JP2003294389A - 熱交換器および熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器および熱交換器の製造方法

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JP2003294389A
JP2003294389A JP2002095893A JP2002095893A JP2003294389A JP 2003294389 A JP2003294389 A JP 2003294389A JP 2002095893 A JP2002095893 A JP 2002095893A JP 2002095893 A JP2002095893 A JP 2002095893A JP 2003294389 A JP2003294389 A JP 2003294389A
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JP
Japan
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joint
tube
joint block
heat exchanger
inlet
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JP2002095893A
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Tomohiko Nakamura
友彦 中村
Shunei Takeuchi
俊英 武内
Atsuyuki Hirose
敬幸 廣瀬
Eiichi Torigoe
栄一 鳥越
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0246Arrangements for connecting header boxes with flow lines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0246Arrangements for connecting header boxes with flow lines
    • F28F9/0251Massive connectors, e.g. blocks; Plate-like connectors
    • F28F9/0253Massive connectors, e.g. blocks; Plate-like connectors with multiple channels, e.g. with combined inflow and outflow channels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョイントブロックの強度低下を防止しつ
つ、熱交換器のろう付け時間を短縮することが可能な熱
交換器およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 表面に放熱フィンが接合されたチューブ
と連通し、チューブを流れる熱媒の出入口となるジョイ
ントブロック20を備える熱交換器において、ジョイン
トブロック20のベース部23には、貫通構造の空隙部
25が形成されている。そして、このジョイントブロッ
ク20を熱交換器の他の構成部材と同時一体ろう付けす
るときには、予熱工程においてジョイントブロック20
に高温ガスを優先的に吹き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブと放熱フ
ィンとからなるコア部を流通する熱媒の出入口となるジ
ョイントブロックを備えた熱交換器およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば、特開平6−3
31297号公報に記載の熱交換器がある。この熱交換
器は、熱媒が流通するチューブと、このチューブの表面
に接合された放熱フィンとを有するコア部と、このコア
部のチューブと連通し、コア部を流れる熱媒の出入口と
なるジョイントブロックとを備えている。このような熱
交換器に備えられるジョイントブロックとしては、例え
ば、図12に示すようなジョイントブロックが知られて
いる。図12(a)は、ジョイントブロック120の平
面図、図12(b)は、ジョイントブロック120の側
面図である。
【0003】図12(a)、(b)に示すジョイントブ
ロック120において、123はベース部である。ベー
ス部123には、コア部のチューブに流入する熱媒の入
口となる入口ジョイント部121とコア部のチューブか
ら流出する熱媒の出口となる出口ジョイント部122と
が、熱媒の流路がベース部123の厚さ方向となるよう
に形成されている。
【0004】また、図12(a)に示すように、ベース
部123には、入口ジョイント部121が形成された位
置と出口ジョイント部122が形成された位置との間
に、貫通孔内に雌ねじが形成されたねじ部124が複数
設けられている。このねじ部124は、ジョイントブロ
ック120に結合部品が結合するときに、結合部品を螺
着するためのものである。
【0005】そして、熱交換器を製造するときには、例
えば、まず、図示しないコア部のチューブに連通するよ
うに配設されたタンク部が、図12(b)に示すジョイ
ントブロック120の下方側に配置される。次に、コア
部を構成するチューブおよび放熱フィン、タンク部、ジ
ョイントブロック120等を同時に一体ろう付けして接
合し、ジョイントブロック120の両ジョイント部12
1、122が熱媒の出入口となる熱交換器が得られる。
【0006】すなわち、予熱工程、ろう付け工程、徐冷
工程、冷却工程を順次行なうことにより、上記の各部材
を相互にろう付け接合する。具体的には、接合部分にろ
う材層が形成された各部材を組み付け、予熱工程におい
てろう付け温度まで予熱した後、ろう付け工程において
加熱しろう材を溶融させる。次いで、徐冷工程において
ろう材が凝固するまで冷却する。続けて、冷却工程にお
いて、熱交換器が常温となるまで冷却する。
【0007】なお、上述のチューブ、放熱フィン、タン
ク部、ジョイントブロック120等には、近年ではすべ
てアルミニウム材により形成されているものが多用され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、一般的に、コア部を構成するチューブや
放熱フィンは肉厚が薄い部材である。これに比べて、図
12に示したジョイントブロック120は肉厚が厚い
(ベース部の厚さが大きい)。したがって、ジョイント
ブロック120の表面積に対する熱容量は、コア部の表
面積に対する熱容量より大きくなる。
【0009】そのため、上記の予熱工程において、各部
材の組み付け体を加熱する際に、組み付け体の全体を均
一に昇温させることが困難である。したがって、予熱工
程において、コア部がろう付け温度に達した後にも、ジ
ョイントブロックがろう付け温度に達するまで加熱を続
ける必要がある。これにより、予熱工程における加熱時
間が長くなり、熱交換器の生産効率を向上させることが
困難であるという問題がある。
【0010】予熱工程における加熱時間を短くするため
に、ジョイントブロックの肉厚を薄くする(ベース部の
厚さを小さくする)という方法もあるが、強度が低下す
るため好ましくない。例えば、図12に示したジョイン
トブロック120の場合、ベース部123の厚さを小さ
くすると、ねじ部124の長さが短くなり結合部品を螺
着したときの締結強度が低下する。
【0011】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
ジョイントブロックの強度低下を防止しつつ、熱交換器
の生産効率を向上することが可能な熱交換器およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の熱交換器では、熱媒が流通
するチューブ(13)と、このチューブ(13)の表面
に接合された放熱フィン(14)とを有するコア部(1
1)と、チューブ(13)と連通しチューブ(13)に
流入する熱媒の入口となる入口ジョイント部(21)
と、チューブ(13)と連通しチューブ(13)から流
出する熱媒の出口となる出口ジョイント部(22)とを
有するジョイントブロック(20)とを備える熱交換器
(1)において、ジョイントブロック(20)には、入
口ジョイント部(21)および出口ジョイント部(2
2)以外に、外部と連通する空隙部(25)が形成され
ていることを特徴としている。
【0013】これによると、ジョイントブロック(2
0)の外形寸法を減少させることなく、ジョイントブロ
ック(20)の表面積に対する熱容量を小さくすること
が可能である。したがって、ジョイントブロック(2
0)の強度を大幅に低下させずに、予熱工程における加
熱時間を短くすることができる。このようにして、ジョ
イントブロック(20)の強度低下を防止しつつ、熱交
換器(1)の生産効率を向上することが可能となる。
【0014】また、請求項2に記載の発明の熱交換器で
は、空隙部(25)は、貫通孔として形成されているこ
とを特徴としている。
【0015】これによると、予熱工程における加熱を温
風等により行なう場合には、貫通孔(25)に温風を通
過させることで加熱時間を一層短縮することが可能であ
る。
【0016】また、請求項3に記載の発明の熱交換器で
は、チューブ(13)、放熱フィン(14)およびジョ
イントブロック(20)は、アルミニウム材からなり、
チューブ(13)の肉厚が0.45mm以下であり、放
熱フィン(14)の肉厚が0.1mm以下である場合
に、ジョイントブロック(20)の表面積に対する質量
の比が0.3g/cm2以下であることを特徴としてい
る。
【0017】このように、アルミニウム材からなるチュ
ーブ(13)の肉厚が0.45mm以下であり、同様に
アルミニウム材からなる放熱フィン(14)の肉厚が
0.1mm以下である場合には、ジョイントブロック
(20)の表面積に対する質量の比が0.3g/cm2
以下であれば、予熱工程における加熱時間を短縮するこ
とが可能である。
【0018】また、請求項4に記載の発明の熱交換器の
ように、チューブ(13)と、ジョイントブロック(2
0)の入口ジョイント部(21)および出口ジョイント
部(22)とは、タンク部(12)を介して連通してい
る構造とすることができる。
【0019】また、請求項5に記載の発明の熱交換器で
は、ジョイントブロック(20)には、入口ジョイント
部(21)および出口ジョイント部(22)に結合部品
(70)が結合したときに、ジョイントブロック(2
0)と結合部品(70)との界面(71)の入口となる
部位に、この入口を遮蔽する遮蔽部(26)が形成され
ていることを特徴としている。
【0020】これによると、本発明の熱交換器(1)を
結合部品(70)とともに結合して使用した場合に、ジ
ョイントブロック(20)と結合部品(70)との界面
(71)に異物が侵入し、腐食等の不具合が発生するこ
とを抑止することが可能である。
【0021】また、請求項6に記載の発明の熱交換器の
製造方法では、熱媒が流通するチューブ(13)と、こ
のチューブ(13)の表面に接合された放熱フィン(1
4)とを有するコア部(11)と、チューブ(13)と
連通しチューブ(13)に流入する熱媒の入口となる入
口ジョイント部(21)と、チューブ(13)と連通し
チューブ(13)から流出する熱媒の出口となる出口ジ
ョイント部(22)とを有するジョイントブロック(2
0)とを備える熱交換器(1)を製造する方法におい
て、ジョイントブロック(20)には、入口ジョイント
部(21)および出口ジョイント部(22)以外に、外
部と連通する空隙部(25)が形成されており、予熱工
程、ろう付け工程、徐冷工程、冷却工程を順次行なうこ
とにより、チューブ(13)、放熱フィン(14)およ
びジョイントブロック(20)を含む熱交換器(1)の
構成部品相互をろう付けするにあたり、予熱工程におい
ては、ジョイントブロック(20)をコア部(11)よ
りも先に昇温させることを特徴としている。
【0022】これによると、ジョイントブロック(2
0)には空隙部(25)が形成されているので、ジョイ
ントブロック(20)は、外形寸法を減少させることな
く、表面積に対する熱容量が小さくなっている。さら
に、予熱工程においては、コア部(11)よりも昇温し
難いジョイントブロック(20)を先に昇温させる。
【0023】したがって、本発明の製造方法によれば、
ジョイントブロック(20)の強度を大幅に低下させず
に、確実に予熱工程における加熱時間を短くすることが
できる。このようにして、ジョイントブロック(20)
の強度低下を防止しつつ、熱交換器(1)の生産効率を
向上することが可能となる。
【0024】また、請求項7に記載の発明の熱交換器の
製造方法のように、予熱工程においては、ジョイントブ
ロック(20)に高温ガス(2)を吹き付けることによ
り、ジョイントブロック(20)をコア部(11)より
も先に昇温させることができる。
【0025】また、請求項8に記載の発明の熱交換器の
製造方法では、空隙部(25)は、貫通孔として形成さ
れていることを特徴としている。
【0026】これによると、予熱工程における加熱を温
風等により行なう場合には、貫通孔(25)に温風を通
過させることで加熱時間を一層短縮することが可能であ
る。請求項7に記載の発明のように、ジョイントブロッ
ク(20)に高温ガス(2)を吹き付ける場合には特に
有効である。
【0027】また、請求項9に記載の発明の熱交換器の
製造方法では、チューブ(13)、放熱フィン(14)
およびジョイントブロック(20)は、アルミニウム材
からなり、チューブ(13)の肉厚が0.45mm以下
であり、放熱フィン(14)の肉厚が0.1mm以下で
ある場合に、ジョイントブロック(20)の表面積に対
する質量の比が0.3g/cm2以下であることを特徴
としている。
【0028】このように、アルミニウム材からなるチュ
ーブ(13)の肉厚が0.45mm以下であり、同様に
アルミニウム材からなる放熱フィン(14)の肉厚が
0.1mm以下である場合には、ジョイントブロック
(20)の表面積に対する質量の比が0.3g/cm2
以下であれば、予熱工程における加熱時間を一層短縮す
ることが可能である。
【0029】また、請求項10に記載の発明の熱交換器
の製造方法のように、チューブ(13)と、ジョイント
ブロック(20)の入口ジョイント部(21)および出
口ジョイント部(22)とは、タンク部(12)を介し
て連通構造を形成することができる。
【0030】また、請求項11に記載の発明の熱交換器
の製造方法では、ジョイントブロック(20)には、入
口ジョイント部(21)および出口ジョイント部(2
2)に結合部品(70)が結合したときに、ジョイント
ブロック(20)と結合部品(70)との界面(71)
の入口となる部位に、この入口を遮蔽する遮蔽部(2
6)が形成されていることを特徴としている。
【0031】これによると、熱交換器(1)を結合部品
(70)とともに結合して使用した場合に、ジョイント
ブロック(20)と結合部品(70)との界面(71)
に異物が侵入し、腐食等の不具合が発生することを抑止
することが可能な熱交換器(1)を製造することができ
る。
【0032】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0034】(第1の実施形態)図1は、本実施形態に
おける熱交換器であるエバポレータ1の概略構成図であ
り、図2(a)は、このエバポレータ1に備えられたジ
ョイントブロック20の平面図、図2(b)は、ジョイ
ントブロック20の側面図である。
【0035】図1に示すように、エバポレータ1は、コ
ア部11、一対のタンク部12、上側のタンク部12の
端部に設けられたジョイントブロック20等により構成
されている。コア部11は、熱媒(冷媒)が流通するチ
ューブ13と、このチューブの表面に接合された放熱フ
ィン14とを有する。タンク部12は、チューブ13と
連通しており、上側のタンク部12は、後述するジョイ
ントブロック20の入口ジョイント部21および出口ジ
ョイント部22とも連通している。
【0036】この構成により、このエバポレータ1が周
知の冷凍サイクルに組み込まれたときには、入口ジョイ
ント部21から流入した熱媒(冷媒)は、タンク部12
およびチューブ13により形成された流路を流れ、出口
ジョイント部22から流出するようになっている。そし
てこのとき、熱媒はコア部11において外部の空気と熱
交換するようになっている。
【0037】本実施形態では、チューブ13は、アルミ
ニウム材からなる多孔偏平チューブであり、その肉厚は
0.13〜0.45mmである。一方、放熱フィン14
は、アルミニウム材からなる薄板材であり、その肉厚
は、0.045〜0.1mmである。ちなみに、タンク
部12もアルミニウム材からなり、その肉厚が0.6〜
1.0mmのものを採用している。
【0038】ジョイントブロック20は、図2に示すよ
うに、ベース部23に、タンク部12からコア部11の
チューブ13に流入する熱媒の入口となる入口ジョイン
ト部21と、コア部11のチューブ13からタンク部1
2を介して流出する熱媒の出口となる出口ジョイント部
22とを備え、熱媒の流路がベース部23の厚さ方向
(図2(b)上下方向)に貫通するように形成されてい
る。
【0039】ベース部23には、入口ジョイント部21
が形成された位置と出口ジョイント部22が形成された
位置との間に、貫通孔内に雌ねじが形成されたねじ部2
4が複数(本例では2つ)設けられている。このねじ部
24は、ジョイントブロック20に膨張弁を螺着するた
めのものである。ベース部23の厚さは、このねじ部2
4に膨張弁をねじ止めしたときの必要強度より、本例で
は約10mmとしている。
【0040】また、図2(a)に示すように、ベース部
23には、両ジョイント部21、22およびねじ部24
が形成された部位以外の部分に、複数の(本例では7つ
の)空隙部25が形成されている。この空隙部25は、
図3にも図示するように、ベース部23の厚さ方向に貫
通する孔として形成されている。この空隙部25を形成
することにより、ベース部23の外周部および空隙部2
5間の肉厚を約1.5mmとしている。なお、図3は、
図2(a)のA−A線断面図である。
【0041】また、図2(b)に示すように、ベース部
23の側面には、図2(b)中下面側に凹部23aが形
成されている。この凹部23aは、エバポレータ1の検
査を行なうときに、検査用のカプラを取り付けるための
係止部である。
【0042】本実施形態では、ジョイントブロック20
は、アルミニウム材の押し出し成形により空隙部25等
を有するブロック体を成形した後、両ジョイント部2
1、22の外周等を切削加工により形成している。押し
出し成形法を採用することで、空隙部25の形状が複雑
であっても貫通孔として容易に形成することができる。
なお、押し出し成形法以外に冷鍛法等の他の方法を用い
てもかまわない。
【0043】また、本実施形態では、エバポレータ1を
構成する前述のタンク部12、チューブ13、放熱フィ
ン14およびジョイントブロック20等には、すべてア
ルミニウム合金番号3003材を採用し、少なくともろ
う付け箇所となる部位の片方の部材表面に、アルミニウ
ム合金番号4045材の一組成のろう材層を形成したも
のを用いている。
【0044】次に、本実施形態の熱交換器であるエバポ
レータ1の製造方法について説明する。
【0045】まず、前述したエバポレータ1を構成する
各部材を組み付け、治具等により固定する。そして次
に、この固定された組み付け体を、図4に示すように、
真空熱処理炉5内に配置し、熱線ヒータ6により加熱す
る。予熱工程でろう付け温度まで予熱した後、ろう付け
工程で加熱してろう材を溶融させる。続いて、徐冷工程
でろう材を凝固させた後、冷却工程で常温まで冷却し、
エバポレータ1を得る。なお、図4においては、治具の
図示は省略している。
【0046】上述の構成および製造方法によれば、膨張
弁の必要なねじ止め強度が得られるベース部23の厚さ
(ねじ部24の長さ)を確保したとしても、ベース部2
3に空隙部25が形成されているので、ジョイントブロ
ック20の表面積に対する熱容量を小さくすることがで
きる。
【0047】したがって、予熱工程において、コア部1
1がろう付け温度に達する時間とジョイントブロック2
0がろう付け温度に達する時間との差が小さくすること
ができる。このようにして、ジョイントブロック20の
強度低下を防止しつつ、エバポレータ1のろう付け時間
を短縮することができ、生産効率を向上することが可能
となる。
【0048】また、ブロックジョイント20のベース部
23には凹部23aが形成されている。この凹部23a
は、前述したように、検査時に用いるために形成されて
いるが、エバポレータ1製造時においては、空隙部25
とともに、ジョイントブロック20の表面積に対する熱
容量を小さくする部位として機能する。
【0049】なお、本実施形態のように、チューブ13
が肉厚0.45mm以下のアルミニウム材により形成さ
れ、放熱フィン14が肉厚0.1mm以下のアルミニウ
ム材により形成されて、コア部11の表面積に対する熱
容量が小さい場合には、アルミニウム材により形成され
るジョイントブロックの表面積に対する質量の比は、
0.3g/cm2以下であることが好ましい。
【0050】アルミニウム材からなる部材間を、アルミ
ニウム合金番号4045材等のろう材によりろう付けす
る場合には、ろう付け時の温度は、ろう材の液相点以上
かつ600℃以下であることが好ましい。液相点未満で
あるとろう付けが良好に行なわれない。600℃を超え
るとろう材中の成分(アルミニウム合金番号4045材
の場合は特にシリコン)が部材に過度に拡散しエロージ
ョン発生の原因となりやすいという不具合が発生する。
【0051】ジョイントブロックの表面積に対する質量
の比が0.3g/cm2以下であれば、加熱によりコア
部の温度が600℃に達したときに、ブロックジョイン
トの温度はろう材の液相点(本実施形態で用いたアルミ
ニウム合金番号4045材の一組成の液相点585℃)
以上かつ600℃以下となる。
【0052】図5は、本発明者らが行なった評価結果を
示すグラフである。本実施形態の構成のエバポレータ1
の場合、真空熱処理炉5内において加熱を行ない、コア
部11の温度が600℃に達したときに、ジョイントブ
ロック20の温度は約593℃であり、すべてのろう付
け箇所において良好なろう付けがなされていることを確
認した。
【0053】これに対し、ジョイントブロックのみ図1
2に示す従来のものに変更した構成の場合には、コア部
の温度が600℃に達したときに、ジョイントブロック
120の温度は約580℃であり、ろう付け箇所の一部
にろう付け不良(主にろう切れと呼ばれるろう付け箇所
にろう材が回りきらない現象)が発生していることを確
認している。
【0054】なお、本実施形態のジョイントブロック2
0の表面積に対する質量の比は、0.24g/cm2
あり、従来のジョイントブロック120の表面積に対す
る質量の比は、0.34g/cm2である。
【0055】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について図に基づいて説明する。
【0056】本第2の実施形態は、前述の第1の実施形
態と比較して、製造時の加熱方法が異なる。なお、第1
の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつ
け、その説明を省略する。
【0057】本実施形態の熱交換器は、第1の実施形態
と同一構成のエバポレータ1である。
【0058】本実施形態のエバポレータ1の製造方法に
ついて説明する。
【0059】まず、エバポレータ1を構成する各部材を
組み付け、治具等により固定する。このとき、少なくと
もろう付けがなされる部位にはフラックスが塗布され
る。そして次に、この固定された組み付け体を、図6に
示すように、熱処理炉3内に配置し加熱する。予熱工程
でろう付け温度まで予熱した後、ろう付け工程で加熱し
てろう材を溶融させる。続いて、徐冷工程でろう材を凝
固させた後、冷却工程で常温まで冷却し、エバポレータ
1を得る。なお、図6においては、治具の図示は省略し
ている。
【0060】本実施形態の予熱工程においては、エバポ
レータ1のうち比較的表面積に対し熱容量の大きいタン
ク部12およびジョイントブロック20を、タンク部1
2やジョイントブロック20に比して表面積に対し熱容
量の小さいコア部11よりも先に昇温させる。
【0061】タンク部12やジョイントブロック20を
先に昇温させる手段としては、予熱工程において、図6
に示すように、タンク部12やジョイントブロック20
に高温ガス2を吹き付ける。
【0062】図6に示すように、熱処理炉3の上面31
および下面32には、高温ガス2を噴出する噴出口33
が配設されている。この噴出口33からエバポレータ1
のタンク部12およびジョイントブロック20に向かっ
て高温ガス2が吹き付けられる。
【0063】なお、噴出口33の配設位置は、高温ガス
2をタンク部12およびジョイントブロック20に優先
的に吹き付けることができる位置であればよく、熱処理
炉3の上面31および下面32に限られるものではな
い。
【0064】また、高温ガス2は、大気中において燃焼
性ガスを燃焼させたものであってもよいし、窒素ガス等
の不活性ガスを高温にしたものであってもよい。不活性
ガスを用いた場合には、エバポレータ1の表面の酸化を
防止する効果がある。
【0065】上述の構成および製造方法によれば、タン
ク部12およびジョイントブロック20が先に昇温す
る。これに伴ない、輻射、熱風循環、あるいは伝熱(図
6の符号21)により、コア部11もタンク部12やジ
ョイントブロック20に追従して昇温し、エバポレータ
1全体が均熱される。
【0066】したがって、第1の実施形態と同様の効果
が得られとともに、エバポレータ1全体の昇温時間が短
縮され、エバポレータ1のろう付け時間を一層短縮する
ことができる。
【0067】さらに、ジョイントブロック20の空隙部
25は貫通孔として形成されているので、本実施形態の
ように高温ガス2を吹き付けてジョイントブロック20
を加熱する場合には、高温ガス2が空隙部25を通過す
ることで加熱時間をより一層短縮することが可能であ
る。
【0068】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について、図に基づいて説明する。
【0069】本第3の実施形態は、前述の第1の実施形
態と比較して、ジョイントブロックの構造が異なる。な
お、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符
号をつけ、その説明を省略する。
【0070】本実施形態の熱交換器は、第1の実施形態
と同一構成のエバポレータ1である。ただし、ジョイン
トブロックの構造が若干異なる。
【0071】図7(a)は、本実施形態のジョイントブ
ロック220の平面図、図7(b)は、ジョイントブロ
ック220の側面図である。図7に示すように、ジョイ
ントブロック220の入口ジョイント部21および出口
ジョイント部22の外周側面には、両ジョイント部2
1、22から張り出すように形成されたフランジ部26
が全周にわたり設けられている。
【0072】このフランジ部26は、後述する結合部品
である膨張弁70が結合したときに、ジョイントブロッ
ク220と膨張弁70との界面の入口となる部位を覆う
ように形成されている。
【0073】図8は、ジョイントブロック220と膨張
弁70との結合状態を示す図であり、(a)はエバポレ
ータ側から見た図、(b)は側方(図8(a)の上方
側)から見た図である。図8(a)、(b)では、エバ
ポレータ1のジョイントブロック220以外の構成部材
を図示していない。
【0074】図8に示すように、ジョイントブロック2
20と膨張弁70とが結合するときには、ジョイントブ
ロック220のベース部23のジョイント側面と膨張弁
70の一面とが当接する。これに合わせて、入口ジョイ
ント部21と出口ジョイント部22とは、膨張弁70に
形成された孔内に挿設され、両ジョイント部21、22
の外周にジョイントブロック20と膨張弁70との界面
71が形成される。
【0075】このとき、ジョイントブロック220のフ
ランジ部26は、この界面71の入口部に当接し、界面
71の入口を覆うようになっている。
【0076】なお、エバポレータ1を製造するときに
は、このジョイントブロック220を他の構成部材と組
み付け、第1の実施形態と同様にろう付けする。
【0077】上述の構成および製造方法によれば、第1
の実施形態と同様の効果が得られる。これに加えて、エ
バポレータ1のジョイントブロック220に結合部品で
ある膨張弁70を結合したときには、両者によって形成
される界面71の入口をフランジ部26が覆う。エバポ
レータ1が膨張弁70と結合した状態で使用されるとき
には、外部から界面71への異物の侵入を抑止すること
が可能である。
【0078】例えば、本実施形態のエバポレータ1を膨
張弁70等と組み合わせて冷凍サイクルを形成し、車両
用の空調装置とした場合、車両の走行地域によってはエ
バポレータ1に塩分や排気ガスが溶解した水分が付着す
ることがある。このとき、これらの水分が、前述の界面
71に侵入すると、この部位において腐食等の不具合が
発生しやすい。
【0079】本実施形態の構成によれば、このような水
分の侵入を抑止することが可能である。上記例におい
て、塩分や排気ガスが溶解した水分が異物であり、フラ
ンジ部26は、この異物が界面71に侵入することを抑
止する遮蔽部である。
【0080】なお、本実施形態では、ジョイントブロッ
ク220に貫通構造の空隙部25が形成されており、界
面71近傍に異物が到達しやすい構造なので、このフラ
ンジ部26による異物の侵入抑止効果は大きい。
【0081】本実施形態のエバポレータは、第1の実施
形態と同様な方法により製造したが、第2の実施形態と
同様な方法により製造するものであってもよい。
【0082】(他の実施形態)上記各実施形態におい
て、ジョイントブロック20もしくはジョイントブロッ
ク220は、1つの部材により構成していたが、複数の
部材により構成されるものであってもよい。例えば、図
9に断面構造を示すように、入口ジョイント部21、出
口ジョイント部22およびベース部23を別部材により
形成し、ろう付けを行なう前に、これらを組み合わせ
て、かしめ加工等により一体化するものであってもよ
い。
【0083】また、ジョイントブロックの空隙部25の
数や形状は、上記各実施形態において図示したものに限
定されるものではない。例えば、図10や図11に図示
するような構造であってもよい。また、空隙部25は貫
通孔に限定されるものではない。外部と連通するもので
あれば、ジョイントブロックの要求強度や製造方法等に
よっては、有底構造の空隙部であってもよい。
【0084】また、上記各実施形態において、ジョイン
トブロック等のエバポレータ1の各構成部材はアルミニ
ウム合金番号3003材により形成され、ろう材として
はアルミニウム合金番号4045材を採用したが、ろう
付けが可能なアルミニウム材とろう材の組み合わせであ
れば、これに限定されるものではない。
【0085】アルミニウム材は、組成が若干異なったと
しても、比重や比熱が大きく異なることがないので、本
発明によれば、上記各実施形態と同様な効果が得られ
る。
【0086】また、各構成部材は、アルミニウム材以外
の金属(例えば銅合金等)であっても、ろう付けにより
熱交換器を構成するのであれば、本発明の構造や製造方
法によりジョイントブロックの強度確保とろう付け時間
を短縮が可能である。
【0087】また、上記各実施形態において、エバポレ
ータ1はコア部11の両端に別部材による一対のタンク
部12を備える構造であったが、チューブの一部により
タンク部が形成される所謂ドロンカップタイプのエバポ
レータであってもよい。
【0088】また、上記各実施形態において、熱交換器
はエバポレータであったが、本発明は、例えば、ヒー
タ、ラジエータ、コンデンサ(凝縮器)等の他の熱交換
器にも適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における熱交換器であ
るエバポレータの概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるエバポレータ
に備えられたジョイントブロックを示す図であり、
(a)は、平面図、(b)は、側面図である。
【図3】図2(a)に示すジョイントブロックのA−A
断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるエバポレータ
の加熱方法を示す説明図である。
【図5】本発明者らが行なった第1の実施形態における
エバポレータろう付け時の温度測定結果を示すグラフで
ある。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるエバポレータ
の加熱方法を示す説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態におけるエバポレータ
に備えられたジョイントブロックを示す図であり、
(a)は、平面図、(b)は、側面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態におけるジョイントブ
ロックと膨張弁との結合状態を示す図であり、(a)
は、エバポレータ側から見た図、(b)は、側方から見
た図である。
【図9】他の実施形態におけるジョイントブロックの断
面図である。
【図10】他の実施形態におけるジョイントブロックの
平面図である。
【図11】他の実施形態におけるジョイントブロックの
平面図である。
【図12】従来のエバポレータに備えられたジョイント
ブロックを示す図であり、(a)は、平面図、(b)
は、側面図である。
【符号の説明】
1 エバポレータ(熱交換器) 2 高温ガス 11 コア部 12 タンク部 13 チューブ 14 放熱フィン 20、220 ジョイントブロック 21 入口ジョイント部 22 出口ジョイント部 23 ベース部 25 空隙部 26 フランジ部(遮蔽部) 70 膨張弁(結合部品) 71 界面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 103:10 B23K 103:10 (72)発明者 廣瀬 敬幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 鳥越 栄一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒が流通するチューブ(13)と、こ
    のチューブ(13)の表面に接合された放熱フィン(1
    4)とを有するコア部(11)と、 前記チューブ(13)と連通し前記チューブ(13)に
    流入する前記熱媒の入口となる入口ジョイント部(2
    1)と、前記チューブ(13)と連通し前記チューブ
    (13)から流出する前記熱媒の出口となる出口ジョイ
    ント部(22)とを有するジョイントブロック(20)
    とを備える熱交換器(1)において、 前記ジョイントブロック(20)には、前記入口ジョイ
    ント部(21)および前記出口ジョイント部(22)以
    外に、外部と連通する空隙部(25)が形成されている
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記空隙部(25)は、貫通孔として形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換
    器。
  3. 【請求項3】 前記チューブ(13)、前記放熱フィン
    (14)および前記ジョイントブロック(20)は、ア
    ルミニウム材からなり、 前記チューブ(13)の肉厚が0.45mm以下であ
    り、前記放熱フィン(14)の肉厚が0.1mm以下で
    ある場合に、前記ジョイントブロック(20)の表面積
    に対する質量の比が0.3g/cm2以下であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記チューブ(13)と、前記ジョイン
    トブロック(20)の前記入口ジョイント部(21)お
    よび前記出口ジョイント部(22)とは、タンク部(1
    2)を介して連通していることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれか1つに記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記ジョイントブロック(20)には、
    前記入口ジョイント部(21)および前記出口ジョイン
    ト部(22)に結合部品(70)が結合したときに、前
    記ジョイントブロック(20)と前記結合部品(70)
    との界面(71)の入口となる部位に、前記入口を遮蔽
    する遮蔽部(26)が形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の熱交換
    器。
  6. 【請求項6】 熱媒が流通するチューブ(13)と、こ
    のチューブ(13)の表面に接合された放熱フィン(1
    4)とを有するコア部(11)と、 前記チューブ(13)と連通し前記チューブ(13)に
    流入する前記熱媒の入口となる入口ジョイント部(2
    1)と、前記チューブ(13)と連通し前記チューブ
    (13)から流出する前記熱媒の出口となる出口ジョイ
    ント部(22)とを有するジョイントブロック(20)
    とを備える熱交換器(1)を製造する方法において、 前記ジョイントブロック(20)には、前記入口ジョイ
    ント部(21)および前記出口ジョイント部(22)以
    外に、外部と連通する空隙部(25)が形成されてお
    り、 予熱工程、ろう付け工程、徐冷工程、冷却工程を順次行
    なうことにより、前記チューブ(13)、前記放熱フィ
    ン(14)および前記ジョイントブロック(20)を含
    む前記熱交換器(1)の構成部品相互をろう付けするに
    あたり、 前記予熱工程においては、前記ジョイントブロック(2
    0)を前記コア部(11)よりも先に昇温させることを
    特徴とする熱交換器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記予熱工程においては、前記ジョイン
    トブロック(20)に高温ガス(2)を吹き付けること
    を特徴とする請求項6に記載の熱交換器の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記空隙部(25)は、貫通孔として形
    成されていることを特徴とする請求項6または請求項7
    に記載の熱交換器の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記チューブ(13)、前記放熱フィン
    (14)および前記ジョイントブロック(20)は、ア
    ルミニウム材からなり、 前記チューブ(13)の肉厚が0.45mm以下であ
    り、前記放熱フィン(14)の肉厚が0.1mm以下で
    ある場合に、前記ジョイントブロック(20)の表面積
    に対する質量の比が0.3g/cm2以下であることを
    特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1つに記
    載の熱交換器の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記チューブ(13)と、前記ジョイ
    ントブロック(20)の前記入口ジョイント部(21)
    および前記出口ジョイント部(22)とは、タンク部
    (12)を介して連通構造が形成されることを特徴とす
    る請求項6ないし請求項9のいずれか1つに記載の熱交
    換器の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ジョイントブロック(20)に
    は、前記入口ジョイント部(21)および前記出口ジョ
    イント部(22)に結合部品(70)が結合したとき
    に、前記ジョイントブロック(20)と前記結合部品
    (70)との界面(71)の入口となる部位に、前記入
    口を遮蔽する遮蔽部(26)が形成されていることを特
    徴とする請求項6ないし請求項10のいずれか1つに記
    載の熱交換器の製造方法。
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