JP2003286897A - 断熱ポート - Google Patents

断熱ポート

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JP2003286897A
JP2003286897A JP2002090148A JP2002090148A JP2003286897A JP 2003286897 A JP2003286897 A JP 2003286897A JP 2002090148 A JP2002090148 A JP 2002090148A JP 2002090148 A JP2002090148 A JP 2002090148A JP 2003286897 A JP2003286897 A JP 2003286897A
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JP
Japan
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port
liner
heat insulating
port liner
cylinder head
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JP2002090148A
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English (en)
Inventor
Koji Fukushima
康二 福島
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/42Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
    • F02F1/4264Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads of exhaust channels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/42Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
    • F02F1/4264Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads of exhaust channels
    • F02F1/4271Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads of exhaust channels with an exhaust liner

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱変形にともなう過大な応力の発生を予防す
ることができる断熱ポートを提供する。 【解決手段】 バルブシート4側の端部を固定端として
マニホールド側の端部を自由端とする片持ち状態でポー
トライナ3をシリンダヘッド1に鋳込む。ポートライナ
3の軸方向寸法をポート2の軸方向寸法より小さくして
ポートライナ3の自由端とシリンダヘッド1のマニホー
ルド取付面の間に隙間6を確保したことにより、ポート
ライナ3の相対変形を許容して鋳造過程あるいはエンジ
ン運転中に発生する温度変化にともなう過大な応力の発
生を予防することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの断熱ポー
トに係り、特に、排気ポートにおける冷却損失を低減す
るに適した断熱ポートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の断熱ポートとしては、例えば特開
平7−259642号公報に見られるように、シリンダ
ヘッドに形成したポートの内周面と該ポートに鋳込んだ
ポートライナの外周面に断熱材を充填することにより、
排気ポートにおける冷却損失を低減するようにしたもの
がある。また、従来ではシリンダヘッドへの鋳込み時に
ポートライナの両端がシリンダヘッドに溶着されてい
た。
【0003】しかしながら、シリンダヘッドとポートラ
イナは熱膨張係数が異なるために、鋳造過程での温度変
化およびエンジン運転中に発生する温度変化にともなっ
てポートライナに過大な応力が発生する可能性があった
ために、ポートライナを構成する素材が大幅に制限され
てしまうという不具合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、熱変形にともなう過大な応
力を回避することができる断熱ポートを提供することに
より、ポートライナを構成する素材の選択自由度を高く
することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、バルブシート側の端部を固定端としてマニ
ホールド側の端部を自由端とする片持ち状態でポートラ
イナをシリンダヘッドに鋳込む一方、ポートライナの軸
方向寸法をポートの軸方向寸法より小さくしてポートラ
イナの自由端とシリンダヘッドのマニホールド取付面の
間に隙間を確保したことを特徴としている。
【0006】なお、本発明は、バルブシート側の端部近
傍を除いたポートライナの外周面とポートの内周面の間
に断熱材を充填保持させる一方、前記ポートライナの自
由端側の外周面に摺接するスリーブまたはリングをポー
トにおけるマニホールド側の端部に挿着して断熱材の充
填空間におけるマニホールド側の端部を封止し、あるい
は、ポートライナを二重管で構成して内管と外管の間に
空気による断熱層を形成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る断熱ポート
の第1実施形態を示す断面図である。
【0008】本実施形態においては、鋳鉄で構成された
シリンダヘッド1に形成したポート2の内側にステンレ
ス鋼性のポートライナ3を鋳込んで断熱ポートを構成し
ている。
【0009】ここに、本実施形態においてはバルブシー
ト4側の端部および図示しないバルブガイドの貫通部を
除いたポートライナ3の外周面を断熱材5で被覆してい
る。従って、鋳込工程においてポートライナ3のバルブ
シート4側端部およびバルブガイドの貫通部の近傍がそ
れぞれシリンダヘッド1に溶着固定されるとともに、溶
着部以外においてポートライナ3の外周面とポート2の
内周面の間に断熱材5が充填保持され、図示しないマニ
ホールド側の端部においてポートライナ3が自由端とな
る。
【0010】また、ポートライナ3の軸方向寸法をポー
ト2の軸方向寸法より小さくすることにより、ポートラ
イナ3の自由端とシリンダヘッド1のマニホールド取付
面1aの間に隙間6を確保している。なお、本実施形態
においては断熱材5としてセラミックファイバを採用し
ているが、温度条件などを充足するものであれば従来公
知の任意の断熱材を用いることができる。
【0011】そして、前記ポートライナ3の自由端側の
外周面に摺接するスリーブ7をポート2におけるマニホ
ールド側の端部に挿着することにより、断熱材の充填空
間におけるマニホールド側の端部を封止している。な
お、スリーブ7の外端には図示しないマニホールドの取
り付けによってマニホールド締付面1aに締付固定され
るフランジ7aを設けることにより、少なくともマニホ
ールドを取り付けた状態においてはスリーブ7が固定さ
れるようにしている。8はウォータジャケットである。
【0012】すなわち、本実施形態によればポートライ
ナ3がバルブシート4側の端部を固定端としてマニホー
ルド側の端部を自由端とする片持ち状態で鋳込まれ、自
由端側にはスリーブ7を摺接させて断熱材5の充填空間
を封止している。従って、シリンダヘッド1とポートラ
イナ3の熱膨張係数が大きく異なっている場合において
もポートライナ3とスリーブ7の相対運動でシリンダヘ
ッド1とポートライナ3の相対変形が吸収されるため
に、鋳造過程での温度変化およびエンジン運転中に発生
する温度変化にともなってポートライナに過大な応力が
発生することがなく、ポートライナ3を構成する素材の
選択自由度を高くすることができる。
【0013】なお、ポートライナ3のマニホールド側端
部をスリーブ7で封止しているために、断熱材5の充填
空間に排気が浸入して断熱材5を劣化もしくは損傷させ
ることもない。
【0014】上記実施形態ではフランジ7aを備えたス
リーブ7をポート2のマニホールド側端部に挿着してポ
ートライナ3の自由端の運動性を確保しつつ、断熱材5
の充填空間を封止して断熱材5を保護するようにしてい
るが、例えば図2に示した第2実施形態のように、ポー
トライナ3の外周面に摺接するリング9をポート2にお
けるマニホールド側の端部に圧入してポートライナ3の
自由端の運動性を確保しつつ断熱材5の充填空間を封止
することもできる。
【0015】図3は本発明に係る断熱ポートの第3実施
形態を示している。本実施形態においては、図示しない
バルブガイドの取付部位を境界にしてポート2を二分
し、各部位のポートライナ3をそれぞれ二重管で構成す
ることにより、内管3aと外管3bの間に空気による断
熱層3cを形成している。従って本実施形態による場合
は、空気による断熱層3cが断熱作用を行なうために格
別な断熱材を用いる必要性がなく、断熱ポートのメンテ
ナンス性が改善される。3dは内管3aと外管3bの端
部間を結合して空気による断熱層3cの両端を閉鎖する
端板である。
【0016】また、本実施形態のようにポートライナ3
を二重管で構成した場合は、鋳込み時に外管3bの全域
がシリンダヘッド1に溶着されるために熱変形を抑制す
ることができるが、内管3aは溶着されないために熱変
形が発生する。また、熱変形の大きさはポートライナ3
の長さに比例するものである。
【0017】従って、全長が短いバルブシート4側のポ
ートライナ3は図3に示したように端板3dを含んでポ
ートライナ3の全体をシリンダヘッドに鋳込んでも大き
な問題は生じないが、全長が長いマニホールド側のポー
トライナ3にあっては、前記両実施形態の場合と同様に
ポートライナ3の自由端(マニホールド側端部)とマニ
ホールド取付面1aの間に隙間6を確保して内管3aの
熱変形を許容させることが望ましい。
【0018】なお、本発明に係る断熱ポートは必ずしも
実施形態に示した排気ポートのみに限定されるものでは
なく、必要に応じて吸気ポートに適用することもでき
る。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
に記載の発明においては、バルブシート側の端部を固定
端としてマニホールド側の端部を自由端とする片持ち状
態でポートライナをシリンダヘッドに鋳込みつつ、ポー
トライナの自由端とシリンダヘッドのマニホールド取付
面の間に隙間を確保しているために、シリンダヘッドと
ポートライナの熱膨張係数が大きく異なっている場合に
おいてもポートライナの相対変形が許容され、鋳造過程
での温度変化およびエンジン運転中に発生する温度変化
にともなってポートライナに過大な応力が発生すること
がなく、ポートライナを構成する素材の選択自由度を高
くすることができる。
【0020】また請求項2に記載の発明によれば、ポー
トライナの保持性を損なうことなく断熱性をより高くす
ることができると同時に、断熱材の充填空間への排気の
浸入を阻止してその耐久性を改善することができる。
【0021】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
断熱材を用いることなくポートライナの断熱性を確保す
ることができるために、格別な断熱材を用いる必要性が
ないために、断熱ポートのメンテナンス性が改善される
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に係る断熱ポートの第1実施形態を示す断
面図である。
【図2】発明に係る断熱ポートの第2実施形態を示す断
面図である。
【図3】発明に係る断熱ポートの第3実施形態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 ポート 3 ポートライナ 3a 内管 3b 外管 3c 断熱層 3d 端板 4 バルブシート 5 断熱材 6 隙間 7 スリーブ 7a フランジ 8 ウォータジャケット 9 リング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドに形成したポートにポー
    トライナを鋳込んで冷却損失を低減するようにしたエン
    ジンの断熱ポートであって、バルブシート側の端部を固
    定端としてマニホールド側の端部を自由端とする片持ち
    状態でポートライナをシリンダヘッドに鋳込む一方、ポ
    ートライナの軸方向寸法をポートの軸方向寸法より小さ
    くしてポートライナの自由端とシリンダヘッドのマニホ
    ールド取付面の間に隙間を確保したことを特徴とする断
    熱ポート。
  2. 【請求項2】 バルブシート側の端部近傍を除いたポー
    トライナの外周面とポートの内周面の間に断熱材を充填
    保持させる一方、前記ポートライナの自由端側の外周面
    に摺接するスリーブまたはリングをポートにおけるマニ
    ホールド側の端部に挿着して断熱材の充填空間における
    マニホールド側の端部を封止したことを特徴とする請求
    項1に記載の断熱ポート。
  3. 【請求項3】 ポートライナを二重管で構成して内管と
    外管の間に空気による断熱層を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の断熱ポート。
JP2002090148A 2002-03-28 2002-03-28 断熱ポート Pending JP2003286897A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095345A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Isuzu Motors Ltd 内燃機関
JP2018003600A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 三菱自動車工業株式会社 エンジンの吸気通路構造
CN110425053A (zh) * 2019-09-27 2019-11-08 潍柴动力股份有限公司 气缸盖及气缸

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JP2014095345A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Isuzu Motors Ltd 内燃機関
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