JP2003290873A - 消失模型鋳造法 - Google Patents
消失模型鋳造法Info
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Abstract
残渣欠陥もなく、鋳物表面も優れた品質の鋳物が得られ
る消失模型鋳造法を提供する。 【解決手段】 鋳物砂内に塗型が形成された模型を埋設
してなる鋳型に注湯し、注湯した該湯によって前記模型
を消失させながら製品を鋳造する際に、前記鋳物砂とし
て平均粒径1mm以上の球形耐火性骨材を用い、且つ前
記塗型の単位抗折強度を10N以上とする。
Description
関し、特に模型の消失により発生した気体を、鋳型外部
に放出させつつ鋳造を行う消失模型鋳造法に関する。
われ、一般に、ポリスチレン発泡体等より成る消失模型
を鋳物砂の中に埋設し、溶湯を注湯して湯の熱で消失模
型を気化消失させるとともに、生じた空隙に溶湯を充填
して、鋳造品を作る鋳造法であり、特にプレス金型の製
作に広く利用されている。
の強度付与(造型時、ハンドリング時の変形、破損防止
等)等の目的で塗型が形成されため、塗型には一定以上
の強度が必要とされる。
解ガスを排出する機能が求められており、一般に塗型の
強度を上げようとすると、このような熱分解ガスの排出
機能を損ない残渣欠陥が発生する傾向がある。
118454号、特表昭62−500370号)、通気
性の高い塗型の形成(特開平11−254088号)、
消失模型にガス排出のための特定大きさの連通孔の形成
(特開平11−90583号)等が提案されているが、
何れも焼着防止、残渣欠陥抑制、鋳肌、変形等を全て満
足させることはできなかった。
形成の際の耐火性骨材の充填性を高め、焼着欠陥、残渣
欠陥がなく、鋳物表面の凹凸や変形も少ない消失模型鋳
造法を提供することである。
塗型が形成された合成樹脂発泡体製模型を埋設してなる
鋳型に溶湯を注湯し、該溶湯によって前記模型を消失さ
せながら製品を鋳造する消失模型鋳造法であって、前記
鋳物砂として平均粒径1mm以上の球形耐火性骨材を用
い、且つ前記塗型の単位抗折強度を10N以上とする消
失模型鋳造法に関する。
め、充填性を向上させるため平均粒径1mm以上の球形
の耐火性骨材が使用される。ここで、平均粒径は、種々
の目開きのふるいで粒度分布を求め、それから計算した
50重量%に相当する粒径とする。形状が球形で平均粒
径が1mm以上であれば、該耐火性骨材の材質は問わな
い。例えばアルミナ、シリカ、ムライト、ジルコニア、
クロマイト、マグネシア及びそれらの混合物などが挙げ
られ、ガラスビーズ等の球形骨材の表面を、耐火性物質
でコーティングしたものも使用できるが、耐熱性の点で
好ましくはシリカ、アルミナ、ムライト、マグネシアで
ある。
ことは、好ましくは粒形係数が1.2以下であることを
意味する。この粒形係数は、砂表面積測定器(ジョージ
・フィッシャー社製)を用いて測定された耐火性骨材の
表面積を、砂粒が全て球であると仮定した場合の理論表
面積で割った値であり、粒形係数が1に近いほど球状に
近い形状であることを表している。
剤を添加しなくてもかまわないが、鋳型強度を上げるた
め粘結剤が添加されるのが好ましい。なお、何れの場合
でも骨材の流動性が高いため、高い充填効果が得られ
る。前記粘結剤としては、フラン樹脂(フラン自硬性、
フランウォームボックス)、水溶性フェノール樹脂(自
硬性蟻酸メチル硬化、炭酸ガス硬化)、シェル、フェノ
ールウレタン、水ガラス等の粘結剤が挙げられるが、好
ましくは強度が得られ、且つ再生の容易なフラン樹脂、
水溶性フェノール樹脂である。添加量は鋳物砂100重
量部に対し0.1〜5重量部が好ましい。鋳型の形成に
は、粘結剤に、流動性向上剤、強度向上剤等、従来公知
の添加剤を組み合わせて使してもかまわない。
塗型が形成された合成樹脂発泡体製模型が用いられる。
この単位抗折強度は、下記の式(1)により算出される
塗型の単位長さ・単位幅当たりの抗折強さであり、「消
失模型用塗型剤の特性と標準化」(日本鋳造工学会関西
支部、平成8年3月15日発行)に従い測定を行い得ら
れる。これは、対象とする塗型の試験片について抗折強
度Wを測定し、その数値に、実際に模型に形成された塗
型の厚みc(m)の2乗を乗じたものである。単位抗折
強度F1は、好ましくは20〜500N、より好ましく
は50〜400Nである。この範囲で鋳物表面の凸凹や
充填時の変形を効果的に抑えることができる。なお、塗
型の厚みは、塗型形成後の模型重量から塗型形成前の模
型重量を差し引き、その重量を塗型剤が塗布された面積
及び乾燥塗型の密度で除した値とする。
度(単位:Pa) c:塗型の厚み(単位:m) a:試験片の幅(単位:m) b:支点間距離(単位:m) c1:試験片の厚み(単位:m) F:破壊荷重(測定値)(単位:N) である。
0N以上とできるものであれば、通常の塗型剤を使用す
ることができる。この単位抗折強度F1を達成するため
の手法として、(1)塗型剤を厚く塗布する、(2)塗
型剤中のバインダー量を多く用いる、(3)塗型剤中の
骨材として鱗片状骨材を用いる、等の方法が考えられ
る。
〜10mmが好ましい。塗型厚さをひび割れなく厚くす
るためには、重ね塗り、乾燥砂をふりかける(スタッ
コ)などの手法を用いても良い。なお、通常、消失模型
に形成される塗型の厚みは1〜2mmである。
系バインダー、無機系バインダーが使用できるが、無機
系バインダーが耐熱性及びガス発生防止の面で好まし
い。また、塗型剤中のバインダーを多く用いる場合は、
塗型剤中10重量%以上、更に15〜30重量%の比率
が好ましい。特に、水ガラス、コロイダルシリカ、アル
キルシリケート等のシリカ系バインダー、リン酸アルミ
等のリン酸系バインダー、セメント等の無機バインダー
が好ましい。また、塗型剤の主骨材は、シリカ、シリカ
−アルミナ、アルミナ、ムライト、ジルコン、黒鉛等、
従来公知の骨材を用いることができる。その他、塗型剤
には、界面活性剤、増粘剤、ベントナイト等のチキソト
ロピー性付与剤等の添加剤を使用できる。
平均粒径1mm以上の球形耐火性骨材内に、抗折強度が
10N以上の塗型が形成された合成樹脂発泡体製模型を
埋設してなる鋳型に溶湯を注湯し、該溶湯によって前記
模型を消失させながら製品を鋳造する。単位抗折強度F
1が10N以上の塗型は塗膜強度が高いが、熱分解ガス
の排出機能が十分ではなく、鋳型からの熱分解ガスの排
出を向上させ、より残渣欠陥の少ない鋳物を得るため
に、塗型とは別に、模型の消失により発生した気体を前
記鋳型の外部に放出させる排出通路を設けることが好ま
しい。その一例を図1に基づき説明する。
内部の鋳物砂7と鋳物砂7に埋設された模型1等からな
り、模型1に連通した受口5が左上方に設けられてい
る。模型1は、発泡ポリスチレンによって製品と同一形
状に形成されており、貫通孔2が設けられている。鋳物
砂7は、球形耐火性骨材であり、粘結剤を適量含有させ
てある。鋳型の形成は、まず、模型1の表面に耐火性に
優れた塗型剤3を塗布し、その後充分乾燥させる。そし
て鋳枠4に湯口6および湯道10を形成した後、模型1
を固定し鋳物砂7で埋設し、受口5を設置する。その
際、貫通孔2の内部は空間にしておき、貫通孔2を湯道
10に連通させると共に、貫通孔2に連通する排出管を
設け排出通路8とする。排出通路8となる排出管はセラ
ミック製で、排出気体抑制手段としてバインダーで成型
されたアルミナ等の耐火物粒子9が充填され、貫通孔2
と大気とを連通させるように鋳物砂7に埋設される。
耐火性骨材であり、この混練砂を充填する方法として、
振動機を用いた振動造型、エアーを用いたブロー造型、
減圧を用いた減圧造型、手込め等があるが、これらのい
ずれにも効果がある。特に、振動機、ブロー造型、減圧
造型等、機械を用いた造型では、手込めと違い、充填の
難易度に応じた調整が困難であるため、本発明で選定し
た耐火性骨材による充填性の向上は有意義である。
6および湯道10を通って模型1に到達し、模型1を溶
融させて、鋳型内に溜る。一方、排出通路8からは、湯
によって溶融、燃焼された模型1の気体が排出されるの
が確認される。
排出させるものであればよく、排出通路となる排出管の
径、設置位置、数等は、模型の形状や大きさにより決め
られる。排出通路は、直径30cm以下、好ましくは1
〜10cmの円筒状の、好ましくはセラミック製の排気
管により形成されるのが好ましい。排出通路のその本数
については所望の通気度を確保できるように適宜決定す
ればよいが、発泡体1千〜10万cm3、好ましくは1
千〜1万cm3あたり、1本設けるのが好ましい。
手段を排出通路に設けることが好ましい。この排出気体
抑制手段とは、該手段を設けることで徐放(ここで、徐
放とは、発生気体をその発生とほぼ同時に強制的に排出
するのではなく、その排出量を抑制しつつ排出すること
をいう。)を達成し得る通気性を有する手段であり、耐
火物粒子及びその層、背圧弁、中空細管等が挙げられ、
溶湯の吹き出し防止や鋳物品質の点から、耐火物粒子及
びその層、背圧弁がより好ましい。
場合、該細管を模型に接するように設置してもよい。中
空細管は排出通路を兼ねることができる。中空細管は、
内径0.1〜5cm、長さ30cm〜5m、好ましくは
内径0.5〜2cm、長さ40cm〜2mで、金属等の
耐火性のある材質で構成されるものが好ましい。
火物層としては、耐火物粒子をバインダー等を添加して
成型させたものや、ウレタンフォームにセラミックスス
ラリーを浸漬しその後焼成した、いわゆるセラミックス
フォームフィルター等を使用することもでき、好ましく
は前者である。耐火物粒子の平均粒径は0.1〜10m
m、更に0.5〜5mmが好ましく、金属又はその酸化
物の粒子、例えばアルミナ、珪砂、ジルコン砂、クロマ
イト砂、合成セラミック砂等が挙げられる。耐火物は、
排出通路の面積、形状にもよるが、厚さが0.5〜20
cm、更に1〜10cmとなる量で充填されることが好
ましい。
を弁の前側(気体流路の上流)に比して後側(気体流路
の下流)を低く設定できる弁のことであり、バネ式低圧
バルブ、ニードル式等何れを用いてもよく、これらを排
気通路に設置することで排出気体抑制手段が形成され
る。
用される。合成樹脂発泡体としては、ポリスチレン、ポ
リメタクリル酸メチル、又はこれらの共重合体等の発泡
体が用いられる。
好ましい。特に、図1のように、排出気体抑制手段を備
えた排出通路8、更に湯道6に連通する貫通孔を形成す
ることが好ましい。熱分解ガスの徐放を精度良くコント
ロールするためには、排出気体抑制手段に集中的にガス
を導く必要がある。そのため、模型には排出通路、更に
湯道に連通する貫通孔を形成することが好ましい。貫通
孔は、模型作製時に形成してもよいし、模型作製後、加
熱した金属棒等、あるいはドリル、レーザーにより形成
してもよいし、カッターナイフ等で切れ込みを入れた
後、接着テープ等を模型表面に貼り付けることで形成さ
せてもよい。貫通孔の径、形成位置、数等は、模型の形
状や大きさにより決める。
体の圧力損失が0.05〜5000g/cm2であるこ
とが好ましく、より好ましくは0.1〜1000g/c
m2であり、更に好ましくは0.5〜100g/cm2で
あり、特に好ましくは1〜50g/cm2である。ここ
で圧力損失とは、排出気体抑制手段の前後(気体流路の
上流、下流)の圧力差であり、排出通路の排気側の圧力
は何れでもよいが、好ましくは大気圧である。なお、圧
力損失は次のような手順に則り、計算により求められ
る。まず図2に示したように、コンプレッサーから通気
量(通常1〜10L/分の範囲)の異なる加圧空気を流
通させた時のそれぞれの圧力を求め、それに基づき通気
量−圧力損失の検量線を作成する。次いで、鋳込み時間
と予想される気体発生量Vから単位時間あたりの気体発
生量(L/分)を求め、検量線をその気体流量に一次近
似外挿して圧力損失を求める。
8月号)の第27頁図3によれば、1000℃における
熱分解気体発生量として、ポリスチレンで650cm3
/g、ポリメチルメタクリレートで980cm3/gで
ある。これら以外の材質を用いる場合は計測してVを求
める。
1mm以上の球形耐火性骨材を用い、且つ塗型の抗折強
度を10N以上とするが、それ以外は、従来公知の消失
模型鋳造法に準じて行うことができる。なお、排ガスの
排出効率を高めるため吸引装置を用いた減圧鋳造を行っ
てもよいが、排出通路を設ける場合には吸引装置は必ず
しも必要としない。
形成の際の耐火性骨材の充填性が向上し、複雑な形状の
模型も破損せずにより低い加振力で充填でき、ポケット
部においても焼着欠陥のない鋳物が得られる。更に鋳物
表面の凹凸、変形も少なく、残渣欠陥もない高品質な鋳
物を製造することができる。
様)に、花王クエーカー(株)製フラン樹脂用硬化剤C
−14を0.35部、フラン樹脂340Bを0.7部加
えミキサーにて混練した。図4に示す消失模型に下記の
塗型剤を表1の組み合わせで繰り返し塗布し、表1記載
の厚み(乾燥厚)とした模型を用意し、該模型の回り
を、上記の混練砂を用いて、振動機にて充填した。な
お、図4の模型において、空洞部41の大きさは、図4
中のx方向が100mm、y方向が60mm、z方向が
155mmであり、突起部42の大きさは、x方向が5
0mm、y方向が20mm、z方向が20mmであっ
た。振動には、東洋機械製作所製の円運動振動機を用
い、振動条件1.5G、振幅約0.4mmで1分間振動
させた。この鋳型を硬化させ、FC300の鋳鉄溶湯を
直接模型に注湯した。その際、一部の例では、図1のよ
うに、内径4cmの円筒形の陶管(長さ30cm)に、
エステル硬化性フェノール樹脂を含有する直径2mmの
球状アルミナを厚さ(h)2.5cmとなるように充填
し硬化させ排出通路を設けた。この排出通路を通過する
気体の圧力損失は4g/cm2であった。鋳物品質とし
て、ポケット部の焼着、鋳物表面の凹凸、鋳物の変形、
残渣欠陥を目視にて観察した。これらの結果を表1に示
した。
0μmのシリカ粉40部に、燐状黒鉛10部、酢酸ビニ
ル系バインダー5部、水40部、非イオン界面活性剤
0.5部、ベントナイト4.5部を加えた塗型剤。この
塗型剤1の通気度は0.14、抗折強度Wは3.5MP
aであった。本塗型剤1は、膜厚3mmに塗布した場
合、通気度/膜厚(mm)は0.05、単位抗折強度F
1は31.5Nとなる。
250g、コロイダルシリカ水溶液(固形分濃度30重
量%)1000ml(重量1210g、固形分量が対シ
リカで16重量%)、非イオン界面活性剤0.2ml、
消泡剤数滴の比率で調製した。この塗型剤2の通気度は
0.02、抗折強度Wは4.5MPaであった。本塗型
剤2は、膜厚5mmに塗布した場合、単位抗折強度F1
は113Nとなる。
いた系(以下、試験砂という)について流動性を評価し
た。すなわち、図3に示すような、略U字状の中空部
(A−B−C)を持つ箱体を準備した。図3中、PSは
発泡ポリスチレン体であり、表面にはPC100(花王
クエーカー(株)製、塗型剤)が塗布されている。ま
た、この箱体の寸法は、L1が8cm、L2が20cm、
L3が17cm、L4が8cm、L5が8cm、L6が12
cmである。この箱体の中空部Aに入るだけ、試験砂を
投入し、振動を開始した。振動を1分間行うと、試験砂
は中空部Bへ移動し、中空部Aの上部に空間が生じた。
この空間に更に試験砂を、全部で8kgになるように投
入し、今度は10分間振動を与えた。そうすると、試験
砂は、箱体の中空部Cに入って行き、図3に示すような
状態(山状)となった。そして、発泡ポリスチレン体の
底面から、山状混練砂の頂上までの距離をaとし、試験
砂の裾までの距離をbとし、その平均値〔(a+b)/
2〕を求め、これを充填高さ(cm)とし、その結果を
表1に示した。充填高さが高いほど、試験砂の流動性が
良好であることを示している。なお、上記した振動は、
東洋機械製作所製の垂直面真円運動振動機を用い、振動
条件1.5G、振幅0.4mmで行った。
未満の耐火性骨材を用いた場合(比較例1、2)は、混
練砂の流動性が悪くなり充填不足によるポケット部の焼
着が生じ、一方、骨材平均粒径が1mm以上でも塗型の
単位抗折強度が10N未満であると(比較例3)、鋳物
表面状態が悪くなり変形も生じる。この結果から、良質
な鋳物を得るには、鋳物砂として平均粒径1mm以上の
球形耐火性骨材を用い、且つ塗型の単位抗折強度を10
N以上とする必要があることがわかる。
に用いた箱体の模式的斜視図
Claims (5)
- 【請求項1】 鋳物砂内に、塗型が形成された合成樹脂
発泡体製模型を埋設してなる鋳型に溶湯を注湯し、該溶
湯によって前記模型を消失させながら製品を鋳造する消
失模型鋳造法であって、前記鋳物砂として平均粒径1m
m以上の球形耐火性骨材を用い、且つ前記塗型の単位抗
折強度を10N以上とする消失模型鋳造法。 - 【請求項2】 前記塗型とは別に、前記模型の消失によ
り発生した気体を前記鋳型の外部に放出させる排出通路
を設ける請求項1記載の消失模型鋳造法。 - 【請求項3】 前記塗型が、無機バインダーを含有する
塗型剤により形成されたものである請求項1又は2記載
の消失模型鋳造法。 - 【請求項4】 前記排出通路が、排出気体抑制手段を備
える請求項2又は3記載の消失模型鋳造法。 - 【請求項5】 鋳物砂に粘結剤が添加されている請求項
1〜4の何れか1項記載の消失模型鋳造法。
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