JP2003289782A - 発熱体保持板及びその製造方法、並びに燻煙剤充填容器 - Google Patents
発熱体保持板及びその製造方法、並びに燻煙剤充填容器Info
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Abstract
数の噴煙孔が形成され、燻煙剤を充填した容器内に固定
される発熱体保持板において、点火用発熱体を容易に装
着できるようにすると共に、この点火用発熱体の保持力
を向上せしめる。 【解決手段】 発熱体保持板8の装着孔9の周縁部に、
複数の分割溝10によってほぼ等間隔に分離されて弾性
拡径可能に折り曲げられた複数の支持片11を設けた。
Description
黴に使用する燻煙剤充填容器に用いられる発熱体保持板
及びその製造方法、並びに該発熱体保持板を備えること
を特徴とする燻煙剤充填容器に関するものである。
黴処理を行う手段として燻煙剤は広く使用され、かかる
燻煙剤を充填した燻煙剤充填容器が実用化されている。
7に示すように、燻煙剤104が収容される収容部10
3と上蓋102からなる金属容器からなる。
ヘッド106が顕出する中央孔107及び複数の噴煙孔
(不図示)が設けられており、また、この上蓋102に
は、点火用発熱体105が装着された発熱体保持板10
8が装着される。
熱体105を装着する装着孔109と複数の噴煙孔(不
図示)が形成されており、この装着孔109は、点火用
発熱体105を保持できるようにその周辺部が立ち上げ
られているものである。
管等の耐熱性外筒を嵌着させた状態で、例えば合成樹脂
製の外装容器内に収容した状態で使用される。
ような燻煙剤充填容器は、点火用発熱体105の点火ヘ
ッド106を摩擦板で擦って点火し、これにより点火用
発熱体内部の発熱剤が燃焼し、その熱により燻煙剤10
4が発煙し、発熱体保持板108及び上蓋102の噴煙
孔を通して外部に煙が放出されるものである。
を装着する発熱体保持板108は、全面に複数の穿孔が
あるか(有孔金属板)、未加工の金属板を用いた円盤状
のものであり、前者の場合には、その中心部に形成され
る装着孔の周囲にはランダムな形状の孔(前記複数の穿
孔が装着孔と一体化されたランダムな形状の孔)が形成
されたものとなり、後者の場合には、装着孔は単純な円
形となっている。
げた場合、前者の例では点火用発熱体105を装着する
際の挿入強度が大きくなり発熱体保持板108の変形を
防止するため板厚を厚くする必要があり、材料コスト削
減の障害となっていた。後者の例では装着孔の周辺部の
立ち上げ部は殆ど弾性的な拡径は不可能なため、点火用
発熱体105を装着する際に大きな力を要する反面、点
火用発熱体105の点火ヘッド106を摩擦板で擦って
点火する際に、点火用発熱体105が装着孔109から
脱落し易い問題があった。
解消し、板材の肉薄化による材料コスト削減を実現する
と共に、装着された点火用発熱体の保持力を高め得る新
規な構造を有する発熱体保持板、及び、かかる発熱体保
持板を効率的に製造し得る製造方法、並びに該発熱体保
持板を備えることを特徴とする燻煙剤充填容器を提供す
ることを目的とするものである。
めになされた本発明の構成は、以下のとおりである。
点火用発熱体を装着する装着孔と複数の噴煙孔が形成さ
れ、燻煙剤を充填した容器内に固定される発熱体保持板
において、前記装着孔の周縁部に、複数の分割溝によっ
てほぼ等間隔に分離されて弾性拡径可能に折り曲げられ
た複数の支持片が形成されていることを特徴とするもの
である。
溝によってほぼ等間隔に分離されて弾性拡径可能に折り
曲げられた複数の支持片が装着孔の周縁部に形成されて
いる。尚、複数の支持片の数は2〜20が好ましく、3
〜9がより好ましい。
着時の力を吸収できるため、196N(20kgf)以
下、平均的には98N(10kgf)程度の比較的小さ
い荷重で容易に発熱体保持板の装着孔に点火用発熱体を
装着できる。
の弾性力により98N(10kgf)以上の荷重を要
し、高い保持力をもって保持できるため、点火用発熱体
の点火ヘッドを摩擦板等で擦って点火する際に、点火用
発熱体が装着孔から脱落するのを防止することができ
る。尚、上記支持片の折り曲げ方向及び角度は点火用発
熱体の形状に応じて、適宜設計することができる。
発熱体は、発熱体保持板への装着部の周囲に複数の凸状
部を有するものであって、該凸状部は前記分割溝よりも
多数形成されていることが好ましい。かかる構成によれ
ば、発熱体保持板の装着孔に点火用発熱体を装着する
際、点火用発熱体の上記凸状部と発熱体保持板の分割溝
とが互いに完全に一致することが無く、効果的に点火用
発熱体の保持力を向上せしめることができる。尚、点火
用発熱体の上記凸状部は、アンダーカットでも同様の効
果を得ることができる。
中心として形成されており、且つ、これらの噴煙孔の周
辺に凸状の剛性補強部が形成されていることが好まし
い。かかる構成によれば、複数の噴煙孔の形成によって
低下した発熱体保持板の平面剛性を前記凸状部が効果的
に補強することができるため、発熱体保持板の薄肉化が
可能になり、製造コストを削減できる。尚、上記噴煙孔
の周辺に形成する凸状の剛性補強部の形態は、発熱体保
持板を効果的に補強することができれば特に限定される
ものではなく、例えば、複数の噴煙孔の間に複数の凸状
部を形成したり、噴煙孔の周辺に同心円上に1本以上の
リング状の凸状部を形成したり、噴煙孔の周辺に一連の
凸状部を形成したりすることができる。
を備えることを特徴とする燻煙剤充填容器を包含するも
のである。
は、燻煙剤の点火用発熱体を装着する装着孔と、該装着
孔を中心として複数形成された噴煙孔と、該噴煙孔の周
辺に形成された凸状の剛性補強部を有し、燻煙剤を充填
した容器内に固定される発熱体保持板の製造方法であっ
て、コイル材からなる基板に、周縁部にほぼ等間隔に複
数の分割溝を有する前記装着孔を形成すると共に、前記
複数の噴煙孔の一部を形成する第1の工程と、発熱体保
持板の外形部および前記分割溝によって分離された装着
孔周縁部を折り曲げると共に、前記剛性補強部を形成す
る第2の工程と、前記複数の噴煙孔の残りを形成する第
3の工程と、前記基板から前記外形部において発熱体保
持板を抜き取る第4の工程と、を有することを特徴とす
るものである。
リースチール、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アル
ミ板、錫メッキ鋼板などの金属からなるコイル状に成型
された金属板をいう。
法は、燻煙剤の点火用発熱体を装着する装着孔と、該装
着孔を中心として複数形成された噴煙孔と、該噴煙孔の
周辺に形成された凸状の剛性補強部を有し、燻煙剤を充
填した容器内に固定される発熱体保持板の製造方法であ
って、コイル材からなる基板に、周縁部にほぼ等間隔に
複数の分割溝を有する前記装着孔を形成すると共に、前
記複数の噴煙孔の一部を形成する第1の工程と、発熱体
保持板の外形部を折り曲げると共に、前記剛性補強部を
形成する第2の工程と、前記分割溝によって分離された
装着孔周縁部を折り曲げると共に、前記複数の噴煙孔の
残りを形成する第3の工程と、前記基板から前記外形部
において発熱体保持板を抜き取る第4の工程と、を有す
ることを特徴とするものである。
数の噴煙孔の形成を、第1の工程と第3の工程に分けて
形成することにより、各工程で用いる金型をより単純化
できその耐久性を向上させることができる。また、第1
の工程で装着孔及び一部の噴煙孔を形成した基板に、第
2の工程で剛性補強部を形成して基板の平面剛性を高め
ているため、第3の工程で残りの噴煙孔を形成する際の
基板の歪み等を防止でき、設計通りの製品を連続して効
率良く製造することができる。
するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。
及び図2を用いて説明する。
燻煙剤充填容器の一例を示す部分切り欠き断面図であ
る。図2はこの発熱体保持板を示す図であり、(a)は
上面図、(b)は(a)中のA−A’部分断面図であ
り、(c)は(b)中のB部拡大図である。
充填容器1は、主に、燻煙剤4が収容される収容部3と
上蓋2からなる金属容器からなる。
ヘッド6が顕出する中央孔7及び複数の噴煙孔(不図
示)が設けられており、また、上蓋2の内側には、点火
用発熱体5が装着された発熱体保持板8が装着されてい
る。
5を装着する装着孔9が形成されており、この装着孔9
の周縁部には、半円形を呈する複数(本例では5つ)の
分割溝10が等間隔に形成されている。そして、この分
割溝10によって分離されている装着孔9の周縁部は、
上方に所定の角度(本例では約77°)折り曲げられて
複数の支持片11が形成されている。
未満が好ましく、50°以上90°未満がより好まし
い。
複数の支持片11は、点火用発熱体5を装着孔9に下方
から装着する際に弾性的に拡径可能であるため、比較的
小さい力で点火用発熱体5を装着することができると共
に、装着後にはその弾性力により点火用発熱体5を効果
的に支持することができる。この点に関し、いくつかの
実験結果を示し更に詳しく説明する。
発熱体保持板(有孔金属板及び未加工金属板を用いたも
の)に点火用発熱体5を装着する際の挿入強度と発熱体
保持板の変形、及び、装着された点火用発熱体の脱落強
度と点火時の脱落の有無についての実験結果を示してい
る。尚、表1中の挿入強度及び脱落強度の測定方法は以
下のとおりである。
保持板の装着孔に挿入し、適正位置に装着する際に要す
る最大荷重をストログラフにより測定した(試験速度1
00mm/分)。
れた点火用発熱体を装着孔から脱落させる(脱落せずに
発熱体保持板が変形する場合を含む)のに要する最大荷
重をストログラフにより測定した(試験速度100mm
/分)。
体保持板は、挿入強度については最大でも196N(2
0kgf)以下、平均的には98N(10kgf)以下
という比較的小さい荷重で点火用発熱体5を装着するこ
とができるうえ、装着後に脱落させる場合には、その弾
性力により98N(10kgf)以上を要するというこ
とが確認された。
着後、点火ヘッド6を上部から強く押して擦るという着
火動作によっても点火用発熱体5の脱落は認められなか
った。
挿入強度は最大314N(32kgf)、平均でも22
5N(23kgf)であり、本発明による発熱体保持板
に比べ、点火用発熱体5を装着するのに大きい荷重を要
する。未加工金属板の場合、最大274N(28kg
f)という荷重を必要としながらも、弾性が殆ど無いた
めに脱落強度は0N(0kgf)となり、挿入時に装着
孔9の変形や装着後の点火操作による脱落を発生してい
ることがわかる。
き部を形成したが、この分割溝は、装着孔9の周縁部を
ほぼ等間隔に分離できるものであれば特に限定されるも
のではなく、切り欠き部に限らず単なるスリットとして
形成することもでき、さらには支持片となる凸状部と分
割溝となる凹状部とが連続した波形状の形態で形成する
こともできる。
9を中心として複数(本例では15個)の噴煙孔12が
放射状に形成されている。かかる噴煙孔12は、点火用
発熱体5の点火ヘッド6を摩擦板等で擦って点火し、こ
れにより点火用発熱体内部の発熱剤を燃焼させ、その熱
により燻煙剤4が発煙した際に、煙の放出路となるもの
である。
15本形成したが、かかる噴煙孔12の形状及び数は発
煙量に応じて適宜設計することができる。例えば、形状
としては、円形、長方形、楕円形やこれらを組み合わせ
た任意のものとすることができる。また、数としては、
1〜30個(本)程度まで挙げられる。また、燻煙剤充
填容器1からの発煙状態が好ましいものとなるよう、上
蓋2の上面に設けられた複数の噴煙孔(不図示)の開口
面積に対する噴煙孔12の総開口面積の比は1〜8であ
ることが好ましい。
の凸状の剛性補強部13が同じく放射状に形成されてお
り、複数の噴煙孔12の形成によって低下した発熱体保
持板8の平面剛性が効果的に補強されている。従来の一
般的な発熱体保持板では厚さ0.4mm以上の金属板が
用いられていたが、このような剛性補強部13を適宜の
箇所に形成することにより、厚さ0.3mm程度の金属
板を用いることが可能である。
のを5箇所に形成したが、かかる剛性補強部13の形
状、位置及び数は、発熱体保持板自体の強度と点火用発
熱体の装着・保持力を考慮して適宜設計することができ
る。しかしながら、本例のように装着孔9を中心として
放射状に複数の噴煙孔を形成した場合には、これらの噴
煙孔の間に均等に上記形状を有する剛性補強部を形成す
るのが好ましく、これにより極めて効果的に発熱体保持
板の平面剛性を高めることができる。
に示すように立ち下げられている。この外周部14は、
発熱体保持板8の上蓋2への装着を容易にすると共に、
その弾性力によって上蓋2からの脱落を防止するための
ものである。そして、この外周部14において例えば接
着剤等を併用して上蓋2に固定することができる。
発熱体5として、例えば図3に示すように発熱体保持板
に当接される部分である装着部15の周囲に等間隔に複
数の凸状部16が形成されているものが好ましい。この
ような凸状部16は、発熱体保持板8の装着孔9への点
火用発熱体5の嵌合をより強固なものとする。この場
合、この凸状部16は前記の分割溝10よりも多数形成
しておくことが好ましい。このように設計することによ
り、発熱体保持板8の装着孔9に点火用発熱体5を装着
する際、点火用発熱体5の凸状部16と前記分割溝10
とが互いに完全に一致することが無く、点火用発熱体5
を高い保持力をもって保持することができる。
4に示すように、紙管等からなる耐熱性外筒17を嵌着
させた状態で、合成樹脂製等の外装容器18内に収容し
た状態で使用される。なお、図4中の19は外装容器1
8の上蓋である。
ついて図5を用いて説明する。
の一例を連続的に示したものであり、図2に示したよう
な発熱体保持板8の製造例である。以下、本発明の製造
方法の特徴を工程順に従って説明する。
向中央に、周縁部にほぼ等間隔に5つの分割溝10を有
する装着孔9と、この装着孔9を中心として放射状に長
円形の5本の噴煙孔12を形成する。また、本例では、
コイル状の基板50の送り精度を高めるために、基板5
0の両側端部近傍に円形の位置決め穴51を同時に形成
した。この位置決め穴51は、以後の工程において上金
型に先端を細くしたパイロットピンを取り付け、プレス
スライドが降りてくると同時にパイロットピンが位置決
め穴51に入ってコイル材の位置を決定し、送りピッチ
の精度を高めるものである。なお、パイロットピンの先
端が位置決め穴51に入った瞬間にはコイル材はフリー
でなければならず、その際送り装置のクランプによるコ
イル材保持を開放するように設定する。
形部(外周部14)、及び分割溝10によって分離され
た装着孔周縁部を所定の方向にテーパー状に折り曲げて
支持片11を形成すると共に、装着孔9を中心として放
射状に5本の凸部(剛性補強部13)を形成する。
状に残りの10本の噴煙孔12を形成する。
保する必要があり、本例で形成した長円形の複数の噴煙
孔は互いに近接した位置にある。このため、一度にこれ
ら全ての噴煙孔の型抜きを行おうとすると金型の耐久性
の低下が問題となる。しかしながら、上記のように複数
の噴煙孔12の形成を、互いに距離を離して第1の工程
と第3の工程に分けて形成することにより、金型の耐久
性を向上させることができる。
部14)において発熱体保持板を抜き取る。これにより
図2に示したような発熱体保持板8が得られる。
に、複数の噴煙孔の形成を、第1の工程と第3の工程に
分けて形成することにより、各工程で用いる金型構造を
単純化してその耐久性を向上させることができると共
に、第1の工程で基板に装着孔及び一部の噴煙孔を形成
し、第2の工程でこの基板に剛性補強部を形成して基板
の平面剛性を高めているため、第3の工程で残りの噴煙
孔を形成する際の基板の歪み等を防止でき、設計通りの
製品を連続して効率良く製造することができる。
る発熱体保持板の径に応じて、具体的には、例えば発熱
体保持板の径が大きい場合には、第2の工程における装
着孔周縁部の折り曲げを、第3の工程で行うこともでき
る。これにより基板にかかる歪みの分散と、製品寸法精
度の向上が見込める。
板によれば、分割溝によってほぼ等間隔に分離されて弾
性拡径可能に折り曲げられた複数の支持片によって点火
用発熱体の周囲を均一に支持することができると共に、
弾性拡径可能な支持片が点火用発熱体装着時の力を吸収
できるため、容易に発熱体保持板の装着孔に点火用発熱
体を装着でき、さらに支持片の弾性力により点火用発熱
体を高い保持力をもって保持できるため、点火用発熱体
の点火ヘッドを摩擦板等で擦って点火する際に、点火用
発熱体が装着孔から脱落するのを効果的に防止すること
ができる。
への装着部の周囲に複数の凸状部を有するものであっ
て、この凸状部が発熱体保持板の装着孔周縁部に形成さ
れている分割溝よりも多数形成されている場合には、上
記凸状部が発熱体保持板の装着孔への点火用発熱体の嵌
合をより強固なものとし、より一層効果的に点火用発熱
体の保持力を向上せしめることができる。
として例えば放射状に形成し、且つ、これらの噴煙孔の
周辺に長円形やリング形状等を成す凸形状の剛性補強部
を形成した場合には、複数の噴煙孔の形成によって低下
した発熱体保持板の平面剛性を前記凸状部が効果的に補
強することができ、発熱体保持板の薄肉化を可能とし、
製造コストを削減することができる。
ば、複数の噴煙孔の形成を、第1の工程と第3の工程に
分けて形成しているため、各工程で用いる金型構造が単
純化され、その耐久性を向上させることができると共
に、第1の工程で装着孔及び一部の噴煙孔を形成した基
板に、第2の工程で剛性補強部を形成して基板の平面剛
性を高めているため、第3の工程で残りの噴煙孔を形成
する際の基板の歪み等を防止できる。これにより、設計
通りの製品を少ない工程数で連続して効率良く製造する
ことができる。
欠き図である。
持板の一例を示す図である。
火用発熱体の一例を示す図である。
せた状態を示す部分切り欠き図である。
するための図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 燻煙剤の点火用発熱体を装着する装着孔
と複数の噴煙孔が形成され、燻煙剤を充填した容器内に
固定される発熱体保持板において、 前記装着孔の周縁部に、複数の分割溝によってほぼ等間
隔に分離されて弾性拡径可能に折り曲げられた複数の支
持片が形成されていることを特徴とする発熱体保持板。 - 【請求項2】 前記複数の噴煙孔は、前記装着孔を中心
として形成されており、且つ、これらの噴煙孔の周辺に
凸状の剛性補強部が形成されていることを特徴とする請
求項1に記載の発熱体保持板。 - 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の発熱体
保持板を備えることを特徴とする燻煙剤充填容器。 - 【請求項4】 燻煙剤の点火用発熱体を装着する装着孔
と、該装着孔を中心として複数形成された噴煙孔と、該
噴煙孔の周辺に形成された凸状の剛性補強部を有し、燻
煙剤を充填した容器内に固定される発熱体保持板の製造
方法であって、 コイル材からなる基板に、周縁部にほぼ等間隔に複数の
分割溝を有する前記装着孔を形成すると共に、前記複数
の噴煙孔の一部を形成する第1の工程と、 発熱体保持板の外形部および前記分割溝によって分離さ
れた装着孔周縁部を折り曲げると共に、前記剛性補強部
を形成する第2の工程と、 前記複数の噴煙孔の残りを形成する第3の工程と、 前記基板から前記外形部において発熱体保持板を抜き取
る第4の工程と、を有することを特徴とする発熱体保持
板の製造方法。 - 【請求項5】 燻煙剤の点火用発熱体を装着する装着孔
と、該装着孔を中心として複数形成された噴煙孔と、該
噴煙孔の周辺に形成された凸状の剛性補強部を有し、燻
煙剤を充填した容器内に固定される発熱体保持板の製造
方法であって、 コイル材からなる基板に、周縁部にほぼ等間隔に複数の
分割溝を有する前記装着孔を形成すると共に、前記複数
の噴煙孔の一部を形成する第1の工程と、 発熱体保持板の外形部を折り曲げると共に、前記剛性補
強部を形成する第2の工程と、 前記分割溝によって分離された装着孔周縁部を折り曲げ
ると共に、前記複数の噴煙孔の残りを形成する第3の工
程と、 前記基板から前記外形部において発熱体保持板を抜き取
る第4の工程と、を有することを特徴とする発熱体保持
板の製造方法。
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