JP2003286221A - 1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 - Google Patents
1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造方法Info
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Abstract
ン化合物および臭素化合物を含有する触媒液中で、出発
物質の1,4−ジメチルナフタレンを空気中の酸素により
酸化して1,4−ナフタレンジカルボン酸を製造する方法
において、ガスクロマトグラフィー分析値から内部標準
法で求めた純度が95%以上の高純度の生成物を収率よく
製造する。 【解決手段】 出発物質と空気を、空気中の酸素/出発
物質のモル比が 3.1〜3.5 となり、且つ排出ガス中の酸
素濃度が2%以下になるように連続的に供給しながら酸
化反応を行う。
Description
間体として有用な1,4−ナフタレンジカルボン酸(以
下、1,4-NDCAと略す) の製造方法に関する。より詳しく
は、本発明は、1,4−ジ低級アルキルナフタレンを分子
状酸素により液相酸化して1,4-NDCAを製造する方法の改
良に関する。
チル−4−アセチルナフタレンをクロム酸酸化する方法
(英国特許1,173,704 号) や、1,4−ジシアノナフタレ
ンを加水分解する方法が知られている。しかし、前者の
方法では、6価クロム酸化物であるクロム酸を多量に使
用するので、排水処理に多大の費用を必要とする。後者
の方法も、有毒なシアノ化合物を出発出発物質とする関
係から、排水処理が煩雑となる。
て、1,4−ジ低級アルキルナフタレンを触媒の存在下、
空気中の分子状酸素により酸化して1,4-NDCAを製造する
方法が開発された(例:特公昭48−43893 号公報) 。
ン酸溶媒中に触媒のコバルト塩、マンガン塩及び臭素化
合物を溶解させた触媒液中で、1,4−ジ低級アルキルナ
フタレンを120 ℃〜160 ℃の比較的低温で分子状酸素に
より液相酸化する1,4-NDCAの製造方法が記載されてい
る。
タレンの分子状酸素による酸化反応は、広く行われてい
るアルキルベンゼンや2,6−ジ低級アルキルナフタレン
を出発物質とする同様の分子状酸素による酸化反応とは
挙動を異にするため、これらの酸化反応に関する知見を
転用することができないことが示唆されている。
5685号公報に記載されているように、上記触媒液中での
1,4−ジ低級アルキルナフタレンの分子状酸素による酸
化反応は水分に敏感で、触媒液中に多量の水が存在する
と酸化反応が著しい悪影響を受け、副反応が増大して、
酸化生成物である1,4-NDCAの収率と品質(純度、色な
ど) が悪化する。このような水分による酸化反応への悪
影響は、アルキルベンゼンや2,6−ジ低級アルキルナフ
タレンを出発物質とする同様の酸化反応では顕著には見
られない現象である。
低いほど少量の水分で酸化反応が阻害されるとの知見に
基づき、(P+1) /W≧3 [P:反応圧力 (Kg/cm2.
G) 、W:触媒液の水分(wt%)]、を満たす条件で酸化反
応を行うことを提案している。即ち、触媒液中の水の量
に応じて反応圧力を調整するか、あるいは反応圧力に応
じて触媒液中の水の量を調整することによって、水分に
よる反応への悪影響を抑制し、副反応を減少させて収率
を向上させ、着色の少ない高純度の生成物を得ることが
できる。
と反応圧力の制御だけでは、生成物の1,4-NDCAが十分に
は高純度になっていないことが判明した。即ち、この生
成物は、ガスクロマトグラフィー(以下、GCと略す)
分析法により内部標準物質としてキサントンを使用して
求めた内部標準純度(以下、IS純度と略す) が十分な
高純度には達していない。
いてGC分析による純度を測定している。しかし、この
GC分析による純度は、面積百分率 (面百) 純度であ
る。一方、内部標準法 (IS) 純度は、正確な定量分析
方法である。
部標準物質との量比が既知の混合物を複数作成し、GC
分析する。 (標準物質量)/ (内部標準物質質量) に対す
る(標準物質のピーク面積)/ (内部標準物質のピーク面
積) の関係をグラフ用紙上にプロット、検量線を作成す
る。次に未知試料の既知量に、内部標準物質の既知量を
添加し、GC分析を行う。ピーク面積比をグラフに当て
はめ、試料中の目的成分と内部標準物質との量比をもと
め、目的成分(1,4-NDCA)量を求める方法である。
はIS純度であり、IS純度が例えば95%以上と十分に
高くないと、不純物の上昇および、収率低下につなが
る。そこで、本発明は、IS純度の高い1,4-NDCAを確実
に製造できる方法を提供することを目的とする。
を解決するため鋭意検討した結果、1,4−ジ低級アルキ
ルナフタレンの分子状酸素による液相酸化では、酸化剤
である分子状酸素を過剰に供給すると、生成物の分解反
応が起こって、分解生成物が発生し、さらにはこの分解
生成物が触媒中の金属と錯体を形成して、生成物である
1,4-NDCAのIS純度や色に悪影響を及ぼしていることを
究明した。
従来は未反応を防ぐため、材料費のいらない空気は過剰
に供給するのが一般的であった。しかし、1,4−ジ低級
アルキルナフタレンの酸化では、この過剰に供給される
空気により酸化反応の収率や生成物の純度が阻害され
る。
キルナフタレンの酸化反応では、過剰の分子状酸素が供
給されると、ベンゼンテトラカルボン酸のような、生成
物の1,4-NDCAが分解して生ずる分解生成物が生成するこ
とが確認された。また、生成物の純度に関しては、触媒
に由来する金属分(コバルト、マンガン、カリウム等)
の含有量が増加することも確認された。金属含有率が1
%増加するとGC分析法によるIS純度が約10%低下し
ていることから、金属、特に遷移金属は、分子量の大き
い有機物と錯体を形成していると考えられる。
溶解した遷移金属化合物および臭素化合物を含有する触
媒液中で、出発物質の1,4−ジ低級アルキルナフタレン
を分子状酸素により酸化して1,4−ナフタレンジカルボ
ン酸を製造する方法において、分子状酸素を含有するガ
スを、酸素/出発物質のモル比が 3.1〜3.5 となり、且
つ排出ガス中の酸素濃度が2%以下になるように供給し
ながら酸化反応を行うことを特徴とする、1,4-NDCAの製
造方法である。
ルボン酸溶媒中に溶解した遷移金属化合物および臭素化
合物を含有する触媒液中で、出発物質の1,4−ジ低級ア
ルキルナフタレンを分子状酸素により酸化して1,4−ナ
フタレンジカルボン酸を製造する方法において、出発物
質および分子状酸素を含有するガスを、酸素/出発物質
のモル比が 3.1〜3.5 となり、且つ排出ガス中の酸素濃
度が2%以下になるように連続的に供給しながら酸化反
応を行うことを特徴とする、1,4-NDCAの製造方法であ
る。
ルナフタレンが1,4−ジメチルナフタレンであり、遷移
金属化合物がコバルト化合物およびマンガン化合物から
なり、分子状酸素を含有するガスが空気である。
分子状酸素の供給量を、当量より若干過剰な一定範囲に
管理して、排出ガス中の酸素濃度が2%以下になるよう
にすることで、未反応を防止しつつ、生成物の分解反応
を防止することができる。そのため、IS純度が高い1,
4-NDCAを収率よく製造することが可能となる。
で使用する出発物質は1,4−ジ低級アルキルナフタレン
である。「低級アルキル」とは、本明細書においては、
炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖アルキル基を意味する
ものとする。1,4−ジ低級アルキルナフタレンの具体例
としては、1,4−ジメチルナフタレン、1,4−ジエチルナ
フタレン、1,4−ジイソプロピルナフタレンなどが列挙
できるが、1,4−ジメチルナフタレン(以下、1,4-DMN
と略す) が最も好ましい出発物質である。
反応に用いる出発物質が1,4-DMN である場合について説
明するが、出発物質が他の1,4−ジ低級アルキルナフタ
レンであっても、反応方法は同様でよい。
ルタール、接触分解油、ナフサ分解油といった1,4-DMN
を含有する留分から精密蒸留などにより回収されたも
の、およびエチルベンゼン等を出発物質として合成によ
り得られたもの、のいずれも使用できる。1,4-DMN は必
ずしも高純度品である必要はなく、その酸化反応に直接
悪影響を及ばさない不純物(例えば、他のジ低級アルキ
ルナフタレン異性体、ジ低級アルキルテトラリン等)
を、酸化生成物の1,4-NDCAの品質に実質的な悪影響がな
い範囲内で含有していてもよい。出発物質の1,4-DMN の
純度は好ましくは90%以上、より好ましくは92%以上で
ある。
ン酸としては、酸化反応条件で液状であれば任意のもの
が使用できる。例えば、酢酸、プロピオン酸、クロル酢
酸等の1種もしくは2種以上使用できる。好ましい溶媒
は酢酸である。溶媒は、前回の反応で回収された再循環
品であってもよい。
物質 (1,4-DMN)に対して質量比で約6〜12倍、好ましく
は約8〜11倍である。酸化反応に使用する触媒は、遷移
金属化合物および臭素化合物からなる。遷移金属化合物
としては、コバルト、マンガン、セリウム、銅、鉄等の
1種もしくは2種以上の遷移金属の化合物が使用できる
が、好ましいのはコバルト化合物とマンガン化合物との
併用である。コバルト化合物およびマンガン化合物とし
ては、酢酸塩、炭酸塩、臭化物、アセチルアセトナト錯
体等がある。また、コバルトおよび/またはマンガンの
金属を、反応溶媒の酢酸 (または他の低級脂肪族カルボ
ン酸) に溶解させて、その場で触媒となるコバルトおよ
び/またはマンガンの酢酸塩 (または他の低級脂肪族カ
ルボン酸塩) を調製してもよい。臭素化合物としては、
臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化アンモニウム、臭
化水素酸または遷移金属臭化物 (例、臭化コバルト、臭
化マンガン) 等が挙げられる。ここでわかるように、遷
移金属臭化物は、遷移金属化合物と臭素化合物の両方を
兼ねることができる。
物質1,4-DMN 1モルに対して遷移金属の合計量が0.01〜
1グラム原子、特に 0.1〜0.5 グラム原子となる割合に
することが好ましい。遷移金属化合物がコバルト化合物
とマンガン化合物である場合、コバルト化合物の反応液
中の濃度は、反応液1kg当たりコバルトが0.05〜0.15グ
ラム原子の割合となることが好ましい。マンガン化合物
は、Mn/Coの原子比が約0.05〜2の範囲内となる量で用
いることが好ましい。
れる臭素化合物の量は、遷移金属1グラム原子当たり臭
素イオンの量が0.05〜20ミリモル、特に 0.1〜5ミリモ
ルとなる量とすることが好ましい。また、臭素イオン量
は、Brイオン/Co原子の比が約 0.5〜2.5 の範囲になる
ようにすることが好ましい。
族カルボン酸の溶媒中に遷移金属化合物 (好ましくはコ
バルト化合物とマンガン化合物) および臭素化合物を溶
解させた触媒液中において、分子状酸素により行われ
る。分子状酸素の供給源 (分子状酸素含有ガス) として
は、純酸素やこれを不活性ガスで希釈した混合ガスも使
用できるが、一般には空気が使用される。以下では、酸
化剤として空気を用いる酸化反応について説明する。
ほぼ同様でよい。即ち、反応温度は、特開昭63−159344
号に記載されたように、2,6-異性体の場合より低めとす
ることが好ましい。好ましい反応温度は 100〜160 ℃で
あり、好ましくは 130〜140℃である。反応圧力は、常
圧〜約5MPa 、好ましくは約 2.5〜3.5 MPa である。反
応時間は通常は約 0.1〜20時間の範囲内である。
続式のいずれの方式で実施してもよい。回分式は、1,4-
DMN と触媒液の全量を反応器に予め装入しておき、空気
を反応液に通気して酸化反応を行い、反応終了後に反応
液を一度に回収する方法である。半連続式は、例えば、
触媒液の全量を反応器に装入し、1,4-DMN と空気を連続
的に反応器に供給しながら酸化反応を行い、反応終了後
に反応液を一度に回収する方法である。連続式は、1,4-
DMN と触媒液と空気のすべてを連続的に反応器に供給し
ながら酸化反応を行い、反応液を連続的に回収する方法
である。工業的実施においては、連続式または半連続式
が操業効率の点から好ましい。
の酸素/1,4-DMN(出発物質) のモル比が 3.1〜3.5 とな
り、且つ排出ガス中の酸素濃度が2%以下になるような
量で供給しながら、酸化反応を行う。酸化反応を半連続
式または連続式で行う場合には、酸素/1,4-DMN のモル
比が 3.1〜3.5 となり、且つ排出ガス中の酸素濃度が2
%以下になるように、酸化剤の空気と出発物質の1,4-DM
N を連続的に供給しながら酸化反応を行う。排出ガス中
の酸素濃度は、例えば、自動酸素濃度分析装置によって
連続的または定期的に監視すればよい。
反応に必要な当量 (酸素/1,4-DMNのモル比で3.0)より
ごく過剰な量に制限する。また、空気の流量は、排出ガ
ス中の酸素濃度が2%以下になるように調整する。それ
により、出発物質(1,4-DMN)の全量を酸化させつつ、過
剰な酸素により起こりうる生成物(1,4-NDCA)の分解や金
属錯体の形成を抑制して、IS純度で評価して高純度の
生成物を収率よく製造することが可能となる。
る場合、反応系への1,4-DMN の供給量は、1,4-DMN の使
用量に純度を乗じて算出する。この純度を考慮した1,4-
DMNの供給量に基づき、空気の供給量を上記範囲に制限
する。前述したように、1,4-DMN の酸化反応は一般に比
較的低温で行われ、そのような温度では不純物として含
まれる異性体やジアルキルテトラリンは酸化反応を実質
的に受けないので、不純物による酸素の消費は実質的に
無視できる。
る空気の供給量が制限されるので、加圧下で反応を行う
場合には、空気ではなく、窒素等の不活性ガスを用いて
所定の反応圧力に加圧する。また、反応圧力にかかわら
ず、反応開始 (少なくとも空気の供給) の前に、予め反
応器内を窒素等の不活性ガスで置換しておき、その後に
所定量または所定流量の空気を供給して、酸化反応を行
うことが好ましい。
として、酸素/1,4-DMN のモル比が3.1〜3.5 となる量
であっても、供給流量が高すぎると、排出ガス中の酸素
濃度が2%を超えることがある。そうなると、特に収率
が著しく低下するので、排出ガス中の酸素濃度が2%以
下となるような流量で空気を供給する。
ながら連続式または半連続式により酸化反応を行う場合
には、同時に供給される1,4-DMN と空気の量を、酸素/
1,4-DMN のモル比が 3.1〜3.5 となる量とすればよい。
この場合、供給液の反応器内での滞留時間が十分であれ
ば、排出ガス中の酸素濃度は2%以下となる。連続式反
応における反応器内の滞留時間は、反応器に予め装入し
ておく触媒液の量に比例するので、この液量を調整して
反応に必要な滞留時間を確保する。それにより、酸素/
1,4-DMN のモル比が 3.1〜3.5 となる量で空気と1,4-DM
N を供給すれば、排出ガス中の酸素濃度は2%以下とな
る。
すると生成物の1,4-NDCAが析出するので、濾過、遠心分
離などの常法により、1,4-NDCAを容易に回収することが
できる。必要であれば、再結晶、クロマトグラフィー、
抽出などの常法により生成物を精製してもよいのはいう
までもない。
応液の母液) は、溶媒および触媒の供給源として反応系
に再循環するのが経済的であり、工業的な操業ではこの
溶媒と触媒の再循環が一般に採用されている。この場
合、触媒と溶媒の不足分を補給するだけで、1,4-DMN の
酸化反応を継続することができる。
説明する。但し、本発明は以下の実施例により何ら限定
されるものではない。実施例中、収率以外の%は、特に
指定のない限り質量%である。
た2.6 m3の高圧釜に、氷酢酸900 L 、酢酸コバルト四水
和物23.6 kg 、酢酸マンガン四水和物23.6 kg 、臭化カ
リウム11.3 kg を装入して、触媒液を調製した。この高
圧釜は変形櫂型翼の攪拌機を備え、これを140±10 rpm
で回転させて攪拌を行った。
MPa まで加圧した後、温度を130 ℃に調整した。出発物
質の1,4-DMN (1,4−ジメチルナフタレン、純度94%) の
供給を40±2 kg/hr の流量で開始するのとほぼ同時に、
3.0 MPa の圧縮空気を80〜90Nm3/hr の流量で高圧釜内
の液に吹き込むのも開始した。その後ただちに、上記と
同組成の触媒液を 380±20 L/hr の流量で高圧釜に連続
的に添加した。釜内の液量を一定に保つため、反応液を
バッチで定期的に釜より受槽へ排出した。
3.0±0.1 MPa 、酸素/1,4-DMN モル比= 3.1〜3.5 の
条件において、1,4-DMN の連続式酸化反応を 168時間続
けた。この間、高圧釜から排出されるガス中の酸素濃度
を定期的に分析したところ 0.1〜2%の範囲内であっ
た。
液は、受槽内で60℃以下に冷却して結晶を析出させた。
この冷却は、受槽に設けたジャケットへの通水による間
接水冷と、酸化反応からの排出ガスを受槽内の反応液に
吹き込む直接空冷の組合わせにより行った。
製(裏側ポリプロピレン製網付き)濾布を取り付けた遠
心分離機 (容量460 L)を用いて、受槽内で冷却した反応
液の遠心濾過を1000 rpmで行って、1回の遠心濾過当た
り約140 kgの湿潤ケーキを得た。この湿潤ケーキに対し
て、質量でほぼ同量の純水リンスを実施して (1回の濾
過当たり、湿潤ケーキ約140kg に純水リンス28 L/min×
5分を実施) 酢酸分を除去した。分離した湿潤ケーキを
フレキシブルコンテナーに受けた。
トンを使用したGC分析法により分析した結果、連続酸
化反応のどの時点で得られた生成物についても、IS純
度97%、Co<0.1 %、Mn<0.1 %、含液率24%(内、水
分14%) の湿潤1,4-NDCAであった(収率75%) 。なお、
生成物中の水分以外の液体は酢酸である。
縮空気の流量を75〜79 Nm3/hr に減らした以外は、実施
例1と同様にして、1,4-DMN の連続式酸化反応と遠心濾
過による反応液の分離を行った。
力(3.0±0.1 MPa)は実施例1と同様であったが、酸素/
1,4-DMN モル比は 2.7〜3.0 の範囲内となった。この酸
化反応の間、高圧釜から排出されるガス中の酸素濃度を
定期的に分析したが、常に0%であった。
た湿潤ケーキは約121 kgであった。この湿潤ケーキを実
施例1と同様に純水リンスした後、内部標準物質にキサ
ントンを使用したGC分析法により分析した結果、連続
酸化反応のどの時点で得られた生成物についても、IS
純度97%、Co<0.1 %、Mn<0.1 %、含液率24%(内、
水分14%) の湿潤l,4-NDCAであった(収率65%) 。
量が当量ギリギリであるか、それよりやや少ない場合に
は、生成物の純度は高いものの、収率が著しく低下する
ことがわかる。
縮空気の流量を95〜105 Nm3/hrに増やした以外は、実施
例1と同様にして、1,4-DMN の連続式酸化反応と遠心濾
過による反応液の分離を行った。
力(3.0±0.1 MPa)は実施例1と同様であったが、酸素/
1,4-DMN モル比は 3.8〜4.2 の範囲内となった。この酸
化反応の間、高圧釜から排出されるガス中の酸素濃度を
定期的に分析したところ、3〜4%になっていた。
た湿潤ケーキは約112 kgであった。この湿潤ケーキを実
施例1と同様に純水リンスした後、内部標準物質にキサ
ントンを使用したGC分析法により分析した結果、連続
酸化反応のどの時点で得られた生成物についても、IS
純度70%、Co=2%、Mn=2%、含液率24%(内、水分
14%) の湿潤1,4-NDCAであった(収率60%) 。
なり多くなって、酸素/1,4-DMN(出発物質) のモル比が
3.5 を超え、排出ガス中の酸素濃度が2%を超えるよう
になると、収率が著しく低下するのみならず、生成物
(1,4-NDCA)の純度も著しく低下した。
の液相酸化において酸化剤の空気の供給量または流量を
調整するだけで、IS純度で95%以上という高純度の1,
4-NDCAを収率よく製造することが可能となる。従って、
本発明は、染料等の中間体として有利な、高純度の1,4-
NDCAの工業的な製造方法を確立したものであって、その
工業的意義は大きい。
Claims (3)
- 【請求項1】 低級脂肪族カルボン酸溶媒中に溶解した
遷移金属化合物および臭素化合物を含有する触媒液中
で、出発物質の1,4−ジ低級アルキルナフタレンを分子
状酸素により酸化して1,4−ナフタレンジカルボン酸を
製造する方法において、分子状酸素を含有するガスを、
酸素/出発物質のモル比が 3.1〜3.5 となり、且つ排出
ガス中の酸素濃度が2%以下になるように供給しながら
酸化反応を行うことを特徴とする、1,4−ナフタレンジ
カルボン酸の製造方法。 - 【請求項2】 低級脂肪族カルボン酸溶媒中に溶解した
遷移金属化合物および臭素化合物を含有する触媒液中
で、出発物質の1,4−ジ低級アルキルナフタレンを分子
状酸素により酸化して1,4−ナフタレンジカルボン酸を
製造する方法において、出発物質および分子状酸素を含
有するガスを、酸素/出発物質のモル比が 3.1〜3.5 と
なり、且つ排出ガス中の酸素濃度が2%以下になるよう
に連続的に供給しながら酸化反応を行うことを特徴とす
る、1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造方法。 - 【請求項3】 1,4−ジ低級アルキルナフタレンが1,4−
ジメチルナフタレンであり、遷移金属化合物がコバルト
化合物およびマンガン化合物からなり、分子状酸素を含
有するガスが空気である、請求項1または2に記載の1,
4−ナフタレンジカルボン酸の製造方法。
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