JP2003293265A - 補強糸の接着処理方法、ゴム−補強糸接着積層体及び耐熱補強ホース - Google Patents
補強糸の接着処理方法、ゴム−補強糸接着積層体及び耐熱補強ホースInfo
- Publication number
- JP2003293265A JP2003293265A JP2002093821A JP2002093821A JP2003293265A JP 2003293265 A JP2003293265 A JP 2003293265A JP 2002093821 A JP2002093821 A JP 2002093821A JP 2002093821 A JP2002093821 A JP 2002093821A JP 2003293265 A JP2003293265 A JP 2003293265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- acm
- yarn
- layer
- reinforcing yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易で低コストな処理により、アクリル系ゴ
ムに対して芳香族ポリアミド繊維からなる補強糸をイン
パルス加圧にも耐える程に強固に接着させる技術を提供
する。 【解決手段】 イミダゾール化合物を加硫剤として配合
した、好ましくはエポキシ架橋席タイプのアクリル系ゴ
ムに対して、グリシジルエーテル化合物(好ましくはモ
ノグリシジルエーテル化合物)を接着剤として、芳香族
ポリアミド繊維からなる補強糸を接着させる。この方法
により構成されたゴム−補強糸接着積層体。このゴム−
補強糸接着積層体を組込んだ耐熱補強ホース。
ムに対して芳香族ポリアミド繊維からなる補強糸をイン
パルス加圧にも耐える程に強固に接着させる技術を提供
する。 【解決手段】 イミダゾール化合物を加硫剤として配合
した、好ましくはエポキシ架橋席タイプのアクリル系ゴ
ムに対して、グリシジルエーテル化合物(好ましくはモ
ノグリシジルエーテル化合物)を接着剤として、芳香族
ポリアミド繊維からなる補強糸を接着させる。この方法
により構成されたゴム−補強糸接着積層体。このゴム−
補強糸接着積層体を組込んだ耐熱補強ホース。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補強糸の接着処理
方法、ゴム−補強糸接着積層体及び耐熱補強ホースに関
する。更に詳しくは、本発明は、簡易で低コストな処理
により芳香族ポリアミド繊維からなる補強糸をアクリル
系ゴム(ACM )に対して強固に接着させるための補強糸
の接着処理方法と、この方法によりACM 層と上記補強糸
層とを接着させたゴム−補強糸接着積層体と、このゴム
−補強糸接着積層体を組み込んだ耐熱補強ホースとに関
する。
方法、ゴム−補強糸接着積層体及び耐熱補強ホースに関
する。更に詳しくは、本発明は、簡易で低コストな処理
により芳香族ポリアミド繊維からなる補強糸をアクリル
系ゴム(ACM )に対して強固に接着させるための補強糸
の接着処理方法と、この方法によりACM 層と上記補強糸
層とを接着させたゴム−補強糸接着積層体と、このゴム
−補強糸接着積層体を組み込んだ耐熱補強ホースとに関
する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリアミド繊維は、他の天然繊維
や合成繊維に比較して高強度、高耐熱性、高モジュラス
等の優れた特性を備えるため、例えばホース補強糸層へ
の利用等、各種ゴム部品の補強用材料として極めて有用
である。
や合成繊維に比較して高強度、高耐熱性、高モジュラス
等の優れた特性を備えるため、例えばホース補強糸層へ
の利用等、各種ゴム部品の補強用材料として極めて有用
である。
【0003】但し、芳香族ポリアミド繊維は、他の繊維
に比較してゴム材料との接着性が劣ると言う欠点があ
る。そのため、例えばホースにおいて芳香族ポリアミド
繊維からなる補強糸層を構成した場合、ホースの使用時
において補強糸層の糸ズレを起こすと言う不具合を招き
得る。このような不具合は、高耐圧性を要求されるホー
ス、特にインパルス加圧を受けるオイルホースやエアホ
ース等において、ホースの破裂を引起こす原因ともな
り、重大な問題である。
に比較してゴム材料との接着性が劣ると言う欠点があ
る。そのため、例えばホースにおいて芳香族ポリアミド
繊維からなる補強糸層を構成した場合、ホースの使用時
において補強糸層の糸ズレを起こすと言う不具合を招き
得る。このような不具合は、高耐圧性を要求されるホー
ス、特にインパルス加圧を受けるオイルホースやエアホ
ース等において、ホースの破裂を引起こす原因ともな
り、重大な問題である。
【0004】このような事情から、従来より、芳香族ポ
リアミド繊維をゴム材料等に対して強固に接着させる方
法が種々提案されている。例えば特公平6−29330
号公報には、タイヤを構成すると覚しき各種ゴム材料に
対して芳香族ポリアミド繊維からなるコードを接着させ
る接着処理方法が開示されている。又、自動車用ホース
の分野においては、内面ゴム上に補強糸層を編組した
後、その上にトルエン等の有機溶剤で希釈したゴム糊等
を塗布して、内面ゴムと補強糸層とを接着させる方法も
行われている。
リアミド繊維をゴム材料等に対して強固に接着させる方
法が種々提案されている。例えば特公平6−29330
号公報には、タイヤを構成すると覚しき各種ゴム材料に
対して芳香族ポリアミド繊維からなるコードを接着させ
る接着処理方法が開示されている。又、自動車用ホース
の分野においては、内面ゴム上に補強糸層を編組した
後、その上にトルエン等の有機溶剤で希釈したゴム糊等
を塗布して、内面ゴムと補強糸層とを接着させる方法も
行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特公平6−29330号公報に開示された方法におい
ては、芳香族ポリアミド繊維とゴム材料との接着強度は
ともかくとして、その接着処理の内容に問題があった。
即ち、芳香族ポリアミド繊維を所定のエポキシ化合物の
水溶液又は水性分散液で処理し、次いで所定の温度で乾
燥及び熱処理の後、更にいわゆるRFL 液(レゾルシンと
ホルムアルデヒドとを触媒存在下に一定のモル比で反応
させた縮合物と、ゴムラテックス液との混合物)にディ
ッピング処理した後、もう一度所定の温度で乾燥及び熱
処理を行うと言う、煩雑でコスト高なプロセスを要する
ものであった。
た特公平6−29330号公報に開示された方法におい
ては、芳香族ポリアミド繊維とゴム材料との接着強度は
ともかくとして、その接着処理の内容に問題があった。
即ち、芳香族ポリアミド繊維を所定のエポキシ化合物の
水溶液又は水性分散液で処理し、次いで所定の温度で乾
燥及び熱処理の後、更にいわゆるRFL 液(レゾルシンと
ホルムアルデヒドとを触媒存在下に一定のモル比で反応
させた縮合物と、ゴムラテックス液との混合物)にディ
ッピング処理した後、もう一度所定の温度で乾燥及び熱
処理を行うと言う、煩雑でコスト高なプロセスを要する
ものであった。
【0006】一方、上記したゴム糊等でゴム層と補強糸
層とを接着させる方法は、低コストで簡易な方法である
とは言え、接着強度が低く、特にインパルス加圧に耐え
て補強糸の糸ズレを阻止するような接着強度は、とても
得られなかった。このように接着されたホースにおいて
も、通常は更にゴム外層が被覆され、補強糸層を挟む形
態で内外ゴム層が加硫接着されるが、それでもホースに
対するインパルス加圧によって補強糸層の糸ズレが生じ
る。更に、ゴム層のスチーム加硫後の減圧時にトルエン
等の有機溶剤が沸騰してゴム層を発泡させる恐れがある
ため、加硫処理に先立って有機溶剤の揮散処理を必要と
する、と言う面倒もあった。
層とを接着させる方法は、低コストで簡易な方法である
とは言え、接着強度が低く、特にインパルス加圧に耐え
て補強糸の糸ズレを阻止するような接着強度は、とても
得られなかった。このように接着されたホースにおいて
も、通常は更にゴム外層が被覆され、補強糸層を挟む形
態で内外ゴム層が加硫接着されるが、それでもホースに
対するインパルス加圧によって補強糸層の糸ズレが生じ
る。更に、ゴム層のスチーム加硫後の減圧時にトルエン
等の有機溶剤が沸騰してゴム層を発泡させる恐れがある
ため、加硫処理に先立って有機溶剤の揮散処理を必要と
する、と言う面倒もあった。
【0007】そこで本発明は、耐熱耐圧ホース等に良く
用いられるACM を対象として、これに対して、簡易で低
コストな処理により、芳香族ポリアミド繊維からなる補
強糸を、インパルス加圧にも耐える程に強固に接着させ
る方法と、この方法を用いて構成されたゴム−補強糸接
着積層体及び耐熱補強ホースを提供することを、解決す
べき課題とする。
用いられるACM を対象として、これに対して、簡易で低
コストな処理により、芳香族ポリアミド繊維からなる補
強糸を、インパルス加圧にも耐える程に強固に接着させ
る方法と、この方法を用いて構成されたゴム−補強糸接
着積層体及び耐熱補強ホースを提供することを、解決す
べき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(第1発明の構成)上記
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、アクリル系ゴム(ACM )に対して芳香
族ポリアミド繊維からなる補強糸を接着させるための補
強糸の接着処理方法であって、前記ACM として少なくと
もイミダゾール化合物を加硫剤として配合したACM を用
いると共に、該ACM と前記補強糸とをグリシジルエーテ
ル化合物を接着剤として接着する、補強糸の接着処理方
法である。
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、アクリル系ゴム(ACM )に対して芳香
族ポリアミド繊維からなる補強糸を接着させるための補
強糸の接着処理方法であって、前記ACM として少なくと
もイミダゾール化合物を加硫剤として配合したACM を用
いると共に、該ACM と前記補強糸とをグリシジルエーテ
ル化合物を接着剤として接着する、補強糸の接着処理方
法である。
【0009】(第2発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
前記第1発明に係る接着剤による接着を、ACM 加硫時の
熱処理を利用して行う、補強糸の接着処理方法である。
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
前記第1発明に係る接着剤による接着を、ACM 加硫時の
熱処理を利用して行う、補強糸の接着処理方法である。
【0010】(第3発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第1発明又は第2発明に係るACM がエポキシ架橋席
タイプのACM である、補強糸の接着処理方法である。
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第1発明又は第2発明に係るACM がエポキシ架橋席
タイプのACM である、補強糸の接着処理方法である。
【0011】(第4発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第3発明のいずれかに係るグリシジルエ
ーテル化合物がモノグリシジルエーテル化合物である、
補強糸の接着処理方法である。
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第3発明のいずれかに係るグリシジルエ
ーテル化合物がモノグリシジルエーテル化合物である、
補強糸の接着処理方法である。
【0012】(第5発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第4発明のいずれかに係るグリシジルエ
ーテル化合物が、25°Cにおける粘度が50cps 以下
で、かつ、沸点が前記ACM の加硫温度より高いものであ
る、補強糸の接着処理方法である。
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第4発明のいずれかに係るグリシジルエ
ーテル化合物が、25°Cにおける粘度が50cps 以下
で、かつ、沸点が前記ACM の加硫温度より高いものであ
る、補強糸の接着処理方法である。
【0013】(第6発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
第1発明〜第5発明のいずれかに係る補強糸の接着処理
方法により前記ACM 層と前記補強糸層とを接着したもの
である、ゴム−補強糸接着積層体である。
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
第1発明〜第5発明のいずれかに係る補強糸の接着処理
方法により前記ACM 層と前記補強糸層とを接着したもの
である、ゴム−補強糸接着積層体である。
【0014】(第7発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第7発明(請求項7に記載の発明)の構成は、
第6発明に係るゴム−補強糸接着積層体を、前記ACM 層
を内側層とする形態で含む、耐熱補強ホースである。
めの本願第7発明(請求項7に記載の発明)の構成は、
第6発明に係るゴム−補強糸接着積層体を、前記ACM 層
を内側層とする形態で含む、耐熱補強ホースである。
【0015】(第8発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第8発明(請求項8に記載の発明)の構成は、
前記第7発明に係る耐熱補強ホースが、以下のいずれか
1以上の項目に該当する、耐熱補強ホースである。 (1)前記ゴム−補強糸接着積層体が耐熱補強ホースの
最内層を構成する。 (2)前記ゴム−補強糸接着積層体の外周にゴム層が設
けられている。 (3)前記ゴム−補強糸接着積層体のACM 層とその外周
に設けた前記ゴム層とが前記補強糸層を挟んで加硫接着
されている。
めの本願第8発明(請求項8に記載の発明)の構成は、
前記第7発明に係る耐熱補強ホースが、以下のいずれか
1以上の項目に該当する、耐熱補強ホースである。 (1)前記ゴム−補強糸接着積層体が耐熱補強ホースの
最内層を構成する。 (2)前記ゴム−補強糸接着積層体の外周にゴム層が設
けられている。 (3)前記ゴム−補強糸接着積層体のACM 層とその外周
に設けた前記ゴム層とが前記補強糸層を挟んで加硫接着
されている。
【0016】
【発明の作用・効果】(第1発明の作用・効果)第1発
明においては、イミダゾール化合物を加硫剤として配合
したACM を用いたもとで、単にグリシジルエーテル化合
物を接着剤として用いてACM と芳香族ポリアミド繊維か
らなる補強糸を接着させるだけであるので、接着処理が
非常に簡易である。又、加硫剤のイミダゾール化合物や
接着剤のグリシジルエーテル化合物は容易に入手でき、
しかも高価ではない。従って第1発明の接着処理方法
は、原材料費の面でもプロセスコストの面でも簡易かつ
低コストに実施できる。
明においては、イミダゾール化合物を加硫剤として配合
したACM を用いたもとで、単にグリシジルエーテル化合
物を接着剤として用いてACM と芳香族ポリアミド繊維か
らなる補強糸を接着させるだけであるので、接着処理が
非常に簡易である。又、加硫剤のイミダゾール化合物や
接着剤のグリシジルエーテル化合物は容易に入手でき、
しかも高価ではない。従って第1発明の接着処理方法
は、原材料費の面でもプロセスコストの面でも簡易かつ
低コストに実施できる。
【0017】更に、本願発明者の研究によれば、第1発
明の接着処理方法は、芳香族ポリアミド繊維からなる補
強糸をACM に対して十分強固に接着させることができ、
強いインパルス加圧を負荷しても補強糸の糸ズレ等を起
こさない。このような作用・効果を得る理由は、未だ必
ずしも明確ではないが、ACM に加硫剤として配合したイ
ミダゾール化合物が接着剤であるグリシジルエーテル化
合物と化学結合を形成することが関係している、と考え
られる。
明の接着処理方法は、芳香族ポリアミド繊維からなる補
強糸をACM に対して十分強固に接着させることができ、
強いインパルス加圧を負荷しても補強糸の糸ズレ等を起
こさない。このような作用・効果を得る理由は、未だ必
ずしも明確ではないが、ACM に加硫剤として配合したイ
ミダゾール化合物が接着剤であるグリシジルエーテル化
合物と化学結合を形成することが関係している、と考え
られる。
【0018】なお、例えばホースにおいては、補強糸の
外層に更にゴム層が被覆され、通常は補強糸層を挟む形
態でACM とゴム外層とが加硫接着される。しかし、この
場合にはゴム層の界面の密着によって間接的に補強糸層
に対する拘束力を生じるに過ぎず、第1発明のように補
強糸をACM に直接に強く接着固定するものではない。従
って従来技術に関して前記したように、補強糸層を挟む
形態でのゴム層間の加硫接着のみでは、例えばインパル
ス加圧に対して補強糸の糸ズレを十分に防止することが
できない。
外層に更にゴム層が被覆され、通常は補強糸層を挟む形
態でACM とゴム外層とが加硫接着される。しかし、この
場合にはゴム層の界面の密着によって間接的に補強糸層
に対する拘束力を生じるに過ぎず、第1発明のように補
強糸をACM に直接に強く接着固定するものではない。従
って従来技術に関して前記したように、補強糸層を挟む
形態でのゴム層間の加硫接着のみでは、例えばインパル
ス加圧に対して補強糸の糸ズレを十分に防止することが
できない。
【0019】(第2発明の作用・効果)第1発明の接着
処理は、実際には熱処理を通じて行われるが、ACM 加硫
時の熱処理を利用して行うことが効率的である。
処理は、実際には熱処理を通じて行われるが、ACM 加硫
時の熱処理を利用して行うことが効率的である。
【0020】(第3発明の作用・効果)第1発明の作用
・効果を得るためには、理論的にはACM の種類は限定さ
れないが、イミダゾール化合物を加硫剤として配合する
関係で、ACM の良好な加硫のためにはエポキシ架橋席タ
イプのACM を用いることが好ましい。
・効果を得るためには、理論的にはACM の種類は限定さ
れないが、イミダゾール化合物を加硫剤として配合する
関係で、ACM の良好な加硫のためにはエポキシ架橋席タ
イプのACM を用いることが好ましい。
【0021】(第4発明の作用・効果)接着剤として用
いるグリシジルエーテル化合物としては、芳香族ポリア
ミド繊維からなる補強糸に対する接着強度の点で、特に
モノグリシジルエーテル化合物が好ましい。
いるグリシジルエーテル化合物としては、芳香族ポリア
ミド繊維からなる補強糸に対する接着強度の点で、特に
モノグリシジルエーテル化合物が好ましい。
【0022】(第5発明の作用・効果)接着剤として用
いるグリシジルエーテル化合物としては、25°Cにお
ける粘度が50cps 以下のものが好ましい。粘度がこの
閾値を超えると、均一な塗布を行い難い場合がある。
又、接着剤として用いるグリシジルエーテル化合物とし
ては、その沸点がACM の加硫温度より高いものであるこ
とが好ましい。接着剤の沸点がACM の加硫温度以下であ
ると、加硫時に接着剤に起因するゴムの発泡を来す恐れ
がある。
いるグリシジルエーテル化合物としては、25°Cにお
ける粘度が50cps 以下のものが好ましい。粘度がこの
閾値を超えると、均一な塗布を行い難い場合がある。
又、接着剤として用いるグリシジルエーテル化合物とし
ては、その沸点がACM の加硫温度より高いものであるこ
とが好ましい。接着剤の沸点がACM の加硫温度以下であ
ると、加硫時に接着剤に起因するゴムの発泡を来す恐れ
がある。
【0023】(第6発明の作用・効果)第6発明のゴム
−補強糸接着積層体は、ACM 層と芳香族ポリアミド繊維
補強糸層との接着積層体の任意の用途であって、両層間
の強固な接着力を要求されるものに対して好ましく利用
することができる。
−補強糸接着積層体は、ACM 層と芳香族ポリアミド繊維
補強糸層との接着積層体の任意の用途であって、両層間
の強固な接着力を要求されるものに対して好ましく利用
することができる。
【0024】(第7発明の作用・効果)第7発明によっ
て、芳香族ポリアミド繊維からなる補強糸層をACM 層に
対してインパルス加圧にも耐える程に強固に接着させた
耐熱補強ホースが、簡易かつ安価に提供される。
て、芳香族ポリアミド繊維からなる補強糸層をACM 層に
対してインパルス加圧にも耐える程に強固に接着させた
耐熱補強ホースが、簡易かつ安価に提供される。
【0025】(第8発明の作用・効果)上記第7発明に
係る耐熱補強ホースにおいては、(1)ゴム−補強糸接
着積層体が耐熱補強ホースの最内層を構成すること、
(2)ゴム−補強糸接着積層体の外周にゴム層が設けら
れていること、(3)ゴム−補強糸接着積層体のACM 層
とその外周に設けた前記ゴム層とが補強糸層を挟んで加
硫接着されていること、の1以上の項目に該当すること
が好ましい。
係る耐熱補強ホースにおいては、(1)ゴム−補強糸接
着積層体が耐熱補強ホースの最内層を構成すること、
(2)ゴム−補強糸接着積層体の外周にゴム層が設けら
れていること、(3)ゴム−補強糸接着積層体のACM 層
とその外周に設けた前記ゴム層とが補強糸層を挟んで加
硫接着されていること、の1以上の項目に該当すること
が好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、第1発明〜第8発明の実施
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言うときは第1発明〜第8発明を一括して指してい
る。
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言うときは第1発明〜第8発明を一括して指してい
る。
【0027】〔アクリル系ゴム〕本発明に用いるアクリ
ル系ゴム(ACM )は、一般的なアクリルゴムにおける架
橋基導入用モノマーを含む各種モノマー成分を乳化重
合,懸濁重合,溶液重合,塊状重合等の公知の任意の方
法で共重合させたもの、あるいはこのようなアクリルゴ
ムと他種ゴムとのブレンドゴムである。
ル系ゴム(ACM )は、一般的なアクリルゴムにおける架
橋基導入用モノマーを含む各種モノマー成分を乳化重
合,懸濁重合,溶液重合,塊状重合等の公知の任意の方
法で共重合させたもの、あるいはこのようなアクリルゴ
ムと他種ゴムとのブレンドゴムである。
【0028】架橋基導入用モノマーの種類は限定され
ず、例えばエポキシ基含有架橋基導入用モノマー、カル
ボキシル基含有架橋基導入用モノマー、活性塩素基含有
架橋基導入用モノマー等を選択できるが、エポキシ基含
有架橋基導入用モノマーがとりわけ好ましい。エポキシ
基含有架橋基導入用モノマーとしては、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル、メタアリルグリシジルエーテル等を例示で
きる。
ず、例えばエポキシ基含有架橋基導入用モノマー、カル
ボキシル基含有架橋基導入用モノマー、活性塩素基含有
架橋基導入用モノマー等を選択できるが、エポキシ基含
有架橋基導入用モノマーがとりわけ好ましい。エポキシ
基含有架橋基導入用モノマーとしては、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル、メタアリルグリシジルエーテル等を例示で
きる。
【0029】架橋基導入用モノマー以外のモノマーとし
ては任意の種類のものを任意のモル比で選択できるが、
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート等が代表
的である。その他にも、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、2−ペンテン酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸等のカルボキシル基含有モノマーが例示され
る。更に、含フッ素アクリル酸エステル、水酸基含有ア
クリル酸エステル、第3級アミノ基含有アクリル酸エス
テル、メタクリレート、アルキルビニルケトン、ビニル
及びアリルエーテル、ビニル芳香族化合物、ビニルニト
リル、エチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、アルキルフマレート等も例示され
る。
ては任意の種類のものを任意のモル比で選択できるが、
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート等が代表
的である。その他にも、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、2−ペンテン酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸等のカルボキシル基含有モノマーが例示され
る。更に、含フッ素アクリル酸エステル、水酸基含有ア
クリル酸エステル、第3級アミノ基含有アクリル酸エス
テル、メタクリレート、アルキルビニルケトン、ビニル
及びアリルエーテル、ビニル芳香族化合物、ビニルニト
リル、エチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、アルキルフマレート等も例示され
る。
【0030】ACM には、加硫剤として、少なくともイミ
ダゾール化合物を配合する。イミダゾール化合物として
は、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダ
ゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−
シアノエチル−2−メチルイミダゾール等を好ましく例
示できる。イミダゾール化合物の配合量は限定されない
が、好ましくは0.2〜5.0 phr( parts per hundr
ed parts of rubber)程度を配合する。配合量が0.2
phr未満であると、ACM の加硫が不十分となったり、芳
香族ポリアミド繊維からなる補強糸に対する接着強度が
やや不十分となる恐れがあり、配合量が5.0 phrを超
えると、加工性が損なわれて焼け、ゲル化等を生じる恐
れがある。
ダゾール化合物を配合する。イミダゾール化合物として
は、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダ
ゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−
シアノエチル−2−メチルイミダゾール等を好ましく例
示できる。イミダゾール化合物の配合量は限定されない
が、好ましくは0.2〜5.0 phr( parts per hundr
ed parts of rubber)程度を配合する。配合量が0.2
phr未満であると、ACM の加硫が不十分となったり、芳
香族ポリアミド繊維からなる補強糸に対する接着強度が
やや不十分となる恐れがあり、配合量が5.0 phrを超
えると、加工性が損なわれて焼け、ゲル化等を生じる恐
れがある。
【0031】ACM には、上記イミダゾール化合物と共
に、他の加硫剤を併用することもできる。又、発明の効
果を阻害しない限りにおいて、他の任意の配合成分を適
当量配合することができる。このような配合成分とし
て、加硫助剤,カーボンブラック,老化防止剤,可塑
剤,加工助剤,スコーチ防止剤,難燃剤,着色剤等を例
示できる。
に、他の加硫剤を併用することもできる。又、発明の効
果を阻害しない限りにおいて、他の任意の配合成分を適
当量配合することができる。このような配合成分とし
て、加硫助剤,カーボンブラック,老化防止剤,可塑
剤,加工助剤,スコーチ防止剤,難燃剤,着色剤等を例
示できる。
【0032】〔補強糸〕補強糸としては、「アラミド」
とも呼ばれる芳香族ポリアミド繊維を用いる。芳香族ポ
リアミド繊維の構成材料は、芳香族基を備えたモノマー
を含む(好ましくは50モル%以上含む)ポリアミドで
ある限りにおいて限定されないが、具体的には、ポリ
(1,4-ベンズアミド)、ポリ(1,4-フェニレンテレフタ
ルアミド)、ポリ(1,3-フェニレンイソフタルアミ
ド)、1,4-フェニレンテレフタルアミド−3,4-ジアミノ
ジフェニルエーテル共重合体等を例示できる。
とも呼ばれる芳香族ポリアミド繊維を用いる。芳香族ポ
リアミド繊維の構成材料は、芳香族基を備えたモノマー
を含む(好ましくは50モル%以上含む)ポリアミドで
ある限りにおいて限定されないが、具体的には、ポリ
(1,4-ベンズアミド)、ポリ(1,4-フェニレンテレフタ
ルアミド)、ポリ(1,3-フェニレンイソフタルアミ
ド)、1,4-フェニレンテレフタルアミド−3,4-ジアミノ
ジフェニルエーテル共重合体等を例示できる。
【0033】好ましい芳香族ポリアミド繊維の商品名と
しては、「ケブラー(デュポン社製)」、「テクノーラ
(帝人社製)」、「コーネックス(帝人社製)」、「ノ
ーメックス(デュポン社製)」を例示できる。
しては、「ケブラー(デュポン社製)」、「テクノーラ
(帝人社製)」、「コーネックス(帝人社製)」、「ノ
ーメックス(デュポン社製)」を例示できる。
【0034】〔接着剤〕本発明においては、芳香族ポリ
アミド繊維からなる補強糸をACM に接着させるための接
着剤としてグリシジルエーテル化合物を用いる。グリシ
ジルエーテル化合物としては、モノグリシジルエーテル
化合物もポリグリシジルエーテル化合物も本発明の効果
を発現できる。
アミド繊維からなる補強糸をACM に接着させるための接
着剤としてグリシジルエーテル化合物を用いる。グリシ
ジルエーテル化合物としては、モノグリシジルエーテル
化合物もポリグリシジルエーテル化合物も本発明の効果
を発現できる。
【0035】モノグリシジルエーテル化合物としてエチ
ルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2-
エチルヘキシルグリシジルエーテル、デシルグリシジル
エーテル、ステアリルグリシジルエーテル、アリルグリ
シジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、又はse
c-ブチルフェニルグリシジルエーテル等を例示でき、ポ
リグリシジルエーテル化合物としてネオペンチルグリコ
ールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリ
シジルエーテル、グリセリンポリグリシジルエーテル、
トリメチルプロパントリグリシジルエーテル等を例示で
きる。
ルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2-
エチルヘキシルグリシジルエーテル、デシルグリシジル
エーテル、ステアリルグリシジルエーテル、アリルグリ
シジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、又はse
c-ブチルフェニルグリシジルエーテル等を例示でき、ポ
リグリシジルエーテル化合物としてネオペンチルグリコ
ールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリ
シジルエーテル、グリセリンポリグリシジルエーテル、
トリメチルプロパントリグリシジルエーテル等を例示で
きる。
【0036】但し、実用性を考慮した場合、均一な塗布
を容易にするために、25°Cにおいて50cps 以下の
粘度を示すものが好ましく、一般的にモノグリシジルエ
ーテル化合物はこの条件に合致する。更に、前記した理
由から、沸点がACM の加硫温度より高いものが好まし
い。
を容易にするために、25°Cにおいて50cps 以下の
粘度を示すものが好ましく、一般的にモノグリシジルエ
ーテル化合物はこの条件に合致する。更に、前記した理
由から、沸点がACM の加硫温度より高いものが好まし
い。
【0037】〔接着処理方法〕本発明の接着処理方法
は、上記グリシジルエーテル化合物を接着剤として、上
記芳香族ポリアミド繊維からなる補強糸を上記ACM に接
着する方法である。具体的には、ACM に接着剤を塗布し
てから補強糸を積層して接着処理しても良いし、ACM に
補強糸を積層してから接着剤を塗布して接着処理しても
良い。接着処理においては加熱することが好ましく、特
にACM 加硫時の熱処理を利用してこの加熱を行うことが
好ましい。
は、上記グリシジルエーテル化合物を接着剤として、上
記芳香族ポリアミド繊維からなる補強糸を上記ACM に接
着する方法である。具体的には、ACM に接着剤を塗布し
てから補強糸を積層して接着処理しても良いし、ACM に
補強糸を積層してから接着剤を塗布して接着処理しても
良い。接着処理においては加熱することが好ましく、特
にACM 加硫時の熱処理を利用してこの加熱を行うことが
好ましい。
【0038】〔ゴム−補強糸接着積層体〕本発明のゴム
−補強糸接着積層体は、上記の補強糸の接着処理方法に
よりACM層と補強糸層とを接着したものである。ゴム−
補強糸接着積層体における補強糸層の構成形態は限定さ
れず、例えばシート状に構成したゴム−補強糸接着積層
体において補強糸をブレード状に編組しても良く、筒状
に構成したゴム−補強糸接着積層体において、補強糸を
ブレード状に編組したりスパイラル状に巻いたりしても
良い。
−補強糸接着積層体は、上記の補強糸の接着処理方法に
よりACM層と補強糸層とを接着したものである。ゴム−
補強糸接着積層体における補強糸層の構成形態は限定さ
れず、例えばシート状に構成したゴム−補強糸接着積層
体において補強糸をブレード状に編組しても良く、筒状
に構成したゴム−補強糸接着積層体において、補強糸を
ブレード状に編組したりスパイラル状に巻いたりしても
良い。
【0039】このようなゴム−補強糸接着積層体は、コ
ンベアベルト、ゴムホース、タイヤ等の任意の補強ゴム
部品として利用することができるが、特に好ましい用途
が、ホース、とりわけ耐熱性及び耐圧性を要求されるホ
ースへの利用である。
ンベアベルト、ゴムホース、タイヤ等の任意の補強ゴム
部品として利用することができるが、特に好ましい用途
が、ホース、とりわけ耐熱性及び耐圧性を要求されるホ
ースへの利用である。
【0040】〔耐熱補強ホース〕本発明に係る耐熱補強
ホースは、上記のゴム−補強糸接着積層体を、ACM 層を
内側層とする形態で含むホースである。特に好ましく
は、ゴム−補強糸接着積層体が(即ち、ACM 層が)耐熱
補強ホースの最内層を構成する。一般的には、ゴム−補
強糸接着積層体の外周にゴム外層が設けられ、ACM 層と
ゴム外層とが補強糸層を挟んで加硫接着される。
ホースは、上記のゴム−補強糸接着積層体を、ACM 層を
内側層とする形態で含むホースである。特に好ましく
は、ゴム−補強糸接着積層体が(即ち、ACM 層が)耐熱
補強ホースの最内層を構成する。一般的には、ゴム−補
強糸接着積層体の外周にゴム外層が設けられ、ACM 層と
ゴム外層とが補強糸層を挟んで加硫接着される。
【0041】ゴム外層にもACM を用いても良いが、ACM
以外の適当なゴム、例えばアクリロニトリル・ブタジエ
ンゴム、ヒドリンゴム、エチレン・プロピレンゴム、エ
チレン・プロピレン・ジエンゴム、フッ素変性アクリル
ゴム、塩素化ポリエチレンゴム等を用いても良い。
以外の適当なゴム、例えばアクリロニトリル・ブタジエ
ンゴム、ヒドリンゴム、エチレン・プロピレンゴム、エ
チレン・プロピレン・ジエンゴム、フッ素変性アクリル
ゴム、塩素化ポリエチレンゴム等を用いても良い。
【0042】耐熱補強ホースの用途は限定されないが、
特に好ましくは、自動車のエア系又はオイル系のホース
に用いられる。エア系のホースとしては、過給機用ホー
ス等が例示される。オイル系のホースとしては、エンジ
ンオイルクーラーホース,AT(オートマチックトラン
スミッション)用オイルクーラーホース,パワーステア
リング用ホース等が例示される。
特に好ましくは、自動車のエア系又はオイル系のホース
に用いられる。エア系のホースとしては、過給機用ホー
ス等が例示される。オイル系のホースとしては、エンジ
ンオイルクーラーホース,AT(オートマチックトラン
スミッション)用オイルクーラーホース,パワーステア
リング用ホース等が例示される。
【0043】
【実施例】〔実施例1:ゴム−補強糸接着積層体の作
製〕まず、未加硫ACM 組成物を調製した。この組成物
は、モル百分率でエチレン2%、グリシジルメタクリレ
ート1.2%、アクリル酸ブチル82.3%及び酢酸ビ
ニル14/5%からなる未加硫ACM に対して、1phr の
ステアリン酸、1phrの老化防止剤(ユニロイヤル社製
の「老防#445」)、55phr のMAFカーボンブラ
ック(東海カーボン社製の「シースト#116」)、1
phr の流動パラフィン及び2phr の加硫剤(1−シアノ
エチル−2−メチルイミダゾール)を配合したものであ
る。
製〕まず、未加硫ACM 組成物を調製した。この組成物
は、モル百分率でエチレン2%、グリシジルメタクリレ
ート1.2%、アクリル酸ブチル82.3%及び酢酸ビ
ニル14/5%からなる未加硫ACM に対して、1phr の
ステアリン酸、1phrの老化防止剤(ユニロイヤル社製
の「老防#445」)、55phr のMAFカーボンブラ
ック(東海カーボン社製の「シースト#116」)、1
phr の流動パラフィン及び2phr の加硫剤(1−シアノ
エチル−2−メチルイミダゾール)を配合したものであ
る。
【0044】かかる未加硫ACM 組成物を厚さ2mmで押
出したT−ダイ上に、それぞれ、表1の「実施例」の欄
に示す接着剤(2−エチルヘキシルグリシジルエーテ
ル:その25°Cにおける粘度及び沸点は表1に示す通
り)を均一に塗布したものと、表1の「比較例」の欄に
示す接着剤(トルエンで希釈した通常のゴム糊:その2
5°Cにおける粘度及び沸点は表1に示す通り)を均一
に塗布したものとを準備した。
出したT−ダイ上に、それぞれ、表1の「実施例」の欄
に示す接着剤(2−エチルヘキシルグリシジルエーテ
ル:その25°Cにおける粘度及び沸点は表1に示す通
り)を均一に塗布したものと、表1の「比較例」の欄に
示す接着剤(トルエンで希釈した通常のゴム糊:その2
5°Cにおける粘度及び沸点は表1に示す通り)を均一
に塗布したものとを準備した。
【0045】このように接着剤を塗布したT−ダイ上
に、それぞれ前記のアラミド補強糸「テクノーラ」を5
本、約5mmの相互間隔を以て平行に並べ、160°C
×60分の条件でスチーム加硫に供して、実施例及び比
較例に係るゴム−補強糸接着積層体を作製した。
に、それぞれ前記のアラミド補強糸「テクノーラ」を5
本、約5mmの相互間隔を以て平行に並べ、160°C
×60分の条件でスチーム加硫に供して、実施例及び比
較例に係るゴム−補強糸接着積層体を作製した。
【0046】〔実施例2:ゴム−補強糸接着積層体の接
着強度評価〕上記の実施例及び比較例に係るゴム−補強
糸接着積層体について、接着させた補強糸5本を順次T
−ダイから剥がしてその際の接着強度を測定し、これら
5回の測定値の平均値として、補強糸の接着強度(kg/
本)を求めた。その結果を表1に示す。
着強度評価〕上記の実施例及び比較例に係るゴム−補強
糸接着積層体について、接着させた補強糸5本を順次T
−ダイから剥がしてその際の接着強度を測定し、これら
5回の測定値の平均値として、補強糸の接着強度(kg/
本)を求めた。その結果を表1に示す。
【0047】〔実施例3:耐熱補強ホースの作製〕実施
例1と同じ未加硫ACM 組成物を調製し、これを内径40
mm、長さ450mm、管壁厚さ3mmの管状に押出し
て、その上にアラミド補強糸「テクノーラ」をブレード
編み(引揃×打込:1×48本、編上角度55°)し、
更に厚さ2mmの外面ゴム層(未加硫ACM 組成物)を押
出被覆した後、160°C×60分の条件でスチーム加
硫に供して、実施例及び比較例に係る耐熱補強ホースを
作製した。
例1と同じ未加硫ACM 組成物を調製し、これを内径40
mm、長さ450mm、管壁厚さ3mmの管状に押出し
て、その上にアラミド補強糸「テクノーラ」をブレード
編み(引揃×打込:1×48本、編上角度55°)し、
更に厚さ2mmの外面ゴム層(未加硫ACM 組成物)を押
出被覆した後、160°C×60分の条件でスチーム加
硫に供して、実施例及び比較例に係る耐熱補強ホースを
作製した。
【0048】〔実施例4:耐熱補強ホースのインパルス
耐久性評価〕上記実施例及び比較例に係る耐熱補強ホー
スについて、ストレート径41mmでJASO M10
2に準拠したバルジ形状のアルミニウム鋳造品パイプに
組付け、JASO F207に準拠したウオームギアク
ランプで4N・mの締付トルクにて締付けた。そしてホ
ース内を空気で充填し、175°Cにおいて、2秒間の
サイクルで、0 kgf/cm2と1.8 kgf/cm2との間の加
減圧を繰返し、ホースの破裂に到るまでの加減圧サイク
ル数によって、耐熱補強ホースのインパルス耐久性を評
価した。その結果を表1に示す。
耐久性評価〕上記実施例及び比較例に係る耐熱補強ホー
スについて、ストレート径41mmでJASO M10
2に準拠したバルジ形状のアルミニウム鋳造品パイプに
組付け、JASO F207に準拠したウオームギアク
ランプで4N・mの締付トルクにて締付けた。そしてホ
ース内を空気で充填し、175°Cにおいて、2秒間の
サイクルで、0 kgf/cm2と1.8 kgf/cm2との間の加
減圧を繰返し、ホースの破裂に到るまでの加減圧サイク
ル数によって、耐熱補強ホースのインパルス耐久性を評
価した。その結果を表1に示す。
【0049】なお、加減圧10万サイクル後の実施例に
係る耐熱補強ホースについて、その外面ゴムを剥がして
ブレード編み補強糸の状態を観察したが、いわゆる「糸
ズレ」を認めなかった。一方、加減圧2万サイクルで破
裂した後の比較例に係る耐熱補強ホースについて同様の
観察を行った処、ブレード編み補強糸の「糸ズレ」を認
めた。
係る耐熱補強ホースについて、その外面ゴムを剥がして
ブレード編み補強糸の状態を観察したが、いわゆる「糸
ズレ」を認めなかった。一方、加減圧2万サイクルで破
裂した後の比較例に係る耐熱補強ホースについて同様の
観察を行った処、ブレード編み補強糸の「糸ズレ」を認
めた。
【0050】
【表1】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3H111 AA02 BA12 BA13 BA25 BA34
CA53 CB03 CB14 CB23 CC03
CC19 DA07 DA11 DB08 DB11
DB12 EA15
4F100 AH02B AH02K AK25A AK46B
AK53A AN00C AN02A AR00C
BA02 BA03 BA07 BA10C
CA02A CA03B CB00 CB00B
DG01B DJ062 EC18G EC18K
EJ05C EJ181 EJ422 JA06B
YY00B
4L033 AA08 AB03 AC11 BA14 CA68
Claims (8)
- 【請求項1】 アクリル系ゴム(ACM )に対して芳香族
ポリアミド繊維からなる補強糸を接着させるための補強
糸の接着処理方法であって、 前記ACM として少なくともイミダゾール化合物を加硫剤
として配合したACM を用いると共に、該ACM と前記補強
糸とをグリシジルエーテル化合物を接着剤として接着す
ることを特徴とする請求項1に記載の補強糸の接着処理
方法。 - 【請求項2】 前記接着剤による接着を、ACM 加硫時の
熱処理を利用して行うことを特徴とする請求項1に記載
の補強糸の接着処理方法。 - 【請求項3】 前記ACM がエポキシ架橋席タイプのACM
であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
補強糸の接着処理方法。 - 【請求項4】 前記グリシジルエーテル化合物がモノグ
リシジルエーテル化合物であることを特徴とする請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の補強糸の接着処理方
法。 - 【請求項5】 前記グリシジルエーテル化合物が、25
°Cにおける粘度が50cps 以下で、かつ、沸点が前記
ACM の加硫温度より高いものであることを特徴とする請
求項1〜請求項4のいずれかに記載の補強糸の接着処理
方法。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
補強糸の接着処理方法により前記ACM 層と前記補強糸層
とを接着したものであることを特徴とするゴム−補強糸
接着積層体。 - 【請求項7】 請求項6に記載のゴム−補強糸接着積層
体を、前記ACM 層を内側層とする形態で含むことを特徴
とする耐熱補強ホース。 - 【請求項8】 前記耐熱補強ホースが、以下のいずれか
1以上の項目に該当することを特徴とする請求項7に記
載の耐熱補強ホース。 (1)前記ゴム−補強糸接着積層体が耐熱補強ホースの
最内層を構成する。 (2)前記ゴム−補強糸接着積層体の外周にゴム層が設
けられている。 (3)前記ゴム−補強糸接着積層体のACM 層とその外周
に設けた前記ゴム層とが前記補強糸層を挟んで加硫接着
されている。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002093821A JP2003293265A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 補強糸の接着処理方法、ゴム−補強糸接着積層体及び耐熱補強ホース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002093821A JP2003293265A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 補強糸の接着処理方法、ゴム−補強糸接着積層体及び耐熱補強ホース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003293265A true JP2003293265A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29238101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002093821A Pending JP2003293265A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 補強糸の接着処理方法、ゴム−補強糸接着積層体及び耐熱補強ホース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003293265A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005291405A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Tokai Rubber Ind Ltd | クイックコネクタ接続体 |
| JP2006266274A (ja) * | 2004-03-04 | 2006-10-05 | Bridgestone Corp | 可撓性ホ−ス |
| JP2007055219A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-03-08 | Bridgestone Corp | オイルクーラーホース |
| JP2008267593A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | 補強ホース |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002093821A patent/JP2003293265A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006266274A (ja) * | 2004-03-04 | 2006-10-05 | Bridgestone Corp | 可撓性ホ−ス |
| JP2005291405A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Tokai Rubber Ind Ltd | クイックコネクタ接続体 |
| JP2007055219A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-03-08 | Bridgestone Corp | オイルクーラーホース |
| JP2008267593A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | 補強ホース |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5488974A (en) | Process for manufacturing composite flexible hose | |
| EP0203880B1 (en) | Hose construction | |
| CN1079732C (zh) | 增加粘结力的方法、多层组合物及含该组合物的成形制品 | |
| JP2011038119A (ja) | ゴム組成物、その製造方法並びにそれらから得られる加硫された複合材料 | |
| JP2001049063A (ja) | ゴム組成物、ゴム−樹脂積層体及び不透過性ホース | |
| JPH11315970A (ja) | 空調ホ―ス | |
| JP3941102B2 (ja) | 耐熱燃料ホース | |
| JPS61207442A (ja) | ゴム配合物と繊維との接着方法 | |
| JP2001200961A (ja) | 複合フレキシブルホース | |
| JP2000234054A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物およびそれを使用した積層体 | |
| JP2003080583A (ja) | 燃料ホースの製法およびそれに用いる紫外線架橋組成物 | |
| JP2003293265A (ja) | 補強糸の接着処理方法、ゴム−補強糸接着積層体及び耐熱補強ホース | |
| JPH0834886A (ja) | ゴム組成物、ゴム−樹脂積層体及びホース | |
| JP3266976B2 (ja) | ゴムと繊維との接着剤組成物及びゴムと繊維との複合体 | |
| JP5143604B2 (ja) | ホースおよびその製法 | |
| JP2004150457A (ja) | 燃料用ホース | |
| WO2014002009A2 (en) | A multi layer hose | |
| JPH11257551A (ja) | 複合フレキシブルホース | |
| JP2004203730A (ja) | ゴム補強用ガラス繊維 | |
| JP4836319B2 (ja) | 水素化アクリロニトリルブタジエンゴムの内部コアを有するホース構造 | |
| JP3921682B2 (ja) | アクリルゴム組成物及び耐熱ホース | |
| WO2006051873A1 (ja) | ゴム補強用コードおよびその製造方法ならびにそれを用いたゴム製品 | |
| JP2003286351A (ja) | 耐熱ゴムの加硫接着方法 | |
| WO1999025784A1 (en) | Adhesive, composite comprising rubber and canvas, and toothed belt | |
| JPS60113882A (ja) | ゴム管状物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070222 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070409 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070820 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |