JP2003291347A - 液体噴射装置、及びそれを備えた画像記録装置 - Google Patents

液体噴射装置、及びそれを備えた画像記録装置

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JP2003291347A
JP2003291347A JP2003138995A JP2003138995A JP2003291347A JP 2003291347 A JP2003291347 A JP 2003291347A JP 2003138995 A JP2003138995 A JP 2003138995A JP 2003138995 A JP2003138995 A JP 2003138995A JP 2003291347 A JP2003291347 A JP 2003291347A
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opening
plate
nozzle
adhesive film
atmosphere
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JP2003138995A
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Yoshihiro Koizumi
義弘 小泉
Norihiko Kurashima
憲彦 倉島
Takahiro Katakura
孝浩 片倉
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気開放路を設けつつも装置の小型化を図
る。 【解決手段】 流路ユニットは、インク供給口25を形
成した供給口プレート26、リザーバー27を形成した
リザーバープレート28、及び、ノズル列が形成された
ノズルプレート29を有する。これらの各プレート部材
は、供給口プレートとリザーバープレートとの間に配設
されたSRフィルム30と、リザーバープレートとノズ
ルプレートとの間に配設されたNRフィルム31とによ
って一体的に接合される。SRフィルム30には複数の
開放開口部54を並べて形成する一方、NRフィルム3
1には複数の開放開口部57を並べて形成する。そし
て、リザーバープレートには開放連通口50,51を設
け、隣り合う開放開口部同士の境界部分を連通すると共
に、開放開口部54と開放開口部57とを連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッドなどの液体噴射装置、及び、この液体噴射装置
を備えた画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を液体噴射装置の一種である
インクジェット式の記録ヘッドを例に挙げて説明する。
この種の記録ヘッドは、インク滴を吐出(つまり、液体
を噴射)可能なノズル開口が列設されたノズル列を備え
ている。そして、色などが異なる複数種類のインクを吐
出可能に構成した記録ヘッドには、ノズル開口や、この
ノズル開口に連通したインク流路をノズル列の方向に複
数ブロックに分割し、各ブロック単位でインクの種類を
設定して吐出させるようにしたものがある。例えば、特
開平8−58117号公報には、共通インク室とも称さ
れる共通流路を3つ備え、各ノズル開口毎に設けた複数
の独立流路を、圧力室を介して所定の共通流路に連通さ
せることで、1つのノズル列から3色のインクを吐出可
能に構成した記録ヘッドが開示されている。つまり、共
通流路単位で分割されたブロック毎に、異なる色のイン
クを吐出可能に構成した記録ヘッドが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の記録ヘッド
は、互いに隣り合う圧力室同士は壁部によって区画され
ている。このため、1つのブロックの端部に位置する圧
力室と隣のブロックの端部に位置する圧力室とは壁部に
よって区画されている。従って、この区画壁部が厚い場
合には、ブロック端部の圧力室の特性が同じブロックの
他の圧力室とは異なってしまい、インク滴の量のばらつ
きや着弾位置のばらつきの一因となる。また、この区画
壁部の厚さがブロック内の区画壁部と同じかそれよりも
薄い場合には、ブロック端部の圧力室は、隣のブロック
からの圧力変動の影響を受けてしまい、吐出の状態によ
っては同じブロックの他の圧力室とは特性が異なってし
まう虞がある。
【0004】このような場合、大気開放路を設けてブロ
ック端部の圧力室を大気開放することが考えられるが、
大気開放路を設けるための専用のプレート部材が必要と
なり、記録ヘッドが厚くなってしまうという問題が生じ
る。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、大気開放路を設けつつも装
置の小型化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、アクチュエータユ
ニットと流路ユニットとから構成され、リザーバーから
圧力室を通ってノズル開口に至る一連の液体流路をノズ
ル開口毎に形成した液体噴射装置において、前記流路ユ
ニットは、第1プレート部材と第2プレート部材との間
に配置された第1接着フィルムと、第1プレート部材と
第3プレート部材との間に配置された第2接着フィルム
とによって、これらの各プレート部材を積層状態で一体
化することで作製され、前記第1接着フィルムには複数
の第1開放開口部を列状に並べて形成すると共に、第2
接着フィルムには複数の第2開放開口部を列状に並べて
形成し、前記第1プレート部材には板厚方向を貫通する
開放連通口を設けて、接着フィルムの隣り合う開放開口
部同士の境界部分を連通すると共に、第1開放開口部と
第2開放開口部とを連通し、これらの開放開口部及び開
放連通口によって流路ユニット内に形成される大気開放
路を、大気連通口を通じて大気開放したことを特徴とす
る。
【0007】また、本発明は、アクチュエータユニット
と流路ユニットとから構成され、リザーバーから圧力室
を通ってノズル開口に至る一連の液体流路をノズル開口
毎に形成した液体噴射装置において、前記流路ユニット
は、リザーバーを形成した第1プレート部材、インク供
給口を形成した第2プレート部材、及び、ノズル列が形
成された第3プレート部材を少なくとも含む複数のプレ
ート部材と、これらの各プレート部材同士を接着する複
数の接着フィルムとから構成され、前記プレート部材の
一方の表面に配置された接着フィルムには複数の第1開
放開口部を列状に並べて形成し、当該プレート部材の他
方の表面に配置された接着フィルムには複数の第2開放
開口部を列状に並べて形成し、当該プレート部材には板
厚方向を貫通する開放連通口を設けて、接着フィルムの
隣り合う開放開口部同士の境界部分を連通すると共に、
第1開放開口部と第2開放開口部とを連通し、これらの
開放開口部及び開放連通口によって流路ユニット内に形
成される大気開放路を、大気連通口を通じて大気開放し
たことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、アクチュエータユニット
と流路ユニットとから構成され、リザーバーから圧力室
を通ってノズル開口に至る一連の液体流路をノズル開口
毎に形成した液体噴射装置において、前記流路ユニット
は、インク供給口を形成した供給口プレート、リザーバ
ーを形成したリザーバープレート、及び、ノズル列が形
成されたノズルプレートを有し、供給口プレートとリザ
ーバープレートとの間に配設された第1接着フィルム
と、リザーバープレートとノズルプレートとの間に配設
された第2接着フィルムとによって、これらの各プレー
トを一体的に接合することで作製され、前記第1接着フ
ィルムには複数の第1開放開口部を並べて形成すると共
に、第2接着フィルムには複数の第2開放開口部を並べ
て形成し、前記リザーバープレートには開放連通口を設
けて、接着フィルムの隣り合う開放開口部同士の境界部
分を連通すると共に、第1開放開口部と第2開放開口部
とを連通し、これらの開放開口部及び開放連通口によっ
て形成される大気開放路を、大気連通口を通じて大気開
放したことを特徴とする。
【0009】これらの発明によれば、開放開口部を設け
た接着層を第1プレート部材の両面に配置すると共に、
各接着層の開放開口部を開放連通口で連通したので、大
気開放路の一部が接着層内に形成される。これにより、
大気開放路専用のプレート部材が不要となり、装置の厚
みを薄くすることができる。即ち、装置の小型化が図れ
る。
【0010】上記各発明において、前記液体流路をノズ
ル列方向に複数のブロックに分割し、該ブロック毎に異
なるリザーバーに連通させると共に、隣り合うブロック
に属する圧力室同士の間には液体の噴射に関与しないダ
ミー圧力室を配設し、該ダミー圧力室を前記開放開口部
に連通させて大気開放する構成が好ましい。また、前記
開放開口部を圧力室の配設方向に並べて形成すると共
に、該開放開口部に複数の前記ダミー圧力室を連通さ
せ、各ダミー圧力室を共通の大気連通路で大気開放させ
る構成が好ましい。
【0011】これらの発明によれば、周囲温度の変化に
伴って生じるダミー圧力室の容積変化を確実に防止する
ことができる。
【0012】上記発明において、前記アクチュエータユ
ニットと前記流路ユニットを一体化する第3接着フィル
ムに、前記ダミー圧力室に連通した第3開放開口部を形
成し、該第3開放開口部を、前記第2プレートに形成さ
れた連通口を介して、前記流路ユニット内に形成された
前記大気開放路と連通させる構成が好ましい。また、上
記発明において、第3接着フィルムに第4開放開口部を
形成し、該第4開放開口部によってダミー圧力室を大気
開放する構成が好ましい。さらに、第3開放開口部は、
前記第1開放開口部に対し、プレート積層方向から見て
ずれた位置に形成されている構成が好ましく、第4開放
開口部は、前記第1接着フィルムに形成されたノズル連
通口用の開口部に対し、プレート積層方向から見てずれ
た位置に形成されている構成が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、液
体噴射装置の一種であるインクジェット式の記録ヘッド
を例に挙げて説明する。ここで、図1は、ヘッドユニッ
トをノズルプレート側から見た斜視図、図2は記録ヘッ
ドをアクチュエータユニット側から見た斜視図、図3は
記録ヘッドの平面図、図4は図3のA−A断面図、図5
は図3のB−B断面図、図6は図3のC−C断面図であ
る。なお、この記録ヘッドは、プリンタやプロッタ等の
画像記録装置に組み込まれて使用される。
【0014】図1に示すように、例示したヘッドユニッ
ト1はフレーム2を備えており、フレーム2におけるベ
ース板部3の上面にはインクカートリッジ4(本願発明
のインク貯留部の一種)が取り付け可能なカートリッジ
ホルダ部5が形成されている。カートリッジホルダ部5
に取り付けられるインクカートリッジ4は、内部が複数
の区画室に区画形成された中空箱体状の部材であり、各
区画室内にはインク吸収材内に保持された状態でインク
が貯留されている。本実施形態では、各区画室に異なる
色のインクを貯留させている。即ち、ブラック、シア
ン、マゼンタ、及び、イエローの4色のインクを別個に
貯留させている。一方、カートリッジホルダ部5とは反
対側となるベース板部3の下面には、記録ヘッド6が下
側から取り付けられている。
【0015】この記録ヘッド6とカートリッジホルダ部
5に保持されたインクカートリッジ4とはインク供給路
7によって連通される。従って、記録ヘッド6には、対
応するインク供給路7を通じて所定のインクが供給され
る。そして、記録ヘッド6に供給されたインクは、記録
ヘッド6の外側表面に複数形成されたノズル開口9から
吐出される。このノズル開口9はドット形成密度に対応
したピッチで列状に穿設されており、このノズル列が2
列横並びに形成されている。これらのノズル列の内、一
方のノズル列は同じインクを吐出可能な単一ノズル列1
0であり、他方のノズル列はノズル開口9をノズル列方
向に複数のブロックに分割した分割ノズル列11であ
る。本実施形態では、分割ノズル列11を3つのブロッ
クから構成しており、ブロック同士の間については1ピ
ッチ分空けてノズル開口9を形成している。
【0016】図2及び図6に示すように、記録ヘッド6
は、アクチュエータユニット14と流路ユニット15と
から構成されており、アクチュエータユニット14と流
路ユニット15とを重ね合わせた状態で一体化してあ
る。アクチュエータユニット14は、複数の圧力室16
を形成した圧力室プレート17、第1ノズル連通口18
や供給側連通口19を形成した圧力室基板20、及び、
圧電振動子21を実装した振動板22を積層し、焼成等
により一体化することで構成されている。流路ユニット
15は、インク供給口25を形成した供給口プレート2
6(本発明の第2プレート部材)、複数のリザーバー2
7を形成したリザーバープレート28(本発明の第1プ
レート部材)、及び、ノズル列10,11が形成された
ノズルプレート29(本発明の第3プレート部材)から
なるプレート部材を積層して一体化することで構成され
ている。詳しくは、供給口プレート26とリザーバープ
レート28との間に第1接着フィルム30(以下、SR
フィルム30と称する。)を配設し、リザーバープレー
ト28とノズルプレート29との間に第2接着フィルム
31(以下、NRフィルム31と称する。)を配設し
て、これらの接着フィルム30,31によって各プレー
ト部材26,28,29を一体的に接合している。さら
に、アクチュエータユニット14と流路ユニット15に
ついても、アクチュエータユニット14と流路ユニット
15との間に介在させた第3接着フィルム32(以下、
SAフィルム32と称する。)によって一体的に接合す
る。なお、本実施形態ではこれらの接着フィルム30,
31,32に熱溶着性のフィルムを使用しているが、熱
溶着性フィルムに限定されるものではなく、各プレート
部材を接着できるものであればよい。
【0017】圧力室プレート17は、圧力室を形成する
のに適した厚さのセラミックス材の薄板、例えば厚さが
100マイクロメートル程度の板状のアルミナやジルコ
ニア等によって構成されている。そして、図7に示すよ
うに、複数の圧力室16,33がプレートの厚さ方向に
貫通した状態で形成されている。これらの圧力室16,
33は、ノズルプレート29のノズル開口9のピッチと
同じ一定のピッチで列状に開設され、列設方向と直交す
る左右方向に細長い長孔である。そして、本実施形態で
は、圧力室の列を左右横並びに2列形成しており、一側
の圧力室列(図中右側の圧力室列)が分割ノズル列11
用の圧力室列であり、他側の圧力室列(図中左側の圧力
室列)が単一ノズル列10用の圧力室列である。そし
て、これらの圧力室列を構成する圧力室16,33の
内、圧力室列の端部に位置する圧力室はインク滴の吐出
に関与しないダミー圧力室33として構成されている。
さらに、分割ノズル列11側の圧力室列を構成する圧力
室16,33については、ブロック同士の間に位置する
圧力室もダミー圧力室33として構成される。なお、こ
れらの圧力室16及びダミー圧力室33は一定のピッチ
で形成されているので、圧力室16,33における圧力
室列設方向の一側の区画壁部の厚さと、他側の区画壁部
の厚さとは同じである。
【0018】圧力室基板20は、圧力室プレート17と
同様のセラミックス材であって、第1ノズル連通口18
と供給側連通口19とを形成した薄板によって構成され
ている。第1ノズル連通口18は、圧力室16の左右内
側端部(即ち、ノズル開口9側の端部)に連通し、板厚
方向を貫通する円形の孔であり、圧力室16,33と同
じピッチで複数形成される。また、供給側連通口19
は、第1ノズル連通口19とは反対側の圧力室16の左
右外側端部に連通し、板厚方向を貫通する円形の孔であ
り、圧力室16,33と同じピッチで複数形成される。
本実施形態においては、これらの第1ノズル連通口18
と供給側連通口19とは同じ直径、詳しくは、圧力室1
6,33の幅と同じ直径である。
【0019】振動板22は、厚さが6マイクロメートル
程度の弾性を有するセラミックス材の薄板であり、本実
施形態ではアルミナやジルコニア等の薄板によって構成
されている。圧力室16とは反対側となる振動板22の
外側表面には、各圧力室16に対応した状態で複数の圧
電振動子21が配設される。例示した圧電振動子21は
撓み振動モードの振動子であり、図示しない信号供給ケ
ーブルから供給される駆動信号によって撓み、圧力室1
6の容積を変化させる。
【0020】供給口プレート26は、図9に示すよう
に、ステンレス材等の金属材料によって構成された薄い
板状部材であり、板厚方向を貫通するインク供給口25
を上記の供給側連通口19に対応させて複数形成し、ま
た、板厚方向を貫通する第2ノズル連通口34を上記の
第1ノズル連通口18に対応させて複数形成する。この
第2ノズル連通口34は、第1ノズル連通口18と同じ
直径の円形の孔である。また、インク供給口25は、後
述するインク流路内のインクに対して流体抵抗(流動抵
抗)を付与する部分であり、その直径は、供給側連通口
19の直径よりも十分に絞られている。また、供給口プ
レート26における連通口列設方向の一側端部であって
左右略中央には大気連通口35を開設してある。この大
気連通口35は、ダミー圧力室33を大気開放するため
の大気開放路(後述する)の出口である。供給口プレー
ト26における連通口列設方向の他側端部には、インク
導入口36を開設してある。このインク導入口36は、
吐出可能なインクの種類に合わせて4つ開設してある。
この他に、供給口プレート26には、肉厚を他の部分よ
りも十分に薄くしたコンプライアンス部37を形成して
ある。このコンプライアンス部37は、図中破線で示す
部分、詳しくは、後述するリザーバー27(27a〜2
7d、図11参照)の範囲内に形成してある。
【0021】アクチュエータユニット14と供給口プレ
ート26とを接合するSAフィルム32は、図8に示す
ように、第1ノズル連通口18及び第2ノズル連通口3
4を覆うように配置され、連通口形成方向に細長い第1
帯部40,40と、供給側連通口19及びインク供給口
25を覆うように配置され、供給口形成方向に細長い第
2帯部41,41とを備え、各帯部40,41の長手方
向両端を左右方向に細長い第3帯部42で連結した形状
の粘着性のフィルムである。第1帯部40には、第1ノ
ズル連通口18や第2ノズル連通口34の直径よりも少
し大きい直径の円形開口部43(本発明の第3開放開口
部)を、これらのノズル連通口18,34と同じピッチ
で開設している。また、開口部列設方向の端部には、こ
の列設方向に細長い長孔44(本発明の第4開放開口
部)を開設している。一方、第2帯部41には、供給側
連通口19の直径と略同じ幅であって、左右方向に少し
細長い矩形状開口部45を、供給側連通口19と同じピ
ッチで開設している。そして、第2帯部41の開口部列
設方向の端部には、列設方向の幅が他の矩形状開口部4
5よりも広い大形の矩形状開口部46(本発明の第4開
放開口部)を開設している。そして、これらの長孔44
及び矩形状開口部46は、図3,図8及び図10に示す
ように、開放開口部54や円形開口部52に対し、プレ
ート積層方向から見てずれた位置に(異なる配置で)形
成されている。
【0022】リザーバープレート28は、ステンレス材
等の金属材料によって構成された薄い板状部材である。
そして、図11に示すように、このリザーバープレート
28には、単一ノズル列10に対応する第1リザーバー
27aと、分割ノズル列11に対応する第2リザーバー
27b、第3リザーバー27c、及び、第4リザーバー
27dとが形成されている。これらのリザーバー27
は、本願発明における共通液室に相当する部分であり、
板厚方向を貫通する開口部によって構成されている。そ
して、各リザーバー27の端部は、対応するインク導入
口36の位置まで延設され、インク導入口36と連通し
ている。本実施形態では、第1リザーバー27aをブラ
ックインクが貯留されるブラックリザーバーとして使用
し、第2リザーバー27bをイエローインクが貯留され
るイエローリザーバーとして使用し、第3リザーバー2
7cをマゼンタインクが貯留されるマゼンタリザーバー
として使用し、第4リザーバー27dをシアンインクが
貯留されるシアンリザーバーとして使用している。
【0023】また、リザーバープレート28には、板厚
方向を貫通する第3ノズル連通口47を上記の第2ノズ
ル連通口34に対応させて複数形成している。この第3
ノズル連通口47の列も、第1ノズル連通口18や第2
ノズル連通口34と同様に左右横並びに2列形成してあ
る。そして、分割ノズル列11に対応する列には第1開
放連通口49も形成してある。この第1開放連通口49
は、ブロック間のダミー圧力室33に対応して設けら
れ、このダミー圧力室33を大気開放するために設けら
れる。本実施形態では、板厚方向を貫通する孔であって
左右外側(図11では右側)に少し細長い長孔により構
成してある。この他に、リザーバープレート28には、
第2開放連通口50と第3開放連通口51とを板厚方向
を貫通する貫通孔として形成してある。第2開放連通口
50は、第3ノズル連通口47の列の近傍にこの連通口
の列に沿って形成された長孔であり、ダミー圧力室33
を大気開放するために設けられる。第3開放連通口51
は、大気連通口35と連通する部分であり、分割ノズル
列11側にのみ形成される。この第3開放連通口51
は、第2開放連通口50と同列上であって、第3ノズル
連通口47の列の端部から一側に離隔した場所に形成し
てある。
【0024】供給口プレート26とリザーバープレート
28とを接合するSRフィルム30は、図10に示すよ
うに、ノズル連通口の列同士の間の部分や、リザーバー
27に対応する部分等に複数の貫通開口部を形成した粘
着性のフィルムである。このSRフィルム30における
第2ノズル連通口34や第3ノズル連通口47に対応す
る位置には、これらのノズル連通口34,47の直径よ
りも少し大きい直径の円形開口部52を、ノズル連通口
34,47と同じピッチで開設している。そして、この
円形開口部52の列の両端部には、開口部列設方向に少
し長い長孔開口部53を形成している。また、この円形
開口部52の列の左右外側には、この列に沿って細長い
開放開口部54を形成している。この開放開口部54
は、単一ノズル列10側に2つ、分割ノズル列11側に
3つ、それぞれ縦方向に並べた列状に形成してある。
【0025】ノズルプレート29は、ステンレス材等の
金属材料によって構成された薄い板状部材である。そし
て、図13に示すように、ノズルプレート29には、2
列のノズル列が横並びに形成されており、一方の列が単
一ノズル列10として構成され、他方の列が分割ノズル
列11として構成されている。本実施形態では、単一ノ
ズル列10は一定のピッチで開設された48個のノズル
開口9によって構成されている。分割ノズル列11は、
単一ノズル列10側のノズル開口9と同じピッチで開設
された15個のノズル開口9で1つのブロックBを構成
し、このブロックBをノズル列方向に3つ並べている。
さらに、各ブロックBを、ブロック同士の間に1ノズル
開口分(1ピッチ分)離隔させて配置している。即ち、
ダミー圧力室33に対応する位置にはノズル開口9を形
成せずに塞いだ状態にしている。
【0026】リザーバープレート28とノズルプレート
29とを接合するNRフィルム31は、上記のSRフィ
ルム30と同じ形状の粘着性のフィルムにより構成され
ている。即ち、このNRフィルム31は、図12に示す
ように、ノズル連通口の列同士の間の部分やリザーバー
27に対応する部分等に形成された複数の貫通開口部
と、第3ノズル連通口47に対応する位置に形成された
円形開口部55と、円形開口部55の列の両端部に形成
された長孔開口部56と、開放開口部54と同様に、円
形開口部55の列の左右外側に沿って形成された開放開
口部57とを備えている。
【0027】上記した各プレート部材を積層して一体化
した記録ヘッド6では、図3及び図6に示すように、リ
ザーバー27と圧力室16の外側端部とが、供給口プレ
ート26のインク供給口25、SAフィルム32の矩形
状開口部45、及び、圧力室基板20の供給側連通口1
9を通じて連通される。また、圧力室16の内側端部と
ノズル開口9とが、圧力室基板20の第1ノズル連通口
18、SAフィルム32の円形開口部43、供給口プレ
ート26の第2ノズル連通口34、SRフィルム30の
円形開口部52、リザーバープレート28の第3ノズル
連通口47、及び、NRフィルム31の円形開口部55
を通じて連通される。従って、リザーバー27から圧力
室16を通ってノズル開口9に至る一連のインク流路
(本願発明における液体流路に相当)が、ノズル開口9
毎に形成される。
【0028】次に、ブロック同士の間に配置したダミー
圧力室33について説明する。このダミー圧力室33
は、ブロック内の各圧力室16と連通させない独立状態
で配設してあり、流路ユニット内に設けた大気開放路を
介して大気連通口35と連通することで大気開放させて
いる。即ち、図4,5に示すように、共通の大気開放路
を介して複数のダミー圧力室33を大気開放している。
本実施形態では、大気開放路を、供給口プレート26の
第2ノズル連通口34と、リザーバープレート28の第
1開放連通口49、第2開放連通口50及び第3開放連
通口51と、SRフィルム30の開放開口部54及びN
Rフィルム31の開放開口部57とから構成している。
【0029】図4に示すように、このダミー圧力室33
の外側端部には供給側連通口19が連通し、内側端部に
は第1ノズル連通口18が連通している。そして、供給
側連通口19は、SAフィルム32の矩形状開口部45
に臨んでいるが、この矩形状開口部45のノズルプレー
ト29側の開口面は、供給口プレート26によって塞が
れている。つまり、ダミー圧力室33の外側端部側は、
供給側連通口19及び矩形状開口部45等によって閉じ
られている。ここで、ダミー圧力室33の部分にも矩形
状開口部45を形成したのは、隣の矩形状開口部45が
塞がれてしまうのを防止するためである。即ち、ダミー
圧力室33の部分に矩形状開口部45を設けずに塞いで
しまうと、アクチュエータユニット14と流路ユニット
15とを接合した際に、SAフィルム32のダミー圧力
室33に対応する部分が押し潰されて面方向に大きく広
がり、隣の矩形状開口部45を塞いでしまう虞がある。
本実施形態のように、ダミー圧力室33の部分にも矩形
状開口部45を設けると、アクチュエータユニット14
と流路ユニット15とを接合しても広がりが少ないの
で、隣の矩形状開口部45が塞がれてしまう不具合を確
実に防止できる。
【0030】上記の第1ノズル連通口18は、SAフィ
ルム32の円形開口部43、供給口プレート26の第2
ノズル連通口34、及び、SRフィルム30の円形開口
部52を通じて第1開放連通口49に連通している。そ
して、この第1開放連通口49は、第2ノズル連通口3
4との接続部よりも外側(図4では右側)で、SRフィ
ルム30の開放開口部54及びNRフィルム31の開放
開口部57に連通している。そして、図5に示すよう
に、SRフィルム30の開放開口部54及びNRフィル
ム31の開放開口部57は、圧力室16の配設方向(円
形開口部52,55の配設方向と同じ方向)に延設され
ており、隣り合う開放開口部同士の境界部分をリザーバ
ープレート28の第2開放連通口50で連通している。
さらに、SRフィルム30の開放開口部54は、一側端
部で大気連通口35に連通しており、この連通部分とN
Rフィルム31の開放開口部57との間をリザーバープ
レート28の第3開放連通口51で連通している。
【0031】そして、上記構成のダミー圧力室33をブ
ロック同士の間に設けたことにより、次の作用効果を奏
する。
【0032】即ち、ブロック端部の圧力室16に関し、
ブロック内側の区画壁部とダミー圧力室33側の区画壁
部とについて、厚さを揃えることができる。このため、
ブロック端部の圧力室16の特性を同じブロックの他の
圧力室16に揃えることができる。また、隣のブロック
の端部に位置する圧力室16との間にダミー圧力室33
が配置されているので、隣のブロックからの圧力変動の
影響を受け難くすることができる。この点でも、ブロッ
ク端部の圧力室16の特性を他の圧力室16の特性に確
実に揃えることができる。特に、コンプライアンスを揃
える上で有益である。
【0033】また、ダミー圧力室33は、大気開放路に
よって大気開放されているので、記録ヘッド6の温度変
化に伴うダミー圧力室33の容積変化を防止することが
でき、温度の変化に起因してブロックの端部に位置する
圧力室16の特性が変化してしまう不具合を確実に防止
することができる。そして、この大気開放路は、接着用
のSRフィルム30やNRフィルム31に設けた開放開
口部54,57を一部に含ませているので、大気開放路
専用のプレート部材を必要とせず、記録ヘッド6の厚み
を薄くすることができる。
【0034】また、上記の大気連通口35を、ノズルプ
レート29とは反対側になる供給口プレート26の表面
に開口させてあるので、紙粉やインク飛沫等による目詰
まりを防止でき、ダミー圧力室33の大気開放状態を長
期間に亘って確実に維持することができる。
【0035】さらに、圧力室列の端部に位置するダミー
圧力室33については、SAフィルム32に設けた長孔
44や大形の矩形状開口部46によって大気開放してい
る。即ち、図2に示すように、これらの長孔44や矩形
状開口部46は、アクチュエータユニット14と流路ユ
ニット15とを接合した状態において、その端部がアク
チュエータユニット14の外縁よりも外側にはみ出して
おり、このはみ出した部分44a,46aがヘッド外部
との連通部となる。従って、圧力室列の端部のダミー圧
力室33については、長孔44や矩形状開口部46によ
って大気開放される。
【0036】ところで、上記の実施形態はあくまで例示
であって、特許請求の範囲に記載された範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、ブロックB,B同士の間に
配設されるダミー圧力室33は、1つに限定されるもの
ではなく、2つ以上設けても良い。
【0037】また、分割ノズル列11に関し、1列に3
つのブロックを備えた構成を例示したが、これに限定さ
れない。例えば、1列に2つのブロックBを備えた構成
でも良いし、1列に4以上のブロックBを備えた構成で
あってもよい。
【0038】また、本願発明のインク貯留部はインクカ
ートリッジ4に限定されるものではなく、記録ヘッド6
とは離隔した位置に設けられるインクパックやインクタ
ンクによって構成してもよい。この場合、インクパック
やインクタンクと記録ヘッド6との間をチューブ(本願
発明におけるインク供給路の一種)によって接続し、こ
のチューブを介して記録ヘッド6にインクを供給する。
【0039】また、上記実施形態は、液体噴射装置を、
インクジェット式の記録ヘッド6を例に挙げて説明した
が、本発明は、グルーやマニキュア等を噴射する液体噴
射装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヘッドユニットをノズルプレート側から見た
斜視図である。
【図2】 記録ヘッドをアクチュエータユニット側から
見た斜視図である。
【図3】 記録ヘッドの平面図である。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 図3のB−B断面図である。
【図6】 図3のC−C断面図である。
【図7】 アクチュエータユニットの平面図である。
【図8】 SAフィルムの平面図である。
【図9】 供給プレートの平面図である。
【図10】 SRフィルムの平面図である。
【図11】 リザーバープレートの平面図である。
【図12】 NRフィルムの平面図である。
【図13】 ノズルプレートの平面図である。
【符号の説明】
1…ヘッドユニット,2…フレーム,3…ベース板部,
4…インクカートリッジ,5…カートリッジホルダ部,
6…記録ヘッド,7…インク供給路,9…ノズル開口,
10…単一ノズル列,11…分割ノズル列,14…アク
チュエータユニット,15…流路ユニット,16…圧力
室,17…圧力室プレート,18…第1ノズル連通口,
19…供給側連通口,20…圧力室基板,21…圧電振
動子,22…振動板,25…インク供給口,26…供給
口プレート,27…リザーバー,28…リザーバープレ
ート,29…ノズルプレート,30…SRフィルム,3
1…NRフィルム,32…SAフィルム,33…ダミー
圧力室,34…第2ノズル連通口,35…大気連通口,
36…インク導入口,37…コンプライアンス部,40
…SAフィルムの第1帯部,41…SAフィルムの第2
帯部,42…SAフィルムの第3帯部,43…第1帯部
の円形開口部,44…第1帯部の長孔,45…第2帯部
の矩形状開口部,46…第2帯部の矩形状開口部(大
形),47…第3ノズル連通口,49…第1開放連通
口,50…第2開放連通口,51…第3開放連通口,5
2…SRフィルムの円形開口部,53…SRフィルムの
長孔開口部,54…SRフィルムの開放開口部,55…
NRフィルムの円形開口部,56…NRフィルムの長孔
開口部,57…NRフィルムの開放開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片倉 孝浩 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF24 AF93 AG15 AG52 AG55 AG73 AG75 AP02 AP25 AQ06 BA03 BA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータユニットと流路ユニット
    とから構成され、リザーバーから圧力室を通ってノズル
    開口に至る一連の液体流路をノズル開口毎に形成した液
    体噴射装置において、 前記流路ユニットは、第1プレート部材と第2プレート
    部材との間に配置された第1接着フィルムと、第1プレ
    ート部材と第3プレート部材との間に配置された第2接
    着フィルムとによって、これらの各プレート部材を積層
    状態で一体化することで作製され、 前記第1接着フィルムには複数の第1開放開口部を列状
    に並べて形成すると共に、第2接着フィルムには複数の
    第2開放開口部を列状に並べて形成し、 前記第1プレート部材には板厚方向を貫通する開放連通
    口を設けて、接着フィルムの隣り合う開放開口部同士の
    境界部分を連通すると共に、第1開放開口部と第2開放
    開口部とを連通し、 これらの開放開口部及び開放連通口によって流路ユニッ
    ト内に形成される大気開放路を、大気連通口を通じて大
    気開放したことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 【請求項2】 アクチュエータユニットと流路ユニット
    とから構成され、リザーバーから圧力室を通ってノズル
    開口に至る一連の液体流路をノズル開口毎に形成した液
    体噴射装置において、 前記流路ユニットは、リザーバーを形成した第1プレー
    ト部材、インク供給口を形成した第2プレート部材、及
    び、ノズル列が形成された第3プレート部材を少なくと
    も含む複数のプレート部材と、これらの各プレート部材
    同士を接着する複数の接着フィルムとから構成され、 前記プレート部材の一方の表面に配置された接着フィル
    ムには複数の第1開放開口部を列状に並べて形成し、当
    該プレート部材の他方の表面に配置された接着フィルム
    には複数の第2開放開口部を列状に並べて形成し、 当該プレート部材には板厚方向を貫通する開放連通口を
    設けて、接着フィルムの隣り合う開放開口部同士の境界
    部分を連通すると共に、第1開放開口部と第2開放開口
    部とを連通し、 これらの開放開口部及び開放連通口によって流路ユニッ
    ト内に形成される大気開放路を、大気連通口を通じて大
    気開放したことを特徴とする液体噴射装置。
  3. 【請求項3】 アクチュエータユニットと流路ユニット
    とから構成され、リザーバーから圧力室を通ってノズル
    開口に至る一連の液体流路をノズル開口毎に形成した液
    体噴射装置において、 前記流路ユニットは、インク供給口を形成した供給口プ
    レート、リザーバーを形成したリザーバープレート、及
    び、ノズル列が形成されたノズルプレートを有し、供給
    口プレートとリザーバープレートとの間に配設された第
    1接着フィルムと、リザーバープレートとノズルプレー
    トとの間に配設された第2接着フィルムとによって、こ
    れらの各プレートを一体的に接合することで作製され、 前記第1接着フィルムには複数の第1開放開口部を並べ
    て形成すると共に、第2接着フィルムには複数の第2開
    放開口部を並べて形成し、 前記リザーバープレートには開放連通口を設けて、接着
    フィルムの隣り合う開放開口部同士の境界部分を連通す
    ると共に、第1開放開口部と第2開放開口部とを連通
    し、 これらの開放開口部及び開放連通口によって形成される
    大気開放路を、大気連通口を通じて大気開放したことを
    特徴とする液体噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記液体流路をノズル列方向に複数のブ
    ロックに分割し、 該ブロック毎に異なるリザーバーに連通させると共に、
    隣り合うブロックに属する圧力室同士の間には液体の噴
    射に関与しないダミー圧力室を配設し、 該ダミー圧力室を前記開放開口部に連通させて大気開放
    したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに
    記載の液体噴射装置。
  5. 【請求項5】 前記開放開口部を圧力室の配設方向に並
    べて形成すると共に、該開放開口部に複数の前記ダミー
    圧力室を連通させ、各ダミー圧力室を共通の大気連通路
    で大気開放させたことを特徴とする請求項4に記載の液
    体噴射装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータユニットと前記流路
    ユニットは、第3接着フィルムにより一体化され、 前記第3接着フィルムには前記ダミー圧力室に連通した
    第3開放開口部が形成され、 該第3開放開口部は、前記第2プレートに形成された連
    通口を介して、前記流路ユニット内に形成された前記大
    気開放路と連通していることを特徴とする請求項5に記
    載の液体噴射装置。
  7. 【請求項7】 前記ダミー圧力室に連通した第3開放開
    口部は、前記第1接着フィルムに形成されたノズル連通
    口用の開口部及び前記第1プレート部材に形成された開
    放連通路を介して前記第1開放開口部に連通することで
    大気開放したことを特徴とする請求項6に記載の液体噴
    射装置。
  8. 【請求項8】 前記ダミー圧力室に連通した第3開放開
    口部は、前記第1開放開口部に対し、プレート積層方向
    から見てずれた位置に形成されていることを特徴とする
    請求項6又は請求項7に記載の液体噴射装置。
  9. 【請求項9】 前記アクチュエータユニットと前記流路
    ユニットは第3接着フィルムにより一体化され、 前記第3接着フィルムのノズル列配列方向端部には第4
    開放開口部が形成され、 前記第4開放開口部は、前記第1接着フィルムに形成さ
    れたノズル連通口用の開口部に対し、プレート積層方向
    から見てずれた位置に形成され、前記ダミー圧力室を大
    気開放することを特徴とする請求項5に記載の液体噴射
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9の何れかに記載
    の液体噴射装置と、インクを貯留したインク貯留部と、
    インク貯留部と共通液室とを連通するインク供給路とを
    備え、 インク貯留部に貯留されたインクをリザーバーに供給
    し、ノズル開口からインクを噴射させるように構成した
    ことを特徴とする画像記録装置。
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