JP2003290197A - 医用画像処理装置、医用画像処理方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

医用画像処理装置、医用画像処理方法、プログラム、及び、記録媒体

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JP2003290197A
JP2003290197A JP2002097765A JP2002097765A JP2003290197A JP 2003290197 A JP2003290197 A JP 2003290197A JP 2002097765 A JP2002097765 A JP 2002097765A JP 2002097765 A JP2002097765 A JP 2002097765A JP 2003290197 A JP2003290197 A JP 2003290197A
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reading
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JP2002097765A
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Sumiya Nagatsuka
澄也 長束
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、操作者によらず、被検者に
関する医用画像の撮影や読み取りに関するキー入力を容
易且つ確実にして、該医用画像の撮影又は読み込みを効
率良く行える医用画像処理装置、医用画像処理方法、該
医用画像処理方法を実施するプログラム、及び、該プロ
グラムを格納する記録媒体を提供することである。 【解決手段】 複数のメニュー画面から、自分が最も操
作し易いメニュー画面を選択して表示させ(ステップS
10、S12、S13)、当該選択したメニュー画面に
基づいて医用画像の撮影/読み取りを行う。また、撮影
部位の詳細設定を行うメニュー画面は、撮影条件の一つ
が指定されると、当該指定された撮影条件に属する撮影
部位の画像と共に、当該表示された撮影部位に対する詳
細撮影部位の指定入力キーとをメニュー画面に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者に関する医
用画像の撮影又は読み込みを行う医用画像処理装置、医
用画像処理方法、該医用画像処理方法を実施するプログ
ラム、及び、該プログラムを格納する記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、X線等の放射線を用いた放射線画
像が病気診断用等の医用画像として多く用いられるのに
伴い、この医用画像の撮影又は読み込みを行う医用画像
処理装置が広く普及している。上記放射線画像を得る為
に、被検者を透過した放射線を蛍光体層(蛍光スクリー
ン)に照射して可視光を生じさせ、この可視光を銀塩が
塗布されたフィルム(以下、銀塩フィルムという)に露
光して現像される。
【0003】特に最近、銀塩フィルムを用いることなく
蛍光体層から直接画像データを取得する方法が開発され
つつある。一例としては、被検者を透過した放射線を蛍
光体に吸収させ、その後、この蛍光体を、例えば光又は
熱エネルギーを用いて励起させることによって上記蓄積
された放射線エネルギーを蛍光として放射させ、更に、
この放射された蛍光を光電変換して画像信号を得る方法
がある。
【0004】具体的には、例えば米国特許3号、859
号、及び527号並びに特開昭55−12144号広報
等に、上記蛍光体として輝尽性蛍光体を用いた放射線画
像変換方法が開示されている。この方法は、所定の支持
体表面に輝尽性蛍光体層を形成した放射線画像変換パネ
ルを設け、被検者を透過した放射線を放射線画像変換パ
ネルの輝尽性蛍光体層に照射し、被検体各部の放射線透
過度に対応する放射線エネルギーを該輝尽性蛍光体に蓄
積させ、後にこの蓄積された放射エネルギーを輝尽励起
光として蛍光に変換し、この蛍光による光信号を光電変
換して放射線画像信号を得るものである。
【0005】上記のようにして得られた放射線画像信号
は、必要に応じて画像処理が施された後、銀塩フィルム
やCRT等に出力されて可視化されたり、或いは、電子
ファイリング装置にファイリングされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般に、上記
医用画像の撮影や該撮影された医用画像を読み取る為に
は、予め設定された撮影/読み取りに関する操作手順に
従って、操作者が入力操作を行う必要がある。
【0007】上記医用画像処理装置の操作部は、キー入
力を検知するタッチパネル等の検知手段と、該タッチパ
ネル等が貼付され、このタッチパネルの各種キー位置に
対応したキー表示を行うディスプレイ等の表示手段とに
より構成される。
【0008】ここで、上記キー表示におけるキー配置は
医用画像処理装置に固有の(すなわち、出荷時に予め設
定された)ものであるか、或いは、設置後に操作者やサ
ービスマン等によりカスタマイズされたものである。
【0009】上記キーの種類は、例えば撮影部位(頭
部、頸部、胸部、腹部、脊椎、上肢、下肢、・・・)に
応じて200種類以上にもなる為、表示されたキー配置
によって操作性が大きく変わることとなる。また、この
ように多数のキーを表示する為には複数ページ(画面)
が必要となる。
【0010】この場合、操作者が、表示されたキー配置
に慣れていれば、所望する撮影部位のキーがどのページ
のどの辺りに表示されているかを略的確に予測できるの
で、比較的容易にキー操作が行える。しかし、操作者
が、キー配置に不慣れだと、キーの位置を予測できない
ので、所望するキーを見出すまでに何度も画面を切り替
えてページ送りをしたり、また、1画面を隈なくチェッ
クしたりしなければならず、実際にキー操作を行うまで
に多くの時間と労力が必要となる。この為、医用画像の
撮影や読取が迅速に行えず、診察に多くの時間が必要と
なる。また、上記撮影部位以外の選択項目に対しても、
当該選択項目毎に多数のキーがあれば、これらキー表示
の際には上記問題と同様の問題が生じる。
【0011】本発明の課題は、操作者によらず、被検者
に関する医用画像の撮影や読み取りを行うためのキー入
力を容易且つ確実にして、該医用画像の撮影又は読み込
みを効率良く行える医用画像処理装置、医用画像処理方
法、該医用画像処理方法を実施するプログラム、及び、
該プログラムを格納する記録媒体を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、医用画像の撮影及び読み取
り、又はそのうち何れか一方を行う医用画像処理装置に
おいて、医用画像の撮影条件又は読み取り条件の入力画
面を表示する表示手段と、前記入力画面を複数パターン
記録する記録手段と、前記記録手段に記録された複数パ
ターンの入力画面のうち、どの入力画面を選択するかの
選択入力を要求する選択入力要求手段と、前記選択入力
要求手段による要求に応じて選択された入力画面を表示
するよう、前記表示手段を制御する表示制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載の発明は、医用画像の
撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行う医用
画像処理装置において、撮影条件又は読み取り条件を入
力する入力領域が形成されたタッチパネルと、前記タッ
チパネルに重ねて設けられ、該タッチパネルに形成され
た前記入力領域を表示する表示手段と、前記入力領域の
配置パターンを複数記録する記録手段と、前記記録手段
により記録された配置パターンのうち、どの配置パター
ンを選択するかの選択入力を要求する選択入力要求手段
と、前記選択入力要求手段による要求に応じて選択され
た前記配置パターンに基づいて、前記入力領域を前記タ
ッチパネルに形成する形成手段と、前記選択入力要求手
段による要求に応じて選択された前記配置パターンに基
づいて前記入力領域を表示するよう、前記表示手段を制
御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の発明は、医用画像の
撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行う医用
画像処理方法において、複数パターン記録された医用画
像の撮影条件又は読み取り条件の入力画面のうち、どの
入力画面を選択するかの選択入力を要求する選択入力要
求ステップと、前記要求に応じて選択された入力画面を
表示する表示制御ステップと、を含んだことを特徴とす
る。
【0015】また、請求項5記載の発明は、医用画像の
撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行う医用
画像処理方法において、複数パターン記録されたタッチ
パネルに形成される撮影条件又は読み取り条件の入力領
域の配置パターンのうち、どの配置パターンを選択する
かの選択入力を要求する選択入力要求ステップと、前記
要求に応じて選択された前記配置パターンに基づいて、
前記入力領域を前記タッチパネルに形成する形成ステッ
プと、前記要求に応じて選択された前記配置パターンに
基づいて、前記入力領域を表示する表示制御ステップ
と、を含んだことを特徴とする。
【0016】また、請求項7記載の発明は、医用画像の
撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行うコン
ピュータに、複数パターン記録された医用画像の撮影条
件又は読み取り条件の入力画面のうち、どの入力画面を
選択するかの選択入力を要求する選択入力要求機能と、
前記要求に応じて選択された入力画面を表示する表示制
御機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0017】また、請求項8記載の発明は、医用画像の
撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行うコン
ピュータに、複数パターン記録されたタッチパネルに形
成される撮影条件又は読み取り条件の入力領域の配置パ
ターンのうち、どの配置パターンを選択するかの選択入
力を要求する選択入力要求機能と、前記要求に応じて選
択された前記配置パターンに基づいて、前記入力領域を
前記タッチパネルに形成する形成機能と、前記要求に応
じて選択された前記配置パターンに基づいて、前記入力
領域を表示する表示制御機能と、を実現させるためのプ
ログラムである。
【0018】また、請求項10記載の発明は、医用画像
の撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行うコ
ンピュータが実行可能なプログラムを格納した記録媒体
であって、複数パターン記録された医用画像の撮影条件
又は読み取り条件の入力画面のうち、どの入力画面を選
択するかの選択入力を要求するプログラムコードと、前
記要求に応じて選択された入力画面を表示するプログラ
ムコードと、を含むプログラムを格納した記録媒体であ
る。
【0019】また、請求項11記載の発明は、医用画像
の撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行うコ
ンピュータが実行可能なプログラムを格納した記録媒体
であって、複数パターン記録されたタッチパネルに形成
される撮影条件又は読み取り条件の入力領域の配置パタ
ーンのうち、どの配置パターンを選択するかの選択入力
を要求するプログラムコードと、前記要求に応じて選択
された前記配置パターンに基づいて、前記入力領域を前
記タッチパネルに形成するプログラムコードと、前記要
求に応じて選択された前記配置パターンに基づいて、前
記入力領域を表示するプログラムコードと、を含むプロ
グラムを格納した記録媒体である。
【0020】従って、操作者は、複数設けられた配置パ
ターンのうちで扱い慣れたものを常に選択可能となる。
この為、操作者によらず、医用画像の撮影又は読み取り
を行う為の所定指示が入力し易い環境が実現されるの
で、操作者は、1画面を隈なくチェックしたり、表示画
面を何度も替えたりすることなく、所望する指示を入力
する為の入力領域がどの表示画面のどの辺りに表示され
ているかを略的確に予測でき、医用画像の撮影や読み取
りが迅速に行える。更に、実際に入力操作を行うまでに
要する時間と労力が低減化され、診察にかかる時間が大
幅に短縮される。
【0021】更に、請求項3記載の発明は、医用画像の
撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行う医用
画像処理装置において、被検者身体の撮影又は読み取り
の対象となる部位を入力する入力領域が形成されたタッ
チパネルと、前記タッチパネルに重ねて設けられ、該タ
ッチパネルに形成された前記入力領域に固有の入力画像
によって該入力領域を表示すると共に、前記撮影又は読
み取りの対象となる部位を表す部位画像を表示する表示
手段と、前記入力画像及び部位画像の配置パターンに基
づいて、前記入力領域を前記タッチパネルに形成する形
成手段と、前記配置パターンに基づいて前記入力画像と
前記部位画像とを同時に表示するよう、前記表示手段を
制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0022】また、請求項6記載の発明は、医用画像の
撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行う医用
画像処理方法において、被験者身体の撮影又は読み取り
の対象となる部位を入力する入力領域の配置パターンに
基づいて、該入力領域をタッチパネルに形成する形成ス
テップと、前記入力領域の配置パターンに基づいて該入
力領域に固有の入力画像を表示すると同時に、前記撮影
又は読み取りの対象となる部位を表す部位画像を表示す
る表示制御ステップと、を含んだことを特徴とする。
【0023】また、請求項9記載の発明は、医用画像の
撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行うコン
ピュータに、被験者身体の撮影又は読み取りの対象とな
る部位を入力する入力領域の配置パターンに基づいて、
該入力領域をタッチパネルに形成する形成機能と、前記
入力領域の配置パターンに基づいて該入力領域に固有の
入力画像を表示すると同時に、前記撮影又は読み取りの
対象となる部位を表す部位画像を表示する表示制御機能
と、を実現させるためのプログラムである。
【0024】また、請求項12記載の発明は、医用画像
の撮影及び読み取り、又はそのうち何れか一方を行うコ
ンピュータが実行可能なプログラムを格納した記録媒体
であって、被験者身体の撮影又は読み取りの対象となる
部位を入力する入力領域の配置パターンに基づいて、該
入力領域をタッチパネルに形成するプログラムコード
と、前記入力領域の配置パターンに基づいて該入力領域
に固有の入力画像を表示すると同時に、前記撮影又は読
み取りの対象となる部位を表す部位画像を表示するプロ
グラムコードと、を含むプログラムを格納した記録媒体
である。
【0025】従って、非常に多くの入力領域(例えば、
詳細な撮影又は読み取り部位を指定する為の入力領域)
を一画面に表示しなければならない場合でも、これら多
くの入力領域を、該入力領域に付随し撮影又は読み取り
の対象となる部位を表す画像と共に表示するので、撮影
又は読み取りの対象となる部位の名称のみから入力領域
を選択しなければならないということがなく、該部位を
表す画像を用いて視覚的に選択が可能となるので、全て
の操作者に対して、入力操作性、及び入力操作に対する
確実性が著しく向上する。更に、操作者は、上記撮影又
は読み取りの対象となる部位を表す画像に基づいて、当
該部位の実際の位置を容易に確認できるので、撮影後、
撮影画像をモニタする際に、当該部位が十分良好に撮影
されているか否かが容易に判定可能となる。この為、例
えば、撮影が失敗した際には、被検者が帰ってしまう前
に撮影をやり直せるので、診察時間が大幅に削減でき
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した好ましい
実施例を、図1〜図4を参照して詳細に説明する。ここ
で、以下に説明する表示装置27bは、本発明の請求項
に記載された表示手段が有する機能を実現し、メモリ1
4は、記録手段が有する機能を実現し、更に、CPU1
1は、選択入力要求手段、表示制御手段、及び形成手段
が各々有する機能を実現する。
【0027】図1は、医用画像処理装置1のシステム構
成を示すブロック図である。図1に示すように、医用画
像処理装置1は、コントローラ10、放射線発生器3
0、及び放射線画像読取器40等を備える。放射線発生
器30は、コントローラ10によって制御され、放射線
発生器30から放射された放射線は、被写体5を通って
放射線画像読取器40前面に設置された撮像パネル41
に照射される。
【0028】ここで、図2を参照して、撮像パネル41
の構成を説明する。図2は、撮像パネル41の構成を示
す概略ブロック図である。撮像パネル41は、所定の剛
性を得るのに十分な厚み(例えば10cm)を有する基
板(図示略)を備える。この基板表面には照射された放
射線の線量に応じて電気信号を出力する検出素子412
−(1、1)〜412−(m、n)がマトリクス状に配
設されている(ここで、m、nは自然数であり、自由に
設定可能である)。また、走査線415−1〜415−
mと信号線416−1〜416−nとは、例えば直交し
て配設されている。
【0029】走査線415−1〜415−mは、走査駆
動回路44と接続している。走査駆動回路44から走査
線415−1〜415−mのうち何れか一つの走査線4
15−p(pは1〜mの何れかの値)に読出信号RSが
送信されると、照射された放射線の線量に応じた電気信
号SV−1〜SV−nが、走査線415−pと接続する
検出素子412−(p、1)〜412−(p、n)から
画像データ生成回路46に各々出力される。
【0030】検出素子412−(1、1)〜412−
(m、n)は、照射された放射線の線量に応じた電気信
号を出力する。例えば、検出素子412−(1、1)〜
412−(m、n)が、放射線の照射により電子−正孔
対が生成して抵抗値が変化する光導電層(図示略)を備
えて成る場合、光導電層で生成された電荷(照射された
放射線量に比例)が電荷蓄積コンデンサ(図示略)に蓄
えられ、この蓄えられた電荷が電気信号として画像デー
タ生成回路46に出力される。なお、光導電層として
は、暗抵抗値が高いものが好ましく、アモルファスセレ
ン、酸化鉛、硫化カドミウム、ヨウ化第2水銀、又は光
導電性を有する有機材料(X線吸収コンパウンドが添加
された光伝導性ポリマを含む)等が用いられるが、特に
アモルファスセレンが好ましい。
【0031】また、検出素子412−(1、1)〜41
2−(m、n)が、放射線の照射によって蛍光等を発生
(照射された放射線量に比例した放射強度で発生)する
シンチレータ(図示略)等を備えて成る場合、このシン
チレータで発生した蛍光がフォトダイオード(図示略)
で検出され、当該検出された蛍光の放射強度に応じた電
流が画像データ生成回路46に出力される。
【0032】画像データ生成回路46は、読取制御回路
48から送信された出力制御信号SCに応じて、電気信
号SV−1〜SV−n(これらは、検出素子412−
(1、1)〜412−(m、n)から供給される)を順
次選択し、当該選択した電気信号SV−1〜SV−nの
うちの何れかの電気信号をデジタルの画像データDTに
変換する。画像データ生成回路46は、この画像データ
DTを読取制御回路48に送信する。
【0033】読取制御回路48は、コントローラ10か
ら送信された制御信号CTDに基づいて、読出信号RS
を送信する走査線415−1〜415−mを選択するた
めの走査制御信号RCと出力制御信号SCとを、走査駆
動回路44と画像データ生成回路46とにそれぞれ送信
する。走査駆動回路44は、走査制御信号RCに基づい
て走査線415−1〜415−mのうち何れか一つの走
査線を選択し、当該選択した走査線415−1〜415
−mのうち何れか一つの走査線に読出信号RSを送信す
る。
【0034】また、読取制御回路48は、上記画像デー
タ生成回路46から送信された画像データDTをコント
ローラ10に送信する。なお、コントローラ10に送信
される画像データDTは、読取制御回路48において対
数変換処理されたものが好ましく、これによりコントロ
ーラ10における画像データ処理が簡略化可能となる。
【0035】ここで、上記走査制御信号RC及び出力制
御信号SCに基づいて、画像データDTが画像データ生
成回路46から出力される様子を説明する。まず、検出
素子412−(1、1)からの電気信号SV−1が画像
データ生成回路46によって画像データDTに変換され
ると、検出素子412−(1、2)からの電気信号SV
−2、・・・、及び、検出素子412−(1、n)から
の電気信号SV−nが順次画像データDTに変換されて
読取制御回路48に送信される。次いで、検出素子41
2−(2、1)からの電気信号SV−1が画像データ生
成回路46によって画像データDTに変換され、その
後、検出素子412−(2、2)からの電気信号SV−
2、・・・、及び、検出素子412−(2、n)からの
電気信号SV−nが順次画像データDTに変換されて読
取制御回路48に送信される。この処理が検出素子41
2−(m、1)まで繰り返され、検出素子412−
(m、1)からの電気信号SV−1が画像データ生成回
路46によって画像データDTに変換された後、検出素
子412−(m、2)からの電気信号SV−2、・・
・、及び、検出素子412−(m、n)からの電気信号
SV−nが画像データ生成回路46によって順次画像デ
ータDTに変換されて読取制御回路48に送信される
と、検出素子412−(1、1)に戻って、検出素子4
12−(1、1)からの電気信号SV−1が画像データ
生成回路46によって画像データDTに変換されて読取
制御回路48に送信される。これ以降、検出素子412
−(1、1)、・・・、検出素子412−(1、n)、
検出素子412−(2、1)、・・・、検出素子412
−(2、n)、・・・・、検出素子412−(m、
1)、・・・、及び、検出素子412−(m、n)の順
に、上記処理が繰り返し行われる。
【0036】図1に戻って、医用画像処理装置1のシス
テム構成の説明を続ける。CPU11は、メモリ14に
予め格納されたシステム制御用の各種プログラムを実行
し、システムバス12を介してコントローラ10の各部
の動作を制御する。
【0037】また、CPU11は、画像データの転送
を、画像バス13を介してコントローラ10の各部の間
で行う。
【0038】メモリ14は、コントローラ10を制御す
るための各種プログラムを格納する。特にメモリ14
は、図5のフローチャートに示すメニュー画面表示処理
を行うためのプログラムを格納し、CPU11は、当該
プログラムを実行して上記メニュー画面表示処理を行
う。このメニュー画面表示処理については、後述する動
作の説明において詳しく述べる。
【0039】また、メモリ14は、着脱自在な記録媒体
14aを備え、上記各種プログラム、特に、上記メニュ
ー画面表示処理を行うためのプログラムが、記録媒体1
4aに予め記録されるとしても良い。
【0040】また、メモリ14は、上記各種プログラム
を行う際に用いられる各種データを予め格納する。特に
メモリ14は、上記メニュー画面表示処理で用いられる
複数のメニュー画面を表示する為の表示データ(例え
ば、図4、図6に示すメニュー画面を表す表示データ)
を格納する。
【0041】ここで、上記メニュー画面とは、タッチパ
ネル27aの指定入力キー(入力領域)に応じたキー配
置が表示装置27bに表示された画面であり、複数の指
定入力キーが表示されている。操作者は、これら表示装
置27bに表示されたメニュー画面の複数キーのうち、
所望する指定入力キーをタッチパネル27a上でタッチ
することにより、当該指定入力キーに応じた信号(医用
画像の撮影や該撮影された医用画像を読み取る為の指示
信号等)を入力する。
【0042】また、表示データとは、指定するメニュー
項目の名称データ及びメニュー項目の指定入力キーの表
示位置データと、該指定入力キーと共に表示する画像デ
ータとによって成り、メニュー画面を表示する為のデー
タである。
【0043】上記メニュー画面表示処理で用いられる複
数のメニュー画面の各々は、それぞれ固有の指定入力キ
ーのキー配置を有している。上記固有のキー配置は、例
えば、医用画像処理装置1の操作法(すなわち、放射線
を用いた撮影技術)を教授する学派(学校)毎に設定さ
れたもの、又は、医用画像処理装置1が設置された医療
機関所属の撮影技師毎に設定されたもの等である。
【0044】以下、メニュー画面の指定入力キーのキー
配置は、上記学派毎に設定されたものとして説明する。
また、上記メニュー画面の一例を図4に示す。図4に示
すメニュー画面は、No.“1”に番号付けされた学派
のメニュー画面が選択(表示)されている(図中符号B
参照)。図4に示す表示装置27bには、図中符号Bに
示す“メニュー画面No.”の選択入力を行う入力キー
“1”、“2”、“3”、“4”、“5”、及び“6”
が表示されている(すなわち、学派毎に設定されたメニ
ュー画面が6種類となっている)が、6種類に限るもの
ではない。
【0045】また、上記学派毎に設けられた複数のメニ
ュー画面のうち、何れか一つのメニュー画面(或いは、
学派に無関係なキー配置を有するメニュー画面)が出荷
時に予め設定(初期設定)されているものとする。操作
者は、この初期設定されたメニュー画面を表示するか、
それとも他のメニュー画面を表示するかを選択可能とな
っている(図5のフローチャート参照)。
【0046】またメモリ14は、上記学派毎に設けられ
たメニュー画面が、撮影条件(大分類の撮影部位、大分
類に属する具体的部位、及び撮影方法)を指定するメニ
ュー画面の場合、これら各撮影条件毎に、詳細撮影部位
を指定する為のメニュー画面の表示データを予め記憶す
る。この詳細撮影部位を指定する為のメニュー画面の表
示データは、上記撮影方法により撮影される上記大分類
に属する具体的部位の画像データと、当該具体的部位に
対する詳細撮影部位の名称データ及び詳細撮影部位の指
定入力キーの表示位置データとによって成り、当該メニ
ュー画面を表示する為のデータである。このメニュー画
面の一例を図6に示す(詳細は動作の説明において述べ
る)。
【0047】フレームメモリ制御部16は、フレームメ
モリ21と接続し、放射線画像読取器40で得られ撮影
制御部19から入力された画像データをフレームメモリ
21に記憶する。なお、フレームメモリ制御部16は、
上記撮影制御部19から入力された画像データをCPU
11で処理した後、当該処理後の画像データをフレーム
メモリ21に記憶するようにしても良い。
【0048】また、フレームメモリ制御部16は、フレ
ームメモリ21に記憶された画像データを読み出して、
表示制御部15やディスク制御部20に送信する。
【0049】なお、フレームメモリ21に記憶された画
像データがディスク制御部20を介してディスク装置2
3に記録される際には、例えば、画像データがフレーム
メモリ21から連続して読み出され、ディスク制御部2
0内のFIFOメモリに記録され、その後、当該FIF
Oに記録された画像データを順次ディスク装置23に送
信するようにしても良い。
【0050】更に、フレームメモリ21やディスク装置
23から読み出された画像データは、出力インターフェ
ース18を介して外部機器100に出力可能となってい
る。
【0051】表示制御部15は、画像表示装置22に接
続し、入力された画像データに基づく放射線撮影画像を
画像表示装置22の表示画面に表示する。画像表示装置
22は、また、後述する入力装置27が備えるタッチパ
ネル27aの入力キーを表示する表示装置27bと接続
し、タッチパネル27aのキー入力位置に対応したキー
表示をするための表示制御を行う。ここで、入力装置2
7は、タッチパネル27aや、図示しないキーボード等
を有する。
【0052】放射線画像読取器40によって読み込まれ
た画像データの画素数よりも画像表示装置22によって
表示される画素数が少ない場合、表示制御部15は、放
射線撮影画像の全体を表示する為に、放射線画像読取器
40によって読み込まれた画像データの画素数を間引き
し、当該画素数を間引きした画像データに基づく放射線
撮影画面の全体を画像表示装置22に表示する。また、
放射線撮影画像のなかで所望の位置の画像(すなわち、
患部の画像)のみを詳細に表示するために、表示制御部
15は、画像データの画素数を間引きすることなく、上
記所望の位置の画像のみを画像表示装置22に表示す
る。
【0053】画像処理部26は、撮影制御部19を介し
て放射線画像読取器40から送信された画像データDT
の照射野認識処理、関心領域設定、正規化処理、及び階
調処理、並びにこれら処理の良否判定処理等を行う。ま
た、画像処理部26は、周波数強調処理やダイナミック
レンジ圧縮処理等を行うとしても良い。なお、画像処理
部26が有する全機能をCPU11が備えるような構成
であっても良い。
【0054】入力インターフェース17は、入力装置2
7が接続し、入力装置27のタッチパネル27aやキー
ボードのキー操作による画像の撮影/読み取りに係る指
示信号をCPU11に送信する。
【0055】外部機器100は、例えば、レーザイメー
ジャと称される走査型レーザ露光装置等である。この走
査型レーザ露光装置は、入力された放射線撮影画像の画
像データに基づいて、レーザピーム強度を変調し、従来
のハロゲン化銀写真感光材料や熱現象ハロゲン化銀写真
感光材に露光して現像することによって、上記放射線撮
影画像のハードコピーを行う。
【0056】なお、フレームメモリ21は、放射線画像
読取器40から送信された画像データを直接記憶すると
したが、これに限らず、放射線画像読取器40から送信
された画像データを、CPU11で画像処理した後に記
憶するようにしても良い。また、ディスク装置23は、
フレームメモリ21に記憶された画像データ(すなわ
ち、放射線画像読取器40から送信された画像データ
や、当該画像データをCPU11で処理した画像デー
タ)を、管理情報等と共に記録するようにしても良い。
また、医用画像処理装置1は、撮像パネル41により撮
影された画像データDTを電気的に処理するものとした
が、これに限らず、フィルム内蔵のカセッテを用いて画
像データを処理する構成であっても良い。
【0057】次に、図5を参照して動作の説明をする。
図5は、メニュー画面表示処理を説明するフローチャー
トである。まず、医用画像処理装置1の電源が投入され
ると、CPU11は、初期設定のメニュー画面を表示す
るか、他のメニュー画面を表示するかの選択入力を要求
する(ステップS10)。この際、CPU11は、上記
選択入力を行うための指定入力キーをタッチパネル27
aに設定すると共に、当該指定入力キーの配置に応じて
この指定入力キーを示すアイコン画像を表示装置27b
に表示する。
【0058】ステップS10の段階で、初期設定のメニ
ュー画面を表示する旨の選択入力が行われた場合(ステ
ップS10;Yes)、CPU11は、初期設定メニュ
ー画面を表示装置27bに表示すると共に、タッチパネ
ル27aの指定入力キーのキー配置を当該初期設定メニ
ュー画面のキー配置に合わせて設定する(ステップS1
1)。
【0059】ステップS10の段階で、初期設定のメニ
ュー画面以外のメニュー画面を表示する旨の選択入力が
行われた場合(ステップS10;No)、CPU11
は、No.“1”〜“6”までのメニュー画面のうち何
れのメニュー画面を表示するかの選択入力を要求する
(ステップS12)。この際、CPU11は、上記選択
入力を行うための指定入力キーをタッチパネル27aに
設定すると共に、当該指定入力キーの配置に応じてこの
指定入力キーを示すアイコン画像を表示装置27bに表
示する。
【0060】ステップS12の後、No.“1”〜
“6”までのメニュー画面のうち何れか一つのメニュー
画面が選択されると、当該選択されたNo.のメニュー
画面を表示装置27bに表示すると共に、タッチパネル
27aの指定入力キーのキー配置を当該メニュー画面の
キー配置に合わせて設定する(ステップS13)。
【0061】また、ステップS11或いは13の段階
で、大分類の撮影部位が指定され、更に、大分類の撮影
部位を除く撮影条件(すなわち、大分類の撮影部位に属
する具体的部位、及び撮影方法)を設定するメニュー画
面(このメニュー画面を、撮影条件設定用メニュー画面
という)が表示装置27bに表示された際、例えば、図
4に示すように(この場合、大分類の撮影部位は頭
部)、更に、大分類の撮影部位に属する具体的部位に
“頭蓋骨”、撮影方法に“A−P”の各項目が選択され
ると、CPU11は、図6に示すように、頭蓋骨のA−
P撮影図と共に、頭蓋骨の詳細撮影部位の指定入力キー
A1(鼻中隔)〜A24(下顎骨)を当該頭蓋骨のA−
P図に合わせて表示し(このメニュー画面を、頭蓋骨
(A−P)の詳細撮影条件設定用メニュー画面とい
う)、更に、タッチパネル27aの指定入力キーのキー
配置を当該頭蓋骨(A−P撮影)の詳細撮影条件設定用
メニュー画面のキー配置に合わせて設定する。
【0062】ここで、上記大分類の撮影部位は、頭部の
他に、頸部、胸部、腹部、脊椎、胸郭、上肢、下肢等で
あり、上記大分類の撮影部位に属する具体的部位は、例
えば、大分類の撮影部位が頭部の場合、頭蓋骨、副鼻
腔、トルコ鞍、聴器、視神経管等であり、上記撮影方法
は、例えば、A→P、P→A、LAT、ウォーターズ、
コールドウェル等、撮影方向、撮影角度、及び造影の有
無等を指定するものである。また、上記詳細撮影部位
は、例えば、大分類の撮影部位(頭部)に属する具体的
部位が頭蓋骨の場合、鼻中隔、環椎、乳様突起、・・
・、歯槽骨、下顎骨(図中符号A1〜A24を参照)等
である。
【0063】CPU11は、表示装置27bに表示され
た上記頭蓋骨の詳細撮影条件設定用メニュー画面(図6
参照)において、詳細撮影部位の指定入力キーA1〜A
24のうち、何れかの指定入力キーがタッチパネル27
a上でタッチされ、次いで、図中符号C1に示す“決
定”キーがタッチされると、当該タッチされた指定入力
キーに対応する頭蓋骨の部位を詳細撮影部位として設定
し、この詳細撮影部位の画像の撮影又は読み取りを行
う。
【0064】また、上記頭蓋骨(A→P)の詳細撮影条
件設定用メニュー画面で、前の画面(図4に示す頭部の
撮影条件設定用メニュー画面)に戻る為に、図中符号C
2に示す“閉じる”キーがタッチされると、CPU11
は、図4に示す頭部の撮影条件設定用メニュー画面を表
示装置27bに表示すると共に、タッチパネル27aの
指定入力キーのキー配置を当該撮影条件設定用メニュー
画面のキー配置に合わせて設定する。
【0065】以上説明したように、本実施の形態の医用
画像処理装置1は、タッチパネル27a上で互いに異な
るキー配列を有するメニュー画面を予め複数設ける。操
作者は、これら複数のメニュー画面から、自分が最も操
作し易いメニュー画面を選択して表示させ、当該選択し
たメニュー画面に基づいて医用画像の撮影/読み取りを
行う。特に、撮影部位の詳細設定を行うメニュー画面
(詳細撮影条件設定用メニュー画面、例えば、図6に示
す頭蓋骨(A→P)の詳細撮影条件設定用メニュー画
面)は、撮影条件(撮影部位の大分類、大分類に属する
具体的部位、及び撮影方法)毎に予め設定され、これら
撮影条件の一つが指定されると、当該指定された撮影条
件に属する撮影部位の画像(例えば、頭蓋骨(A→
P))と共に、当該表示された撮影部位に対する詳細撮
影部位の指定入力キー(例えは、A1(鼻中隔)〜A2
4(下顎骨))とをメニュー画面に表示し、更に、タッ
チパネル27aの指定入力キーのキー配置をこの詳細撮
影部位の指定入力キーの配置に合わせて設定する。
【0066】従って、操作者が入力操作し易いキー配置
を有するメニュー画面が常に使用可能となるので、1画
面を隈なくチェックしたり、ページ(メニュー画面)を
何度も変えたりすることなく、所望する撮影部位を指定
するための指定入力キーがどのページのどの辺りに表示
されているかを略的確に予測でき、操作者によらず、指
定入力キーの入力操作が容易に行えると共に、医用画像
の撮影や読取が迅速に行える。この為、実際にキー操作
を行うまでに要する時間と労力が低減化され、診察にか
かる時間が大幅に短縮される。また、上記撮影部位以外
の選択項目に対しても、当該選択項目毎に多数の指定入
力キーがあれば、これら指定入力キーのキー表示の際に
生じる上記問題が解決できる。また、詳細撮影条件設定
用メニュー画面のように、非常に多くの指定入力キーを
一画面に表示しなければならない場合でも、当該詳細撮
影条件設定用メニュー画面に指定部位の図と共に指定入
力キーを表示したので、指定部位の名称のみから指定入
力キーを選択しなければならないということがなく、該
指定部位の図を用いて視覚的にキー選択が可能となるの
で、全ての操作者に対して、キー入力の際の操作性及び
確実性が著しく向上する。更に、操作者は、上記メニュ
ー画面に表示された指定部位を表す画像に基づいて、当
該指定部位の実際の位置を容易に確認できるので、撮影
後、撮影画像をモニタする際に、当該指定部位が十分良
好に撮影されているか否かが容易に判定可能となる。こ
の為、例えば、撮影が失敗した際には、被検者が帰って
しまう前に撮影をやり直せるので、診察時間が大幅に削
減できる。
【0067】すなわち、本発明を適用した医用画像処理
装置1によれば、操作者によらず、被検者に関する医用
画像の撮影や読み取りに関するキー入力を容易且つ確実
にして、該医用画像の撮影又は読み込みを効率良く行え
る。
【0068】なお、本実施の形態における記述は、本発
明に係る医用画像処理装置、医用画像処理方法、該医用
画像処理方法を実行するプログラム、及び該プログラム
を記録する記録媒体の一例を示すものであり、これに限
定されるものではない。本実施の形態における医用画像
処理装置1の細部構成、及び詳細動作に関しては、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0069】例えば、本実施の形態では、医用画像の撮
影条件の指定入力キーについてのみ説明したが、これに
限らず、予め撮影され、ディスク装置23に格納された
医用画像を読み取るための指定入力キーに対しても適用
可能である。その他、多数の指定入力キーを表示しなけ
ればならない場合全てに適用可能である。
【0070】
【発明の効果】請求項1、2、4、5、7、8、10、
及び11に記載の発明によれば、上記発明によれば、操
作者は、複数設けられた配置パターンのうちで扱い慣れ
たものを常に選択可能となる。この為、操作者によら
ず、医用画像の撮影又は読み取りを行う為の所定指示が
入力し易い環境が実現されるので、操作者は、1画面を
隈なくチェックしたり、表示画面を何度も替えたりする
ことなく、所望する指示を入力する為の入力領域がどの
表示画面のどの辺りに表示されているかを略的確に予測
でき、医用画像の撮影や読み取りが迅速に行える。更
に、実際に入力操作を行うまでに要する時間と労力が低
減化され、診察にかかる時間が大幅に短縮される。
【0071】請求項3、6、9、及び12に記載の発明
によれば、非常に多くの入力領域(例えば、詳細な撮影
又は読み取り部位を指定する為の入力領域)を一画面に
表示しなければならない場合でも、これら多くの入力領
域を、該入力領域に付随し撮影又は読み取りの対象とな
る部位を表す画像と共に表示するので、撮影又は読み取
りの対象となる部位の名称のみから入力領域を選択しな
ければならないということがなく、該部位を表す画像を
用いて視覚的に選択が可能となるので、全ての操作者に
対して、入力操作性、及び入力操作に対する確実性が著
しく向上する。更に、操作者は、上記撮影又は読み取り
の対象となる部位を表す画像に基づいて、当該部位の実
際の位置を容易に確認できるので、撮影後、撮影画像を
モニタする際に、当該部位が十分良好に撮影されている
か否かが容易に判定可能となる。この為、例えば、撮影
が失敗した際には、被検者が帰ってしまう前に撮影をや
り直せるので、診察時間が大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した医用画像処理装置のシステム
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す撮像パネルの構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【図3】本発明を適用した医用画像処理装置の外観斜視
図である。
【図4】本発明を適用した医用画像処理装置における、
メニュー画面の一例を示す図である。
【図5】本発明を適用した医用画像処理装置における、
メニュー画面表示処理を説明するフローチャートであ
る。
【図6】本発明を適用した医用画像処理装置における、
メニュー画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 医用画像処理装置 10 コントローラ 11 CPU 12 システムバス 13 画像バス 14 メモリ 14a 記録媒体 15 表示制御部 16 フレームメモリ制御部 17 入力インターフェース 18 出力インターフェース 19 撮影制御部 20 ディスク制御部 21 フレームメモリ 22 画像表示装置 23 ディスク装置 26 画像処理部 27 入力装置 27a タッチパネル 27b 表示装置 30 放射線発生器 40 放射線画像読取器 41 撮像パネル 412−(1、1)〜412−(1、3)、412−
(2、1)、412−(3、1) 検出素子 415−1〜415−3 走査線 416−1〜416−3 信号線 44 走査駆動回路 46 画像データ生成回路 48 読取制御回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行う医用画像処理装置において、 医用画像の撮影条件又は読み取り条件の入力画面を表示
    する表示手段と、 前記入力画面を複数パターン記録する記録手段と、 前記記録手段に記録された複数パターンの入力画面のう
    ち、どの入力画面を選択するかの選択入力を要求する選
    択入力要求手段と、 前記選択入力要求手段による要求に応じて選択された入
    力画面を表示するよう、前記表示手段を制御する表示制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 【請求項2】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行う医用画像処理装置において、 撮影条件又は読み取り条件を入力する入力領域が形成さ
    れたタッチパネルと、 前記タッチパネルに重ねて設けられ、該タッチパネルに
    形成された前記入力領域を表示する表示手段と、 前記入力領域の配置パターンを複数記録する記録手段
    と、 前記記録手段により記録された配置パターンのうち、ど
    の配置パターンを選択するかの選択入力を要求する選択
    入力要求手段と、 前記選択入力要求手段による要求に応じて選択された前
    記配置パターンに基づいて、前記入力領域を前記タッチ
    パネルに形成する形成手段と、 前記選択入力要求手段による要求に応じて選択された前
    記配置パターンに基づいて前記入力領域を表示するよ
    う、前記表示手段を制御する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする医用画像処理装置。
  3. 【請求項3】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行う医用画像処理装置において、 被検者身体の撮影又は読み取りの対象となる部位を入力
    する入力領域が形成されたタッチパネルと、 前記タッチパネルに重ねて設けられ、該タッチパネルに
    形成された前記入力領域に固有の入力画像によって該入
    力領域を表示すると共に、前記撮影又は読み取りの対象
    となる部位を表す部位画像を表示する表示手段と、 前記入力画像及び部位画像の配置パターンに基づいて、
    前記入力領域を前記タッチパネルに形成する形成手段
    と、 前記配置パターンに基づいて前記入力画像と前記部位画
    像とを同時に表示するよう、前記表示手段を制御する表
    示制御手段と、 を備えたことを特徴とする医用画像処理装置。
  4. 【請求項4】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行う医用画像処理方法において、 複数パターン記録された医用画像の撮影条件又は読み取
    り条件の入力画面のうち、どの入力画面を選択するかの
    選択入力を要求する選択入力要求ステップと、 前記要求に応じて選択された入力画面を表示する表示制
    御ステップと、 を含んだことを特徴とする医用画像処理方法。
  5. 【請求項5】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行う医用画像処理方法において、 複数パターン記録されたタッチパネルに形成される撮影
    条件又は読み取り条件の入力領域の配置パターンのう
    ち、どの配置パターンを選択するかの選択入力を要求す
    る選択入力要求ステップと、 前記要求に応じて選択された前記配置パターンに基づい
    て、前記入力領域を前記タッチパネルに形成する形成ス
    テップと、 前記要求に応じて選択された前記配置パターンに基づい
    て、前記入力領域を表示する表示制御ステップと、 を含んだことを特徴とする医用画像処理方法。
  6. 【請求項6】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行う医用画像処理方法において、 被験者身体の撮影又は読み取りの対象となる部位を入力
    する入力領域の配置パターンに基づいて、該入力領域を
    タッチパネルに形成する形成ステップと、 前記入力領域の配置パターンに基づいて該入力領域に固
    有の入力画像を表示すると同時に、前記撮影又は読み取
    りの対象となる部位を表す部位画像を表示する表示制御
    ステップと、 を含んだことを特徴とする医用画像処理方法。
  7. 【請求項7】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行うコンピュータに、 複数パターン記録された医用画像の撮影条件又は読み取
    り条件の入力画面のうち、どの入力画面を選択するかの
    選択入力を要求する選択入力要求機能と、 前記要求に応じて選択された入力画面を表示する表示制
    御機能と、 を実現させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行うコンピュータに、 複数パターン記録されたタッチパネルに形成される撮影
    条件又は読み取り条件の入力領域の配置パターンのう
    ち、どの配置パターンを選択するかの選択入力を要求す
    る選択入力要求機能と、 前記要求に応じて選択された前記配置パターンに基づい
    て、前記入力領域を前記タッチパネルに形成する形成機
    能と、 前記要求に応じて選択された前記配置パターンに基づい
    て、前記入力領域を表示する表示制御機能と、 を実現させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】医用画像の撮影及び読み取り、又はそのう
    ち何れか一方を行うコンピュータに、 被験者身体の撮影又は読み取りの対象となる部位を入力
    する入力領域の配置パターンに基づいて、該入力領域を
    タッチパネルに形成する形成機能と、 前記入力領域の配置パターンに基づいて該入力領域に固
    有の入力画像を表示すると同時に、前記撮影又は読み取
    りの対象となる部位を表す部位画像を表示する表示制御
    機能と、 を実現させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】医用画像の撮影及び読み取り、又はその
    うち何れか一方を行うコンピュータが実行可能なプログ
    ラムを格納した記録媒体であって、 複数パターン記録された医用画像の撮影条件又は読み取
    り条件の入力画面のうち、どの入力画面を選択するかの
    選択入力を要求するプログラムコードと、 前記要求に応じて選択された入力画面を表示するプログ
    ラムコードと、 を含むプログラムを格納した記録媒体。
  11. 【請求項11】医用画像の撮影及び読み取り、又はその
    うち何れか一方を行うコンピュータが実行可能なプログ
    ラムを格納した記録媒体であって、 複数パターン記録されたタッチパネルに形成される撮影
    条件又は読み取り条件の入力領域の配置パターンのう
    ち、どの配置パターンを選択するかの選択入力を要求す
    るプログラムコードと、 前記要求に応じて選択された前記配置パターンに基づい
    て、前記入力領域を前記タッチパネルに形成するプログ
    ラムコードと、 前記要求に応じて選択された前記配置パターンに基づい
    て、前記入力領域を表示するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納した記録媒体。
  12. 【請求項12】医用画像の撮影及び読み取り、又はその
    うち何れか一方を行うコンピュータが実行可能なプログ
    ラムを格納した記録媒体であって、 被験者身体の撮影又は読み取りの対象となる部位を入力
    する入力領域の配置パターンに基づいて、該入力領域を
    タッチパネルに形成するプログラムコードと、 前記入力領域の配置パターンに基づいて該入力領域に固
    有の入力画像を表示すると同時に、前記撮影又は読み取
    りの対象となる部位を表す部位画像を表示するプログラ
    ムコードと、 を含むプログラムを格納した記録媒体。
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