JP2003291364A - 液体収納容器、液体収納容器の識別方法、および液体吐出記録装置 - Google Patents

液体収納容器、液体収納容器の識別方法、および液体吐出記録装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体収納容器を誤装着した場合でも色ごとに
液体収納容器を認識し、所望の画像と異なる画像を誤っ
て記録することを防止する。 【解決手段】 インクタンク7の底面部に第1及び第2
のルーフミラーユニット30A,30Bが、インクタン
ク7の移動方向Aに対しそれぞれのルーフ状ミラーの配
置方向が直交するように配置されている。ルーフ状ミラ
ー34Aとルーフ状ミラー34Bはその奥行きや、ルー
フ状ミラーを構成する2つの反射面の形成角度が同一で
ある。インクタンク7を移動方向Aの方向に移動させた
とき、受光素子側では各ルーフミラーユニット30A,
30Bにおけるルーフ状ミラー34A,34Bの数量の
違いにより、光量ピーク値(1)と(2)の差(3)が生じる。
そして各々の光量ピーク値(1)と(2)、光量ピーク値(1)
と(2)の差(3)を検知することでインクタンク7単体での
情報が認識でき、各色のインクタンクが識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置等の液体吐出記録装置で使用するのに好適な液体
収納容器、及びその液体収納容器を識別可能な液体吐出
記録装置、液体収納容器の識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて紙、布、プラスチックシート、OHP用シ
ート等の記録媒体(被記録材)に画像(文字や記号等を
含む)を記録していくように構成されている。このよう
な記録装置は、記録方式により、インクジェット式、ワ
イヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分け
ることができる。
【0003】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段から記録媒体
へインクを吐出して記録を行うものであり、記録手段の
コンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録
することができる。中でも、記録媒体の縦方向により多
くの吐出口を設けたタイプの記録手段を用いた記録装置
は、より一層高速化が可能である。また、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安く、さらに多種類のインク(例えばカラーイ
ンク)を用いてカラー画像を記録するのが容易であるな
どの利点を有している。
【0004】上記のインクジェット記録装置は、記録に
際し記録手段として記録ヘッド(インクジェットヘッ
ド)に設けられた微細な吐出口よりインク滴を飛翔さ
せ、そのインク滴を記録媒体(記録用紙等)に着弾させ
ることにより所望の記録を行うものである。上記のイン
クジェットヘッドには、例えば、吐出口からインクを吐
出するためのエネルギーを発生する吐出エネルギー発生
素子として、ピエゾ素子などの電気機械変換体を用いた
もの、あるいは発熱抵抗体を有する電気熱変換素子によ
って液体を加熱してインク滴を吐出させるものを用いた
もの等が使用されている。
【0005】このようなインクジェット記録装置におい
ては、液体としての記録用インクを記録手段(記録ヘッ
ド)に供給する液体供給システム(インク供給系)が設
けられ、このインク供給系にインクを貯留するインクタ
ンク(液体収納容器)が着脱自在に接続される構成にな
っている。また、この液体収納容器としてのインクタン
クは、インクジェット記録装置に設けられた装着部に着
脱可能(交換可能)に装着されるようになっている。
【0006】また、記録手段(記録ヘッド)にてカラー
印刷を行う際には、ブラックインクを収納したブラック
用タンクとイエロー、マゼンタ、シアンの3色のインク
を別々に仕切って収納したカラーインク用タンクを交換
するタイプと、各々のインクが各々のタンクに収納した
各色独立のタンクで、各色ごとにインクタンクを交換す
るタイプがある。
【0007】上記のインクタンクを認識及び識別する方
法としては、ROM情報による電気的な方法、各色のイン
クタンクごとに形状を非互換にするメカ的な方法、光の
反射を利用して認識する光学的な方法などが知られてい
る。その中でも光学系による手段としては、特開平10-3
23993号のようにタンク底面にインクタンク有無検知用
の凹状多面体を設けた構成や、特開平10-230616号のよ
うに光の照射される表面が鏡面加工された容器有無検出
部を設けた構成や、特開平9-174877号のように反射素子
表面上に反射フィルム、ホイールまたはテープを配置し
た構成によりインク容器の検出を行う方法などが開示さ
れている。
【0008】図20に、一般的なインクジェット式の記
録装置の概略構成の斜視図を示す。図20に示すように
記録ヘッド1とこれにインクを供給するインクタンク7
を連結することでインクカートリッジ20が構成されて
いる。なお、インクカートリッジ20は後述するように
記録ヘッド1とインクタンク7とが分離可能な構成とな
っているが、記録ヘッドとインクタンクとが一体化した
インクカートリッジを用いても良い。
【0009】また、インクタンク7の底面にはインク残
量検出を行うための光学プリズム(不図示)とインクタ
ンク有無の検出を行うための凹状の光反射面(不図示)
が設けられている。
【0010】さらに、この記録ヘッドは、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手
段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、その熱
エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を
用いることにより記録の高密度化、高精細化を達成して
いる。
【0011】図20において、赤外LED(発光素子)
15及びフォトトランジスタ(受光素子)16から成る
インク残量検出とインクタンク有無検出を行うための光
学ユニット14が設けられている。これらの発光素子1
5と受光素子16とは記録用紙の搬送方向(矢印Fの方
向)に沿って並ぶように取り付けられている。光学ユニ
ット14は装置本体のシャーシ17に取り付けられてい
る。インクカートリッジ20がキャリッジ2に搭載さ
れ、図20に示された位置より右方向へと移動すると、
インクカートリッジ20は光学ユニット14上に位置す
るようになる。そして、インクタンク7の底面よりイン
クの状態やインクタンクの有無を光学ユニット14によ
って検出することが可能となる。
【0012】図21はインクタンク7と記録ヘッド1を
備えたヘッドホルダ200の外観斜視図である。この図
で、(A)はインクタンク7がヘッドホルダ200から
分離している状態を、(B)はインクタンク7がヘッド
ホルダ200に取り付けられている状態を示す。図22
はインクタンク7の構造を示す図である。ここで、図2
2(a)はインクタンク7の外観斜視図、図22(b)
はインクタンク7の底面図、図22(c)は図22
(a)のA−A’断面図を示す。
【0013】図21において、符号200は、上述のイ
ンクタンク7が装着される記録ヘッド一体型のヘッドホ
ルダを示しており、例えば、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の各色のインクタンク7(7
C、7M、7Y)を収容する。ヘッドホルダ200の下
部には各色のカラーインクを吐出する記録ヘッド1が一
体的に設けられている。ヘッドホルダ200の底部に
は、インク有無検知部及びインクタンク有無検知部がイ
ンクの有無やインクタンクの有無を検知可能なように窓
(不図示)が設けられている。
【0014】また、図22(a)に示すように、インク
タンク7の側壁下部に三角形の切り欠き部250が設け
られている。また、図22(b)及び図22(c)に示
されるように、インクタンク7の底面にはプリズム18
0と凹曲面反射部190とが設けられている。プリズム
180はインク残量検出のため、また、凹曲面反射部1
90はインクタンク有無検出のために用いられる。
【0015】凹曲面反射部190はインクタンク7がキ
ャリッジ2に取り付けられて、往復移動するときに、図
22(b)に示すように、そのキャリッジ移動方向と、
その方向と直角の、発光素子15と受光素子16が並ぶ
方向(F方向)の2つの方向に関して曲率をもつように
なっており、凹曲面反射部190の領域全体で曲面が形
成される。
【0016】図23は光学ユニット14が正規の位置に
取り付けられている場合を示している。この場合、光学
ユニット14における発光素子15の発光部と受光素子
16の受光部とは凹曲面反射部190の曲率中心18の
近くの位置に取り付けられている。そして、発光素子1
5から照射される赤外線ビーム光の中心軸がインクタン
ク7の底面に垂直な線に対し平行となるように、発光素
子15が取り付けられている。
【0017】図24において、(A)はそれぞれカラー
インクを収容する複数のインクタンク7の底面部の構成
を示す図であり、(B)は複数並んだ各色インクタンク
の底面から得られる受光光量の変化を示す図である。図
24に示すように、インクタンク7が3つ並列に配置さ
れ、夫々のインクタンク内には異なる色のインク(イエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))が収容さ
れている。そして、各色のインクタンク7にはそれぞれ
凹曲面反射部190が設けられている。
【0018】このように構成されたインクタンク7をキ
ャリッジに搭載して移動させると、図23に示した受光
素子16での受光光量の変化は、図24に示すようにな
る。なお、図24において、実線は全てのインクタンク
がある状態を示し、破線はMインクタンク(マゼンタイ
ンクタンク)のみが無い場合を示したものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
光学系反射体を有する液体収納容器としてのインクタン
クには次のような技術的課題があった。一般的にインク
タンクに使用される樹脂はインクとの適正やコスト等の
観点から選択する必要があり、その光学特性(樹脂壁の
透過率、表面や裏面の反射率など)は十分ではなく、上
記のように凹曲面反射部を設けて集光するように構成し
た場合であっても、センサー投光量をアップしたり発光
部に集光レンズを設けたり、同様に受光部のセンサー感
度をアップさせたり集光レンズを設けたりする必要があ
った。
【0020】また、特開平9-174877号に見られるように
インクタンク(液体収納容器)の反射体表面に蒸着など
で鏡面処理を行ったものや反射フィルムなどを配置し反
射効率を高めた反射体は、反射部位と非反射部位の反射
光強度差が十分にとれるため、インクタンクの検出を行
うには有効な手段である。しかし、消耗品として扱われ
るインクタンクに上記のような処理を施しては、インク
タンクのコスト、ひいてはインクジェット記録装置のコ
ストが上昇してしまう。また他にも、次に説明する光学
系反射体(プリズム、凹面鏡)と同様な技術的課題(イ
ンクの有無、インクタンクの有無検知のみは可能である
が、色ごとのインクタンクの識別は出来ない)もある。
【0021】次に光学系反射体(プリズム、凹面鏡)で
の課題であるが、液体収納容器の有無検知は可能である
が、インクタンク(インク色)毎の識別は行われていな
い。そのため、キャリッジ上の所定の場所に、この場所
に対応する所定の色のインクタンクを装着する際、間違
った色のインクタンクを装着しても誤装着は検知されな
いので、所望の記録画像が得られない虞がある。
【0022】上記の光学系反射体によりインク色ごとに
インクタンクを識別(検知)する対策としては、複数の
インクタンクの夫々に設ける光学系反射体の位置を収納
インクの色ごとに変更することが考えられる。しかし、
昨今のインクジェット記録装置においては多色化が進ん
でおり、各インクタンクの限られたスペース内で、各々
のインクタンクの光学系反射体の位置を変更して色検知
を可能とすることはキャリッジ上に搭載するインクタン
クの数が多くなるほど非常に困難である。また、各色の
インクタンクの光学系反射体を検出するための検出装置
が一つだけでは、各色のインクタンクを正確に検知(識
別)することは極めて困難である。その反対に、それぞ
れのインクタンクごとに上記の検出装置を用意すること
はインクジェット記録装置のコストを上昇させてしま
う。
【0023】上記の課題を、6色または7色のインクジ
ェットプリンターの場合で説明する。キャリッジ上に並
列配置する複数のインクタンクの光学系反射体について
サイズを変更せずに夫々の位置をずらし、各々のインク
タンクを認識しようとすると、一つのインクタンクでの
反射体のインクタンク底面に対する面積比に変更ない
が、6〜7色分の反射体位置を非互換とすると、6〜7
色分全ての反射体総表面積がインクタンク底面の面積に
対して大きくなってしまう。その結果、このように色識
別を可能にする構成はインクタンク底面にかなり大きな
スペースが必要となり、設計の自由度が縮小してしま
う。また、反射光の検出域が拡大してしまい、検出装置
の増設が必要になることも発生しうる。
【0024】この事に対して、6〜7色分全ての反射体
総表面積がインクタンク底面の面積に収まるように、各
光学系反射体のサイズを小さくして対応しようとする
と、反射可能な面積が縮小するので反射光強度が低下し
てインクタンクの誤検知を招きかねない、といった課題
が浮かび上がってくる。
【0025】さらに、検出装置も交えて説明してみる
と、受光側では光学系反射体からの反射光の到達あるい
は、ある一定以上の反射光を検知することでインクタン
クの認識を行っている。ここで、インクタンク底面の光
学系反射体の位置をずらさずに、一つの検出装置にて光
学系反射体からの反射光強度により各々のインクタンク
を識別しようとすると、限られた反射強度内で反射強度
を6ないし7分割しなければならず、検出精度の低下を
防ぐため必然的に反射光を上げる必要が生じる。そこ
で、投光側(発光素子)を高出力にするとインクジェッ
トプリンター本体のコストが上昇したり、消費電力が増
えるなどの問題も出てくる。
【0026】本発明の目的は、上述した従来技術の課題
に鑑み、液体収納容器(インクタンク)を誤装着した場
合でも色ごとに液体収納容器を認識し、所望の画像と異
なる画像を誤って記録することを防止する液体収納容器
及びその識別方法、記録装置を提供する。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、内部に液体を収容する液体収納容器であっ
て、少なくとも2つの反射面を所定の角度で配置したル
ーフ状ミラーが所定の方向に複数個並んだ構成の反射体
を有し、前記反射体が、入射光を複数のルーフ状ミラー
によって各々複数の光束に分割するとともに、各ルーフ
状ミラーの少なくとも2つの反射面で順次反射した各光
束が所定の位置で集光するように構成されていることを
特徴とする。
【0028】上記の液体収納容器において、投光側から
発せられた発散光が前記反射体を介し反射、集光され、
その集光形状は、一次元方向に収束していることが好ま
しい。
【0029】さらに、前記反射体内に角度の異なるルー
フ状ミラーを配置することにより、前記反射体で一次元
方向に収束する反射光を複数のエリアに分割集光するこ
とが好ましい。この場合、前記反射体に対しての投光素
子の位置を前記反射体の下部の投影領域内に配置するこ
とにより、前記反射体で一次元方向に収束する反射光を
複数のエリアに分割集光する。
【0030】あるいは上記の液体収納容器において、前
記反射体で一次元方向に収束する反射光が、複数の所定
の位置に分割集光可能となるように、複数の反射体が配
置されていることが好ましい。
【0031】また、本発明は内部に液体を収容する液体
収納容器であって、少なくとも2つの反射面を所定の角
度で配置したルーフ状ミラーを複数個、所定の位置に配
置した構成の反射体を有し、前記ルーフ状ミラーは所定
の方向に連続して配置されていることを特徴とする。こ
の液体収納容器は前記反射体を2個以上有することが好
ましい。
【0032】さらに、前記ルーフ状ミラーの奥行きの異
なる反射体または、前記反射体内のルーフ状ミラーの数
の異なる反射体、前記反射体内のルーフ状ミラーの反射
面の角度の異なる反射体などを2個以上有する液体収納
容器であってもよい。このような液体収納容器において
は前記反射体のルーフ状ミラーと接する部分に空間部が
構成されていることが好ましい。
【0033】また、本発明は内部に液体を収容する液体
収納容器の識別方法であって、前記液体収納容器は、少
なくとも2つの反射面を所定の角度で配置したルーフ状
ミラーが所定の方向に複数個並んだ構成の反射体を有
し、前記反射体が、入射光を複数のルーフ状ミラーによ
って各々複数の光束に分割するとともに、各ルーフ状ミ
ラーの少なくとも2つの反射面で順次反射した各光束が
所定の位置で集光するように構成されており、前記集光
された各光束よりなる反射光分布パターンにより前記液
体収納容器を識別することを特徴とする。
【0034】このような識別方法では、液体収納容器単
体に関して、前記反射体からの回折光を含む反射光のピ
ーク値または、前記反射体からの反射光幅、前記反射体
からの反射光の数量、前記反射体からの反射光間ピッチ
などを利用することで、液体収納容器の情報を認識する
ことが可能である。さらに、複数の液体収納容器に関し
て、前記反射体からの反射光のピーク値の違いまたは、
前記反射体からの反射光幅の違い、前記反射体からの反
射光の数量の違い、前記反射体からの反射光間ピッチの
違いなどを利用することで、複数の液体収納容器を識別
することが可能である。
【0035】また、本発明は、上記のいずれかの液体収
納容器を搭載可能なキャリッジと、光によって前記液体
収納容器を識別するための検出手段とを有し、前記液体
収納容器の液体を吐出して記録する液体吐出記録装置を
含む。
【0036】このような液体吐出記録装置では、前記検
出手段は発光源と受光部を有し、前記発光源は点光源で
あることが好ましい。前記点光源は発散光である。さら
に、前記発光源と前記受光部は一体構成であってもよ
い。
【0037】上記のように構成された発明では、少なく
とも2つの反射面を所定の角度で配置したルーフ状ミラ
ーが所定の方向に複数個並んだ構成の反射体を設け、前
記反射体によって、入射光を複数のルーフ状ミラーによ
って各々複数の光束に分割するとともに、各ルーフ状ミ
ラーの少なくとも2つの反射面で順次反射した各光束を
所定の位置に集光させ、この集光された各光束よりなる
反射光分布パターンを解析することで、前記液体収納容
器を識別することが可能となる。
【0038】以下の本発明の実施の形態の欄で詳しく説
明するが、本発明の好ましい態様は、色ごとに液体収納
容器(インクタンク)を識別するために、反射面が所定
の角度に微細加工された複数のルーフ状ミラーからなる
光学系反射体を光透過性のある部材にて形成し、その反
射面(界面)に大きく屈折率の違う物質(例では気体)
が接するように光学系反射体を液体収納容器に配置する
構成である。このような構成にて、所定の角度を持つ反
射面からの反射光の光量分布における位置、幅、強度等
のパターンの違いを利用することにより、各色の液体収
納容器を識別する。
【0039】本構成によれば、液体収納容器(インクタ
ンク)のごく小さなスペースに、反射光を任意の位置で
集光可能なルーフ状ミラーを持つ反射体を配置すること
により、反射面に反射膜等の特殊加工を施さずに反射光
を向上させることができる。さらに、反射体を構成する
ルーフ状ミラーのパターン(数・幅などの変更)により
多種の反射光分布パターンが得られるので、ルーフ状ミ
ラーのパターン構成の異なる反射体を各々のインクタン
クごとに配置することにより、色ごとの液体収納容器
(インクタンク)の識別が可能になる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。また、説明において参照す
る全ての図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示
すものである。
【0041】図1は本発明の液体収納容器に適用する反
射体の光学特性を説明するためのもので、図1(a)は
その反射体の斜視図、図1(b)は反射体と検出装置の
光学的な関係を図1(a)中の方向から見た図、図1
(c)は反射体と検出装置の光学的な関係を図1(a)
中の方向から見た図である。
【0042】図1に示す形態では複数の反射体30が平
行に一定のピッチPで配置されている。各々の反射体
(ルーフミラーユニットとも呼ぶ)30は、2つの反射
面を所定の角度(本例では96°)で配置したルーフ状
ミラー34を一方向に複数個配置させた光透過性部材
(例えば透明樹脂)である。反射体30においては上面
がルーフ状ミラー34であり、下面が平面となってい
る。なお、図1中のルーフミラーピッチは例えば84μ
mで、一つのルーフ状ミラーの寸法は84μm×100
μmである。
【0043】反射体30の下方に、フォトICチップの
点光源31と受光素子32からなる検出装置が配置され
ている。反射体30の下面と受光素子32の受光面が所
定の間隔(GAP)で配置されている。図1(b)で
は、投光側と受光側が別体となっているが、投受光素子
が一体になっていても使用可能であり、実際には一体型
の素子を使用している。
【0044】また、ルーフ状ミラー34における反射体
30の外表面には、反射体30の構成物質とは大きく屈
折率の異なる液体以外の物質が接していることが基本条
件となる。
【0045】図1の(b),(c)では、投光側(点光
源31)からの光が受光側(フォトICチップの受光素
子32)までの光路を実線および一点鎖線で示すこと
で、反射光の集光の仕方を表している。特に図中の一点
鎖線はルーフ状ミラー34で反射した後の光路を示して
いる。また、投光側からの光はレンズなどの集光手段を
用いていない為、光は発散光である。
【0046】点光源31から照射された光(発散光)は
光透過性の反射体30を通り抜け、所定の角度にて形成
されたルーフ状ミラー34の加工面にて2度の反射を行
い、受光側(アレイ状の受光素子31)の任意の位置に
略帯状の光として集光されて戻ってくる。すなわち、こ
のときの反射光は一次元方向に収束している(図18参
照)。また、図1(c)のように受光素子32のアレイ
上には反射体30のピッチPの2倍の格子像が拡大投影
されている。
【0047】次に、図2〜図6において、本発明の一次
元収束性(反射光が一次元方向に収束する性質)の反射
手段を用いた反射体と、反射面として平面からなり、そ
の面にアルミ反射膜を施した一般的な反射体とを比較す
ることで、本発明に適用する反射体の特長を説明する。
【0048】まず、図2は、反射面として平面よりな
り、その面にアルミ反射膜を用いた反射体の説明図であ
り、フォトセンサPSの光源31からの光束が反射体3
0の反射面30a1を介して受光素子32に導かれるま
での光路を示している。図2において、光源1と、受光
サイズがPDWy×PDWxのサイズの受光素子32
と、アルミ反射膜の反射面30alをその表面に施した
反射体30より構成される。図中、点線は光源、反射
体、受光素子の間の光線を示している。幾何学的な関係
からアルミ反射膜30a1における有効光束が照射され
た部分の幅Lw1はLw1=1/2PDWyである。い
ま、受光素子2のサイズを400μmとすると、アルミ
反射面上では200μm程度で、光源31から受光素子
32へ到達する光線はごくわずかである。
【0049】この反射体30でのフォトセンサPSと反
射体30との間のギャップ(距離)と、受光部32が受
け取る光量との関係は次式となる。 光量=1/(距
離)2図3は本発明に適用するV字型溝反射面(ルーフ
状ミラーとも呼ぶ)を有する反射体30を用いた場合の
光線を示す概略図である。
【0050】図3ではV字型溝面は先のアルミ反射膜と
同等の反射率と考え、V字型の溝の開き角(Ra)を9
5度程度にして同様の光線パスを取るようにしている。
図3(B)の側面からの光線パスは先の図2(B)と同
様で差がない。しかし、図3(A)では、先の図2
(A)のLw1の幅が幅Lw2と広がり、多くの光線を
フォトセンサPSの受光素子32に導いている。
【0051】光源31の位置と受光素子32の位置が離
れているので開き角Raを調整することで目標となる受
光位置に光線を導くことが可能である。ここでは、角度
Raを95度前後としているために実際の光線は受光素
子32側だけでなく、受光素子32とは光源31につい
て対称な位置にも光線は導かれる。(図3(A)での点
線の光線33)図4はV字型溝群(ルーフミラーユニッ
トとも呼ぶ)が多数配列された反射体30の概略図であ
る。同図はフォトセンサPSの発光素子31から反射体
30を介して、アレイ状の受光素子32まで導かれる概
略の光線の様子を表している。以下、先の図3と同様で
あるので説明を省く。この場合にも、図2に示したアル
ミ反射膜を施した反射体と比較して、反射体30からの
より多くの光線が受光素子32に導かれる。
【0052】図5は、本発明に適用する反射体の前述し
たのと別の効果を説明する為の図である。フォトセンサ
PSと反射体30間のギャップ(距離)特性に関する性
能であって、図5(A)は、フォトセンサPSと反射体
30を標準位置から遠ざけた場合の状態を表している。
図5(B)は標準位置のフォトセンサPSと反射体30
を示している。
【0053】図2に示した構成の反射体では、受光素子
で検出される光量は実質的に1/(距離)2 の比例関
係がある。従って、図2に示した反射体とフォトセンサ
PSの距離に図5(A)と図5(B)に示すような2倍
のギャップの差があると、図5(A)では受光素子32
で検出される光量は図5(B)に比べて実質的に光量は
25%程度に落ち込む。
【0054】しかし、本発明に適用する反射体では図5
(A)、図5(B)から理解されるように、図3(A)
で表した断面方向における受光素子32で検出される光
量はギャップ(距離)変動に依存していない。一方、図
3(B)で表した断面方向における受光素子で検出され
る光量は1/距離の関係といえる。このように本発明に
適用する反射体はギャップの変動に対して受光部で検出
される光量の点においても優れている。
【0055】図6は、さらに本発明に適用する反射体の
別の効果を説明する為の図である。この図に示すよう
に、フォトセンサPSと反射体30の相対的なあおり
(たおれ)特性に関する性能においては、反射体30の
倒れ(傾き角θ)が変化しても反射体30から受光部3
2へ導かれる光線は安定している。
【0056】以上、本発明に適用する、V字型溝又はV
字型溝群を有する反射体30を用いた場合にはフォトセ
ンサPSの受光部32へ導かれる絶対的な光量が図2の
ような反射面が平面からなる反射体を用いた場合に比べ
て大きくなるという長所が得られる。すなわち、反射体
とフォトセンサの距離(ギャップ)が変動しても、受光
部で検出される光量の変化が少ない。さらに、フォトセ
ンサと反射体との相対的な倒れ(傾き角θ)に対して鈍
感であり、検出される光量が大きく減少することがな
い。
【0057】次に、上記の光学特性を有する反射体を液
体収納容器に配置した各種形態について、図7〜図11
を参照して説明する。
【0058】ここでは、図7に示すようにスポンジなど
のインク吸収体41を収納するインク吸収体室42とそ
れに連通路43を介して繋がるようにインク44を直接
収納する液体収納室45とを有し、記録液としてのイン
クを吐出して記録を行うためのインクジェット記録ヘッ
ド(不図示)へのインク供給部46をインク吸収体室4
2に設けたインクタンク7(液体収納容器)に関して説
明するが、どのような液体収納容器にも、本発明のルー
フ状ミラーを持つ反射体30は配置可能である。
【0059】また、反射体30を液体収納容器の底面に
配置したときにのみを説明するが、他の液体収納容器
(インクタンク)との隣接面以外の面に反射体は配置可
能である。このように反射体を他の液体収納容器の隣接
面以外の面に配置することができるため、例えばインク
ジェット記録装置(図19参照)側に配置させる受光装
置の配置に関して自由度が増す。
【0060】反射体30の配置方法としては、反射体3
0の上面のルーフ状ミラー34が反射体30を構成する
光透過性樹脂とは大きく屈折率の異なる液体以外の物質
(ここでは、空気)が接するように、インクタンクの壁
7a内に空間47を介して配置している。なお、反射体
を光透過性樹脂により作り、反射体の反射面に反射体と
は屈折率の異なる物質を接するようにした構成であれ
ば、液体収納容器(インクタンク)の種類にとらわれず
各種液体収納容器(インクタンク)に配置することがで
きる。さらに、反射体30を光透過性樹脂により構成す
ると、射出成形等により反射体を形成することが可能で
あるので、生産が容易である。
【0061】また、インクタンク7は記録装置において
記録シートと交差する方向に往復移動するキャリッジに
着脱自在に一つまたは複数個搭載可能であって、複数個
の場合キャリッジ移動方向に対して並列に配置される。
【0062】また、図1(c)に示すようにルーフ状ミ
ラーからなる反射体30どうしの間の部分35は下方か
らの投光を上方へ通過させるように構成しているが、こ
の部分35は図1(a)に示すような屋根状に設けられ
ていてもよく、また沢状に設けられていてもよい。これ
は、形成方法や請求精度によって適宜選択変更してもよ
い。以後の説明は、簡便化のため図8(b)や図9
(b)等のように上記の部分35を省略して模式化する
が、図1(a)や図16に示すの構成でも本発明に適用
する反射体の光学特性は同じである。
【0063】(第1の実施の形態)図8は本発明の第1
の実施の形態による反射体を説明するための図で、
(a)はインクタンク底面の反射体を構成するルーフ状
ミラー部拡大図、(b)は(a)のルーフ状ミラーを形
成する部分の斜視図、(c)は第1の実施形態のルーフ
状ミラー配置での受光側における光量分布を示した図で
ある。特に図8(b)は反射体30の、インクタンク7
の内部側に向ける面を斜め上方から見た図である。以
下、本実施形態の詳細について述べる。
【0064】図8(a)に示すように、インクタンク7
の底面部には、第1のルーフミラーユニット(反射体)
30Aおよび第2のルーフミラーユニット(反射体)3
0Bが、インクタンク7の移動方向A(キャリッジの移
動方向)に対してそれぞれのルーフ状ミラーの配置方向
が直交するように配置されている。第1のルーフミラー
ユニット30Aにはルーフ状ミラー34Aが8つ、第2
のルーフミラーユニット30Bにはルーフ状ミラー34
Bが4つ配置されている。そして、ルーフ状ミラー34
Aとルーフ状ミラー34Bは、その奥行き(移動方向A
の方向に関する幅)および、ルーフ状ミラーを構成する
少なくとも2つの反射面の形成角度が同一である。
【0065】このようなルーフ状ミラーの配置による
と、インクタンク7をキャリッジにより移動方向Aの方
向に移動させたとき、図1に示したような受光素子側で
は図8(c)のような光量分布となる。このキャリッジ
移動時間に対する受光素子の光量分布で分かるように、
反射面にキャリッジの移動方向Aに直交するように配置
された第1及び第2のルーフミラーユニット30A,3
0Bにおけるルーフ状ミラー34A,34Bの数量の違
いにより、光量ピーク値(1)と(2)の差(3)が発生する。
なお、図8(c)では反射光幅(4)と(5)は同じとした。
【0066】ここでは、第1及び第2のルーフミラーユ
ニット30A,30Bの反射光の各々の光量ピーク値
(1)と(2)や、これら光量ピーク値(1)と(2)の差(3)を検
知することでインクタンク7単体での情報が認識でき
る。そして、キャリッジ上に複数並べて配置したインク
タンク7の識別は各色のインクタンクごとにルーフ状ミ
ラーの数量を変更し、受光素子側で得られる各インクタ
ンクの反射体ごとの光量ピーク値や光量ピーク値の差、
および各タンク間の光量ピーク値の違いにより各色のイ
ンクタンクの識別が可能になる。また、本発明における
ピークとは図9Cを例にとって説明すると時間軸(X軸)
での波形の頂点を示す。
【0067】(第2の実施の形態)この実施形態は第1
の実施の形態に対し、ルーフ状ミラーの奥行きを変えた
例であり、以下に本実施形態の詳細について述べる。
【0068】図9は本発明の第2の実施の形態による反
射体を説明するための図で、(a)はインクタンク底面
の反射体を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)は
(a)のルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、
(c)は第2の実施形態のルーフ状ミラー配置での受光
側における光量分布を示した図である。
【0069】図9(a)に示すように、インクタンク7
の底面部には第1の実施の形態と同様に、第1及び第2
のルーフミラーユニット(反射体)30A,30Bが、
インクタンク7の移動方向Aに対してそれぞれのルーフ
状ミラーの配置方向が直交するように配置されている。
第1のルーフミラーユニット30Aを構成するルーフ状
ミラー34Aと、第2のルーフミラーユニット30Bを
構成するルーフ状ミラー34Bは数量および、ルーフ状
ミラーを構成する少なくとも2つの反射面の形成角度が
同じである。しかし本実施形態では、ルーフ状ミラー3
4Aとルーフ状ミラー34Bは、その奥行き(移動方向
Aの方向に関する幅)の違うルーフ状ミラーを配置す
る。
【0070】このようなルーフ状ミラーの配置による
と、インクタンク7をキャリッジにより移動方向Aの方
向に移動させたとき、図1に示したような受光素子側で
は図9(c)のような光量分布となる。
【0071】本実施形態では、インクタンク底面に形成
されているルーフミラーユニット30A,30Bの奥行
きにより、反射光(1),(2)における反射光幅(3),(4)が決
定される。そして、各反射光(1),(2)における反射光幅
(3),(4)や、これら反射光幅(3)と(4)の差を検知するこ
とでインクタンク単体での情報が認識できる。さらに、
キャリッジ上に複数並べて配置したインクタンク7の識
別は各色のインクタンクごとにルーフ状ミラーの奥行き
を変更し、受光素子側で得られる各インクタンクの反射
体ごとの前記各反射光幅や反射光幅の差、および各タン
ク間の反射光幅の違いにより各色のインクタンクの識別
が可能になる。また、ここで述べた反射光幅による識別
方法は、インジェット特有の問題であるミストにより反
射光ピークが低下しても、反射光幅は変化しづらいとい
った利点も兼ね備えている。
【0072】(第3の実施の形態)この実施形態は、ル
ーフ状ミラーからなるルーフミラーユニット(反射体)
の数を変えた例であり、以下に本実施形態の詳細につい
て述べる。
【0073】図10は本発明の第3の実施の形態による
反射体を説明するための図で、(a)はインクタンク底
面の反射体を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)
は(a)のルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、
(c)は第3の実施形態のルーフ状ミラー配置での受光
側における光量分布を示した図である。
【0074】図10に示すように、インクタンク7の底
面部には、第1のルーフミラーユニット30A,第2の
ルーフミラーユニット30B,第3のルーフミラーユニ
ット30Cが、インクタンク7の移動方向Aに対してそ
れぞれのルーフ状ミラーの配置方向が直交するように配
置されている。本実施形態では、第1のルーフミラーユ
ニット30Aを構成するルーフ状ミラー34Aと、第2
のルーフミラーユニット30Bを構成するルーフ状ミラ
ー34Bと、第3のルーフミラーユニット30Cを構成
するルーフ状ミラー34Cは数量、その奥行き(移動方
向Aの方向に関する幅)、およびルーフ状ミラーを構成
する少なくとも2つの反射面の形成角度が同じである。
しかし本実施形態では、第1のルーフミラーユニット3
0Aと第2のルーフミラーユニット30Bの配置ピッチ
Bに対して、第2のルーフミラーユニット30Bと第3
のルーフミラーユニット30Cの配置ピッチCが異なっ
ている。
【0075】このようなルーフ状ミラーの配置による
と、インクタンク7をキャリッジにより移動方向Aの方
向に移動させたとき、図1に示したような受光素子側で
は図10(c)のような光量分布となる。
【0076】本実施形態では、インクタンク底面に形成
されているルーフミラーユニット30A,30B,30
Cの配置ピッチB,Cにより反射光(1),(2),(3)間のピ
ッチが決定される。そして、ピークを持つ反射光(1),
(2),(3)の数量(ここでの数量は3つ)や、これら反射
光間ピッチ(4),(5) を検知することでインクタンク単体
での情報が認識できる。
【0077】ピークを持つ反射光(1),(2),(3)の検出タ
イミング、すなわち、インクタンクに設けられた前記反
射体のインクタンクに対する絶対位置を検知することで
インクタンク単体での情報が認識できる。
【0078】したがって、キャリッジ上に複数並べて配
置したインクタンク7の識別は、上述の通り各色のイン
クタンクごとにルーフミラーユニットの数量や位置、ピ
ッチを変更し、前記ピークを持つ反射光の数量や反射光
間ピッチ、及び反射光の受光タイミングの違いを検出す
ることで各色のインクタンクの識別が可能になる。
【0079】また、ここで述べたピークを持つ反射光の
数量による識別方法は、ある一定のしきい値(しきい値
を低く設定することが可能)以上の反射光があれば数量
の識別が可能であるため、製造時の反射体のバラツキを
許容することができるので反射体の生産が比較的容易で
あり、結果的に液体収納容器のコストダウンになるとい
った利点がある。
【0080】(第4の実施の形態)この実施形態は、一
つのルーフミラーユニット内でルーフ状ミラーの角度を
変えたものを一緒に配置した1例であり、なおかつ受光
側センサーの計測エリアが分割可能なときの想定であ
る。以下、本実施形態の詳細について述べる。
【0081】図11は本発明の第4の実施の形態による
反射体を説明するための図で、(a)はインクタンク底
面の反射体を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)
は(a)のルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、
(c)は第4の実施形態の反射体と検出装置(受光素
子、発光素子)との光学的な関係を表した図である。図
12の(a),(b)は第4の実施形態のルーフ状ミラ
ー配置での受光側における光量分布を示した図である。
【0082】図11(a)に示すように、インクタンク
7の底面部には反射体(ルーフミラーユニット)30
が、インクタンク7の移動方向Aに対してそれぞれのル
ーフ状ミラーの配置方向が直交するように配置されてい
る。本実施形態では、反射体30を構成するルーフ状ミ
ラーが8つ配置され、それぞれの奥行き(移動方向Aの
方向に関する幅)は同じである。特に、一つの反射体3
0が、端から5つのルーフ状ミラー34aとこれに連続
する3つのルーフ状ミラー34bとで構成されている。
ルーフ状ミラー34aとルーフ状ミラー34bは、ルー
フ状ミラーを構成する少なくとも2つの反射面の形成角
度が異なっている。
【0083】このような反射体の構成によると、図11
(c)に示すように、点光源31から反射体30に出射
された光は反射体30のルーフ状ミラー34aとルーフ
状ミラー34bで2つの反射光に別れて、受光素子32
上に集光する。本実施形態では図11(c)のように反
射体30下部の投影領域内に点光源31及び受光素子3
2を配置しているが、点光源31の位置はルーフ状ミラ
ー34aとルーフ状ミラー34bに光が照射される位置
であれば、受光素子32の検出エリアの外側にあっても
よい。
【0084】また、インクタンク7をキャリッジにより
移動方向Aの方向に移動させたとき、2つに別れたそれ
ぞれの反射光を受光する受光素子32のそれぞれの検出
エリアでは図12(a)と図12(b)のような光量分
布となる。
【0085】そして、図12(a)と図12(b)に示
すように検出エリアごとの反射光(1),(2)を計測し、検
出エリアごとに第1の実施の形態(図8)で説明した各
反射光の光量ピーク値、光量ピーク値の差、光量ピーク
値の違いや、第2の実施の形態(図9)で説明した各反
射光幅、反射光幅の違い、反射光幅差、および第3の実
施の形態(図10)で説明したピークを持つ反射光間ピ
ッチ、反射光受光タイミング、反射光の受光側との位置
など検出し、各々の検出エリアどうしで比較すること
で、インクタンク単体での情報を認識する。
【0086】そして、キャリッジ上に複数並べて配置し
たインクタンク7を識別するには、各色のインクタンク
ごとに、今までに述べた一つのルーフミラーユニット内
でルーフ状ミラーの反射面角度、数量および位置を変更
することで、第1の実施の形態で説明した各反射光の光
量ピーク値、光量ピーク値の差、光量ピーク値の違い
や、第2の実施の形態で説明した各反射光幅、各反射光
幅の違い、反射光幅差、及び第3の実施の形態で説明し
たピークを持つ反射光間ピッチ、反射光受光タイミン
グ、反射光の受光側との位置の違いにより、各色のイン
クタンクの識別が可能になる。
【0087】なお、ここでは反射体30を一つ配置して
いるが、平行に複数配置してもよい。
【0088】(第5の実施の形態)この実施形態は、一
つのルーフミラーユニット内でルーフ状ミラーの数を変
えたものを一緒に配置した1例であり、なおかつ受光側
センサーの計測エリアが分割可能なときの想定である。
以下、本実施形態の詳細について述べる。
【0089】図13は本発明の第5の実施の形態による
反射体を説明するための図で、(a)はインクタンク底
面の反射体を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)
は(a)のルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、
(c)は第5の実施形態の反射体と検出装置(受光素
子、光源)との光学的な関係を表した図である。図14
の(a),(b)は第5の実施形態のルーフ状ミラー配
置での受光側における光量分布を示した図である。
【0090】本実施形態は、第4の実施の形態と同様、
図13(a)に示すように、インクタンク7の底面部に
反射体(ルーフミラーユニット)30が、インクタンク
7の移動方向Aに対してそれぞれのルーフ状ミラーの配
置方向が直交するように配置されている。そして、反射
体30を構成するルーフ状ミラーが8つ配置され、それ
ぞれの奥行き(移動方向Aの方向に関する幅)は同じで
あり、一つの反射体30が、端から5つのルーフ状ミラ
ー34aとこれに連続する3つのルーフ状ミラー34b
とで構成されている。しかし、第4の実施の形態と異な
り、ルーフ状ミラーを構成する少なくとも2つの反射面
の形成角度は同じであるが、ルーフ状ミラー34aとル
ーフ状ミラー34bでは配置ピッチが異なっている。
【0091】このような反射体の構成によると、図13
(c)に示すように、点光源31から反射体30に出射
された光は反射体30のルーフ状ミラー34aとルーフ
状ミラー34bで2つの反射光に別れて、受光素子32
上に集光する。本実施形態では図13(c)のように反
射体30下部の投影領域内に点光源31及び受光素子3
2を配置しているが、点光源31の位置はルーフ状ミラ
ー34aとルーフ状ミラー34bに光が照射される位置
であれば、受光素子32の検出エリアの外側にあっても
よい。
【0092】また、インクタンク7をキャリッジにより
移動方向Aの方向に移動させたとき、2つに別れたそれ
ぞれの反射光を受光する受光素子32のそれぞれの検出
エリアでは図14(a)と図14(b)のような光量分
布となる。
【0093】そして、図14(a)と図14(b)に示
すように検出エリアごとの反射光(1),(2)を計測し、検
出エリアごとに第1の実施の形態(図8)で説明した各
反射光の光量ピーク値、光量ピーク値の差、光量ピーク
値の違いや、第2の実施の形態(図9)で説明した各反
射光幅、反射光幅の違い、反射光幅差、および第3の実
施の形態(図10)で説明したピークを持つ反射光間ピ
ッチ、反射光受光タイミング、反射光の受光側との位置
など検出し、各々の検出エリアどうしで比較すること
で、インクタンク単体での情報を認識する。
【0094】そして、キャリッジ上に複数並べて配置し
たインクタンク7を識別するには、各色のインクタンク
ごとに、今までに述べた一つのルーフミラーユニットで
ルーフ状ミラーの数量、配置ピッチを変更することで、
第1の実施の形態で説明した各反射光の光量ピーク値、
光量ピーク値の差、光量ピーク値の違いや、第2の実施
の形態で説明した各反射光幅、各反射光幅の違い、反射
光幅差、及び第3の実施の形態で説明したピークを持つ
反射光間ピッチ、反射光受光タイミング、反射光の受光
側との位置の違いにより、各色のインクタンクの識別が
可能になる。
【0095】なお、ここでは反射体30を一つ配置して
いるが、平行に複数配置してもよい。
【0096】(第6の実施の形態)この実施形態は、先
の第1〜第5の実施形態で説明した反射体の配置の変形
例であり、反射体を平行配置しているものを、互いに垂
直な向きに配置したものを示す。以下に本実施形態の詳
細について述べる。
【0097】図15は本発明の第6の実施の形態による
反射体を説明するための図で、(a)はインクタンク底
面の反射体を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)
は(a)のルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、
(c)は第6の実施形態のルーフ状ミラー配置での受光
側における光量分布を示した図である。
【0098】図15(a)に示すように、インクタンク
7の底面部に、第1及び第2のルーフミラーユニット
(反射体)30A,30Bが互いに垂直な向きに配置さ
れている。第1のルーフミラーユニット30Aを構成す
るルーフ状ミラー34Aの配置方向はインクタンク7の
移動方向Aと平行な方向であり、第2のルーフミラーユ
ニット30Bを構成するルーフ状ミラー34Bの配置方
向はインクタンク7の移動方向Aと直交する方向であ
る。本実施形態ではルーフ状ミラー34Aとルーフ状ミ
ラー34Bは奥行き(ルーフ状ミラーの配置方向と直交
する方向の幅)、数量および、ルーフ状ミラーを構成す
る少なくとも2つの反射面の形成角度は同じである。し
かし、ルーフ状ミラーの奥行き、数量および反射面の形
成角度、さらには配置ピッチなどは先の各実施形態で説
明したようにインクタンクを識別するためにインクタン
クごとに異ならせる必要がある。
【0099】このようなルーフ状ミラーの配置による
と、インクタンク7をキャリッジにより移動方向Aの方
向に移動させたとき、図1に示したような受光素子側で
は図15(c)のような光量分布となる。この光量分布
を受光素子で検出して検出装置側で解析することでイン
クタンク単独での情報を認識する。
【0100】本実施形態でも、先の実施の形態で説明し
た各種の識別方法により、受光素子側で得られるインク
タンクごとの反射体の反射光のパターンの特長より各色
のインクタンクを識別することが可能である。
【0101】(その他の実施の形態)先の各実施形態で
図示した光量分布図(図8(c)、図9(c)、図10
(c)、図12、図14、図15)では、より説明しや
すいように、回折による光量の分布を省いている。
【0102】図16は、どのように回折光によって光量
分布が得られるかを説明する図である。同図(a)に示
すようにピークの高い3本の反射光があると仮定する
と、実際は、同図(b)に示すように前後に回折により
低いピークを持つ反射光が発生している。ここで発生し
ている回折光にも、先の第1〜第6の実施の形態でそれ
ぞれ説明した識別方法を適用することにより、各色のイ
ンクタンクを識別するのにより多くの識別手法を得るこ
とが可能になる。
【0103】例えば、受光素子受光量のしきい値を、前
記回折光のピーク値よりも低く設定すれば、該回折光も
ピークを持つ反射光の一つとみなすことができるので、
先の第1〜第6の実施の形態でそれぞれ説明した識別方
法を適用することにより、各色のインクタンクを識別す
るのにより多くの識別手法を得ることが可能になる。ま
た、図16(a)に示すように3本のピークを持つ反射
光があった場合、実際にはそれぞれの反射光間にも回折
光は発生しているが、その回折光は前記3本のピークを
持つ反射光に隠れてしまい、実際は、同図(b)に示す
ように前後に低いピークを持つ回折光が発生している。
したがって、前記3本のピークを持つ反射光間のピッチ
を広げ、それぞれの回折光を検出できるように構成すれ
ば、回折光もピークを持つ反射光の一つとみなすことが
できるので、先の第1〜第6の実施の形態でそれぞれ説
明した識別方法を適用することにより、各色のインクタ
ンクを識別するのにさらに多くの識別手法を得ることが
可能になる。
【0104】また、先の各実施形態では、図18の
(a)に示す反射体の形状で同図(b)のに示すルー
フ状ミラーの形状を採用し、同図(c)ののように発
光素子からの光がルーフ状ミラーによって2回の反射を
経てから受光素子に集光させた例のみを示したが、本発
明に適用する反射体のルーフ状ミラーの形状はこれに限
られない。例えば、図18(b)のやに示すような
形状(3角錐〜多角錐)でも同図(c)のやに示す
ように二回の反射が得られる。さらに先の各実施形態で
は二回の反射のみの場合を示しているが、多角錐にする
ことで2回以上の反射が行われても先の各実施形態と同
様の効果が得られる。
【0105】また、第1〜第6の実施の形態で述べた構
成は、インクタンクにおける反射体の数量が常に複数個
記載されているが、反射体が1個であっても同様の識別
及び判別可能であることは言うまでも無い。
【0106】また、第1〜第6の実施の形態で述べた構
成は、インクタンクにおける反射体スペースが許す限り
組み合わせ可能であり、またインクタンクの色ごとに第
1の実施の形態の反射体をマゼンタインクタンクに配置
し、第2の実施の形態をイエローインクタンクに配置す
るなどの組み合わせも可能である。
【0107】また、第1〜第6の実施形態で述べた構成
では、図7に示したようにインクタンク下面壁内に気体
を配置し反射体加工面(ルーフ状ミラー形成面)に接す
るような組み合わせのみが説明されている。しかしなが
ら、コストはかかるが反射体加工面にアルミなどの反射
膜を蒸着することにより、インクタンク壁内に気体層な
どを設けずに配置したり、またインクタンク外面に反射
体加工面を配置するなどしても同様の効果は得ることが
可能であるため、用途に応じて適時選択及び組み合わせ
も可能である。
【0108】また、第1〜第6の実施形態で述べた構成
では、インクタンクをキャリッジに移動させて反射体か
らの反射光を検出したが、反射光を検出するための投光
素子(発光素子)及び受光素子からなる検出装置側を移
動させる方法をとっても同様の効果を得ることができ
る。さらに、その投光素子(発光素子)及び受光素子は
本実施形態のように別体であっても、また一体構成であ
っても構わない。
【0109】また、上述したインクタンク(液体収納容
器)の反射体におけるルーフ状ミラーのパターン構成に
よって識別させる情報としては、インクタンクの製造年
月日、インクタンクの種類(色、型式など)、インクの
物性値(染料、顔料、粘度など)が考えられる。
【0110】最後に、上述のインクタンクを搭載可能な
インクジェット記録装置の一例について、図19を用い
て説明する。
【0111】図19に示す記録装置は、上述したルーフ
状ミラー34からなる反射体30を設けた複数のインク
タンク7が着脱自在であってインクジェット記録ヘッド
を備えたヘッドホルダ200を搭載するキャリッジ81
と、インクジェット記録ヘッド(不図示)の複数のオリ
フィスからのインク乾燥を防止するためのヘッドキャッ
プとその記録ヘッドの動作不良時に複数のオリフィスか
らインクを吸引するための吸引ポンプとが組み込まれた
ヘッド回復ユニット82と、被記録媒体としての記録用
紙が搬送される給紙面83とを備える。
【0112】キャリッジ81は、回復ユニット82上で
の位置をホームポジションとしており、ベルト84がモ
ータなどにより駆動されることで図中の左方向へ走査さ
れる。この走査中に、給紙面(プラテン)83上に搬送
された記録用紙に向けてヘッドよりインクを吐出するこ
とで記録が行なわれる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体収納
容器によれば、少なくとも2つの反射面を所定の角度で
配置したルーフ状ミラーが所定の方向に複数個並んだ構
成の反射体を設けたことにより、前記反射体によって、
入射光を複数のルーフ状ミラーによって各々複数の光束
に分割するとともに、各ルーフ状ミラーの少なくとも2
つの反射面で順次反射した各光束を所定の位置に集光す
ることが可能であるため、反射面に反射膜蒸着等の特殊
な加工を行わずに反射効率を高めることができ、低コス
ト化が図れる。
【0114】さらに、反射体を構成するルーフ状ミラー
のパターン(数、幅などの変更)により多種の反射光分
布パターンが得られるので、ルーフ状ミラーのパターン
構成の異なる反射体を各々のインクタンクごとに配置
し、反射体からの反射光の光量分布における位置、幅、
強度等のパターンの違いを利用することにより、色ごと
の液体収納容器(インクタンク)を識別することができ
る。このため、液体収納容器をその収容液の色に対応す
る所定の位置に装着する液体吐出記録装置(インクジェ
ット記録装置)において、別の色の位置への誤装着を検
出でき、誤った記録画像を記録することが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体収納容器に適用する反射体の光学
特性を説明するためのもので、(a)はその反射体の斜
視図、(b)は反射体と検出装置の光学的な関係を図
(a)中の方向から見た図、(c)は反射体と検出装
置の光学的な関係を図(a)中の方向から見た図であ
る。
【図2】反射面として平面よりなり、その面にアルミ反
射膜を用いた反射体の光学特性を説明する図である。
【図3】本発明に適用するV字型溝反射面(一次元収束
性反射手段または、ルーフ状ミラーとも呼ぶ)を有する
反射体を用いた場合の光線を示す概略図である。
【図4】V字型溝群が多数配列された反射体の概略図で
ある。
【図5】本発明に適用する反射体の別の効果を説明する
ための図である。
【図6】本発明に適用する反射体のさらに別の効果を説
明する為の図である。
【図7】本発明の液体収納容器の一つの実施形態を示す
図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態による反射体を説明
するための図で、(a)はインクタンク底面の反射体を
構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)は(a)のル
ーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、(c)は第1の
実施形態のルーフ状ミラー配置での受光側における光量
分布を示した図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態による反射体を説明
するための図で、(a)はインクタンク底面の反射体を
構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)は(a)のル
ーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、(c)は第2の
実施形態のルーフ状ミラー配置での受光側における光量
分布を示した図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態による反射体を説
明するための図で、(a)はインクタンク底面の反射体
を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)は(a)の
ルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、(c)は第3
の実施形態のルーフ状ミラー配置での受光側における光
量分布を示した図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態による反射体を説
明するための図で、(a)はインクタンク底面の反射体
を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)は(a)の
ルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、(c)は第4
の実施形態の反射体と検出装置(受光素子、発光素子)
との光学的な関係を表した図である。
【図12】(a),(b)は第4の実施形態のルーフ状
ミラー配置での受光側における光量分布を示した図であ
る。
【図13】本発明の第5の実施の形態による反射体を説
明するための図で、(a)はインクタンク底面の反射体
を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)は(a)の
ルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、(c)は第5
の実施形態の反射体と検出装置(受光素子、発光素子)
との光学的な関係を表した図である。
【図14】(a),(b)は第5の実施形態のルーフ状
ミラー配置での受光側における光量分布を示した図であ
る。
【図15】本発明の第6の実施の形態による反射体を説
明するための図で、(a)はインクタンク底面の反射体
を構成するルーフ状ミラー部拡大図、(b)は(a)の
ルーフ状ミラーを形成する部分の斜視図、(c)は第6
の実施形態のルーフ状ミラー配置での受光側における光
量分布を示した図である。
【図16】受光光量分布においての回折光発生を示す図
である。
【図17】本発明の液体収納容器に適用する反射体の構
成パターンの変形例を示す図である。
【図18】本発明の液体収納容器に適用する反射体を構
成するルーフ状ミラーの変形例を示す図である。
【図19】本発明の液体収納容器を搭載可能な記録装置
の一例を示す斜視図である。
【図20】従来のインクタンク検知機能を備えた代表的
なインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図21】図20のインクタンクを装着する、記録ヘッ
ドを備えたヘッドホルダの外観斜視図である。
【図22】図21の従来のインクタンクの構造を示す図
である。
【図23】図22におけるインクタンクの底部の反射面
の様子を示す図である。
【図24】(A)はカラーインクを収容する各色用のイ
ンクタンクの底面部の構成を示す図、(B)は(A)の
各インクタンクの底面から得られる受光光量の変化を示
す図である。
【符号の説明】
7 インクタンク 7a インクタンクの壁 30 反射体 30A 第1のルーフミラーユニット 30B 第2のルーフミラーユニット 30C 第3のルーフミラーユニット 30al 反射面(アルミ反射膜) 31 発光素子(点光源) 32 受光素子 33 光線 34、34a、34b、34A、34B、34C ル
ーフ状ミラー 35 反射体どうしの間の部分 41 インク吸収体 42 インク吸収体室 43 連通路 44 インク 45 液体収納室 46 インク供給部 47 空間 81 キャリッジ 82 ヘッド回復ユニット 83 給紙面 84 ベルト 200 ヘッドホルダ PS フォトセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 英一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山本 肇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 北畠 健二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 竹之内 雅典 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小瀧 靖夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EB20 EB45 KC06 3E062 AA06 AB01 AC02 BA20 BB06 BB10 DA08 MA15

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体を収容する液体収納容器であ
    って、 少なくとも2つの反射面を所定の角度で配置したルーフ
    状ミラーが所定の方向に複数個並んだ構成の反射体を有
    し、 前記反射体が、入射光を複数のルーフ状ミラーによって
    各々複数の光束に分割するとともに、各ルーフ状ミラー
    の少なくとも2つの反射面で順次反射した各光束が所定
    の位置で集光するように構成されていることを特徴とす
    る液体収納容器。
  2. 【請求項2】 投光側から発せられた発散光が前記反射
    体を介し反射、集光され、その集光形状は、一次元方向
    に収束していることを特徴とする請求項1に記載の液体
    収納容器。
  3. 【請求項3】 前記反射体内に角度の異なるルーフ状ミ
    ラーを配置することにより、前記反射体で一次元方向に
    収束する反射光を複数のエリアに分割集光することを特
    徴とする請求項2に記載の液体収納容器。
  4. 【請求項4】 前記反射体に対しての投光素子の位置を
    前記反射体の下部の投影領域内に配置することにより、
    前記反射体で一次元方向に収束する反射光を複数のエリ
    アに分割集光することを特徴とする請求項3に記載の液
    体収納容器。
  5. 【請求項5】 前記反射体で一次元方向に収束する反射
    光が、複数の所定の位置に分割集光可能となるように、
    複数の反射体が配置されていることを特徴とする請求項
    2に記載の液体収納容器。
  6. 【請求項6】 内部に液体を収容する液体収納容器であ
    って、 少なくとも2つの反射面を所定の角度で配置したルーフ
    状ミラーを複数個、所定の位置に配置した構成の反射体
    を有し、 前記ルーフ状ミラーは所定の方向に連続して配置されて
    いることを特徴とする液体収納容器。
  7. 【請求項7】 前記反射体を2個以上有することを特徴
    とする請求項6に記載の液体収納容器。
  8. 【請求項8】 前記ルーフ状ミラーの奥行きの異なる反
    射体を、2個以上有することを特徴とする請求項6に記
    載の液体収納容器。
  9. 【請求項9】 前記反射体内のルーフ状ミラーの数の異
    なる反射体を、2個以上有することを特徴とする請求項
    6に記載の液体収納容器。
  10. 【請求項10】 前記反射体内のルーフ状ミラーの反射
    面の角度の異なる反射体を2個以上有することを特徴と
    する請求項6に記載の液体収納容器。
  11. 【請求項11】 前記反射体のルーフ状ミラーと接する
    部分に空間部が構成されていることを特徴とする請求項
    6から10のいずれか1項に記載の液体収納容器。
  12. 【請求項12】 内部に液体を収容する液体収納容器の
    識別方法であって、前記液体収納容器は、少なくとも2
    つの反射面を所定の角度で配置したルーフ状ミラーが所
    定の方向に複数個並んだ構成の反射体を有し、前記反射
    体が、入射光を複数のルーフ状ミラーによって各々複数
    の光束に分割するとともに、各ルーフ状ミラーの少なく
    とも2つの反射面で順次反射した各光束が所定の位置で
    集光するように構成されており、前記集光された各光束
    よりなる反射光分布パターンにより前記液体収納容器を
    識別可能とすることを特徴とする液体収納容器の識別方
    法。
  13. 【請求項13】 前記反射体からの反射光幅を利用し、
    液体収納容器の情報を認識可能とすることを特徴とする
    請求項12に記載の液体収納容器の識別方法。
  14. 【請求項14】 前記反射体からのピークを持つ反射光
    の数量を利用し、液体収納容器の情報を認識可能とする
    ことを特徴とする請求項12に記載の液体収納容器の識
    別方法。
  15. 【請求項15】 前記反射体からの反射光間ピッチを利
    用し、複数の液体収納容器を識別可能とすることを特徴
    とする請求項12に記載の液体収納容器の識別方法。
  16. 【請求項16】 前記反射体からの反射光のピーク値の
    違いを利用し、複数の液体収納容器を識別可能とするこ
    とを特徴とする請求項12に記載の液体収納容器の識別
    方法。
  17. 【請求項17】 前記反射体からの反射光幅の違いを利
    用し、複数の液体収納容器を識別可能とすることを特徴
    とする請求項12に記載の液体収納容器の識別方法。
  18. 【請求項18】 前記反射体からの反射光の数量の違い
    を利用し、複数の液体収納容器を識別可能とすることを
    特徴とする請求項12に記載の液体収納容器の識別方
    法。
  19. 【請求項19】 前記反射体からの反射光間ピッチの違
    いを利用し、複数の液体収納容器の情報を識別可能とす
    ることを特徴とする請求項12に記載の液体収納容器の
    識別方法。
  20. 【請求項20】 前記反射体からの回折光を含む反射光
    を利用し、液体収納容器の情報を識別可能とすることを
    特徴とする請求項12に記載の液体収納容器の識別方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項1から11のいずれか1項に記
    載の液体収納容器を搭載可能なキャリッジと、光によっ
    て前記液体収納容器を識別するための検出手段とを有
    し、前記液体収納容器の液体を吐出して記録する液体吐
    出記録装置。
  22. 【請求項22】 前記検出手段は発光源と受光部を有
    し、前記発光源は点光源である請求項21に記載の液体
    吐出記録装置。
  23. 【請求項23】 前記点光源は発散光である請求項22
    に記載の液体吐出記録装置。
  24. 【請求項24】 前記発光源と前記受光部は一体構成で
    ある請求項22又は23に記載の液体吐出記録装置。
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