JP2003288002A - 鉄道車両用運転教習シミュレータ - Google Patents

鉄道車両用運転教習シミュレータ

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JP2003288002A
JP2003288002A JP2002092403A JP2002092403A JP2003288002A JP 2003288002 A JP2003288002 A JP 2003288002A JP 2002092403 A JP2002092403 A JP 2002092403A JP 2002092403 A JP2002092403 A JP 2002092403A JP 2003288002 A JP2003288002 A JP 2003288002A
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train
training
simulation
driving
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Masaya Tanaka
雅也 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車群の中での列車の運転教習ができ、運転
指令員の教習と運転士の教習とを個別に実施可能な列車
用運転教習シミュレータを提供する。 【解決手段】 実列車と同等の運転操作装置を有する教
習列車の運転台5、この運転台の運転操作を模擬し、教
習列車に対して加速、減速の指示を行なうと共に、教習
列車の走行シミュレーションを行ない、走行地点情報を
送出するシミュレーション演算部7、走行シミュレーシ
ョンにおける教習列車の速度及び走行地点情報にもとづ
く走行位置に対応した路線映像を選択し、教習列車の運
転台から見える風景をスクリーンに表示する路線映像演
算部8、及び制御ダイヤと、路線固有のデータと、教習
列車固有のデータとにもとづいて路線全体を走行する列
車の運行シミュレーションを行なう運行管理演算部11
を備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道車両(以
下、列車という)における運転教習用シミュレータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の列車の運転教習は、実物大のモッ
クアップを用いてスクリーン上にVTRやコンピュータ
グラフィックスによる風景を表示し、主幹制御器とブレ
ーキを操作することにより、列車速度のシミュレーショ
ン計算を行ない、列車の速度に従って再生速度を調整
し、スクリーン上の風景を可変速で再生する方式により
列車単独の運転教習を行なっていた。しかしながら、こ
のような方式では、教習可能なケースが固定的であり、
前後の列車との関係等、路線全体を考慮した運転教習は
行なうことができない。このため、最近では、例えば特
開平11−208479号公報に示されるような列車運
転取扱訓練装置が提案されている。
【0003】図6は、同公報に示された列車運転取扱訓
練装置の概略構成を示すブロック図である。この図にお
いて、1は列車群の運行シミュレーションを行なう列車
運行シミュレーション手段で、制御ダイヤと、シミュレ
ーション対象の路線固有のデータと、列車固有のデータ
とにもとづいて実時間での列車の運行シミュレーション
を行なうものである。2は列車の運行管理システムのセ
ンタ装置で、列車の運転整理を行ない、列車運行シミュ
レーション装置1に運転整理内容である制御ダイヤを出
力する運転整理装置21と、走行支障設定装置(図示せ
ず)と、シミュレーション結果表示装置(図示せず)
と、運行表示装置の模擬表示装置(図示せず)等とを有
する。
【0004】また、3は運転模擬教習装置で、運転整理
装置21から着番線変更等の進路変更を伴なう運転整理
を行なった時、列車の運転台からの風景の表示のパター
ンを進路に応じて切替えるため進路毎の風景の表示パタ
ーンを記録している進路別風景データベース31と、こ
のデータベースから供給されるデータにもとづいて列車
運行シミュレーション装置1による運行シミュレーショ
ン中に教習列車の運転台から見える風景を出力表示する
風景表示装置32とを有する。
【0005】このような装置において、運転教習を行な
う場合には、列車の運行管理システムのセンタ装置2で
走行支障を設定し、その走行支障により列車の運行が遅
延する様子を列車運行シミュレーション装置1にてシミ
ュレーションする。その遅延を収束させるため、運転整
理装置21にて発着番線変更等の運転整理を行ない、列
車運行シミュレーション装置1の制御ダイヤを変更す
る。一方、運転士の教習を行なう運転模擬教習装置3
は、列車運行シミュレーション装置1と結合して列車の
運行シミュレーション中の多数の列車の中の1列車、も
しくは複数の列車の運転教習を行なう。運転模擬教習装
置3での運転取扱操作は、列車運行シミュレーション装
置1に反映され、列車の運行シミュレーション結果にも
とづいて運転模擬教習装置3の風景表示装置32の情報
を変化させる。このようにして列車の運転模擬教習装置
3と列車群の運行シミュレーション装置1とを連携さ
せ、列車群の中の1列車に対して加減速の指令を行なう
ことにより、運行シミュレーションを行なうことが可能
となり、列車群の中での列車運転方法の教習を行なうこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の列車の運転教習
は以上のように行なわれているため、運転指令員の教
習、運転整理手法の検証、運転士の教習を総合的に行な
うことができるが、それぞれ単独での教習は行なうこと
ができないという問題点があった。実際には、運転指令
員の教習と運転士の教習とは個別に行なわれることが多
く、両者の教習を同時に実施するには教習時間や教習項
目について制限が生じ、十分な教習を行なうことができ
ないという問題点があった。この発明は、上記のような
問題点を解消するためになされたもので、列車群の中で
の列車の運転方法の教習を行なうことができ、運転指令
員の教習と運転士の教習とを個別に実施可能な列車用運
転教習シミュレータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る列車用運
転教習シミュレータは、実列車と同等の運転操作装置を
有する教習列車、上記教習列車の運転操作を模擬し、上
記教習列車に対して加速、減速の指示を行なうと共に、
上記教習列車の走行シミュレーションを行ない、走行地
点情報を送出するシミュレーション演算部、上記走行シ
ミュレーションにおける上記教習列車の速度及び上記走
行地点情報にもとづく走行位置に対応した路線映像を選
択し、教習列車の運転台から見える風景をスクリーンに
表示する路線映像演算部、及び制御ダイヤと、路線固有
のデータと、教習列車固有のデータとにもとづいて路線
全体を走行する列車の運行シミュレーションを行なう運
行管理演算部を備えたものである。
【0008】この発明に係る列車用運転教習シミュレー
タは、また、上記運行管理演算部が、制御ダイヤにもと
づいて上記運行シミュレーションによる先行列車及び対
向列車情報を上記シミュレーション演算部に送信し、上
記シミュレーション演算部から上記路線映像演算部に先
行列車及び対向列車の位置の表示情報を送信するように
したものである。
【0009】この発明に係る列車用運転教習シミュレー
タは、また、上記教習列車から離隔した位置に教官卓を
設置し、上記教官卓に上記運行シミュレーションの結果
である実績ダイヤ及び制御ダイヤをダイヤスジ形式で表
示する表示手段を設けたものである。
【0010】この発明に係る列車用運転教習シミュレー
タは、また、ダイヤスジ形式で表示する表示手段が、進
路変更等の運転整理を実施する手段を備えたものであ
る。
【0011】この発明に係る列車用運転教習シミュレー
タは、また、上記運転整理の実施時に、上記運行管理演
算部が制御ダイヤを変更すると共に、それに従ってシミ
ュレーションした信号状態を上記シミュレーション演算
部に送信し、上記路線映像演算部が上記信号状態に合わ
せた風景の表示パターンをスクリーンに表示するように
したものである。
【0012】この発明に係る列車用運転教習シミュレー
タは、また、上記教習列車と教官卓のそれぞれに列車無
線模擬手段を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施
の形態1による列車用運転教習シミュレータの構成を示
すブロック図である。この図において、5は教習列車の
運転台で、実列車と同等の運転操作装置が設けられてい
る。6は教習者で、この教習者6が運転台5で行なう主
幹制御器やブレーキ等(いずれも図示せず)の運転取扱
操作は、教習列車の走行シミュレーションに反映され、
列車の走行シミュレーション結果にもとづいて運転台5
に設けられている速度計等の表示情報が変化するように
されている。7はシミュレーション演算部で、教習列車
の運転操作を模擬し、教習列車に対して加速、減速の指
示を行なうと共に、シミュレーションの対象路線の固有
のデータと、列車固有のデータにもとづいて教習列車の
走行シミュレーションを行なう。
【0014】また、8は路線映像演算部で、列車の走行
シミュレーション結果にもとづいて、教習列車の速度や
走行位置に合わせて表示する路線映像、即ち、教習列車
の運転台5から見える風景を選択する。9は路線映像表
示用プロジェクタで、路線映像演算部8によって選択さ
れた路線映像を路線映像表示用スクリーン10に表示す
るものである。11は運行管理演算部で、制御ダイヤに
もとづいて路線全体を走行する列車群の列車運行シミュ
レーションを行なう。シミュレーション演算部7は教習
列車の走行シミュレーションにもとづき、運行管理演算
部11に対して教習列車の走行地点情報を送信する。運
行管理演算部11ではシミュレーション演算部7から送
信された走行地点情報をもとに教習列車の実績ダイヤを
更新する。また、教習列車以外の列車の運行シミュレー
ションについては、運行管理演算部11で制御ダイヤに
もとづいてシミュレーションを行ない、そのシミュレー
ション結果にもとづいて教習列車以外の実績ダイヤを更
新する。
【0015】また、運行管理演算部11では制御ダイヤ
・実績ダイヤ・計画ダイヤの少なくとも一つを含む運行
ダイヤにもとづいて教習列車に対する信号状態をシミュ
レーションし、シミュレーション演算部7へ教習列車に
対する信号情報を送信する。シミュレーション演算部7
は送信された信号情報にもとづいて運転台5に設けられ
ている機器類の表示情報を変化させる。ここで、地上信
号方式の場合には路線映像表示用スクリーン10に表示
する信号の信号状態を変化させ、ATC方式の場合には
車内に表示する。更に、上記運行管理演算部11におけ
る路線全体を走行する列車群の列車運行シミュレーショ
ン結果にもとづき、先行列車や対向列車の位置に合わせ
て路線映像演算部8により表示する先行列車・対向列車
の種類や大きさ、速度、タイミングを計算し、風景中の
先行列車や対向列車を路線映像中に表示させることがで
きる。先行列車を路線映像中に表示することにより、列
車間隔が狭まった時の運転訓練をより現実的に行なうこ
とができる。
【0016】次に、先行列車や対向列車が存在する場合
の運転教習について、図2にもとづいて説明する。運行
管理演算部11における列車運行シミュレーションにお
いて、図2に示すように、区間Aに教習列車、区間Bに
対向列車、区間Dに先行列車が存在する結果を得たと仮
定する。この場合、教習列車の速度信号は図2に太線の
速度パターンで示すように、区間Aで60km/h、区
間Bで30km/h、区間Cで0km/hとなる。この
ため、運行管理演算部11はシミュレーション演算部7
に対して先行列車、対向列車の位置、速度、教習列車に
対する速度信号を送信する。シミュレーション演算部7
では、送信された先行列車、対向列車の位置や信号情報
にもとづいて路線映像演算部8に表示情報を送信する。
路線映像演算部8は、図3に示すように、路線映像表示
用プロジェクタ9を通して路線映像表示用スクリーン1
0に先行列車、対向列車を表示する。また、教習列車に
対して区間Bへ進入する信号は黄色現示、区間Cへ進入
する信号は赤色現示とする。この時、教習者6は前方に
先行列車が存在することを認識し、区間Bに進入する際
に30km/hまで減速しなければならない。このよう
に、実施の形態1の列車用運転教習シミュレータによれ
ば、教習中の運転士(教習者)に対して、他列車との関
係を考慮した教習列車の詳細な運行状況を示すことがで
き、列車群の中での列車運転教習を行なうことができ
る。
【0017】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2を図にもとづいて説明する。図4は、実施の形態2
による列車用運転教習シミュレータの構成を示すブロッ
ク図である。この図において、図1と同一または相当部
分には同一符号を付して説明を省略する。図1と異なる
点は、教習列車から離隔した位置に教官卓を設置し、こ
の教官卓に運行シミュレーションの結果である実績ダイ
ヤ及び制御ダイヤをダイヤスジ形式で表示する表示装置
を設けた点である。即ち、図4において、12は教官
卓、13は教官卓上に設けられたダイヤスジ表示装置、
14は教官である。
【0018】このような構成において、運行管理演算部
11はシミュレーション演算部7からの教習列車の走行
地点情報、制御ダイヤにもとづいて路線全体の列車群の
運行シミュレーションを行ない、その結果として得られ
た実績ダイヤ・制御ダイヤをダイヤスジ表示装置13の
画面上にダイヤスジ形式で表示する。運転教習中は教習
者6の教習結果を評価する教官14が教官卓12に在席
し、ダイヤスジ表示装置13により路線全体における教
習列車の位置を把握する。教官14は、また、他列車と
の関係を考慮した教習列車の運行状況から教習者6の教
習結果を評価することができる。また、運転教習中の教
習列車の運行ダイヤ(制御ダイヤと実績ダイヤ)をスク
リーン10上に表示し、遅延時間を表示することによ
り、目標のダイヤと比較した遅延状態を把握することも
できる。
【0019】教官14は更に、運転教習中に列車の模擬
故障等を発生させたり、プラットフォームから人が転落
する等の事故を発生させ、故障や事故が発生した際の教
習者6の対応を評価することもできる。更にまた、先行
列車が事故や故障等により遅延し、ダイヤが乱れた場合
を想定することができる。実際にダイヤが乱れた場合に
は、発着番線変更や待避等の運転整理により乱れたダイ
ヤを正常に復旧させているが、この実施の形態による列
車用運転教習シミュレータにおいては、教官卓12に設
置したダイヤスジ表示装置13から、例えば発着番線変
更のように進路変更を伴なう運転整理を行なうことがで
きる。
【0020】運転整理にともなって、路線全体の列車運
行シミュレーションを行なう運行管理演算部11におい
て制御ダイヤを変更し、それに従って信号状態をシミュ
レーションする。シミュレーション結果で得られた教習
列車の信号状態を教習列車の走行シミュレーションを行
なうシミュレーション演算部7に送信し、信号状態に合
わせて教習列車の運転台5から見える風景の表示パター
ンを路線映像演算部8で演算し、路線映像表示用プロジ
ェクタ9を経て路線映像表示用スクリーン10に表示す
る。即ち、遅延が発生した場合には、教官14が運転整
理を行なうことができ、変更された進路に従って路線映
像演算部8で風景の表示パターンを選択して路線映像表
示用スクリーン10に表示することにより、遅延が発生
して運転整理を行ない進路が変更になった場合の運転教
習をより現実的に行なうことができる。
【0021】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3を図にもとづいて説明する。図5は、実施の形態3
による列車用運転教習シミュレータの構成を示すブロッ
ク図である。この図において、図4と同一または相当部
分には同一符号を付して説明を省略する。図4と異なる
点は、教習列車と教官卓のそれぞれに列車無線模擬装置
を設けた点である。即ち、図5において、15は教習列
車の運転台5に設けられた運転士用列車無線模擬装置、
16は教官卓12上に設けられた教官用列車無線模擬装
置である。
【0022】このような構成において、運転士(教習
者)は教習列車に模擬故障が発生した場合や路線上に障
害物を発見した場合等、中央指令室に列車無線を用いて
連絡をとる必要が生じた時、教習者6は運転台5に設置
されている運転士用列車無線模擬装置15を用いて教官
卓12に設置されている教官用列車無線模擬装置16に
伝達する。教習者6から連絡を受けた教官14は、中央
指令室の指令員と同様に教習者6に対応を指示し、必要
であればダイヤスジ表示装置13にて運転整理を行な
う。これにより教習者6は、中央指令室と連絡をとりな
がら列車故障等に対応する運転訓練を行なうことができ
る。以上のように、この実施の形態による列車用運転教
習シミュレータによれば、教習中の運転士に対して列車
の運行管理システムの中央から指令を行なう際の教習を
模擬することができる。
【0023】
【発明の効果】この発明に係る列車用運転教習シミュレ
ータは、実列車と同等の運転操作装置を有する教習列
車、上記教習列車の運転操作を模擬し、上記教習列車に
対して加速、減速の指示を行なうと共に、上記教習列車
の走行シミュレーションを行ない、走行地点情報を送出
するシミュレーション演算部、上記走行シミュレーショ
ンにおける上記教習列車の速度及び上記走行地点情報に
もとづく走行位置に対応した路線映像を選択し、教習列
車の運転台から見える風景をスクリーンに表示する路線
映像演算部、及び制御ダイヤと、路線固有のデータと、
教習列車固有のデータとにもとづいて路線全体を走行す
る列車の運行シミュレーションを行なう運行管理演算部
を備えたものであるため、教習者に対して他列車との関
係を考慮した教習列車の詳細な運行状況を示すことがで
き、列車群の中での列車教習を行なうことができる。
【0024】この発明に係る列車用運転教習シミュレー
タは、また、上記運行管理演算部が、制御ダイヤにもと
づいて上記運行シミュレーションによる先行列車及び対
向列車情報を上記シミュレーション演算部に送信し、上
記シミュレーション演算部から上記路線映像演算部に先
行列車及び対向列車の位置の表示情報を送信するように
したものであるため、列車群の中での的確な列車教習を
行なうことができる。
【0025】この発明に係る列車用運転教習シミュレー
タは、また、上記教習列車から離隔した位置に教官卓を
設置し、上記教官卓に上記運行シミュレーションの結果
である実績ダイヤ及び制御ダイヤをダイヤスジ形式で表
示する表示手段を設けたものであるため、列車の運行シ
ステムにおける中央指令室との連絡及び遅延発生時にお
ける運転整理で進路変更が行なわれる場合の運転教習を
現実的に行なうことができる。
【0026】この発明に係る列車用運転教習シミュレー
タは、また、上記教習列車と教官卓のそれぞれに列車無
線模擬手段を設けたものであるため、中央指令室と連絡
をとりながら列車故障等に対応する運転訓練を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による列車用運転教
習シミュレータの構成を示すブロック図である。
【図2】 先行列車や対向列車が存在する場合の状況及
び速度信号パターンを示す説明図である。
【図3】 図2の場合における路線映像の表示例を示す
図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による列車用運転教
習シミュレータの構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による列車用運転教
習シミュレータの構成を示すブロック図である。
【図6】 従来の列車運転取扱訓練装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
5 教習車の運転台、 6 教習者、 7 シ
ミュレーション演算部、8 路線映像演算部、 9
路線映像表示用プロジェクタ、10 路線映像表示用
スクリーン、 11 運行管理演算部、12 教官
卓、 13 ダイヤスジ表示装置、 14 教
官、15 運転士用列車無線模擬装置、 16 教
官用列車無線模擬装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実列車と同等の運転操作装置を有する教
    習列車、上記教習列車の運転操作を模擬し、上記教習列
    車に対して加速、減速の指示を行なうと共に、上記教習
    列車の走行シミュレーションを行ない、走行地点情報を
    送出するシミュレーション演算部、上記走行シミュレー
    ションにおける上記教習列車の速度及び上記走行地点情
    報にもとづく走行位置に対応した路線映像を選択し、教
    習列車の運転台から見える風景をスクリーンに表示する
    路線映像演算部、及び制御ダイヤと、路線固有のデータ
    と、教習列車固有のデータとにもとづいて路線全体を走
    行する列車の運行シミュレーションを行なう運行管理演
    算部を備えた鉄道車両用運転教習シミュレータ。
  2. 【請求項2】 上記運行管理演算部が、制御ダイヤにも
    とづいて上記運行シミュレーションによる先行列車及び
    対向列車情報を上記シミュレーション演算部に送信し、
    上記シミュレーション演算部から上記路線映像演算部に
    先行列車及び対向列車の位置の表示情報を送信するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用運転
    教習シミュレータ。
  3. 【請求項3】 上記教習列車から離隔した位置に教官卓
    を設置し、上記教官卓に上記運行シミュレーションの結
    果である実績ダイヤ及び制御ダイヤをダイヤスジ形式で
    表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の鉄道車両用運転教習シミュレータ。
  4. 【請求項4】 ダイヤスジ形式で表示する表示手段は、
    進路変更等の運転整理を実施する手段を備えたことを特
    徴とする請求項3記載の鉄道車両用運転教習シミュレー
    タ。
  5. 【請求項5】 上記運転整理の実施時に、上記運行管理
    演算部が制御ダイヤを変更すると共に、それに従ってシ
    ミュレーションした信号状態を上記シミュレーション演
    算部に送信し、上記路線映像演算部が上記信号状態に合
    わせた風景の表示パターンをスクリーンに表示するよう
    にしたことを特徴とする請求項4記載の鉄道車両用運転
    教習シミュレータ。
  6. 【請求項6】 上記教習列車と教官卓のそれぞれに列車
    無線模擬手段を設けたことを特徴とする請求項3または
    請求項4記載の鉄道車両用運転教習シミュレータ。
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