JP2003294452A - ナビゲーション装置及びプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置及びプログラム

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JP2003294452A
JP2003294452A JP2002093131A JP2002093131A JP2003294452A JP 2003294452 A JP2003294452 A JP 2003294452A JP 2002093131 A JP2002093131 A JP 2002093131A JP 2002093131 A JP2002093131 A JP 2002093131A JP 2003294452 A JP2003294452 A JP 2003294452A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行実績に基づいて渋滞情報等を蓄積して走
行の際にそのデータを利用することを可能にしたナビゲ
ーション装置及びそのプログラムを提供する。 【解決手段】 データ処理手段12と、現在位置を検出
するための位置計測部20と、移動速度を検出するため
の速度計測部22と、データ記録部24と、地図データ
ベース26と、表示部36とを備える。データ処理手段
12は、位置計測部20により検出された現在位置に基
づいて地図データを読み込んで地図画像を表示部36に
表示させるとともに、現在位置、及び速度計測手段によ
り検出された移動速度をデータ処理してデータ記録部2
4に格納してデータベースを構築する。このデータベー
スのデータを用いて経路探索をすると、実際の交通事情
に対応した走行経路が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナビゲーション装置
及びプログラムに関し、特に、渋滞情報等の管理に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーション装置には、ユーザ
ーに対して車両の走行案内を行い、所望の目的地に容易
に到達できるようにした車載ナビゲータがある。この車
載ナビゲータは、地図データが格納されたCD-ROM
等が搭載され、走行中に、車両の位置及び方位を検出し
て、CD-ROM等から車両位置周辺の地図データを読
み出して地図画像をディスプレイに表示するとともに、
その地図画像上の現在地に相当する箇所に車両進行方向
に相当する向きに車両位置マークを重ねて描画する。そ
して、車両の移動で現在位置が変化するのに従って、例
えば車両位置マークを画面中央に固定して地図画像をス
クロールすることにより車両位置周辺の地図情報が分か
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、従来のナビゲー
ション装置においては、地図データとは別に、VICS
等の道路交通情報システムから渋滞情報等のリアルタイ
ム情報を取り込んで、ディスプレイの地図画像上に重ね
て表示することも行われている。
【0004】しかしながら、VICS等の道路交通情報
システムからの渋滞情報等は、これらの渋滞を調べるた
めに設けられたセンサがある交差点の近傍のものに限定
されており、それ以外の地域の交差点での渋滞情報を表
示することができなかった。特に、地方等の交差点では
渋滞情報を知ることができなかった。また、センサがな
い交差点での渋滞情報が道路交通情報システムからのリ
ンクデータに加味されている場合があるが、その渋滞情
報は過去の情報でしかなく、現在の情報が加味されたも
のではなく、その実際の状況に対応したものとなってい
ない、という問題点があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、走行実績に基づいて渋滞情報
等を蓄積し走行の際にそのデータを利用することを可能
にしたナビゲーション装置及びそのプログラムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態様
に係るナビゲーション装置は、データ記憶手段と、地図
データが格納された記憶手段と、表示装置と、現在位置
を検出するための位置検出手段と、移動速度を検出する
ための速度計測手段と、位置検出手段により検出された
現在位置に基づいて地図データを読み込んで地図画像を
表示装置に表示させるとともに、現在位置、及び速度計
測手段により検出された移動速度をデータ処理してデー
タ記憶手段に格納してデータベースを構築するデータ処
理手段とを備えたものである。本発明においては、ナビ
ゲーション装置が搭載された車両が走行すると、現在位
置及び移動速度を求めて信号処理を施してデータベース
を構築する。このデータベースには最新のデータが組み
込まれるので、このデータベースのデータを用いて経路
探索をすると、実際の交通事情に対応した経路が得られ
る。
【0007】(2)本発明の他の態様に係るナビゲーショ
ン装置は、上記(1)のナビゲーション装置において、
データベースには、地図データのリンク及びそれに対応
した交通情報が含まれる。
【0008】(3)本発明の他の態様に係るナビゲーショ
ン装置は、上記(2)のナビゲーション装置において、
交通情報は車両の平均速度又は渋滞情報である。
【0009】(4)本発明の他の態様に係るナビゲーショ
ン装置は、上記(1)乃至(3)のナビゲーション装置
において、年月日及び時刻を計測する時計手段を備え、
データ処理手段は、データベースにデータの更新年月日
及び時刻に関する情報を含める。
【0010】(5)本発明の他の態様に係るナビゲーショ
ン装置は、上記(1)乃至(4)のナビゲーション装置
において、データ処理手段は、現在位置データ及び移動
速度データに基づいて、現在位置が属する地図データの
リンクにおける現在の平均時速を求める。
【0011】(6)本発明の他の態様に係るナビゲーショ
ン装置は、上記(5)のナビゲーション装置において、
データ処理手段は、現在の平均速度に基づいてデータベ
ースの該当するリンクの平均時速を更新する。
【0012】(7)本発明の他の態様に係るナビゲーショ
ン装置は、上記(6)のナビゲーション装置において、
前記データ処理手段は、データベースの該当するリンク
の平均時速を更新する際には、現在の平均速度と既存の
平均速度とを加重平均によって求めた平均速度によって
既存の平均速度を更新する。
【0013】(8)本発明の他の態様に係るナビゲーショ
ン装置は、上記(1)乃至(7)のナビゲーション装置
において、データ処理手段は、出発地及び目的地が与え
られると、地図データ及びデータベースのデータに基づ
いて出発地から目的地までの走行経路を探索する。
【0014】(9)本発明の他の態様に係るナビゲーショ
ン装置は、上記(8)のナビゲーション装置において、
データ処理手段は、地図データに基づいて現地点から目
的地までの複数の経路候補を探索し、データベースの交
通情報を加味して、各経路候補の旅行時間を求め、旅行
時間が最短のものを走行経路として選択する。
【0015】(10)本発明の他の態様に係るナビゲーシ
ョン装置は、上記(1)乃至(9)のナビゲーション装
置において、前、データ処理手段は、データベースの交
通情報を記号化して、地図画像の該当する位置に重畳さ
せて表示させる。
【0016】(11)本発明の他の態様に係るナビゲーシ
ョン装置は、上記(1)乃至(10)のナビゲーション
装置において、データベースのデータを通信手段を介し
てデータ管理サーバーに送信する。
【0017】(12)本発明の他の態様に係るナビゲーシ
ョン装置は、上記(1)乃(11)のナビゲーション装
置において、データ管理サーバーのデータを通信手段を
介して受信してデータ記憶手段に格納する。
【0018】(13)本発明の他の態様に係るプログラム
は、上記(1)乃至(12)のナビゲーション装置のデ
ータ処理手段を中央処理装置に行わせるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1に係るナビゲーション装置10の構成図である。
このナビゲーション装置10は、データ処理手段(中央
処理装置:CPU)12を備えており、データ処理手段
(CPU)12には、時計部14、操作部16、通信部
18、位置計測部20、速度計測部22、データ記憶部
24、地図データベース26、表示制御部28、ワーク
メモリ30、プログラム等が格納されたメモリ32、及
び音声処理部34がそれぞれ接続されている。また、表
示制御部28には表示部(ディスプレイ)36が接続さ
れ、音声処理部34には音声発生器38が接続されてい
る。
【0020】時計部14は計時機能をもったものであ
り、年月日(カレンダー)及び時刻を生成する。操作部
16は、例えば地図検索,拡大/縮小用のキー、左,
右,上,下キーから成る十字カーソルキー等の各種のキ
ーを備えている。通信部18は、ナビゲーション装置1
0と例えばデータ管理サーバー(図示せず)との間でデ
ータの送受信を行うための通信手段であり、ここでは例
えば携帯電話の機能が内蔵されている。位置計測部20
は角速度センサ及びGPSシステムを内蔵し、車両進行
方向及び車両位置をそれぞれ検出し、車両進行方向デー
タ及び車両位置データを出力する。
【0021】なお、角速度センサは、回転を検出するセ
ンサであり車両がどの方向にどのくらい回転したかを検
出し、車両進行方向データを出力するものである。ま
た、GPSシステムは、全地球上を覆域とする衛星を利
用した測位システムであり、地表からの軌道高度20183k
m の軌道上を周回する衛星群を各頂点とする面を角錐の
底とし、これらの衛星からの信号を受信測距する稜線が
作る角錐の頂点を受信装置の現在位置として得るシステ
ムである。このシステムのGPS衛星は地球に対する6
個の周回軌道に各4個、合計24個が周回している。
【0022】また、速度計測部22は車両に装備されて
いる速度センサからの速度信号を取り込んで、ナビゲー
ション装置10が搭載されている車両の移動速度を検出
するものである。データ記録部24は、大容量の不揮発
性メモリから構成されており、後述するように地図デー
タの各リンクとそれに対応した平均速度等が格納され
て、データベースが構築されている。地図データベース
26には地図データ等格納されたCD−ROM等が用い
られ、この地図データは、縮尺レベルに応じて適当な大
きさの経度幅及び緯度幅の地域に区切られた図葉(地図
片)として管理されており、そして、各図葉は、例えば
(a)道路、河川、公園等を表示するための背景レイ
ヤ、(b)市町村名、道路名、記号等を表示するための
文字・記号レイヤ、(c)道路レイヤから構成されてい
る。道路レイヤには道路位置を特定するためのリンク情
報等が含まれており、道路は緯度及び経度の座標で表現
された頂点(ノード)の集合で示され、2以上のノード
を連結した部分がリンクと呼ばれる。また、この道路レ
イヤには、例えば交差点情報、交差点間距離等の情報が
含まれる。表示部36に表示される地図画像は、複数の
図葉(地図片)の各レイヤを合成して形成された信号に
基づくことになる。
【0023】データ処理手段12は、位置計測部20に
より計測された車両進行方向データ及び車両位置データ
に基づいて、地図データベース26から該当する領域の
地図データを読み出して、その地図データに基づいた地
図画像を描画して表示制御部28に出力し、表示制御部
28は、地図画像を例えば進行方向が表示画面の上方向
に向き、現在位置が中央になるように表示部36に表示
させる。このとき表示部36には、その地図画像の上
に、カーソルマーク、車両位置マーク、走行予定ルート
等も併せて表示する。また、データ処理手段12は、必
要に応じて、音声処理部34に音声信号を出力して、音
声処理部34を介して音声発生器34によって音声によ
るガイドを行う。
【0024】また、データ処理手段12は、操作部16
の操作により出発地(現在位置)及び目的地が指定され
ると、出発地(現在位置)から目的地までの走行経路を
演算して求めることができる。その場合には、データ処
理手段12は、地図データベース22の出発地(現在
地)から目的地までの地図データを読み出し、その読み
出した地図データを参照して、例えばダイクストラ法、
横型探索法等のシミュレーション計算を行い、例えば現
在地と目的地とを最短時間で結ぶ最適な走行予定ルート
を求めて、走行予定ルートのノード列と、先頭の出発地
データ及び最後尾の目的地データとを合わせた走行予定
ルートのデータをデータ記録部24に格納する。この走
行予定ルートのデータは、表示部に地図画像を表示する
際に、例えば走行予定ルートに該当する径路(道路)を
強調表示してユーザーをガイドするのに用いられる。上
記の走行予定ルートのデータは、ナビゲーションの開始
時に求めればよいが、その後、目的地を変更したり、或
いは立ち寄り場所を途中に設定したりすることがあるの
で、ナビゲーションの途中においても適宜求められるよ
うにするものとする。勿論、走行予定ルートを求めずに
ナビゲーションを行ってもよい。
【0025】次に、本実施形態1のナビゲーション装置
10の動作説明を行う。ナビゲーション装置10が搭載
された車両が走行を開始すると、位置計測部20は車両
進行方向と車両位置を逐次検出して、車両進行方向デー
タと車両位置データとを出力する。データ処理手段12
は、車両進行方向データと車両位置データとを入力する
と、地図データベース26から車両位置データを含む所
定範囲の地図データを読み出して表示制御部28に出力
する。表示制御部28は、地図データ及び車両進行方向
データに基づいて、進行方向が画面の上方向に向き、中
央が車両位置となるように地図画像を描画するととも
に、中央に車両方位の示す方向に車両位置マークを描画
し、その描画データを表示部32に出力して表示部32
に地図画像を表示させる。
【0026】本実施形態1において、データ処理手段1
2は上記の他に次の図2の処理を行うことによりデータ
記録部24にデータベースを構築するための処理を行っ
ている。
【0027】図2はナビゲーション装置10のデータ処
理手段12がデータベースを構築する際の処理過程を示
したフローチャートである。
【0028】(S11)データ処理手段12は、位置計
測部20からの車両位置データを取り込んで、その車両
位置データから該当するリンク区間に割り当てを行う。
即ち、その車両位置データが属するリンク区間を検索す
る。 (S12)データ処理手段12は、位置計測部20から
の車両位置データを取り込みつつ、速度計測部20の出
力を取り込んで平均速度を求める。 (S13)データ処理手段12は、位置計測部20から
の車両位置データから現在位置が次のリンク区間に入っ
たかどうかを判断する。
【0029】(S14)データ処理手段12は、位置計
測部20からの車両位置データから現在位置が次のリン
ク区間に入るまでは上記の処理(S12)を繰り返して
現在の平均速度を求める。現在位置が次のリンク区間に
入ると、該当するリンク番号から平均速度(既存の平均
速度)を読み出して、現在の平均速度と既存の平均速度
とに基づいて新しい平均時速を計算する。この計算の詳
細は後述する。 (S15)データ処理手段12は、時速データ(新しい
平均時速)及び最終更新年月日及び時刻をデータ記録部
24のデータベースに格納してデータを更新する。な
お、最終更新の年月日及び時刻(以下、最終更新日時と
いう)は時計部14の出力より得られる。
【0030】図3はデータ記録部24のデータベースの
構成図である。データベース50は、リンク番号51、
平均速度52及び最終更新日時53から構成されてお
り、平均速度52は上記の処理(S14)及び(S1
5)により更新されて最新のデータが格納される。リン
ク番号51は複数のノード列から構成されており、位置
データを含んでいる。
【0031】なお、上記の新しい平均速度を求める際の
演算は例えば次のようになされる。過去の平均速度をS
μ−1、現在の平均速度をSとすると、新しい平均速度
Sμは次式により求められる。
【0032】
【数1】
【0033】但し、αは係数であり(基本的にαは時間
差が大きければ、小さくなるように設定する)、1>
α、の関係を満たし、最終更新日時と現時点との時間差
によって決められる。例えば、α=1/(時間差+
1)、によって決められる。1時間後ならばα=0.5
になる。
【0034】なお、全てのリンク区間について平均速度
が求められない場合も考えられるので、例えば初期値と
して定常的な速度(例えば法定速度)を設定しておい
て、該当する区間についての平均速度が求められた場合
にその初期値を更新するようにしてもよく、その場合に
はリンク区間は必ず或る値を持つこととなり、後述の経
路探索の処理が容易になる。
【0035】図4は上記のようにして構築されたデータ
ベースを利用して経路を探索する際の処理を示したフロ
ーチャートである。なお、ここでは位置計測部20によ
り検出された現在位置を出発地とする例について説明す
るが、操作部16の操作により任意の位置を設定するこ
とにより、その位置を出発地とすることができる。
【0036】(S21)操作部16の操作により目的地
が設定される。この場合には、出発地は位置計測部22
の出力から現在位置を取り込んでそれを出発地とする。 (S22)データ処理部12は、地図データベース26
の地図データに基づいて、現地位置から目的地までの経
路を複数候補探索する。例えば図5に示されるような地
図では、現地位置(出発地)から目的地までは次の3つ
のコースが候補として挙げられる。なお、図5におい
て、A乃至Iはそれぞれリンクを示している。
【0037】コース:A+C+E+I コース:D+E+I コース:F+G+I
【0038】(S22)データ処理手段12は、探索さ
れた経路についての各リンクの渋滞情報(平均速度)を
データ記録部24のデータベースから抽出する。図6は
上記の各リンクの平均速度を示したものである。
【0039】(S23)データ処理手段12は、上記の
経路候補に、渋滞情報(平均速度)を加味して、各経路
候補の旅行時間を求める。上記A乃至Iの各リンクの距
離は予め分かっているので、各リンクの距離を平均速度
で除算することにより旅行時間が求められる。図6には
その各リンクの旅行時間が示されており、それぞれの経
路候補について、該当するリンクの旅行時間を求めると
次のとおりである。 コース:4+2+2+2=10(時間) コース:5+2+2=9(時間) コース:3+3+2=11(時間) となる。
【0040】(S23)データ処理手段12は、上記の
経路候補に内(上記の例ではコース乃至)、旅行時
間が最短になる経路を選択する。上記の例では、旅行時
間が9時間となるコースが選択されることになる。こ
の選択されたコースは走行予定ルートとして表示部3
6の地図画像上に強調表示され、ユーザーをガイドする
る。また、このとき、上記の渋滞情報(平均速度)を渋
滞の程度を色によって区別できるように表示する。
【0041】本実施形態1においては、上述のように、
車両が走行しときにそのときの渋滞情報(平均速度)を
求めてそれによってデータベースのデータを更新してい
くようにしたので、最新の道路事情が反映されたデータ
ベースを構築することができ、経路探索を高精度に行う
ことを可能にしている。
【0042】実施形態2.なお、上述の実施形態におい
ては、VICSやATIS等の道路交通情報通信システ
ムからリアルタイム情報を受信することについては言及
していないが、本発明においては、道路交通情報通信シ
ステムからの受信を排除するものではなく、道路交通情
報通信システムからリアルタイム情報を受信してもよい
(その場合には受信設備が必要である)。この道路交通
情報通信システムは、車両に対して準マイクロ波ビーコ
ン、FM多重放送等の無線通信により、道路工事情報、
事故情報、渋滞情報、駐車場混雑情報等のリアルタイム
情報を提供して、ユーザーが希望するときにそれらの情
報を画面表示させたり、或るいは自動的に画面表示させ
たりすることにより、円滑な走行が得られるようにした
ものである。この道路交通情報通信システムがカバーさ
れる領域においては、そのシステムの情報を優先させる
ようにしてもよい。
【0043】実施形態3.また、上述の実施形態におい
て、データ記録部24のデータベースはナビゲーション
装置10に定常的に保存しておく必要はなく、通信部1
8を介して例えばデータ管理サーバーに送信して、必要
なときにのみそのデータベースを取り込むようにしても
よい。その場合においてもそのデータベースの内、必要
な部分(領域)のみを取り込むようにしてもよい。ま
た、データ管理サーバーが多数のナビゲーション装置1
0のデータベースのデータを収集して、そのデータをナ
ビゲーション装置10に提供するようにしてもよい。
【0044】実施形態4.また、上述の実施形態におい
ては、渋滞の程度を色によって区別できるように表示す
る例について説明したが、渋滞の程度に応じた長さの矢
印によって表現してもよい。
【0045】実施形態5.また、上述の実施形態におい
ては、速度計測部20は車両に装備されている速度セン
サからの速度信号を取り込んで、ナビゲーション装置1
0が搭載されている車両の移動速度を検出する例につい
て説明したが、位置計測部18によって検出された車両
位置の変位に基づいて検出してもよい。
【0046】実施形態6.また、上述の実施形態におい
ては、位置計測部18にはGPSシステムを用いた例に
ついて説明したが、例えばD(Differential)−GPS
や、PHSなどのセル方式携帯電話機を用いてもよい。
【0047】実施形態7.図1の通信部は携帯電話の通
信機能を内蔵した例について説明したが、その機能を内
蔵させずに、携帯電話を外付けするようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、地図デー
タに基づいて地図画像を表示装置に表示させるととも
に、現在位置及び移動速度を処理してデータベースを構
築するようにしたので、走行の際にそのデータを利用す
ることが可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るナビゲーション装置
の構成図である。
【図2】図1のナビゲーション装置のデータ処理手段が
データベースを構築する際の処理過程を示したフローチ
ャートである。
【図3】図1のデータ記録部のデータベースの構成図で
ある。
【図4】図3のデータベースを利用して経路を探索する
際の処理を示したフローチャートである。
【図5】地図データの一例を示した図である。
【図6】各リンクの平均速度及び旅行時間を示した図で
ある。
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置 12 データ処理手段 14 時計部 16 操作部 18 通信部 20 位置計測部 22 速度計測部 24 データ記録部 26 地図データベース 28 表示制御部 30 ワークメモリ 32 メモリ(プログラム) 32 表示部 34 音声処理部 36 表示部 38 音声発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB03 HB06 HB08 HB22 HC08 HD12 HD16 2F029 AA02 AB07 AC02 AC06 AC12 AC14 AC18 5H180 AA01 BB05 BB13 BB15 DD04 FF05 FF22 FF25 FF27 FF32

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記憶手段と、 地図データが格納された記憶手段と、 表示装置と、 現在位置を検出するための位置検出手段と、 移動速度を検出するための速度計測手段と、 前記位置検出手段により検出された現在位置に基づいて
    前記地図データを読み込んで地図画像を表示装置に表示
    させるとともに、前記現在位置、及び前記速度計測手段
    により検出された移動速度をデータ処理して前記データ
    記憶手段に格納してデータベースを構築するデータ処理
    手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記データベースには、前記地図データ
    のリンク及びそれに対応した交通情報が含まれることを
    特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記交通情報は、車両の平均速度又は渋
    滞情報であることを特徴とする請求項2記載のナビゲー
    ション装置。
  4. 【請求項4】 年月日及び時刻を計測する時計手段を備
    え、前記データ処理手段は、前記データベースにデータ
    の更新年月日及び時刻に関する情報を含めることを特徴
    とする請求項1乃至3の何れかに記載のナビゲーション
    装置。
  5. 【請求項5】 前記データ処理手段は、前記現在位置及
    び前記移動速度に基づいて、現在位置が属する地図デー
    タのリンクにおける現在の平均時速を求めることを特徴
    とする請求項1乃至4の何れかに記載のナビゲーション
    装置。
  6. 【請求項6】 前記データ処理手段は、前記現在の平均
    速度に基づいて、前記データベースの該当するリンクの
    平均時速を更新することを特徴とする請求項5記載のナ
    ビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 前記データ処理手段は、データベースの
    該当するリンクの平均時速を更新する際には、前記現在
    の平均速度と既存の平均速度とを加重平均によって求め
    た平均速度によって既存の平均速度を更新することを特
    徴とする請求項6記載のナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 前記データ処理手段は、出発地及び目的
    地が与えられると、前記地図データ及び前記データベー
    スのデータに基づいて出発地から目的地までの走行経路
    を探索することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに
    記載のナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 前記データ処理手段は、前記地図データ
    に基づいて出発地から目的地までの複数の経路候補を探
    索し、前記データベースの交通情報を加味して、各経路
    候補の旅行時間を求め、旅行時間が最短のものを走行経
    路として選択することを特徴とする請求項8記載のナビ
    ゲーション装置。
  10. 【請求項10】 前記データ処理手段は、前記データベ
    ースの交通情報を記号化して、前記地図画像の該当する
    位置に重畳させて表示させることを特徴とする請求項1
    乃至9の何れかに記載のナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】 前記データ処理手段は、前記データベ
    ースのデータを通信手段を介してデータ管理サーバーに
    送信することを特徴とする請求項1乃至10の何れかに
    記載のナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】 前記データ処理手段は、前記データ管
    理サーバーのデータを通信手段を介して受信して前記デ
    ータ記憶手段に格納することを特徴とする請求項1乃至
    11の何れかに記載のナビゲーション装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12の何れかに記載のナ
    ビゲーション装置のデータ処理手段を中央処理装置に行
    わせることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006226896A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Fujitsu Ten Ltd ナビゲーション装置
JP2008268013A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Funai Electric Co Ltd ナビゲーション装置

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