JP2003285272A - 回転工具およびその製造方法 - Google Patents

回転工具およびその製造方法

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JP2003285272A
JP2003285272A JP2002090784A JP2002090784A JP2003285272A JP 2003285272 A JP2003285272 A JP 2003285272A JP 2002090784 A JP2002090784 A JP 2002090784A JP 2002090784 A JP2002090784 A JP 2002090784A JP 2003285272 A JP2003285272 A JP 2003285272A
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inorganic long
fiber bundle
reinforced resin
rotary tool
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JP2002090784A
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Kenji Kikuzawa
賢二 菊澤
Ichiro Yamagishi
一郎 山岸
Takashi Matsushita
俊 松下
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Xebec Technology Co Ltd
Taimei Chemicals Co Ltd
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Xebec Technology Co Ltd
Taimei Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機長繊維強化樹脂体内における無機長繊維
の繊維束の配列構造を改良して層間剥離を防止し、寿命
の長い回転工具、およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 回転工具1を構成する無機長繊維強化樹
脂体10では、第1の繊維束6A、および第2の繊維束
6Bが互いに交差する方向に配列されているので、加工
面がいずれの方向に向いていても加工面に無機長繊維の
先端が達している。また、第1の繊維束6A、および第
2の繊維束6Bは、いずれも所定の間隔をあけて配列さ
れているので、第1の繊維束6Aの間に第2の繊維束6
Bが部分的に入り込み、第2の繊維束6Bの間に第1の
繊維束6Aが部分的に入り込んでおり、明確な層構造を
構成していない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削や研磨などに
用いる回転工具、およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、研削や研磨などに用いる回転工具
のうち、無機長繊維強化樹脂体を用いたものとしては、
例えば、特公平7−102504号公報に開示されたも
のがある。それに開示の回転工具では、無機長繊維が全
て同じ方向に配列された層が平行に積層された構造、あ
るいは、図6(A)に示すように、揃った向きの無機長
繊維の繊維束6Aの層60Aと、他の揃った向きの無機
長繊維の繊維束6Bの層60Bとが平行に積層された構
造になっている。
【0003】ここで、図6(A)に示す構造の無機長繊
維強化樹脂体10は、図6(B)に示すように、熱硬化
性樹脂を含浸させた無機長繊維の繊維束6Aを回転体2
0の回転方向に沿ってその外周に対して第1の方向に傾
いた状態に隙間無く巻き取る第1の巻き取り工程と、図
6(C)に示すように、熱硬化性樹脂を含浸させた無機
長繊維の繊維束6Bを回転体20の回転方向に沿ってそ
の外周に対して前記の第1の方向と反対側の第2の方向
に傾いた状態に隙間無く巻き取る第2の巻き取り工程と
行った後、それを回転体20の軸線方向にカットして切
り開いてシート状とし、次に、このシートを単層あるい
は複数層、加熱加圧プレスすることにより硬化させて無
機長繊維強化樹脂体10を形成した後、無機長繊維強化
樹脂体10を所定形状に加工することにより製造でき
る。
【0004】また、図示を省略するが、無機長繊維が全
て同じ方向に配列された層が平行に積層された構造の無
機長繊維強化樹脂体は、例えば、熱硬化性樹脂を含浸さ
せた無機長繊維の繊維束を回転体の回転方向に沿ってそ
の外周に対して同一の方向に傾いた状態に隙間無く巻き
取った後、それを回転体の軸線方向にカットして切り開
いてシート状とし、次に、このシートを単層あるいは複
数層、加熱加圧プレスすることにより硬化させて無機長
繊維強化樹脂体を形成した後、無機長繊維強化樹脂体を
所定形状に加工することにより製造できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術で得られた回転工具では、図6(A)に示すよう
に、繊維束6A、6Bの層60A、60Bが明確な層構
造をもって平行に積層されているため、研削や研磨など
を行っている際に、上側の層60Bが下側の層60Aか
ら剥がれるという不具合(層間剥離)を起こしやすいた
め、回転工具の寿命が短いという問題がある。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
無機長繊維強化樹脂体内における無機長繊維の繊維束の
配列構造を改良して層間剥離を防止することにより、寿
命の長い回転工具、およびその製造方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、無機長繊維の繊維束が複数本、所定の
方向に配列されているとともに、加工面に前記無機長繊
維の先端が達している無機長繊維強化樹脂体からなる回
転工具において、前記無機長繊維強化樹脂体は、前記繊
維束として、所定の間隔をあけて第1の方向に向けて配
向する複数本の第1の繊維束と、所定の間隔をあけて前
記第1の繊維束と交差する第2の方向に向けて配列され
た複数本の第2の繊維束とを有し、前記第1の繊維束お
よび前記第2の繊維束は、一方の繊維束の間に他方の繊
維束が部分的に入り込んでいることを特徴とする。
【0008】本発明では、無機長繊維強化樹脂体におい
て、第1の繊維束、および第2の繊維束が互いに交差す
る方向に配列されているので、加工面がいずれの方向に
向いていても加工面で無機長繊維の先端に露出した状態
にある。従って、加工面をワークの平面上で回転させれ
ば、無機長繊維の先端が刃先となってワーク表面に研削
あるいは研磨を行うことができる。また、第1の繊維
束、および第2の繊維束は、いずれも所定の間隔をあけ
て配列されているので、第1の繊維束の間に第2の繊維
束が部分的に入り込み、第2の繊維束の間に第1の繊維
束が部分的に入り込んでいる。このため、第1の繊維束
と第2の繊維束は、明確な層構造を構成していないの
で、楔のような機能を発揮し、層間の接着が強力であ
る。それ故、研削や研磨などを行っている際に、上層側
の繊維束が下層側の繊維束から剥がれるという不具合
(層間剥離)が起こりにくいので、回転工具の寿命が長
い。
【0009】本発明において、前記無機長繊維は、ガラ
ス繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、および炭化ケイ素
繊維からなる群から選ばれた無機長繊維である。
【0010】本発明において、前記無機長繊維強化樹脂
体は、前記加工面を備えた回転チップ部分と、該回転チ
ップ部分と一体に構成された回転軸とを備えていること
が好ましい。
【0011】本発明に係る回転工具の製造方法では、熱
硬化性樹脂を含浸させた無機長繊維の繊維束を回転体の
回転方向に沿ってその外周に対して第1の方向に傾いた
状態に所定の間隔を空けながら巻き取る第1の巻き取り
工程と、熱硬化性樹脂を含浸させた無機長繊維の繊維束
を回転体の回転方向に沿ってその外周に対して前記第1
の方向と反対側の第2の方向に傾いた状態に所定の間隔
を空けながら巻き取る第2の巻き取り工程とを各々少な
くとも1工程ずつ行った後、前記回転体上に巻き取った
成形材料を回転体の軸線方向にカットして切り開いてシ
ート状とし、このシートを単層あるいは複数層、加熱加
圧プレスすることにより硬化させて無機長繊維強化樹脂
体を形成し、しかる後に、当該無機長繊維強化樹脂体を
所定形状に加工して回転工具とすることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0013】図1は、本発明を適用した回転工具の一例
を示す説明図である。図2(A)、(B)は、この回転
工具を構成する無機長繊維強化樹脂体の説明図、および
この無機長繊維強化樹脂体内での繊維束の位置関係を拡
大して示す説明図である。図3(A)、(B)は、それ
ぞれ本発明に係る回転工具の製造工程のうち、繊維束の
巻き取り工程を示す説明図である。図4(A)、(B)
は、図3(A)、(B)に示す巻き取り工程により得た
成形材料を回転体の軸線方向にカットする様子を示す説
明図、および成形材料をカットした後、加熱加圧プレス
して得た無機長繊維強化樹脂体の表面を示す説明図であ
る。
【0014】図1に示すように、本発明を適用した回転
工具1は、例えば、先端面201および側面202が加
工面とされる円柱状の回転チップ部分2と、この回転チ
ップ部分2と一体に構成された回転軸3とを備えてお
り、回転工具1を回転軸3周りに回転させながら、先端
面201あるいは側面202をワークの表面上で回転さ
せて、ワークの研削あるいは研磨を行う。
【0015】回転工具1において、回転チップ部分2、
および回転軸3は、無機長繊維の繊維束に対して熱硬化
性樹脂が含浸された無機長繊維強化樹脂体10からな
り、この無機長繊維強化樹脂体10は、図2(A)、
(B)に示すように、所定の間隔をあけて第1の方向に
配向された複数本の第1の繊維束6Aと、所定の間隔を
あけて第1の繊維束6Aと交差する第2の方向に配列さ
れた複数本の第2の繊維束6Bとを有し、第1の繊維束
6Aおよび第2の繊維束6Bは、一方の繊維束6A、6
Bの間に他方の繊維束6A、6Bが部分的に入り込んだ
状態にある。なお、図2(B)には、隣接する第1の繊
維束6Aの間に対して、第2の繊維束6Bが部分的に入
り込んでいる様子を模式的にある。
【0016】ここで、無機長繊維は、被研磨材に対して
相対的に研磨性を有する材料、すなわち、研磨する材料
よりも硬くてかつ脆い材料であれば特に限定されるもの
ではないが、例えば、ガラス繊維、アルミナ繊維、ボロ
ン繊維、あるいは炭化ケイ素繊維が用いられ、中でもア
ルミナ繊維、炭化ケイ素繊維は、鉄系、非鉄系金属に対
する研磨性が非常によい。なお、研磨する材料によって
はこれらが混合していてもよい。
【0017】また、無機長繊維としては、単繊維の平均
繊維径が3〜40μm程度のものが使用され、6〜35
μm程度のものが好ましい。これは、無機長繊維として
現在ヤーンとして市販されている一番細い繊維が3μm
であり、また、単繊維の平均繊維径が40μmを越える
と非常に取り扱いがむずかしくなるからである。ここ
で、繊維束重量は、例えば、500〜3000Tex程
度のものが使用される。樹脂の含浸性からは、500T
ex程度の細い繊維束を多数本、樹脂に含浸させた後に
引き揃えて繊維束とするのが理想であるが、繊維の含浸
性がよい場合は1500Texの繊維束や3000Te
xの繊維束をそのまま樹脂中に含浸させて使うことも可
能である。
【0018】また、熱硬化性樹脂は、無機長繊維を固め
るための結合剤であり、エポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、
フェノール樹脂等が使用される。
【0019】このように構成した回転工具1において、
第1の繊維束6A、および第2の繊維束6Bは、互いに
交差する方向に配列されているので、加工面がいずれの
方向に向いていても加工面(先端面201および側面2
02)に無機長繊維の先端が達している状態にある。従
って、加工面をワークの平面上で回転させれば、無機長
繊維の先端が刃先となってワーク表面に研削あるいは研
磨を行うことができる。
【0020】また、第1の繊維束6A、および第2の繊
維束6Bは、いずれも所定の間隔をあけて配列されてい
るので、第1の繊維束6Aの間に第2の繊維束6Bが部
分的に入り込み、第2の繊維束6Bの間に第1の繊維束
6Aが部分的に入り込んでいる。このため、第1の繊維
束6Aと第2の繊維束6Bは、明確な層構造を構成して
いないため、研削や研磨などを行っている際に、上層側
の繊維束が下層側の繊維束から剥がれるという不具合
(層間剥離)が起こりにくいので、回転工具1の寿命が
長い。
【0021】このような回転工具1を製造するにあたっ
ては、まず、図3(A)に示すように、熱硬化性樹脂が
含浸された無機長繊維の繊維束6Aを回転体20の回転
方向に沿ってその外周面21に対して第1の方向に傾い
た状態に所定の間隔を空けながら巻き取る第1の巻き取
り工程と、図3(B)に示すように、熱硬化性樹脂が含
浸された無機長繊維の繊維束6Bを回転体20の回転方
向に沿ってその外周面21に対して、第1の巻き取り工
程の第1の方向に対して反対側の第2の方向に傾いた状
態に所定の間隔を空けながら巻き取る第2の巻き取り工
程とを各々少なくとも1工程ずつ行う。
【0022】例えば、樹脂組成物として、エポキシ樹脂
(DER383J ダウケミカル)100部、テトラヒ
ドロメチル無水フタル酸(HN2200 日立化成)8
0部、イミダゾール(2E4MZ−CN 四国化成)1
部を配合したものを準備し、この樹脂組成物の入った樹
脂槽のなかを500フィラメントからなるアルミナ繊維
の40μm径の繊維束6A、6Bを通して樹脂を含浸せ
しめ、これを1本、あるいは数本引き揃え、回転体20
の外周面21に対して、周方向に10°から20°傾け
ながら数mmの間隔をあけて巻き付ける。この際、一方
方向に巻き付けた後(第1の巻き付け工程)、ターンし
て他方方向に巻き付けるときは(第2の巻き付け工
程)、第1の巻き付け工程とは反対側に10°から20
°傾けながら数mmの間隔をあけて巻き付ける。そし
て、数往復で全面が覆われることになるが、必要に応じ
て、第1の巻き取り工程、および第2の巻き取り工程を
数回、あるいは10数回以上、繰り返す。
【0023】ここで、無機長繊維の傾きを第1の繊維束
6Aと第2の繊維束6Bとの間において、傾ける角度を
対称とすれば、加工面がワークに対してどの方向から回
転してきても良好に研削、研磨を行うことができる。
【0024】次に、図4(A)に示すように、回転体2
0上に巻き取った成形材料11を回転体20の軸線方向
110にカットして切り開いてシート状とし、このシー
トを単層あるいは複数層、例えば、100kg/cm2
の圧力で加熱、加圧プレスすることにより硬化させて、
図4(B)に示すような無機長繊維強化樹脂体10とす
る。
【0025】このようにして得た無機長繊維強化樹脂体
10では、図2(A)、(B)を参照して説明したよう
に、第1の繊維束6A、および第2の繊維束6Bは、い
ずれも所定の間隔をあけて配列されているので、加熱、
加圧プレスすると、第1の繊維束6Aの間に第2の繊維
束6Bが部分的に入り込み、第2の繊維束6Bの間に第
1の繊維束6Aが部分的に入り込んむ。このため、第1
の繊維束6Aと第2の繊維束6Bは、明確な層構造を構
成していないため、研削や研磨などを行っている際に、
上層側の繊維束が下層側の繊維束から剥がれるという不
具合(層間剥離)が起こりにくい。
【0026】しかる後に、無機長繊維強化樹脂体10を
所定形状に切断加工して回転工具1を得る。
【0027】(その他の実施の形態)なお、上記形態で
は、図1に示すように、円柱状の回転チップ部分2と、
この回転チップ部分2と一体に構成された回転軸3とを
備えた回転工具1を例に説明したが、図5(A)〜
(F)に示す形状の回転工具1A〜1Fなどに対して、
本発明を適用してもよい。すなわち、図5(A)、
(B)に示す回転工具1A、1Bは、円錐形状の回転チ
ップ部分2A、2Bと、回転軸3とを備えている。図5
(C)に示す回転工具1Cは、円錐台形状の回転チップ
部分2Cと、回転軸3とを備え、図5(D)に示す回転
工具1Dは、角錐形状の回転チップ部分2Dと、回転軸
3とを備え、図5(E)に示す回転工具1Eは、円盤状
の回転チップ部分2Eと、回転軸3とを備えている。図
5(F)に示す回転工具1Fは、全体が丸棒状に形成さ
れ、下端側が回転チップ部分として機能し、上端側が回
転軸として機能する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、無機
長繊維強化樹脂体において、第1の繊維束、および第2
の繊維束が互いに交差する方向に配列されているので、
加工面がいずれの方向に向いていても加工面で無機長繊
維の先端に露出した状態にある。従って、加工面をワー
クの平面上で回転させれば、無機長繊維の先端が刃先と
なってワーク表面に研削あるいは研磨を行うことができ
る。また、第1の繊維束、および第2の繊維束は、いず
れも所定の間隔をあけて配列されているので、第1の繊
維束の間に第2の繊維束が部分的に入り込み、第2の繊
維束の間に第1の繊維束が部分的に入り込んでいる。こ
のため、第1の繊維束と第2の繊維束は、明確な層構造
を構成していないので、研削や研磨などを行っている際
に、上層側の繊維束が下層側の繊維束から剥がれるとい
う不具合(層間剥離)が起こりにくいので、回転工具の
寿命が長い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回転工具の一例を示す説明図
である。
【図2】図1に示す回転工具を構成する無機長繊維強化
樹脂体の説明図、およびこの無機長繊維強化樹脂体内で
の繊維束の位置関係を拡大して示す説明図である。
【図3】(A)、(B)は、それぞれ本発明に係る回転
工具の製造工程のうち、繊維束の巻き取り工程を示す説
明図である。
【図4】(A)、(B)は、図3(A)、(B)に示す
巻き取り工程により得た成形材料を回転体の軸線方向に
カットする様子を示す説明図、および成形材料をカット
した後、加熱加圧プレスして得た無機長繊維強化樹脂体
の表面を示す説明図である。
【図5】(A)〜(F)は、本発明を適用したその他の
回転工具の一例を示す説明図である。
【図6】(A)は、従来の回転工具を構成する無機長繊
維強化樹脂体の説明図、(B)、(C)は、従来の回転
工具の製造工程のうち、繊維束の巻き取り工程をを示す
説明図である。
【符号の説明】
1、1A〜1F 回転工具 2、1A〜1E 回転チップ部分 3 回転軸 6A 第1の繊維束 6B 第2の繊維束 10 無機長繊維強化樹脂体 20 回転体
フロントページの続き (72)発明者 山岸 一郎 長野県上伊那郡南箕輪村3685番地の2 大 明化学工業株式会社内 (72)発明者 松下 俊 長野県上伊那郡南箕輪村3685番地の2 大 明化学工業株式会社内 Fターム(参考) 3C063 AB03 AB05 AB07 BA02 BB03 BB04 BB11 BB27 BC03 CC19 CC30 FF08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機長繊維の繊維束が複数本、所定の方
    向に配列されているとともに、加工面に前記無機長繊維
    の先端が達している無機長繊維強化樹脂体からなる回転
    工具において、 前記無機長繊維強化樹脂体は、前記繊維束として、所定
    の間隔をあけて第1の方向に配向された複数本の第1の
    繊維束と、所定の間隔をあけて前記第1の繊維束と交差
    する第2の方向に配列された複数本の第2の繊維束とを
    有し、 前記第1の繊維束および前記第2の繊維束は、一方の繊
    維束の間に他方の繊維束が部分的に入り込んだ状態にあ
    ることを特徴とする回転工具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記無機長繊維は、
    ガラス繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、および炭化ケ
    イ素繊維からなる群から選ばれた無機長繊維であること
    を特徴とする回転工具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記無機長
    繊維強化樹脂体は、前記加工面を備えた回転チップ部分
    と、該回転チップ部分と一体に構成された回転軸とを備
    えていることを特徴とする回転工具。
  4. 【請求項4】 熱硬化性樹脂が含浸された無機長繊維の
    繊維束を回転体の回転方向に沿ってその外周に対して第
    1の方向に傾いた状態に所定の間隔を空けながら巻き取
    る第1の巻き取り工程と、前記熱硬化性樹脂が含浸され
    た無機長繊維の繊維束を前記回転体の回転方向に沿って
    その外周に対して前記第1の方向と反対側の第2の方向
    に傾いた状態に所定の間隔を空けながら巻き取る第2の
    巻き取り工程とを各々少なくとも1工程ずつ行った後、 前記回転体上に巻き取った成形材料を回転体の軸線方向
    にカットして切り開いてシート状とし、このシートを単
    層あるいは複数層、加熱加圧プレスすることにより硬化
    させて無機長繊維強化樹脂体を形成し、 しかる後に、当該無機長繊維強化樹脂体を所定形状に加
    工して回転工具とすることを特徴とする回転工具の製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008264976A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Xebec Technology Co Ltd 板状砥石、金型の加工方法、およびワークの加工方法
WO2016166852A1 (ja) * 2015-04-15 2016-10-20 大明化学工業株式会社 砥材および回転研磨工具

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