JP2003285780A - クローラ型トラクタ - Google Patents

クローラ型トラクタ

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JP2003285780A
JP2003285780A JP2002095292A JP2002095292A JP2003285780A JP 2003285780 A JP2003285780 A JP 2003285780A JP 2002095292 A JP2002095292 A JP 2002095292A JP 2002095292 A JP2002095292 A JP 2002095292A JP 2003285780 A JP2003285780 A JP 2003285780A
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crawler
flange
axle
traveling unit
drive sprocket
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Akira Inomata
晃 猪股
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラ走行ユニットの駆動スプロケットが
トラクタの車軸に容易に取り付けられるクローラ型トラ
クタを提供することを課題としている。 【解決手段】 車軸18の端部のホイール取付け用のフ
ランジ19と、駆動用の駆動スプロケット12と自由回
転する従動輪9,11との間にクローラ14を巻き掛け
たクローラ走行ユニット3の駆動スプロケット12と
を、フランジ19側のホイール取付孔19aに対応する
フランジ取付孔28aと、駆動スプロケット12側の車
軸側への取付孔12aに対応するスプロケット取付孔2
8bとを備えた板状の仲介部材28を介して取り付け
た。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は車輪に代わってク
ローラ走行装置を備えたクローラ型トラクタに関する。 【0002】 【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来トラ
クタの後輪を取り外し、クローラ走行装置を上記後輪用
の車軸に取り付けることにより、後方のみクローラ走行
装置を備えるセミクローラ型トラクタを構成させること
が公知となっている。このとき上記クローラ走行装置
は、駆動用の駆動スプロケットと自由回転する従動輪と
の間にクローラを巻き掛けたユニット(クローラ走行ユ
ニット)を構成しており、後輪の車軸の端部に設けられ
るフランジに、クローラ走行ユニットの駆動スプロケッ
トを取り付けることによって、上記クローラ走行ユニッ
トがトラクタに取り付けられる。 【0003】一方上記車軸のフランジには、一般的に車
軸(フランジ)に通常の後輪のホイールを取り付けるた
めのホイール取付孔が、所定のピッチ円直径で複数穿設
されており、該フランジには、上記ホイール取付孔の数
とPCDに一致するボルト孔が穿設されたホイールを取
り付けることができる。 【0004】このため車軸の端面とクローラの左右方向
の中心までのオフセット距離が、車軸に取り付けられる
駆動スプロケットに依存し、上記のように後輪をクロー
ラ走行ユニットに付け替えることにより構成されるセミ
クローラ型トラクタの場合、該セミクローラ型トラクタ
のベース(本体)となるトラクタが、フェンダーとクロ
ーラ走行ユニットが干渉する等の理由によって制限され
るという欠点があった。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のクローラ型トラクタは、車軸18の端部にホ
イール取付け用のフランジ19を設け、該フランジ19
に、所定のピッチ円直径のホイール取付孔19aを複数
穿設し、駆動用の駆動スプロケット12と自由回転する
従動輪9,11との間にクローラ14を巻き掛けたクロ
ーラ走行ユニット3を上記車軸18側に着脱自在に取り
付け可能なトラクタにおいて、フランジ19と駆動スプ
ロケット12との間に、フランジ19側のホイール取付
孔19aに対応するフランジ取付孔28aと、駆動スプ
ロケット12側の車軸側への取付孔12aに対応するス
プロケット取付孔28bとを備えた板状の仲介部材28
を介設し、該仲介部材28を介してフランジ19に駆動
スプロケット12を取り付けることを特徴としている。 【0006】 【発明の実施の形態】図1,図2は本発明を採用したセ
ミクローラ型トラクタの側面図及び背面図であり、前後
に車輪が設けられている通常のトラクタの本体1に、前
輪2を取り付けた状態のまま、後輪に代えてクローラ走
行装置のユニット(クローラ走行ユニット)3が取り付
けられた構造となっており、前輪2及びクローラ走行ユ
ニット3の駆動により圃場内等において走行することが
可能となっている。 【0007】上記クローラ走行ユニット3は、図1〜図
3に示されるように、角パイプ状の前後方向の下部フレ
ーム4と、該下部フレーム4の上方側に下部フレーム4
に対して略平行に配置された角パイプ状の上部フレーム
6とが、前後の連結フレーム7F,7Bを介して連結さ
れて構成されたトラックフレーム8を備えている。 【0008】このとき上記下部フレーム4の前後位置に
は、クローラのテンション調整用の可動アイドラ9と固
定アイドラ11とが従動輪として、また上部フレーム6
には駆動スプロケット12がそれぞれ軸支されて取り付
けられており、さらに下部フレーム4には、可動アイド
ラ9と固定アイドラ11との間に自由回転自在に遊転輪
13が軸支されている。 【0009】そして上記駆動スプロケット12,可動ア
イドラ9,固定アイドラ11,遊転輪13にクローラ1
4が巻き掛けられて全体として略三角形状をなしてお
り、以上のように構成されるクローラ走行ユニット3
は、駆動スプロケット12を回転駆動することによって
クローラ14が回転し、前輪2と共動してトラクタ(本
体1)を走行させる。なお上記遊転輪13は、下部フレ
ーム4の外側に向かって突出する支持軸16に軸支され
ており、すなわちトラックフレーム8の外側に片持ち状
態で支持されている。 【0010】一方上記駆動スプロケット12は、通常後
輪用となるトラクタの本体1の後部ギヤケース17から
左右に突出する車軸18の端部のフランジ19に、内側
面側が固定されており、駆動スプロケット12の外側面
側に、中心から外側方に突出する、車軸18と同心な支
軸21が上部フレーム6側に取り付けられたベアリング
ケース(軸受けブロック)22にベアリング23を介し
て回転自在に軸支されている。これにより車軸18の回
転駆動により駆動スプロケット12が、左右両側で軸支
されて回転駆動せしめられる。 【0011】なお車軸18はギヤケース17の左右の側
面側に一体的に固定された車軸ケース24により外周側
が覆われている。そしてギヤケース17及び車軸ケース
24は、本体1の機体フレーム側に固定されて後方に延
出する左右の角パイプ状の支柱26に支持部材27を介
して固定されて取り付けられている。 【0012】上記フランジ19における駆動スプロケッ
ト12の取付面には、通常後輪のホイールを取り付ける
ためのホイール取付ネジ孔19aが所定のピッチ円直径
(PCD)で複数穿設されている。また上記駆動スプロ
ケット12にはフランジ19への取付用のボルト孔12
aが所定のピッチ円直径(PCD)で複数穿設されてい
る。 【0013】そして図4に示されるように、フランジ1
9と駆動スプロケット12との間には、フランジ19の
ホイール取付ネジ孔19aのPCDと数に一致したフラ
ンジ取付孔28aと、駆動スプロケット12のボルト孔
12aのPCDと数に一致したスプロケット取付ネジ孔
28bとが穿設された板状の仲介部材28が介設されて
おり、すなわちフランジ19と駆動スプロケット12と
は仲介部材28を介してボルトによって着脱自在に固定
されている。このとき上記支軸21のフランジが駆動ス
プロケット12と仲介部材28との固定用のボルトによ
って駆動スプロケット12側に固定されており、この支
軸21のフランジと駆動スプロケット12との固定によ
り、支軸21が駆動スプロケット12側に取り付けられ
ている。 【0014】これにより上記仲介部材28の厚さによっ
て、駆動スプロケット12のフランジ19に対する左右
位置が調節され、すなわち車軸18の端面とクローラ1
4の左右方向の中心までのオフセット距離を、仲介部材
28により容易に調節することができ、図5に示される
ように、厚さの異なる仲介部材28(本実施形態におい
ては図4と図5の仲介部材28は厚さが異なっている)
を交換して使用することにより、セミクローラ型トラク
タのトレッド(左右のクローラ走行ユニット3間の距
離)を容易に設定調節することができる。 【0015】これにより従来から存在する様々なトラク
タ本体の後輪側のフェンダー構造等に対応してクローラ
走行ユニット3を容易に取り付けることができる他、圃
場の状態に応じてトレッドを変更することもでき、様々
なトラクタを本セミクローラ型トラクタのベース(本体
1)として使用することができるとともに、圃場条件に
応じたトレッドのセミクローラ型トラクタを構成させる
ことができる。 【0016】またフランジ19のホイール取付ネジ孔1
9aの個数やPCDと異なる孔数やPCDの取付孔12
aを有する駆動ホイール12を仲介部材28によって車
軸18側に容易に取り付けることができるため、駆動ス
プロケット12を共用して種々のクローラ走行ユニット
3を構成しても、従来のトラクタから後輪を取り外して
上記クローラ走行ユニット3を容易に取り付けることが
できる。 【0017】あるいは上記仲介部材28を介した駆動ス
プロケット12の取付構造により、本クローラ走行ユニ
ット3の駆動スプロケット12としてコンバイン用の駆
動スプロケット等を容易に流用することも可能となって
いる。以上により各クローラ走行ユニット3毎の駆動ス
プロケット12の共用や、従来から存在している様々な
機種のクローラの駆動スプロケットを本クローラ走行ユ
ニット3毎の駆動スプロケット12として使用すること
により、駆動スプロケットの種類をいたずらに増加させ
ること無く、セミクローラ型トラクタを安価に製造する
ことができる。 【0018】さらに本実施形態においては、駆動スプロ
ケット12側の取付孔12aのPCDが、フランジ19
のホイール取付ネジ孔19aのPCDより大きく構成さ
れており、駆動スプロケット12の取付用のボルトが、
駆動スプロケット12の外側に位置する軸受けブロック
22の外周側に位置し、これにより上記軸受けブロック
22がボルトの着脱の妨げになることが無く、駆動スプ
ロケット12の仲介部材28からの着脱を容易に行い、
クローラ走行ユニット3を容易に着脱することができ
る。 【0019】また仲介部材28は外側にボス25が突設
されており、該ボス25が駆動スプロケット12の中央
の孔に嵌合して、仲介部材28と駆動スプロケット12
の位置決めが行われ、さらに仲介部材28の中央には、
フランジ19の外側に突設されたボス19Bと嵌合する
中心孔20が穿設されており、ボス19Bと中心孔20
との嵌合によりフランジ19と仲介部材28との位置決
めが行われる。 【0020】一方本体1とするトラクタの機種に関わら
ず、クローラ走行ユニット3のトラックフレーム8を同
一とすると、クローラ14の接地面から上部フレーム6
の上面までの距離は一定となるため、クローラ走行ユニ
ットの軸受けブロック22を同一(軸受けを収容する凹
部の径が異なるのみの軸受けブロックは同一の軸受けブ
ロックとする)とすると、軸受けブロック22の上部フ
レーム6への取付面となる底面から、上部フレーム6の
軸受けブロック22との取付面となる上面までの距離
が、本体1とするトラクタの機種に依存して変化する。 【0021】これはトラクタが使用目的等に応じて異な
る車高に設定されていたり、使用する後輪が異なるた
め、設定される車高や使用される後輪のサイズに応じて
車軸18の高さ位置が異なるためである。しかしセミク
ローラ型トラクタの本体1として使用するトラクタの機
種に対応したトラックフレーム8や軸受けブロック22
等を各別に製造すると、部品在庫数の増大や製造コスト
の増大等が発生する。 【0022】このため本クローラ走行ユニット3におい
ては、図3に示されるように前述の上部フレーム6に、
スペーサ部材29がボルト31により着脱自在に取り付
けられており、前述の軸受けブロック22はスペーサ部
材29にボルト32を介して着脱自在に取り付けられて
いる。すなわち上部フレーム6と軸受けブロック22と
をスペーサ部材29を介して固定する構造となってい
る。 【0023】これにより高さの異なるスペーサ部材29
を交換して使用、又は使用しないことによって、軸受け
ブロック22の取付面(底面)と、上部フレーム6の取
付面(上面側)との高さ方向の位置ずれを、スペーサ部
材29がスペーサとしてうめ合わせて調節し、軸受けブ
ロック22と上部フレーム6とを固定することが可能と
なる。 【0024】すなわちスペーサ部材29の交換使用、又
は不使用により、車軸18とクローラ走行ユニットのト
ラックフレーム8との高さ方向の位置を差を調節するこ
とができ、本体1とするコンバインの機種に関わらず、
クローラ走行ユニット3のトラックフレーム8と軸受け
ブロック22とを共通化して同一のものを使用し、本体
1に対応したスペーサ部材29、又はスペーサ部材29
を使用しないことにより、車軸18の高さの差に対応す
ることができる。 【0025】このときスペーサ部材29がボルト31、
32により上部フレーム6及び軸受けブロック22と固
定されるため、スペーサ部材29の交換は容易である。
またスペーサ部材29により車軸18に対するトラック
フレーム8の高さ位置を調節することによって、セミク
ローラ型トラクタを連結する作業機の高さに容易に対応
させることもできる。 【0026】なお図6はスペーサ部材29を使用してい
ない場合の例であり、図3,図6に示されるように上部
フレーム6の上面に台座33を設け、該台座33を介し
てスペーサ部材29又は軸受けブロック22を固定する
ように構成することにより、スペーサ部材29又は軸受
けブロック22と上部フレーム6との着脱をより容易に
行うこともできる。 【0027】以上に示されるトラックフレーム8と軸受
けブロック22との固定構造により、様々なトラクタを
本セミクローラ型トラクタの本体1として容易に使用す
ることができる他、様々な作業機を連結して作業させる
ことができる。そしてトラックフレーム8や軸受けブロ
ック22等の製造コストが高く、且つ在庫する際に大き
なスペースを必要とする部品を共通化し、比較的小型で
製造コストの安価なスペーサ部材29を複数用意するこ
とにより、クローラ走行ユニット3を低コストで製造す
ることができ、部品在庫数を増大させることも無い。 【0028】また以上に示されるようにトラックフレー
ム8と軸受けブロック22とが一体的に固定されてお
り、軸受けブロック22内のベアリング23が支軸21
を回転自在に軸支しているため、クローラ走行ユニット
3自体は支軸23を中心に揺動する。このため本クロー
ラ走行ユニット3は圃場等における走行状態において、
圃場の凹凸等に応じて揺動して、圃場の凹凸等を効率良
く吸収し、本セミクローラ型トラクタの走行性が向上せ
しめられている。 【0029】一方トラックフレーム8は図4,図5,図
8等に示されるように、上部フレーム6と下部フレーム
4とが、下部フレーム4が内側(トラクタの本体1側)
に位置するように、左右方向に偏位(オフセット)して
配置されており、このようにオフセット配置された両フ
レーム4,6を前後の連結フレーム7F,7Bで連結し
た構造となっている。 【0030】そして後方側の連結フレーム7Bが外側か
ら内側に向かって直線状に下降傾斜する傾斜部34のほ
ぼ上下端が上部フレーム6又は下部フレーム4のいずれ
かと固定されているとともに、前方側の連結フレーム7
Fが可動アイドラ9の支持機構等を避けるように下降傾
斜した直線状の下降傾斜部36の略上端において上部フ
レーム6と、上記下降傾斜部36の終端部分から鉛直下
方に向かって突設された連結部の下端が下部フレーム4
とそれぞれ固定されている。 【0031】このため左右にオフセットされた上部フレ
ーム6と下部フレーム4の左右方向の中間には比較的大
きな空間S1が形成され、該空間S1内に下端部分が位
置するように駆動スプロケット12が配置されている。
そしてこの上下方向の大きな空間S1により、より大径
な駆動スプロケット12を使用することが可能となる。 【0032】また前後の連結フレーム7F,7Bの直線
状の傾斜部34、36によって、下部フレーム4の外側
方には比較的大きなスペースS2が形成され、該スペー
スS2を遊転輪13の配置用の空間とすることができ、
このスペースS2により遊転輪13の着脱や、メンテナ
ンス,清掃等を容易に行うことができる。 【0033】さたにトラックフレーム8は、連結フレー
ム7F,7Bの傾斜した直線状部分(傾斜部34,下降
傾斜部36)により傾斜支柱構造となっており、略コ字
状に屈曲した構造に比較して高い強度を確保することが
でき、トラックフレーム8自体の強度は高く、より強固
なフレームが構成されている。 【0034】なお前方側の連結フレーム7Fにはブラケ
ット37,38を介して、前述の支柱26を所定の位置
において上下から囲むプレート状のストッパ板39が取
り付けられている。これによりクローラ走行ユニット3
の支軸21(車軸18)を中心とした揺動が、ストッパ
板39と支柱26との当接により、所定の角度範囲に規
制され、クローラ走行ユニット3の必要以上の揺動が防
止される。そして本実施形態においてはストッパ板39
における支柱26との当接部分には、緩衝部材40が取
り付けられており、該緩衝部材40により当接の衝撃が
緩和される。 【0035】 【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、駆動スプロケットが仲介部材を介してフランジ
に取り付けられるため、駆動スプロケットのフランジに
対する左右位置が調節され、すなわち車軸の端面とクロ
ーラの左右方向の中心までのオフセット距離を仲介部材
により容易に調節することができる。 【0036】これにより厚さの異なる仲介部材を交換し
て使用することにより、上記セミクローラ型トラクタの
トレッドを容易に設定調節することができ、従来から存
在する様々なトラクタ本体のフェンダー構造等に対応し
てクローラ走行ユニットを容易に取り付けることができ
る他、圃場の状態に応じてトレッドを変更することもで
き、様々なトラクタを上記セミクローラ型トラクタのベ
ース(本体)として使用することができるとともに、圃
場条件に応じたトレッドのセミクローラ型トラクタを構
成させることができる。 【0037】また駆動スプロケット側の取付孔のピッチ
円直径(PCD)を大きくすることによって、駆動スプ
ロケット取付用のボルト等を、駆動スプロケットの外側
に配される部品、例えばベアリングケース等の外周側に
位置させることができ、これにより上記ベアリングケー
ス等が駆動スプロケットの着脱の妨げになる等の不都合
を防止することができ、クローラ走行ユニットの着脱を
容易に行うことができるという利点もある。 【0038】なおフランジ側のホイール取付孔の個数や
PCDと異なる孔数やPCDの取付孔を有する駆動ホイ
ールを仲介部材によって車軸側に取り付けることができ
るため、駆動スプロケットを共用して種々のクローラ走
行ユニットを構成しても、従来のトラクタから後輪又は
前輪を取り外して上記クローラ走行ユニットを容易に取
り付けることができ、駆動スプロケットの種類をいたず
らに増加させること無く、セミクローラ型トラクタを安
価に製造することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】セミクローラ型トラクタの側面図である。 【図2】セミクローラ型トラクタの背面図である。 【図3】クローラ走行ユニットの側面図である。 【図4】クローラ走行ユニット部分の背面図である。 【図5】他の仲介部材を使用した状態のクローラ走行ユ
ニット部分の背面図である。 【図6】他のスペーサ部材を使用した状態のクローラ走
行ユニットの側面図である。 【図7】クローラ走行ユニットの揺動状態を示す側面図
である。 【図8】クローラ走行ユニット部分の要部正面図であ
る。 【符号の説明】 3 クローラ走行ユニット 9 可動アイドラ(従動輪) 11 固定アイドラ(従動輪) 12 駆動スプロケット 14 クローラ 18 車軸 19 フランジ 19a ホイール取付ネジ孔(ホイール取付孔) 28 仲介部材 28a フランジ取付孔 28b スプロケット取付ネジ孔(スプロケット取付
孔)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車軸(18)の端部にホイール取付け用
    のフランジ(19)を設け、該フランジ(19)に、所
    定のピッチ円直径のホイール取付孔(19a)を複数穿
    設し、駆動用の駆動スプロケット(12)と自由回転す
    る従動輪(9),(11)との間にクローラ(14)を
    巻き掛けたクローラ走行ユニット(3)を上記車軸(1
    8)側に着脱自在に取り付け可能なトラクタにおいて、
    フランジ(19)と駆動スプロケット(12)との間
    に、フランジ(19)側のホイール取付孔(19a)に
    対応するフランジ取付孔(28a)と、駆動スプロケッ
    ト(12)側の車軸側への取付孔(12a)に対応する
    スプロケット取付孔(28b)とを備えた板状の仲介部
    材(28)を介設し、該仲介部材(28)を介してフラ
    ンジ(19)に駆動スプロケット(12)を取り付ける
    クローラ型トラクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184680A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Yanmar Co Ltd セミクローラ型作業車両
JP2014012496A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Yanmar Co Ltd クローラ式走行装置の組立て構造及び組立て方法

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