JP2003295401A - レンズ付きフイルムユニット組立キット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット組立キット

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JP2003295401A
JP2003295401A JP2002093334A JP2002093334A JP2003295401A JP 2003295401 A JP2003295401 A JP 2003295401A JP 2002093334 A JP2002093334 A JP 2002093334A JP 2002093334 A JP2002093334 A JP 2002093334A JP 2003295401 A JP2003295401 A JP 2003295401A
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JP
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body base
film
assembly
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Application number
JP2002093334A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Sugizaki
光男 杉崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低年齢層のユーザーでも組み立てることがで
きるレンズ付きフイルムユニットの組立キットを提供す
る。 【解決手段】 内箱81内に、前カバーサブ組立部品8
5,本体基部サブ組立部品86,110タイプのフイル
ムカートリッジを収納したフイルム小箱87,撮影機構
を構成する複数の単部品を収納した部品トレー88を収
めてレンズ付きフイルムユニットの組立キットを構成す
る。前カバーサブ組立部品85と本体基部サブ組立部品
86は、組み立てが難しい単部品が前カバーと本体基部
とに予め組み込まれたものである。部品トレー88は、
複数の収納部に仕切られており、これら各収納部の番号
は、収納している単部品の番号と、組み付け順序とを兼
ねている。また、前カバーサブ組立部品85と本体基部
サブ組立部品86との単部品が取り付けられる部位に
は、取り付けられる部品の番号が表示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザによって組
み立てられて撮影に使用されるレンズ付きフイルムユニ
ットの組立キットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】民生用カメラには、銀塩フイルムを使用
する銀塩式カメラ,製造時に銀塩フイルムを装填したレ
ンズ付きフイルムユニット,撮像素子とメモリとを使用
したデジタルカメラ等がある。近年では、デジタルカメ
ラの普及が著しく、銀塩フイルムを使用するカメラのシ
ェアが減少している。
【0003】また、デジタルカメラをメインに使用し、
デジタルカメラを所持していないときに、レンズ付きフ
イルムユニットを購入して使用するというユーザーが増
えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デジタルカメラ及びレ
ンズ付きフイルムユニットの普及によってユーザーの銀
塩フイルム離れが進んでおり、銀塩フイルムの消費減少
が懸念されている。銀塩フイルムは、撮像素子に比べて
面積あたりの解像度や、階調、ラチチュードに優れてお
り、撮影目的に応じてデジタルカメラやレンズ付きフイ
ルムユニットとの使い分けを行うことができる。そのた
め、銀塩フイルムの特徴をユーザーに知ってもらい、銀
塩フイルムが再度普及することが望まれている。
【0005】本発明は、銀塩フイルムと、銀塩フイルム
を使用する撮影機器の原理等をユーザーに知ってもら
い、銀塩フイルムを普及することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のレンズ付きフイルムユニット組立キット
は、複数のサブ組立部品と、複数の単部品と、写真フイ
ルムとをパッケージングして、ユーザーがレンズ付きフ
イルムユニットを組み立てられるようにし、銀塩写真と
レンズ付きフイルムユニットの仕組みを理解できるよう
にしたものである。
【0007】また、不慣れなユーザーであってもレンズ
付きフイルムユニットの組み立てが行えるように、単部
品に、組み付け順序の表示を兼ねた部品番号を付与する
とともに、単部品が取り付けられる部位、または単部品
が取り付けられる部位の近傍に、取り付けられる単部品
の部品番号を表示したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニット組立キットによって得られるレンズ付きフ
イルムユニットの外観を示す斜視図である。レンズ付き
フイルムユニット2は、撮影機構と写真フイルムとが組
み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3の外
側を覆う外装小箱4とから構成されている。外装小箱4
は、例えば紙等で形成されており、ユニット本体3の各
部を露呈させる開口が適所に形成されている。
【0009】ユニット本体3は、その前面に撮影レンズ
6と、対物側ファインダ窓7と、巻上げノブ8とが設け
られている。ユニット本体3の上面にはシャッタボタン
9が、背面には対物側ファインダ窓7に連なる接眼側フ
ァインダ窓10が設けられている。
【0010】図2は、ユニット本体3の構成を示す分解
斜視図である。ユニット本体3は、前カバー12と、本
体基部13と、前カバー12と本体基部13とを固着す
る2本のネジ14,15と、フイルムカートリッジ16
と、フイルム押えバネ17と、フイルム押えバネ17を
本体基部13に固着するネジ18と、前カバー12と本
体基部13とに取り付けられた複数の単部品とから構成
されている。
【0011】フイルムカートリッジ16は、周知の11
0タイプであり、未使用の写真フイルムが収納された供
給側筒部20と、撮影済みの写真フイルムが巻き上げら
れる巻上げ側筒部21と、供給側筒部20と巻上げ側筒
部21との間で写真フイルムが露呈されるフイルム露呈
部22とが設けられている。
【0012】フイルム押えバネ17は、所定形状に打ち
抜かれた金属薄板を屈曲させた板バネ、若しくはプラス
チック部材からなり、本体基部13の背面に取り付けら
れてフイルムカートリッジ16が本体基部13から脱落
するのを防止する。フイルム押えバネ17は、上端に設
けられた2本の係合片17aを本体基部13の背面に設
けられた係合穴に挿入し、下端に設けられた穴17bに
挿通されたネジ18を本体基部13に螺合することによ
り本体基部13に取り付けられる。このフイルム押えバ
ネ17には、フイルムカートリッジ16の背面に設けら
れたカウンタ窓に対面して開口17cが設けられてい
る。
【0013】図3に示すように、前カバー12の内面側
には、シャッタレバー25と捩じりバネ26とが取り付
けられる。前カバー12には、撮影レンズ6を露呈させ
るレンズ用開口27と、素通しファインダを構成するフ
ァインダ筒28と、フイルム巻上げ操作用の巻上げノブ
8を露呈させるノブ用開口29と、本体基部13との固
着に用いられるねじ穴が設けられたボス30とが設けら
れている。
【0014】シャッタレバー25は、前カバー12の上
面と平行な水平部と、この水平部に連設した垂直部とを
備えた略L字形状をしている。水平部には、押圧操作さ
れる矩形のシャッタボタン9が設けられている。このシ
ャッタボタン9は、前カバー12の上面に設けられた切
欠12aに挿入されて外部に露呈される。
【0015】シャッタレバー25の垂直部には、前カバ
ー12の内面上部に設けられたピン12bに掛けられる
円弧状の切欠25aが形成されている。シャッタレバー
25は、シャッタボタン9が押下された際にピン12b
を中心に揺動する。捩じりバネ26は、前カバー12の
内面に設けられたピン12cに取り付けられ、一端がシ
ャッタレバー25に、他端がファインダ筒28の外壁に
掛けられる。これにより、シャッタレバー25は、シャ
ッタボタン9が切欠12aから突出される方向に付勢さ
れる。また、シャッタレバー25の垂直部の最下端に
は、本体基部13に組み付けられた単部品を押圧してレ
リーズ動作させる押圧部25bが設けられている。
【0016】図4は、本体基部13を底面側から見た外
観斜視図である。本体基部13には、フイルムカートリ
ッジ16の供給側筒部20が収納されるフイルム供給室
32と、フイルムカートリッジ16の巻上げ側筒部21
が収納されるフイルム巻上げ室33と、撮影レンズ6か
ら写真フイルムの露光面までの間を遮光する遮光筒34
とが一体に形成されている。
【0017】遮光筒34の前面には、撮影光軸上に撮影
開口36が設けられている。この撮影開口36の近傍に
立設されたピン37には、撮影開口36を開閉するシャ
ッタ羽根38が揺動自在に取り付けられる。シャッタ羽
根38にはバネ掛け片38aが設けられており、閉鎖バ
ネ39の一端が掛けられる。閉鎖バネ39の他端は、遮
光室34前面のピン40に掛けられる。これにより、シ
ャッタ羽根38は撮影開口36を閉じる方向に付勢され
る。シャッタ羽根38の図中上部には、シャッタ羽根3
8の揺動に用いられる被押圧部38bが設けられてい
る。
【0018】レンズホルダ43は、略矩形の板状をして
おり、前面に撮影レンズ6が嵌合される略円形状の凹部
44が形成されている。凹部44内には、絞り開口45
が設けられている。レンズホルダ43の図中上辺には、
略T字形状の突起46が形成されており、この突起46
にはチャージレバー47が取り付けられる。このレンズ
ホルダ43は、遮光筒34の前面に設けられた位置決め
ピン48と、シャッタ羽根38用のピン37とによって
位置決めされ、2本のネジ49によって固着される。
【0019】チャージレバー47は、所定形状に打ち抜
かれた金属薄板を屈曲させたもの、若しくはプラスチッ
ク部材で、矩形の基部47aから2本のアームが突設さ
れた略Y字形状をしている。チャージレバー47の基部
47aには、屈曲して立ち上げられたバネ掛け片47b
が設けられている。また、チャージレバー47を90°
回転させたときにレンズホルダ43の突起46が挿入可
能となる長方形の開口47cが形成されている。そのた
め、チャージレバー47は、レンズホルダ43に対して
90°回転させた状態で取り付けられ、取り付け後に突
起46を中心に90°回転することによって、レンズホ
ルダ43から抜け落ちないようになる。チャージレバー
47は、突起46を中心に回動自在であるとともに、開
口47cの長手方向に沿ってスライド自在となる。
【0020】チャージレバー47の一方のアームは、遮
光筒34の図中上面に設けられた開口52を通して背後
のフイルム通路内に突出され、フイルムカートリッジ1
6内の写真フイルムのパーフォレーションに噛合する噛
合爪47dである。撮影後の写真フイルムの巻き上げ時
に、チャージレバー47の噛合爪47dがパーフォレー
ションに噛合することによって、チャージレバー47が
図中反時計方向に回動してシャッタチャージを行う。噛
合爪47dのパーフォレーションからの離脱は、噛合爪
47dが本体基部13内に入り込む方向にチャージレバ
ー47がスライドすることによって行われる。
【0021】チャージレバー47の他方のアームは、後
述するレリーズレバーの被押圧片を押圧してチャージ位
置に回動させる押圧爪47eである。この押圧爪47e
は、先端が図中上方に向かって突出するように屈曲され
ている。
【0022】遮光筒43の図中上面には、チャージレバ
ー47のバネ掛け片47bに一端が掛けられたバネ54
の他端が掛けられるバネ掛けピン55が設けられてい
る。これにより、チャージレバー47は、図中時計方向
に回動する方向に付勢される。
【0023】遮光筒34の図中上面には、レリーズレバ
ー57が取り付けられるレリーズレバー用ボス58と、
レリーズレバー用のバネ59の一端が掛けられるバネ掛
けピン60とが設けられている。レリーズレバー57
は、ワッシャー61とネジ62とによって回転自在とな
るようにボス58に取り付けられる。レリーズレバー5
7は、所定形状に打ち抜かれた金属薄板を屈曲させたも
の、若しくはプラスチック部材で、ボス58に取り付け
られる穴57aと係止部57bと、2本のアームとから
構成されている。
【0024】一方のアームである蹴飛ばし片57cは、
穴57aよりも図中下方に位置されており、その垂直部
分にバネ59の一端が掛けられる。これにより、レリー
ズレバー57は図中反時計方向に付勢される。蹴飛ばし
片57cは、レリーズレバー57が反時計方向に回転し
た際に、シャッタ羽根38の被押圧部38bを蹴飛ばし
て、撮影開口36が開放される方向にシャッタ羽根38
を揺動させる。
【0025】レリーズレバー57の他方のアームは、シ
ャッタチャージの際にチャージレバー47の押圧片47
eに押圧される被押圧片57dである。シャッタチャー
ジ時にチャージレバー47が図中反時計方向に回転する
と、押圧片47eによって被押圧片57dが押され、レ
リーズレバー57は図中時計方向のチャージ位置に向け
て回動する。その際に、蹴飛ばし片57cが弾性変形し
てシャッタ羽根38の被押圧部38bの上を乗り越える
ので、シャッタ羽根38が開放されることはない。
【0026】フイルム巻上げ室33の図中上面には、巻
上げノブ8が取り付けられるノブ取付部64が設けられ
ている。このノブ取付部64には、巻上げノブ8に一体
に設けられた駆動ギヤが挿入される開口65が形成され
ている。ノブ取付部64の近傍には、逆止バネ66が組
み込まれる溝67が形成されている。逆止バネ66は、
金属片を屈曲させた板バネからなり、巻上げノブ8の外
周に噛合して逆方向への回転を阻止する。なお、逆止バ
ネは、溝67の箇所に本体基部13と同一金型で一体成
形することで、低コスト化することができる。
【0027】フイルム供給室32の図中上面には、ワッ
シャー70とネジ71とによって連動レバー72が取り
付けられる連動レバー用ボス73が設けられている。連
動レバー72は、所定形状にカットされた金属薄板を屈
曲させたもの、若しくはプラスチック部材で、略L字形
状となるように2本のアームが設けられており、その中
間にボス73に取り付けられる穴74が設けられてい
る。
【0028】連動レバー72の一方のアームは、本体基
部13の前面側に向けて突出される作用片72aであ
る。この作用片72aは、前カバー12に取り付けられ
たシャッタボタン9が押下されたときに、揺動したシャ
ッタレバー25の押圧部25bに押圧される。連動レバ
ー72は、作用片72aの押圧によって図中時計方向に
回動する。
【0029】連動レバー72の他方のアームは、本体基
部13の幅方向に沿って配置される係止片72bであ
る。係止片72bの先端には、巻上げノブ8の外周に噛
合して回転をロックするロック爪72cが設けられてい
る。また、係止片72bのロック爪72cの近傍には、
連動レバー用バネ75の一端が掛けられるバネ掛け部7
2dが設けられている。バネ75は、他端がフイルム巻
上げ室33の図中上面に設けられたバネ掛けピン76に
掛けられ、連動レバー72を図中反時計方向に付勢す
る。
【0030】係止片72bの中間付近には、図中下方に
向かって突出された保持片72eが設けられている。こ
の保持片72eは、チャージ位置に回動されたレリーズ
レバー57の係止部57bに係合して、レリーズレバー
57をチャージ位置で保持する。シャッタレリーズ直後
には、保持片72eが係止部57bに当接するため、連
動レバー72の図中反時計方向への回転が阻止され、巻
上げノブ8の回転が可能となる。
【0031】図5は、上記レンズ付きフイルムユニット
2の組立キット80のパッケージ形態を示す外観斜視図
である。組立キット80は、構成部品や説明書などが納
められる内箱81(図6参照)と、この内箱81の上に
被せられる外箱82とによってパッケージされている。
【0032】図6は、組立キット80の外箱82を開放
した状態を示す外観斜視図である。内箱81内には、前
カバーサブ組立部品85と、本体基部サブ組立部品86
と、未使用のフイルムカートリッジ16を収納したフイ
ルム小箱87と、撮影機構を構成する複数の単部品が納
められた部品トレー88とが収められている。また、図
7に示すように、これらの部品を取り出すと、内箱81
の底には外装小箱4が展開された状態で収納されてい
る。
【0033】前カバーサブ組立部品85は、図3に示す
ように、前カバー12にシャッタレバー25と捩じりバ
ネ26とが取り付けられて構成されている。また、本体
基部サブ組立部品86は、本体基部13にシャッタ羽根
38,バネ39,レンズホルダ43,ネジ49,チャー
ジレバー47,逆止バネ66が取り付けられて構成され
ている。
【0034】前カバーサブ組立部品85と、本体基部サ
ブ組立部品86とは、組み立てが難しい部品を予め前カ
バー12と本体基部13とに組み付けたものであり、組
み立て難易度をより低くすることができる。
【0035】図8は、部品トレー88の内容物を示す平
面図である。部品トレー88は、薄いプラスチックや紙
などで一体に形成されており、大きさの異なる九つの収
納部が設けられている。各収納部には、収納部を識別す
るための番号が表示されている。この収納部の番号は、
収納している部品自体の番号と、組み付け順序を表す番
号とを兼ねている。そのため、部品番号と組み付け順序
とを関連して理解しやすくなり、部品トレーから部品を
探すのも容易になる。
【0036】なお、出荷時の部品トレー88の上面に
は、透明なプラスチックフイルムが張られて蓋がされて
いる。これは、収納した部品が他の収納部に移動しない
ようにするためである。
【0037】部品トレー88の第1収納部88aには、
チャージレバー47のバネ掛け片47bと本体基部13
のピン55との間に掛けられるバネ54が収納されてい
る。第2収納部88bには、レリーズレバー47と、こ
のレリーズレバー47を本体基部13のボス58に取り
付けるネジ62とワッシャー61とが収納されている。
第3収納部88cには、レリーズレバー47とピン60
との間に掛けられるバネが収納されている。
【0038】第4収納部88dには、連動レバー72と
この連動レバー72を本体基部13のボス73に取り付
けるネジ71とワッシャー70とが収納されている。第
5収納部88eには、連動レバー72と本体基部13の
ピン76との間に掛けられるバネ75が収納されてい
る。
【0039】第6収納部88fには、撮影レンズ6が収
納されている。第7収納部88gには、巻上げノブ8が
収納されている。第8収納部88hには、前カバー12
と本体基部13との固着に用いられる2本のネジ14,
15が収納されている。第9収納部88iには、フイル
ム押えバネ17とネジ18とが収納されている。
【0040】次に、組立キット80の組立手順につい
て、図9のフローチャートと図10〜図16の説明図と
を参照しながら説明する。レンズ付きフイルムユニット
2の組立キット80を購入したユーザーは、図5に示す
外箱82を開けて内容物の確認を行う。その後、内箱8
1内に収納されていた説明書を参照しながら、本体基部
サブ組立部品86と部品トレー88とを取り出し、部品
トレー88の上面に貼付されている透明フイルムを剥が
す。
【0041】組立キット80の組立手順1では、本体基
部サブ組立部品86にバネ54が取り付けられる。組立
キット80の説明書には、例えば、「部品トレーの第1
収納部に収納されているバネ1を取り出し、本体基部サ
ブ組立部品の取付部1に取り付ける。」と記載されてい
る。ユーザーは、部品トレー88の第1収納部88aか
ら部品番号1番のバネ54を取り出す。
【0042】図10に示すように、本体基部13のバネ
54が取り付けられるピン55の端面と、チャージレバ
ー47とのバネ掛け片47bの先端とには、取り付けら
れる部品の番号である「1」が記されている。そのた
め、ユーザーは間違えることなくピン55とバネ掛け片
47bとにバネ54を掛けることができる。
【0043】ピン55は、視認できるような大きさで番
号を表示できるように、例えば直径2mm以上に形成さ
れている。このピン55の番号は、本体基部13を形成
する金型に手を加えることでコストアップすることなく
容易に表示することができる。
【0044】また、チャージレバー47のバネ掛け片4
7bには、視認できるような大きさで番号を表示できる
ように、例えば2mm角以上の平面部が先端に形成され
ている。このバネ掛け片47bの番号は、チャージレバ
ー47が金属製の場合には、チャージレバー47の打ち
抜き時や屈曲時に刻印すればよい。また、チャージレバ
ーをプラスチック成形品とする場合には、上記ピン55
への番号付与と同様に金型に手を加えることで、番号を
形成することができる。
【0045】次の組立手順2では、第2収納部88bに
収納されているレリーズレバー57が、ワッシャー61
とネジ62とを用いて本体基部13の該当部位に取り付
けられる。図11に示すように、本体基部13のレリー
ズレバー57が取り付けられるボス58の近傍には、例
えば2.0×4.0mm角以上のスペースが形成され
て、矢印と部品番号「2」とが表示されている。これに
より、組立キット80の説明書に組み付け位置が図示さ
れていなくても、確実にレリーズレバー57をボス58
に取り付けることができる。
【0046】組立手順3では、部品トレー88の第3収
納部88cに収納されているレリーズレバー用バネ59
が取り出され、レリーズレバー57と、本体基部13の
ピン60とに掛けられる。ピン60の端面にも部品番号
「3」が表示されているので、間違えることなく取り付
けることができる。
【0047】組立手順4では、第4収納部88dに収納
されている連動レバー72が、ワッシャー70とネジ7
1とを用いて本体基部13の該当部位に取り付けられ
る。図12に示すように、本体基部13のボス73の近
傍には、矢印と部品番号「4」とが表示されているの
で、確実に連動レバー72をボス73に取り付けること
ができる。
【0048】組立手順5では、部品トレー88の第5収
納部88eに収納されている連動レバー用バネ75が取
り出され、連動レバー72と本体基部13のピン76と
に掛けられる。ピン76の端面にも部品番号「5」が表
示されている。
【0049】組立手順6では、部品トレー88の第6収
納部88fに収納されている撮影レンズ6が取り出さ
れ、本体基部13に取り付けられているレンズホルダ4
3の凹部44に取り付けられる。図13に示すように、
レンズホルダ43の凹部44内には、部品番号「6」が
表示されている。
【0050】組立手順7では、ノブ取付部64に、第7
収納部88gに収納している巻上げノブ8が取り付けら
れる。このノブ取付部64には、矢印と部品番号「7」
とが表示されている。
【0051】組立手順8では、図14に示すように、本
体基部サブ組立部品86の前面に前カバーサブ組立部品
85が取り付けられる。また、部品トレー88の第8収
納部88hからネジ14,15が取り出されて、本体基
部サブ組立部品86と前カバーサブ組立部品85との固
着に利用される。
【0052】組立手順9では、フイルム小箱87からフ
イルムカートリッジ16が取り出され、図15に示すよ
うに、本体基部サブ組立部品86の背後から本体基部1
3内にフイルムカートリッジ16が装填される。また、
部品トレー88の第9収納部88iからフイルム押えバ
ネ17とネジ18とが取り出され、フイルム押えバネ1
7の係合片17aが本体基部13の係合穴13aに挿入
される。係合穴13aの近傍には、矢印と部品番号
「9」が表示されている。そして、ネジ18がフイルム
押えバネ17の穴17bを貫通して本体基部13のネジ
穴13bに螺合されることにより。ユニット本体3が完
成する。
【0053】組立手順10では、図16に示すように、
外装小箱4が箱形状に組み立てられ、その中にユニット
本体3が挿入される。ユニット本体3が挿入された外装
小箱4を閉じると、レンズ付きフイルムユニット2が完
成する。完成したレンズ付きフイルムユニット2は、当
然に撮影に使用することができる。また、収納した写真
フイルムの全てのコマへの撮影が完了した後には、ラボ
に持って行くことで同時プリントを得ることもできる。
【0054】なお、上記実施形態では、110タイプの
フイルムカートリッジを使用するレンズ付きフイルムユ
ニットの組立キットをとしたが、135タイプのフイル
ムパトローネや、APSタイプのフイルムカートリッジ
を使用するレンズ付きフイルムユニットの組立キットを
構成することもできる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンズ付
きフイルムユニットの組立キットは、組み立てが難しい
部分をサブ組立部品としたので、組み立てに不慣れなユ
ーザーや、低年齢層のユーザーでも組み立てを行うこと
ができる。
【0056】また、単部品に、組み付け順序の表示を兼
ねた部品番号を付与し、単部品が取り付けられる部位の
近傍に、組み付けられる単部品の部品番号を表示するよ
うにしたので、組立方法や組付位置を直感的に理解する
ことができ、組立ミスを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立キットによって得られるレンズ付
きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図2】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図3】前カバーとこれに組み付けられる単部品との構
成を示す分解斜視図である。
【図4】本体基部とこれに組み付けられる単部品との構
成を示す分解斜視図である。
【図5】組立キットの外観斜視図である。
【図6】組立キットの外箱開放時の状態を示す外観斜視
図である。
【図7】外装小箱の収納状態を示す説明図である。
【図8】部品トレー内の部品収納状態を示す説明図であ
る。
【図9】組立キットの組立手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】組立手順1の説明図である。
【図11】組立手順2及び3の説明図である。
【図12】組立手順4及び5の説明図である。
【図13】組立手順6及び7の説明図である。
【図14】組立手順8の説明図である。
【図15】組立手順9の説明図である。
【図16】組立手順10の説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 4 外装小箱 6 撮影レンズ 8 巻上げノブ 9 シャッタボタン 12 前カバー 13 本体基部 16 フイルムカートリッジ 17 フイルム押えバネ 25 シャッタレバー 38 シャッタ羽根 43 レンズホルダ 47 チャージバネ 57 レリーズレバー 72 連動レバー 80 組立キット 85 前カバーサブ組立部品 86 本体基部サブ組立部品 88 部品トレー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムが装填される本体基部と、
    この本体基部の前面を覆う前カバーと、撮影機構を構成
    する複数の単部品と、写真フイルムとからなるレンズ付
    きフイルムユニットにおいて、 前記本体基部と前カバーとのそれぞれに一部の単部品を
    組み付けて複数のサブ組立部品を構成し、これらのサブ
    組立部品と、その他の単部品と、写真フイルムとをパッ
    ケージングして、ユーザによって組み立てられるように
    したことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット組立
    キット。
  2. 【請求項2】 前記複数の単部品に、組み付け順序の表
    示を兼ねた部品番号を付与したことを特徴とする請求項
    1記載のレンズ付きフイルムユニット組立キット。
  3. 【請求項3】 前記本体基部及び前カバーの単部品が取
    り付けられる部位、または単部品が取り付けられる部位
    の近傍に、取り付けられる単部品の部品番号を表示した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のレンズ付きフ
    イルムユニット組立キット。
JP2002093334A 2002-03-28 2002-03-28 レンズ付きフイルムユニット組立キット Pending JP2003295401A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107271A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Ming Hui Chang 時計の分解・組み立て方法

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