JP2003285915A - 熱処理炉のチェーンコンベア - Google Patents

熱処理炉のチェーンコンベア

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JP2003285915A
JP2003285915A JP2002092241A JP2002092241A JP2003285915A JP 2003285915 A JP2003285915 A JP 2003285915A JP 2002092241 A JP2002092241 A JP 2002092241A JP 2002092241 A JP2002092241 A JP 2002092241A JP 2003285915 A JP2003285915 A JP 2003285915A
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JP
Japan
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chain
side roller
heat treatment
work
treatment furnace
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2002092241A
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English (en)
Inventor
Akihito Yamamoto
章仁 山本
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JTEKT Thermo Systems Corp
Original Assignee
Koyo Thermo Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部材の摩耗を低減した熱処理炉のチェーンコ
ンベアを提供する。 【解決手段】 回転自在のローラ1cとサイドローラ1
aとを備えたサイドローラ付チェーン1を採用し、チェ
ーンレール3側に設けたサイドローラガイド4の水平部
分4aの天井面4a1にサイドローラ1aを転接させ
る。これにより、ローラ1cとチェーンレール3との
間、及び、サイドローラ1aと天井面4a1との間にお
いて、摺動ではなく、転接の状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを直に乗せ
て搬送する熱処理炉のチェーンコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の熱処理炉のチェーンコン
ベアを搬送方向から見た概略図である。また、図4はチ
ェーン51の部分斜視図である。図4に示すように、搬
送幅方向の外側のサイドプレート51aは、交互に、上
方への突出部51a1と下方への突出部51a2とを有
している。チェーン51のシャフト51bは、内側のサ
イドプレート51cに固定されている。
【0003】図3において、チェーン51は、チェーン
レール52の上に乗って移動し、板状の被処理物又はこ
れを載置するトレイ(以下、これらを総称して「ワー
ク」という。)53は、チェーン51に直に乗せられて
いる。ワーク53の幅とチェーン51の位置との関係
は、ワーク53の裏面幅方向両端の、チェーン51との
接触可能領域が例えば10mmと制限されているので、
この接触可能領域の範囲内でのみ、ワーク53が左右そ
れぞれのチェーン幅w内に入り込むように設計されてい
る。サイドプレート51aの上方への突出部51a1
は、ワーク53が幅方向に移動したときのストッパとな
る。また、サイドプレート51aの下方への突出部51
a2は、チェーンレール52と、これに間座54を介し
て取り付けられている樹脂製のレール55との間に入り
込んでいる。チェーン51にワーク53の重みがかかる
と、サイドプレート51aの下方への突出部51a2が
レール55に接触して、チェーン51の倒れ防止とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の熱
処理炉のチェーンコンベアは、サイドプレート51aの
下方への突出部51a2がレール55と摺動して主にレ
ール55が摩耗する。また、チェーン51のシャフト5
1bがサイドプレート51c(内側)に固定されている
ので、シャフト51bとチェーンレール52との間でも
摺動接触の状態となり、摩耗が生じる。このようにして
摩耗が進行すると、部材の交換が必要となり、摩耗粉対
策も必要となる。
【0005】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、部材の摩耗を低減した熱処理炉のチェーンコンベア
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転自在のロ
ーラとサイドローラとを備えたチェーンにワークを直に
乗せて搬送する熱処理炉のチェーンコンベアであって、
チェーンレール側に設けられ、前記サイドローラを支持
し、かつ、転接させるとともに、ワークの搬送幅方向へ
の移動を規制してワーク裏面の接触禁止領域にチェーン
が接触することを防止するサイドローラガイドを備えた
ことを特徴とするものである(請求項1)。上記のチェ
ーンコンベアでは、ローラとチェーンレールとの間、及
び、サイドローラとサイドローラガイドとの間におい
て、摺動ではなく、転接の状態となる。従って、摩擦は
すべて転がり摩擦となり、摺動の場合と比べて摩擦抵抗
が極めて小さくなる。また、サイドローラガイドによ
り、ワーク裏面の接触禁止領域にチェーンが接触するこ
とを防止することができる。
【0007】また、上記熱処理炉のチェーンコンベア
(請求項1)において、サイドローラガイドは、サイド
ローラを転接させる天井面を備えるとともに、搬送幅方
向における内側端部をチェーン幅内にせり出させてワー
クの搬送幅方向への移動に対するストッパとするもので
あってもよい(請求項2)。この場合、簡単な構成でワ
ークの搬送幅方向への移動を規制し、ワーク裏面の接触
禁止領域にチェーンが接触することを防止することがで
きる。
【0008】上記熱処理炉のチェーンコンベア(請求項
2)においては、内側端部をワークの端面に沿って垂直
に立ち上げることが好ましい(請求項3)。この場合、
薄板の曲げ加工によりサイドローラガイドを製造するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
による熱処理炉のチェーンコンベアを搬送方向から見た
概略図である。図はチェーンコンベアの左半分のみを示
しているが、右半分はこれと左右対称な形態である。こ
のチェーンコンベアに用いているのは、サイドローラ付
チェーン1であり、チェーン側面には、サイドローラ1
aがピン1bに対して回転自在に取り付けられている。
また、ローラ1cもピン1bに対して回転自在である。
これは例えば型番RS40のサイドローラ付チェーンで
あり、従来用いられて来たもの(例えばRS35)より
やや大型である。サイドローラ付チェーン1は、フレー
ム2に設けられたチェーンレール3上を、ローラ1cを
転がらせながら移動する。
【0010】フレーム2には薄板を曲げ加工して成るサ
イドローラガイド4が取り付けられており、その水平部
分4aの下面は、サイドローラ1aに対して、これを支
持し、かつ、転接させる天井面4a1となっている。サ
イドローラ付チェーン1にはワーク(板状の被処理物又
はこれを載置するトレイ)5が直に乗せられ、搬送され
る。ワーク5は、裏面幅方向両端に一定幅の接触可能領
域があり、それ以外は接触禁止領域となっている。搬送
幅方向における上記サイドローラガイド4の内側端部4
bは、ワーク5の端面に沿って垂直に立ち上げられ、こ
の部分はチェーン幅W(例えばW=10.95)内にせ
り出し、ワーク5の搬送幅方向への移動を規制してい
る。このようにサイドローラガイド4の内側端部4bを
せり出させている理由は、ワーク5が、その裏面幅方向
両端の接触可能領域の範囲内でのみ、サイドローラ付チ
ェーン1のチェーン幅W内に入り込むようにするためで
ある。言い換えれば、ワーク5の接触禁止領域にサイド
ローラ付チェーン1が接触することを防止するためであ
る。このようなサイドローラガイド4を用いることによ
り、簡単な構成でワーク5の搬送幅方向への移動を規制
し、ワーク裏面の接触禁止領域にサイドローラ付チェー
ン1が接触することを防止することができる。
【0011】サイドローラ付チェーン1にワーク5を乗
せた状態で、ピン軸1bはほぼ水平であり、サイドロー
ラ1aがサイドローラガイド4の天井面4a1に転接す
ることにより、ピン軸1bの水平が維持される。ここ
で、サイドローラガイド4の内側端部4bは、ワーク5
の搬送幅方向への移動に対するストッパの役目をしてい
る。また、フレーム2とサイドローラ1aとの間には、
必要に応じてスペーサ6が取り付けられる。ワーク5が
サイドローラ付チェーン1に乗せられてピン軸1bが水
平に維持されているときには、サイドローラ1aとスペ
ーサ6との間には隙間が形成され、互いに接触しない。
一方、ワーク5が乗せられていないときは、サイドロー
ラ1aの重みでピン軸1bが傾き、サイドローラ1aが
スペーサ6に転接する。
【0012】上記のチェーンコンベアでは、ローラ1c
とチェーンレール3との間、及び、サイドローラ1aと
サイドローラガイド4の天井面4a1との間において、
摺動ではなく、転接の状態となる。また、サイドローラ
1aとスペーサ6との間も、ワーク5が乗せられていな
いときは、転接の状態である。従って、摩擦はすべて転
がり摩擦となり、摺動の場合と比べて摩擦抵抗が極めて
小さくなる。これによって各部材の摩耗が低減され、摩
耗粉の発生量も大幅に低減される。また、従来必要とさ
れていた樹脂のレールも不要となる。
【0013】図2は、第2の実施形態によるによる熱処
理炉のチェーンコンベアを搬送方向から見た概略図であ
る。第1の実施形態との違いは、水平部4aの先端を垂
直に曲げる代わりに、水平部4a自体を分厚くしたもの
である。この場合も、上記第1の実施形態と同様の作用
効果が得られる。但し、第1の実施形態のように薄板を
曲げ加工したサイドローラガイド4の方が垂直立ち上げ
部分(内側端部4b)の寸法を自在に設定でき、製造コ
ストも安くつく。
【0014】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1の熱処理炉のチェーンコンベア
では、ローラとチェーンレールとの間、及び、サイドロ
ーラとサイドローラガイドとの間において、摺動ではな
く、転接の状態となるので、摩擦はすべて転がり摩擦と
なり、摺動の場合と比べて摩擦抵抗が極めて小さくな
る。これによって各部材の摩耗が低減され、摩耗粉の発
生量も大幅に低減される。また、サイドローラガイドに
より、ワーク裏面の接触禁止領域にチェーンが接触する
ことを防止することができる。
【0015】請求項2の熱処理炉のチェーンコンベアで
は、簡単な構成でワークの搬送幅方向への移動を規制
し、ワーク裏面の接触禁止領域にチェーンが接触するこ
とを防止することができる。
【0016】請求項3の熱処理炉のチェーンコンベアで
は、薄板の曲げ加工によりサイドローラガイドを製造す
ることができるので、垂直立ち上げ部分の寸法を自在に
設定でき、製造コストも安くつく。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による熱処理炉のチェ
ーンコンベアを搬送方向から見た概略図である。
【図2】第2の実施形態によるによる熱処理炉のチェー
ンコンベアを搬送方向から見た概略図である。
【図3】従来の熱処理炉のチェーンコンベアを搬送方向
から見た概略図である。
【図4】従来の熱処理炉のチェーンコンベアにおけるチ
ェーンの部分斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドローラ付チェーン 1a サイドローラ 1c ローラ 3 チェーンレール 4 サイドローラガイド 4a1 天井面 4b 内側端部 5 ワーク W チェーン幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在のローラとサイドローラとを備え
    たチェーンにワークを直に乗せて搬送する熱処理炉のチ
    ェーンコンベアであって、 チェーンレール側に設けられ、前記サイドローラを支持
    し、かつ、転接させるとともに、ワークの搬送幅方向へ
    の移動を規制してワーク裏面の接触禁止領域にチェーン
    が接触することを防止するサイドローラガイドを備えた
    ことを特徴とする熱処理炉のチェーンコンベア。
  2. 【請求項2】前記サイドローラガイドは、前記サイドロ
    ーラを転接させる天井面を備えるとともに、搬送幅方向
    における内側端部をチェーン幅内にせり出させてワーク
    の搬送幅方向への移動に対するストッパとする請求項1
    記載の熱処理炉のチェーンコンベア。
  3. 【請求項3】前記内側端部を前記ワークの端面に沿って
    垂直に立ち上げた請求項2記載の熱処理炉のチェーンコ
    ンベア。
JP2002092241A 2002-03-28 2002-03-28 熱処理炉のチェーンコンベア Withdrawn JP2003285915A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107720A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Kurimoto Ltd エプロンフィーダ
CN105836381A (zh) * 2016-03-31 2016-08-10 梁平县兴渝豆制品有限公司 豆筋成型棒运输链条

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013107720A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Kurimoto Ltd エプロンフィーダ
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Effective date: 20050607