
ら検出信号に基づいて印画紙Aの重なりなどの搬送異常
を検出した場合にはプリンタ内の搬送系70(例えば、
最終ローラ対52)の駆動等を停止させると共に、プロ
セサ制御部76に搬送異常信号を出力する構成である。
一方、プロセサ制御部76は、搬送異常信号が入力され
ると、プロセサ内の全ての印画紙をソータ38に排出す
るまで駆動した後、搬送系72等の駆動を停止する構成
である。
【0041】このように構成される画像形成装置の作用
について説明する。
【0042】画像形成装置10では、画像入力信号が入
力されることにより、マガジン16Aから長尺状の印画
紙が引き出しローラ対18Aで引き出され、カッタ20
Aで所定長に切断されることにより、シート状の印画紙
Aとされる。
【0043】印画紙Aは、バックプリント部22で裏印
字された後、露光部24において副走査搬送部28で副
走査方向に搬送されながら光走査装置26で走査(主走
査)露光されて画像記録(潜像が形成)される。画像記
録された印画紙Aは、プリンタ内を搬送されて最終ロー
ラ対52に到達する。
【0044】最終ローラ対52から送り出された印画紙
Aは、R形状に形成されたガイド部材54に案内されて
通過孔部56からプロセサ14内に案内され、現像槽3
0に上部から進入してプロセサ14(現像槽30)の最
上流のローラ対(トップローラ対)44Aにニップされ
る。
【0045】以下、現像槽30、定着槽32、水洗槽3
4で処理が施され、乾燥部36で乾燥された後、プリン
トがソータ38に排出される。
【0046】この際、検出センサ60では、最終ローラ
対52から送り出された印画紙Aの有無を検出し、その
検出信号をプリンタ制御部74に出力している。プリン
タ制御部74では、印画紙Aのサイズ等から算出される
検出時間と、検出センサ60から検出信号に基づいて連
続して印画紙有りと出力された時間を比較し、所定以上
の時間差がある場合には印画紙Aの重なり、あるいはジ
ャム等の搬送異常が発生したものと判定する。
【0047】プリンタ制御部74は、搬送異常と判定し
た場合には直ちにプリンタ12の搬送系70等の駆動を
停止させると共に、プロセサ制御部76に搬送異常信号
を出力する。プロセサ制御部76は、搬送異常信号が入
力されると、プロセサ14が内部に存在する印画紙Aの
処理を終了(全ての印画紙Aを排出)させた後、搬送系
72の駆動を停止させる。
【0048】このように、画像形成装置10(プリンタ
12とプロセサ14)の駆動を停止させた後、例えば、
受け渡し部50を開放することによってジャム、あるい
はオーバーラップした印画紙Aを除去する。
【0049】一方、シャッタ58は通常閉塞している
が、印画紙Aの処理が開始されると、連続処理の1枚目
の印画紙Aが最終ローラ対52に到達するタイミングで
通過孔部56を開放し、一連の処理が終了したタイミン
グで通過孔部56を再び閉塞するものである。
【0050】これは、加圧手段によってプリンタ内部に
対する現像液等のガス流入を防止できるが、さらに非画
像形成時にシャッタ58によって通過孔部56を閉塞す
ることによって、ガスの流入を一層確実に防止できる。
この結果、現像液などのガスがプリンタ12の内部に進
入して露光前の印画紙に付着することによって、画像記
録不良を生ずることを防止できる。
【0051】また、加圧手段とシャッタ58の併用によ
って通過孔部56の近傍に位置する受け渡し部50(ス
ペース64)に対するガス流入量を抑制でき、検出セン
サ60が作動不良になることを防止できる。
【0052】なお、シャッタ58は、検出センサ60の
用紙検出信号に基づいて印画紙Aが1枚ずつ通過するタ
イミングに応じて開閉する構成としても良い。この場合
には、より細かくシャッタの開閉制御を行なうことがで
き、通過孔部56からプリンタ12(スペース64)内
部に進入するガスの量を一層抑制することができる。
【0053】また、本実施形態では、プリンタ12とプ
ロセサ14の境界を形成する壁62の上部をプロセサ1
4の現像槽30の上部に一部突出させ、その突出部分ス
ペース(センサ配置部)64としたため、プリンタ12
とプロセサ14を大型化させることなく、検出センサ6
0を配置する受け渡し部50を画像形成装置10の内部
に設けることができる。
【0054】ところで、本実施形態では、検出センサ6
0を最終ローラ対52とガイド部材54の間に配置した
が、スペース64内であればどの位置でも良い。例え
ば、よりプロセサ側で搬送状態を検出するために、ガイ
ド部材54と通過孔部56の間に検出センサ60を配置
しても良い。
【0055】なお、図5に示すように、クロスオーバー
ラック42にガイド部材54を構成することもできる。
すなわち、現像槽30のトップローラ44Aに印画紙A
に案内するガイド部54をクロスオーバーラック42に
構成し、ガイド部54が形成されたクロスオーバーラッ
ク42の下面にシャッタ58を配設することによって、
同様の作用効果を奏することができる。
【0056】また、本実施形態では、プロセサ14から
受け渡し部50(プリンタ12)へのガス流入を防止す
る手段としては加圧手段とシャッタ58の併用として説
明したが、他の手段でもよい。また、加圧手段単独でも
上記作用を達成することが可能である。
【0057】さらに、本実施形態では、プロセサ14の
現像槽30の上部にスペース64を設けて検出センサ6
0を配設したが、プリンタ12の内部において最終ロー
ラ対52の下流側にスペース64を設けて検出センサ6
0を配設する構成でも良い。 [第2実施形態]本発明の第2実施形態に係る画像形成装
置について声明する。第1実施形態と同様の構成要素に
は同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0058】本実施形態では、図6に示すように、最終
ローラ対52がプロセサ制御部76に制御されることを
特徴とするものである。すなわち、最終ローラ対52
は、プロセサ側の搬送速度で駆動されるものである。一
方、プリンタ制御部74は、最終ローラ対52を除くプ
リンタの搬送系70を制御する。
【0059】このように構成される画像形成装置の作用
について説明する。
【0060】受け渡し部50における作用についてのみ
説明する。すなわち、最終ローラ対52がプロセサ制御
部76で制御(プロセサ搬送速度で駆動)されているた
め、最終ローラ対52から実質的にプロセサ内部とみな
すことができ、最終ローラ対52とトップローラ対56
の間に配設された検出センサ60は、実質的にプロセサ
内部における印画紙Aの搬出状態を検出していることに
なる。
【0061】したがって、プリンタ側の最終ローラ対5
2をプロセサ制御部76で制御すると共にスペース64
に配設された検出センサ60で印画紙Aの搬送状態を検
出することによって、プロセサ内部の搬送状態をより正
確に検出することができるようになる。
【0062】なお、この場合には、図7に示すように、
最終ローラ対52の上流側に検出センサ60を配設する
ことによっても第1実施形態と同様の効果を奏すること
ができる。すなわち、スペース64を設けることなく、
既存の画像形成装置において、プロセサ制御部76がプ
リンタ12の最終ローラ対52を駆動制御する構成とす
るだけで、第1実施形態と同様の作用効果を達成するこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る画像形成装置では、画像記
録手段から現像手段に受け渡される感光材料の搬送状態
を精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略
説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るプロセサの側面図
である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る受け渡し部の概略
側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る制御部の説明図で
ある。
【図5】本発明の第1実施形態に係る受け渡し部の他の
例を示す概略側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る制御部の説明図で
ある。
【図7】本発明の第2実施形態の他の例に係る画像形成
装置の概略説明図である。
【符号の説明】
10…画像形成装置 12…プリンタ(画像記録手段) 14…プロセサ(現像手段) 44A…トップローラ対(第2搬送ローラ対) 52…最終ローラ対(第1搬送ローラ対) 54…ガイド部材 58…シャッタ(ガス流入防止手段) 60…検出センサ 64…スペース(センサ配置部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を露光することにより画像記録
    する画像記録手段と、 画像記録された感光材料を現像処理することによって当
    該感光材料上に記録された画像を現像する現像手段と、 前記画像記録手段において前記感光材料の搬送方向最下
    流に設けられた第1搬送ローラ対と、 前記現像手段において前記感光材料の搬送方向最上流に
    設けられた第2搬送ローラ対と、 前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対の間に配
    設され感光材料の搬送状態を検出する検出センサと、 前記検出センサが配設され、前記現像手段で発生するガ
    スから当該検出センサを保護するセンサ配置部と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ配置部と前記現像手段の間に
    は、少なくとも非画像形成時に当該現像手段から前記セ
    ンサ配置部にガスが流入することを防止するガス流入防
    止手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記センサ配置部には、第1搬送ローラ
    対と第2搬送ローラ対の間に配設され、前記第1搬送ロ
    ーラ対から前記第2搬送ローラ対に向かって前記感光材
    料を案内するガイド部材が設けられたことを特徴とする
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記センサ配置部は、前記現像手段を構
    成する現像槽の上部に設けられることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 感光材料を露光することにより画像記録
    する画像記録手段と、 画像記録された感光材料を現像処理することによって当
    該感光材料上に記録された画像を現像する現像手段と、 前記画像記録手段において前記感光材料の搬送方向最下
    流に設けられた第1搬送ローラ対と、 前記現像手段において前記感光材料の搬送方向最上流に
    設けられた第2搬送ローラ対と、 前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対の間に配
    設され、感光材料の搬送状態を検出する検出センサと、 を備え、前記第1搬送ローラ対の搬送速度を前記第2搬
    送ローラ対の搬送速度と一致させることを特徴とする画
    像形成装置。
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