JP4593586B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ジュース、コーヒー等の液状食品、ヨーグルト、プリン等の半固形状食品、スナック菓子等固形状食品、アイスクリーム、氷菓等の冷菓食品等の各種食品を収納して密封包装した容器の口部に容器オーバーキャップ冠着する容器に係わり、容器の搬送時に外的振動によって容器用オーバーキャップが離脱し難くい容器に関するものである。
ジュース、コーヒー等の液状食品、ヨーグルト、プリン等の半固形状食品、スナック菓子等固形状食品、アイスクリーム、氷菓等の冷菓食品等の各種食品を収納して密封包装される容器100には、図10及び図11に図示する如く、その容器本体111に上向きに開口する開口部112を有し、該開口部112の外周に沿ってフランジ部113が延設されてる。そして、この開口部112より内容物を充填、収納した後、フランジ部113部の上面を覆うかたちで密封蓋114を載置してシールして、容器本体111の開口部112を密封している。然るに、かかる容器100の前記密封蓋114は、軽量化、低価格化のために、可及的に薄い紙や、アルミニウム、金属、プラスチック材料によって形成されているものである。
このようなことより、かかる密封した容器本体111を流通、販売する段階では、密封した容器本体111を段ボール内に積み重ねて梱包して、これを運搬して流通せしめたり、又、販売する場合に密封した容器本体111を積み重ねて陳列すようにしている。このように積み重ねた際、密封蓋114は薄いために破損し易く、又フランジ部113でのシール部が剥離し易く、それ故消費者に届く前に密封性がそこなわれる不都合があった。
このため、従来の該種容器100では、容器本体111の容器開口部112にシールした密封蓋114の上に、更に、プラスチック薄板材でなるオーバーキャップ101を冠着し、流通段階及び販売段階における密封性の破壊を防止するようにし、併せて、密封蓋114の汚れを防止して衛生状態を担保したり、高級感を演出して美粧性を高めたりしていた。
しかるに、従来の上記したオーバーキャップ101は、図10、図11に図示する如く、オーバーキャップ101の中位位置の周壁に沿って設けられた容器本体111のフランジ部113を収納するフランジ係合部102の下部に、オーバーキャップ101の周壁に沿って内側に膨出する複数個の膨出突部103、103、…、…が形成されていて、オーバーキャップ101を容器本体111の容器開口部112に冠着せしめる時に、この膨出突部103を、容器本体111に配設したフランジ部113に強制嵌合させて、容器本体111の容器開口部112に係合せしめる[図11参照]ものである。
ところで、かかる膨出突部103と容器本体111のフランジ部113とが単に嵌合しただけでは、容器100の輸送中や陳列中にオーバーキャップ101が容器本体111から脱離し易く、特に自動販売機で販売する場合には、顧客の取り出し口に容器100が落下する際の衝撃により、オーバーキャップ101が容器本体111から脱離してしまうという問題がしばしば生じていた。
そして、かかる問題を解消せしめるため、オーバーキャップ101を容器本体111から脱離し難い構造にすると、オーバーキャップ101を容器本体111に係合させることが困難になるという不都合が生じることとなると共に、係合構造を複雑化し、製造コストを高価に上昇せしめる要因となる不都合があった。
本発明は上記した事情に鑑みなされたもので、その解決すべき課題は、容器本体に、嵌合操作し易く係合冠着せしめ得ると共に、係合嵌着したら脱離し難く冠着を保持し得る、製造コストの安価な容器のオーバーキャップを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の如き手段を講じたものである。
請求項1に係わる発明として、フランジ部を配した容器開口部が上方に向けて形成された容器本体と、前記フランジ部に着脱可能な容器用オーバーキャップとを備えた容器であって、前記容器用オーバーキャップには、前記容器開口部より脱離時、前記フランジ部の下面に係合するよう、上方に係合当接端面を有する上向き係止切り込み部が、オーバーキャップ周壁に切り込みを入れて、内側に向けて押出すことによって内周壁に沿って形成されており、該上向き係止切り込み部は、その係合当接端面が前記フランジ部の下面に係合することによって該オーバーキャップの前記容器開口部からの脱離を防止するとともに、該オーバーキャップを前記容器開口部に対して上下に移動可能な状態で容器に冠着させることを特徴とする。
本発明の容器用オーバーキャップは、下記の如き形態で実施され、以下の如き効果を奏する。
本発明の容器用オーバーキャップによれば、容器本体に、嵌合操作が極めて容易に係合冠着せしめ得ると共に、係合嵌着したら脱離し難く、該オーバーキャップを冠着した容器の搬送や陳列に当たって生じる外的衝撃に遭遇しても冠着を保持し、商品評価を良好に保ち得ることが出来る。
しかも構造が簡単で、製造コストの安価なオーバーキャップを提供することが出来る。
本発明の容器用オーバーキャップの実施の形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施の参考例>
本発明の理解を容易にするため、説明の順番を変更し、最初に、本発明の第1の実施の参考例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の参考例の容器用オーバーキャップ1を説明する正面図、図2は前記オーバーキャップ1を容器本体111に冠着した時の作用を説明するもので、図2−(A)はオーバーキャップ1を容器本体111に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面図、図2−(B)はオーバーキャップ1の容器本体111への冠着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面図である。なお、図1及び図2において、図10と共通する構成部は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図1において、本発明の容器用オーバーキャップ1は天頂に天頂板2が配され、その底部は容器本体111が挿通されるよう開口部3が開口されている。そして前記天頂板2と底部開口部3との中間位置には、容器本体111の開口112に配されたフランジ部113が収容されるフランジ係合部4が設けられている。
そして該オーバーキャップ1のフランジ係合部4の開口部3側の下方の周壁の周方向に沿って、内側に膨出する周方向長軸の楕円状の膨出突部5が複数個設けられている。そして該膨出突部5は、その頂部近傍に周方向に沿って切り込み6を刻切して、膨出突部5を上半部5a、下半部5bに分断してなるものである。そして膨出突部5の下半部5bの上面切り込みを、上向き係止切込み部7としたものである。
かかる構成よりなるこの実施の態様のオーバーキャップ1は、図2−(A)に図示する如き態様で、容器本体111の開口部112のフランジ部113にフランジ係合部4を嵌合して冠着係合される。即ち、密封蓋114で開口部112をシールした容器本体111の開口部112のフランジ部113に、オーバーキャップ1を開口部3を介して覆いかぶせて押圧し、容器本体111のフランジ部113の縁端がオーバーキャップ1の膨出突部5に当接する状態を強制的に乗り越えせしめて、フランジ係合部4に容器111のフランジ部113を収納係合せしめて、オーバーキャップ1を容器本体111の開口部112に冠着保持せしめる。
このように容器本体111の開口部112に冠着して保持された本発明の第1の実施の参考例のオーバーキャップ1は、この容器に、その搬送中や陳列中に外的衝撃が付与された時に、上下に移動するが、図2−(B)の如き作用して、容器本体111より脱離し難くなり、脱離を防止して、冠着が保持される。
即ち、図2−(B)において、外的衝撃によりオーバーキャップ1が上方に向けて移動すると、膨出突部5の上半部5aは容器本体111のフランジ部113の縁端で、外方に向けて押し込まれ、膨出突部5の下半部5bの上端面で形成されている上向き係止切込み部7が前記容器本体111のフランジ部113の下面に当接して、オーバーキャップ1が上方に向けて移動するのを係止することとなって、オーバーキャップ1は容器本体111から離脱することが防止される。
このような第1の実施の参考例のオーバーキャップ1にあっては、衝撃によって生ずる容器本体111からの離脱を効果的に防止すると共に、構造が簡単で加工が容易であり、製造コストが安価である利点がある。更に、複数個を重ね合わせた際の安定性やコンパクト性が良く、スタック性が優れている。
なお、上記膨出突部5の頂部近傍に刻切する切り込み6として、上記した横方向の「−」印状の切り込みの他に、台形状、「∩」印状、「Π」印状、「Λ」印状等の切り込みにして上向き係止切込み部7を形成しても同様の作用効果を奏する。
なお又、上記した上向き係止切り込み部7の設置数は複数個で設ければ離脱防止効果を奏するが、3個所以上の数設ければより好ましい。
<本発明の実施の形態>
次に、本発明のオーバーキャップの実施の形態について説明する。図3は、本発明の実施の形態の容器用オーバーキャップの一例を説明する正面図、図4は該実施の形態のオーバーキャップ11を容器本体111に冠着した時の作用を説明するもので、図4−(A)はオーバーキャップ11を容器本体111に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面図、図4−(B)はオーバーキャップ11の容器本体111への冠着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面図である。又、図5は、本発明の実施の形態の変形例のオーバーキャップ11の正面図である。
なお、図3、図4及び図5において、図1及び図2と共通する構成部は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
本発明の実施の形態のオーバーキャップ11の特徴は、上記図1及び図2に図示した第1の実施形態のオーバーキャップ1において周壁に沿って内側に膨出する膨出突部5の頂部近傍周方向に沿った「−」印状や「∧」印状の切り込み6を刻切してこれを分断し、その下半部5bの上面を上向き係止切り込み部7としたことに代えて、図3及び図4に図示する如く上向き係止切り込み部17として、フランジ係合部4の下部の周壁に沿って、例えば「П」印状の切り込み16を入れてその基部を周壁の内側に向けて押し込み、その上部先端15aが内側に突出する舌片15を形成して、該舌片15の上部先端部15aを上向き係止切り込み部17としたものである。
かかる構成よりなる本発明の実施の態様のオーバーキャップ11は、図4−(A)に図示する如き態様で、容器本体111の開口部112のフランジ部113をフランジ係合部4に嵌合して冠着係合される。即ち、密封蓋114で開口部112をシールした容器本体111の開口部112のフランジ部113に、オーバーキャップ11を開口部3を介して覆いかぶせて押圧し、容器本体111のフランジ部113の縁端がオーバーキャップ11の「П」印状の舌片部15に当接する状態を乗り越えせしめて、フランジ係合部4に容器111のフランジ部113を収納係合せしめて、オーバーキャップ11を容器本体111の開口部112に冠着保持せしめる。
このように容器本体111の開口部112に冠着して保持された本発明のオーバーキャップ11は、この容器に、その搬送中や陳列中に外的衝撃が付与された時に、上下に移動するが、図4−(B)の如き作用して、容器本体111より脱離し難くなり、脱離を防止して、冠着が保持される。
即ち、図4−(B)において、外的衝撃によりオーバーキャップ11が上方に向けて移動すると、「П」印状の舌片部15の上部先端15aの上向き係止切り込み部17が前記容器本体111のフランジ部113の下面に当接して、オーバーキャップ11が上方に向けて移動するのを係止することとなって、オーバーキャップ11は容器本体111から離脱することが防止される。
このような実施の形態のオーバーキャップ11にあっては、衝撃によって生ずる容器本体111からの離脱を効果的に防止すると共に、上向き係止切り込み部17の上部に、第1の実施の参考例の膨出突部5の如き内側に膨出する突部が無いので、オーバーキャップ11の容器本体111への冠着が極めて容易になり作業性が向上する。
なお、この実施の形態でのオーバーキャップ11における上向き係止切り込み部17の形成に当たっての切り込み16の形状として、上記「П」印状の他に、図5に図示する如き「台形」状に切り込んでも良く、又、「∩」印状、「∧」印状等の切り込みにしても良く、同様の作用効果を奏する。
なお又、上記した上向き係止切り込み部17の設置数は複数個で設ければ離脱防止効果を奏するが、3個所以上の数設ければより好ましい。
<第2の実施の参考例>
次に本発明のオーバーキャップの第2の実施の参考例について説明する。図6は、本発明の第2の実施の参考例の容器用オーバーキャップの一例を説明する正面図、図7は該第2の実施の参考例のオーバーキャップ21を容器本体111に冠着した時の作用を説明するもので、図7−(A)はオーバーキャップ21を容器本体111に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面図、図7−(B)はオーバーキャップ21の容器本体111への冠着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面図である。
なお、図6及び図7において、図1及び図2と共通する構成部は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
この第2の実施の参考例のオーバーキャップ21の特徴は、上記図1及び図2に図示した第1の実施の参考例のオーバーキャップ1において周壁に沿って内側に膨出する膨出突部5を、その頂部近傍を周方向に沿って「−」印状や「∧」印状の切り込み6を刻切して、膨出突部5これを上半部5aと下半部5bと分断し、その下半部5bの上面を上向き係止切り込み部7としたのを、図6及び図7に図示する如く、上記膨出突部5の上半部5aを打ち抜いて、除去して窓26を設けるようにしたものである。そして膨出突部の下半部5bの上端面を上向き係止切り込み部27としたものである。
かかる構成よりなるこの第2の実施の参考例のオーバーキャップ21は、図7−(A)に図示する如き態様で、容器本体111の開口部112のフランジ部113をフランジ係合部4に嵌合して冠着係合される。即ち、密封蓋114で開口部112をシールした容器本体111の開口部112のフランジ部113に、オーバーキャップ21を開口部3を介して覆いかぶせて押圧し、容器本体111のフランジ部113の縁端がオーバーキャップ21の膨出突部の下半部5bに当接する状態を乗り越えせしめて、フランジ係合部4に容器111のフランジ部113を収納係合せしめて、オーバーキャップ21を容器本体111の開口部112に冠着保持せしめる。
このように容器本体111の開口部112に冠着して保持された本発明のオーバーキャップ21は、この容器に、その搬送中や陳列中に外的衝撃が付与された時に、上下に移動するが、図7−(B)の如き作用して、容器本体111より脱離し難くなり、脱離を防止して、冠着が保持される。
即ち、図7−(B)において、外的衝撃によりオーバーキャップ21が上方に向けて移動すると、膨出突部5の下半部5bの上端面でなる上向き係止切り込み部27が容器本体111のフランジ部113の下面に当接して、オーバーキャップ21が上方に向けて移動するのを係止することとなって、オーバーキャップ21は容器本体111から離脱することが防止される。
このような構成よりなる第2の実施の参考例のオーバーキャップ21にあっては、衝撃によって生ずる容器本体111からの離脱を効果的に防止すると共に、上向き係止切り込み部27の上部位置に第1の実施の参考例の膨出突部5の上半部5aの如き内側に膨出する突部が無いので、オーバーキャップ21を容器本体111に冠着する際、抵抗が半減して、冠着が極めて容易になり作業性が向上する。更に、複数個を重ね合わせた際の安定性やコンパクト性が良く、スタック性が優れている。
なお、上記した上向き係止切り込み部27の設置数は複数個で設ければ離脱防止効果を奏するが、3個所以上の数設ければより好ましい。
<第3の実施の参考例>
次に本発明のオーバーキャップの第3の実施の参考例について説明する。図8は、本発明の第3の実施の参考例の容器用オーバーキャップの一例を説明する正面図、図9は該第3の実施の参考例のオーバーキャップ31を容器本体111に冠着した時の作用を説明するもので、図9−(A)はオーバーキャップ31を容器本体111に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面図、図9−(B)はオーバーキャップ31の容器本体111への冠着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面図である。
なお、図8及び図9において、図1及び図2と共通する構成部は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
この第3の実施の参考例のオーバーキャップ31の特徴は、上記図1及び図2に図示した第1の実施の参考例のオーバーキャップ1において周壁に沿って内側に膨出する膨出突部5を、その頂部近傍を周方向に沿って「−」印状や台形状、「∩」印状、「Π」印状、「∧」印状等の切り込み6を刻切して、膨出突部5これを上半部5aと下半部5bと分断し、その下半部5bの上面を上向き係止切り込み部7としたのを、図8及び図9に図示する如く、上記内側に膨出した膨出突部5の上半部5aを外側に向け押し出して、周壁面に沿った状態に保持せしめたものである。即ち、上記図6及び図7で図示した第2の実施の参考例で膨出突部5の上半部5aを除去して形成せしめた窓26を、この上半部5aを残して前記窓部26を遮蔽する遮蔽板35としたものである。そして膨出突部の下半部5bの上端面を上向き係止切り込み部37としたものである。
かかる構成よりなるこの第3の実施の参考例のオーバーキャップ31は、図9−(A)に図示する如き態様で、容器本体111の開口部112のフランジ部113をフランジ係合部4に嵌合して冠着係合される。即ち、密封蓋114で開口部112をシールした容器本体111の開口部112のフランジ部113に、オーバーキャップ31を開口部3を介して覆いかぶせて押圧し、容器本体111のフランジ部113の縁端がオーバーキャップ31の膨出突部の下半部5bに当接する状態を乗り越えせしめて、フランジ係合部4に容器111のフランジ部113を収納係合せしめて、オーバーキャップ31を容器本体111の開口部112に冠着保持せしめる。
このように容器本体111の開口部112に冠着して保持された本発明のオーバーキャップ31は、この容器に、その搬送中や陳列中に外的衝撃が付与された時に、上下に移動するが、図9−(B)の如き作用して、容器本体111より脱離し難くなり、脱離を防止して、冠着が保持される。
即ち、図9−(B)において、外的衝撃によりオーバーキャップ31が上方に向けて移動すると、膨出突部5の下半部5bの上端面でなる上向き係止切り込み部37が容器本体111のフランジ部113の下面に当接して、オーバーキャップ31が上方に向けて移動するのを係止することとなって、オーバーキャップ31は容器本体111から離脱することが防止される。
このような構成よりなる第3の実施の参考例のオーバーキャップ31にあっては、衝撃によって生ずる容器本体111からの離脱を効果的に防止すると共に、上向き係止切り込み部37の上部位置に、第1の実施の参考例の膨出突部5の上半部5aの如き内側に膨出する突部が無いので、オーバーキャップ31を容器本体111に冠着する際、抵抗が半減して、冠着が極めて容易になり作業性が向上する。しかも、この実施の参考例のオーバーキャップ31にあっては、上向き係止切り込み部37の形成で生じる窓26を遮蔽するようにしているので、オーバーキャップ31内への塵埃の進入を低減し、商品としての評価を良好に保持することが出来る。更に、複数個を重ね合わせた際の安定性やコンパクト性が良く、スタック性が優れている。
また、オーバーキャップ31を製造するに際して、打ち抜いて除去した抜きカスが発生することがないため、抜きカスが、オーバーキャップ31、容器本体111の開口部112、密封蓋114等に付着することがなく、より衛生的である。
なお、上記した上向き係止切り込み部37の設置数は複数個で設ければ離脱防止効果を奏するが、3個所以上の数設ければより好ましい。
以上説明した本発明の実施の形態及び参考例(特に第1、2、3の実施の参考例)においては、膨出突部5が断続的に形成されている態様を説明してきたが、例えば、膨出突部5が連続的に全周にわたって環状に形成されている態様であっても、好適であることはいうまでもない。
また、容器本体111として円柱状のものを示しているが、これは、例えば、角柱状、その他、種々の形状のものであっても差し支えない。
本発明の容器用オーバーキャップの第1の実施の参考例を説明する正面図。 第1の実施の参考例のオーバーキャップの作用を説明するもので、図2−(A)はオーバーキャップを容器本体に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面図、図2−(B)はオーバーキャップの容器本体への冠着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面図。 本発明の容器用オーバーキャップの実施の形態を説明する正面図。 本発明の実施の形態のオーバーキャップの作用を説明するもので、図4−(A)はオーバーキャップを容器本体に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面図、図4−(B)はオーバーキャップの容器本体への冠着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面図。 本発明の実施の形態のオーバーキャップの変形の正面図。 本発明の容器用オーバーキャップの第2の実施の参考例を説明する正面図。 第2の実施の参考例のオーバーキャップの作用を説明するもので、図7−(A)はオーバーキャップを容器本体に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面図、図7−(B)はオーバーキャップの容器本体への冠着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面図。 本発明の容器用オーバーキャップの第3の実施の参考例を説明する正面図。 第3の実施の参考例のオーバーキャップの作用を説明するもので、図9−(A)はオーバーキャップを容器本体に冠着した状態の冠着部の概略部分拡大断面図、図9−(B)はオーバーキャップの容器本体への冠着状態における脱離防止時の冠着部の概略部分拡大断面図。 従来のオーバーキャップを冠着した容器の一例を説明するもので、組み立て図を示す。 従来のオーバーキャップを冠着した容器の一例を説明するもので、一部切開断面図を示す。
符号の説明
4 フランジ係合部
11 容器用オーバーキャップ
17 上向き係止切り込み部
112 容器開口部
113 フランジ部

Claims (1)

  1. フランジ部を配した容器開口部が上方に向けて形成された容器本体と、前記フランジ部に着脱可能な容器用オーバーキャップとを備えた容器であって、
    前記容器用オーバーキャップには、前記容器開口部より脱離時、前記フランジ部の下面に係合するよう、上方に係合当接端面を有する上向き係止切り込み部が、オーバーキャップ周壁に切り込みを入れて、内側に向けて押出すことによって内周壁に沿って形成されており、
    該上向き係止切り込み部は、その係合当接端面が前記フランジ部の下面に係合することによって該オーバーキャップの前記容器開口部からの脱離を防止するとともに、該オーバーキャップを前記容器開口部に対して上下に移動可能な状態で容器に冠着させることを特徴とする容器。
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