JP2003293969A - 冷媒圧縮機 - Google Patents

冷媒圧縮機

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JP2003293969A
JP2003293969A JP2002095052A JP2002095052A JP2003293969A JP 2003293969 A JP2003293969 A JP 2003293969A JP 2002095052 A JP2002095052 A JP 2002095052A JP 2002095052 A JP2002095052 A JP 2002095052A JP 2003293969 A JP2003293969 A JP 2003293969A
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JP
Japan
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valve
discharge port
valve disc
discharge
cylinder
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Application number
JP2002095052A
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English (en)
Inventor
Makoto Onuki
誠 大貫
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダに設けた吐出口の開閉タイミングを
的確に制御することができる冷媒圧縮機を提供する。 【解決手段】 冷媒圧縮機1は、圧縮要素2と、この圧
縮要素2を駆動する駆動要素(電動要素)14とを備え
る。圧縮要素2に設けられた吐出口92と、駆動要素
(電動要素)14の回転軸16に取り付けられたバルブ
ディスク94と、このバルブディスク94に形成された
バルブ孔96とを備える。バルブディスク94は、圧縮
要素2の吐出口92を閉じると共に、回転軸16の回転
によってバルブディスク94が回転し、バルブ孔96が
吐出口92に合致した状態で吐出口92を開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮要素と、該圧
縮要素を駆動する駆動要素とを備えた冷媒圧縮機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷媒圧縮機、特にロータ
リコンプレッサと称される回転圧縮機は、例えば特開平
2−294587号公報に示されるように、密閉容器の
下部に圧縮要素、上部に電動要素が設けられ、圧縮要素
はシリンダと、電動要素の回転軸に一体形成された偏芯
部によりシリンダの内壁に沿って偏芯回転するローラ
と、このローラに先端部が当接してシリンダに設けられ
た溝内を往復摺動するベーンと、シリンダの開口面を閉
塞する上下の支持部材とで構成されている。
【0003】このような冷媒圧縮機の圧縮要素の吐出口
には通常弾性を有する板バネから成る吐出弁(バルブ)
が設けられる。この場合、上部支持部材に形成された吐
出口の周囲に弁座(バルブポート)が隆起して形成さ
れ、この弁座に吐出弁を密接させることにより、吐出口
を吐出弁にて開閉自在としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年冷
媒圧縮機ではインバータ化などによる高回転化が進んで
きており、板バネによる吐出弁では板バネの撓みの繰り
返しによって吐出口の開閉を行なっているため、吐出口
の開閉動作の応答性に限界がある。また、圧力によって
は板バネが折れてしまう危険性もある。更に、弁座の隆
起により吐出口内の容積が大きくなると、吐出弁が閉じ
た時点で吐出口内の空間に残留する高圧ガスの量も多く
なり、そのため、係る吐出口内に残った高圧ガスが、シ
リンダ内で再膨張し、冷媒圧縮機の性能低下を招いてし
まう問題もあった。
【0005】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、圧縮要素の吐出口の開閉を
的確に制御でき、且つ、冷媒の再膨張の抑制可能な冷媒
圧縮機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明では圧縮要
素と、この圧縮要素を駆動する駆動要素とを備えた冷媒
圧縮機において、圧縮要素に設けられた吐出口と、駆動
要素の回転軸に取り付けられたバルブディスクと、この
バルブディスクに形成されたバルブ孔とを備え、バルブ
ディスクは圧縮要素の吐出口を閉じると共に、回転軸の
回転によってバルブディスクが回転し、バルブ孔が吐出
口に合致した状態で当該吐出口を開放するようにしたの
で、バルブディスクのバルブ孔の寸法・形状により、圧
縮要素の吐出口を開閉するタイミングを自在に設定する
ことができるようになる。
【0007】請求項2の発明では上記に加えて、バルブ
ディスクにバランスウエイトを設けたので、駆動要素に
取り付けられるバランスウエイトを撤去し、或いは、削
減することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷媒圧縮機1の縦断側
面図、図2はシリンダの圧縮工程の概念図をそれぞれ示
している。図中、1は圧縮要素として所謂ロータリ式の
圧縮要素2を備えたロータリコンプレッサである冷媒圧
縮機で、この冷媒圧縮機1は鋼板からなる円筒状の密閉
容器12と、この密閉容器12の内部空間の上部に配置
収納された駆動要素としての電動要素14と、密閉容器
12内下部に配置されて電動要素14の回転軸16によ
り駆動される圧縮要素2などから構成されている。ま
た、冷媒としては例えば自然冷媒である二酸化炭素を使
用する。
【0009】密閉容器12は底部をオイル溜り72と
し、電動要素14と圧縮要素2を収納する容器本体12
Aと、この容器本体12Aの上部開口を閉塞するお椀状
の蓋体12Bとの二部材で構成され、且つ、この蓋体1
2Bには電動要素14に電力を供給する密閉ターミナル
(配線を省略)20を設けている。
【0010】この電動要素14は、密閉容器12の上部
空間の内周面に沿って環状に取り付けられたステータ2
2と、このステータ22の内側に若干の間隙を設けて挿
入配置されたロータ24とから構成されている。このロ
ータ24は密閉容器12の軸芯を通り鉛直方向に延びる
回転軸16に固定されている。
【0011】上記ステータ22は、リング状の電磁鋼板
を積層した積層体26と、この積層体26に巻装された
ステータコイル28を有している。また、ロータ24も
ステータ22と同様に電磁鋼板の積層体30で形成さ
れ、両者により交流モータを構成している。尚、交流モ
ータの代わりにロータに永久磁石を埋設したDCモータ
を使用することもできる。
【0012】前記圧縮要素2は、シリンダ38と、この
シリンダ38内を回転軸16に設けた偏芯部42に嵌合
されて偏芯回転するローラ46と、このローラ46に当
接して後述する如くシリンダ38内をそれぞれ高圧室側
38Bと低圧室側38Aに区画するベーン50と、シリ
ンダ38の上下開口面を閉塞して回転軸16の軸受けを
兼用する上部支持部材54及び下部支持部材56で構成
される。
【0013】そして、上部支持部材54の上面には上部
カバー66が取り付けられ、この上部カバー66内にシ
リンダ38の内部と適宜連通する吐出消音室62が構成
される。尚、下部支持部材56には下部カバー68が取
り付けられる。
【0014】上部支持部材54にはシリンダ38内と吐
出消音室62内とを連通するための吐出孔54Aが貫通
形成されており、この吐出孔54Aは吐出消音室62内
に開口している。また、上部支持部材54の下面内側に
は、シリンダ38から離間する方向に凹陥部54Bが形
成されており、後述する円板状のバルブディスク94と
固定ディスク90がこの凹陥部54B内に収納される。
【0015】そして、上部支持部材54とシリンダ38
間に前記バルブディスク94と固定ディスク90が設け
られる。バルブディスク94は、例えば二酸化炭素を冷
媒として使用した場合の如き極めて高い圧力(10MP
aGなど)にも耐えられる所定厚さ寸法の円形金属板で
構成されると共に、回転軸16に固定され、回転軸16
と共に上部支持部材54下側において回転自在とされて
いる(図3)。バルブディスク94には表裏面を貫通す
る略三日月状のバルブ孔96が形成されており、このバ
ルブ孔96はバルブディスク94自体と中心を同一(回
転軸16と同一中心)とした円弧形状とされている。
【0016】尚、このバルブディスク94には所定の重
量のバランスウエイト98を一体に形成してもよい(図
3)。但し、その場合には、凹陥部54Bを係るバラン
スウエイト98を逃げる形状とする必要がある。このバ
ランスウエイト98は、回転軸16に設けた偏芯部42
に対して略180度対向位置に設けられると共に、偏芯
回転する偏芯部42やローラ46との重量バランスを保
つものである。
【0017】即ち、バランスウエイト98は、偏芯部4
2やローラ46の重量ズレによる回転軸16の偏芯回転
によって発生する振動を抑制し、安定して回転できるよ
うな重量にて構成される。
【0018】ここで、上部支持部材54とシリンダ38
間に円板状に形成された固定ディスク90及びバルブデ
ィスク94が設けられて、バルブディスク94は固定デ
ィスク90と上部支持部材54との気密性を保持しなが
ら回動することになるので、バルブディスク94の摺動
摩擦が大きくなってしまう。そこで、バルブディスク9
4の両面、或いは、上部支持部材54のバルブディスク
94側、固定ディスク90のバルブディスク94側に図
示しないオイル溝或いはオイル溜りを設け、バルブディ
スク94が円滑に回動するようにしても良い。この場
合、バルブディスク94と固定ディスク90と上部支持
部材54との気密性を保持できる位置にオイル溝或いは
オイル溜りを設ける必要があるのは言うまでもない。
【0019】前記固定ディスク90は、シリンダ38上
面に固定(この場合、溶接、或いはボルトなどにより固
定)されている。この固定ディスク90は、厚さ約0.
5mm〜5mmの薄い円形金属板で構成され、従来の上
部支持部材に形成された吐出口周囲の弁座高さよりも大
幅に薄く形成されると共に(この場合約40%〜70%
薄くしている)、吐出孔54Aの下方に対応してシリン
ダ38内と吐出消音室62内とを連通する吐出口92が
形成されている(図4)。
【0020】この吐出口92は、固定ディスク90の表
裏面を貫通して設けられると共に、略円形に形成されて
いる。そして、吐出口92は後述するベーン50の案内
溝52に近接してシリンダ38の高圧室側38Bに形成
された吐出ポート39に対応している(図5)。
【0021】即ち、固定ディスク90はシリンダ38に
固定されると共に、この固定ディスク90の上面に密接
し、回転軸16と共に回転するようにバルブディスク9
4が配置されている(図6)。固定ディスク90に設け
た吐出口92と、上部支持部材54に設けた吐出孔54
Aは対向して設けられており、回転軸16が回転してバ
ルブディスク94に設けたバルブ孔96が吐出口92と
吐出孔54A間に位置している場合のみ、シリンダ38
内と吐出消音室62内は連通する。
【0022】ここで、図7、図5を用いて固定ディスク
90に設けた吐出口92と、バルブディスク94に設け
たバルブ孔96について説明する。回転軸16の回転に
よってバルブディスク94及びローラ46が図中反時計
回り(図5、図7黒矢印方向)に回転して行くと、シリ
ンダ38の高圧室側38Bの圧力は次第に上昇して行
き、高圧室側38Bの圧力が吐出消音室62内の圧力と
略同等、或いは、僅か高圧となった状態で、バルブディ
スク94に設けたバルブ孔96の先端は吐出口92に到
達する(図7)。そして、更にバルブディスク94及び
ローラ46が反時計回りに回転して行くと、吐出口92
とバルブ孔96と吐出孔54A(図7では図示せず)と
が連通して、高圧室側38Bの高圧冷媒は吐出ポート3
9、吐出口92からバルブ孔96、吐出孔54Aを経て
吐出消音室62内に吐出される。
【0023】そして、更にバルブディスク94及びロー
ラ46が回転してシリンダ38内の高圧室側38Bの高
圧冷媒の殆ど全てが吐出消音室62内に吐出されると、
バルブ孔96の進行方向後端は吐出口92を通過し(図
7点線)、吐出口92をバルブディスク94にて閉塞す
る。即ち、バルブ孔96はバルブディスク94及びロー
ラ46が回転し、シリンダ38内の高圧室側38Bが好
適な吐出タイミングとなったときだけシリンダ38の高
圧室側38Bと吐出消音室62とを連通する。
【0024】この場合、例えばバルブ孔96は高圧室側
38B内の冷媒の圧力が吐出消音室62内の冷媒圧力と
同等、或いは、吐出消音室62内の冷媒圧力より高い冷
媒圧力の場合に、吐出口92と吐出孔54Aとを連通可
能な寸法の円弧形状に形成する。尚、このバルブ孔96
の寸法・形状を変えることにより、吐出口92の開閉タ
イミングは自在に設定することができる。従って、吐出
口92を開放したいタイミングで開放でき、閉じたいタ
イミングで閉じることができる。これにより、吐出口9
2の開閉タイミングを的確に制御することができる。
【0025】ここで、ベーン50はシリンダ38内から
外径方向に彫り込まれた案内溝52に往復動可能に収納
され、案内溝52の後方(ローラ46の反対側)にはス
プリング80を収納する収納部80Aが設けられてい
る。収納部80A内には、コイルバネからなるスプリン
グ80が収納され、スプリング80の後側は蓋82が挿
入され固定されている。これにより、ベーン50はスプ
リング80の付勢力で常時ローラ46に当接し、シリン
ダ38内はベーン50によって低圧室側38Aと高圧室
側38Bに区画される(図8)。尚、図中44は吸込ポ
ートである。
【0026】係る高圧室側38B内の高圧ガスは、吐出
消音室62内に吐出する圧縮工程を終了し、吐出口92
がバルブディスク94のバルブ孔96以外の箇所で閉じ
た時点で、固定ディスク90に形成した吐出口92内に
残留するが、上述の如く固定ディスク90の厚さ寸法を
従来の上部支持部材に形成された吐出口の深さ(厚さ)
より大幅に薄く構成しているので、固定ディスク90に
形成した吐出口92内に残留する高圧ガスの量が大幅に
少なくなる。
【0027】ここで、圧縮要素2を構成するには上部支
持部材54、バルブディスク94、シリンダ38(既に
固定ディスク90が取り付けられているもの)、下部支
持部材56を上下に積み重ねて配置し、上部カバー66
および下部カバー68と共に複数本の取付ボルト70・
・・を用いて一体的に固定する。
【0028】また、シリンダ38には冷媒ガスを導入す
る冷媒導入管74が接続されている。そして、冷媒導入
管74にはシリンダ38内に導入する冷媒ガスの気液分
離を行なうアキュムレータ76が接続される。尚、78
は吐出管であり、蓋体12Bに取り付けられている。
【0029】次に、上述の実施例の冷媒圧縮機1の動作
概要について説明する。密閉ターミナル20および図示
されない配線を介して電動要素14のステータコイル2
8に通電すると、電動要素14が起動してロータ24が
回転する。この回転により回転軸16と一体に設けた偏
芯部42に嵌合されたローラ46がシリンダ38内を偏
芯回転し、回転軸16に固定されたバルブディスク94
は回転軸16と共に回転する。
【0030】これにより、アキュムレータ76、冷媒導
入管74を経由して、吸込ポート44からシリンダ38
の低圧室側38Aに吸入された冷媒ガスは、ローラ46
とベーン50の動作により圧縮が行なわれ、高圧室側3
8Bにて高温高圧の冷媒ガスとなる。そして、バルブデ
ィスク94に設けたバルブ孔96の進行方向先端が固定
ディスク90に設けた吐出口92に到達し、吐出口92
とバルブ孔96とが連通すると、高圧室側38Bの高圧
冷媒は、高圧室側38Bから吐出ポート39を介して吐
出口92、バルブ孔96、吐出孔54Aを経て上部支持
部材54と上部カバー66間に形成された吐出消音室6
2内に吐出される。
【0031】吐出消音室62内に吐出された高圧冷媒
は、密閉容器12内に吐出され、図示しないが密閉容器
12内の隙間や冷媒通路を通って上方の吐出管78から
密閉容器12外に吐出される。
【0032】このように、冷媒圧縮機1は、圧縮要素2
に固定した固定ディスク90に形成した吐出口92と、
電動要素14の回転軸16に取り付けられたバルブディ
スク94と、このバルブディスク94に形成されたバル
ブ孔96とを備えている。そして、回転軸16で回転す
るバルブディスク94はバルブ孔96以外の箇所で圧縮
要素2の吐出口92を閉じると共に、バルブ孔96が吐
出口92に合致した状態では吐出口92を開放するの
で、バルブ孔96の形状により吐出口92の開閉タイミ
ングを自由に設定することができる。これにより、吐出
口92を開放したいとき開放でき、閉じたいとき閉じる
ことができるようになり、吐出口92の開閉タイミング
を確実、且つ、好適に制御することができるようにな
る。
【0033】特に、従来の冷媒圧縮機のように、弾性を
有する板バネによるバルブで上部支持部材に形成した吐
出口を開閉する場合には、バルブと上部支持部材に形成
した吐出口部分の厚み空間に高圧のガスが残留してしま
い、その残留ガスが次回の圧縮過程で再膨張して冷媒圧
縮機1の圧縮効率の低下を招いていたが、電動要素14
の駆動により回転するバルブディスク94で吐出口92
を開閉するようにしたので、従来に比して吐出口92部
分の寸法を大幅に薄くでき、残留ガスの再膨張を確実に
減少させることができる。
【0034】また、バルブディスク94にバランスウエ
イト98を設ければ、電動要素14にバランスウエイト
98を取り付ける必要が無くなり、或いは、削減できる
ようになる。これにより、冷媒圧縮機1の組み立て工数
を大幅に削減することが可能となり、冷媒圧縮機1のコ
ストを大幅に低減させることができるようになる。
【0035】特に、バルブディスク94は、電動要素1
4の回転軸16に取り付けられ圧縮要素2の吐出口92
の開閉を行なうので、バルブディスク94を圧縮要素2
の近傍に取り付けられる。これにより、係るバランスウ
エイト98と、圧縮要素2を駆動するため回転軸16に
設けた偏芯部42とを近接させることができ、偏芯部4
2に対してのバランスウエイト98の位置を好適な位置
に近づけることが可能となる。従って、回転軸16のブ
レを効果的に抑えることが可能となり、バランスウエイ
ト98のバランス効果を大幅に高めて、冷媒圧縮機1の
性能を向上させることができるようになる。
【0036】次に、図9には本発明の他の実施例の冷媒
圧縮機1を示している。この場合、固定ディスク90
は、上部支持部材54に固定されており、固定ディスク
90に設けた吐出口92はシリンダ38に設けた吐出ポ
ート39と対向して設けられると共に、固定ディスク9
0とシリンダ38間にバルブディスク94が設けられて
いる。この場合、固定ディスク90およびバルブディス
ク94は前述同様に構成されている。また、バルブディ
スク94は回転軸16に固定され、回転軸16によって
回転自在に構成されている。
【0037】尚、固定ディスク90に設けた吐出口92
と、バルブディスク94に設けたバルブ孔96との位置
関係は前述同様に構成されている。
【0038】そして、前述同様密閉ターミナル20およ
び図示されない配線を介して電動要素14のステータコ
イル28に通電すると、電動要素14が起動してロータ
24が回転する。この回転により回転軸16と一体に設
けた偏芯部42に嵌合されたローラ46がシリンダ38
内を偏芯回転し、回転軸16に固定されたバルブディス
ク94は回転軸16と共に回転する。
【0039】これにより、アキュムレータ76、冷媒導
入管74を経由して、吸込ポート44からシリンダ38
の低圧室側38Aに吸入された冷媒ガスは、ローラ46
とベーン50の動作により圧縮が行なわれ、高圧室側3
8Bにて高温高圧の冷媒ガスとなる。そして、バルブデ
ィスク94に設けたバルブ孔96の進行方向先端が固定
ディスク90に設けた吐出口92に到達し、吐出口92
とバルブ孔96とが連通すると、高圧室側38Bの高圧
冷媒は、高圧室側38Bから吐出ポート39を介してバ
ルブ孔96、吐出口92、吐出孔54Aを経て上部支持
部材54と上部カバー66間に形成された吐出消音室6
2内に吐出される。これにより、前述同様の効果を得る
ことができる。
【0040】次に、図10には本発明の他の実施例の冷
媒圧縮機1を示している。この場合、図1、図2の実施
例の固定ディスク90を削除している。そして、上部支
持部材54に設けた吐出孔54Aを固定ディスク90に
設けた吐出口92と同等に形成し、この吐出孔54Aを
吐出口92の代わりに用いている。即ち、上部支持部材
54に設けた吐出孔54Aは、シリンダ38に設けた吐
出ポート39と対向して設けられると共に、上部支持部
材54とシリンダ38間にバルブディスク94が設けら
れている。
【0041】バルブディスク94は、前述同様に構成さ
れると共に前記固定ディスク90同様厚さ約0.5mm
〜5mmの薄い(図中実線矢印範囲)円形金属板で構成
されている。そして、バルブディスク94と上部支持部
材54、及び、バルブディスク94とシリンダ38は気
密性を有して取り付けられている。また、バルブディス
ク94は、回転軸16に固定され、この回転軸16によ
って回転自在に構成されている。このように薄く構成し
たバルブディスク94にバルブ孔96を形成しているの
で、バルブ孔96内の残留ガス量を大幅に減少させるこ
とができる。
【0042】尚、上部支持部材54に設けた吐出孔54
Aとバルブディスク94に設けたバルブ孔96との位置
関係は前述同様に構成されている。
【0043】そして、前述同様密閉ターミナル20およ
び図示されない配線を介して電動要素14のステータコ
イル28に通電すると、電動要素14が起動してロータ
24が回転する。この回転により回転軸16と一体に設
けた偏芯部42に嵌合されたローラ46がシリンダ38
内を偏芯回転し、回転軸16に固定されたバルブディス
ク94は回転軸16と共に回転する。
【0044】これにより、アキュムレータ76、冷媒導
入管74を経由して、吸込ポート44からシリンダ38
の低圧室側38Aに吸入された冷媒ガスは、ローラ46
とベーン50の動作により圧縮が行なわれ、高圧室側3
8Bにて高温高圧の冷媒ガスとなる。そして、バルブデ
ィスク94に設けたバルブ孔96の進行方向先端が上部
支持部材54に設けた吐出孔54Aに到達し、バルブ孔
96と吐出孔54Aが連通すると、高圧室側38Bの高
圧冷媒は、高圧室側38Bから吐出ポート39を介して
バルブ孔96、吐出孔54Aを経て上部支持部材54と
上部カバー66間に形成された吐出消音室62内に吐出
される。これにより、前述同様の効果以外に部品点数
(固定ディスク90)を削減できコストの低減を図るこ
とができる。また、上部支持部材54の凹陥部54B内
にはバルブディスク94だけを収納するだけなので、凹
陥部54Bを浅くでき上部支持部材54の強度アップも
図ることができる。
【0045】次に、図11には本発明の他の実施例の冷
媒圧縮機1を示している。この場合、シリンダ38の上
部支持部材54の反対側に固定ディスク90とバルブデ
ィスク94を設けている。即ち、シリンダ38の下開口
面を固定ディスク90で閉塞し、固定ディスク90の下
側にバルブディスク94を設けると共に、このバルブデ
ィスク94を回転軸16に固定している。この場合、前
述の下部支持部材56は設けず、上部支持部材54だけ
で回転軸16を片持ちさせている。尚、固定ディスク9
0は、前述同様厚さ約0.5mm〜5mmの薄い(図中
実線矢印範囲)円形金属板で構成されている。このよう
に薄く構成したバルブディスク94にバルブ孔96を形
成しているので、バルブ孔96内の残留ガス量を大幅に
減少させることができる。
【0046】バルブディスク94及び固定ディスク90
は前述同様に構成されると共に、バルブディスク94に
は前述同様のバランスウエイト98が一体に取り付けら
れている。このバランスウエイト98は、回転軸16に
設けた偏芯部42に対して約180度対向位置に設けら
れて、偏芯回転する偏芯部42やローラ46との重量バ
ランスを保つ。この場合、バルブディスク94の下側に
は何も設けていないので、前述の如き係るバランスウエ
イト98を逃げる形状を構成する必要が無くなる。尚、
バランスウエイト98にはバルブ孔96と密閉容器12
内を連通する連通孔98A設けられている。また、連通
孔98Aを設けずバルブ孔96を避けてバランスウエイ
ト98を取り付けるようにしても差し支えない。
【0047】そして、固定ディスク90には図示しない
が上部支持部材54に設けた凹陥部54B同様の凹陥部
が設けられ、バルブディスク94はこの凹陥部内に回動
自在に収納される。尚、固定ディスク90に設けた吐出
口92はシリンダ38に設けた吐出ポート39と対向し
て設けられている。尚、上部支持部材54、バルブディ
スク94、シリンダ38は気密性を有して取り付けられ
ているものとする。
【0048】そして、前述同様密閉ターミナル20およ
び図示されない配線を介して電動要素14のステータコ
イル28に通電すると、電動要素14が起動してロータ
24が回転する。この回転により回転軸16と一体に設
けた偏芯部42に嵌合されたローラ46がシリンダ38
内を偏芯回転し、回転軸16に固定されたバルブディス
ク94は回転軸16と共に回転する。
【0049】これにより、アキュムレータ76、冷媒導
入管74を経由して、吸込ポート44からシリンダ38
の低圧室側38Aに吸入された冷媒ガスは、ローラ46
とベーン50の動作により圧縮が行なわれ、高圧室側3
8Bにて高温高圧の冷媒ガスとなる。そして、バルブデ
ィスク94に設けたバルブ孔96の進行方向先端が固定
ディスク90に設けた吐出口92に到達し、バルブ孔9
6と吐出口92が連通すると、高圧室側38Bの高圧冷
媒は、高圧室側38Bから吐出ポート39を介してバル
ブ孔96を経て吐出される。これにより、前述同様の効
果以外に部品点数(固定ディスク90)を削減できコス
トの低減図ることができる。
【0050】次に、図12には本発明の他の実施例の冷
媒圧縮機1を示している。この場合、バルブディスク9
4を挿入可能な凹陥部をシリンダ38の上部支持部材5
4側に形成し、この凹陥部内にバルブディスク94を挿
入すると共に、バルブディスク94を回転軸16に固定
している。また、上部支持部材54に設けた吐出孔54
Aを前記固定ディスク90に設けた吐出口92と同等に
形成して吐出口92の代わりに用いている。即ち、上部
支持部材54に設けた吐出孔54Aは、シリンダ38に
設けた吐出ポート39と対向して設けられると共に、上
部支持部材54とシリンダ38間にバルブディスク94
が設けられている。
【0051】バルブディスク94は、前述同様に構成さ
れると共に前記固定ディスク90同様厚さ約0.5mm
〜5mmの薄い円形金属板で構成されている。係る、バ
ルブディスク94は、回転軸16に固定され、この回転
軸16によって回転自在に構成されると共に、バルブデ
ィスク94と上部支持部材54、及び、バルブディスク
94とシリンダ38は気密性を有して取り付けられてい
る。このように薄く構成したバルブディスク94にバル
ブ孔96を形成しているので、バルブ孔96内の残留ガ
ス量を大幅に減少させることができる。
【0052】尚、上部支持部材54に設けた吐出孔54
Aとバルブディスク94に設けたバルブ孔96との位置
関係は前述同様に構成されている。
【0053】そして、前述同様密閉ターミナル20およ
び図示されない配線を介して電動要素14のステータコ
イル28に通電すると、電動要素14が起動してロータ
24が回転する。この回転により回転軸16と一体に設
けた偏芯部42に嵌合されたローラ46がシリンダ38
内を偏芯回転し、回転軸16に固定されたバルブディス
ク94は回転軸16と共に回転する。
【0054】これにより、アキュムレータ76、冷媒導
入管74を経由して、吸込ポート44からシリンダ38
の低圧室側38Aに吸入された冷媒ガスは、ローラ46
とベーン50の動作により圧縮が行なわれ、高圧室側3
8Bにて高温高圧の冷媒ガスとなる。そして、バルブデ
ィスク94に設けたバルブ孔96の進行方向先端が上部
支持部材54に設けた吐出孔54Aに到達し、バルブ孔
96と吐出孔54Aが連通すると、高圧室側38Bの高
圧冷媒は、高圧室側38Bから吐出ポート39を介して
バルブ孔96、吐出孔54Aを経て上部支持部材54と
上部カバー66間に形成された吐出消音室62内に吐出
される。これにより、前述同様の効果以外に部品点数
(固定ディスク90)を削減できコストの低減を図るこ
とができる。
【0055】次に、図13には本発明の他の実施例の冷
媒圧縮機1を示している。この場合、バルブディスク9
4はリンダ38内部に挿入可能な大きさにて形成されて
いる。また、ローラ46は回転軸16に固定され偏芯部
42と一体に回転するように構成されている。そして、
バルブディスク94の中心軸と回転軸16の中心軸とを
一致させた状態で当該バルブディスク94はローラ46
に固定されている(図14)。即ち、回転軸16の回転
によってローラ46は偏芯回転し、バルブディスク94
周囲端は同一線上を回転する。
【0056】この場合、上部支持部材54側のシリンダ
38内にバルブディスク94が設けられており、このバ
ルブディスク94には前記上部支持部材54に設けた吐
出孔54A同等のバルブ孔96が形成されている。ま
た、上部支持部材54に設けた吐出孔54Aは前記バル
ブディスク94に設けたバルブ孔96同等の円弧形状に
形成されている。尚、バルブディスク94とローラ46
は一体に形成しても良い。
【0057】バルブディスク94は、前記固定ディスク
90同様の厚さ約0.5mm〜5mmの薄い円形金属板
で構成されている。また、バルブディスク94と上部支
持部材54は気密性を有して取り付けられている。この
ように薄く構成したバルブディスク94にバルブ孔96
を形成しているので、バルブ孔96内の残留ガス量を大
幅に減少させることができる。また、バルブディスク9
4とローラ46とを一体化することにより構造を簡素化
することができるので、大幅に生産コストを低減させる
ことができるようになると共に、ローラ46のバルブデ
ィスク94取付け側の端面からのリークを大幅に減少さ
せることができる。
【0058】尚、上部支持部材54に設けた吐出孔54
Aとバルブディスク94に設けたバルブ孔96との位置
関係、即ち、高圧室側38Bの高圧冷媒の吐出のタイミ
ングは前述同様に構成されている。
【0059】そして、前述同様密閉ターミナル20およ
び図示されない配線を介して電動要素14のステータコ
イル28に通電すると、電動要素14が起動してロータ
24が回転する。この回転により回転軸16と一体に設
けた偏芯部42に嵌合されたローラ46がシリンダ38
内を偏芯回転し、回転軸16に固定されたバルブディス
ク94は回転軸16と共に回転する。
【0060】これにより、アキュムレータ76、冷媒導
入管74を経由して、吸込ポート44からシリンダ38
の低圧室側38Aに吸入された冷媒ガスは、ローラ46
とベーン50の動作により圧縮が行なわれ、高圧室側3
8Bにて高温高圧の冷媒ガスとなる。そして、バルブデ
ィスク94に設けたバルブ孔96の進行方向先端が上部
支持部材54に設けた吐出孔54Aに到達し、バルブ孔
96と吐出孔54Aが連通すると、高圧室側38Bの高
圧冷媒は、高圧室側38Bから吐出ポート39を介して
バルブ孔96、吐出孔54Aを経て上部支持部材54と
上部カバー66間に形成された吐出消音室62内に吐出
される。これにより、前述同様の効果以外に部品点数
(固定ディスク90)の削減及び生産性の向上を図るこ
とができ大幅にコストの低減を図ることができる。
【0061】次に、図15に他のバルブディスク94を
示している。この場合、バルブディスク94にバルブ孔
96を形成せず、バルブ孔96の代わりにバルブディス
ク94を切り欠いて切欠部94Aを設けている。バルブ
ディスク94が回転したときの切欠部94Aと上部支持
部材54に設けた吐出孔54Aの位置関係は前述同様に
構成されている。尚、切欠部94Aを設けたバルブディ
スク94は、ローラ46、固定ディスク90、バルブデ
ィスク94の順で配置される場合のみ適用される。
【0062】そして、前述同様密閉ターミナル20およ
び図示されない配線を介して電動要素14のステータコ
イル28に通電すると、電動要素14が起動してロータ
24が回転する。この回転により回転軸16と一体に設
けた偏芯部42に嵌合されたローラ46がシリンダ38
内を偏芯回転し、回転軸16に固定されたバルブディス
ク94は回転軸16と共に回転する。
【0063】これにより、アキュムレータ76、冷媒導
入管74を経由して、吸込ポート44からシリンダ38
の低圧室側38Aに吸入された冷媒ガスは、ローラ46
とベーン50の動作により圧縮が行なわれ、高圧室側3
8Bにて高温高圧の冷媒ガスとなる。そして、バルブデ
ィスク94に設けた切欠部94Aが吐出孔54Aに到達
し、切欠部94Aと吐出孔54Aが連通すると、高圧室
側38Bの高圧冷媒は、高圧室側38Bから吐出ポート
39を介して切欠部94A、吐出孔54Aを経て上部支
持部材54と上部カバー66間に形成された吐出消音室
62内に吐出される。これにより、前述同様の効果以外
にバルブディスク94の加工性を大幅に向上させること
が可能となると共に部品点数(固定ディスク90)の削
減及び生産性の向上を図ることができ大幅にコストの低
減を図ることができる。
【0064】尚、実施例では回転軸16を縦置型とした
冷媒圧縮機1について説明したが、この発明は回転軸1
6を横置型とした冷媒圧縮機、或いは、2シリンダ型2
段圧縮式、および、複数シリンダ型複数段圧縮式の冷媒
圧縮機などに使用しても差し支えない。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、バル
ブディスクのバルブ孔の寸法・形状により、圧縮要素の
吐出口を開閉するタイミングを自在に設定することがで
きるようになるので、圧縮要素の吐出口の開閉を的確に
制御することが可能となると共に、従来の板バネ製の吐
出弁を用いた場合の如き吐出口の開閉が遅れてしまうな
どの不都合を確実に防止することができるようになる。
【0066】特に、従来の如く板バネ製の吐出弁で吐出
口を開閉する場合には、吐出口部分に形成された弁座の
高さにより、吐出口内の空間には多量の高圧ガスが残留
してしまい、その残量ガスが再膨張して冷媒圧縮機の圧
縮効率の低下を招いていたが、電動要素の駆動により回
転するバルブディスクで吐出口を開閉するようにしたの
で、吐出口部分の高さを大幅に薄くすることが可能とな
り、残留ガスの再膨張を確実に減少させることができる
ようになる。
【0067】請求項2の発明によれば上記に加えて、駆
動要素に取り付けられるバランスウエイトを撤去し、或
いは、削減することが可能となるので、部品点数と組立
工数の低減によるコストの削減を図ることが可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷媒圧縮機の縦断側面図である。
【図2】シリンダの圧縮工程の概念図である。
【図3】バルブディスクの平面図である。
【図4】固定ディスクの平面図である。
【図5】図1におけるシリンダやロータ、ベーンの構成
を説明する図解図である。
【図6】圧縮要素の分解組み立て斜視図である。
【図7】固定ディスクに設けた吐出口とバルブディスク
に設けたバルブ孔の開閉タイミングを示す図である。
【図8】シリンダに設けたスプリング穴にスプリングを
取り付けた状態を示す図である。
【図9】本発明の他の実施例の圧縮要素の分解組み立て
斜視図である。
【図10】もう一つの他の実施例の圧縮要素の縦断側面
図である。
【図11】もう一つの他の実施例の圧縮要素の縦断側面
図である。
【図12】もう一つの他の実施例の圧縮要素の縦断側面
図である。
【図13】もう一つの他の実施例の圧縮要素の縦断側面
図である。
【図14】同図13の圧縮要素のローラとバルブディス
クの固定状態を示す斜視図である。
【図15】他のバルブディスクの正面図である。
【符号の説明】
1 冷媒圧縮機 2 圧縮要素 12 密閉容器 14 電動要素 16 回転軸 38 シリンダ 38A 低圧室側 38B 高圧室側 39 吐出ポート 42 偏芯部 44 吸込ポート 46 ローラ 50 ベーン 54 上部支持部材 54A 吐出孔 56 下部支持部材 62 吐出消音室 66 上部カバー 68 下部カバー 90 固定ディスク 92 吐出口 94 バルブディスク 96 バルブ孔 98 バランスウエイト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮要素と、該圧縮要素を駆動する駆動
    要素とを備えた冷媒圧縮機において、 前記圧縮要素に設けられた吐出口と、前記駆動要素の回
    転軸に取り付けられたバルブディスクと、該バルブディ
    スクに形成されたバルブ孔とを備え、 前記バルブディスクは前記圧縮要素の吐出口を閉じると
    共に、前記回転軸の回転によってバルブディスクが回転
    し、前記バルブ孔が前記吐出口に合致した状態で当該吐
    出口を開放することを特徴とする冷媒圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記バルブディスクにバランスウエイト
    を設けたことを特徴とする請求項1の冷媒圧縮機。
JP2002095052A 2002-03-29 2002-03-29 冷媒圧縮機 Pending JP2003293969A (ja)

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