JP2003293856A - 金属ガスケット - Google Patents
金属ガスケットInfo
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- JP2003293856A JP2003293856A JP2002095801A JP2002095801A JP2003293856A JP 2003293856 A JP2003293856 A JP 2003293856A JP 2002095801 A JP2002095801 A JP 2002095801A JP 2002095801 A JP2002095801 A JP 2002095801A JP 2003293856 A JP2003293856 A JP 2003293856A
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Abstract
ットを提供する。 【解決手段】 シリンダブロックとシリンダヘッドとの
間に介在し、両面間をシールする金属ガスケットを、シ
リンダ用開口1の周縁部に凸形ビード2,3を有する弾
性金属基板A1,A2と、前記より薄い金属板であっ
て、ビード2,3に対向するように基板間に配置された
環状の金属薄板Bとで構成し、かつシリンダブロック側
の基板A1の凸形ビードのバネ定数を高く、シリンダヘ
ッド側の基板A2の凸形ビードのバネ定数を低くし、さ
らに弾性金属基板A2に付与するビードを形成させない
構成とする。 【効果】 前記ビード2,3のバネ定数を異にすること
で、シール性能を保持し、かつシリンダブロックおよび
シリンダヘッドのデッキ面の陥没や変形を軽減させるこ
とができる。
Description
ダブロックとシリンダヘッドとの間に介在される金属ガ
スケットの改良に関する。
ンダヘッドとの接合面に金属ガスケットを介装して締め
付けることにより、シール機能を付与している。近年、
内燃機関は小型軽量化や高出力化など、急速な技術革新
が行われており、その結果、シリンダヘッドやシリンダ
ブロック等の構成部材の薄肉化、あるいはアルミ材を使
用することによる低剛性化が図られる傾向にある。
口周縁部に高面圧を保持するために、高いバネ定数をも
つ凸状ビードを形成した弾性金属基板を積層させるこ
と、また高いバネ定数をもつビード部の領域で金属薄板
を挟持させて他の部分よりシリンダ用開口周縁部のみを
厚肉とした構造をとることで、内燃機関の機能を発現さ
せる手段が適用されている。
関はより小型化、軽量化され、シリンダ用開口間がさら
に狭くなり、またアルミ材質を構成部材とすることで、
デッキ面の剛性を低下させる傾向となっている。さら
に、内燃機関の運転により発生する振動振幅、体膨張の
増大なども手伝って、徐々にシリンダヘッド、シリンダ
ブロックのフランジ面が陥没したり、シリンダ周縁部に
挿入されているライナーの幅が狭くなることで、ライナ
ーの沈下やボルト軸力の低下が発生する傾向にある。
数をもつビードを配置することで局所的に高い面圧をか
けて荷重を集中させる構造では、構成部材の低強度なフ
ランジ面の陥没や変形を増大させることとなっている。
性金属基板のシリンダ用開口周縁部に付与させるビード
のバネ定数を構成部材が低強度なフランジ面に対しては
低くし、変形や挙動の大きいフランジ面に対しては高く
することで、シール性能を保持しつつシリンダヘッドお
よびシリンダブロックのフランジ面の陥没や変形、また
はボルト軸力の低下を軽減させることができる金属ガス
ケットを提供することを目的としている。
め、本発明は、シリンダヘッドとシリンダブロックとの
間に介在されて両面間をシールする金属ガスケットであ
って、シリンダ用開口周縁部のシール部のバネ定数が異
なる弾性金属基板を積層させることを要旨としている。
いはスリーブの沈下が発生するシリンダブロック面に高
いバネ定数をもつシール構造を有する弾性金属基板を配
置させ、また構成部材の強度の低いシリンダヘッド面に
低いバネ定数をもつ構造を有する弾性金属基板を配置す
る積層構造とすることでフランジの挙動や変形、陥没に
対応することができる。
置される弾性金属基板の材料をシリンダブロック面に接
する弾性金属基板より薄くしたり、材料硬度をさけるこ
とで、シリンダヘッド面の陥没や変形に対処するように
する。
ては、図1〜図2に示すように、シリンダ用開口1の周
縁部のシール部として形成したバネ定数の異なるビード
2,3を有する弾性金属基板A1,A2のシール部間に
前記弾性金属基板よりも薄い環状の金属薄板Bを挟持さ
せた構造とする。
用開口間で一体に接続する構成とし、かつ金属薄板Bは
その外周縁から一体に突出させた係止部4を弾性金属基
板A 1に形成したスリット5に入れて折り返すことで固
定する。また、前記弾性金属基板よりも薄い金属薄板を
シリンダ用開口周縁部に形成させているビード外領域ま
で折り返して厚肉とした副板を設けてもよい。
図1は金属ガスケットの平面図、図2はその(X−X)
線の断面拡大図である。金属ガスケットは下記表1に示
す範囲で、多気筒エンジンの各シリンダ用開口1に沿っ
て形成される凸形ビード2の幅を狭くすることでビード
のバネ定数を高くした弾性金属基板A1と、ビード3の
幅を広くすることでバネ定数を低くした弾性金属基板A
2とで、前記各弾性金属基板よりも薄い金属薄板Bをシ
リンダ用開口1の周縁部に所要の領域で挟持させた構造
とする。
さを弾性金属基板A1の板厚さより薄くすることで、各
弾性金属基板のシリンダ用開口1に沿って形成されたビ
ードのバネ特性を可変させる構造とする。さらに弾性金
属基板A2に形成させるビードをなくした構造も含まれ
る。
硬度を弾性金属基板A1の材料硬度より低くすること
で、各弾性金属基板のシリンダ用開口1に沿って形成さ
れたビードのバネ特性を可変させる構造とする。
穴間で一体に接続する構成とされ、かつ環状の金属薄板
Bはその外周縁から一体に突出させた係止部4を弾性金
属基板A1に形成したスリット5に入れて折り返すこと
で固定されている。
施例においては、弾性金属基板A2のシリンダ用開口周
縁部のシール構造部をフラットにし、金属薄板Bの係止
部4は弾性金属基板A1のスリット5に入れて折り返す
ことで固定され、かつ弾性金属基板A1,A2で挟持す
る構造とされている。
実施例においては、金属薄板Bは弾性金属基板A1,A
2のシリンダ用開口周縁部のシール部となる凸形ビード
2,3のみに折り返して厚肉とされ、かつ金属薄板Bを
シリンダ用開口周縁部のビード外領域まで広げた構成と
されている。この構成によれば、凸部ビード2,3の面
圧を高めることができ、シリンダ用開口部の面圧が均一
となり、かつビードを全圧縮にて締め付けることで、ビ
ードの耐疲労性の向上およびビードの面圧低下の抑制が
図れる。
板のシリンダ用開口周縁部をシールする構造について述
べているが、本発明は弾性金属基板に設けられる水穴開
口周縁部およびオイル穴開口周縁部のシールにも前記と
同様な構造を適用することができる。
下記の効果が得られる。 (1)異なるバネ特性をもつシール構造を各々の弾性金
属基板に付与することで、シールされる異なるフランジ
剛性のデッキ面に対して的確なシール性能を与え、シー
ルされるフランジの変形や陥没等を抑制させることがで
きる。 (2)またビード成形部を少なくすることで製造工数を
軽減化させることができる。
面図である。
−X)線の断面拡大図である。
−X)線の断面拡大図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 シリンダヘッドとシリンダブロックとの
間に介在されて両面間をシールする金属ガスケットであ
って、シリンダ用開口周縁部のシール部のバネ定数が異
なる弾性金属基板間に前記弾性金属基板よりも薄い金属
薄板をシリンダ用開口周縁部のみに挟持させた構造を特
徴とする金属ガスケット。 - 【請求項2】 金属薄板を挟持する弾性金属基板の材質
がそれぞれ異なる請求項1に記載の金属ガスケット。 - 【請求項3】 金属薄板を挟持する弾性金属基板の板厚
がそれぞれ異なる請求項1に記載の金属ガスケット。 - 【請求項4】 前記弾性金属基板のシリンダ用開口周縁
部に凸形ビードが形成され、各弾性金属基板に形成され
るビード形状の幅および高さが各々異なる請求項1に記
載の金属ガスケット。 - 【請求項5】 金属薄板を挟持する弾性金属基板のう
ち、一方の弾性金属基板にのみ前記ビードが形成されて
いる請求項1に記載の金属ガスケット。 - 【請求項6】 前記金属薄板を前記弾性金属基板のシリ
ンダ用開口周縁部のみに折り返して厚肉とされている請
求項1に記載の金属ガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002095801A JP2003293856A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 金属ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002095801A JP2003293856A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 金属ガスケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003293856A true JP2003293856A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29239135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002095801A Pending JP2003293856A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 金属ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003293856A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005201329A (ja) * | 2004-01-14 | 2005-07-28 | Nippon Leakless Corp | シリンダーヘッド用メタルガスケット |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002095801A patent/JP2003293856A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005201329A (ja) * | 2004-01-14 | 2005-07-28 | Nippon Leakless Corp | シリンダーヘッド用メタルガスケット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041228 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070529 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070730 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071030 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071228 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080507 |