JP2003285853A - 容器用オーバーキャップ - Google Patents

容器用オーバーキャップ

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JP2003285853A JP2002086817A JP2002086817A JP2003285853A JP 2003285853 A JP2003285853 A JP 2003285853A JP 2002086817 A JP2002086817 A JP 2002086817A JP 2002086817 A JP2002086817 A JP 2002086817A JP 2003285853 A JP2003285853 A JP 2003285853A
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慧二 岩附
Kazutaka Makino
收孝 牧野
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正行 秋山
Yuta Hirano
雄太 平野
Keiko Kurabayashi
恵子 倉林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体に容易な操作で嵌合合冠着せしめ
得、かつ、冠着したら脱離し難く冠着を保持し得る、製
造コストの安価な容器用オーバーキャップの提供。 【解決手段】 容器開口部112に配したフランジ部1
13に着脱可能な容器用オーバーキャップであって、容
器開口部112より脱離時、容器開口部112に配した
フランジ部113の下面に係合するよう、上方に係合当
接端面を有する上向き係止切込み部17を内周壁に沿っ
て形成してなることを特徴とする容器用オーバーキャッ
プ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュース、コーヒ
ー等の液状食品、ヨーグルト、プリン等の半固形状食
品、スナック菓子等固形状食品、アイスクリーム、氷菓
等の冷菓食品等の各種食品を収納して密封包装した容器
の口部に冠着する容器のオーバーキャップに係わり、容
器の搬送時に外的振動によって離脱し難くしたオーバー
キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジュース、コーヒー等の液状食品、ヨー
グルト、プリン等の半固形状食品、スナック菓子等固形
状食品、アイスクリーム、氷菓等の冷菓食品等の各種食
品を収納して密封包装される容器100には、図10及
び図11に図示する如く、その容器本体111に上向き
に開口する開口部112を有し、該開口部112の外周
に沿ってフランジ部113が延設されてる。そして、こ
の開口部112より内容物を充填、収納した後、フラン
ジ部113部の上面を覆うかたちで密封蓋114を載置
してシールして、容器本体111の開口部112を密封
している。然るに、かかる容器100の前記密封蓋11
4は、軽量化、低価格化のために、可及的に薄い紙や、
アルミニウム、金属、プラスチック材料によって形成さ
れているものである。
【0003】このようなことより、かかる密封した容器
本体111を流通、販売する段階では、密封した容器本
体111を段ボール内に積み重ねて梱包して、これを運
搬して流通せしめたり、又、販売する場合に密封した容
器本体111を積み重ねて陳列すようにしている。この
ように積み重ねて際、密封蓋114は薄いために破損し
易く、又フランジ部113でのシール部が剥離し易く、
それ故消費者に届く前に密封性がそこなわれる不都合が
あった。このため、従来の該種容器100では、容器本
体111の開口部112にシールした密封蓋114の上
に、更に、プラスチック薄板材でなるオーバーキャップ
101を冠着し、流通段階及び販売段階における密封性
の破壊を防止するようにし、併せて、密封蓋114の汚
れを防止して衛生状態を担保したり、高級感を演出して
美粧性を高めたりしていた。
【0004】しかるに、従来の上記したオーバーキャッ
プ101は、図10、図11に図示する如く、オーバー
キャップ101の中位位置の周壁に沿って設けられた容
器本体111のフランジ113を収納するフランジ係合
部102の下部に、オーバーキャップ101の周壁に沿
って内側に膨出する複数個の膨出突部103、103、
…、…が形成されていて、オーバーキャップ101を容
器本体111の開口部112に冠着せしめる時に、この
膨出突部103を、容器本体111に配設したフランジ
部113に強制嵌合させて、容器本体111の開口部1
12に係合せしめる[図11参照]ものである。
【0005】ところで、かかる膨出突部103と容器本
体111のフランジ部113とが単に嵌合しただけで
は、容器100の輸送中や陳列中にオーバーキャップ1
01が容器本体111から脱離し易く、特に自動販売機
で販売する場合には、顧客の取り出し口に容器100が
落下する際の衝撃により、オーバーキャップ101が容
器本体111から脱離してしまうという問題がしばしば
生じていた。そして、かかる問題を解消せしめるため、
オーバーキャップ101を容器本体111から脱離し難
い構造にすると、オーバーキャップ101を容器本体1
11に係合させることが困難になるいう不都合が生じる
こととなると共に、係合構造を複雑化し、製造コストを
高価に上昇せしめる要因となる不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した事情
に鑑みなされたもので、その解決すべき課題は、容器本
体に、嵌合操作し易く係合冠着せしめ得ると共に、係合
嵌着したら脱離し難く冠着を保持し得る、製造コストの
安価な容器のオーバーキャップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の如き手段を講じたものである。請求
項1に係わる発明として、容器開口部に配したフランジ
部に着脱可能な容器用オーバーキャップであって、容器
開口部より脱離時、容器開口部に配したフランジ部の下
面に係合するよう、上方に係合当接端面を有する上向き
係止切込み部を内周壁に沿って形成してなる容器用オー
バーキャップとしたものである。請求項2に係わる発明
として、上向き係止切込み部が、オーバーキャップ周壁
に切り込みを入れて、内側に向け押出されてなる請求項
1記載の容器用オーバーキャップとしたものである。
【0008】請求項3に係わる発明として、上向き係止
切込み部が、オーバーキャップの周壁に、内方に向けて
膨出して設けた突部の頂部を周方向に沿って切り込んで
形成されてなる請求項1に記載の容器用オーバーキャッ
プとしたものである。請求項4に係わる発明として、上
向き係止切込み部が、オーバーキャップの周壁に、内方
に向けて膨出して設けた突部の頂部を周方向に沿って切
り込んで、上下に分離した下半部で形成されてなる請求
項3記載の容器用オーバーキャップとしたものである。
請求項5に係わる発明として、上向き係止切込み部が、
オーバーキャップの周壁に内方に向けて膨出して設けた
突部の頂部を周方向に沿って切り込んで、上下に分離し
た上半部を切除し、下半部で形成されてなる請求項3記
載の容器用オーバーキャップとしたものである。請求項
6に係わる発明として、上向き係止切込み部が、オーバ
ーキャップの周壁に内方に向けて膨出して設けた突部の
頂部を周方向に沿って切り込んで、上下に分離した上半
部を外側に向け押出せしめ、下半部で形成されてなる請
求項3記載の容器用オーバーキャップとしたものであ
る。としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の容器用オーバーキャップ
の実施の形態について、図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態>本発明の理解を容易にするため、
説明の順番を変更し、最初に、請求項4に係わる発明に
ついて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の
容器用オーバーキャップ1を説明する正面図、図2は前
記オーバーキャップ1を容器本体111に冠着した時の
作用を説明するもので、図2−(A)はオーバーキャッ
プ1を容器本体111に冠着した状態の冠着部の概略部
分拡大断面図、図2−(B)はオーバーキャップ1の容
器本体111への冠着状態における脱離防止時の冠着部
の概略部分拡大断面図である。なお、図1及び図2にお
いて、図10と共通する構成部は同一符号を付し詳細な
説明は省略する。
【0010】図1において、本発明の容器用オーバーキ
ャップ1は天頂に天頂板2が配され、その底部は容器本
体111が挿通されるよう開口部3が開口されている。
そして前記天頂板2と底部開口部3との中間位置には、
容器本体111の開口112に配されたフランジ部11
3が収容されるフランジ係合部4が設けられている。そ
して該オーバーキャップ1のフランジ係合部4の開口部
3側の下方の周壁の周方向に沿って、内側に膨出する周
方向長軸の楕円状の膨出突部5が複数個設けられてい
る。そして該膨出突部5は、その頂部近傍に周方向に沿
って切り込み6を刻切して、膨出突部5を上半部5a、
下半部5bに分断してなるものである。そして膨出突部
5の下半部5bの上面切り込みを、上向き係止切込み部
7としたものである。
【0011】かかる構成よりなるこの実施の態様のオー
バーキャップ1は、図2−(A)に図示する如き態様
で、容器本体111の開口部112のフランジ部113
にフランジ係合部4を嵌合して冠着係合される。即ち、
密封蓋114で開口部112をシールした容器本体11
1の開口部112のフランジ部113に、オーバーキャ
ップ1を開口部3を介して覆いかぶせて押圧し、容器本
体111のフランジ部113の縁端がオーバキャップ1
の膨出突部5に当接する状態を強制的に乗り越えせしめ
て、フランジ係合部4に容器111のフランジ部113
を収納係合せしめて、オーバーキャップ1を容器本体1
11の開口部112に冠着保持せしめる。
【0012】このように容器本体111の開口部112
に冠着して保持された本発明のオーバーキャップ1は、
この容器に、その搬送中や陳列中に外的衝撃が付与され
た時に、上下に移動するが、図2−(B)の如き作用し
て、容器本体111より脱離し難くなり、脱離を防止し
て、冠着が保持される。即ち、図2−(B)において、
外的衝撃によりオーバーキャップ1が上方に向けて移動
すると、膨出突部5の上半部5aは容器本体111のフ
ランジ部113の縁端で、外方に向けて押し込まれ、膨
出突部5の下半部5bの上端面で形成されている上向き
係止切込み部7が前記容器本体111のフランジ部11
3の下面に当接して、オーバーキャップ1が上方に向け
て移動するのを係止することとなって、オーバーキャッ
プ1は容器本体111から離脱することが防止される。
【0013】このような第1の実施の形態のオーバーキ
ャップ1にあっては、衝撃によって生ずる容器本体11
1からの離脱を効果的に防止すると共に、構造が簡単で
加工が容易であり、製造コストが安価である利点があ
る。更に、複数個を重ね合わせた際の安定性やコンパク
ト性が良く、スタック性が優れている。なお、上記膨出
突部5の頂部近傍に刻切する切り込み6として、上記し
た横方向の「−」印状の切り込みの他に、台形状、
「∩」印状、「Π」印状、「Λ」印状等の切り込みにし
て上向き係止切込み部7を形成しても同様の作用効果を
奏する。なお又、上記した上向き係止切り込み部7の設
置数は複数個で設ければ離脱防止効果を奏するが、3個
所以上の数設ければより好ましい。
【0014】<第2の実施の形態>次に、本発明の請求
項2に係わる発明を説明するため、本発明のオーバーキ
ャップの第2の実施の形態について説明する。図3は、
本発明の第2の実施の形態の容器用オーバーキャップの
一例を説明する正面図、図4は該第2の実施の形態のオ
ーバーキャップ11を容器本体111に冠着した時の作
用を説明するもので、図4−(A)はオーバーキャップ
11を容器本体111に冠着した状態の冠着部の概略部
分拡大断面図、図4−(B)はオーバーキャップ11の
容器本体111への冠着状態における脱離防止時の冠着
部の概略部分拡大断面図である。又、図5は、第2の実
施の形態の変形例のオーバーキャップ11の正面図であ
る。なお、図3、図4及び図5において、図1及び図2
と共通する構成部は同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0015】この第2の実施の形態のオーバーキャップ
11の特徴は、上記図1及び図2に図示した第1の実施
形態のオーバーキャップ1において周壁に沿って内側に
膨出する膨出突部5の頂部近傍周方向に沿った「−」印
状や「∧」印状の切り込み6を刻切してこれを分断し、
その下半部5bの上面を上向き係止切り込み部7とした
ことに代えて、図3及び図4に図示する如く上向き係止
切り込み部17として、フランジ係合部4の下部の周壁
に沿って、例えば「П」印状の切り込み16を入れてそ
の基部を周壁の内側に向けて押し込み、その上部先端1
5aが内側に突出する舌片15を形成して、該舌片15
の上部先端部15aを上向き係止切り込み部17とした
ものである。
【0016】かかる構成よりなるこの第2の実施の態様
のオーバーキャップ11は、図4−(A)に図示する如
き態様で、容器本体111の開口部112のフランジ部
113をフランジ係合部4に嵌合して冠着係合される。
即ち、密封蓋114で開口部112をシールした容器本
体111の開口部112のフランジ部113に、オーバ
ーキャップ11を開口部3を介して覆いかぶせて押圧
し、容器本体111のフランジ部113の縁端がオーバ
キャップ11の「П」印状の舌片部15に当接する状態
を乗り越えせしめて、フランジ係合部4に容器111の
フランジ部113を収納係合せしめて、オーバーキャッ
プ11を容器本体111の開口部112に冠着保持せし
める。
【0017】このように容器本体111の開口部112
に冠着して保持された本発明のオーバーキャップ11
は、この容器に、その搬送中や陳列中に外的衝撃が付与
された時に、上下に移動するが、図4−(B)の如き作
用して、容器本体111より脱離し難くなり、脱離を防
止して、冠着が保持される。即ち、図4−(B)におい
て、外的衝撃によりオーバーキャップ11が上方に向け
て移動すると、「П」印状の舌片部15の上部先端15
aの上向き係止切り込み部17が前記容器本体111の
フランジ部113の下面に当接して、オーバーキャップ
11が上方に向けて移動するのを係止することとなっ
て、オーバーキャップ11は容器本体111から離脱す
ることが防止される。
【0018】このような第2の実施の形態のオーバーキ
ャップ11にあっては、衝撃によって生ずる容器本体1
11からの離脱を効果的に防止すると共に、上向き係止
切り込み部17の上部に、第1の実施の形態の膨出突部
5の如き内側に膨出する突部が無いので、オーバーキャ
ップ11の容器本体111への冠着が極めて容易になり
作業性が向上する。
【0019】なお、この第2の実施の形態でのオーバー
キャップ11における上向き係止切り込み部17の形成
に当たっての切り込み16の形状として、上記「П」印
状の他に、図5に図示する如き「台形」状に切り込んで
も良く、又、「∩」印状、「∧」印状等の切り込みにし
ても良く、同様の作用効果を奏する。なお又、上記した
上向き係止切り込み部17の設置数は複数個で設ければ
離脱防止効果を奏するが、3個所以上の数設ければより
好ましい。
【0020】<第3の実施の形態>次に本発明のオーバ
ーキャップの第3の実施の形態について説明する。図6
は、本発明の第3の実施の形態の容器用オーバーキャッ
プの一例を説明する正面図、図7は該第3の実施の形態
のオーバーキャップ21を容器本体111に冠着した時
の作用を説明するもので、図7−(A)はオーバーキャ
ップ21を容器本体111に冠着した状態の冠着部の概
略部分拡大断面図、図7−(B)はオーバーキャップ2
1の容器本体111への冠着状態における脱離防止時の
冠着部の概略部分拡大断面図である。なお、図6及び図
7において、図1及び図2と共通する構成部は同一符号
を付し詳細な説明は省略する。
【0021】この第3の実施の形態のオーバーキャップ
21の特徴は、上記図1及び図2に図示した第1の実施
形態のオーバーキャップ1において周壁に沿って内側に
膨出する膨出突部5を、その頂部近傍を周方向に沿って
「−」印状や「∧」印状の切り込み6を刻切して、膨出
突部5これを上半部5aと下半部5bと分断し、その下
半部5bの上面を上向き係止切り込み部7としたのを、
図6及び図7に図示する如く、上記膨出突部5の上半部
5aを打ち抜いて、除去して窓26を設けるようにした
ものである。そして膨出突部の下半部5bの上端面を上
向き係止切り込み部27としたものである。
【0022】かかる構成よりなるこの第3の実施の態様
のオーバーキャップ21は、図7−(A)に図示する如
き態様で、容器本体111の開口部112のフランジ部
113をフランジ係合部4に嵌合して冠着係合される。
即ち、密封蓋114で開口部112をシールした容器本
体111の開口部112のフランジ部113に、オーバ
ーキャップ21を開口部3を介して覆いかぶせて押圧
し、容器本体111のフランジ部113の縁端がオーバ
キャップ21の膨出突部の下半部5bに当接する状態を
乗り越えせしめて、フランジ係合部4に容器111のフ
ランジ部113を収納係合せしめて、オーバーキャップ
21を容器本体111の開口部112に冠着保持せしめ
る。
【0023】このように容器本体111の開口部112
に冠着して保持された本発明のオーバーキャップ21
は、この容器に、その搬送中や陳列中に外的衝撃が付与
された時に、上下に移動するが、図7−(B)の如き作
用して、容器本体111より脱離し難くなり、脱離を防
止して、冠着が保持される。即ち、図7−(B)におい
て、外的衝撃によりオーバーキャップ21が上方に向け
て移動すると、膨出突部5の下半部5bの上端面でなる
上向き係止切り込み部27が容器本体111のフランジ
部113の下面に当接して、オーバーキャップ21が上
方に向けて移動するのを係止することとなって、オーバ
ーキャップ21は容器本体111から離脱することが防
止される。
【0024】このような構成よりなる第3の実施の形態
のオーバーキャップ21にあっては、衝撃によって生ず
る容器本体111からの離脱を効果的に防止すると共
に、上向き係止切り込み部27の上部位置に第1の実施
の形態の膨出突部5の上半部5aの如き内側に膨出する
突部が無いので、オーバーキャップ21を容器本体11
1に冠着する際、抵抗が半減して、冠着が極めて容易に
なり作業性が向上する。更に、複数個を重ね合わせた際
の安定性やコンパクト性が良く、スタック性が優れてい
る。なお、上記した上向き係止切り込み部27の設置数
は複数個で設ければ離脱防止効果を奏するが、3個所以
上の数設ければより好ましい。
【0025】<第4の実施の形態>次に本発明のオーバ
ーキャップの第4の実施の形態について説明する。図8
は、本発明の第4の実施の形態の容器用オーバーキャッ
プの一例を説明する正面図、図9は該第4の実施の形態
のオーバーキャップ31を容器本体111に冠着した時
の作用を説明するもので、図9−(A)はオーバーキャ
ップ31を容器本体111に冠着した状態の冠着部の概
略部分拡大断面図、図9−(B)はオーバーキャップ3
1の容器本体111への冠着状態における脱離防止時の
冠着部の概略部分拡大断面図である。なお、図8及び図
9において、図1及び図2と共通する構成部は同一符号
を付し詳細な説明は省略する。
【0026】この第4の実施の形態のオーバーキャップ
31の特徴は、上記図1及び図2に図示した第1の実施
形態のオーバーキャップ1において周壁に沿って内側に
膨出する膨出突部5を、その頂部近傍を周方向に沿って
「−」印状や台形状、「∩」印状、「Π」印状、「∧」
印状等の切り込み6を刻切して、膨出突部5これを上半
部5aと下半部5bと分断し、その下半部5bの上面を
上向き係止切り込み部7としたのを、図8及び図9に図
示する如く、上記内側に膨出した膨出突部5の上半部5
aを外側に向け押し出して、周壁面に沿った状態に保持
せしめたものである。即ち、上記図6及び図7で図示し
た第3の実施の形態で膨出突部5の上半部5aを除去し
て形成せしめた窓26を、この上半部5aを残して前記
窓部26を遮蔽する遮蔽板35としたものである。そし
て膨出突部の下半部5bの上端面を上向き係止切り込み
部37としたものである。
【0027】かかる構成よりなるこの第4の実施の態様
のオーバーキャップ31は、図9−(A)に図示する如
き態様で、容器本体111の開口部112のフランジ部
113をフランジ係合部4に嵌合して冠着係合される。
即ち、密封蓋114で開口部112をシールした容器本
体111の開口部112のフランジ部113に、オーバ
ーキャップ31を開口部3を介して覆いかぶせて押圧
し、容器本体111のフランジ部113の縁端がオーバ
キャップ31の膨出突部の下半部5bに当接する状態を
乗り越えせしめて、フランジ係合部4に容器111のフ
ランジ部113を収納係合せしめて、オーバーキャップ
31を容器本体111の開口部112に冠着保持せしめ
る。
【0028】このように容器本体111の開口部112
に冠着して保持された本発明のオーバーキャップ31
は、この容器に、その搬送中や陳列中に外的衝撃が付与
された時に、上下に移動するが、図9−(B)の如き作
用して、容器本体111より脱離し難くなり、脱離を防
止して、冠着が保持される。即ち、図9−(B)におい
て、外的衝撃によりオーバーキャップ31が上方に向け
て移動すると、膨出突部5の下半部5bの上端面でなる
上向き係止切り込み部37が容器本体111のフランジ
部113の下面に当接して、オーバーキャップ31が上
方に向けて移動するのを係止することとなって、オーバ
ーキャップ31は容器本体111から離脱することが防
止される。
【0029】このような構成よりなる第4の実施の形態
のオーバーキャップ31にあっては、衝撃によって生ず
る容器本体111からの離脱を効果的に防止すると共
に、上向き係止切り込み部37の上部位置に、第1の実
施の形態の膨出突部5の上半部5aの如き内側に膨出す
る突部が無いので、オーバーキャップ31を容器本体1
11に冠着する際、抵抗が半減して、冠着が極めて容易
になり作業性が向上する。しかも、本実施の形態のオー
バーキャップ31にあっては、上向き係止切り込み部3
7の形成で生じる窓26を遮蔽するようにしているの
で、オーバーキャップ31内への塵埃の進入を低減し、
商品としての評価を良好に保持することが出来る。更
に、複数個を重ね合わせた際の安定性やコンパクト性が
良く、スタック性が優れている。また、オーバーキャッ
プ31を製造するに際して、打ち抜いて除去した抜きカ
スが発生することがないため、抜きカスが、オーバーキ
ャップ31、容器本体111の開口部112、密封蓋1
14等に付着することがなく、より衛生的である。な
お、上記した上向き係止切り込み部37の設置数は複数
個で設ければ離脱防止効果を奏するが、3個所以上の数
設ければより好ましい。以上説明した本発明の各実施の
形態(特に第1、3、4の実施の形態)においては、膨
出突部5が断続的に形成されている態様を説明してきた
が、例えば、膨出突部5が連続的に全周にわたって環状
に形成されている態様であっても、本発明を好適に適用
できることはいうまでもない。また、容器本体111と
して円柱状のものを示しているが、これは、例えば、角
柱状、その他、種々の形状のものであっても差し支えな
い。
【0030】
【発明の効果】本発明の容器用オーバーキャップは、上
記した如き形態で実施され、以下の如き効果を奏する。
本発明の容器用オーバーキャップによれば、容器本体
に、嵌合操作が極めて容易にして係合冠着せしめ得ると
共に、係合嵌着したら脱離し難く、該オーバーキャップ
を冠着した容器の搬送や陳列に当たって生じる外的衝撃
に遭遇しても冠着を保持し、商品評価を良好に保ち得る
ことが出来る。しかも構造が簡単で、製造コストの安価
なオーバーキャップを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器用オーバーキャップの第1の実
施の形態を説明する正面図。
【図2】 第1の実施の形態のオーバーキャップの作用
を説明するもので、図2−(A)はオーバーキャップを
容器本体に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面
図、図2−(B)はオーバーキャップの容器本体への冠
着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面
図。
【図3】 本発明の容器用オーバーキャップの第2の実
施の形態を説明する正面図。
【図4】 第2の実施の形態のオーバーキャップの作用
を説明するもので、図4−(A)はオーバーキャップを
容器本体に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面
図、図4−(B)はオーバーキャップの容器本体への冠
着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面
図。
【図5】 第2の実施の形態のオーバーキャップの変形
の正面図。
【図6】 本発明の容器用オーバーキャップの第3の実
施の形態を説明する正面図。
【図7】 第3の実施の形態のオーバーキャップの作用
を説明するもので、図7−(A)はオーバーキャップを
容器本体に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面
図、図7−(B)はオーバーキャップの容器本体への冠
着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面
図。
【図8】 本発明の容器用オーバーキャップの第4の実
施の形態を説明する正面図。
【図9】 第4の実施の形態のオーバーキャップの作用
を説明するもので、図9−(A)はオーバーキャップを
容器本体に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面
図、図9−(B)はオーバーキャップの容器本体への冠
着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面
図。
【図10】 従来のオーバーキャップを冠着した容器の
一例を説明するもので、組み立て図を示す。
【図11】 従来のオーバーキャップを冠着した容器の
一例を説明するもので、一部切開断面図を示す。
【符号の説明】
1、11、21、31…容器用オーバーキャップ、 2
…天頂板、3…開口、 4…フランジ係合部、 5…膨
出突部、5a…膨出突部の上半部、 5b…膨出突部の
下半部、 6、16…切り込み 7、17、27、37…上向き係止切り込み部、 15
…舌片部、15a…舌片の上部先端、 26…窓、 1
11…容器本体、112…開口部、 113…フランジ
部、 114…密封蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 正行 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社食品総合研究所内 (72)発明者 平野 雄太 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社食品総合研究所内 (72)発明者 倉林 恵子 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社食品総合研究所内 Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AB01 AB06 BA03 CA01 DA01 DB13 DB18 FA09 FC04 FC09 GA08 GB11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器開口部に配したフランジ部に着脱可
    能な容器用オーバーキャップであって、容器開口部より
    脱離時、容器開口部に配したフランジ部の下面に係合す
    るよう、上方に係合当接端面を有する上向き係止切込み
    部を内周壁に沿って形成してなることを特徴とする容器
    用オーバーキャップ。
  2. 【請求項2】 上向き係止切込み部が、オーバーキャッ
    プ周壁に切り込みを入れて、内側に向け押出されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の容器用オーバーキャッ
    プ。
  3. 【請求項3】 上向き係止切込み部が、オーバーキャッ
    プの周壁に、内方に向けて膨出して設けた突部の頂部を
    周方向に沿って切り込んで形成されてなることを特徴と
    する請求項1に記載の容器用オーバーキャップ。
  4. 【請求項4】 上向き係止切込み部が、オーバーキャッ
    プの周壁に、内方に向けて膨出して設けた突部の頂部を
    周方向に沿って切り込んで、上下に分離した下半部で形
    成されてなることを特徴とする請求項3記載の容器用オ
    ーバーキャップ。
  5. 【請求項5】 上向き係止切込み部が、オーバーキャッ
    プの周壁に内方に向けて膨出して設けた突部の頂部を周
    方向に沿って切り込んで、上下に分離した上半部を切除
    し、下半部で形成されてなることを特徴とする請求項3
    記載の容器用オーバーキャップ。
  6. 【請求項6】 上向き係止切込み部が、オーバーキャッ
    プの周壁に内方に向けて膨出して設けた突部の頂部を周
    方向に沿って切り込んで、上下に分離した上半部を外側
    に向け押出せしめ、下半部で形成されてなることを特徴
    とする請求項3記載の容器用オーバーキャップ。
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