JP2003288846A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JP2003288846A JP2002091613A JP2002091613A JP2003288846A JP 2003288846 A JP2003288846 A JP 2003288846A JP 2002091613 A JP2002091613 A JP 2002091613A JP 2002091613 A JP2002091613 A JP 2002091613A JP 2003288846 A JP2003288846 A JP 2003288846A
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Hiroshi Miyashita
洋 宮下
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総一郎 日高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PDPを長時間使用した時にその色バランスが
劣化しないように、輝度の経時劣化が大きい蛍光体層の
塗布構造又は隔壁構造を改善する。 【解決手段】基板上で複数の面放電を行うための電極群
11,12 を有する第1基板10と、面放電を分離するための
複数の隔壁25を有する第2基板20とが隔壁25を介して組
み合わされ、隔壁25に囲まれた前記第2基板20の表面部
と隔壁25の側面部とに蛍光体層26R,26G,26B が配設され
てたPDPにおいて、面放電の点灯時間に対する輝度低
下率が大きい第1種類の蛍光体層26G は、輝度低下率が
小さい第2種類の蛍光体層26R,26B よりも、その蛍光体
層表面部と面放電の中心部との間の距離が、隔壁25の側
面部側で長くなると共に第2基板20の表面部側で短くな
るように構成されることを特徴とするPDP。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、プラズマディス
プレイパネルの構造に関し、特に、プラズマディスプレ
イパネルを長時間使用した時にその色バランスが劣化し
ないようにするための蛍光体層の塗布構造又は隔壁構造
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネル(以後PD
Pと称する)は、自己発光型の表示装置であるため視認
性が良く、薄型で大画面表示が可能であることから、C
RTに代わる次世代の表示装置として注目されている。
特に面放電型のAC−PDP(ACは交流駆動型を示
す)は、大画面化が可能なことから、高品位デジタル放
送に対応した表示装置としての期待が高まっており、C
RTを凌ぐ高画質化が要求されている。
【0003】従来のPDPの構造の一例を図12を参照
して説明する。図12はPDPの中の一つの画素(表示
セル)の構造を模式的に示す分解斜視図である。前面基
板10には表示用の二つの電極11,12が略平行に設
けられ、これらの電極11,12が前面基板10全体に
この順序で多数配設されている。これらの電極11,1
2は維持放電電極と称され、通常は透明電極11i,1
2i(材料はITO即ち酸化インジューム)とその上に
形成されたバス電極11b,12b(通常はCr,C
u,Crの積層膜)からなる。これらの電極は一方がX
電極11、他方がY電極12と称され、それぞれ維持放
電を行う機能と走査放電を行う機能とを分担する。さら
に、これらの電極11,12を覆う誘電体層13と、そ
の表面に保護層14とが設けられている。保護層として
は、主にMgOが用いられる。通常、前面基板10の厚
さは略2〜3mm、誘電体層13の厚さは数10μm 、保
護層14の厚さは略1μm である。
【0004】一方、背面基板20にはアドレス電極21
が、維持放電電極11,12と交差する方向に設けら
れ、これらの電極を誘電体層23が覆っている。それぞ
れのアドレス電極21の間には隔壁25が設けられ、こ
の隔壁25に挟まれた誘電体層23の上面とそれぞれの
隔壁25の側面には赤、緑、青の蛍光体層26R,26
G,26Bが設けられている。なお、図12では蛍光体
層26R,26G,26Bを1組しか示していないが、
実際にはPDPの画素数に対応して多数設けられてい
る。通常、隔壁25の高さは100〜200μm であ
る。
【0005】選択されたアドレス電極21と走査中のY
電極12との間でセルの点灯(ON)または非点灯(O
FF)が選択され、その結果ON状態になったセルは、
X電極とY電極との間で全画面共通に印加される駆動波
形で行われる維持放電により発光して、カラー画像の表
示を行う。
【0006】ここで、従来の蛍光体層の構成を図2を参
照して説明する。図2の断面図においては、例えば、緑
色蛍光体層26Gの表面は、符号400b及び400s
で表し、それぞれ背面基板20の表面部側及び隔壁25
の側面部側の表面を示す。緑色蛍光体層26G全体の表
面は符号400で示す。赤色蛍光体層26R及び青色蛍
光体層26Bに対しても同様である。
【0007】赤色蛍光体層26R、緑色蛍光体層26
G、青色蛍光体層26Bは、それぞれ図2の符号30
0,400,500で示すように、略同様の形状で塗布
されている。即ち、隔壁25の側面部を覆うそれぞれの
膜厚は略同一であり、背面基板26の表面部を覆うそれ
ぞれの膜厚も略同一である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構造のPDPを長時間使用すると、蛍光体層の発光輝度
が低下し、しかもその発光輝度低下の割合が蛍光体層の
種類(通常は、赤、青、緑の3種類の蛍光体層)によっ
て異なるため色バランス(又は白色バランス)が崩れる
という問題があった。このように蛍光体層の種類による
アンバランスな輝度低下は、表示画像の画質(特に色の
再現性)を著しく劣化させることになり改善が必要であ
った。(例えば、長時間使用後に白色の色度が変わって
しまい、白色となるべき画像部分に色が付いて見えるよ
うになる。)具体的に実験を行ってみたところ、図3に
示すような経時劣化特性に関するデータを得た。
【0009】初期状態においては、各蛍光体層26R,
26G,26Bの輝度は、良好な白バランスを実現する
ために3:6:1の割合になるように調整されている。
それぞれの蛍光体層のこの初期状態に対する輝度維持率
を1と定義し、その後長時間使用した後の輝度レベルを
測定しその輝度レベルと初期輝度(初期状態の発光輝
度)との比率をその時間における輝度維持率と定義す
る。
【0010】この実験においては、常時、サステインパ
ルス(維持放電パルス)に相当する試験パルスを印加し
た状態で長時間駆動し、適宜、各蛍光体層の発光輝度を
測定して輝度維持率を算出した。このような形の寿命試
験を「スタティック試験」又は「スタティックライフ試
験」と称する。図3のスタティック試験における試験パ
ルスとしては、波高値は160V、周波数は50kHz
の矩形波を用いた。
【0011】図3の中のR,G,Bは、それぞれ赤色蛍
光体層26R〔蛍光体材料は、(Y,Gd)BO3 :E
u〕、緑色蛍光体層26G〔蛍光体材料は、Zn2 Si
4:Mn〕、青色蛍光体層26B〔蛍光体材料は、
(Ba,Eu)MgAl1017〕に対するデータを示
す。これら3種類のデータから、3種類の輝度維持率の
経時劣化特性はそれぞれ異なる傾向を示し、特に緑色蛍
光体層26Gの輝度維持率の低下が大きいことが分か
る。
【0012】このような輝度維持率の経時劣化は、全く
無いことが最も望ましいが、もしも経時劣化がある場合
には、その経時劣化の割合が3種類の蛍光体層で同じで
あることが望ましい。即ち、全ての時間帯において、図
3中のR、G、Bの輝度維持率が同じで3本の線が1本
になることが望ましい。このようなPDPは、長時間使
用されても色バランスを維持できるため、表示色の品質
を良好に保つことができる。
【0013】しかし、通常は3種類の蛍光体層の経時劣
化特性を全く同じにすることは困難であるため、実際に
は輝度維持率が悪い蛍光体層の劣化特性を改善して、輝
度維持率の良い蛍光体層の劣化特性に近付けるようにP
DPの構造を改良をすることが望ましい。
【0014】そこで本発明は、輝度維持率が悪い蛍光体
層の劣化特性を改善して、輝度維持率の良い蛍光体層の
特性に近付けるように改善可能なPDP構造の提供を目
的とする。
【0015】具体的には、輝度維持率が悪い蛍光体層に
対して、その初期輝度を落とすことなく、その蛍光体層
の輝度維持率の改善を可能にするPDP構造の提供を目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願の第1グループの発明は、蛍光体層の形状を
改善したPDPを提供する。
【0017】先ず、請求項1記載のPDPは、「基板上
で複数の面放電を行うための電極群を有する第1基板
と、面放電を分離するための複数の隔壁を有する第2基
板とが隔壁を介して組み合わされ、隔壁に囲まれた第2
基板の表面部と隔壁の側面部とに蛍光体層が配設されて
なるPDPにおいて、蛍光体層は、面放電により励起さ
れて異なる色を発光する複数種類の蛍光体層のそれぞれ
が、その発光色に対応して所定の位置に配設され」、面
放電の点灯時間に対する輝度低下率が大きい第1種類の
蛍光体層は、輝度低下率が小さい第2種類の蛍光体層よ
りも、その蛍光体層表面部と面放電の中心部との間の距
離が、隔壁の側面部側で長くなると共に第2基板の表面
部側で短くなるように構成されることを特徴とする。
【0018】ここで、便宜的に「」の記号を付けた部分
が示す構成のPDPは、後続の請求項の発明にも共通の
内容になる。そこで、この構成のPDPを以後「本発明
が前提とするPDP」と称する。
【0019】次に、請求項2記載のPDPは、「本発明
が前提とするPDP」において、面放電の点灯時間に対
する輝度低下率が大きい第1種類の蛍光体層は、輝度低
下率が小さい第2種類の蛍光体層よりも、その蛍光体層
表面部と、隣接する隔壁の頂部間中心部との間の距離
が、第2基板の表面と隔壁の延長方向とに垂直な仮想面
内において、隔壁の側面部側で長くなると共に第2基板
の表面部側で短くなるように構成されることを特徴とす
る。
【0020】次に、請求項3記載のPDPは、「本発明
が前提とするPDP」において、面放電の点灯時間に対
する輝度低下率が大きい第1種類の蛍光体層は、輝度低
下率が小さい第2種類の蛍光体層よりも、隔壁の側面部
側の厚さが薄くなると共に第2基板の表面部側の厚さが
厚くなるように形成されていることを特徴とする。
【0021】これらの請求項1〜請求項3に記載の発明
の詳細は、第1実施形態の説明の中で説明する。
【0022】上記の課題を解決するために、本願の第2
グループの発明は、輝度維持率を改善したい蛍光体層に
対応する隔壁の形状を改善すると共に、蛍光体層の形状
を改善するPDPを提供する。
【0023】先ず、請求項4記載のPDPは、「本発明
が前提とするPDP」において、面放電の点灯時間に対
する輝度低下率が大きい第1種類の蛍光体層を囲む隔壁
は、輝度低下率が小さい第2種類の蛍光体層を囲む隔壁
に比べて、第2基板に平行な仮想面上で対向する隔壁側
面部の間隔が広くなるように形成されていることを特徴
とする。
【0024】次に、請求項5記載のPDPは、請求項4
記載のPDPにおいて、第1種類の蛍光体層は、第2種
類の蛍光体層よりも第2基板の表面部側の厚さが厚く形
成されていることを特徴とする。
【0025】次に、請求項6記載のPDPは、請求項5
記載のPDPにおいて、第1種類の蛍光体層は第2種類
の蛍光体層よりも前記隔壁の側面部側の厚さが薄く形成
されていることを特徴とする。
【0026】次に、請求項7記載のPDPは、請求項4
乃至6のいずれかに記載のPDPにおいて、第1種類の
蛍光体層を囲む隔壁の側面部は略垂直に形成されている
ことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)第1実施形態の
蛍光体層の構成及びその作用について、図1、図2、図
4〜図6、及び図11を参照して説明する。
【0028】先ず、図1の断面図において、赤色蛍光体
層26R及び青色蛍光体層26Bの構成は、図2の断面
図に示した従来の蛍光体層の構成と同様である。
【0029】この実施形態においては、特に輝度の経時
劣化が激しい緑色蛍光体層26Gの構成を改善するため
に、その蛍光体層の表面形状を図1の符号400(図2
の符号400に対応)から図1の符号410になるよう
に構成する。即ち、隔壁25の側面部側の蛍光体層表面
410sを従来の蛍光体層表面400sよりも隔壁に近
付け、背面基板20の表面部側の蛍光体層表面410b
を従来の蛍光体層表面400bよりも基板表面から遠ざ
けるように構成する。換言すれば、その蛍光体層の厚さ
に関して、従来の厚さよりも、隔壁25の側面部側で薄
くし、背面基板20の表面部側で厚くするように構成し
ている。例えば、前者の厚さは約18μm(従来は約2
2μm)、後者の厚さは約15μm(従来は約10μ
m)とする。
【0030】次に、図6を参照して、この蛍光体層の構
成の作用について説明する。この図6において、符号2
00の半円形状の部分は、PDPの放電セルのX電極及
びY電極の間で発生する面放電を模式的に示す。符号2
01はその面放電200の中心部を示す。そして、Ls
1及びLb1は、面放電の中心部201から蛍光体層表
面までの距離を示すものであり、具体的には、前者は隔
壁25の側面部側の蛍光体層表面までの距離、後者は背
面基板20の表面部側の蛍光体層表面までの距離を示
す。同様にして、Ls0は、図2に対応する従来のPD
Pにおける隔壁25の側面部側の蛍光体層表面と面放電
の中心部201との距離、Lb0は、従来のPDPにお
ける背面基板20の表面部側の蛍光体層表面と面放電の
中心部201との距離を示す。
【0031】本実施形態においては、 Ls1>Ls0、 Lb1<Lb0 となるように緑色蛍光体層26Gを形成している。ここ
で、図6においては両者の違いを明示するためにLs1
とLs0とを別の線上にあるかのように図示している
が、Ls1とLs0とは本来同一線上にあるものであ
り、同様にして、Lb1及びLb0も本来同一線上にあ
るものである。
【0032】ここで、図4及び図5を参照して、蛍光体
層の初期輝度及び輝度維持率と蛍光体膜厚との関係につ
いて説明する。図4及び図5は、いずれも緑色蛍光体層
26Gに関するデータを纏めたものである。また、輝度
維持率はスタティック試験を168h実施した後のデー
タを示し、このスタティック試験の条件は、既に説明し
た図3の場合と同様である。ここで、グラフの横軸の
「蛍光体側面膜厚」とは「隔壁の側面部側の膜厚」を示
し、「蛍光体底面膜厚」とは「背面基板の表面部側の膜
厚」を示すものである。
【0033】図4(b)に示すように、蛍光体層の側面
膜厚が厚いほど(即ち、蛍光体層表面が面放電に近いほ
ど)高い輝度で発光することが分かる。これは、面放電
で発生する紫外線が蛍光体層を励起して発光するため、
蛍光体層表面が紫外線の発生源(面放電)に近いほど高
い輝度で発光することに基づく結果である。
【0034】図5(b)においても同様であり、蛍光体
層の底面膜厚が厚いほど(即ち、蛍光体層表面が面放電
に近いほど)高い輝度で発光する。この図においては、
底面膜厚が厚い側で輝度が飽和する傾向を示している。
【0035】一方、図4(a)に示すように、蛍光体層
の側面膜厚が厚いほど(即ち、蛍光体層表面が面放電に
近いほど)輝度維持率が低下する。これは、面放電で発
生するイオンが蛍光体層に衝突することが主原因となっ
て蛍光体層を劣化させるため、蛍光体層表面がイオンの
発生源(面放電)に近いほど輝度の経時劣化が大きくな
ることに基づく結果である。
【0036】図5(a)においては図4(a)の場合と
は異なり、輝度維持率は、蛍光体層の底面膜厚に関わら
ずほぼ一定である。これは、このPDPの構造において
は、背面基板20の表面部側の蛍光体層は、面放電(図
6の200)の発生するイオンの影響(イオンによる経
時劣化)を受けにくいことを示すものである。
【0037】ここで、この実験に用いた蛍光体層材料、
隔壁構造などを示す。 赤色蛍光体:(Y,Gd)BO3 :Eu、 緑色蛍光体:Zn2 SiO4 :Mn、 青色蛍光体:(Ba,Eu)MgAl1017、 隔壁のピッチ:280μm、 隔壁の高さ:130μm、 隔壁頂面の幅:60μm、 隔壁底面の幅:120μm、 ガス組成:Ne+Xe(4%)、 ガス圧:500 Torr。
【0038】本実施形態では、図4 〜図5に示すデータ
の傾向に基づいて、緑色蛍光体層26Gの構成(厚さ)
を設定した。その構成(厚さ)の第1のポイントは、図
4(a)を参照して、経時劣化の激しい緑色蛍光体層2
6Gの輝度維持率を改善するために隔壁側面部側の蛍光
体層の膜厚を薄くして「Ls1>Ls0」とする。
【0039】このとき、図4(b)を参照すると、その
蛍光体層の初期輝度が低下するため、第2のポイント
は、図5(b)を参照して、蛍光体層の底面膜厚を厚く
して「Lb1<Lb0」とする。その結果、蛍光体層の
初期輝度を元のレベルに戻す(又は元のレベルに近付け
る)ことができる。このように蛍光体層の底面膜厚を厚
くしても、図5(a)を参照すると、輝度維持率への影
響は殆どないことが分かる。
【0040】このような厚さで構成にすることにより、
この緑色蛍光体層26Gの初期輝度を落とすことなく
(又はその初期輝度の低下を小さなものとして)、輝度
維持率を改善することができる。
【0041】本実施形態の効果を示すデータを図11を
参照して説明する。図11において符号R,G,Bを付
して示したデータは、それぞれ3種類の蛍光体層26
R,26G,26Bに対する6000hまでの輝度維持
率を表すデータである。試験条件は、図3の場合と同様
のスタティック試験(V=160V,f=50kHz)
である。
【0042】なお、比較のために改善前の緑色蛍光体層
26Gの輝度維持率のデータを、破線で、符号「G(従
来)」を付して併記した。
【0043】赤色蛍光体層26R及び青色蛍光体層26
Bのデータは従来と同じであるが、上記のように構成を
変更した緑色蛍光体層26Gのデータは、従来に比べて
大幅に輝度維持率が改善されていることが分かる。
【0044】なお、本実施形態では輝度低下率の最も大
きい緑色蛍光体層26Gのみに対して蛍光体層構成を変
更したが、輝度低下率が緑色蛍光体層26Gの次に悪い
青色蛍光体層26Bに対しても、同様に蛍光体層構成を
変更することができる。
【0045】ここで、上記の実施形態の内容と請求項1
〜請求項3との関係を説明する。上記の実施形態におい
ては、蛍光体層の表面部の位置(面放電の中心部との距
離)やその膜厚等を、その蛍光体層の改善後の構成と改
善前(即ち従来レベル)の構成との比較において説明し
た。
【0046】一方、請求項1〜請求項3においては、そ
の蛍光体層の改善後の構成を、その蛍光体層よりも輝度
低下率の小さな蛍光体層の構成と比較して表現してい
る。
【0047】請求項1〜請求項3においてこのように表
現したのは、改善後のPDPの構成から、その蛍光体層
の改善前の構成を特定することが困難であることによ
る。そこで、便宜的に特定可能な方法として、そのPD
Pの中の他の種類の蛍光体層の構成と比較する形で表現
するものとした。即ち、その蛍光体層(即ち輝度低下率
の大きい種類の蛍光体層)の改善前の構成との比較は、
そのPDPの中の他の種類(即ち輝度低下率の小さい種
類)の蛍光体層の構成との比較と略同一であると考えら
れるため、その構成との比較で表現するものとした。
(図2に示したように、従来のPDP〔即ち改善前のP
DP〕において、全ての種類の蛍光体層の通常の構成
〔形状や厚みなど〕は、種類によらず略同一である。)
なお、請求項1〜請求項3に関するこのような表現は、
他の請求項(請求項4以下の請求項)においても同様で
ある。
【0048】次に、請求項1記載の「面放電の中心部」
とは、図6の中の符号201に対応し、半円形状の面放
電200の図形的な中心部を201として示した。この
他に、面放電200そのものの詳細な形状が確定できる
場合には、その面放電形状の真の中心を指すこととして
もよい。(場合によっては、符号201の位置と異なる
こともある。)請求項2記載の「隣接する隔壁の頂部間
中心部」とは、図6の中の符号201の位置に相当す
る。また、請求項2記載の「前記第2基板の表面と前記
隔壁の延長方向とに垂直な仮想面」とは、図6の中の2
点鎖線で示した符号S1の面(紙面に平行な面)に相当
する。
【0049】なお、本実施形態は3種類の蛍光体層26
R,26G,26Bに対応する隔壁の形状が全て同一で
ある場合の蛍光体層構成に関するものであるが、請求項
1〜請求項3はこの実施形態の構成に限定されるもので
はない。請求項1〜請求項3に記載の範囲内のものであ
れば、蛍光体層の種類によって対応する隔壁の形状が異
なる場合の蛍光体層構成などをも包含することができ
る。
【0050】(第2実施形態)第2実施形態の隔壁及び
蛍光体層の構成を図7を参照して説明する。
【0051】第1実施形態においては、3種類の蛍光体
層26R,26G,26Bに対して全て同一の隔壁構造
を採用したが、本実施形態においては、輝度低下率の大
きい緑色蛍光体層26Gに対応する隔壁の形状を、他の
種類の蛍光体層に対応する隔壁の形状と異なるものとす
る点に特徴がある。
【0052】具体的には、隣接する隔壁間の対向面の間
隔(例えば、図7の620R,620G,620B)の
内、輝度低下率の大きい緑色蛍光体層26Gを囲む隔壁
25の対向面の間隔620Gのみを広くするように変更
する。即ち、図7の符号620Gで示した間隔が、符号
620R及び620Bで示した間隔よりも広くなるよう
に形成する。その結果、隔壁25の側面部の形状は、符
号600に相当する形状から符号610で示す形状にな
る。
【0053】このような隔壁の構成に対して、面放電の
中心部(又は、隣接する隔壁の頂部間中心部)201か
ら隔壁側面部までの距離610A,610B,610C
について検討する。変更後の距離は、変更前の距離に比
べて、隔壁上部(610Aに対応)で略同一であり、隔
壁中部(610Bに対応)では長くなり、隔壁下部(6
10Cに対応)でも長くなる。そのような隔壁側面61
0に対して緑色蛍光体層26Gを従来と同様に形成する
と、面放電の中心部(又は、隣接する隔壁の頂部間中心
部)201から蛍光体層表面までの距離も同様に、変更
前の場合に比べて、隔壁上部側で略同一であり、隔壁中
部側では長くなり、隔壁下部側でも長くなる。
【0054】即ち、その結果として蛍光体層表面部の内
の少なくとも一部(隔壁の中部側〜下部側)と面放電中
心部との距離を長くしてイオン衝撃による経時的輝度劣
化を緩和することができるため、この緑色蛍光体層26
Gの輝度維持率を改善することができる。
【0055】しかし、この状態では初期輝度が低下した
状態になる。そこで、緑色蛍光体層26Gの塗布膜厚
を、背面基板20の表面部側で、従来の膜厚よりも厚く
なるように変更する。即ち、その部分の蛍光体層の表面
部が符号401bから符号420bになるように変更す
る。この変更により、初期輝度を元のレベルに戻す(又
は近付ける)ことができる。
【0056】ここで、この実施形態に対応する請求項4
に記載された「第2基板に平行な仮想面」とは、図7の
中に示したS2(紙面に垂直な面)に相当する面であ
る。
【0057】なお、請求項4はこの実施形態の構成(緑
色蛍光体層26Gに対応する隔壁構成を変更したPD
P)に限定されるものではない。請求項4に記載の範囲
内のものであれば、緑色蛍光体層26Gの次に輝度低下
率の悪い赤色蛍光体層26Rに対応する隔壁構成をも変
更したPDPなどを含むことができる。また、対向する
隔壁側面部の間隔の一部が、対向する隔壁頂部の間隔よ
りも広くなるような形状の隔壁構成などをも含むことが
できる。
【0058】(第2実施形態の変形例)第2実施形態の
変形例を図8を参照して説明する。
【0059】この変形例は、図7に示した第2実施形態
に対して、さらに、緑色蛍光体層26Gの隔壁側面部側
の膜厚を薄くすると共に、背面基板20の表面部側の膜
厚を一層厚くするように変更するものである。図8にお
いては、その蛍光体層の表面部を、第2実施形態(図
7)に対応する符号420s及び420bの面から、そ
れぞれ符号430s及び430bの面になるように変更
する。
【0060】このような構成に変更することにより、第
2実施形態の場合よりも一層良好な輝度維持率となるよ
うに改善すると共に、初期輝度は第2実施形態の場合と
略同等のものとすることができる。
【0061】(第3実施形態)第3実施形態の隔壁及び
蛍光体層の構成を図9を参照して説明する。
【0062】この実施形態においては、輝度低下率の大
きい緑色蛍光体層26Gを囲む隔壁25の側面部620
の形状が略垂直になるように、即ち符号630で示した
形状になるように構成する。さらに、背面基板20の表
面部側の蛍光体層表面440bが対応する図8の蛍光体
層表面430bよりも高くなるように(即ち蛍光体層の
厚さが一層厚くなるように)形成する。一方、隔壁25
の側面部側の蛍光体層の厚さは対応する図8の蛍光体層
の厚さと略同一にする。
【0063】このようなPDPを構成することにより、
図8のPDP(第2実施形態の変形例)の場合よりも一
層良好な輝度維持率となるように改善すると共に、初期
輝度は略同等なものとすることができる。
【0064】(第3実施形態の変形例)第3実施形態の
変形例を図10を参照して説明する。
【0065】この変形例は、図9に示した第3実施形態
に対して、さらに、緑色蛍光体層26Gの隔壁側面部側
の膜厚を薄くすると共に、背面基板20の表面部側の膜
厚を一層厚くするように変更するものである。図8にお
いては、その蛍光体層の表面部を、第3実施形態(図
9)に対応する符号440s及び440bの面から、そ
れぞれ符号450s及び450bの面になるように変更
する。
【0066】このような構成に変更することにより、第
3実施形態の場合よりも一層良好な輝度維持率となるよ
うに改善すると共に、初期輝度は第3実施形態の場合と
略同等のものとすることができる。
【0067】(上記実施形態のPDPの製造方法)上記
実施形態のPDPは、蛍光体層の厚みや隔壁の形状を、
発光色に対応して異なる厚みや形状に構成することが必
要である。
【0068】先ず、蛍光体層の厚みを赤色蛍光体層26
R、緑色蛍光体層26G、青色蛍光体層26Bで異なる
ように形成するためには、例えば特開2000−260
330号公報で示された方法を適用する。この製造方法
を以後「蛍光体膜厚制御方法」と称する。この「蛍光体
膜厚制御方法」は、所定量の蛍光体ペーストを塗布しそ
のペーストが乾燥する前に、その基板を裏向き(ガラス
基板よりも蛍光体ペーストが下側になる向き)にし、そ
の裏向きの基板の傾斜角、傾斜時間、傾斜方向の変更回
数などの条件を制御して所望の膜厚(隔壁の側面部側の
膜厚や、背面基板の表面部側の蛍光体層の膜厚)を得る
ものである。
【0069】本実施形態のPDPに対しては、例えば蛍
光体層を形成する際に、赤色蛍光体層26Rを形成する
第1の「蛍光体膜厚制御方法」を適用する第1ステップ
と、緑色蛍光体層26Gを形成する第2の「蛍光体膜厚
制御方法」を適用する第2ステップと、青色蛍光体層2
6Bを形成する第3の「蛍光体膜厚制御方法」を適用す
る第3ステップとを含むプロセスを実行する。そして、
例えば第1実施形態のPDPを形成する場合には、第1
及び第3の「蛍光体膜厚制御方法」の条件を同一のもの
とし、第2の「蛍光体膜厚制御方法」の条件を、所望の
膜厚を得るように変更する。
【0070】次に、隔壁の形状を赤色蛍光体層26R、
緑色蛍光体層26G、青色蛍光体層26Bに対応して異
なるように形成するためには、例えば特開2002−8
524号公報で示された方法を適用する。この製造方法
は、隔壁形状に対応した溝を有する成形型を用い、その
中に隔壁形成用ペーストを充填し、そのペーストをガラ
ス基板に転写した後、光や熱で固化して所望の隔壁を形
成するものである。
【0071】本実施形態のPDPに対しては、例えば隔
壁を形成する際に、赤色蛍光体層26R、緑色蛍光体層
26G、青色蛍光体層26Bに対するそれぞれの隔壁形
状に対応する溝を有する成形型を予め作成し、それぞれ
の溝の中に対応する色の蛍光体ペーストを充填して、そ
の蛍光体ペーストをガラス基板上に転写する。その転写
したペーストを光や熱で固化して所望の隔壁を形成す
る。この製造方法を用いることにより、第2実施形態や
第3実施形態の形状の隔壁を形成することができる。
【0072】なお、上記の第1実施形態〜第3実施形態
又はその変形例は、図12に示したPDPに関するもの
であった。この図12のPDPにおいては、X電極11
及びY電極12のバス電極11b,12bは、いずれも
透明電極11b,12bの中央部に形成されるタイプの
ものである。
【0073】しかし、本件発明は、このようなPDPに
限定されるものではなく、バス電極11b,12bが透
明電極11b,12bの端部に形成されるタイプのPD
Pに対しても同様に適用できることは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】請求項1〜請求項7記載のプラズマディ
スプレイパネルを用いることにより、輝度維持率が悪い
蛍光体層の劣化特性を改善して、輝度維持率の良い蛍光
体層の特性に近付けるように改善することができる。ま
た、輝度維持率が悪い蛍光体層の初期輝度を落とすこと
なく、その蛍光体層の輝度維持率を改善することができ
る。
【0075】その結果、PDPを長時間使用した時に、
色バランスの劣化が少なくなるように改善できるため、
表示色の品質を良好に保つことができ、例えば白色表示
などの品質を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1 実施形態の蛍光体層の構成を示す断面図
【図2】 従来の蛍光体層の構成を示す断面図
【図3】 従来の蛍光構成の点灯時間対輝度維持率の特
性を示す図
【図4】 蛍光体側面膜厚と輝度維持率又は初期輝度と
の関係を示す図
【図5】 蛍光体底面膜厚と輝度維持率又は初期輝度と
の関係を示す図
【図6】 第1実施形態の蛍光体層構成の作用を示す断
面図
【図7】 第2実施形態の隔壁及び蛍光体層の構成を示
す断面図
【図8】 第2実施形態の変形例を示す断面図
【図9】 第3実施形態の隔壁及び蛍光体層の構成を示
す断面図
【図10】 第3実施形態の変形例を示す断面図
【図11】 第1実施形態のPDPの点灯時間対輝度維
持率特性を示す図
【図12】 PDPの構造を示す分解斜視図
【符号の説明】
10 前面基板 11 X電極、維持放電電極 11i 透明電極 11b バス電極 12 Y電極、維持放電電極 13,23 誘電体層 14 保護層 20 背面基板 21 アドレス電極 25 隔壁 26 蛍光体層 26R 赤色蛍光体層 26G 緑色蛍光体層 26B 青色蛍光体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 健二 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 (72)発明者 宮下 洋 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 (72)発明者 日高 総一郎 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 (72)発明者 川野 寛治 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB03 GF02 GF12 GG03 GG08 GG10 JA04 LA14 MA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上で複数の面放電を行うための電極群
    を有する第1基板と、前記面放電を分離するための複数
    の隔壁を有する第2基板とが前記隔壁を介して組み合わ
    され、前記隔壁に囲まれた前記第2基板の表面部と前記
    隔壁の側面部とに蛍光体層が配設されてなるプラズマデ
    ィスプレイパネルにおいて、 前記蛍光体層は、前記面放電により励起されて異なる色
    を発光する複数種類の蛍光体層のそれぞれが、その発光
    色に対応して所定の位置に配設され、 前記面放電の点灯時間に対する輝度低下率が大きい第1
    種類の蛍光体層は、前記輝度低下率が小さい第2種類の
    蛍光体層よりも、その蛍光体層表面部と前記面放電の中
    心部との間の距離が、前記隔壁の側面部側で長くなると
    共に前記第2基板の表面部側で短くなるように構成され
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】基板上で複数の面放電を行うための電極群
    を有する第1基板と、前記面放電を分離するための複数
    の隔壁を有する第2基板とが前記隔壁を介して組み合わ
    され、前記隔壁に囲まれた前記第2基板の表面部と前記
    隔壁の側面部とに蛍光体層が配設されてなるプラズマデ
    ィスプレイパネルにおいて、 前記蛍光体層は、前記面放電により励起されて異なる色
    を発光する複数種類の蛍光体層のそれぞれが、その発光
    色に対応して所定の位置に配設され、 前記面放電の点灯時間に対する輝度低下率が大きい第1
    種類の蛍光体層は、前記輝度低下率が小さい第2種類の
    蛍光体層よりも、その蛍光体層表面部と、隣接する隔壁
    の頂部間中心部との間の距離が、前記第2基板の表面と
    前記隔壁の延長方向とに垂直な仮想面内において、前記
    隔壁の側面部側で長くなると共に前記第2基板の表面部
    側で短くなるように構成されることを特徴とするプラズ
    マディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】基板上で複数の面放電を行うための電極群
    を有する第1基板と、前記面放電を分離するための複数
    の隔壁を有する第2基板とが前記隔壁を介して組み合わ
    され、前記隔壁に囲まれた前記第2基板の表面部と前記
    隔壁の側面部とに蛍光体層が配設されてなるプラズマデ
    ィスプレイパネルにおいて、 前記蛍光体層は、前記面放電により励起されて異なる色
    を発光する複数種類の蛍光体層のそれぞれが、その発光
    色に対応して所定の位置に配設され、 前記面放電の点灯時間に対する輝度低下率が大きい第1
    種類の蛍光体層は、前記輝度低下率が小さい第2種類の
    蛍光体層よりも、前記隔壁の側面部側の厚さが薄くなる
    と共に前記第2基板の表面部側の厚さが厚くなるように
    形成されていることを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネル。
  4. 【請求項4】基板上で複数の面放電を行うための電極群
    を有する第1基板と、前記面放電を分離するための複数
    の隔壁を有する第2基板とが前記隔壁を介して組み合わ
    され、前記隔壁に囲まれた前記第2基板の表面部と前記
    隔壁の側面部とに蛍光体層が配設されてなるプラズマデ
    ィスプレイパネルにおいて、 前記蛍光体層は、前記面放電により励起されて異なる色
    を発光する複数種類の蛍光体層のそれぞれが、その発光
    色に対応して所定の位置に配設され、 前記面放電の点灯時間に対する輝度低下率が大きい第1
    種類の蛍光体層を囲む隔壁は、前記輝度低下率が小さい
    第2種類の蛍光体層を囲む隔壁に比べて、前記第2基板
    に平行な仮想面上で対向する隔壁側面部の間隔が広くな
    るように形成されていることを特徴とするプラズマディ
    スプレイパネル。
  5. 【請求項5】前記第1種類の蛍光体層は、前記第2種類
    の蛍光体層よりも前記第2基板の表面部側の厚さが厚く
    形成されている請求項4記載のプラズマディスプレイパ
    ネル。
  6. 【請求項6】前記第1種類の蛍光体層は、前記第2種類
    の蛍光体層よりも前記隔壁の側面部側の厚さが薄く形成
    されている請求項5記載のプラズマディスプレイパネ
    ル。
  7. 【請求項7】前記第1種類の蛍光体層を囲む隔壁の側面
    部は、略垂直に形成されている請求項4乃至6のいずれ
    かに記載のプラズマディスプレイパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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