JP2003286521A - 鋼帯の冷却方法及び冷却設備 - Google Patents

鋼帯の冷却方法及び冷却設備

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JP2003286521A
JP2003286521A JP2002091954A JP2002091954A JP2003286521A JP 2003286521 A JP2003286521 A JP 2003286521A JP 2002091954 A JP2002091954 A JP 2002091954A JP 2002091954 A JP2002091954 A JP 2002091954A JP 2003286521 A JP2003286521 A JP 2003286521A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼帯にスプレー冷却水として吹き付け落下し
たスプレー冷却水を独立して集水し再度スプレー冷却水
として使用することが可能な鋼帯の冷却方法及び冷却設
備を提供する。 【解決手段】 スプレー冷却装置13内を搬送させなが
らスプレーノズル18でスプレー冷却水12を吹き付け
て鋼帯11の1次冷却を行った後に、スプレー冷却装置
13の下方に設けられた浸漬タンク式冷却装置16の冷
却水14を貯留する浸漬タンク15内を搬送させながら
鋼帯11の2次冷却を行なう鋼帯の冷却設備10を使用
するに際し、スプレー式冷却装置13によって鋼帯11
に吹き付けたスプレー冷却水12の一部又は全部を、浸
漬タンク15内の冷却水14に混合させることなく独立
して回収し、スプレーノズル18に循環供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯の連続焼鈍処
理システムの最終冷却帯に適用される冷却設備及び冷却
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続焼鈍炉で処理された鋼帯を冷
却する冷却設備として、図6に示すようなスプレー装置
80と浸漬冷却装置81とを組合わせた鋼帯の冷却設備
82が、例えば、特開昭55−91945号公報に提案
されている。ここで、スプレー装置80は、ハースロー
ル83で搬送方向が変えられた鋼帯84にスプレーノズ
ル群85から冷却水(スプレー水)を噴出させて鋼帯8
4の1次冷却を行う装置である。また、浸漬冷却装置8
1は、スプレー装置80の後段に設けられ、1次冷却後
の鋼帯84を冷却水を貯留している浸漬タンク86内に
導入して鋼帯84の2次冷却を行う装置である。浸漬冷
却装置81では、浸漬タンク86内のシンクロール87
で搬送方向が変えられて浸漬タンク86から導出された
鋼帯84の温度は、所定の温度、例えば、40℃に調整
されている。なお、浸漬タンク86から導出された鋼帯
84はデフレクターロール88により搬送方向を変えら
れ次工程に搬送される。スプレー装置80では、スプレ
ー水は、浸漬タンク86に設けられた取水口89から供
給配管91を介してスプレーポンプ90で吸引され、熱
交換器92で冷却されてスプレーノズル群85に供給さ
れる。そして、スプレー水は、鋼帯84に吹き付けられ
落下水93となって浸漬タンク86内に落下し、浸漬タ
ンク86内に拡散する。スプレー水は鋼帯84との間で
熱交換を行うため、落下水93の温度はスプレー水の温
度に比べて上昇しており、その温度上昇分に相当する熱
量は全て浸漬タンク86内に貯留されている冷却水中に
拡散する。また、浸漬タンク86内に貯留されている冷
却水と鋼帯84との間で熱交換を行う。このため、浸漬
タンク86中に貯留されている冷却水の温度は徐々に上
昇することになっていた。なお、符号93aはスプレー
水の飛散を防止するスプレー装置ケーシングである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浸漬冷
却装置81の出側の鋼帯84の温度は所定温度に調整し
なければならないため、浸漬タンク86内の冷却水の温
度は、出側の鋼板84の温度以下となる管理温度(例え
ば、35〜38℃)に維持する必要がある。このため、
浸漬タンク86内に温度検知部94を備えた温度計95
を設けて、この温度計95からの検知信号を温度調節器
96に入力し、温度調節器96が浸漬タンク86内の冷
却水の温度が管理温度の上限値を超えたと判断した場
合、流量調節弁97を開いて、浸漬タンク86に設けら
れた補給水口98から補給水を供給するという補給水供
給系統98aを設ける必要があった。スプレー装置80
で鋼帯84と熱交換を行い、温度が上昇した落下水93
が全量浸漬タンク86内に貯留されている冷却水中に拡
散するため、浸漬タンク86内の冷却水温度を管理温度
に維持するには多量の補給水を補給する必要があった。
また、多量の補給水が注入されると、温度が上昇した冷
却水は浸漬タンク86の上端側に設けられた排水口99
からオーバーフロー水100となって排出される。この
ため、大量のオーバーフロー水100を回収する装置を
付帯して設ける必要があった。更に、浸漬タンク86に
貯留されている冷却水の温度を管理温度に維持するの
で、スプレーポンプ90で吸引し熱交換器92に流入さ
せるスプレー水の温度と、熱交換器92用の冷却水10
0aの温度との温度差は小さいものとなる。このため、
スプレー水の温度を低下させるには熱交換器92の伝熱
面積を大きくする必要が有り、熱交換器92が大型化す
るという問題があった。
【0004】なお、大量の補給水が供給できない場合
は、図7に示すように、仕切壁101を設けて浸漬タン
ク86内を第1槽102と第2槽103に分割し、落下
水93が第2槽103に拡散しないようにするなどの方
法が必要であった。この場合、第1槽内を通過した鋼帯
84はデフレクターロール88で搬送方向を変えて第2
槽103内に導入され、第2槽103内に設けられたシ
ンクロール87で搬送方向を変化させて第2槽103内
から導出されて次工程に搬送される。ここで、第2槽1
03内の冷却水の温度も通過する鋼帯84との間で熱交
換をするため温度は徐々に上昇する。このため、第2槽
103の出側の鋼帯84の温度を所定温度に調整するに
は、図6と同様の補給水の補給水供給系統98aを設け
る必要がある。更に、補給水が注入されると、第2槽1
03内に貯留されている温度が上昇した冷却水は仕切壁
101からオーバーフローして第1槽102内に流入
し、第1槽102からは第2槽103から流入したオー
バーフロー水104に相当する分量の冷却水が第1槽1
02の上端側に設けられた排水口105からオーバーフ
ロー水106となって排出される。このため、オーバー
フロー水106を回収する装置を付帯して設ける必要が
あった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、
鋼帯にスプレー冷却水として吹き付け落下したスプレー
冷却水を独立して集水し再度スプレー冷却水として使用
することが可能な鋼帯の冷却方法及び冷却設備を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る鋼帯の冷却方法は、スプレー冷却装置内を搬送
させながらスプレーノズルでスプレー冷却水を吹き付け
て鋼帯の1次冷却を行った後に、前記スプレー冷却装置
の下方に設けられた浸漬タンク式冷却装置の冷却水を貯
留する浸漬タンク内を搬送させながら前記鋼帯の2次冷
却を行なう鋼帯の冷却方法において、前記スプレーノズ
ルによって前記鋼帯に吹き付けたスプレー冷却水の一部
又は全部を、前記浸漬タンク内の冷却水に混合させるこ
となく独立して回収し、回収した前記スプレー冷却水を
冷却して前記スプレーノズルに循環供給する。
【0006】スプレー式冷却装置のスプレーノズルから
鋼帯に吹き付けられたスプレー冷却水は、鋼帯の表面と
の間の熱交換によって、例えば、55〜60℃に温度が
上昇して落下してくる。この落下してくるスプレー冷却
水(落下水)の一部又は全部を、浸漬タンク内の冷却水
に混合させることなく独立して回収することにより、浸
漬タンクで貯留している冷却水の中に落下水が混合する
のを防止でき、浸漬タンク中の冷却水の温度上昇を抑え
ることができる。また、落下水を浸漬タンク内の冷却水
と混合させることなく直接回収するので、温度が上昇し
た落下水の温度をできるだけ維持して熱交換器に供給す
ることができる。このため、熱交換器用の冷却水との間
の温度差を大きくすることができて、熱交換器の熱交換
効率を向上させることができる。
【0007】前記目的に沿う第2の発明に係る鋼帯の冷
却設備は、搬送中の鋼帯にスプレー冷却水を吹き付けて
1次冷却を行う複数段のスプレーノズルを備えたスプレ
ー冷却装置と、該スプレー冷却装置の下方に設けられ冷
却水を貯留した浸漬タンク内に前記鋼帯を搬送させて2
次冷却を行なう浸漬タンク式冷却装置を備えた鋼帯の冷
却設備において、前記スプレー冷却装置は、該スプレー
冷却装置の下流側に設けられ、前記鋼帯に吹き付けられ
て落下した前記スプレー冷却水が前記浸漬タンク内に流
出するのを抑制して集水するシール手段を備えたスプレ
ー冷却水回収槽と、前記スプレー冷却水回収槽で集水し
た前記スプレー冷却水を前記スプレーノズルに循環供給
する第1の循環手段とを有する。
【0008】スプレー冷却装置の下流側に浸漬タンクと
は分離されたスプレー冷却水回収槽を形成することによ
り、鋼帯との間で熱交換されて温度が上昇して落下して
きたスプレー冷却水を浸漬タンク内に流出するのを抑制
して貯留することができる。このため、浸漬タンク中に
貯留している冷却水の温度上昇を抑えることができる。
第1の循環手段を設けてスプレー冷却水回収槽内に落下
したスプレー冷却水を直接回収するので、落下したスプ
レー冷却水が浸漬タンク内に拡散するのを更に抑制する
ことができる。また、温度が上昇したスプレー冷却水を
直接回収して熱交換器に流入させるので、熱交換器での
冷却効率を向上させることができる。ここで、シール手
段としては、例えば、出口部に鋼帯を挟んで対向して設
けられ浸漬タンク内に貯留されている冷却水を取水して
鋼帯に対して両側から噴出させるスプレーノズルを使用
した流体シールを使用することができる。
【0009】第2の発明に係る鋼帯の冷却設備におい
て、前記スプレー冷却装置は、最終段のスプレーノズル
の下方に前記鋼帯を挟んで対向して設けられ該鋼帯に吹
き付けられて落下する前記スプレー冷却水の一部を前記
スプレー冷却水回収槽の手前で集水する受け皿と、前記
受け皿で集水した前記スプレー冷却水を前記各スプレー
ノズルに循環供給する第2の循環手段とを有することが
好ましい。受け皿を設けることにより、落下してくる温
度の上昇したスプレー冷却水を温度の低下を更に抑制し
てより効果的に集水することができる。また、第2の循
環手段を設けることにより、集水されたより温度の高い
スプレー冷却水を直接回収して熱交換器に流入させるこ
とができるので、熱交換器での冷却効率を更に向上させ
ることができる。
【0010】第2の発明に係る鋼帯の冷却設備におい
て、前記最終段のスプレーノズルの噴出方向を、前記鋼
帯の搬送方向の上流側に指向させることが好ましい。鋼
帯に吹き付けられたスプレー冷却水の一部は鋼帯の表面
に衝突して周囲に飛び散りスプレー冷却装置のケーシン
グ内を水滴となって落下する。この水滴となったスプレ
ー冷却水は受け皿によって集水することができる。ま
た、鋼帯の表面に付着したスプレー冷却水は、鋼帯表面
上を伝わって鋼帯の搬送と共にスプレー冷却水回収槽内
に直接流入する。このため、最終段のスプレーノズルの
噴出方向を鋼帯の上流側に指向させてスプレー冷却水を
吹き付けることで、上部側のスプレーノズルから吹き付
けられて鋼帯表面上を伝わって鋼帯の搬送と共に降下す
るスプレー冷却水を鋼帯の搬送方向の上流側に吹き上げ
てスプレー冷却装置のケーシング内を降下する水滴とす
ることができる。このため、受け皿により集水できるス
プレー冷却水の割合を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る鋼帯の冷却設備の構成図、図2は同鋼帯の冷却
設備の部分拡大図、図3は同鋼帯の冷却設備における流
体シール機構の特性と熱交換器の必要伝熱面積の関係を
示す説明図、図4は同鋼帯の冷却設備における流体シー
ル機構の特性と補給水量の関係を示す説明図、図5は本
発明の他の実施の形態に係る鋼帯の冷却設備の構成図で
ある。図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態
に係る鋼帯の冷却設備10は、搬送される鋼帯11にス
プレー冷却水12を吹き付けて鋼帯11の1次冷却を行
うスプレー冷却装置13と、スプレー冷却装置13の下
方に設けられ冷却水14を貯留した浸漬タンク15内を
搬送させて鋼帯11の2次冷却を行なう浸漬タンク式冷
却装置16とを有している。以下、これらについて詳細
に説明する。
【0012】図1、図2に示すように、スプレー冷却装
置13は、図示しない連続焼鈍炉から搬送される鋼帯1
1の周囲を、例えば窒素と水素の混合雰囲気に維持する
ケーシング17と、鋼帯11の搬送方向を変えてスプレ
ー冷却水12を吹き付けるスプレーノズル18を複数段
備えたスプレーノズル群19へ鋼帯11を導入するハー
スロール20を有している。また、スプレー冷却装置1
3は、浸漬タンク15内に延長されたケーシング17の
下流側部21と、ケーシング17の下流側の出口部22
に設けられたシール手段の一例である流体シール機構2
3を備えて構成されたスプレー冷却水回収槽24と、ス
プレー冷却水回収槽24内にて集水されたスプレー冷却
水12を各スプレーノズル18に循環供給する第1の循
環手段25とを有している。スプレー冷却装置13の下
流側に浸漬タンク15とは分離されたスプレー冷却水回
収槽24を形成することにより、鋼帯11との間で熱交
換されて温度が上昇して落下してきたスプレー冷却水1
2を貯留することができ、浸漬タンク15中に貯留して
いる冷却水の温度上昇を抑えることができる。
【0013】ここで、流体シール機構23は、例えば、
搬送される鋼帯11を挟んで対向して出口部22に設け
られた一対のシール用ノズル26と、浸漬タンク15に
設けられた取水口27から供給配管28を介して一対の
シール用ノズル26に冷却水14を供給する供給ポンプ
29を有している。このような構成とすることにより、
シール用ノズル26から鋼帯11に冷却水14を吹き付
けると、鋼帯11の表面では、鋼帯11の搬送方向と同
方向に流れる下降流30と、鋼帯11の搬送方向と逆方
向に流れる上昇流31が形成される。この上昇流31の
形成により、スプレー冷却水回収槽24内に集水された
スプレー冷却水が、鋼帯11の移動と共に出口部22か
ら浸漬タンク15内に流入するのを抑制できる。
【0014】また、第1の循環手段25は、スプレー冷
却水回収槽24に集水されたスプレー冷却水12をスプ
レー冷却水回収槽24に設けた取水口32に接続した吸
引配管33を介して吸引するスプレーポンプ34と、ス
プレーポンプ34の出口側に接続された冷却用の熱交換
器35を介して各スプレーノズル18にスプレー冷却水
12を給水する給水配管36を有している。このような
構成とすることにより、スプレー冷却水回収槽24内に
落下したスプレー冷却水12を直接回収することができ
る。また、温度が上昇したスプレー冷却水12を直接熱
交換器35に流入させるので、熱交換器35での冷却効
率を向上させることができる。更に、スプレー冷却装置
13は、最終段のスプレーノズル37の下方に鋼帯11
を挟んで対向して設けられ、各スプレーノズル18から
吹き付けられ鋼帯11に衝突して水滴となって落下する
スプレー冷却水12の一部をスプレー冷却水回収槽24
内に落下する前に集水する受け皿38と、受け皿38で
集水したスプレー冷却水12を各スプレーノズル18に
循環供給する第2の循環手段39を有している。
【0015】ここで、最終段のスプレーノズル37は、
その噴出方向を鋼帯11の搬送方向の上流側に指向させ
て設ける。このような構成とすることにより、上部側の
スプレーノズル18から吹き付けられて鋼帯11の表面
上を伝わって鋼帯11の搬送と共に降下するスプレー冷
却水12を鋼帯11の搬送方向の上流側に吹き上げてケ
ーシング17内を降下する水滴とすることができる。こ
のため、受け皿38により集水できるスプレー冷却水1
2の割合を向上させることができる。また、第2の循環
手段39は、受け皿38に設けられた取水口40と吸引
配管33とを接続する連結配管41を有している。な
お、本実施の形態において、第2の循環手段39は、吸
引配管33、スプレーポンプ34、冷却用の熱交換器3
5、及び給水配管36を、第1の循環手段25と共有し
ている。このような構成とすることにより、受け皿38
で集水したスプレー冷却水12をスプレーポンプ34を
用いて熱交換器35に流入させて冷却し、スプレーノズ
ル18に循環供給することができる。そして、落下して
くる温度の上昇したスプレー冷却水12を直接回収して
熱交換器35に流入させるので、熱交換器35での冷却
効率を更に向上させることができる。
【0016】熱交換器35に流入させるスプレー冷却水
の温度は、スプレー冷却水回収槽24内のスプレー冷却
水の温度となるので、スプレー冷却水回収槽24内のス
プレー冷却水の温度が高くなるほど、熱交換器の伝熱面
積は減少する。ここで、スプレー冷却水回収槽24内の
スプレー冷却水の温度は、流体シール機構23における
リーク量に影響を受け、リーク量が大きくなるほど、ス
プレー冷却水回収槽24内のスプレー冷却水の温度は低
下する。このため、スプレー冷却水回収槽24内のスプ
レー冷却水の温度を、流体シール機構23のリーク割合
として表すことができる。ここで、図3は、流体シール
機構23のリーク割合で表した熱交換器35に流入する
スプレー冷却水の温度と、流入したスプレー冷却水の温
度を35℃に冷却する際に必要な熱交換器35の伝熱面
積の関係を示したものである。なお、図3では、流体シ
ール機構23のリーク割合が100%である場合(従来
方式で熱交換器35に流入させる場合)に必要な熱交換
器35の伝熱面積を100%として表示している。流体
シール機構23におけるリーク割合は、最大で50%と
なるので、熱交換器35で必要な伝熱面積は、従来方式
に比較して65%以下となる。
【0017】浸漬タンク式冷却装置16は、スプレー冷
却装置13で1次冷却された鋼帯11の2次冷却を行う
冷却水14を貯留している浸漬タンク15を備えた鋼帯
冷却手段42と、浸漬タンク15内に貯留されている冷
却水14の温度管理を行うために、浸漬タンク15に低
温(例えば、30℃以下)の冷却水を補給する補給水供
給手段43を有している。ここで、鋼帯冷却手段42に
は、スプレー冷却装置13を経由して搬送される鋼帯1
1の搬送方向を反転させて浸漬タンク15から排出させ
るシンクロール43aと、排出させた鋼帯11の搬送方
向を変化させるデフレクターロール44が設けられてい
る。このような構成とすることにより、2次冷却を行っ
た鋼帯11を次工程に供給することができる。
【0018】また、補給水供給手段43は、浸漬タンク
15内に温度検知部45を備えた温度計46と、温度計
46からの検知信号が入力されて浸漬タンク15内の冷
却水14の温度調節を行う温度調節器47と、温度調節
器47からの出力信号が入力されて図示しない補給水貯
留槽から供給配管48を介して補給される補給水の流量
を調節する流量調節弁49を有している。このような構
成とすることにより、浸漬タンク15内の冷却水14の
温度は温度計46で測温され、温度調節器47に入力さ
れて管理温度範囲内であるかの判定を行うことができ
る。その結果、管理温度範囲内であれば、流量調節弁4
9の開度は維持される。一方、冷却水14の温度が管理
温度の上限を超えた場合は、流量調節弁49の開度が増
加して、供給配管48を介して補給される補給水量が増
加する。このため、浸漬タンク15内の冷却水温度を、
例えば、40℃に調整することができる。なお、浸漬タ
ンク15に補給水が補給されることで過剰となった冷却
水14は、浸漬タンク15の上部側に設けられた排水口
50から排出され、図示しない回収装置により集水され
る。
【0019】浸漬タンク15に流入するスプレー冷却水
回収槽24からのスプレー冷却水が少なくなると、浸漬
タンク15内の冷却水14の温度の上昇は小さくなる。
このため、浸漬タンク15内の冷却水14の温度を管理
温度に維持するのに必要な補給水の量も減少する。ここ
で、浸漬タンク15内の冷却水14の温度は、流体シー
ル機構23におけるリーク量に影響を受け、リーク量が
大きくなるほど、浸漬タンク15内の冷却水14の温度
は上昇する。このため、浸漬タンク15内の冷却水14
の温度を、流体シール機構23のリーク割合として表す
ことができる。ここで、図4は、流体シール機構23の
リーク割合で表した浸漬タンク15内の冷却水14の温
度と、この冷却水14の温度を38℃に維持するために
補給する30℃の補給水量の関係を示したものである。
なお、図4では、流体シール機構23のリーク割合が1
00%である場合(従来方式における浸漬タンク内の冷
却水の温度)に、この冷却水14を38℃に冷却するの
に必要な補給水量を100%として表示している。流体
シール機構23におけるリーク割合は、最大で50%と
なるので、浸漬タンク15内の冷却水14を38℃に冷
却するのに必要な補給水量は、従来方式に比較して68
%以下となる。
【0020】次に、本発明の一実施の形態に係る鋼帯の
冷却方法について詳細に説明する。先ず、浸漬タンク1
5に、図示しない冷却水供給手段より、例えば、30℃
の冷却水14を供給して貯留する。浸漬タンク15に冷
却水14の貯留を開始すると、冷却水14の水位は次第
に上昇し、スプレー冷却水回収槽24の出口部22に到
達すると、浸漬タンク15内に冷却水14が貯留される
と共に、出口部22からスプレー冷却水回収槽24内に
冷却水14が流入し、スプレー冷却水として貯留され
る。浸漬タンク15への冷却水14の貯留が完了する
と、供給ポンプ28を運転して、取水口27より冷却水
14を吸引しシール用ノズル26から冷却水14を吹き
出させて出口部22の流体シール機構23を稼働させ
る。また、スプレーポンプ34を運転して、取水口32
よりスプレー冷却水回収槽24内の冷却水を吸引して熱
交換器35を経由してスプレーノズル群19の各スプレ
ーノズル18よりスプレー冷却水12として吹き出させ
る。
【0021】続いて、鋼帯11をハースロール20を経
由させてスプレーノズル群19内に導入し、両側に複数
段にわたって設けられているスプレーノズル18からス
プレー冷却水12を吹き付ける。鋼帯11に吹き付けた
スプレー冷却水12の一部はケーシング17内を液滴と
なって落下し、残りは鋼帯11の表面上を鋼帯11の搬
送方向と同方向に降下する。水滴となったスプレー冷却
水12の一部は、受け皿38で集水し、残りはスプレー
冷却水回収槽24内に落下する。また、鋼帯11の表面
上を降下するスプレー冷却水12は、最終段のスプレー
ノズル37から吹き付けるスプレー冷却水12により鋼
帯11の搬送方向の上流側に吹き上げられ水滴となって
落下し、一部は受け皿38で集水され、残りはスプレー
冷却水回収槽24内に落下させて集水する。受け皿38
で集水したスプレー冷却水は、連絡配管41を介してス
プレーポンプ34で熱交換器35に流入させ、スプレー
冷却水回収槽24内で集水したスプレー冷却水は、取水
口32から吸引配管33を介してスプレーポンプ34で
吸引し、熱交換器35で、例えば、35℃に冷却して、
スプレーノズル18に供給する。
【0022】鋼帯11の冷却を開始した時点では、スプ
レー冷却水回収槽24内には、浸漬タンク15内の冷却
水14と同一温度のスプレー冷却水が貯留されている
が、スプレー冷却装置13による鋼帯11の冷却が継続
すると、鋼帯11の冷却に使用し温度が上昇したスプレ
ー冷却水(例えば、60℃)が逐次落下してくる。ま
た、スプレー冷却水回収槽24内をスプレーノズル群1
9を通過した鋼帯11が通過するので、スプレー冷却水
回収槽24内のスプレー冷却水はこの鋼帯11で直接加
熱され温度が上昇する。更に、出口部22では、流体シ
ール機構23を運転させて出口部22を通過する鋼帯1
1の両側にシール用ノズル26から吹き出させた冷却水
14による上昇流31を形成させて、スプレー冷却水回
収槽24の出口部22から浸漬タンク15へのスプレー
冷却水の流出を抑制する。このため、スプレー冷却水回
収槽24内のスプレー冷却水の温度は徐々に上昇して、
50〜60℃となる。
【0023】スプレー冷却水回収槽24の出口部22を
通過した鋼帯11を浸漬タンク15内に導入し、シンク
ロール43aで搬送方向を逆転し、浸漬タンク15内よ
り導出させてデフレクターロール44で搬送方向を変え
て、次工程に搬送する。浸漬タンク15内に鋼帯11を
通過させて周囲の冷却水14で冷却することにより、浸
漬タンク15に導入した際、例えば90℃あった鋼帯1
1の温度は、浸漬タンク15から導出される際には、例
えば40℃まで冷却される。鋼帯11が通過するにつれ
て、浸漬タンク15内の冷却水14の温度は徐々に上昇
していく。冷却水14の温度上昇は、温度計46の温度
検知部45で検出し、検出結果を温度調節器47に入力
する。温度調節器47では、冷却水14の温度が設定さ
れた管理温度の上限値(例えば、38℃)を超えると、
流量調節弁49を開いて、例えば30℃の補給水を供給
配管48を介して浸漬タンク15内に補給し、冷却水1
4の温度を管理温度に調節する。
【0024】図5に示すように、本発明の他の実施の形
態に係る鋼帯の冷却設備51は、スプレー冷却水回収槽
52のシール手段に機械的シール機構53を設けたこと
が特徴である。なお、本発明の一実施の形態に係る鋼帯
の冷却設備10と同一の構成要素には同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。機械的シール機構53は、鋼
帯11の両側から密着して鋼帯11の搬送と共に回転す
る一対のロール54と、各ロール54を支持する支持手
段の一例である支持板55を有している。このような構
成とすることにより、搬送される鋼帯11の表面にロー
ル54を密着させることにより、鋼帯11の搬送に伴っ
てスプレー冷却水がスプレー冷却水回収槽52から浸漬
タンク15内へ流出するのを抑制できる。また、本発明
の他の実施の形態に係る鋼帯の冷却設備51を適用した
鋼帯11の冷却方法は、本発明の一実施の形態に係る鋼
帯の冷却設備10を使用した鋼帯の冷却方法と実質的に
同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0025】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、
発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前
記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を
組み合わせて本発明の鋼帯の冷却方法及び冷却設備を構
成する場合にも本発明は適用される。例えば、シール手
段として、搬送される鋼帯に両側から密着して回転する
ロールを用いた機械的シール機構を使用したが、ロール
の代りにバッフルプレート、ダンパーを使用することが
できる。また、バッフルプレート、ダンパー等の機械的
シールと流体シールを組み合わせて使用することもでき
る。更に、第2の循環手段にポンプを設けて受け皿で集
水したスプレー冷却水を熱交換器に直接流入させてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の鋼帯の冷却方法において
は、スプレーノズルによって鋼帯に吹き付けたスプレー
冷却水の一部又は全部を、浸漬タンク内の冷却水に混合
させることなく独立して回収し、回収したスプレー冷却
水を冷却してスプレーノズルに循環供給するので、浸漬
タンク中の冷却水の温度上昇を抑えることができ、少量
の補給水の供給だけで浸漬タンク中の冷却水の温度を管
理温度に維持することが可能となる。その結果、補給水
の供給装置の設備コストを低減することが可能となる。
また、温度が上昇した落下水の温度をできるだけ維持し
て熱交換器に供給することで熱交換器の熱交換効率を向
上させることができ、熱交換器の伝熱面積を小さくして
熱交換器をコンパクトにすることが可能となる。その結
果、熱交換器の設備コストを低減することが可能とな
る。
【0027】請求項2〜4記載の鋼帯の冷却設備におい
ては、スプレー冷却装置は、スプレー冷却装置の下流側
に設けられ、鋼帯に吹き付けられて落下したスプレー冷
却水が浸漬タンク内に流出するのを抑制して集水するシ
ール手段を備えたスプレー冷却水回収槽と、スプレー冷
却水回収槽で集水したスプレー冷却水をスプレーノズル
に循環供給する第1の循環手段とを有するので、スプレ
ー冷却水回収槽内で落下したスプレー冷却水を直接回収
して浸漬タンク中の冷却水の温度上昇を抑えることがで
き、少量の補給水の供給だけで浸漬タンク中の冷却水の
温度を管理温度に維持することが可能となる。その結
果、補給水の供給装置の設備コストを低減することが可
能となる。また、スプレー冷却水回収槽内に落下した温
度が上昇したスプレー冷却水を直接回収して熱交換器に
流入させて熱交換器での熱交換効率を向上させることが
でき、熱交換器の伝熱面積を小さくして熱交換器をコン
パクトにすることが可能となる。その結果、熱交換器の
設備コストを低減することが可能となる。
【0028】特に、請求項3記載の鋼帯の冷却設備にお
いては、スプレー冷却装置は、最終段のスプレーノズル
の下方に鋼帯を挟んで対向して設けられ鋼帯に吹き付け
られて落下するスプレー冷却水の一部をスプレー冷却水
回収槽の手前で集水する受け皿と、受け皿で集水したス
プレー冷却水を各スプレーノズルに循環供給する第2の
循環手段とを有するので、落下してくる温度の上昇した
スプレー冷却水を温度の低下を更に抑制してより効果的
に集水し温度の高いスプレー冷却水を熱交換器に流入さ
せて熱交換器での熱交換効率をより向上させることがで
き、より少量の補給水の供給だけで浸漬タンク中の冷却
水の温度を管理温度範囲に維持することが可能になると
共に、熱交換器の伝熱面積をより小さくして熱交換器を
コンパクトにすることが可能となる。
【0029】請求項4記載の鋼帯の冷却設備において
は、最終段のスプレーノズルの噴出方向を、鋼帯の搬送
方向の上流側に指向させたので、受け皿により集水でき
るスプレー冷却水の割合を向上させることができ、更に
少量の補給水の供給だけで浸漬タンク中の冷却水の温度
を管理温度に維持することが可能になると共に、熱交換
器の伝熱面積を更に小さくでき熱交換器を更にコンパク
トにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る鋼帯の冷却設備の
構成図である。
【図2】同鋼帯の冷却設備の部分拡大図である。
【図3】同鋼帯の冷却設備における流体シール機構の特
性と熱交換器の必要伝熱面積の関係を示す説明図であ
る。
【図4】同鋼帯の冷却設備における流体シール機構の特
性と補給水量の関係を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る鋼帯の冷却設備
の構成図である。
【図6】従来の鋼帯の冷却設備の構成図である。
【図7】従来の別の鋼帯の冷却設備の構成図である。
【符号の説明】
10:鋼帯の冷却設備、11:鋼帯、12:スプレー冷
却水、13:スプレー冷却装置、14:冷却水、15:
浸漬タンク、16:浸漬タンク式冷却装置、17:ケー
シング、18:スプレーノズル、19:スプレーノズル
群、20:ハースロール、21:下流側部、22:出口
部、23:流体シール機構、24:スプレー冷却水回収
槽、25:第1の循環手段、26:シール用ノズル、2
7:取水口、28:供給配管、29:供給ポンプ、3
0:下降流、31:上昇流、32:取水口、33:吸引
配管、34:スプレーポンプ、35:熱交換器、36:
給水配管、37:最終段のスプレーノズル、38:受け
皿、39:第2の循環手段、40:取水口、41:連結
配管、42:鋼帯冷却手段、43:補給水供給手段、4
3a:シンクロール、44:デフレクターロール、4
5:温度検知部、46:温度計、47:温度調節器、4
8:供給配管、49:流量調節弁、50:排水口、5
1:鋼帯の冷却設備、52:スプレー冷却水回収槽、5
3:機械的シール機構、54:ロール、55:支持板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプレー冷却装置内を搬送させながらス
    プレーノズルでスプレー冷却水を吹き付けて鋼帯の1次
    冷却を行った後に、前記スプレー冷却装置の下方に設け
    られた浸漬タンク式冷却装置の冷却水を貯留する浸漬タ
    ンク内を搬送させながら前記鋼帯の2次冷却を行なう鋼
    帯の冷却方法において、前記スプレーノズルによって前
    記鋼帯に吹き付けたスプレー冷却水の一部又は全部を、
    前記浸漬タンク内の冷却水に混合させることなく独立し
    て回収し、回収した前記スプレー冷却水を冷却して前記
    スプレーノズルに循環供給することを特徴とする鋼帯の
    冷却方法。
  2. 【請求項2】 搬送中の鋼帯にスプレー冷却水を吹き付
    けて1次冷却を行う複数段のスプレーノズルを備えたス
    プレー冷却装置と、該スプレー冷却装置の下方に設けら
    れ冷却水を貯留した浸漬タンク内に前記鋼帯を搬送させ
    て2次冷却を行なう浸漬タンク式冷却装置を備えた鋼帯
    の冷却設備において、前記スプレー冷却装置は、該スプ
    レー冷却装置の下流側に設けられ、前記鋼帯に吹き付け
    られて落下した前記スプレー冷却水が前記浸漬タンク内
    に流出するのを抑制して集水するシール手段を備えたス
    プレー冷却水回収槽と、前記スプレー冷却水回収槽で集
    水した前記スプレー冷却水を前記スプレーノズルに循環
    供給する第1の循環手段とを有することを特徴とする鋼
    帯の冷却設備。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の鋼帯の冷却設備におい
    て、前記スプレー冷却装置は、最終段のスプレーノズル
    の下方に前記鋼帯を挟んで対向して設けられ該鋼帯に吹
    き付けられて落下する前記スプレー冷却水の一部を前記
    スプレー冷却水回収槽の手前で集水する受け皿と、前記
    受け皿で集水した前記スプレー冷却水を前記各スプレー
    ノズルに循環供給する第2の循環手段とを有することを
    特徴とする鋼帯の冷却設備。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の鋼帯の冷却設備におい
    て、前記最終段のスプレーノズルの噴出方向を、前記鋼
    帯の搬送方向の上流側に指向させたことを特徴とする鋼
    帯の冷却設備。
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