JP2003285725A - ブレーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法、ブレーキ制御装置、4輪駆動車、プログラム、記録媒体 - Google Patents

ブレーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法、ブレーキ制御装置、4輪駆動車、プログラム、記録媒体

Info

Publication number
JP2003285725A
JP2003285725A JP2002094082A JP2002094082A JP2003285725A JP 2003285725 A JP2003285725 A JP 2003285725A JP 2002094082 A JP2002094082 A JP 2002094082A JP 2002094082 A JP2002094082 A JP 2002094082A JP 2003285725 A JP2003285725 A JP 2003285725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
brake system
control device
determination
wheel speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002094082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4258162B2 (ja
Inventor
Fukami Imai
深見 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2002094082A priority Critical patent/JP4258162B2/ja
Publication of JP2003285725A publication Critical patent/JP2003285725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4258162B2 publication Critical patent/JP4258162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ABSの動作領域を正確に判定することが可能
なブレーキ制御装置を提供する。 【解決手段】車両の加減速度Gの絶対値が所定値βの絶
対値より大きくなると(S108:Yes)、S108
からS112の処理へ移行し、S104の処理で演算し
た検出車輪速Vnが所定値γ以上の場合にのみ(S11
2:Yes)、S112からS114の処理に移行し
て、ABSの動作領域にあると判定される。そのため、
実車輪速が車輪速センサの検出下限δを下回っていると
きには、S112からS110の処理へ移行し、ABS
の動作領域にないと判定される。つまり、実車輪速が除
々に減少して検出下限δを下回り、検出車輪速Vnが零
になった場合でも、ABSの動作領域であると誤判定す
るのを防止して、ABSの非動作領域であるという正確
な判定を確実に下すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ制御装置
におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方
法、ブレーキ制御装置、4輪駆動車、プログラム、記録
媒体に関するものである。詳しくいうと、本発明は、ア
ンチロックブレーキシステムを備えた車両のブレーキ制
御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判
定方法と、そのブレーキ制御装置と、そのブレーキ制御
装置を備えた4輪駆動車と、その動作判定方法を実現す
るようにコンピュータシステムを機能させるためのプロ
グラムと、そのプログラムが記録されたコンピュータで
読み取り可能な記録媒体とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アンチロックブレーキシステム
(ABS)が多くの自動車に搭載されるようになってい
る。ABSを搭載した自動車では、車両の減速度を求
め、その減速度が一定値未満の場合、ABSの非動作領
域にあると判定している。また、車両の減速度が一定値
以上の場合には、ABSの動作領域にあると判定してい
る。このABSの動作領域・非動作領域の判定時には、
車輪の回転速度(車輪速)を車輪速センサを用いて計測
し、その車輪速の時間変化を演算することにより、車両
の減速度を求めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車輪速センサには種々
の方式があるが、一般に用いられている車輪速センサに
は検出下限(例えば、2〜3km/h)があり、実際の
車輪速(以下、「実車輪速」という)が検出下限を下回
ると、車輪速センサの検出値(以下、「検出車輪速」と
いう)は零になってしまう。従って、実車輪速が除々に
減少して車輪速センサの検出下限を下回ると、その実車
輪速が検出下限を下回った時点で検出車輪速が零にな
り、検出車輪速が急激に減少するため、検出車輪速の時
間変化から演算される車両の減速度は急激に増大するこ
とになる。すると、車両の減速度が前記一定値を越える
ことになるため、ABSの動作領域にあると判定され
る。
【0004】しかし、実車輪速が除々に減少して車輪速
センサの検出下限を下回った場合、その実車輪速が検出
下限を下回った時点における実際の減速度(以下、「実
減速度」という)はほとんど増大していない。そのた
め、実減速度は前記一定値を越えず、実際にはABSの
非動作領域にあることになる。つまり、実車輪速が除々
に減少して検出下限を下回り、検出車輪速が零になった
場合には、実際にはABSの非動作領域であるにも関わ
らず、ABSの動作領域であると誤判定(誤認識)する
という問題があった。
【0005】ところで、車両の減速度を求めるには、駆
動輪のアクスルシャフトの回転速度を検出する車速セン
サを用いて車両の走行速度(車速)を検出し、その車速
の時間変化を演算するという方法もある。しかし、車輪
速センサと同様に、一般に用いられている車速センサに
も検出下限(例えば、2〜3km/h)があるため、実
際の車速(以下、「実車速」という)が検出下限以下に
なると、車速センサの検出値(以下、「検出車速」とい
う)は零になってしまう。従って、この方法でも、実車
速が除々に減少して検出下限を下回り、検出車速が零に
なった場合には、実際にはABSの非動作領域であるに
も関わらず、ABSの動作領域であると誤判定するとい
う問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、以下の目的を有するものである。 (1)ABSの動作領域かどうかを判定する際に、ABS
の動作領域でないにも関わらず、ABSの動作領域であ
ると誤判定するのを防止することが可能なブレーキ制御
装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定
方法、および、そのブレーキ制御装置を提供する。 (2)前記(1)のブレーキ制御装置を備えた4輪駆動車を提
供する。 (3)前記(1)のブレーキ制御装置におけるアンチロックブ
レーキシステムの動作判定方法を実現するようにコンピ
ュータシステムを機能させるためのプログラムを提供す
る。 (4)前記(1)のブレーキ制御装置におけるアンチロックブ
レーキシステムの動作判定方法を実現するようにコンピ
ュータシステムを機能させるためのプログラムが記録さ
れたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】
(請求項1)係る目的を達成するためになされた請求項
1に記載の発明は、アンチロックブレーキシステムと、
そのアンチロックブレーキシステムが動作領域にあるか
どうかを判定する第1判定手段と、車輪の速度である車
輪速を検出する速度検出手段と、その速度検出手段が検
出した車輪速が、正確な車輪速を得るために必要な所定
速度値以上であるかどうかを判定する第2判定手段と、
その第2判定手段の判定結果に基づいて、前記第1判定
手段の判定結果を有効または無効と判定する第3判定手
段とを備えたブレーキ制御装置におけるアンチロックブ
レーキシステムの動作判定方法であって、前記第3判定
手段は、前記車輪速が前記所定速度値以上の場合には、
前記第1判定手段によるアンチロックブレーキシステム
の動作領域にあるとの判定を有効とし、前記車輪速が前
記所定速度値未満の場合には、前記第1判定手段による
アンチロックブレーキシステムの動作領域にあるとの判
定を無効とすることをその要旨とする。
【0008】従って、請求項1に記載の発明によれば、
速度検出手段による速度検出に検出下限があり、その検
出下限以下では正確な車輪速が検出できない場合でも、
アンチロックブレーキシステム(ABS)の動作領域で
あると誤判定するのを防止して、ABSの非動作領域で
あるという正確な判定を確実に下すことができる。
【0009】(請求項2)次に、請求項2に記載の発明
は、アンチロックブレーキシステムと、そのアンチロッ
クブレーキシステムが動作領域にあるかどうかを判定す
る第1判定手段と、車両の速度である車速を検出する速
度検出手段と、その速度検出手段が検出した車速が、正
確な車速を得るために必要な所定速度値以上であるかど
うかを判定する第2判定手段と、その第2判定手段の判
定結果に基づいて、前記第1判定手段の判定結果を有効
または無効と判定する第3判定手段とを備えたブレーキ
制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作
判定方法であって、前記第3判定手段は、前記車速が前
記所定速度値以上の場合には、前記第1判定手段による
アンチロックブレーキシステムの動作領域にあるとの判
定を有効とし、前記車速が前記所定速度値未満の場合に
は、前記第1判定手段によるアンチロックブレーキシス
テムの動作領域にあるとの判定を無効とすることをその
要旨とする。
【0010】従って、請求項2に記載の発明によれば、
速度検出手段による速度検出に検出下限があり、その検
出下限以下では正確な車速が検出できない場合でも、ア
ンチロックブレーキシステム(ABS)の動作領域であ
ると誤判定するのを防止して、ABSの非動作領域であ
るという正確な判定を確実に下すことができる。
【0011】(請求項3)次に、請求項3に記載の発明
は、請求項1または請求項2に記載のブレーキ制御装置
におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法
において、前記第1判定手段は、車輪がロックするおそ
れのある所定速度より車両の減速度が大きい場合に、前
記アンチロックブレーキシステムが動作領域にあると判
定することをその要旨とする。従って、請求項3に記載
の発明によれば、車両の減速度に基づいてアンチロック
ブレーキシステム(ABS)が動作領域にあるかどうか
を判定するため、その判定を正確に行うことが可能であ
り、ABSによる安定な制動力を確実に得ることができ
る。
【0012】(請求項4)ところで、請求項4に記載の
発明のように、アンチロックブレーキシステムと、その
アンチロックブレーキシステムが動作領域にあるかどう
かを判定する第1判定手段と、車輪の速度である車輪速
を検出する速度検出手段と、その速度検出手段が検出し
た車輪速が、正確な車輪速を得るために必要な所定速度
値以上であるかどうかを判定する第2判定手段と、その
第2判定手段の判定結果に基づいて、前記第1判定手段
の判定結果を有効または無効と判定する第3判定手段と
を備えたブレーキ制御装置であって、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載のブレーキ制御装置におけるアンチロ
ックブレーキシステムの動作判定方法により、前記アン
チロックブレーキシステムの動作判定を行うようにして
もよい。 (請求項5)また、請求項5に記載の発明のように、請
求項4に記載のブレーキ制御装置と、前後輪間の伝達ト
ルクを調整するカップリングとを備えた4輪駆動車を実
現するようにしてもよい。 (請求項6)次に、請求項6に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載のブレーキ制御装置における
アンチロックブレーキシステムの動作判定方法の前記各
手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプ
ログラムを提供するものである。つまり、請求項1〜3
のいずれか1項に記載のブレーキ制御装置における前記
各手段を実現するための機能は、コンピュータシステム
で実行されるプログラムとして備えることができる。
【0013】(請求項7)次に、請求項7に記載の発明
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のブレーキ制御
装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定
方法の前記各手段としてコンピュータシステムを機能さ
せるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み
取り可能な記録媒体を提供するものである。このような
プログラムの場合、例えば、ROMやバックアップRA
Mをコンピュータで読み取り可能な記録媒体として前記
プログラムを記録しておき、このROMあるいはバック
アップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用い
ることができる。この他、半導体メモリ(スマートメデ
ィア,メモリスティックなど),ハードディスク,フロ
ッピーディスク,データカード(ICカード,磁気カー
ドなど),光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD
−RW,DVDなど),光磁気ディスク(MOなど),
相変化ディスク,磁気テープなどのコンピュータで読み
取り可能な記録媒体に前記プログラムを記録しておき、
そのプログラムを必要に応じてコンピュータシステムに
ロードして起動することにより用いてもよい。
【0014】尚、上述した[特許請求の範囲]および
[課題を解決するための手段および発明の効果]に記載
した構成要素と、後述する[発明の実施の形態]に記載
した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「アンチロックブレーキシステム」は、ECU50、A
BS制御装置60、各ブレーキB1〜B4から構成され
る。「第1判定手段」は、CPU52におけるS102
〜S108の処理に該当する。「速度検出手段」は、車
輪速センサS1〜S4およびECU50と、CPU52
におけるS104の処理とに該当する。
【0015】「第2判定手段」は、CPU52における
S112の処理に該当する。「所定速度値」は、所定値
γに該当する。「第3判定手段」は、CPU52におけ
るS110およびS114の処理に該当する。「プログ
ラム」は、CPU52が実行する図2に示すフローチャ
ートの処理に該当する。「記録媒体」は、ROM54に
該当する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を4輪駆動車のブレ
ーキ制御装置に具体化した一実施形態について図面を参
照しながら説明する。 [実施形態の概略構成]図1は、本実施形態のブレーキ
制御装置を備えた4輪駆動車の概略構成を示すブロック
図である。4輪駆動車10は、エンジン12からの駆動
トルクが前輪RT1,RT2に与えられると共に、走行
状況に応じて当該駆動トルクが調整されて後輪RT3,
RT4に伝達される。
【0017】エンジン12の片側に組み付けられたトラ
ンスミッション14には、フロントデフ15が組み込ま
れ、エンジン12からの動力がアクスルシャフト16に
出力され、前輪RT1,RT2が駆動されると共に、第
1プロペラシャフト18へ出力される。第1プロペラシ
ャフト18は、カップリング20を介して第2プロペラ
シャフト22に連結されている。カップリング20は、
電磁クラッチ19を備え、第1プロペラシャフト18か
ら第2プロペラシャフト22へのトルクの伝達を調整す
る。
【0018】電磁クラッチ19は、電子制御装置(EC
U:Electronic Control Unit)50から出力される駆
動信号によって駆動電流が制御され、駆動電流が大きい
ときにはクラッチ板(図示略)を直結させて第1プロペ
ラシャフト18のトルクを第2プロペラシャフト22へ
直接伝達し、駆動電流が小さいときには当該クラッチ板
を離間させて第2プロペラシャフト22へトルクを伝達
しないように構成されている。また、駆動電流の大小に
応じて、前記クラッチ板の摩擦係合力が可変され、第1
プロペラシャフト18から第2プロペラシャフト22へ
のトルクの伝達が調整されるようになっている。第2プ
ロペラシャフト22へ伝達されたトルクは、リヤデフ2
5およびアクスルシャフト26を介して後輪RT3,R
T4に伝達され、後輪RT3,RT4を駆動させる。
【0019】各車輪RT1,RT2,RT3,RT4に
はそれぞれ、車輪の回転を止めるための各ブレーキB
1,B2,B3,B4と、各車輪速センサS1,S2,
S3,S4とが配設されている。各車輪速センサS1〜
S4は、車輪の回転速度(車輪速)を検出し、その車輪
速に対応した検出信号を出力する。尚、各車輪速センサ
S1〜S4の検出信号は、車輪速に対応した周期性を有
する適宜な波形の信号(例えば、矩形波、サイン波、の
こぎり波、三角波など)によって構成されている。
【0020】ECU50は、種々の演算を行うCPU5
2と、制御プログラムを記憶保持するROM54と、C
PU52の作業領域として用いられるRAM56と、入
出力回路58とを有する周知のマイクロコンピュータを
含んで構成され、車載バッテリ(図示略)から電源が供
給されている。入出力回路58は、スロットルバルブ
(図示略)に取り付けられたスロットル開度センサ62
からのスロットル開度信号と、ブレーキペダル64に取
り付けられたブレーキペダルセンサ64aからのブレー
キ操作信号と、各車輪速センサS1〜S4の検出信号と
を入力し、それら信号をCPU52,ROM54,RA
M56へ転送する。
【0021】そして、ECU50は、入出力回路58を
介して入力した各信号に基づいて、前記したカップリン
グ20における電磁クラッチ19の制御を行うための駆
動信号を生成し、その駆動信号を入出力回路58を介し
て電磁クラッチ19へ出力する。尚、各車輪RT1〜R
T4のスリップ状況に対応したカップリング20の制御
については、本出願人が出願した特開平12−8539
4号公報に詳述してあるため、ここでは説明を省略す
る。また、ECU50は、後述するように、各車輪速セ
ンサS1〜S4の検出信号に基づいて、ABS動作領域
の判定処理を行う。
【0022】ところで、入出力回路58には、アンチロ
ックブレーキシステム(ABS)を制御するためのAB
S制御装置60が接続されている。つまり、ECU50
とABS制御装置60とは、入出力回路58を共用して
いる。尚、4輪駆動車10に搭載されたABSは、EC
U50、ABS制御装置60、各ブレーキB1〜B4か
ら構成されている。ABS制御装置60は、CPU,R
OM,RAM(図示略)を有する周知のマイクロコンピ
ュータを含んだ電子制御装置によって構成されており、
入出力回路58を介して各車輪速センサS1〜S4の検
出信号を入力する。
【0023】そして、ABS制御装置60は、後述する
ようにECU50がABSの動作領域にあると判定した
場合、各車輪速センサS1〜S4の検出信号に基づいて
各車輪RT1〜RT4毎にロックを判定し、その判定結
果に基づいて各ブレーキB1〜B4を駆動制御するため
の駆動信号を生成し、その駆動信号を入出力回路58を
介して各ブレーキB1〜B4へ出力する。その結果、各
ブレーキB1〜B4の制動力が独立して適宜調整され、
各車輪RT1〜RT4のロックによる4輪駆動車10の
横滑り等を防止することが可能になり、安定した制動力
を得ることができる。
【0024】[ABS動作領域の判定処理]図2は、E
CU50が実行するABS動作領域の判定処理の流れを
示すフローチャートである。CPU52は、ROM54
に記憶保存されている制御プログラムに従い、コンピュ
ータによる各種演算処理によって、以下の各ステップ
(以下、「S」と記載する)の処理を実行する。ところ
で、このABS動作領域の判定処理は、CPU52の割
込みタイミング(例えば、3msec)毎に繰り返され
る。尚、前記制御プログラムをコンピュータで読み取り
可能な記録媒体(半導体メモリ(スマートメディア,メ
モリスティックなど)、ハードディスク、フロッピーデ
ィスク、データカード(ICカード,磁気カードな
ど)、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−R
W,DVDなど)、光磁気ディスク(MOなど)、相変
化ディスク、磁気テープなど)を備えた外部記録装置
(外部記憶装置)に記録(記憶)しておき、当該制御プ
ログラムを必要に応じて外部記録装置からCPU52に
ロードして起動することにより用いるようにしてもよ
い。
【0025】まず、CPU52は、各車輪速センサS1
〜S4の検出信号の周期T1〜T4を検出する(S10
2)。次に、CPU52は、ROM54に記憶保存され
ている周期−車輪速変換係数αを読み出し、その係数α
を各周期T1〜T4で除算することにより、各車輪RT
1〜RT4毎の車輪速V1〜V4を演算し、各車輪速V
1〜V4の平均値Vn(=(V1+V2+V3+V4)
/4)を演算する(S104)。続いて、CPU52
は、前回の割込みタイミングで演算した車輪速の平均値
Vn-1と、今回の割込みタイミングで演算した車輪速の
平均値Vnとの差分ΔV(=Vn-1−Vn)を求めるこ
とにより時間変化を演算し、その差分ΔVである4輪駆
動車10の加減速度G(=ΔV)を求める(S10
6)。
【0026】そして、CPU52は、ROM54に記憶
保存されている所定値βの絶対値より加減速度Gの絶対
値が大きいかどうかを判定し(S108)、加減速度G
の絶対値が所定値βの絶対値以下の場合は(|G|≦|
β|。S108:No)、急制動が行われておらず各車
輪RT1〜RT4がロックするおそれが無いとして、A
BSの非動作領域にあると判定し(S110)、その
後、S102の処理へ戻る。すると、その「ABSの非
動作領域にある」との判定結果は入出力回路58を介し
てABS制御装置60へ転送され、その判定結果に従っ
てABS制御装置60はABSを動作させないようにす
る。
【0027】また、CPU52は、加減速度Gの絶対値
が所定値βの絶対値より大きい場合は(|G|>|β
|。S108:Yes)、ROM54に記憶保存されて
いる所定値γより、今回の割込みタイミングで演算した
車輪速の平均値Vnが大きいかどうかを判定し(S11
2)、平均値Vnが所定値γ以上の場合は(Vn≧γ。
S112:Yes)、急制動が行われて車輪がロックし
そうになっているとして、ABSの動作領域にあると判
定し(S114)、その後、S102の処理へ戻る。す
ると、その「ABSの動作領域にある」との判定結果は
入出力回路58を介してABS制御装置60へ転送さ
れ、その判定結果に従ってABS制御装置60は前記の
ようにABSを動作させる。また、CPU52は、カッ
プリング20の電磁クラッチ19を制御し、ABSの動
作領域にある状態に応じた駆動トルクの調整を行わせる
(例えば、後輪RT3,RT4へ伝達される駆動トルク
を減少させる)。そして、CPU52は、平均値Vnが
所定値γ未満の場合は(Vn<γ。S112:No)、
S110の処理へ移行する。
【0028】[実施形態の作用・効果]図3は、本実施
形態および従来技術におけるタイミングチャートの一例
である。各車輪RT1〜RT4の実際の車輪速の平均値
(以下、「実車輪速」という)は、時間の経過につれて
徐々に増大した後に除々に減少する。各車輪速センサS
1〜S4には、検出下限δ(例えば、2〜3km/h)
がある。そして、実車輪速が検出下限δ以上の場合、各
車輪速センサS1〜S4の検出信号に基づいてS104
の処理で演算された車輪速の平均値Vn(以下、「検出
車輪速」という)は、実車輪速と等しい値になる。しか
し、実車輪速が検出下限δを下回ると、その時点tにお
ける検出車輪速Vnは零になってしまう。すると、時点
tにて検出車輪速Vnが急激に減少するため、検出車輪
速Vnの時間変化に基づいてS106の処理で演算され
た加減速度Gはマイナス方向に急激に増大(減速度が急
激に増大)することになる。
【0029】ここで、従来技術では、図2に示すフロー
チャートにてS112の処理が設けられていないため、
S108の処理で加減速度Gの絶対値が所定値βの絶対
値より大きくなると(S108:Yes)、S108か
らS114の処理へ移行し、ABSの動作領域にあると
判定される。しかし、実車輪速が除々に減少して検出下
限δを下回った場合、その実車輪速が検出下限δを下回
った時点tにおける実際の減速度(以下、「実減速度」
という)はほとんど増大していない。そのため、実減速
度は所定値βを越えず、実際にはABSの非動作領域に
あることになる。従って、従来技術では、実車輪速が除
々に減少して検出下限δを下回り、検出車輪速Vnが零
になった場合には、実際にはABSの非動作領域である
にも関わらず、ABSの動作領域であると誤判定(誤認
識)するという問題があった。
【0030】それに対して、本実施形態では、S112
の処理が設けられており、S108の処理で加減速度G
の絶対値が所定値βの絶対値より大きくなると(S10
8:Yes)、S108からS112の処理へ移行し、
検出車輪速Vnが所定値γ以上の場合にのみ(S11
2:Yes)、S112からS114の処理に移行し
て、ABSの動作領域にあると判定される。そのため、
実車輪速が検出下限δを下回っているときには、S11
2からS110の処理へ移行し、ABSの動作領域にな
いと判定される。
【0031】つまり、S108の処理では、ABSが動
作領域にあるかどうかが判定される。そして、S112
の判定結果がYes(Vn≧γ)の場合は、S114の
処理において、S108によるABSの動作領域にある
との判定(S108:Yes)が有効とされる。また、
S112の判定結果がNo(Vn<γ)の場合は、S1
10の処理において、S108によるABSの動作領域
にあるとの判定が無効とされる。従って、本実施形態で
は、実車輪速が除々に減少して検出下限δを下回り、検
出車輪速Vnが零になった場合でも、ABSの動作領域
であると誤判定するのを防止して、ABSの非動作領域
であるという正確な判定を確実に下すことができる。
【0032】また、本実施形態によれば、S106の処
理において、前回の割込みタイミングで演算した車輪速
の平均値Vn-1と、今回の割込みタイミングで演算した
車輪速の平均値Vnとの差分ΔV(=Vn-1−Vn)を
求めるという単純な減算処理により、加減速度G(=Δ
V)を求めている。そのため、加減速度Gを求める処理
に要する時間はごく短いものである。そして、S108
およびS112も単純な判定処理であるため、図2に示
すABS動作領域の判定処理に要する時間はごく短いも
のである。ところで、ABS制御装置60は、正確なA
BS制御を行うために、複雑な演算処理の後で各車輪R
T1〜RT4のロックを判定している。そのため、AB
S制御装置60におけるロック判定に要する時間に比べ
て、本実施形態にてECU50がABS動作領域の判定
処理に要する時間はごく短いものである。従って、本実
施形態によってABS制御装置60の動作が阻害される
おそれはなく、ABSによる安定な制動力を確実に得る
ことができる。
【0033】尚、周期−車輪速変換係数αは、車輪速セ
ンサS1〜S4の検出信号の周期T1〜T4と実車輪速
との関係を実験的に求めることにより設定し、その設定
値をROM54に記憶保存させておけばよい。また、負
の値である所定値βは(β<0)、各車輪RT1〜RT
4がロックするおそれのある加減速度を実験的に求め、
その加減速度に実験的に求めた必要十分なマージンを加
えた値に設定し、その設定値をROM54に記憶保存さ
せておけばよい。また、所定値γは、各車輪速センサS
1〜S4の検出下限δを実験的に求め、その検出下限δ
に実験的に求めた必要十分なマージンを加えた値に設定
し、その設定値をROM54に記憶保存させておけばよ
い。
【0034】[別の実施形態]ところで、本発明は前記
実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体
化してもよく、その場合でも、前記実施形態と同等もし
くはそれ以上の作用・効果を得ることができる。 [1]前記実施形態では、車輪速に対応した周期性を有
する適宜な波形の検出信号を出力する車輪速センサS1
〜S4を用いている。しかし、車輪速センサS1〜S4
として、車輪速に対応した電圧レベルのアナログ信号で
ある検出信号を出力するタイプの車輪速センサを用いて
もよい。また、車輪速センサS1〜S4として、デジタ
ル信号である検出信号を出力するタイプの車輪速センサ
を用い、その検出信号をシリアル通信(例えば、各種規
格(CAN、Bean、J1850など)による車内L
AN通信、直接のシリアル通信)を用いてECU50へ
送信する構成を採用してもよい。
【0035】[2]前記実施形態では、各車輪RT1〜
RT4の車輪速V1〜V4の平均値Vnを演算し、その
平均値Vnを検出車輪速としている。しかし、各前輪R
T1,RT2の車輪速V1,V2の平均値(=(V1+
V2)/2)を演算し、その平均値を検出車輪速として
もよい。また、各後輪RT3,RT4の車輪速V3,V
4の平均値(=(V3+V4)/2)を演算し、その平
均値を検出車輪速としてもよい。 [3]前記実施形態では、各車輪RT1〜RT4の車輪
速V1〜V4の平均値Vnを演算し、その平均値Vnが
所定値γ以上であればABSの動作領域にあると判定
し、平均値Vnが所定値γ未満であればABSの非動作
領域にあると判定している。しかし、各車輪速V1〜V
4をそれぞれ所定値γと比較し、いずれか一つの車輪速
でも所定値γ以上であればABSの動作領域にあると判
定し、各車輪速V1〜V4のいずれもが所定値γ未満で
あればABSの非動作領域にあると判定するようにして
もよい。
【0036】[4]前記実施形態では、各車輪RT1〜
RT4の車輪速V1〜V4の平均値である検出車輪速V
nを演算し、その検出車輪速Vnの時間変化を演算する
ことにより、検出加減速度Gを求めている。しかし、ア
クスルシャフト16の回転速度を検出する車速センサを
用いて4輪駆動車10の走行速度(車速)を検出し、C
PU52における前回の割込みタイミングで検出した車
速(以下、「検出車速」という)と、今回の割込みタイ
ミングで求めた検出車速との差分を求めることにより時
間変化を演算し、その差分である4輪駆動車10の加減
速度Gを求めるようにしてもよい。また、各車輪速V1
〜V4の時間変化を演算することにより、各車輪速V1
〜V4から各車輪RT1〜RT4毎の加減速度を求める
ようにしてもよい。
【0037】この場合、前記実施形態の車輪速センサS
1〜S4と同様に、車速センサにも検出下限(例えば、
2〜3km/h)があり、4輪駆動車10の実際の車速
(以下、「実車速」という)が検出下限を下回ると、検
出車速は零になってしまう。そこで、この場合における
S112の処理では、所定値γより検出車速が大きいか
どうかを判定し、検出車速が所定値γ以上の場合(S1
12:Yes)にはS114へ移行し、検出車速が所定
値γ未満の場合(S112:No)にはS110へ移行
するようにすればよい。尚、この場合の所定値γは、車
速センサの検出下限を実験的に求め、その検出下限に実
験的に求めた必要十分なマージンを加えた値に設定すれ
ばよい。
【0038】このようにすれば、4輪駆動車10の実際
の車速(以下、「実車速」という)が除々に減少して検
出下限を下回り、検出車速が零になった場合でも、AB
Sの動作領域であると誤判定するのを防止して、ABS
の非動作領域であるという正確な判定を確実に下すこと
ができる。また、前記差分を求めるという単純な減算処
理によって加減速度Gを求めているため、加減速度Gを
求める処理に要する時間はごく短いものであり、前記実
施形態と同様に、ABS制御装置60の動作が阻害され
るおそれはなく、ABSによる安定な制動力を確実に得
ることができる。
【0039】[5]上記実施形態では、ECU50とA
BS制御装置60とがECU50内の入出力回路58を
共用し、ABS制御装置60は、入出力回路58を介し
て各車輪速センサS1〜S4の検出信号を入力し、入出
力回路58を介して各ブレーキB1〜B4の駆動信号を
出力している。しかし、ECU50とABS制御装置6
0とが入出力回路58を共用するのではなく、ABS制
御装置60専用の入出力回路をABS制御装置60内に
設けるようにしてもよい。この場合、ABS制御装置6
0は、ABS制御装置60内の入出力回路を介して各車
輪速センサS1〜S4の検出信号を入力し、当該入出力
回路を介して各ブレーキB1〜B4の駆動信号を出力す
ることになる。また、前記のABS動作領域の判定処理
は、ECU50に代わってABS制御装置60が実行す
ることになる。
【0040】[6]前記実施形態は4輪駆動車10のブ
レーキ制御装置に適用したものである。しかし、本発明
は、2輪駆動車のブレーキ制御装置に適用してもよいこ
とはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態のブレーキ制御
装置を備えた4輪駆動車の概略構成を示すブロック図。
【図2】ECU50が実行するABS動作領域の判定処
理の流れを示すフローチャート。
【図3】本実施形態および従来技術におけるタイミング
チャート。
【符号の説明】
10…4輪駆動車 50…ECU 52…CPU 54…ROM 56…RAM 58…入出力回路 60…ABS制御装置 RT1,RT2…前輪 RT3,RT4…後輪 B1〜B4…ブレーキ S1〜S4…車輪速センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンチロックブレーキシステムと、 そのアンチロックブレーキシステムが動作領域にあるか
    どうかを判定する第1判定手段と、 車輪の速度である車輪速を検出する速度検出手段と、 その速度検出手段が検出した車輪速が、正確な車輪速を
    得るために必要な所定速度値以上であるかどうかを判定
    する第2判定手段と、 その第2判定手段の判定結果に基づいて、前記第1判定
    手段の判定結果を有効または無効と判定する第3判定手
    段とを備えたブレーキ制御装置におけるアンチロックブ
    レーキシステムの動作判定方法であって、 前記第3判定手段は、 前記車輪速が前記所定速度値以上の場合には、前記第1
    判定手段によるアンチロックブレーキシステムの動作領
    域にあるとの判定を有効とし、 前記車輪速が前記所定速度値未満の場合には、前記第1
    判定手段によるアンチロックブレーキシステムの動作領
    域にあるとの判定を無効とすることを特徴とするブレー
    キ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動
    作判定方法。
  2. 【請求項2】 アンチロックブレーキシステムと、 そのアンチロックブレーキシステムが動作領域にあるか
    どうかを判定する第1判定手段と、 車両の速度である車速を検出する速度検出手段と、 その速度検出手段が検出した車速が、正確な車速を得る
    ために必要な所定速度値以上であるかどうかを判定する
    第2判定手段と、 その第2判定手段の判定結果に基づいて、前記第1判定
    手段の判定結果を有効または無効と判定する第3判定手
    段とを備えたブレーキ制御装置におけるアンチロックブ
    レーキシステムの動作判定方法であって、 前記第3判定手段は、 前記車速が前記所定速度値以上の場合には、前記第1判
    定手段によるアンチロックブレーキシステムの動作領域
    にあるとの判定を有効とし、 前記車速が前記所定速度値未満の場合には、前記第1判
    定手段によるアンチロックブレーキシステムの動作領域
    にあるとの判定を無効とすることを特徴とするブレーキ
    制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作
    判定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のブレー
    キ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動
    作判定方法において、 前記第1判定手段は、車輪がロックするおそれのある所
    定速度より車両の減速度が大きい場合に、前記アンチロ
    ックブレーキシステムが動作領域にあると判定すること
    を特徴とするブレーキ制御装置におけるアンチロックブ
    レーキシステムの動作判定方法。
  4. 【請求項4】 アンチロックブレーキシステムと、 そのアンチロックブレーキシステムが動作領域にあるか
    どうかを判定する第1判定手段と、 車輪の速度である車輪速を検出する速度検出手段と、 その速度検出手段が検出した車輪速が、正確な車輪速を
    得るために必要な所定速度値以上であるかどうかを判定
    する第2判定手段と、 その第2判定手段の判定結果に基づいて、前記第1判定
    手段の判定結果を有効または無効と判定する第3判定手
    段とを備えたブレーキ制御装置であって、 請求項1〜3のいずれか1項に記載のブレーキ制御装置
    におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法
    により、前記アンチロックブレーキシステムの動作判定
    を行うことを特徴とするブレーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のブレーキ制御装置と、 前後輪間の伝達トルクを調整するカップリングとを備え
    たことを特徴とする4輪駆動車。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のブ
    レーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステム
    の動作判定方法の前記各手段としてコンピュータシステ
    ムを機能させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のブ
    レーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステム
    の動作判定方法の前記各手段としてコンピュータシステ
    ムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュ
    ータで読み取り可能な記録媒体。
JP2002094082A 2002-03-29 2002-03-29 ブレーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法、ブレーキ制御装置、4輪駆動車、プログラム、記録媒体 Expired - Fee Related JP4258162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002094082A JP4258162B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ブレーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法、ブレーキ制御装置、4輪駆動車、プログラム、記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002094082A JP4258162B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ブレーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法、ブレーキ制御装置、4輪駆動車、プログラム、記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003285725A true JP2003285725A (ja) 2003-10-07
JP4258162B2 JP4258162B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=29238239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002094082A Expired - Fee Related JP4258162B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ブレーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法、ブレーキ制御装置、4輪駆動車、プログラム、記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4258162B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185070A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Toyota Motor Corp 車両の制御装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111361533B (zh) * 2020-02-25 2021-09-14 苏州挚途科技有限公司 一种防抱死的控制方法及装置
CN111547031B (zh) * 2020-05-19 2022-04-22 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 一种车轮抱死故障判断方法及系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185070A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP4696918B2 (ja) * 2006-01-10 2011-06-08 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
US8160797B2 (en) 2006-01-10 2012-04-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and control method of a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP4258162B2 (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5071392A (en) Process and device for controlling locking differentials
JP3214169B2 (ja) 差動制限トルク制御装置
JP2004262321A (ja) 4輪駆動車のトルク配分制御装置
JP4020536B2 (ja) 車輪速センサ異常検出装置
US6505704B2 (en) Electric power steering system
JP2003285725A (ja) ブレーキ制御装置におけるアンチロックブレーキシステムの動作判定方法、ブレーキ制御装置、4輪駆動車、プログラム、記録媒体
JP3286441B2 (ja) タイヤ空気圧判定装置
US6882922B2 (en) Torque-biasing system
EP1004491B1 (en) Antiskid control apparatus
JP2004330956A (ja) 車輪速センサ異常判定装置
JP2601235Y2 (ja) ブレーキ温度検出装置
JPS5871221A (ja) 2輪駆動と4輪駆動の切換装置
JP3328324B2 (ja) 全輪駆動車のアンチスキッドブレ−キ装置
JP2621243B2 (ja) 車両のコーナリング限界警報装置
JP3555130B2 (ja) 四輪駆動車の駆動力配分制御装置
JP2803496B2 (ja) 差動制限トルク制御装置
JPH0577703A (ja) ホイールスピン制御装置および方法
JP3555131B2 (ja) 四輪駆動車の駆動力配分制御装置
JP3328325B2 (ja) 全輪駆動車のアンチスキッドブレ−キ装置
KR100455673B1 (ko) 차량 동력조향 시스템의 제어방법
JP2001225659A (ja) 四輪駆動車の駆動力配分制御装置
JP3738749B2 (ja) 4輪駆動車のトルク分配制御装置
JP3430494B2 (ja) 4輪駆動車の制御装置
WO2002031644A1 (en) Torque-biasing system
JPH07186767A (ja) 4輪駆動車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040804

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050922

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080818

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090126

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees