JP2003291406A - 有機elアレイ露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

有機elアレイ露光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置

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JP2003291406A JP2002099621A JP2002099621A JP2003291406A JP 2003291406 A JP2003291406 A JP 2003291406A JP 2002099621 A JP2002099621 A JP 2002099621A JP 2002099621 A JP2002099621 A JP 2002099621A JP 2003291406 A JP2003291406 A JP 2003291406A
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Shigeo Nojima
重男 野島
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    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機ELアレイ露光ヘッドのクロストークを
低減させて、十分な解像力、コントラストで各素子から
の光束を感光体等の像担持体上に集光させる。 【解決手段】 長尺な基板6の上に、少なくとも1列の
画素状に配列された有機EL素子4のアレイを備え、有
機EL素子4のアレイの発光側に、各有機EL素子4の
発光部に整列してマイクロレンズアレイ板12が配置さ
れており、マイクロレンズアレイ板の入射側の面に、各
有機EL素子4の発光部を囲む溝14が設けられ、その
溝14内に吸収層15’又は反射層15が配置されてい
る有機ELアレイ露光ヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機ELアレイ露
光ヘッド及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に、
画素間のクロストークを防止するようにした有機ELア
レイ露光ヘッドとそれを用いた画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、有機ELアレイを画像形成装置用
の露光ヘッドとして用いるものが種々提案されている。
関係するものをあげると次の通りである。
【0003】特開平10−55890号においては、ガ
ラス等の絶縁性基板上に有機ELアレイを一括作製し、
別体のドライバーICを組み合わせ、有機ELアレイの
発光部を感光ドラム上に結像させるのに集光性ロッドレ
ンズアレイを用いている。
【0004】特開平11−198433号においては、
複数列を持つワンチップ有機ELアレイを用いるもの
で、その発光部を感光ドラム上に結像させる光学系は不
明である。なお、有機ELアレイのEL層は蒸着により
堆積している。
【0005】特開2000−77188においては、基
板上面にインオ交換法でマイクロレンズを作成するか、
基板裏面にフォトレジストを用いる方法あるいはレプリ
カ法でマイクロレンズを作成し、そのマイクロレンズに
位置合わせて共振器構造を持つ有機ELアレイを蒸着に
より堆積する。
【0006】特開平10−12377号はアクティブマ
トリックス型有機EL表示体の製造方法に関するもの
で、薄膜トランジスタを有するガラス基板上に有機発光
層をインクジェット法により形成するものである。
【0007】特開2000−323276においては、
有機EL素子の正孔注入層、有機発光層を隔壁を設けて
インクジェット法により塗布して形成するものである。
【0008】特開2001−18441においては、感
光ドラム内部に発光層とその発光制御を行うTFT層を
形成してプリンタを構成するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術におい
て、有機ELアレイを電子写真方式等のプリンタの露光
ヘッドに用いる場合、有機ELアレイの発光部からの光
束を感光ドラム上に集光させるのに集光性ロッドレンズ
アレイを用いる場合は、光路長が長くなり大型化してし
まい、また、集光性ロッドレンズは各発光部、各シャッ
ター部に対して一対一に配置されないので周期的な光量
むらが発生し、さらに、集光性ロッドレンズは製造方法
上高度なためコストアップは避けられない。
【0010】また、マイクロレンズアレイを用いるもの
の場合は、各マイクロレンズを各発光部に対して一対一
に配置するが、発光部に対応するマイクロレンズでなく
その隣等の対応しないマイクロレンズを経て対応しない
画素位置に入射するクロストークが発生しがちで、解像
力の低下等に繋がる問題がある。
【0011】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、有機ELアレイ
の個々の素子に対応させてマイクロレンズを配置する有
機ELアレイ露光ヘッドのクロストークを低減させて、
十分な解像力、コントラストで各素子からの光束を感光
体等の像担持体上に集光させるようにした小型の露光ヘ
ッドとそれを用いた画像形成装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の有機ELアレイ露光ヘッドは、長尺な基板の上に、
少なくとも1列の画素状に配列された有機EL素子のア
レイを備え、前記有機EL素子のアレイの発光側に、各
有機EL素子の発光部に整列してマイクロレンズアレイ
板が配置されており、前記マイクロレンズアレイ板の入
射側の面に、各有機EL素子の発光部を囲む溝が設けら
れ、その溝内に吸収層が配置されていることを特徴とす
るものである。
【0013】本発明のもう1つの有機ELアレイ露光ヘ
ッドは、長尺な基板の上に、少なくとも1列の画素状に
配列された有機EL素子のアレイを備え、前記有機EL
素子のアレイの発光側に、各有機EL素子の発光部に整
列してマイクロレンズアレイ板が配置されており、前記
マイクロレンズアレイ板の入射側の面に、各有機EL素
子の発光部を囲むV溝状の溝が設けられ、その溝内に反
射層が配置されていることを特徴とするものである。
【0014】後者の場合、溝内のV溝状の反射層の斜面
を集光性の曲面から構成するようにしてもよい。
【0015】何れの場合も、マイクロレンズアレイ板の
マイクロレンズと溝とが一体に構成されていてもよい。
【0016】また、マイクロレンズアレイ板が、マイク
ロレンズアレイが一面に設けられた透明シートと溝が一
面に設けられた透明シートとを貼り合わせて構成されて
いてもよい。
【0017】また、マイクロレンズアレイ板が、溝が一
面に設けられた透明シートの他面にインクジェット法に
よりマイクロレンズアレイが形成されてなるものであっ
てもよい。
【0018】また、有機EL素子は陽極側に発光光を射
出するもの、陰極側に発光光を射出するもの何れでもよ
い。
【0019】また、有機EL素子は高分子型あるいは低
分子型何れでもよい。
【0020】また、有機EL素子は基板上に設けたTF
Tで発光制御が行われることが望ましい。
【0021】本発明は、以上のような有機ELアレイ露
光ヘッドを像担持体に像を書き込むための露光ヘッドと
して備えている画像形成装置を含むものであり、その1
つとして、例えば、像担持体の周囲に帯電手段、露光ヘ
ッド、トナー現像手段、転写手段を配した画像形成ステ
ーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステ
ーションを通過することにより、カラー画像形成を行う
タンデム方式のカラー画像形成装置がある。
【0022】本発明においては、マイクロレンズアレイ
板の入射側の面に、各有機EL素子の発光部を囲む溝が
設けられ、その溝内に吸収層が配置されているか、ある
いは、各有機EL素子の発光部を囲むV溝状の溝が設け
られ、その溝内に反射層が配置されているので、隣接画
素間のクロストークが低減され、十分な解像力、コント
ラストを得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の有機ELアレイ露
光ヘッドとそれを用いた画像形成装置の実施例を図面を
参照にしながら説明する。
【0024】図1は、本発明に基づく有機ELアレイ露
光ヘッドの1実施例の模式的な平面図であり、図2に図
1の直線A−A’に沿うアレイの1画素の断面図を示
す。
【0025】この実施例の有機ELアレイ露光ヘッド1
は、2列のアレイ2、2’が平行で相互の画素が千鳥状
になるように配列されたもので、各アレイ2、2’は直
線状に配置された多数の発光画素3からなり、各画素3
の構成は同じで、有機EL素子4とその有機EL素子4
の発光を制御するTFT5とからなる。
【0026】図2に1画素3の有機EL素子4とTFT
5とを含む断面図を示す。この有機EL素子4は陰極側
から発光光を出射させる例である。
【0027】有機EL素子4は、陰極10及び陽極7か
らそれぞれ電子と正孔が注入され、再結合することによ
り発光するもので、電子輸送性の発光層9と正孔注入層
8が積層された構造となっている。
【0028】有機EL素子には、陰極から光を取り出す
ものと、陽極から光を取り出すものがあり、陽極すなわ
ち基板側から光を取り出すものが一般的であるが(後記
の実施例)、これは製造上の制約による部分が大きい。
基板側出射のため、基板はガラス等の透明部材に限ら
れ、駆動回路もガラス上に形成できるTFTとなってい
た。
【0029】一方、本実施例は陰極側から光を取り出す
構成であり、陰極10は光透過性である。一方、陽極7
は光透過性でなく反射性とすることで陰極側への放射量
を多くできる効果がある。
【0030】この有機ELアレイ露光ヘッド1は、ガラ
ス、シリコン等よりなる基板6、ITO又はマグネシウ
ム・銀の合金や、アルミニウム等からなる陽極7、正孔
注入層8、発光層9、ITO又は光を透過するのに十分
薄い金属電極である陰極10、透明樹脂からなる接着層
11、水分に触れることにより発光層9が劣化するのを
防止する封止部材と集光素子を兼ねたマイクロレンズア
レイ12から構成される1つの発光画素3が、図1に示
すように、例えば2列のアレイ2、2’状に配列された
構造となっている。
【0031】そして、後で説明するように、例えば電子
写真方式のカラー画像形成装置の露光ヘッドに用いるに
当たっては、マイクロレンズアレイ12に感光体が対向
する構成となり、マイクロレンズアレイ12の各マイク
ロレンズ13の作用で各発光画素3からの発光光が感光
体上にアレイ状に集光されることになる。
【0032】この実施例の有機ELアレイ露光ヘッド1
の基本的な製法及び構成として、基板6上にアレイ状に
配置された有機EL素子4とTFT5とからなる有機E
Lアレイと、有機EL素子4の発光光を集光するマイク
ロレンズ13のアレイ12とは、別体で作製され、これ
を接着層11を介して光学的・機械的に結合される構成
となっている。有機EL素子4の製法は公知の一般的な
ものの何れでもよく、各膜7、8、9、10は、基板6
上に真空蒸着法、キャスト法等によって成膜される。あ
るいは、特開平10−12377号等に記載されている
ように、インクジェット法により形成することもでき
る。マイクロレンズアレイ12、接着層11としては、
紫外線硬化型樹脂が最も利用しやすいが、発光波長に対
して十分な透過率を有すると同時に、製造プロセスに合
致ものであれば、この限りではない。特に、発光層9の
材料は紫外線照射を嫌うため、熱硬化性等の樹脂の方が
よい場合も考えられる。
【0033】有機ELアレイの作製方法の1例を説明す
ると、基板6上にまずTFT5を作製する。TFT5の
作製方法を種々知られているが。例えば、基板6上に最
初にシリコン酸化膜を堆積し、さらにアモルファスシリ
コン膜を堆積する。次に、このアモルファスシリコン膜
に対してエキシマレーザ光を照射して結晶化を行い、チ
ャネルとなるポリシリコン膜を形成する。このポリシリ
コン膜をパタニング後、ゲート絶縁膜を堆積し、さらに
窒化タンタルからなるゲート電極を形成する。続いて、
NチャンネルTFTのソース・ドレイン部をリンのイオ
ン注入により、PチャンネルTFTのソース・ドレイン
部をボロンのイオン注入によりそれぞれ形成する。イオ
ン注入した不純物を活性化後、第1層間絶縁膜の堆積、
第1コンタクトホールの開口、ソース線の形成、第2層
間絶縁膜の堆積、第2コンタクトホールの開口、金属画
素電極の形成を順次行い、TFT5のアレイが完成する
(例えば、第8回電子ディスプレイ・フォーラム(20
01.4.18)「高分子型有機ELディスプレイ」参
照。)。ここで、この金属画素電極は、有機EL素子4
の陽極7となるもので、有機EL素子4の反射層を兼用
するものであり、Mg、Ag、Al、Li等の金属薄膜
電極で形成される。
【0034】次いで、正孔注入層用のインク組成物をイ
ンクジェット方式プリント装置のヘッドから吐き出し、
各画素の陽極7上にパターニング塗布を行う。塗布後、
溶媒を除去し、熱処理して正孔注入層8を形成する。
【0035】ここで、本発明で言うインクジェット方式
とは、圧電素子等の機械的エネルギーを利用してインク
組成物を吐き出すピエゾジェット方式、ヒータの熱エネ
ルギーを利用して気泡を発生させ、その気泡の生成に基
づいてインク組成物を吐き出すサーマル方式の何れでも
よい((社)日本写真学会・日本画像学会合同出版委員
会編「ファインイメージングとハードコピー」199
9.1.7発行((株)コロナ社)p.43)。図3
に、ピエゾジェット方式のヘッドの構成例を示す。イン
クジェット用ヘッド21は、例えばステンレス製のノズ
ルプレート22と振動板23とを備え、両者は仕切部材
(リザーバープレート)24を介して接合されている。
ノズルプレート22と振動板23との間には、仕切部材
24によって複数のインク室25と液溜り(不図示)と
が形成されている。インク室25及び液溜りの内部はイ
ンク組成物で満たされており、インク室25と液溜りと
は供給口を介して連通している。さらに、ノズルプレー
ト22には、インク室25からインク組成物をジェト状
に噴射するためのノズル孔26が設けられている。一
方、インクジェット用ヘッド21には、液溜りにインク
組成物を供給するためのインク導入孔が形成されてい
る。また、振動板23のインク室25に対向する面と反
対側の面上には、インク室25の位置に対応させて圧電
素子28が接合されている。この圧電素子28は一対の
電極29の間に位置し、通電すると圧電素子28が外側
に突出するように撓曲する。これによってインク室25
の容積が増大する。したがって、インク室25内に増大
した容積分に相当するインク組成物が液溜りから供給口
を介して流入する。次に、圧電素子28への通電を解除
すると、圧電素子28と振動板23は共に元の形状に戻
る。これにより空間25も元の容積に戻るためインク室
25内部のインク組成物の圧力が上昇し、ノズル孔26
から隔壁9を設けた基板に向けてインク組成物が噴出す
るものである。
【0036】陽極7上に正孔注入層8を形成した後、発
光層用のインク組成物をインクジェット方式プリント装
置のヘッドから吐き出し、各画素の正孔注入層8上にパ
ターニング塗布を行う。塗布後、溶媒を除去し、熱処理
して発光層9を形成する。
【0037】なお、以上の正孔注入層8と発光層9との
順番は反対であってもよい。水分に対してより耐性のあ
る層を表面側(基板6からより離れた側)に配置するよ
うにすることが望ましい。
【0038】また、正孔注入層8と発光層9は、上記の
ようにインクジェット方式でインク組成物を塗布するこ
とにより作成する代わりに、公知のスピンコート法、デ
ィップ法あるいは蒸着法で作成することもできる。特
に、有機EL材料が高分子有機EL材料の場合はインク
ジェット方式が適しており、低分子有機EL材料の場合
は蒸着法が適している。
【0039】なお、発光層9に用いる材料、正孔注入層
8に用いる材料については、高分子有機EL材料につい
ては、例えば特開平10−12377号、低分子有機E
L材料については、例えば特開平11−138899号
等で公知の種々のものが利用でき、詳細は省く。
【0040】各画素の陽極7上に正孔注入層8と発光層
9を順に形成した後、基板6の表面全面に真空蒸着法に
より有機EL素子4の陰極10となる透明電極を被着さ
せる。この透明電極の材料としては、酸化すず膜、IT
O膜、酸化インジウムと酸化亜鉛との複合酸化物膜等が
あり、真空蒸着法以外に、フォトリソグラフィ法やスパ
ッタ法、パイロゾル法等が採用できる。
【0041】このようにして作製された有機ELアレイ
の上に、各マイクロレンズ13が各有機EL素子4と一
対一で対応するアライメント状態になるようにマイクロ
レンズアレイ12が接着層11により光学的・機械的に
結合される。
【0042】なお、図2の構成では、陰極10側すなわ
ち基板6と反対側に発光光を出射する構成であるため、
基板6は不透明でよく、駆動する回路もTFT5である
必要はない。一般のシリコンプロセスで形成した駆動回
路上に、有機EL素子4を積層した構成も可能である。
【0043】ここで、 さて、ここで、マイクロレンズ
アレイ12について説明する。マイクロレンズアレイ1
2は、その入射側の面16の各マイクロレンズ13の光
軸を囲む位置に、円形(図4(a))、正方形(図4
(b))あるいはその他の形状のV溝14が形成されて
おり、そのV溝14の内面には光反射膜15あるいは光
吸収膜15’が設けられてなるものである。したがっ
て、TFT5の制御により陰極10と陽極7の間に電圧
が印加されて発光層9が発光すると、その発光光は発光
層9から等方的にあらゆる方向に放射されるが、陽極7
が非光透過性であれば、陰極10を透過して主に図2の
上方に放射される。発光層9の法線に対し角度の小さい
成分はそのままマイクロレンズ13に到達しそれを通っ
て直接出射され、所定位置Aに集光する。一方、発光層
9の法線に対し角度の大きい成分は、V溝14の斜面に
向かう。このV溝14中に光反射膜15が設けられてい
る場合は、発光層9の法線に対し角度の大きい発光光は
その光反射膜15で反射して、マイクロレンズ13に到
達して出射され、その中の少なくとも一部は、上記の直
接マイクロレンズ13を通って集光する光の集光位置A
近傍に集光する。したがって、この場合は、発光層9の
法線に対し角度の大きい成分も、アレイ状に集光する光
として利用されるため、高効率で低パワー、長寿命(有
機ELでは最も大きな問題である。)の露光ヘッドとす
ることが可能となる。
【0044】V溝14中に光吸収膜15’が設けられて
いる場合は、発光層9の法線に対し角度の大きい発光光
はその光吸収膜15’で吸収されるので、この角度の大
きい成分をより確実に消滅させることができる。
【0045】したがって、V溝14の斜面が光反射性、
光吸収性何れの場合も、V溝14がない場合に比べて、
感光体上において隣接する隣の画素からの出射光との重
なりを生じる(クロストークが起こる)度合いが著しく
低減される効果が高い。
【0046】なお、以上の図2の有機EL素子4の陰極
10側から発光光を出射させる構成では、有機EL素子
4と外界を隔てるのは封止部材(マイクロレンズアレイ
12)のみとなり薄くできるため、有機EL素子4から
の取り出し光量の向上等が可能である。また、有機EL
素子4の発光部とマイクロレンズアレイ12との距離が
短くでき、画素間のクロストークの防止がより容易にな
る。
【0047】ところで、V溝14の斜面形状としては、
平面あるいは錐面に限定されず、発光層9の法線に対し
角度の大きい成分の光を集光位置Aにより多く集光させ
るために、図5に断面を示すように、集光性の曲面、例
えば球面、円筒面、二次元又は三次元の楕円面、二次元
又は三次元の放物面等とすることができる。
【0048】ここで、上記の裏面16にV溝14が形成
されたマイクロレンズアレイ12の作製方法としては、
種々のものが考えるが、例えば、図6(a)に示すよう
に、1枚の透明樹脂の表面にマイクロレンズ13を裏面
にV溝14を形成し、そのV溝14中に光反射膜15あ
るいは光吸収膜15’を設けて一体でマイクロレンズア
レイ12を構成してもよく、また、図6(b)に示すよ
うに、一面にV溝14を形成し、、そのV溝14中に光
反射膜15あるいは光吸収膜15’を設けた透明シート
12aと、一面にマイクロレンズ13を形成した透明シ
ート12bとを接着層17で一体に貼り合わせる方法等
がある。後者のV溝14を設けた透明シート12aとマ
イクロレンズ13を形成した透明シート12bとを貼り
合わせる場合には、有機EL素子4をアレイ状に形成し
た有機ELアレイに接着層11により光学的・機械的に
結合するのは、透明シート12aと透明シート12bを
貼り合わせて得られるマイクロレンズアレイ12を接着
層11で接着するようにしても、まず先にV溝14を設
けた透明シート12aを接着層11で有機ELアレイに
接着後に、その透明シート12a上にマイクロレンズ1
3を形成した透明シート12bを貼り着けるするように
してもよい。
【0049】あるいは、図7に示すように、有機EL素
子4をアレイ状に形成した有機ELアレイに接着層11
によりV溝14を設けた透明シート12aを接着後に、
マイクロレンズ用の透明インク組成物、例えば紫外線硬
化型樹脂のモノマーをインクジェット方式プリント装置
20のヘッド21からその透明シート12a上の有機E
L素子4の発光部にアライメントした位置に吐き出して
パターニング塗布を行い、塗布後硬化させて、凸状に盛
り上がる凸マイクロレンズ13とすることにより、マイ
クロレンズアレイ12を形成することができる。この場
合のマイクロレンズ13の凸表面の曲率半径、すなわ
ち、焦点距離は、インク組成物の吐き出し量、マイクロ
レンズ用透明インク組成物の表面張力、透明シート12
aの親水性の度合い、インク組成物の硬化の際の収縮量
等で決まるが、レンズ表面精度が高く、金型なしでマイ
クロレンズアレイを容易に作製できるメリットがある。
もちろん、この場合も、透明シート12aを有機ELア
レイに接着前に、その透明シート12aの一面に同様の
インクジェット方式で凸マイクロレンズ13を作製して
もよい。
【0050】また、マイクロレンズ13のレンズ面とV
溝14に関しては、上記の何れの場合も、樹脂に対する
型押し又はホットエンボス等の樹脂成形法によって形成
してもよく、また、グレースケールマスクを用いてフォ
トリソグラフィー法により露光とエッチングを組み合わ
せることにより形成してもよく、あるいは、成形型に未
硬化の紫外線硬化型樹脂を滴下し、紫外線を照射して硬
化させ、成形型から剥離する2P法(例えば、特開平5
−94126号に従来技術として説明されている。)に
より形成してもよい。そして、マイクロレンズ13に関
しては、V溝14を設けた透明シート12aを有機EL
アレイに接着層11により接着する前にでも、その後に
でも、上記のインクジェット方式を含む何れかの方法で
形成することができる。
【0051】次に、有機EL素子4の陽極側から発光光
を出射させる場合の実施例を図8に示す。図8は図2と
同様、図1の直線A−A’に沿うアレイの1画素の断面
図である。
【0052】この有機ELアレイ露光ヘッド1は、ガラ
ス等の透明基板6上に、有機EL素子4が、図2の場合
と同様にして、ITO等略透明な材質からなる陽極7、
正孔注入層8、発光層9、ITO又はマグネシウム・銀
の合金や、アルミニウム等からなる電極である陰極10
として形成され、その上に接着層18により水分に触れ
ることにより発光層9が劣化するのを防止する封止部材
19が接着されて、有機ELアレイが作製される。
【0053】この有機EL素子4の製法は、図2の場合
と同様に公知の一般的なものの何れでもよく、各膜7、
8、9、10は、基板6上に真空蒸着法、キャスト法等
によって成膜される。あるいは、特開平10−1237
7号等に記載されているように、インクジェット法によ
り形成することもできる。
【0054】このようにして作製された有機ELアレイ
の基板6側に、図2の場合と同様に、各マイクロレンズ
13が各有機EL素子4と一対一で対応するアライメン
ト状態になるようにマイクロレンズアレイ12を接着層
11により光学的・機械的に結合する。
【0055】この、図8の構成では、陽極7側すなわち
基板6側に発光光を出射する構成であるため、基板6は
透明でなくてはならないので、駆動する回路はTFT5
を用いる必要がある。
【0056】この構成においても、TFT5の制御によ
り陰極10と陽極7の間に電圧が印加されると、発光層
9が発光する。その発光光は発光層9から等方的にあら
ゆる方向に放射されるが、陰極10が非光透過性であれ
ば、陽極7と基板6を透過して主に図8の下方に放射さ
れる。発光層9の法線に対し角度の小さい成分はそのま
まマイクロレンズ13に到達しそれを通って直接出射さ
れ、所定位置Aに集光する。一方、発光層9の法線に対
し角度の大きい成分は、V溝14の斜面に向かう。この
V溝14中に光反射膜15が設けられている場合は、発
光層9の法線に対し角度の大きい発光光はその光反射膜
15で反射して、マイクロレンズ13に到達して出射さ
れ、その中の少なくとも一部は、上記の直接マイクロレ
ンズ13を通って集光する光の集光位置A近傍に集光す
る。したがって、この場合は、発光層9の法線に対し角
度の大きい成分も、アレイ状に集光する光として利用さ
れるため、高効率で低パワー、長寿命(有機ELでは最
も大きな問題である。)の露光ヘッドとすることが可能
となる。V溝14中に光吸収膜15’が設けられている
場合は、発光層9の法線に対し角度の大きい発光光はそ
の光吸収膜15’で吸収されるので、この角度の大きい
成分をより確実に消滅させることができる。したがっ
て、V溝14の斜面が光反射性、光吸収性何れの場合
も、V溝14がない場合に比べて、感光体上において隣
接する隣の画素からの出射光との重なりを生じる(クロ
ストークが起こる)度合いが著しく低減される効果が得
られる。
【0057】この図8の構成は、従来の有機EL素子と
同様に透明基板6の陽極7側に発光光を出射する構成の
ため、材料の選定、製造方法が容易である特長を持つ
が、透明基板6を通してマイクロレンズ13とV溝14
に発光光を入射させるため、有機EL素子4の発光部と
マイクロレンズ13との距離が長くなりがちで、有機E
L素子4からの取り出し光量が少なくなったり、画素間
のクロストークが増える傾向にある。これらを緩和する
ためには、基板6に十分薄いものを用いるか、有機EL
アレイを作製した後、基板6を削って薄くするかの何れ
かを行う必要がある。現在、基板6としては0.3mm
程度の厚さのものが利用可能であり、また、研磨により
0.1mm程度まで薄くする技術も一般に利用可能にな
りつつある。研磨工程中のハンドリングあるいは製品に
なってからの機械的強度が不足する場合は、枠的な厚み
のある部分を基板6に残す構成によりこれを回避するこ
とができる。
【0058】なお、この図8の陽極7側に発光光を出射
する構成の場合も、マイクロレンズ13とV溝14に関
しては、図2の場合と同様に適用できるので説明は省
く。
【0059】さて、以上のような本発明によりマイクロ
レンズの光軸を囲む位置に光反射膜あるいは光吸収膜を
設けたV溝を配置してクロストークを低減させた有機E
Lアレイ露光ヘッド1は、図9に側面図を示すように、
有機ELアレイ露光ヘッド1から所定距離Lだけ離れた
面S上に、有機ELアレイ露光ヘッド1の画素3配列と
同じ配列パターンで各有機EL発光部4からの発光光束
を集光する。したがって、有機ELアレイ露光ヘッド1
の長手方向に直交する方向にこの面Sを相対的に移動さ
せ、かつ、有機ELアレイ露光ヘッド1の各有機EL素
子4の発光をTFT5により制御することで、面S上に
所定のパターンを記録することができる。
【0060】そこで、本発明においては、上記のような
本発明の有機ELアレイ露光ヘッド1を例えば電子写真
方式のカラー画像形成装置の露光ヘッドに用いることに
する。図10は、本発明の同様な4個の有機ELアレイ
露光ヘッド1K、1C、1M、1Yを対応する同様の4
個の感光体ドラム41K、41C、41M、41Yの露
光位置にそれぞれ配置したタンデム方式のカラー画像形
成装置の1例の全体の概略構成を示す正面図である。図
10に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ5
1と従動ローラ52とテンションローラ53とでテンシ
ョンを加えて張架されて、図示矢印方向(反時計方向)
へ循環駆動される中間転写ベルト50を備え、この中間
転写ベルト50に対して所定間隔で配置された4個の像
担持体としての外周面に感光層を有する感光体41K、
41C、41M、41Yが配置される。符号の後に付加
されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼン
タ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼン
タ、イエロー用の感光体であることを示す。他の部材に
ついても同様である。感光体41K、41C、41M、
41Yは中間転写ベルト50の駆動と同期して図示矢印
方向(時計方向)へ回転駆動されるが、各感光体41
(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体41
(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手
段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯
電手段42(K、C、M、Y)により一様に帯電させら
れた外周面を感光体41(K、C、M、Y)の回転に同
期して順次ライン走査する本発明の上記のような有機E
Lアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)と、この有機
ELアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)で形成され
た静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(ト
ナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、こ
の現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー
像を一次転写対象である中間転写ベルト50に順次転写
する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、
M、Y)と、転写された後に感光体41(K、C、M、
Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニン
グ手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、
Y)とを有している。
【0061】ここで、各有機ELアレイ露光ヘッド1
(K、C、M、Y)は、図9に示すように、マイクロレ
ンズアレイ12の各有機EL素子4の発光部に対応した
位置のマイクロレンズ13が所定の焦点距離を有するよ
うに構成されたものであり、対応する感光体41(K、
C、M、Y)の表面から所定距離Lだけ離れて、有機E
Lアレイ露光ヘッド1(K、C、M、Y)のアレイ方向
が感光体ドラム41(K、C、M、Y)の母線に沿うよ
うに設置される。そして、各有機ELアレイ露光ヘッド
1(K、C、M、Y)の発光エナルギーピーク波長と感
光体41(K、C、M、Y)の感度ピーク波長とは略一
致するように設定されている。
【0062】現像装置44(K、C、M、Y)は、例え
ば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、
その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬
送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブ
レードで規制し、その現像ローラを感光体41(K、
C、M、Y)に接触あるいは押厚させて感光体41
(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着
させることによりトナー像として現像するものである。
【0063】このような4色の単色トナー像形成ステー
ションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、
Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベル
ト50上に順次一次転写され、中間転写ベルト50上で
順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二
次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転
写され、定着部である定着ローラ対61を通ることで記
録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によって、装
置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
【0064】なお、図10中、63は多数枚の記録媒体
Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセ
ット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアッ
プローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への
記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ
対、66は中間転写ベルト50との間で二次転写部を形
成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二
次転写後に中間転写ベルト50の表面に残留しているト
ナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング
ブレードである。
【0065】以上、本発明の有機ELアレイ露光ヘッド
及びそれを用いた画像形成装置を実施例に基づいて説明
したが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形
が可能である。例えば、断面がV字状の溝14の代わり
に、U字状の溝、台形状の溝等を用いてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の有機ELアレイ露光ヘッド及びそれを用いた画像形成
装置によると、マイクロレンズアレイ板の入射側の面
に、各有機EL素子の発光部を囲む溝が設けられ、その
溝内に吸収層が配置されているか、あるいは、各有機E
L素子の発光部を囲むV溝状の溝が設けられ、その溝内
に反射層が配置されているので、隣接画素間のクロスト
ークが低減され、十分な解像力、コントラストを得るこ
とができる。そのため、有機ELアレイ露光ヘッドの光
利用効率の向上、光量増加、低消費電力化、長寿命化、
高信頼性、歩留まり向上等が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく有機ELアレイ露光ヘッドの1
実施例の模式的な平面図である。
【図2】有機EL素子の陰極側から発光光を出射させる
実施例の1画素の断面図である。
【図3】インクジェット方式中のピエゾジェット方式の
ヘッドの構成例を示す図である。
【図4】V溝の可能な形状を説明するための図である。
【図5】V溝の可能な斜面形状を説明するための断面図
である。
【図6】マイクロレンズアレイの作製方法の例を示す図
である。
【図7】インクジェット方式でマイクロレンズを形成す
る様子を説明するための図である。
【図8】有機EL素子の陽極側から発光光を出射させる
実施例の1画素の断面図である。
【図9】本発明による有機ELアレイ露光ヘッドの集光
の様子を示す側面図である。
【図10】本発明の有機ELアレイ露光ヘッドを配置し
たタンデム方式のカラー画像形成装置の1例の全体の概
略構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1…有機ELアレイ露光ヘッド 1(K、C、M、Y)…有機ELアレイ露光ヘッド 2、2’…アレイ 3…発光画素 4…有機EL素子 5…TFT 6…ガラス基板 7…陽極 8…正孔注入層 9…発光層 10…陰極 11…接着層 12…マイクロレンズアレイ 12a、12b…透明シート 13…マイクロレンズ 14…V溝 15…光反射膜 15’…光吸収膜 16…マイクロレンズアレイの入射側の面 17…接着層 18…接着層 19…封止部材 20…インクジェット方式プリント装置 21…ヘッド 22…ノズルプレート 23…振動板 24…仕切部材(リザーバープレート) 25…インク室 26…ノズル孔 28…圧電素子 29…電極 41(K、C、M、Y)…感光体ドラム 42(K、C、M、Y)…帯電手段(コロナ帯電器) 44(K、C、M、Y)…現像装置 45(K、C、M、Y)…一次転写ローラ 46(K、C、M、Y)…クリーニング装置 50…中間転写ベルト 51…駆動ローラ 52…従動ローラ 53…テンションローラ 61…定着ローラ対 62…排紙ローラ対 63…給紙カセット 64…ピックアップローラ 65…ゲートローラ対 66…二次転写ローラ 67…クリーニングブレード 68…排紙トレイ S…面 P…記録媒体 A…集光位置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/10 33/14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な基板の上に、少なくとも1列の画
    素状に配列された有機EL素子のアレイを備え、前記有
    機EL素子のアレイの発光側に、各有機EL素子の発光
    部に整列してマイクロレンズアレイ板が配置されてお
    り、前記マイクロレンズアレイ板の入射側の面に、各有
    機EL素子の発光部を囲む溝が設けられ、その溝内に吸
    収層が配置されていることを特徴とする有機ELアレイ
    露光ヘッド。
  2. 【請求項2】 長尺な基板の上に、少なくとも1列の画
    素状に配列された有機EL素子のアレイを備え、前記有
    機EL素子のアレイの発光側に、各有機EL素子の発光
    部に整列してマイクロレンズアレイ板が配置されてお
    り、前記マイクロレンズアレイ板の入射側の面に、各有
    機EL素子の発光部を囲むV溝状の溝が設けられ、その
    溝内に反射層が配置されていることを特徴とする有機E
    Lアレイ露光ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記溝内のV溝状の反射層の斜面が集光
    性の曲面からなることを特徴とする請求項2記載の有機
    ELアレイ露光ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記マイクロレンズアレイ板のマイクロ
    レンズと前記溝とが一体に構成されていることを特徴と
    する1から3の何れか1項記載の有機ELアレイ露光ヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】 前記マイクロレンズアレイ板は、マイク
    ロレンズアレイが一面に設けられた透明シートと前記溝
    が一面に設けられた透明シートとを貼り合わせて構成さ
    れていることを特徴とする1から3の何れか1項記載の
    有機ELアレイ露光ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記マイクロレンズアレイ板は、前記溝
    が一面に設けられた透明シートの他面にインクジェット
    法によりマイクロレンズアレイが形成されてなるもので
    あることを特徴とする1から3の何れか1項記載の有機
    ELアレイ露光ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記有機EL素子は陽極側に発光光を射
    出するものであることを特徴とする請求項1から6の何
    れか1項記載の有機ELアレイ露光ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記有機EL素子は陰極側に発光光を射
    出するものであることを特徴とする請求項1から6の何
    れか1項記載の有機ELアレイ露光ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記有機EL素子は高分子型であること
    を特徴とする請求項1から8の何れか1項記載の有機E
    Lアレイ露光ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記有機EL素子は低分子型であるこ
    とを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載の有機
    ELアレイ露光ヘッド。
  11. 【請求項11】 前記有機EL素子は前記基板上に設け
    たTFTで発光制御が行われることを特徴とする請求項
    1から10の何れか1項記載の有機ELアレイ露光ヘッ
    ド。
  12. 【請求項12】 請求項1から11の何れか1項記載の
    有機ELアレイ露光ヘッドを像担持体に像を書き込むた
    めの露光ヘッドとして備えていることを特徴とする画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記画像形成装置が、像担持体の周囲
    に帯電手段、露光ヘッド、トナー現像手段、転写手段を
    配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設
    け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、
    カラー画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装
    置であることを特徴とする請求項12記載の画像形成装
    置。
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