JP2003294946A - 位相差板の製造方法、及びそれにより製造された位相差板 - Google Patents

位相差板の製造方法、及びそれにより製造された位相差板

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JP2003294946A JP2002101459A JP2002101459A JP2003294946A JP 2003294946 A JP2003294946 A JP 2003294946A JP 2002101459 A JP2002101459 A JP 2002101459A JP 2002101459 A JP2002101459 A JP 2002101459A JP 2003294946 A JP2003294946 A JP 2003294946A
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Ryoichi Hachiman
亮一 八幡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護テープ14の汚染防止機能を良好に維持
させつつ、当該保護テープ14の剥離性を容易化するこ
と。 【解決手段】 位相差フィルム12を基板11に貼着さ
せる接着剤13として紫外線で接着力が低下するものを
用いるとともに、保護テープ14を基板11側に仮貼着
する粘着剤層を、紫外線で粘着力(接着力)が低下する
ものにより形成して、位相差フィルム12の接着工程を
行う前の段階においては、保護テープ14を基板11側
に十分な強さで貼り付かせつつ、位相差フィルム12の
接着工程により紫外線を照射した後においては、保護テ
ープ14の貼着力を低減させて基板11側から容易に剥
離可能としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系の通過光束
の位相をずらす位相差フィルムを備えた位相差板の製造
方法、及びそれにより製造された位相差板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学系を有する光ピックアップ
などの各種光学装置において、光学系の光路上に位相差
板を配置し、その位相差板を通過する光束の位相を適宜
にずらすようにしたものが採用されている。例えば、図
3に示されている光ヘッド装置に関する光学系では、半
導体レーザ1から出射された往路側の光束を、対物レン
ズ2を通して光記録媒体3に導き、その光記録媒体3で
反射された復路側の光束を、回折格子4や、ビームスプ
リッタ7などの各種光学素子によって回折または偏光さ
せて、最終的な絞り光束を光検出器5に導くようにした
構成が採用されているが、このとき、上述した往路側の
光束と、復路側の光束との相互干渉を防止するための位
相差板6が、光路の途中位置、より具体的には上記半導
体レーザ1と対物レンズ2との間の位置に配置されてい
る。
【0003】一方、そのような位相差板6としては、近
年、コスト低減を目的として位相差フィルムが用いられ
つつある。この位相差フィルムは、例えば有機高分子材
料をフィルム状に形成したものであって、図4に示され
ている例では、ガラス等の透明基板6aの表面上に、上
記位相差フィルム6bが接着剤6cにより貼着されてい
る。なお、実際の光学素子として使用する位相差板6を
製造するにあたっては、複数個の位相差板6を一体に備
えた比較的大きな素材を一旦形成しておき、その素材
を、必要に応じたサイズ、例えば短冊状にカットして製
造が行われる。
【0004】このように位相差フィルム6bは、基板6
a上に接着剤6cを用いて貼着されているが、その位相
差フィルム6bの接着を行う際には、接着剤6cが基板
6aの周囲にはみ出すようにして回り込み、そのまま付
着状態となって基板6aを汚してしまうことがある。そ
のようなことから従来より、位相差フィルム6aの接着
工程を行う前の段階で、上記基板6cの裏面側(図示下
面側)に、汚染防止用の保護テープ(図示省略)を予め
仮に貼着させておき、上述したように位相差フィルム6
aの貼着を行った後に、その保護テープを基板6a側か
ら引き剥がすことによって、基板6cの清浄性を確保さ
せるようにしたものがある。なお、本図中の符号「6
d」は、上述した位相差フィルム6aの汚染を防止する
ための保護テープを表したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな保護テープを用いた場合には、保護テープが比較的
強力に基板側に貼り付いてしまう場合があり、そのよう
なときに、保護テープを強引に引き剥がしてしまうと、
基板を破損してしまうなどの問題を発生させてしまうこ
とがある。
【0006】そこで本発明は、以上のような実状に鑑
み、位相差フィルムの接着工程を行う前の段階において
は汚染防止用の保護テープを基板側に対して十分な強さ
で貼り付かせておくとともに、位相差フィルムの接着工
程を行った後には、基板側から保護テープを容易に剥離
させることができるようにした位相差板の製造方法、及
びそれにより製造された位相差板を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明にかかる位相差板の製造方法では、
位相差フィルムを基板の表面側に貼着させる接着剤とし
て、紫外線の照射により硬化する材質のものを用いると
ともに、保護テープを基板の裏面側に仮貼着する粘着剤
層を、紫外線の照射により粘着力(接着力)が低下する
材質のものにより形成しておき、前記基板に対して、前
記保護テープの仮貼着工程、及び前記位相差フィルムの
貼着工程をそれぞれ行った後に、当該保護テープ及び位
相差フィルムに対して紫外線を照射する工程を実行する
ことにより、前記位相差フィルムの接着剤を硬化させて
位相差フィルムを高結合状態とする一方、前記保護テー
プの粘着剤の粘着力(接着力)を低下させて保護テープ
を低結合状態とするようにしている。このような構成を
有する位相差板の製造方法によれば、位相差フィルムの
接着工程を行う前の段階においては、十分な貼着力を有
する保護テープを用いることによって、保護テープが基
板側に対して十分な強さで貼り付き、当該保護テープの
汚染防止機能を良好に発揮させることが可能となる。一
方、位相差フィルムの接着工程により紫外線を照射した
後においては、位相差フィルムの接着に用いられている
紫外線硬化型の接着剤により、当該位相差フィルムが基
板側に対して高結合状態になされるとともに、保護テー
プを基板側に仮貼着させていた、紫外線で接着力が低下
する粘着剤により、当該保護テープが基板側に対して低
結合状態になされ、容易に剥離が行われるようになって
いる。
【0008】また、請求項2の発明にかかる位相差板の
製造方法では、上記請求項1における紫外線を照射する
工程において、位相差フィルムにおける接着剤の硬化
と、保護テープの粘着剤層における低粘着化とを同時に
行わせるようにしていることから、工程の効率化が可能
となっている。
【0009】さらに、請求項3の発明にかかる位相差板
の製造方法では、上記請求項1における位相差フィルム
を、基板の周端縁部から外方に延出する周縁拡大部を備
えた平面寸法となるように形成することから、基板の周
端縁部から接着剤がはみ出しても、そのはみ出し分は、
位相差フィルムの周縁拡大部により受けられることとな
り、その結果、位相差フィルムの汚染が防止されること
から、位相差フィルム側から保護テープなどの汚染防止
手段が省略されるようになっている。
【0010】一方、請求項4の発明にかかる位相差板で
は、上記請求項1乃至請求項3のいずれかの方法におい
て、保護テープを基板側から剥離する工程を行うことな
く、基板の裏面側に保護テープが仮貼着された状態とし
て製造されていることから、上述した各製造方法に関す
る発明と同様な作用が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1により模式的に表され
た実施形態にかかる位相差板10は、ガラス等からなる
透明基板11の表面(図示上面)上に、有機高分子材料
等をフィルム状に形成した位相差フィルム12が接着剤
13を介して貼着されたものであるが、実際に光学素子
として装置に用いられる前の段階では、本図のように、
上記透明基板11の裏面(図示下面)に、上記接着剤1
3に対する汚染防止用の保護テープ14が仮に貼着され
ている。
【0012】そして、実際の光学素子として用いられる
場合には、上述した保護テープ14が貼り付いた状態の
ままで、必要に応じたサイズに例えば短冊状にカットさ
れ(ダイシング)、それらのカットされた各々におい
て、上述した保護テープ14が透明基板11側から剥離
された上で装置内に装架される。
【0013】このときの上記保護テープ14は、位相差
フィルム12を透明基板11を貼着する前の段階におい
て、透明基板11の裏面側に予め剥離可能に仮に貼着さ
れたものであるが、当該保護テープ14における上記透
明基板11に対面する側の面には、粘着剤層が、ほぼ一
体的に被着されるように形成されている。そして、本発
明においては、このような保護テープ14に設けられた
粘着剤層の粘着剤として、紫外線の照射により粘着力
(接着力)が低下する材質からなるものが用いられてい
る。
【0014】一方、上述した位相差フィルム12を透明
基板11側に貼着する接着剤13としては、紫外線の照
射により硬化する材質からなる接着剤、つまり、紫外線
硬化型の接着剤が用いられている。
【0015】このような位相差板10を製造するにあた
っては、まず、上述した保護テープ14を、当該保護テ
ープ14に形成された、紫外線で粘着力(接着力)が低
下する粘着剤層によって、上記透明基板11の裏面側
(図示下面側)に対して仮の貼着状態となるように貼り
付ける。次いで、上記保護テープ14が仮貼着された透
明基板11の表面側(図示上面側)に、紫外線硬化型の
接着剤13を適量分だけ塗布し、その塗布した紫外線硬
化型の接着剤13の上から、前述した位相差フィルム1
2を押し付けるようにして載置する。
【0016】このように位相差フィルム12を透明基板
11側に押し付けると、接着剤13が透明基板11の周
端縁部からはみ出してしまうことがあるが、本実施形態
における位相差フィルム12は、透明基板11の周端縁
部から外方に延出する周縁拡大部12aを備えた平面寸
法となるように形成されていることから、上述したよう
な透明基板11からの接着剤13のはみ出し分は、当該
位相差フィルム12の周縁拡大部12aにより受けられ
るようになっている。
【0017】そして、上述したような透明基板11の表
裏両面に対する、保護テープ14の仮貼着工程(裏面
側)、及び位相差フィルム12の貼着工程(表面側)を
それぞれ行った後に、これら保護テープ14及び位相差
フィルム12に対する紫外線の照射工程を実行する。す
なわち、紫外線の照射を行うことにより、前記位相差フ
ィルム12における紫外線硬化型の接着剤13を硬化さ
せて、上記位相差フィルム12を透明基板11に対して
高結合状態とすると同時に、前記保護テープ14の紫外
線で粘着力(接着力)が低下する粘着剤層を低粘着化さ
せて、当該保護テープ14を透明基板11に対して低結
合状態とするものである。
【0018】この状態においては、保護テープ14が透
明基板11側に対して依然として仮貼着された状態とな
っているが、そのような保護テープ14有りのままの状
態としておいて搬送などの取り扱いを行うようにすれ
ば、透明基板11に対する損傷の危険性を低減すること
が可能となり、信頼性の向上が図られる。
【0019】また、最終的に光学素子として用いる場合
には、上述した保護テープ14を透明基板11側から引
き剥がして使用されることとなるが、前述したように、
保護テープ14は透明基板11に対して低結合状態にな
されていることから、保護テープ14の剥離は極めて容
易に行われる。
【0020】このように本実施形態における位相差板1
0及びその製造方法においては、位相差フィルム12の
接着工程を行う前の段階において、十分な貼着力を有す
る保護テープ14を用いることが可能となる。つまり、
保護テープ14が透明基板11側に対して十分な強さで
貼り付いた状態で位相差フィルム12の接着工程が行わ
れることが可能となることから、その透明基板11に対
する保護テープ14の汚染防止機能が良好に発揮され
る。
【0021】また、紫外線の照射によって位相差フィル
ム12の接着工程を実行した後には、その位相差フィル
ム12を透明基板11側に貼着させる紫外線硬化型の接
着剤13の貼着力が急速に増大して当該位相差フィルム
12が高結合状態になされると同時に、保護テープ14
を透明基板11側に仮貼着させていた、紫外線で粘着力
(接着力)が低下する粘着剤層の仮貼着力が急速に減少
していき、当該保護テープ14が低結合状態になされて
容易に剥離が行われる。従って、保護テープ14の剥離
が容易に行われることとなって、従来のように基板を損
傷させるなどの支障が良好に回避されるようになってい
る。
【0022】このとき、特に本実施形態では、一つの紫
外線照射工程で、位相差フィルム12に対する接着剤1
3の硬化と、保護テープ14の粘着剤層の低粘着化とを
同時に行わせるようにしていることから、工程の効率化
が可能となっている。
【0023】さらに、本実施形態においては、位相差フ
ィルム12を、透明基板11の周端縁部から外方に延出
する周縁拡大部12aを備えた平面寸法となるように形
成していることによって、透明基板11の周端縁部から
接着剤13がはみ出しても、そのはみ出し分を位相差フ
ィルム12の周縁拡大部12aにより受けて、位相差フ
ィルム12の汚染が良好に防止されるようになされてい
る。その結果、位相差フィルム12側から保護テープ1
4などの汚染防止手段を省略することが可能となる。
【0024】一方、図2に示されている実施形態は、上
述した実施形態と同一の構造を有する位相差板10を、
図示上下方向において対称的に重ね合わせるように構成
したものであって、一枚の位相差フィルム12を、図示
上下の両側から挟み込むようにしている。そして、その
重合配置された一対の透明基板11の各露出面上に、保
護テープ14,14が仮貼着されている。このような実
施形態にかかる重合型の位相差板も、上述した実施形態
と同様にして、容易かつ良好に製造することができる。
【0025】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実
施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形可能であるというのは言うまでもな
い。
【0026】例えば、上述した実施形態における透明基
板11には、回折格子などを一体的に装袈しておくこと
も当然可能である。また、基板としては、上述した実施
形態におけるような透明のもの以外の基板も、同様に採
用することができる。
【0027】さらに、本発明にかかる位相差板の適用範
囲は、上述した実施形態のような光ヘッド装置に限定さ
れることはなく、多種多様な光学装置に用いられる位相
差板に対して同様に適用することができるものである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の発明にかかる位相差板の製造方法は、位相差フィルム
を基板に貼着させる接着剤として紫外線硬化型のものを
用いるとともに、保護テープを基板側に仮貼着する粘着
剤層を、紫外線で粘着力(接着力)が低下するものによ
り形成して、位相差フィルムの接着工程を行う前の段階
において保護テープを基板側に十分な強さで貼り付かせ
つつ、位相差フィルムの接着工程により紫外線を照射し
た後においては、位相差フィルムに用いられている紫外
線硬化型の接着剤の貼着力を増大させて基板側に高結合
状態とするとともに、保護テープを基板側に仮貼着させ
ていた、紫外線で粘着力(接着力)が低下する粘着剤層
の貼着力を減少させて低結合状態として容易に剥離可能
として、保護テープの汚染防止機能を良好に維持させつ
つ、その剥離性を容易化したものであるから、位相差板
の品質を向上させつつ生産性を同時に高めることができ
る。
【0029】また、本発明の請求項2の発明にかかる位
相差板の製造方法は、上記請求項1における紫外線を照
射する工程において、位相差フィルムにおける接着剤の
硬化と、保護テープの粘着剤層における低粘着化とを同
時に行わせるようにして工程の効率化を可能としたもの
であるから、上述した効果のうちの特に生産性を更に向
上させることができる。
【0030】さらに、本発明の請求項3の発明にかかる
位相差板の製造方法は、上記請求項1における位相差フ
ィルムを、基板の周端縁部から外方に延出する周縁拡大
部を備えた平面寸法となるように形成して、基板の周端
縁部からはみ出した接着剤を位相差フィルムの周縁拡大
部により受けることにより、位相差フィルムの汚染を防
止して位相差フィルム側から保護テープなどの汚染防止
手段を省略可能としたものであるから、上述した効果に
加えて、位相差板をより簡易な構成として低廉化を更に
図ることができる。
【0031】さらにまた、本発明の請求項4の発明にか
かる位相差板は、上記請求項1乃至請求項3のいずれか
の方法において、保護テープを基板側から剥離する工程
を行うことなく、基板の裏面側に保護テープが仮貼着さ
れた状態として製造されていることから、上述した各製
造方法に関する発明と同様な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における位相差板の概略構
造を表した模式的断面説明図である。
【図2】本発明の他の実施形態における位相差板の概略
構造を表した模式的断面説明図である。
【図3】一般に用いられている光ヘッド装置に関する光
学系の概略構成を表した模式的側面説明図である。
【図4】図3に表された光ヘッド装置に関する光学系に
用いられている位相差板の概略構造を表した模式的断面
的説明図である。
【符号の説明】
10 位相差板 11 透明基板 12 位相差フィルム 12a 周縁拡大部 13 接着剤 14 粘着剤層付き保護テープ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA06 BB03 BB54 BC05 BC14 BC22 4F100 AG00A AK01B AR00C AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C CB00 CB05C EC182 EJ083 EJ54C EJ543 GB41 JB14G JK06C JL06 JL13C JL14C JN01A JN30B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系の光路上に配置されて光束の位相
    をずらす機能を有する位相差フィルムを、適宜の基板の
    表面上に接着剤を介して貼着するようにした製造方法で
    あって、 上記位相差フィルムを前記基板の表面上に貼着する工程
    の前の段階で、粘着剤層を有する保護テープを上記基板
    の裏面側に対して予め剥離可能に仮に貼着する工程を行
    い、 上記位相差フィルムの貼着工程を完了した後に、上記保
    護テープを基板側から引き剥がす工程を行うようにした
    位相差板の製造方法において、 上記位相差フィルムを前記基板の表面側に貼着させる接
    着剤として、紫外線の照射により硬化する材質のものを
    用いるとともに、 前記保護テープを前記基板の裏面側に仮貼着する粘着剤
    層を、紫外線の照射によりの粘着力が低下する材質のも
    のにより形成しておき、 前記基板に対して、前記保護テープの仮貼着工程、及び
    前記位相差フィルムの貼着工程をそれぞれ行った後に、 当該保護テープ及び位相差フィルムに対して紫外線を照
    射する工程を実行することにより、前記位相差フィルム
    の接着剤を硬化させて位相差フィルムを高結合状態とす
    る一方、前記保護テープの粘着剤層の粘着力を低下させ
    るようにしたことを特徴とする位相差板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記紫外線を照射する工程において、前
    記位相差フィルムにおける接着剤の硬化と、前記保護テ
    ープの粘着剤層の粘着力を低下とを、同時に行わせるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の位相差板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記位相差フィルムを、前記基板の周端
    縁部から外方に延出する周縁拡大部を備えた平面寸法と
    なるように形成することを特徴とする請求項1記載の位
    相差板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかの方法
    において、保護テープを基板側から剥離する工程を行う
    ことなく、上記基板の裏面側に保護テープが仮貼着され
    た状態として製造されていることを特徴とする位相差
    板。
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