JP2003285601A - 軽合金製リム - Google Patents

軽合金製リム

Info

Publication number
JP2003285601A
JP2003285601A JP2002091675A JP2002091675A JP2003285601A JP 2003285601 A JP2003285601 A JP 2003285601A JP 2002091675 A JP2002091675 A JP 2002091675A JP 2002091675 A JP2002091675 A JP 2002091675A JP 2003285601 A JP2003285601 A JP 2003285601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
ring
light alloy
rim body
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002091675A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Mizushima
義春 水島
Yoshimasa Kimura
嘉昌 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topy Industries Ltd filed Critical Topy Industries Ltd
Priority to JP2002091675A priority Critical patent/JP2003285601A/ja
Publication of JP2003285601A publication Critical patent/JP2003285601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法精度が高く、生産性が向上され、コスト
ダウンが可能な軽合金製リブ付きリムの提供。 【解決手段】 リム本体10と、リム本体10とは別体
に製作されリム本体の半径方向内側に嵌合されリム本体
と一体的に結合された円環14とからなり、円環14
は、円環14の半径方向内側に突出し幅方向に延びるリ
ブ14aを、周方向に複数個有している軽合金製リム。
ドロップ部をもつリムにも、ドロップ部レスリムにも適
用できる。円環は切れ目を有していてもよいし有してい
なくてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リムとディスクと
の間に弾性体等を組み込む構成のホイールに用いること
ができる軽合金製リムに関する。
【0002】
【従来の技術】リムとディスクとの間に弾性体を組み込
んで、防振性を向上させたホイールが過去に数多く提案
されている。その一例は図11に示すように、リム1の
内側にリム1の幅方向に延びるリブ1aを一体的に、し
かも周方向に複数個形成し、また、ディスク2の外周に
同じくリム1の幅に準じた長さのリブ2aを一体的に形
成し、リム1のリブ1a間にディスク2のリブ2aを挿
入し、リブ1aとリブ2a間にスプリング等の弾性体を
介在させた構造となっている。より具体的には、図12
のリブ部1aを含むリムの断面図、図13に示すB視
図、リブ部断面図に示す構造となっている。この場合の
リブ形状は、抜き勾配がなく断面が一定で、しかも車軸
に平行で円周方向に等分に配置されていることが要求さ
れる。従来、このようなリブをもつリムを製作する方法
は、つぎの方法しかなかった。 砂型による鋳造での製造。 中子を用いた金型鋳造。 金型鋳造後にリブ部を機械加工する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法に
は次の問題があった。 砂型による鋳造では面粗さが粗く、寸法精度が安定
せず、生産性も悪く、物性値が低く強度的にも不安定で
ある。 中子を用いた金型鋳造では、寸法精度が安定せず、
生産性も悪く、物性値が低く、強度的にも不安定であ
る。 機械加工では、精度はよいが、コスト高となり、生
産性も悪い。 本発明の目的は、寸法精度が高く、必要強度を確保で
き、生産性を向上でき、コストダウンが可能な軽合金製
リブ付きリムを提供することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は次の通りである。 (1)リム本体と、リム本体とは別体に製作されリム本
体の半径方向内側に嵌合されリム本体と一体的に結合さ
れた円環とからなり、円環は、円環の半径方向内側に突
出し幅方向に延びるリブを、周方向に複数個有している
軽合金製リム。 (2)リム本体は、タイヤ交換のためのドロップ部を有
しており、円環は、ドロップ部に嵌合されている(1)
記載の軽合金製リム。 (3)リム本体は、タイヤ交換のためのドロップ部を有
していないドロップ部レスリムであり、円環はドロップ
部レスリムの半径方向内側に嵌合されている(1)記載
の軽合金製リム。 (4)円環は周方向端部同士を溶接結合されている
(1)、または(2)、または(3)記載の軽合金製リ
ム。 (5)円環は切れ目を有している(1)、または
(2)、または(3)記載の軽合金製リム。
【0005】上記(1)の軽合金製リムは、リム本体と
リム本体とは別体に製作されリブを有する円環との組み
合わせ結合から構成されているので、円環とそのリブを
リム本体と別に製作した後リム本体に組付けることがで
き、円環とそのリブの製作において、寸法精度を高くで
き、生産性を向上でき、コストダウンをはかることが可
能となる。上記(2)の軽合金製リムは、タイヤ交換の
ためのドロップ部を有しており、ドロップ部に円環を嵌
合、結合される構造を有しているので、一般汎用リムに
適用できる。上記(3)の軽合金製リムは、ドロップ部
レスリムに円環を嵌合、結合しているので、ホイールを
自動車に取付けたままでのタイヤ交換が可能であり、ラ
ンフラットホイール用リムに適用できる。上記(4)の
軽合金製リムは、円環の周方向端部同士が溶接結合され
ているので、周方向端部同士を溶接しない場合に比べ
て、より高強度の構造が得られる。上記(5)の軽合金
製リムは、円環が切れ目を有しているので、周方向端部
同士を溶接した切れ目なしリングの場合に比べて、より
コストダウンがはかられる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施例
を、図1〜図10を参照して、説明する。図中、図1は
本発明の実施例1(ドロップ部有り)を示し、図2は本
発明の実施例2(ドロップ部レス)を示す。本発明の実
施例1、2に共通する部分には本発明実施例1、2にわ
たって同じ符号を付してある。
【0007】まず、本発明実施例1、2に共通する部分
を説明する。本発明実施例1、2の軽合金製リムは、図
1〜図10に示すように、リム本体10とリム本体10
とは別体で製作された円環14の結合構造からなる。円
環14はリム本体10の半径方向内側(内周面)に嵌合
される。円環14は、円環14の半径方向内側に突出し
幅方向に延びるリブ14aを、周方向に複数個有してい
る。リム本体10は軽合金製材料(例えば、アルミニウ
ム、等)を金型で鋳造することによって所定の鋳造品を
製作し、その後熱処理工程、機械加工工程を経て完成さ
れる。円環14は望ましくは、一定幅の素材を、ロール
加工または巻き加工等で円筒状に成形加工し、図10に
示すように、周方向端部同士を溶接結合することによっ
て製作される。ただし、リム本体10に嵌合された状態
で十分その精度、強度が確保される場合は、必ずしも周
方向端部同士を溶接結合する必要はなく、図9に示すよ
うに、切れ目14cを有する円環14であってもよい。
なお、リブ14aの断面形状は、図3、(B)に示すよ
うに、半径方向内方に突出方向に行くにしたがって先細
になるように、リブ側壁15にリブ中心線との間にαの
角度が形成されている。αの角度は、円環14に成形さ
れた状態で隣合うリブ14a間Hに延びる方向(円環の
接線方向と平行な方向)が側壁15同士と直交するよう
に角度が選定される。これは、リブ14aの間に弾性体
(図11の3)を組み付ける場合に便利であるからであ
る。すなわち、リブ14aが弾性体のばね座となって、
特別に別体のばね座を設ける必要がないからである。
【0008】次に、円環14を製造する方法について説
明する。最も一般的な方法としては、図7の(A)、
(B)に示すように、軽合金製の材料を、熱間、または
冷間圧延によって、リブ14aの断面形状をもつ、幅
W、長さLのリブ付き平板素材を製作する。または、図
8(B)に示すようにロール成形によりリブ付き平板素
材を製造するか、(C)に示すようにWの幅の板材か
ら、プレス加工により、屈曲形成したリブ14aを有す
るリブ付き平板素材を製作する。これ以外にも、押し出
し加工による素材の製造方法も考えられる。ついで、こ
れらのリブ付き平板素材を円環状に丸めて円環14に形
成する。
【0009】次に、本発明の実施例1、2に共通する部
分の作用を説明する。リムがリム本体10とリム本体1
0とは別体に製作されたリブ14aを有する円環14と
の組み合わせから構成されているので、リブがリムに一
体形成されているものと比較して、リブ寸法精度が高
く、生産性を向上でき、コストダウンをはかることが可
能となる。
【0010】次に、リム本体10と円環14との結合構
造・方法を説明する。第1の結合構造・方法は、図4に
示すように、リム本体10と円環14とが、円環14の
幅方向端部がリム本体10と、連続的にまたは断続千鳥
的に、隅肉溶接によって結合されている構造・方法であ
る。強度が高い結合となる。第2の結合構造・方法は、
図5に示すように、スポット溶接による結合である。強
度的には隅肉溶接に劣るものの、溶接結合を早く行うこ
とができ、生産上効率的である。第3の結合構造・方法
は、図6に示すように、リベットによるかしめである。
溶接に比較して結合が確実である。ただし、生産上効率
が低下する。
【0011】つぎに、本発明の各実施例の特有な部分を
説明する。本発明の実施例1(請求項2に対応)では、
図1に示すように、リム本体10がタイヤ交換のときに
必要なドロップ部12を有しており、ドロップ部12の
半径方向内側に円環14が嵌合され、リム本体10に一
体的に結合されている。このため、最も一般的なドロッ
プ部付きホイールに適用が可能である。
【0012】本発明実施例2(請求項3に対応)では、
図2に示すように、リム本体10が、タイヤ交換のため
のドロップ部を有せず、リム本体10の軸芯にほぼ平行
な断面形状を有するドロップ部レスリムからなる。リム
の半径方向内側に円環14が嵌合される。この構造のリ
ムは、リム本体10の一方のみに一体的にリムフランジ
部10aを有し、他端側のリムフランジは、着脱可能な
サイドリング構造として、ホイールが自動車に取付けら
れていてもタイヤの交換が可能であり、ランフラット用
ホイール等に用いることができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の軽合金製リムによれば、リム
本体とリム本体とは別体に製作されたリブを有する円環
との組み合わせ結合から構成されているので、寸法精度
が高く、生産性を向上でき、コストダウンが可能とな
る。請求項2の軽合金製リムによれば、タイヤ交換のた
めのドロップ部を有しており、ドロップ部に円環を嵌
合、結合されているので、従来の汎用リムに適用でき
る。請求項3の軽合金製リムによれば、ドロップ部レス
リムに円環を嵌合、結合しているので、ホイールが自動
車に取付けられている状態でもタイヤ交換ができる他、
ランフラットホイール用リムに適用できる。請求項4の
軽合金製リムによれば、円環の端部同士が溶接結合され
ているので、高強度が得られる。請求項5の軽合金製リ
ムによれば、円環が切れ目を有しているので、コストダ
ウンがはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の軽合金製リムを示す断面図
である。
【図2】本発明の他の実施例の軽合金製リムを示す断面
図である。
【図3】(A)は図1、図2のB視図であり、(B)は
図1、図2のA―A断面図である。
【図4】リム本体と円環の結合方法を示す部分断面図で
ある。
【図5】他の、リム本体と円環の結合方法を示す部分断
面図である。
【図6】他の、リム本体と円環の結合方法を示す部分断
面図である。
【図7】円環用素材の製造方法を示す説明図である。
【図8】他の、円環用素材の製造方法を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の軽合金製リムに用いる円環の一例を示
す正面図である。
【図10】本発明の軽合金製リムに用いる円環の他の例
を示す正面図である。
【図11】本発明の軽合金製リムを用いる自動車用ホイ
ールの概念図である。
【図12】従来のリブ付き軽合金製リムの断面図であ
る。
【図13】図12のB矢視図である。
【符号の説明】
10 リム本体 12 ドロップ部 13 ドロップ部レスのストレート部 14 円環 14a リブ 14c 切れ目

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リム本体と、前記リム本体とは別体に製
    作され前記リム本体の 半径方向内側に嵌合され前記リ
    ム本体と一体的に結合された円環とからなり、前記円環
    は、前記円環の半径方向内側に突出し幅方向に延びるリ
    ブを、周方向に複数個有している軽合金製リム。
  2. 【請求項2】 前記リム本体は、タイヤ交換のためのド
    ロップ部を有しており、前記円環は、前記ドロップ部に
    嵌合されている請求項1記載の軽合金製リム。
  3. 【請求項3】 前記リム本体は、タイヤ交換のためのド
    ロップ部を有していないドロップ部レスリムであり、前
    記円環は前記ドロップ部レスリムの半径方向内側に嵌合
    されている請求項1記載の軽合金製リム。
  4. 【請求項4】 前記円環は周方向端部同士を溶接結合さ
    れている請求項1、または請求項2、または請求項3記
    載の軽合金製リム。
  5. 【請求項5】 前記円環は切れ目を有している請求項
    1、または請求項2、または請求項3記載の軽合金製リ
    ム。
JP2002091675A 2002-03-28 2002-03-28 軽合金製リム Pending JP2003285601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091675A JP2003285601A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 軽合金製リム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091675A JP2003285601A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 軽合金製リム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003285601A true JP2003285601A (ja) 2003-10-07

Family

ID=29236707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002091675A Pending JP2003285601A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 軽合金製リム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003285601A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5559700B2 (ja) * 2008-11-28 2014-07-23 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ホイールリム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5559700B2 (ja) * 2008-11-28 2014-07-23 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ホイールリム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3830532B2 (ja) 自動車に用いられるホイール
CN101827714B (zh) 车辆用车轮
JP2010208635A (ja) 組立式車両ホイール
WO2013160997A1 (ja) 自動車用ホイール
WO2012039194A1 (ja) 自動車用ホイール
JP2000006601A (ja) チュ―ブレスタイヤ用スポ―クホイ―ル
US9139039B2 (en) Automobile wheel
US6282788B1 (en) Vehicle wheel and method for producing same
JP3318099B2 (ja) 不均板厚ディスク
JP2000108603A (ja) 多片リムディスクホイ―ルとその製造方法
JPH11291703A (ja) 車両用のホイ―ル、特に自動車用のスペアホイ―ル
JP4699639B2 (ja) フル・フェース車両ホィール及びその製法
JP2002514150A (ja) 全面型車輪
JP2016511723A (ja) 乗用車用車輪
JP5149643B2 (ja) 自動車用ホイール
JP4499922B2 (ja) フル・フェース車両ホイール及びその製法
JP2004243925A (ja) 溶接部強度向上ホイール
JP2003285601A (ja) 軽合金製リム
JP2006096336A (ja) 車両用ホイールリム
US20050017571A1 (en) Full face fabricated vehicle wheel and method for producing same
JP5857784B2 (ja) 車両用ホイール
US6655748B2 (en) Fabricated vehicle wheel
JPH07155882A (ja) 自動車ホイール用リムの製造方法
GB2052402A (en) Wheel
JPS6328702A (ja) 自動車用の2ピ−ス型ホイ−ルとその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070717