JP2003293351A - 多孔付き地中排水管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水田や雨水が浸透した運動場、公園などを乾
燥するために用いる多孔付き地中排水管として、土砂や
ごみ類（わら屑、木屑を含む）による孔詰まりやこれら
の地中排水管内への流入を防止して、長期にわたって排
水が円滑に行われるようにする。 【解決手段】 多数の孔１２を有する地中排水管１１の
全面を、化学繊維製不織布１３で被覆し、この化学繊維
製不織布１３により、土砂やごみ類の孔１２及び地中排
水管１１内への流入を阻止するとともに、水をろ過し
て、清浄水の状態で地中排水管１１内に流入させて、排
除する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、水田、雨水が浸
透した運動場、公園などを乾燥するために用いる多孔付
き地中排水管に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、この種の多孔付き地中排
水管では、周囲の土砂やごみ類（わら屑、木屑を含む）
が孔に詰まったり、孔を通して管内に流入したりして、
円滑な排水を阻害することが問題になっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな問題に鑑み、多孔付き地中排水管として、土砂やご
み類による孔詰まりやこれらの管内への流入を防止し
て、長期にわたって円滑な排水を行うことができるもの
を提供することを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明に係る多孔付き
地中排水管は、布類で被覆することを構成上の特徴とし
てい。

【０００５】このような布類の被覆構成によれば、布類
がろ材として作用し、土砂やごみ類の孔内及び管内への
流入を阻止するとともに、水をろ過して、清浄水の状態
で管内部に流入させて、排除する。

【０００６】布類としては、織布、不織布のいずれも用
いることができ、また化学繊維製の布、天然繊維製の布
のいずれも用いることができるが、耐久性の点からは、
化学繊維製の布、すわち合成繊維布、半合成繊維布、再
生繊維布、無機繊維布が好適である。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１はこの発明に係る多孔付き地
中排水管の実施形態を略示したもので、多数の孔１２を
有する地中排水管１１の全面を化学繊維製不織布１３で
被覆した形態からなっている。

【０００８】この実施形態では、化学繊維製不織布１３
で土砂やごみ類と水が分離され、水のみが孔１２を通し
て、地中排水管１１内に流入して、排除される。

【０００９】

【発明の効果】上記のように、この発明に係る多孔付き
地中排水管によれば、土砂やごみ類は管外で分離され、
孔内及び管内には水のみが流入するので、排水は長期わ
たって円滑に行われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る多孔付き地中排水管の一実施形
態の略断面図である。

【符号の説明】

１１ 地中排水管 １２ 孔 １３ 化学繊維製不織布

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 布類で被覆してなる、多孔付き地中排水
   管。
2. 【請求項２】 布類が化学繊維製である、請求項１記載
   の多孔付き地中排水管。