JP2003285517A - 印刷診断装置および印刷診断方法並びに印刷診断用プログラム - Google Patents
印刷診断装置および印刷診断方法並びに印刷診断用プログラムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンタから印刷された印刷画像をイメージ
スキャナで画像データとして取り込み、この画像データ
からより正確にプリンタの印刷診断を行なう。 【解決手段】 プリンタにより印刷媒体に印刷されたテ
ストパターンをイメージスキャナを用いて画像データと
して取り込むと共に(S100,S102)、プリンタ
の出力解像度とイメージスキャナの入力解像度とを入力
し(S104)、出入力解像度に基づいて画像データか
らプリンタの印刷診断を行なうための許容範囲を設定す
る(S106)。そして、画像データが真のテストパタ
ーンからの許容範囲内にあるか否かを判定し(S10
8)、その判定結果を出力する(S110,112)。
許容範囲は、プリンタにより印刷されたテストパターン
とイメージスキャナにより取り込まれたテストパターン
データとの情報量の違いに基づく誤診断を防止するため
に設定される範囲である。
スキャナで画像データとして取り込み、この画像データ
からより正確にプリンタの印刷診断を行なう。 【解決手段】 プリンタにより印刷媒体に印刷されたテ
ストパターンをイメージスキャナを用いて画像データと
して取り込むと共に(S100,S102)、プリンタ
の出力解像度とイメージスキャナの入力解像度とを入力
し(S104)、出入力解像度に基づいて画像データか
らプリンタの印刷診断を行なうための許容範囲を設定す
る(S106)。そして、画像データが真のテストパタ
ーンからの許容範囲内にあるか否かを判定し(S10
8)、その判定結果を出力する(S110,112)。
許容範囲は、プリンタにより印刷されたテストパターン
とイメージスキャナにより取り込まれたテストパターン
データとの情報量の違いに基づく誤診断を防止するため
に設定される範囲である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷診断装置およ
び印刷診断方法並び印刷診断用プログラムに関し、詳し
くは、所定の診断用画像を印刷装置で印刷して得られる
印刷画像から該印刷装置の印刷診断を行なう印刷診断装
置および印刷診断方法並びにコンピュータを印刷診断装
置として機能させる印刷診断用プログラムに関する。
び印刷診断方法並び印刷診断用プログラムに関し、詳し
くは、所定の診断用画像を印刷装置で印刷して得られる
印刷画像から該印刷装置の印刷診断を行なう印刷診断装
置および印刷診断方法並びにコンピュータを印刷診断装
置として機能させる印刷診断用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷装置としてのプリンタにより
印刷された印刷物が適切に印刷されているか否かのテス
トは、予め設定されているテスト用の画像をそのプリン
タで印刷し、プリンタによる印刷結果をユーザ自らが目
視することにより行なわれていた。
印刷された印刷物が適切に印刷されているか否かのテス
トは、予め設定されているテスト用の画像をそのプリン
タで印刷し、プリンタによる印刷結果をユーザ自らが目
視することにより行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た作業は煩わしいと感じるユーザも存在するし、ユーザ
毎にチェックのばらつきもあるためユーザによっては必
ずしも的確に印刷テストができない場合がある。
た作業は煩わしいと感じるユーザも存在するし、ユーザ
毎にチェックのばらつきもあるためユーザによっては必
ずしも的確に印刷テストができない場合がある。
【0004】本発明の印刷診断装置や印刷診断方法は、
こうした問題を解決し、印刷装置の印刷診断をより的確
に行なうことを目的の一つとする。また、本発明の印刷
診断装置や印刷診断方法は、印刷装置の印刷診断をより
適切な形で自動化することを目的の一つとする。
こうした問題を解決し、印刷装置の印刷診断をより的確
に行なうことを目的の一つとする。また、本発明の印刷
診断装置や印刷診断方法は、印刷装置の印刷診断をより
適切な形で自動化することを目的の一つとする。
【0005】本発明の印刷診断用プログラムは、コンピ
ュータを本発明の印刷診断装置として機能させることを
目的の一つとする。
ュータを本発明の印刷診断装置として機能させることを
目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の印刷診断装置および印刷診断方法並びに印刷診断
用プログラムは、上述の目的の少なくとも一部を達成す
るために以下の手段を採った。
発明の印刷診断装置および印刷診断方法並びに印刷診断
用プログラムは、上述の目的の少なくとも一部を達成す
るために以下の手段を採った。
【0007】本発明の印刷診断装置は、所定の診断用画
像を印刷装置で印刷して得られる診察画像から該印刷装
置の印刷診断を行なう印刷診断装置であって、前記印刷
物に印刷された印刷画像を画像データとして入力する画
像入力手段と、該画像入力手段の入力設定に関する設定
情報を入力する設定情報入力手段と、該入力された設定
情報と前記画像入力手段により入力された画像データと
に基づいて前記印刷装置の印刷異常の有無を判定する異
常判定手段とを備えることを要旨とする。
像を印刷装置で印刷して得られる診察画像から該印刷装
置の印刷診断を行なう印刷診断装置であって、前記印刷
物に印刷された印刷画像を画像データとして入力する画
像入力手段と、該画像入力手段の入力設定に関する設定
情報を入力する設定情報入力手段と、該入力された設定
情報と前記画像入力手段により入力された画像データと
に基づいて前記印刷装置の印刷異常の有無を判定する異
常判定手段とを備えることを要旨とする。
【0008】この本発明の印刷診断装置では、画像入力
手段が、印刷装置により印刷された印刷画像を画像デー
タとして入力し、設定情報入力手段が、画像入力手段の
入力設定に関する設定情報を入力する。そして、設定情
報入力手段により入力された設定情報と画像入力手段に
より入力された画像データとに基づいて、異常判定手段
が、印刷装置の印刷異常の有無を判定する。設定情報入
力手段により入力される設定情報は画像入力手段の入力
設定に関する情報であるから、この設定情報と画像入力
手段により入力された画像データからより適切に印刷画
像の良否すなわち印刷装置の印刷診断を行なうことがで
きる。
手段が、印刷装置により印刷された印刷画像を画像デー
タとして入力し、設定情報入力手段が、画像入力手段の
入力設定に関する設定情報を入力する。そして、設定情
報入力手段により入力された設定情報と画像入力手段に
より入力された画像データとに基づいて、異常判定手段
が、印刷装置の印刷異常の有無を判定する。設定情報入
力手段により入力される設定情報は画像入力手段の入力
設定に関する情報であるから、この設定情報と画像入力
手段により入力された画像データからより適切に印刷画
像の良否すなわち印刷装置の印刷診断を行なうことがで
きる。
【0009】こうした本発明の印刷診断装置において、
前記設定情報入力手段により入力された設定情報に基づ
いて前記診断用画像からの許容範囲を設定する許容範囲
設定手段を備え、前記異常判定手段は、前記画像入力手
段により入力された画像データと前記許容範囲設定手段
により設定された許容範囲とに基づいて前記印刷装置の
印刷異常の有無を判定する手段であるものとすることも
できる。こうすれば、画像入力手段の入力設定に応じて
適切な許容範囲を設定できるから、画像入力手段により
入力された画像データとその許容範囲とからより適切に
印刷診断を行なうことができる。この態様の本発明の印
刷診断装置において、前記異常判定手段は、前記画像デ
ータが前記診断用画像からの前記許容範囲内にないと
き、印刷の異常と判定する手段であるものとすることも
できる。
前記設定情報入力手段により入力された設定情報に基づ
いて前記診断用画像からの許容範囲を設定する許容範囲
設定手段を備え、前記異常判定手段は、前記画像入力手
段により入力された画像データと前記許容範囲設定手段
により設定された許容範囲とに基づいて前記印刷装置の
印刷異常の有無を判定する手段であるものとすることも
できる。こうすれば、画像入力手段の入力設定に応じて
適切な許容範囲を設定できるから、画像入力手段により
入力された画像データとその許容範囲とからより適切に
印刷診断を行なうことができる。この態様の本発明の印
刷診断装置において、前記異常判定手段は、前記画像デ
ータが前記診断用画像からの前記許容範囲内にないと
き、印刷の異常と判定する手段であるものとすることも
できる。
【0010】また、本発明の印刷診断装置において、前
記設定情報入力手段は、前記画像入力手段の入力設定と
して少なくとも画像の入力解像度に関する設定情報を入
力する手段であるものとすることもできる。こうすれ
ば、画像入力手段の入力解像度に拘わらず画像入力手段
により入力された画像データからより適切に印刷診断を
行なうことができる。許容範囲設定手段を備えかつ画像
入力手段の入力設定として少なくとも画像の入力解像度
に関する設定情報を入力する態様の本発明の印刷診断装
置において、前記許容範囲設定手段は、前記診断用画像
の情報量に対して前記入力解像度が低くなるほど前記許
容範囲を広く設定する手段であるものとすることもでき
る。
記設定情報入力手段は、前記画像入力手段の入力設定と
して少なくとも画像の入力解像度に関する設定情報を入
力する手段であるものとすることもできる。こうすれ
ば、画像入力手段の入力解像度に拘わらず画像入力手段
により入力された画像データからより適切に印刷診断を
行なうことができる。許容範囲設定手段を備えかつ画像
入力手段の入力設定として少なくとも画像の入力解像度
に関する設定情報を入力する態様の本発明の印刷診断装
置において、前記許容範囲設定手段は、前記診断用画像
の情報量に対して前記入力解像度が低くなるほど前記許
容範囲を広く設定する手段であるものとすることもでき
る。
【0011】更に、本発明の印刷診断装置において、前
記設定情報入力手段は、更に前記印刷装置の出力設定に
関する設定情報を入力する手段であるものとすることも
できる。こうすれば、画像入力手段の入力設定に加えて
印刷装置の出力設定も考慮するから、より適切に印刷診
断を行なうことができる。この態様の本発明の印刷診断
装置において、前記設定情報入力手段は、前記印刷装置
の出力設定として少なくとも画像の出力解像度に関する
設定情報を入力する手段であるものとすることもでき
る。こうすれば、印刷装置の出力解像度に拘わらず印刷
装置からの印刷画像をより適切に画像データとして画像
入力手段により入力でき、入力された画像データからよ
り適切に印刷診断を行なうことができる。許容範囲設定
手段を備えかつ画像入力手段の入力設定として少なくと
も画像の入力解像度に関する設定情報を入力する共に印
刷蔵置の出力設定として少なくとも画像の出力解像度に
関する設定情報を入力する態様の本発明の印刷診断装置
において、前記許容範囲設定手段は、前記診断用画像の
情報量に対して前記出力解像度または前記入力解像度が
低くなるほど前記許容範囲を広く設定する手段であるも
のとすることもできる。
記設定情報入力手段は、更に前記印刷装置の出力設定に
関する設定情報を入力する手段であるものとすることも
できる。こうすれば、画像入力手段の入力設定に加えて
印刷装置の出力設定も考慮するから、より適切に印刷診
断を行なうことができる。この態様の本発明の印刷診断
装置において、前記設定情報入力手段は、前記印刷装置
の出力設定として少なくとも画像の出力解像度に関する
設定情報を入力する手段であるものとすることもでき
る。こうすれば、印刷装置の出力解像度に拘わらず印刷
装置からの印刷画像をより適切に画像データとして画像
入力手段により入力でき、入力された画像データからよ
り適切に印刷診断を行なうことができる。許容範囲設定
手段を備えかつ画像入力手段の入力設定として少なくと
も画像の入力解像度に関する設定情報を入力する共に印
刷蔵置の出力設定として少なくとも画像の出力解像度に
関する設定情報を入力する態様の本発明の印刷診断装置
において、前記許容範囲設定手段は、前記診断用画像の
情報量に対して前記出力解像度または前記入力解像度が
低くなるほど前記許容範囲を広く設定する手段であるも
のとすることもできる。
【0012】また、本発明の印刷診断装置において、前
記異常判定手段の判定結果を出力する出力手段を備える
ものとすることもできる。こうすれば、異常判定手段の
判定結果すなわち印刷診断の結果をユーザに知らせるこ
とができる。また、異常判定手段の判定結果を通信回線
を介して判定の結果を管理する管理装置に出力するもの
とすれば、各ユーザの印刷装置の状態を管理することも
できる。
記異常判定手段の判定結果を出力する出力手段を備える
ものとすることもできる。こうすれば、異常判定手段の
判定結果すなわち印刷診断の結果をユーザに知らせるこ
とができる。また、異常判定手段の判定結果を通信回線
を介して判定の結果を管理する管理装置に出力するもの
とすれば、各ユーザの印刷装置の状態を管理することも
できる。
【0013】また、本発明の印刷診断装置において、前
記画像入力手段は、前記印刷装置と一体に形成されてな
るものとすることもできる。こうすれば、より簡単に印
刷診断を行なうことができる。この態様の本発明の印刷
診断装置において、前記画像入力手段は、前記印刷装置
から出力された印刷物の印刷画像を画像データとして自
動入力する手段であるものとすることもできる。
記画像入力手段は、前記印刷装置と一体に形成されてな
るものとすることもできる。こうすれば、より簡単に印
刷診断を行なうことができる。この態様の本発明の印刷
診断装置において、前記画像入力手段は、前記印刷装置
から出力された印刷物の印刷画像を画像データとして自
動入力する手段であるものとすることもできる。
【0014】本発明の印刷診断用プログラムは、コンピ
ュータを上記各態様の印刷診断装置として機能させるこ
とを要旨とする。
ュータを上記各態様の印刷診断装置として機能させるこ
とを要旨とする。
【0015】この本発明の印刷診断用プログラムでは、
コンピュータを上記各態様の本発明の印刷診断装置とし
て機能させることができる。
コンピュータを上記各態様の本発明の印刷診断装置とし
て機能させることができる。
【0016】本発明の印刷診断方法は、所定の印刷画像
を印刷装置で印刷して得られる印刷画像から該印刷装置
の印刷診断を行なう印刷診断方法であって、(a)前記
印刷画像を画像データとして入力し、(b)前記印刷画
像を画像データとして入力する際の入力設定に関する設
定情報を入力し、(c)前記ステップ(a)により入力
された画像データと前記ステップ(b)により入力され
た設定情報とに基づいて前記印刷装置の印刷異常の有無
を判定することを要旨とする。
を印刷装置で印刷して得られる印刷画像から該印刷装置
の印刷診断を行なう印刷診断方法であって、(a)前記
印刷画像を画像データとして入力し、(b)前記印刷画
像を画像データとして入力する際の入力設定に関する設
定情報を入力し、(c)前記ステップ(a)により入力
された画像データと前記ステップ(b)により入力され
た設定情報とに基づいて前記印刷装置の印刷異常の有無
を判定することを要旨とする。
【0017】この本発明の印刷診断方法では、印刷装置
により印刷された印刷画像を画像データとして入力し、
印刷画像を画像データとして入力する際の入力設定に関
する設定情報を入力し、各々入力された画像データと設
定情報とに基づいて印刷装置の印刷異常の有無を判定す
る。入力設定情報は印刷画像を画像データとして入力す
る際の入力設定に関する情報であるから、この設定情報
と入力された画像データからより適切に印刷画像の良否
すなわち印刷装置の印刷診断を行なうことができる。こ
こで、画像データと設定情報はいずれを先に入力するも
のとしてもよい。即ち、入力設定に関する設定情報を入
力し、その後印刷画像を画像データとして入力するもの
としてもよい。
により印刷された印刷画像を画像データとして入力し、
印刷画像を画像データとして入力する際の入力設定に関
する設定情報を入力し、各々入力された画像データと設
定情報とに基づいて印刷装置の印刷異常の有無を判定す
る。入力設定情報は印刷画像を画像データとして入力す
る際の入力設定に関する情報であるから、この設定情報
と入力された画像データからより適切に印刷画像の良否
すなわち印刷装置の印刷診断を行なうことができる。こ
こで、画像データと設定情報はいずれを先に入力するも
のとしてもよい。即ち、入力設定に関する設定情報を入
力し、その後印刷画像を画像データとして入力するもの
としてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
印刷診断装置20を含む印刷システム10の構成の概略
を示す構成図である。実施例の印刷診断装置20は、図
示するように、画像入力装置としてのイメージスキャナ
22と、このイメージスキャナ22や印刷装置としての
プリンタ12などの周辺機器を制御すると共にプリンタ
12により印刷されイメージスキャナ22から取り込ま
れた(入力された)画像データからプリンタ12の印刷
診断を行なうコンピュータ24と備える。
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
印刷診断装置20を含む印刷システム10の構成の概略
を示す構成図である。実施例の印刷診断装置20は、図
示するように、画像入力装置としてのイメージスキャナ
22と、このイメージスキャナ22や印刷装置としての
プリンタ12などの周辺機器を制御すると共にプリンタ
12により印刷されイメージスキャナ22から取り込ま
れた(入力された)画像データからプリンタ12の印刷
診断を行なうコンピュータ24と備える。
【0019】プリンタ12は、例えば、多数のノズルか
らインクを印刷媒体(例えば、紙など)に噴射すること
により印刷を行なうインクジェットプリンタとして構成
されている。プリンタ12は、例えば、ノズルの目詰ま
りやヘッド位置のズレなどの印刷異常の有無をテストす
るための所定のテストパターンの印刷を実行する機能を
有しており、ユーザからの直接の指示により、あるいは
プリンタ12に接続されているコンピュータ24を介し
たユーザからの指示によりテストパターンの印刷を実行
する。
らインクを印刷媒体(例えば、紙など)に噴射すること
により印刷を行なうインクジェットプリンタとして構成
されている。プリンタ12は、例えば、ノズルの目詰ま
りやヘッド位置のズレなどの印刷異常の有無をテストす
るための所定のテストパターンの印刷を実行する機能を
有しており、ユーザからの直接の指示により、あるいは
プリンタ12に接続されているコンピュータ24を介し
たユーザからの指示によりテストパターンの印刷を実行
する。
【0020】コンピュータ24は、例えば、通常のパー
ソナルコンピュータであり、プリンタ12およびイメー
ジスキャナ22を各々制御するためのドライバがハード
ディスクなどの記憶装置にインストールされている。し
たがって、コンピュータ26は、ユーザの指示に応じて
プリンタ12を制御することによりハードディスクなど
の記憶装置に予め記憶されている画像データを設定され
た解像度で印刷媒体に印刷したり、イメージスキャナ2
2を制御することにより印刷媒体に印刷されている印刷
画像を設定された解像度で画像データとして記憶装置に
取り込むことができる。また、コンピュータ24には、
ネットワーク14(例えば、インターネットなど)を介
して図示しない診断管理サーバが接続されており、この
診断管理サーバによりユーザ毎のプリンタ12の印刷診
断の結果を管理できるようになっている。
ソナルコンピュータであり、プリンタ12およびイメー
ジスキャナ22を各々制御するためのドライバがハード
ディスクなどの記憶装置にインストールされている。し
たがって、コンピュータ26は、ユーザの指示に応じて
プリンタ12を制御することによりハードディスクなど
の記憶装置に予め記憶されている画像データを設定され
た解像度で印刷媒体に印刷したり、イメージスキャナ2
2を制御することにより印刷媒体に印刷されている印刷
画像を設定された解像度で画像データとして記憶装置に
取り込むことができる。また、コンピュータ24には、
ネットワーク14(例えば、インターネットなど)を介
して図示しない診断管理サーバが接続されており、この
診断管理サーバによりユーザ毎のプリンタ12の印刷診
断の結果を管理できるようになっている。
【0021】こうして構成された印刷診断装置20の動
作、特に、プリンタ12により印刷された印刷画像の良
否すなわちプリンタ12の印刷診断を行なう際の動作に
ついて説明する。図2は、実施例の印刷診断装置20の
印刷診断処理の一例を説明する説明図である。この処理
は、ユーザからプリンタ12のテスト印刷の指示がなさ
れたときに実行される。
作、特に、プリンタ12により印刷された印刷画像の良
否すなわちプリンタ12の印刷診断を行なう際の動作に
ついて説明する。図2は、実施例の印刷診断装置20の
印刷診断処理の一例を説明する説明図である。この処理
は、ユーザからプリンタ12のテスト印刷の指示がなさ
れたときに実行される。
【0022】印刷診断処理が開始されると、実施例の印
刷診断装置20は、まず、プリンタ12により印刷媒体
にテストパターンの印刷を行なうと共に(ステップS1
00)プリンタ12により印刷媒体に印刷されたテスト
パターンをイメージスキャナ22により画像データとし
て入力する(ステップS102)。実施例では、説明を
容易にするためプリンタ12により印刷される画像の大
きさと同じ大きさの画像をイメージスキャナ22により
入力するものとした。続いて、上記処理に伴うプリンタ
12の出力解像度やイメージスキャナ22の入力解像度
などの設定情報を入力する処理を行ない(ステップS1
04)、入力されたプリンタ12の出力解像度とイメー
ジスキャナ22の入力解像度とに基づいて真のテストパ
ターン(プリンタ12でテスト印刷を行なうために記憶
装置に予め記憶されている画像データ)からの許容範囲
を設定する処理を行なう(ステップS106)。ここ
で、許容範囲とは、真のテストパターンの情報量とプリ
ンタ12により印刷されイメージスキャナ22により取
り込んで得られるテストパターンの画像データの情報量
との違いに基づく誤診断を防止するために設定される範
囲である。
刷診断装置20は、まず、プリンタ12により印刷媒体
にテストパターンの印刷を行なうと共に(ステップS1
00)プリンタ12により印刷媒体に印刷されたテスト
パターンをイメージスキャナ22により画像データとし
て入力する(ステップS102)。実施例では、説明を
容易にするためプリンタ12により印刷される画像の大
きさと同じ大きさの画像をイメージスキャナ22により
入力するものとした。続いて、上記処理に伴うプリンタ
12の出力解像度やイメージスキャナ22の入力解像度
などの設定情報を入力する処理を行ない(ステップS1
04)、入力されたプリンタ12の出力解像度とイメー
ジスキャナ22の入力解像度とに基づいて真のテストパ
ターン(プリンタ12でテスト印刷を行なうために記憶
装置に予め記憶されている画像データ)からの許容範囲
を設定する処理を行なう(ステップS106)。ここ
で、許容範囲とは、真のテストパターンの情報量とプリ
ンタ12により印刷されイメージスキャナ22により取
り込んで得られるテストパターンの画像データの情報量
との違いに基づく誤診断を防止するために設定される範
囲である。
【0023】例えば、真のテストパターンの情報量に対
して同等の情報量に相当する解像度以上の解像度にプリ
ンタ12の出力解像度(実効解像度)とイメージスキャ
ナ22の入力解像度とが設定されている場合(具体的に
は、プリンタ12の出力解像度とイメージスキャナ22
の入力解像度とが共に真のテストパターンの情報量と同
等の情報量に相当する解像度以上に設定されている場
合)では、プリンタ12により印刷されイメージスキャ
ナ22により取り込まれるテストパターンは真のテスト
パターンと実質的に同等の情報量となるから、プリンタ
12が正常に印刷を行なっている限りイメージスキャナ
22により取り込まれたテストパターンを構成する画素
と真のテストパターンを構成する画素はほぼ一致し、イ
メージスキャナ22により取り込まれた画像データから
でもプリンタ12の正常印刷を判断できる。一方、真の
テストパターンの情報量よりも少ない情報量に相当する
解像度にプリンタ12の出力解像度やイメージスキャナ
22の入力解像度が設定されている場合(具体的には、
プリンタ12の出力解像度は真のテストパターンの情報
量と同等の情報量に相当する解像度以上に設定されてい
るが、イメージスキャナ22の入力解像度は真のテスト
パターンの情報量よりも少ない情報量に相当する解像度
に設定されている場合や、イメージスキャナ22の入力
解像度は真のテストパターンの情報量と同等の情報量に
相当する解像度以上に設定されているが、プリンタ12
の出力解像度は真のテストパターンの情報量よりも少な
い情報量に相当する解像度に設定されている場合、プリ
ンタ12の出力解像度とイメージスキャナ22の入力解
像度とが共に真のテストパターンの情報量よりも少ない
情報量に相当する解像度に設定されている場合)では、
プリンタ12により印刷されイメージスキャナ22によ
り取り込まれるテストパターンは真のテストパターンよ
りも少ない情報量となるから、たとえプリンタ12が正
常に印刷を行なっている場合でもイメージスキャナ22
により入力されたテストパターンを構成する画素と真の
テストパターンを構成する画素は一致せず、イメージス
キャナ22により入力された画像データからではプリン
タ12の印刷が異常であると判断される場合もある。し
たがって、プリンタ12の出力解像度とイメージスキャ
ナ22の入力解像度とに応じて適切な真のテストパター
ンからの許容範囲を設定して、真のテストパターンとプ
リンタ12により印刷されイメージスキャナ22により
取り込まれるテストパターンとの情報量の差を吸収する
ことで、イメージスキャナ22により取り込まれたテス
トパターンからでもより正確にプリンタ12の印刷診断
を行なうことができるのである。
して同等の情報量に相当する解像度以上の解像度にプリ
ンタ12の出力解像度(実効解像度)とイメージスキャ
ナ22の入力解像度とが設定されている場合(具体的に
は、プリンタ12の出力解像度とイメージスキャナ22
の入力解像度とが共に真のテストパターンの情報量と同
等の情報量に相当する解像度以上に設定されている場
合)では、プリンタ12により印刷されイメージスキャ
ナ22により取り込まれるテストパターンは真のテスト
パターンと実質的に同等の情報量となるから、プリンタ
12が正常に印刷を行なっている限りイメージスキャナ
22により取り込まれたテストパターンを構成する画素
と真のテストパターンを構成する画素はほぼ一致し、イ
メージスキャナ22により取り込まれた画像データから
でもプリンタ12の正常印刷を判断できる。一方、真の
テストパターンの情報量よりも少ない情報量に相当する
解像度にプリンタ12の出力解像度やイメージスキャナ
22の入力解像度が設定されている場合(具体的には、
プリンタ12の出力解像度は真のテストパターンの情報
量と同等の情報量に相当する解像度以上に設定されてい
るが、イメージスキャナ22の入力解像度は真のテスト
パターンの情報量よりも少ない情報量に相当する解像度
に設定されている場合や、イメージスキャナ22の入力
解像度は真のテストパターンの情報量と同等の情報量に
相当する解像度以上に設定されているが、プリンタ12
の出力解像度は真のテストパターンの情報量よりも少な
い情報量に相当する解像度に設定されている場合、プリ
ンタ12の出力解像度とイメージスキャナ22の入力解
像度とが共に真のテストパターンの情報量よりも少ない
情報量に相当する解像度に設定されている場合)では、
プリンタ12により印刷されイメージスキャナ22によ
り取り込まれるテストパターンは真のテストパターンよ
りも少ない情報量となるから、たとえプリンタ12が正
常に印刷を行なっている場合でもイメージスキャナ22
により入力されたテストパターンを構成する画素と真の
テストパターンを構成する画素は一致せず、イメージス
キャナ22により入力された画像データからではプリン
タ12の印刷が異常であると判断される場合もある。し
たがって、プリンタ12の出力解像度とイメージスキャ
ナ22の入力解像度とに応じて適切な真のテストパター
ンからの許容範囲を設定して、真のテストパターンとプ
リンタ12により印刷されイメージスキャナ22により
取り込まれるテストパターンとの情報量の差を吸収する
ことで、イメージスキャナ22により取り込まれたテス
トパターンからでもより正確にプリンタ12の印刷診断
を行なうことができるのである。
【0024】こうして印刷診断のための許容範囲が設定
されると、ステップS102で入力された画像データが
設定された許容範囲内であるか否かを判定し(ステップ
S108)、画像データが許容範囲内であると判定され
たときにはプリンタ12による印刷は正常であると判断
して印刷正常を出力(例えば、コンピュータ24のモニ
タへの正常表示や前述の診断管理サーバへの診断結果の
出力など)し(ステップS110)、画像データが許容
範囲内にないと判定されたときにはプリンタ12による
印刷は異常であると判断して印刷異常を出力(同様に例
えば、コンピュータ24のモニタへの異常表示や診断管
理サーバへの診断結果の出力など)して(ステップS1
12)本ルーチンを終了する。以下、上記処理について
プリンタ12のノズルの目詰まりの有無をテストする場
合を例として具体的に説明する。
されると、ステップS102で入力された画像データが
設定された許容範囲内であるか否かを判定し(ステップ
S108)、画像データが許容範囲内であると判定され
たときにはプリンタ12による印刷は正常であると判断
して印刷正常を出力(例えば、コンピュータ24のモニ
タへの正常表示や前述の診断管理サーバへの診断結果の
出力など)し(ステップS110)、画像データが許容
範囲内にないと判定されたときにはプリンタ12による
印刷は異常であると判断して印刷異常を出力(同様に例
えば、コンピュータ24のモニタへの異常表示や診断管
理サーバへの診断結果の出力など)して(ステップS1
12)本ルーチンを終了する。以下、上記処理について
プリンタ12のノズルの目詰まりの有無をテストする場
合を例として具体的に説明する。
【0025】図3は、プリンタ12のノズルの目詰まり
をテストするためのノズル目詰まりテストパターンの一
例を示す図である。この例では、図3(a)に示すよう
にプリンタ12により印刷されたテストパターンに分断
がなく連続した線を形成しているときにはプリンタ12
にはノズルの目詰まりなく正常であると判断され、図3
(b)示すように印刷されたテストパターンにかすれや
消えている部分があり分断しているときにはプリンタ1
2のノズルに目詰まりがあり異常であると判断される。
いま、プリンタ12により印刷されたノズル目詰まりテ
ストパターンの印刷画像をイメージスキャナ22により
画像データとして取り込んだ場合を考える。このとき、
イメージスキャナ22により取り込まれた画像データを
構成する各画素のうちテストパターンのかすれや消えて
いる部分に該当する画素についてはテストパターンを構
成する画素として認識されないから、真のテストパター
ンとイメージスキャナ22により入力されたテストパタ
ーンとは一致せず、ノズルに目詰まりが発生していると
判断されることになる。しかし、プリンタ12の出力解
像度とイメージスキャナ22の入力解像度とに基づいて
真のテストパターンから1画素の不一致が許容範囲とし
て設定されているときには、1画素の不一致については
許容され連続2画素以上の不一致(テストパターンとし
て認識されない画素が2画素以上連続している場合)が
なければプリンタ12による印刷は正常と判断されるの
である。ノズルの目詰まりをテストする場合では、真の
テストパターンの情報量に対して情報量がより少なくな
るプリンタ12の出力解像度またはイメージスキャナ2
2の入力解像度ほど許容範囲を広く設定するのが好まし
いが、プリンタ12の出力解像度およびイメージスキャ
ナ22の入力解像度によっては許容範囲を零とするもの
としても構わない。
をテストするためのノズル目詰まりテストパターンの一
例を示す図である。この例では、図3(a)に示すよう
にプリンタ12により印刷されたテストパターンに分断
がなく連続した線を形成しているときにはプリンタ12
にはノズルの目詰まりなく正常であると判断され、図3
(b)示すように印刷されたテストパターンにかすれや
消えている部分があり分断しているときにはプリンタ1
2のノズルに目詰まりがあり異常であると判断される。
いま、プリンタ12により印刷されたノズル目詰まりテ
ストパターンの印刷画像をイメージスキャナ22により
画像データとして取り込んだ場合を考える。このとき、
イメージスキャナ22により取り込まれた画像データを
構成する各画素のうちテストパターンのかすれや消えて
いる部分に該当する画素についてはテストパターンを構
成する画素として認識されないから、真のテストパター
ンとイメージスキャナ22により入力されたテストパタ
ーンとは一致せず、ノズルに目詰まりが発生していると
判断されることになる。しかし、プリンタ12の出力解
像度とイメージスキャナ22の入力解像度とに基づいて
真のテストパターンから1画素の不一致が許容範囲とし
て設定されているときには、1画素の不一致については
許容され連続2画素以上の不一致(テストパターンとし
て認識されない画素が2画素以上連続している場合)が
なければプリンタ12による印刷は正常と判断されるの
である。ノズルの目詰まりをテストする場合では、真の
テストパターンの情報量に対して情報量がより少なくな
るプリンタ12の出力解像度またはイメージスキャナ2
2の入力解像度ほど許容範囲を広く設定するのが好まし
いが、プリンタ12の出力解像度およびイメージスキャ
ナ22の入力解像度によっては許容範囲を零とするもの
としても構わない。
【0026】以上説明した実施例の印刷診断装置20に
よれば、プリンタ12により印刷されイメージスキャナ
22により取り込まれたテストパターンの画像データに
基づいてプリンタ12の印刷診断を行なうための許容範
囲をプリンタ12の出力解像度とイメージスキャナ22
の入力解像度とに応じて設定し、画像データが設定され
た許容範囲内であればプリンタ12による印刷は正常で
あると判断するから、プリンタ12の出力解像度やイメ
ージスキャナ22の入力解像度に起因する誤判定を防止
できる。この結果、イメージスキャナ22とコンピュー
タ26とを用いてプリンタ12の印刷診断をより正確に
行なうことができる。
よれば、プリンタ12により印刷されイメージスキャナ
22により取り込まれたテストパターンの画像データに
基づいてプリンタ12の印刷診断を行なうための許容範
囲をプリンタ12の出力解像度とイメージスキャナ22
の入力解像度とに応じて設定し、画像データが設定され
た許容範囲内であればプリンタ12による印刷は正常で
あると判断するから、プリンタ12の出力解像度やイメ
ージスキャナ22の入力解像度に起因する誤判定を防止
できる。この結果、イメージスキャナ22とコンピュー
タ26とを用いてプリンタ12の印刷診断をより正確に
行なうことができる。
【0027】実施例の印刷診断装置20では、印刷診断
の一例としてプリンタ12のノズル目詰まりテストする
場合について適用したが、その他の印刷診断、例えばヘ
ッド位置のズレをテストする場合について適用すること
もできる。図4は、プリンタ12のヘッド位置のズレを
テストするためのヘッドズレテストパターンの一例を示
す図である。この例では、図4(a)に示すようにプリ
ンタ12により印刷されたテストパターンが列方向に真
っ直ぐ印刷されているときには正常であると判断され、
図4(b)に示すように印刷されたテストパターンの列
にズレがあるときには異常であると判断される。いま、
プリンタ12により印刷されたヘッドズレテストパター
ンをイメージスキャナ22により画像データとして取り
込んだ場合を考える。このとき、イメージスキャナ22
により取り込まれた画像データを構成する各画素のうち
テストパターンの列がズレている部分に該当する画素に
ついてはテストパターンを構成する画素として認識され
ないから、真のテストパターンとイメージスキャナ22
により入力されたテストパターンとは一致せず、ヘッド
にズレが発生していると判断されることになる。しか
し、プリンタ12の出力解像度とイメージスキャナ22
の入力解像度とに基づいて1画素のズレが許容範囲とし
て設定されているときには、1画素分の列のズレについ
ては許容されそれ以上の列のズレがなければプリンタ1
2による印刷は正常であると判断されるのである。ヘッ
ドのズレをテストする場合では、真のテストパターンの
情報量に対して情報量がより少なくなるプリンタ12の
出力解像度またはイメージスキャナ22の入力解像度ほ
ど許容範囲を広く設定するのが好ましいが、プリンタ1
2の出力解像度およびイメージスキャナ22の入力解像
度とによっては許容範囲を零とするものとしても構わな
い。
の一例としてプリンタ12のノズル目詰まりテストする
場合について適用したが、その他の印刷診断、例えばヘ
ッド位置のズレをテストする場合について適用すること
もできる。図4は、プリンタ12のヘッド位置のズレを
テストするためのヘッドズレテストパターンの一例を示
す図である。この例では、図4(a)に示すようにプリ
ンタ12により印刷されたテストパターンが列方向に真
っ直ぐ印刷されているときには正常であると判断され、
図4(b)に示すように印刷されたテストパターンの列
にズレがあるときには異常であると判断される。いま、
プリンタ12により印刷されたヘッドズレテストパター
ンをイメージスキャナ22により画像データとして取り
込んだ場合を考える。このとき、イメージスキャナ22
により取り込まれた画像データを構成する各画素のうち
テストパターンの列がズレている部分に該当する画素に
ついてはテストパターンを構成する画素として認識され
ないから、真のテストパターンとイメージスキャナ22
により入力されたテストパターンとは一致せず、ヘッド
にズレが発生していると判断されることになる。しか
し、プリンタ12の出力解像度とイメージスキャナ22
の入力解像度とに基づいて1画素のズレが許容範囲とし
て設定されているときには、1画素分の列のズレについ
ては許容されそれ以上の列のズレがなければプリンタ1
2による印刷は正常であると判断されるのである。ヘッ
ドのズレをテストする場合では、真のテストパターンの
情報量に対して情報量がより少なくなるプリンタ12の
出力解像度またはイメージスキャナ22の入力解像度ほ
ど許容範囲を広く設定するのが好ましいが、プリンタ1
2の出力解像度およびイメージスキャナ22の入力解像
度とによっては許容範囲を零とするものとしても構わな
い。
【0028】実施例の印刷診断装置20では、プリンタ
12とイメージスキャナ22とを別個のものとして構成
したが、プリンタとイメージスキャナとが一体となった
複合機として構成するものとしても構わない。このと
き、複合機は、テスト印刷時にプリンタ部分により印刷
された印刷画像を自動的にイメージスキャナ部分で取り
込めるように構成されていることが好ましい。
12とイメージスキャナ22とを別個のものとして構成
したが、プリンタとイメージスキャナとが一体となった
複合機として構成するものとしても構わない。このと
き、複合機は、テスト印刷時にプリンタ部分により印刷
された印刷画像を自動的にイメージスキャナ部分で取り
込めるように構成されていることが好ましい。
【0029】実施例の印刷診断装置20では、プリンタ
12の出力解像度とイメージスキャナ22の入力解像度
とに基づいて許容範囲を設定するものとしたが、プリン
タ12が十分な解像度でテストパターンを印刷すれば、
イメージスキャナの入力解像度のみに基づいて、例えば
イメージスキャナの入力解像度が真のテストパターンの
情報量に対してより少なくなる情報量に相当する解像度
ほど許容範囲を広く設定するものとしても構わない。
12の出力解像度とイメージスキャナ22の入力解像度
とに基づいて許容範囲を設定するものとしたが、プリン
タ12が十分な解像度でテストパターンを印刷すれば、
イメージスキャナの入力解像度のみに基づいて、例えば
イメージスキャナの入力解像度が真のテストパターンの
情報量に対してより少なくなる情報量に相当する解像度
ほど許容範囲を広く設定するものとしても構わない。
【0030】実施例の印刷診断装置20では、ネットワ
ーク14を介して接続されプリンタ12の印刷診断を管
理する診断管理サーバにプリンタ12の印刷診断の結果
を出力するものとしたが、印刷診断の結果を出力しない
ものとしても構わない。このとき、診断管理サーバは設
けないものとしても構わない。
ーク14を介して接続されプリンタ12の印刷診断を管
理する診断管理サーバにプリンタ12の印刷診断の結果
を出力するものとしたが、印刷診断の結果を出力しない
ものとしても構わない。このとき、診断管理サーバは設
けないものとしても構わない。
【0031】以上、本発明の一実施の形態として印刷診
断装置20について説明したが、他の実施の形態として
単一または複数のコンピュータを印刷診断装置20とし
て機能させるプログラムとしてもよい。こうしたプログ
ラムはコンピュータの記憶装置にインストールした後に
適宜実行することにより、本発明の印刷診断装置20の
効果を奏することができる。
断装置20について説明したが、他の実施の形態として
単一または複数のコンピュータを印刷診断装置20とし
て機能させるプログラムとしてもよい。こうしたプログ
ラムはコンピュータの記憶装置にインストールした後に
適宜実行することにより、本発明の印刷診断装置20の
効果を奏することができる。
【0032】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図1】 本発明の一実施例である印刷診断装置20を
含む印刷システム10の構成の概略を示す構成図であ
る。
含む印刷システム10の構成の概略を示す構成図であ
る。
【図2】 実施例の印刷診断装置20により実行される
印刷診断処理の一例を説明する説明図である。
印刷診断処理の一例を説明する説明図である。
【図3】 プリンタ12のノズルの目詰まりをテストす
るためのノズル目詰まりテストパターンの一例を示す図
である。
るためのノズル目詰まりテストパターンの一例を示す図
である。
【図4】 プリンタ12のヘッドのズレをテストするた
めのヘッドズレテストパターンの一例を示す図である。
めのヘッドズレテストパターンの一例を示す図である。
10 印刷システム、12 プリンタ、14 ネットワ
ーク、20 印刷診断装置。22 イメージスキャナ、
24 コンピュータ。
ーク、20 印刷診断装置。22 イメージスキャナ、
24 コンピュータ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C061 KK04 KK18 KK26 KK28 KK35
2H027 EB00 FA30 GA30 HA07 HA10
HA12 HA14 HB16 ZA07
5B021 AA04 GG03 NN17 NN23
5C062 AA02 AA05 AB05 AB17 AB20
AC55 BA04
Claims (13)
- 【請求項1】 所定の診断用画像を印刷装置で印刷して
得られる印刷画像から該印刷装置の印刷診断を行なう印
刷診断装置であって、 前記印刷画像を画像データとして入力する画像入力手段
と、 該画像入力手段の入力設定に関する設定情報を入力する
設定情報入力手段と、 該入力された設定情報と前記画像入力手段により入力さ
れた画像データとに基づいて前記印刷装置の印刷異常の
有無を判定する異常判定手段とを備える印刷診断装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷診断装置であって、 前記設定情報入力手段により入力された設定情報に基づ
いて前記診断用画像からの許容範囲を設定する許容範囲
設定手段を備え、 前記異常判定手段は、前記画像入力手段により入力され
た画像データと前記許容範囲設定手段により設定された
許容範囲とに基づいて前記印刷装置の印刷異常の有無を
判定する手段である印刷診断装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の印刷診断装置であって、 前記異常判定手段は、前記画像データが前記診断用画像
からの許容範囲内にないとき、印刷の異常と判定する手
段である印刷診断装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の印刷診
断装置であって、 前記設定情報入力手段は、前記画像入力手段の入力設定
として少なくとも画像の入力解像度に関する設定情報を
入力する手段である印刷診断装置。 - 【請求項5】 請求項2に係る請求項4記載の印刷診断
装置であって、 前記許容範囲設定手段は、前記診断用画像の情報量に対
して前記入力解像度が低くなるほど前記許容範囲を広く
設定する手段である印刷診断装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の印刷診
断装置であって、 前記設定情報入力手段は、更に前記印刷装置の出力設定
に関する設定情報を入力する手段である印刷診断装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の印刷診断装置であって、 前記設定情報入力手段は、前記印刷装置の出力設定とし
て少なくとも画像の出力解像度に関する設定情報を入力
する手段である印刷診断装置。 - 【請求項8】 請求項2および4に係る請求項7記載の
印刷診断装置であって、 前記許容範囲設定手段は、前記診断用画像の情報量に対
して前記出力解像度または前記入力解像度が低くなるほ
ど前記許容範囲を広く設定する手段である印刷診断装
置。 - 【請求項9】 請求項1ないし8いずれか記載の印刷診
断装置であって、 前記異常判定手段の判定結果を出力する出力手段を備え
る印刷診断装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし9いずれか記載の印刷
診断装置であって、 前記画像入力手段は、前記印刷装置と一体に形成されて
なる印刷診断装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の印刷診断装置であっ
て、 前記画像入力手段は、前記印刷装置から出力された印刷
物の印刷画像を画像データとして自動入力する手段であ
る印刷診断装置。 - 【請求項12】 コンピュータを請求項1ないし11い
ずれか記載の印刷診断装置として機能させる印刷診断用
プログラム。 - 【請求項13】 所定の診断用画像を印刷装置で印刷し
て得られる印刷画像から該印刷装置の印刷診断を行なう
印刷診断方法であって、(a)前記印刷画像を画像デー
タとして入力し、(b)前記印刷画像を画像データとし
て入力する際の入力設定に関する設定情報を入力し、
(c)前記ステップ(a)により入力された画像データ
と前記ステップ(b)により入力された設定情報とに基
づいて前記印刷装置の印刷異常の有無を判定する印刷診
断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002089350A JP2003285517A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 印刷診断装置および印刷診断方法並びに印刷診断用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002089350A JP2003285517A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 印刷診断装置および印刷診断方法並びに印刷診断用プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003285517A true JP2003285517A (ja) | 2003-10-07 |
Family
ID=29234953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002089350A Withdrawn JP2003285517A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 印刷診断装置および印刷診断方法並びに印刷診断用プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003285517A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006309723A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-11-09 | Seiko Epson Corp | 印刷システム、印刷プログラム、印刷方法および前記プログラムを記録した記録媒体、プリンタサーバ、プリンタサーバ用プログラムおよびプリンタサーバ制御方法、並びに印刷装置、印刷装置用プログラムおよび印刷装置制御方法 |
JP2009021955A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録装置、記録部の位置検知方法及びプログラム |
JP2017049653A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成システムおよび印刷位置ずれ補正方法 |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002089350A patent/JP2003285517A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006309723A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-11-09 | Seiko Epson Corp | 印刷システム、印刷プログラム、印刷方法および前記プログラムを記録した記録媒体、プリンタサーバ、プリンタサーバ用プログラムおよびプリンタサーバ制御方法、並びに印刷装置、印刷装置用プログラムおよび印刷装置制御方法 |
JP2009021955A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録装置、記録部の位置検知方法及びプログラム |
JP4595969B2 (ja) * | 2007-07-13 | 2010-12-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 記録装置、記録部の位置検知方法及びプログラム |
US8042901B2 (en) | 2007-07-13 | 2011-10-25 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Recording apparatus and method, and storage medium storing program for detecting position of recording portion |
JP2017049653A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成システムおよび印刷位置ずれ補正方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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