JP2003293789A - 熱電供給システムおよびその運転方法 - Google Patents

熱電供給システムおよびその運転方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱電供給システムにおいて、ガスタービンの排
気に含まれる貴重な処理水を回収して、安価に信頼性を
確保しつつガスタービンの出力を増大する。 【解決手段】発電機6を駆動するタービン2の排気から
熱を回収して該タービン2の燃焼器2に流入する空気を
予熱するためのタービン側再生器4を有し、タービン側
再生器4を通過した排気から熱を冷凍機側再生器13に
より回収して熱駆動式冷凍機12を駆動する。そして、
冷凍機側再生器13を通過して大気に放出される排気か
ら熱駆動式冷凍機12により生成される冷熱を利用して
水分を回収し、この回収した水分をタービン2の吸気側
の空気中に供給する水分回収供給装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電供給システム
およびその運転方法に係わり、特にガスタービンと熱駆
動式冷凍機とを組み合わせた熱電供給システムおよびそ
の運転方法に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱電併給設備としては、特開20
01−254632号公報に開示されているように、再
生式ガスタービンの排熱で駆動する吸収式冷凍機を備
え、該吸収式冷凍機で冷却した冷水をガスタービンのタ
ービン吸気側の空気中(圧縮機の吐出側の空気中)に直
接噴霧する加湿器を設けるようにしたものがある(従来
技術1)。
【0003】また、従来の小容量のガスタービンコージ
ェネレーションシステムとしては、特開2002−49
46号公報に開示されているように、ガスタービンと発
電機と排熱回収ボイラを備え、排熱回収ボイラで発生し
た蒸気の一部を燃焼器へ供給するようにしたものがある
(従来技術2)。
【0004】これらの従来技術1、2は、タービンに流
入する空気を加湿することにより、タービンに流入する
空気の質量流量を増大してガスタービンの出力を増加す
るようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1、2におい
て、ガスタービンで圧縮した空気に噴霧する冷水や、燃
焼器に噴霧する蒸気は、装置内のスケール付着や装置の
腐食等を防止してシステムの信頼性を確保するため、イ
オン交換樹脂を充填した軟水化装置で軟水化すると共に
脱気器や脱酸素剤を使用して溶存酸素を除去したものを
用いることが必要である。
【0006】しかし、従来技術1、2では、冷水や蒸気
としてガスタービンに注入したこれらの処理水は、ガス
タービンの排気と共に無駄に大気中に放出されてしまう
ため、貴重な処理水が有効に利用されず、新たにイオン
交換樹脂を充填した軟水化装置で軟水化すると共に脱気
器や脱酸素剤を使用して溶存酸素を除去した処理水を生
成して供給し、システムの信頼性を確保する必要がある
という課題があった。
【0007】また、従来技術1では、吸収式冷凍機で冷
却した温度の低い冷水をガスタービンの吸気側の空気中
に直接噴霧するようにしているため、加湿量を増大して
ガスタービンの出力を増大させようとすると、噴霧した
冷水が完全に蒸発できず、燃焼器に水滴が流入して燃焼
を維持できなくなり、ガスタービンの出力増加に限界を
生じるという課題もあった。
【0008】本発明の第1の目的は、ガスタービンの排
気に含まれる水分を回収し、水の有効利用とシステムの
信頼性確保を図りつつガスタービンの出力の増大が図れ
る熱電供給システムおよびその運転方法を提供すること
にある。
【0009】本発明の第2の目的は、ガスタービンの排
気に含まれる水分を回収すると共にこの回収した水分を
排気を利用して加熱し、排気の水および熱の有効利用と
システムの信頼性確保を図りつつガスタービンの格段の
出力増大が図れる熱電供給システムを提供することにあ
る。
【0010】なお、本発明のその他の目的と有利点は以
下の記述から明らかにされる。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るための本発明の熱電供給システムは、発電機を駆動す
るガスタービンの排気から熱を回収して該ガスタービン
の燃焼器に流入する空気を予熱するためのタービン側再
生器を有し、前記タービン側再生器を通過したガスター
ビンの排気から熱を冷凍機側再生器により回収して熱駆
動式冷凍機を駆動する熱電供給システムにおいて、前記
熱駆動式冷凍機により生成される冷熱を利用して前記熱
駆動式冷凍機により生成される冷熱を利用して水分を回
収し、この回収した水分を前記ガスタービンの吸気側の
空気中に供給する水分回収供給装置を設けたことにあ
る。
【0012】前記第1の目的を達成するための本発明の
熱電供給システムの運転方法は、圧縮機により外気を圧
縮して圧縮空気とし、この圧縮空気に燃料を混合して燃
焼器により燃焼させて高温・高圧ガスとし、発電機を駆
動するタービンに前記高温・高圧ガスを供給してこのタ
ービンを駆動し、前記タービンの排気からタービン側再
生器により前記圧縮空気に熱を回収し、前記タービン側
再生器を通過したタービンの排気から冷凍機側再生器に
より熱を回収して熱駆動式冷凍機を駆動する熱電供給シ
ステムの運転方法において、前記熱駆動式冷凍機により
生成される冷熱を利用して前記熱駆動式冷凍機により生
成される冷熱を利用して水分を回収し、この回収した水
分を前記タービンの吸気側の空気中に供給することにあ
る。
【0013】前記第2の目的を達成するための本発明の
熱電供給システムは、発電機を駆動するガスタービンの
排気から熱を回収して該ガスタービンの燃焼器に流入す
る空気を予熱するためのタービン側再生器を有し、前記
タービン側再生器を通過したガスタービンの排気から熱
を冷凍機側再生器により回収して熱駆動式冷凍機を駆動
する熱電供給システムにおいて、前記熱駆動式冷凍機に
より生成される冷熱を利用して前記熱駆動式冷凍機によ
り生成される冷熱を利用して水分を回収し、この回収し
た水分を前記冷凍機側再生器から大気に放出されるガス
タービンの排気により加熱し、この加熱された水分を前
記ガスタービンのタービン吸気側の空気中に供給する水
分回収供給装置を設けたことにある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱電供給シス
テムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明に係る熱電供給システムの一
実施例を示す図である。
【0016】熱電供給システム20は、ガスタービン設
備21と、冷凍機設備22と、水分回収供給装置23と
を備えて構成されている。
【0017】ガスタービン設備21は、圧縮機1、加湿
器3、タービン側再生器4、燃焼器5およびタービン2
を備えて構成されている。これらの構成要素は流路を介
してこの順に接続されている。
【0018】圧縮機1は、タービン2と発電機6の間に
回転軸を共通にして配置され、外気を吸い込んで所定の
圧力まで圧縮して圧縮空気を生成するものである。加湿
器3は、タービン2の吸気中に水分を供給して蒸発させ
るものであり、この実施例では、圧縮機1から吐出され
た圧縮空気中で、タービン側再生器4の流入前に水分を
供給するようになっている。タービン側再生器4は、タ
ービン2の吸気と排気とを熱交換させるものであり、こ
の実施例では、加湿器3と燃焼器5との間の加湿された
圧縮空気と、タービン2から出た直後の排気との熱交換
を行なうようになっている。燃焼器5は、圧縮機1から
吐出された圧縮空気に燃料を混合して燃焼させ、高温・
高圧ガスをタービン2に供給するものである。タービン
2は、供給された高温・高圧ガスにより駆動され、圧縮
機1および発電機6を駆動するものである。
【0019】冷凍機設備22は、冷凍機側再生器13を
有する熱駆動式冷凍機12と、冷水循環ポンプ14と、
流量調整弁15とを備えて構成されている。熱駆動式冷
凍機12は、空気調和機(図示せず)に冷却水を供給す
るためのものであり、この実施例では水・臭化リチュー
ム系冷凍機が用いられている。冷水循環ポンプ14は熱
駆動式冷凍機12で生成された冷却水を空気調和機に供
給するものである。流量調整弁15は空気調和機から熱
駆動式冷凍機12に戻る冷水の流量を調整するものであ
る。
【0020】水分回収供給装置23は、水分回収装置
8、循環ポンプ10、加熱器7および補給手段を備えて
構成されている。水分回収装置8は、冷凍機側再生器1
3から大気に至る放出路に連通する水分回収器8aと、
水分回収器8a内に熱駆動式冷凍機12の冷水流路から
冷水を導く水分凝縮熱交換器8bとを備えて構成されて
いる。この実施例では、水分回収器8aは加熱器7を介
して冷凍機側再生器13に接続されており、水分凝縮熱
交換器8bは流量調整弁15の両側に接続されている。
循環ポンプ10は、水分回収器8a内に回収された冷水
9をタービン2の吸気側の空気中に供給するものであ
り、この実施例では、水分回収器8aの底面から冷水を
取り出し、加熱器7を通して加湿器3に供給するように
構成されている。加熱器7は、冷凍機側再生器13から
の排気と冷水9とを熱交換させて冷水を温水にするため
のものであり、冷凍機側再生器13と水分回収装置8と
の間で、かつ循環ポンプ10と加湿器3との間に設けら
れている。補給手段は、軟水化装置や脱気装置などで処
理した補給水を水分回収器8aに補給するためのもので
ある。
【0021】係る熱電供給システム20において、圧縮
機1に吸入された外気は圧縮・昇圧された後、加湿器3
に至る。水分回収装置8から循環ポンプ10で搬送され
て加熱器7で加熱された温水11は、加湿器3内の空気
中に噴霧される。これによって、加湿器3を通過する際
に加湿される。例えば夏場の場合、35℃程度の外気は
圧縮機1で圧縮され200℃程度まで温度が上昇する
が、冷凍機側再生器13から排出された加熱器7に流入
する排気の温度は160℃程度であるので、水分回収装
置8の冷水は100〜140℃程度まで加熱された温水
となって、加湿器3で噴霧され完全に蒸発する。なお、
圧縮機1で圧縮された空気の圧力は400kPa程度で
あるので、100〜140℃に加熱された温水は液体の
状態で加湿器3内に噴霧される。
【0022】加湿器7で加湿された空気は、タービン側
再生器4でタービン2の排気と熱交換して600℃以上
に加熱された後、燃焼器5に送られ燃料と混合して燃焼
し高温・高圧ガスとなる。この高温・高圧ガスはタービ
ン2内で膨張する際にタービン2を回転させ、圧縮機1
と発電機6を駆動する。
【0023】ここで、圧縮機1で圧縮した空気を加湿
し、タービン2に流入する作動流体(空気)の質量流量
を増加するようにしているので、タービン2の出力が増
加する。特に、加湿する水は、冷凍機側再生器13から
大気に放出されるタービン2の排気により加熱されてい
るので、排気熱を有効に利用できると共に、加湿器3へ
の供給量を増加しても完全に蒸発させることができ、燃
焼器5の燃焼維持できる。これによって、タービン2の
出力を効率よく格段に増大することができる。
【0024】タービン2の排気は、タービン側再生器4
で加湿器3からの空気と熱交換して300℃弱まで温度
が低下した後、冷凍機側再生器13に流入し、熱駆動式
冷凍機12を駆動して冷熱を発生させる。熱駆動式冷凍
機12で発生した7℃程度の冷熱は、冷却水として冷水
循環ポンプ14により空気調和機へ搬送され、冷房に使
用された後に15℃程度の冷水となって熱駆動式冷凍機
12に戻ってくる。この15℃程度の戻り冷水の流量を
流量調整弁15により調整して、水分回収器8a内の水
分凝縮熱交換器8bに循環させる。
【0025】ここで、冷凍機側再生器13から流出した
160℃程度の排気は、加熱器7において加湿器3で噴
霧する温水を加熱して温度が100℃程度に低下してい
るが、15℃程度の冷水を使用することにより、水分凝
縮熱交換器8b表面に水分を凝縮・結露させることがで
きる。水分凝縮熱交換器8b表面で凝縮・結露した水分
は、水分回収器8a内に回収水9として蓄えられ、循環
ポンプ10により、加熱器7に搬送され加熱された後、
再び加湿器3で空気中に噴霧される。なお、水分回収器
8aには、軟水化装置や脱気器装置で処理した補給水を
補給できる補給手段が接続されている。
【0026】このように、冷凍機側再生器13を通過し
て大気に放出される排気から熱駆動式冷凍機12により
生成される冷熱を利用して水分を回収し、この回収した
水分をタービン2の吸気側の空気中に供給するようにし
ているので、ガスタービンの排気に含まれる貴重な処理
水を回収でき、水の有効利用とシステムの信頼性確保を
図りつつガスタービンの出力の増大が図れる。
【0027】さらには、熱駆動式冷凍機12により生成
される冷熱を利用して水分を回収しているので、簡単に
水分の回収を行なうことができる。特に、熱駆動式冷凍
機12として空気調和機に冷却水を供給するための水・
臭化リチューム系の吸収式冷凍機を用い、空気調和機か
ら吸収式冷凍機12に戻る冷水を水分の回収の冷熱に使
用しているので、低温の冷水を空気調和機の冷凍能力に
直接的に影響を与えることなく水分回収に利用できる。
【0028】図2は本発明の他の実施例であり、加熱器
7の下流に燃料を燃焼させ加熱器7で加熱された温水を
蒸発させる蒸気発生器16を設置した点が図1に示した
実施例と異なる。このように構成することにより、蒸気
となった水で加湿できるので燃焼を損なうことなく加湿
量を増加でき、タービンの出力を増大できる。
【0029】図3は本発明の更に他の実施例であり、空
気調和機へ搬送される7℃程度の冷水を、流量調整弁1
7で流量を調整して水分回収器8a内の水分凝縮熱交換
器8bに循環させるように構成した点が図1および図2
に示した実施例と異なる。このように構成することによ
り、更に低温の冷水で排気中の水分を凝縮・結露できる
ので水分回収器8aの性能を向上できる。
【0030】図4は本発明のさらに他の実施例であり、
ガスタービンのタービン側再生器4の下流に加湿器3を
設置した点が図1に示した実施例と異なる。このように
構成することにより、図1に示した実施例に比べタービ
ン側再生器4を通過する空気の流量が減少するので、タ
ービン側再生器4における圧力損失を低減でき、タービ
ン2の出力を増加できる。
【0031】図5は本発明の更に他の実施例であり、加
熱器7の下流に燃料を燃焼させ加熱器7で加熱された温
水を蒸発させる蒸気発生器16を設置し、更に加湿器3
をガスタービンのタービン側再生器4の下流に設置した
点が図1から図4に示した実施例と異なる。このように
構成することにより、蒸気となった水で加湿できると共
に、タービン側再生器4を通過する空気量を増加させる
ことなく加湿できるので、加湿量を増加させても燃焼を
損なうことなく、またタービン側再生器4における圧力
損失も増加せずタービンの出力を更に増加できる。
【0032】図6は本発明の更に他の実施例であり、加
熱器7の下流に設置した燃料を燃焼させ加熱器7で加熱
された温水を蒸発させる蒸気発生器16の排気を、冷凍
機側再生器13から排出される排気と合流し、加熱器7
に循環させるようにした点が図5に示した実施例と異な
る。このように構成することにより、蒸気発生器16の
排熱も回収でき、更にシステムの効率を向上できる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ガスタービンの排気に含まれる水分を回収し、
水の有効利用とシステムの信頼性確保を図りつつガスタ
ービンの出力の増大が図れる熱電供給システムおよびそ
の運転方法を得ることができる。
【0034】また、本発明によれば、ガスタービンの排
気に含まれる水分を回収すると共にこの回収した水分を
排気を利用して加熱し、排気の水および熱の有効利用と
システムの信頼性確保を図りつつスタービンの格段の出
力増大が図れる熱電供給システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る熱電供給システムの構
成図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る熱電供給システムの
構成図である。
【図3】本発明の更に他の実施例に係る熱電供給システ
ムの構成図である。
【図4】本発明の更に他の実施例に係る熱電供給システ
ムの構成図である。
【図5】本発明の更に他の実施例に係る熱電供給システ
ムの構成図である。
【図6】本発明の更に他の実施例に係る熱電供給システ
ムの構成図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…タービン、3…加湿器、4…タービン
側再生器、5…燃焼器、6…発電機、7…加熱器、8…
水分回収装置、8a…水分回収器、8b…水分凝縮熱交
換器、11…温水、12…熱駆動式冷凍機、13…冷凍
機側再生器、冷水循環ポンプ、15…流量調整弁、16
…蒸気発生器、20…熱電供給システム、21…ガスタ
ービン設備、22…冷凍機設備、23…水分回収供給装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正昭 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発電機を駆動するガスタービンの排気から
    熱を回収して該ガスタービンの燃焼器に流入する空気を
    予熱するためのタービン側再生器を有し、前記タービン
    側再生器を通過したガスタービンの排気から熱を冷凍機
    側再生器により回収して熱駆動式冷凍機を駆動する熱電
    供給システムにおいて、 前記熱駆動式冷凍機により生成される冷熱を利用して水
    分を回収し、この回収した水分を前記ガスタービンのタ
    ービン吸気側の空気中に供給する水分回収供給装置を設
    けたことを特徴とする熱電供給システム。
  2. 【請求項2】発電機を駆動するガスタービンの排気から
    熱を回収して該ガスタービンの燃焼器に流入する空気を
    予熱するためのタービン側再生器を有し、前記タービン
    側再生器を通過したガスタービンの排気から熱を冷凍機
    側再生器により回収して熱駆動式冷凍機を駆動する熱電
    供給システムにおいて、 前記熱駆動式冷凍機により生成される冷熱を利用して水
    分を回収し、この回収した水分を前記冷凍機側再生器か
    ら大気に放出されるガスタービンの排気により加熱し、
    この加熱された水分を前記ガスタービンのタービン吸気
    側の空気中に供給する水分回収供給装置を設けたことを
    特徴とする熱電供給システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記回収した
    水分を供給する位置を前記タービン側再生器の上流側と
    したことを特徴とする熱電供給システム。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れかにおいて、前記熱
    駆動式冷凍機として空気調和機に冷却水を供給するため
    の水・臭化リチューム系の吸収式冷凍機を用い、前記空
    気調和機から前記吸収式冷凍機に戻る冷水を前記水分の
    回収の冷熱に使用する前記水分回収供給装置としたこと
    を特徴とする熱電供給システム。
  5. 【請求項5】請求項1または2において、前記水分回収
    供給装置は、前記冷凍機側再生器から大気に至る放出路
    に連通する水分回収器と、前記水分回収器内に前記熱駆
    動式冷凍機の冷水流路から冷水を導く水分凝縮熱交換器
    と、前記水分回収器内に回収された冷水を前記ガスター
    ビンのタービン吸気側の空気中に供給するポンプとを備
    えたことを特徴とする熱電供給システム。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記水分回収供給装置
    は軟水化装置や脱気装置などで処理した補給水を前記水
    分回収器に補給する補給手段を備えたことを特徴とする
    熱電供給システム。
  7. 【請求項7】発電機を駆動するガスタービンの排気から
    熱を回収して該ガスタービンの燃焼器に流入する空気を
    予熱するためのタービン側再生器を有し、前記タービン
    側再生器を通過したガスタービンの排気から熱を冷凍機
    側再生器により回収して熱駆動式冷凍機を駆動する熱電
    供給システムにおいて、 前記熱駆動式冷凍機により生成される冷熱を利用して前
    記熱駆動式冷凍機により生成される冷熱を利用して水分
    を回収し、この回収した水分を蒸気発生器で蒸気として
    前記ガスタービンのタービン吸気側の空気中に供給する
    水分回収供給装置を設けたことを特徴とする熱電供給シ
    ステム。
  8. 【請求項8】圧縮機により外気を圧縮して圧縮空気と
    し、 この圧縮空気に燃料を混合して燃焼器により燃焼させて
    高温・高圧ガスとし、 発電機を駆動するタービンに前記高温・高圧ガスを供給
    してこのガスタービンを駆動し、 前記タービンの排気からタービン側再生器により前記圧
    縮空気に熱を回収し、 前記タービン側再生器を通過したタービンの排気から冷
    凍機側再生器により熱を回収して熱駆動式冷凍機を駆動
    する熱電供給システムの運転方法において、 前記熱駆動式冷凍機により生成される冷熱を利用して前
    記熱駆動式冷凍機により生成される冷熱を利用して水分
    を回収し、 この回収した水分を前記タービンの吸気側の空気中に供
    給することを特徴とする熱電供給システムの運転方法。
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