JP2003284285A - 発電機の駆動方法および装置 - Google Patents

発電機の駆動方法および装置

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JP2003284285A JP2002081633A JP2002081633A JP2003284285A JP 2003284285 A JP2003284285 A JP 2003284285A JP 2002081633 A JP2002081633 A JP 2002081633A JP 2002081633 A JP2002081633 A JP 2002081633A JP 2003284285 A JP2003284285 A JP 2003284285A
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光雄 豊田
Shiyounosuke Koga
祥之助 古賀
Yoshihiro Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、駆動される発電機に過大トルクが
発生した場合、原動機と発電機の間に介在する摩擦クラ
ッチのクラッチ板をスリップさせて原動機への過大トル
クの伝達を回避する発電機の駆動方法において、瞬時停
電による比較的小さな過大トルクのときには、摩擦クラ
ッチのスリップの発生を速やかに収束させることのでき
る、過負荷に対して許容値が小さく、大きなトルク伝達
制限値を設定できない発電機に適した駆動方法を提供す
る。 【解決手段】 原動機Tと発電機Gの間に摩擦クラッチ
(17)を介して発電機を駆動する方法において、摩擦
クラッチ(17)のクラッチ板(13,14)における
スリップの発生を検出する手段(7,8)を設け、スリ
ップが検出されたときには、直ちに、摩擦係数の低下に
伴う伝達トルクの減少分を補うようにクラッチ板に対す
る押圧力を増大させて伝達トルクを発電機定格トルクの
大きさに回復させると共に、スリップの収束が検出され
たときには、クラッチ板に対する押圧力を元の大きさに
戻すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスタービンや
スチームタービンなどの原動機により駆動される発電機
の駆動方法およびその方法を実施するための駆動装置に
関し、詳しくは、そのような原動機と発電機の間に摩擦
クラッチを介在させ、その摩擦クラッチのクラッチ板を
スリップさせて原動機への過大トルクの伝達を回避する
発電機の駆動方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンやスチームタービンなどの
原動機を使用して自家用発電機を駆動する際に、商用電
力の停電事故などによる過負荷から原動機を保護するた
めに、シャーピンに代えてクラッチ板を有する摩擦クラ
ッチからなるトルク制限装置を介して発電機を駆動する
方法および装置が既に提案されている(特開2001−
169508号公報参照)。
【0003】すなわち、図7に示されるように、原動機
Tより減速装置を介して発電機Gを駆動する発電機駆動
方法において、減速装置側の出力軸19と発電機G側の
入力軸16との間に摩擦材からなるクラッチ板13,1
4を有する摩擦クラッチ17を設け、予め測定されたク
ラッチ板(摩擦材)の静摩擦係数に応じてクラッチ板1
3,14に対する押圧力を、原動機や動力伝達系を損傷
するような過大トルクが作用する時には、押圧されてい
るクラッチ板がスリップして過大トルクの伝達を回避す
ると共に、発電機Gの定格回転に必要なトルクの伝達を
維持するトルク伝達制限値に設定したものである。な
お、図において、1は油溜、2は油圧ポンプ、3は油圧
を一定に保つための油圧調整弁、5はクラッチ嵌脱弁で
あり、これらの要素がクラッチ板17に対する押圧力提
供手段を構成している。また、10はクラッチドルム、
12はクラッチ用ピストンであり、11は、前記押圧力
提供手段からの圧油が提供されるピストン室である。
【0004】ところで、原動機や動力伝達系を損傷する
ような過大トルクが発生し、摩擦クラッチのクラッチ板
がスリップしているときにも、発電機の定格回転に必要
なトルク(以下、発電機定格トルク」という。)の伝達
を維持するには、クラッチ板がスリップし始めるときの
トルク(以下、「制限伝達トルク」という。)と発電機
定格トルクの比が静摩擦係数と動摩擦係数の比より大き
くなるように制限伝達トルクを設定し、その制限伝達ト
ルクを達成できる大きさの押圧力が摩擦クラッチに提供
されなければならない。すなわち、図6に示されるよう
に、摩擦材すなわちクラッチ板がスリップを開始する
と、その摩擦係数は低下し、制限伝達トルクと発電機定
格トルクの比(制限伝達トルク/発電機定格トルク)
が、クラッチ材として使用する摩擦材の静摩擦係数μs
と動摩擦係数μdの比(クラッチ板の摩擦材の静摩擦係
数と動摩擦係数との比は1μs/0.6〜0.8μd程
度であることが判明している。)より小さいと、過負荷
が解消しても、伝達トルクの不足により摩擦クラッチは
再結合されず、いつまでもスリップし続けることになる
からである。
【0005】一方、発電機駆動用原動機として、ガスタ
ービンは、他の内燃機関に比べて出力当りの重量・容積
が小さいこと、保守が容易であると同時に冷却水が不要
であること、振動や騒音が小さくて短時間で始動できる
こと、液体燃料やガス燃料等使用燃料に多様性があるこ
となどの特徴を有し、広く使用されている。
【0006】これらの原動機として使用されるガスター
ビンには、予め陸・舶用に設計された産業用ガスタービ
ンと、航空用ガスタービンの技術を基本にして陸上の機
械用に開発された航空転用形ガスタ−ビンとがあり、こ
の航空転用形ガスタービンは、航空機に使用されている
ガスタービンがベースになっているので、同じ定格出力
の産業用ガスタービンに比して軽量かつコンパクトな構
造に設計されていて、過負荷に対する設計上の許容値が
産業用ガスタービンの場合に比して小さく、摩擦クラッ
チに対して大きな押圧力を提供することが困難であり、
同能力の産業用ガスタービンと同等の大きさの制限伝達
トルクを設定することができない。このため、制限伝達
トルクと発電機定格トルクの比が小さくなり、このトル
ク比がクラッチ板のスリップ開始時の静摩擦係数μsと
スリップ後の動摩擦係数μdの比(1/0.6〜0.
8)に近づいてしまう場合がある。
【0007】なお、発生する過大トルクには、落雷など
による商用電力の停電や発電機の短絡などの重大事故に
よる大きな過大トルクと、電動機の起動、停止時など瞬
時的に発生し、すぐに元の状態に戻る、いわゆる、日常
的に発生する瞬時停電による比較的小さな過大トルクと
があり、この重大事故による大きな過大トルク発生の判
断は、一般的に発電機の周波数、電圧等の低下を検出し
て行われる場合が多く、摩擦クラッチがスリップし始め
て、これらの値が予め定められた値以下に低下する場合
には、重大事故によるものと判断し、発電機出力回路に
設置された発電機遮断器を開放し、負荷を切り離すシス
テムが採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、原動機
として産業用ガスタービンを使用する場合には、比較的
大きな制限伝達トルクを設定することにより、小さな過
大トルクのときに、摩擦クラッチのクラッチ板のスリッ
プが発生しても発電機定格トルクの伝達を維持すること
ができ、自家発電装置の停止を回避することができる。
しかしながら、航空転用形ガスタービンを使用する場合
には、設定できる制限伝達トルクが比較的小さく、小さ
な過大トルクのときにも、発生したクラッチ板のスリッ
プが続行する場合があり、スリップ中の伝達トルクが発
電機定格トルク以下に減少し、過負荷が解消しても摩擦
クラッチの再結合がされず、結果として頻繁に自家発電
装置が停止してしまうという問題が生じることがある。
【0009】この発明は、このような課題を解決するた
めに、瞬時停電による比較的小さな過大トルクのときに
は、摩擦クラッチのスリップの発生を速やかに収束させ
ることのできる、過負荷に対する許容値が小さくて大き
な制限伝達トルクを設定することができない、例えば、
航空転用形ガスタービンにより駆動される発電機に適し
た発電機の駆動方法および装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、原動機により駆動される発電機に過大
トルクが発生した場合に、原動機と発電機の間に介在す
る摩擦クラッチのクラッチ板をスリップさせて原動機へ
の過大トルクの伝達を回避する発電機の駆動方法におい
て、摩擦クラッチのクラッチ板におけるスリップの発生
を検知するスリップ検出手段を設け、このスリップ検出
手段によりクラッチ板のスリップが検知されたときに
は、直ちに、クラッチ板の摩擦係数の低下に伴う伝達ト
ルク減少分を補うようにクラッチ板に対する押圧力を増
大させて伝達トルクを発電機定格トルクの大きさに回復
させると共に、このスリップの検出手段によりクラッチ
板のスリップの収束が検知されたときには、クラッチ板
に対する押圧力を元の大きさに減少させるものである。
【0011】なお、スリップ検出手段が、摩擦クラッチ
の入力側回転センサおよび出力側回転センサと、それら
の回転センサからの信号を比較して両者の差の大きさを
判別し、この差の大きさを所定の設定値と比較してスリ
ップの発生を判断し、圧力切替え電磁弁にオン・オフ信
号を発するコントローラとなることが望ましい。また、
スリップ検出手段が、摩擦クラッチの入力側のクラッチ
ドラムに設けられ、その出力側の回転軸に設けられたカ
ムにより駆動される油圧ポンプからなり、この油圧ポン
プからの吐出油が圧力切替え弁を作動させるものや、摩
擦クラッチの入力側と出力側に連結された駆動機構によ
り内部ロータと外部ロータが駆動される内歯歯車ポンプ
からなり、この内歯歯車ポンプからの吐出油が圧力切替
え弁を作動させるものも好適である。
【0012】また、上記発明の方法の実施に適した装置
として、原動機により駆動される発電機に過大トルクが
発生した場合に、原動機と発電機の間に介在する摩擦ク
ラッチのクラッチ板をスリップさせて原動機への過大ト
ルクの伝達を回避するするように、クラッチ板に対する
押圧力を提供する押圧力提供手段とこの押圧力を一定に
調節する押圧力調整装置とからなる摩擦クラッチを原動
機と発電機との間に介在させた発電機の駆動装置におい
て、摩擦クラッチのクラッチ板におけるスリップを検出
するスリップ検出手段と、このスリップ検出手段からの
出力に基いて摩擦クラッチのクラッチ板に対する押圧力
を切り替える切替え手段とを設け、クラッチ板に対する
押圧力をそのスリップの有無に応じて切り替える駆動装
置が好適である。
【0013】
【作用】原動機により駆動される発電機に過大トルクが
発生した場合、原動機と発電機の間に介在する摩擦クラ
ッチのクラッチ板をスリップさせて原動機へ過大トルク
の伝達を回避する発電機の駆動方法において、摩擦クラ
ッチのクラッチ板におけるスリップの発生を検出するス
リップ検出手段を設け、この検出手段によりクラッチ板
のスリップが検出されたときには、直ちに、クラッチ板
の摩擦係数の低下に伴う伝達トルクの減少分を補うよう
にクラッチ板に対する押圧力を増大させて伝達トルクを
発電機定格トルクの大きさに回復させると共に、このス
リップ検出手段によりクラッチ板のスリップの収束が検
出されたときには、クラッチ板に対する押圧力を元の大
きさに減少させるので、設計上の許容値が小さく、充分
大きな伝達トルク制限値を設定できないような原動機に
より駆動される場合にも、小さな過大トルク発生による
摩擦クラッチのスリップの発生を速やかに収束させ、重
大事故以外の自家発電装置の停止を防止することができ
る。
【0014】なお、多板摩擦クラッチの伝達トルクは、
T=μ×A×Pcの計算式により求められ、(ここで、
Tは伝達トルクを、μはクラッチ板の摩擦係数を、Aは
クラッチ板の接触面積と枚数および平均摩擦半径によっ
て決まるクラッチサイズ毎の固有値を、Pcはクラッチ
板を押圧する押圧力をそれぞれ表す。)この計算式から
明らかなように、多板摩擦クラッチの伝達トルクTは、
使用するクラッチサイズが決まれば、クラッチ板の摩擦
係数μとクラッチ板の押圧力Pcとによって決定され
る。すなわち、摩擦クラッチのクラッチ板に過大トルク
によるスリップが発生し、クラッチ板の摩擦係数μが静
摩擦係数μsから動摩擦係数μdに低下する場合には、
その摩擦係数の低下に伴う伝達トルクの減少分を補うよ
うにクラッチ板への押圧力Pcを増大させてやれば、伝
達トルクTは発電機定格トルクの大きさに回復し、摩擦
クラッチのクラッチ板におけるスリップがなくなり、直
結状態に戻ることになる。この再結合が完了するとクラ
ッチ板の摩擦係数が再び静摩擦係数μsに戻るので、押
圧力Pをそのままの状態に維持すると、伝達トルクTは
スリップ開始前の値より大きくなり、制限伝達トルクの
値が大きくなってしまう。そこで、クラッチ板への押圧
力Pcをスリップ開始前の値に戻すことにより、伝達ト
ルクTを元の制限伝達トルクに戻すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を、図に
示された、この発明の方法を実施するのに適した装置に
基いて説明する。なお、図中、同一または相当する部分
には同一符号が付されている。
【0016】図1において、原動機であるガスタービン
Tの出力は、摩擦クラッチ17の入力側部材であるクラ
ッチドラム10と一体の入力軸19に伝達される。この
クラッチドラム10の内周部には、スチールプレートの
表面に摩擦材を貼り付けた入力側のクラッチ板14が軸
方向摺動可能にスプライン係合されている。また、発電
機Gに結合されている出力軸16と一体のクラッチハブ
15には、摩擦材のない通常のクラッチ板13が軸方向
摺動可能にスプライン係合されている。
【0017】クラッチ板13および14は交互に配列さ
れ、クラッチドラム10の環状シリンダー部に嵌挿した
ピストン12と円盤状のバックプレート20との間で押
圧されて一体的に結合される。押圧力提供手段である、
このピストン12を作動させるための圧油は、油溜1か
ら油圧ポンプ2によって吸い上げられ、押圧力を一定に
調節する第1油圧調整弁4で調圧された圧油P1、もし
くは第2油圧調整弁3で調圧された圧油P0が、押圧力
の切替え電磁弁6を通過して摩擦クラッチ17のピスト
ン室11に供給される。
【0018】また、摩擦クラッチ17のスリップ検出手
段として、摩擦クラッチ17の入力軸19の回転速度を
検出する入力側回転センサ7と、摩擦クラッチ17の出
力軸16の回転速度を検出する出力側回転センサ8と、
それらの回転センサから検出された回転検出信号22お
よび23を比較し、両者の差の大きさを設定値と比較し
てスリップ発生の有無を判断し、切替え電磁弁6にオン
・オフ信号を出力するコントローラ9が設けられてい
る。
【0019】a.摩擦クラッチがスリップ開始前 第1油圧調整弁4は、摩擦クラッチ17のクラッチ板が
所定の制限伝達トルクを維持するようにそのクラッチ板
への押圧力を設定するためのもので、圧力P1に設定さ
れた圧油は、クラッチ嵌脱弁5をオン(励磁)すること
により、切替え電磁弁6を通過し、クラッチ用圧油Pc
として摩擦クラッチ17のクラッチ板に対する押圧力と
して供給される。かくして、摩擦クラッチ17は結合さ
れる。(この時、切替え電磁弁6はオフ(非励磁)の状
態にあって、圧油P1のポートが圧油Pcのポートにつ
ながっている。)また、第2油圧調整弁3により、第1
油圧調整弁4の設定圧力より少し高い圧力(この圧力
は、制限伝達トルク/発電機定格トルクと静摩擦係数/
動摩擦係数の関係で決定される。)に設定された圧油P
0の通路は、圧力切替え電磁弁6により閉止されてい
る。
【0020】b.摩擦クラッチのスリップの開始時 入力側回転センサ7と出力側回転センサ8とからなるス
リップ検出手段からのスリップ検出信号に基いて、コン
トローラ9から切替え電磁弁6にこの切替え電磁弁6を
オンにする励磁信号21が出力され、切替え電磁弁6の
ポートが図の右側に切り替えられる。したがって、スリ
ップ開始時に供給されていた圧油P1が遮断され、圧油
P1より少し高い圧力を有する圧油P0がクラッチ油圧
Pcとして摩擦クラッチ17のクラッチ板に対する押圧
力として供給される。これにより、摩擦クラッチ17の
クラッチ板のスリップが収束し、再結合される。(クラ
ッチ嵌脱電磁弁5はオンの状態が維持される。)
【0021】c.摩擦クラッチが再結合した後 摩擦クラッチ17が再結合すると、入力側と出力側の回
転センサ7,8により検出される回転検出信号22,2
3の差がなくなり、スリップが収束したものと判断され
る。そして、切替え電磁弁6の励磁信号21が遮断さ
れ、切替え電磁弁6のポートが摩擦クラッチ17のスリ
ップ開始前の状態に戻され、摩擦クラッチ17に供給さ
れるクラッチ油圧Pcがスリップ開始前の圧油P1に自
動的に戻される。
【0022】図2には、第1実施例における切替え電磁
弁6およびクラッチ嵌脱弁5のオン・オフと、摩擦クラ
ッチ17のクラッチ板を押圧するクラッチ油圧Pcとの
関係が示されている。すなわち、クラッチ嵌脱弁5がオ
ンになると、第1油圧調整弁4で設定された圧油P1が
クラッチ油圧Pcとして供給され、発電機の運転中にス
リップが検出されると、クラッチ嵌脱弁5がオンの状態
で切替え電磁弁6がオンになり、少し高い圧力の圧油P
0がクラッチ油圧Pcとして供給される。スリップが収
束すると切替え電磁弁6がオフになり、元の圧油P1が
供給される。
【0023】図3には、この発明の第2実施例である発
電機の駆動装置が示され、この駆動装置においては、摩
擦クラッチ30のスリップ発生を機械的に検出し、さら
に、切替え手段として、第1実施例における切替え電磁
弁6に代えて、油圧パイロット方式の切替え弁45を用
いるものである。第1油圧調整弁4、第2油圧調整弁
3、およびクラッチ嵌脱弁5の機能は第1実施例と同じ
であり、以下、異なる部分であるスリップ検出手段と切
替え弁について説明する。
【0024】スリップ検出手段による摩擦クラッチ30
のクラッチ板におけるスリップの機械的な検出は、図3
および図4に示されるように、摩擦クラッチ30の入力
軸31と出力軸32との間に相対回転が発生する時に駆
動されるプランジャポンプ33からの吐出油によって行
われる。入力軸31と一体のクラッチドラム34には、
バックプレート35がボルト36により一体に固定さ
れ、バックプレート35の内部にはプランジャポンプ3
3が設けられている。このプランジャポンプ33は、摩
擦クラッチ30の半径方向に延びるシリンダ内に嵌挿さ
れたポンプピストン37と、このポンプピストン37の
下部に回転自在に取付けられたローラ38と、シリンダ
内に設置されてポンプピストン37を半径方向内側に押
し付けるばね39と、液密に保持されたポンプ室40と
から構成され、ポンプピストン37の往復動により作動
油の吸い込みと吐き出しを繰り返す構造になっている。
【0025】クラッチハブ41と一体回転する出力軸3
2には、カム42が固定されており、このカム42には
上記ローラ38がばね39により押し付けられている。
このカム42の出力軸32と直角方向の断面は、図4に
示されるように、正方形の角部を円弧状に滑らかにした
形状をしていて、このカムの外周面にローラ38が接触
している。なお、この実施例では、出力軸32の一回転
当りのポンプピストン37の往復動回数を増やしかつポ
ンプサイズを小型化するために、カム42の形状が正方
形になっているが、カム42の形状は楕円形でも三角形
でも構わない。
【0026】摩擦クラッチ30のクラッチ板がスリップ
して入力軸31と出力軸32との間に相対回転が生じる
と、ローラ38がカム42の外周に沿って転がり、ポン
プピストン37が往復動する。すなわち、ポンプピスト
ン37が下方に移動すると、クラッチドラム34内の吸
込み油路43を経過して作動油をポンプ室40に吸込
み、ポンプピストン37が上方に押し上げられると、ポ
ンプ室40内の作動油は、油路44を通って圧力切替え
弁45のバルブ室46に吐き出される。なお、逆止弁4
7は、吸込み油路43への逆流を防止するために設けて
ある。
【0027】切替え弁45のバルブ室46に吐出油が供
給されると、戻しばね48に抗してバルブステム49を
図において右方に押し付けるので、切替え弁45の入口
ポート50と出口ポート51がつながる。これにより、
クラッチ板のスリップ開始前に供給されていた圧油P1
に代わって、それより高い圧油P0がクラッチ用圧油P
cとして供給される。摩擦クラッチ30が再結合される
と、入力軸31と出力軸32の相対回転が無くなるの
で、プランジャポンプ33からの作動油の供給がなくな
り、バルブステム49が戻しばね48に押し戻されて入
口ポート50が塞がれる。これにより、摩擦クラッチ3
0のスリップ開始前に供給されていた圧油P1が再びク
ラッチに供給される。
【0028】なお、この実施例では、摩擦クラッチと一
体的に油圧ポンプ機構を配置したが、機械的なスリップ
検出手段としての油圧ポンプは、このような構成のもの
に限定されるものでなく、回転差によって油を吐出する
ポンプであれば同様の作用、効果が得られる。例えば、
他の油圧ポンプを用いた検出手段としては、図5に示さ
れるような構造のものも利用できる。すなわち、摩擦ク
ラッチ30に並列して油圧ポンプ52の駆動機構を設
け、公知の内歯歯車ポンプ(例えば、トロコイドポンプ
など)の内部ロータ53を、例えば、クラッチの入力側
の入力軸31に連結し、外部ロータ54を出力側の出力
軸32に連結することにより、入力軸31と出力軸32
に回転差が生じた際には、油圧ポンプ52から作動油が
吐出されるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、原動機により駆動さ
れる発電機に過大トルクが発生した場合、原動機と発電
機の間に介在する摩擦クラッチのクラッチ板をスリップ
させて原動機へ過大トルクの伝達を回避する発電機の駆
動方法において、摩擦クラッチのクラッチ板におけるス
リップの発生を検出するスリップ検出手段を設け、この
検出手段によりクラッチ板のスリップが検出されたとき
には、直ちに、クラッチ板の摩擦係数の低下に伴う伝達
トルクの減少分を補うようにクラッチ板に対する押圧力
を増大させて伝達トルクを発電機定格トルクの大きさに
回復させると共に、このスリップ検出手段によりクラッ
チ板のスリップの収束が検出されたときには、クラッチ
板に対する押圧力を元の大きさに減少させるので、設計
上の許容値が小さく、充分大きな伝達トルク制限値を設
定できないような原動機により駆動される場合にも、小
さな過大トルクの発生による摩擦クラッチのスリップの
発生を速やかに収束させ、重大事故以外の自家発電装置
の停止を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の方法を実施するために適した
装置の第1例の概略図である。
【図2】図2はこの発明の方法による各弁の作用と圧油
の作動のタイミングを示す図である。
【図3】図3はこの発明の方法を実施するために適した
装置の第2例の概略図である。
【図4】図3におけるA−A線に沿う断面図である。
【図5】図5はこの発明の方法を実施するために適した
装置の第3例の概略図である。
【図6】図6はスリップ開始後の摩擦係数の時間的変化
を示す線図である。
【図7】図7は既に提案されている発電機の駆動装置の
概略図である。
【符号の説明】
3 第2油圧調整弁 4 第1油圧調整弁 5 クラッチ嵌脱弁 6 切替え電磁弁 7 入力側回転センサ 8 出力側回転センサ 9 コントローラ 10、34 クラッチドラム 11 ピストン室 12 ピストン 13,14 クラッチ板 16、32 出力軸 17、30 摩擦クラッチ 19、31 入力軸 21 励磁信号 22、23 回転検出信号 33 プランジャポンプ 37 ポンプピストン 40 ポンプ室 42 カム 43 吸込み油路 45 切替え弁 46 バルブ室 49 バルブステム 50 入口ポート 51 出口ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000221834 東邦瓦斯株式会社 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 (72)発明者 中村 秀樹 埼玉県北足立郡吹上町下忍3826の13 (72)発明者 阿部 達郎 埼玉県さいたま市東大宮3丁目11番11号 (72)発明者 松本 外左 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 豊田 光雄 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 古賀 祥之助 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 高橋 義博 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3J057 AA04 BB04 EE07 EE09 GA61 GB10 GB13 GB14 GB22 GC10 GC12 GD01 GE10 GE13 HH10 5H607 AA01 BB02 CC03 DD03 DD07 DD17 EE03 FF21 FF36 HH03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動される発電機に過大ト
    ルクが発生した場合に、原動機と発電機の間に介在する
    摩擦クラッチのクラッチ板をスリップさせて原動機への
    過大トルクの伝達を回避する発電機の駆動方法におい
    て、摩擦クラッチのクラッチ板におけるスリップの発生
    を検出するスリップ検出手段を設け、このスリップ検出
    手段によりクラッチ板のスリップが検出されたときに
    は、直ちに、クラッチ板の摩擦係数の低下に伴う伝達ト
    ルク減少分を補うようにクラッチ板に対する押圧力を増
    大させて伝達トルクを発電機定格トルクの大きさに回復
    させると共に、このスリップ検出手段によりクラッチ板
    のスリップの収束が検出されたときには、クラッチ板に
    対する押圧力を元の大きさに減少させることを特徴とす
    る発電機の駆動方法。
  2. 【請求項2】 上記スリップ検出手段が、摩擦クラッチ
    の入力側回転センサと出力側回転センサと、それらのセ
    ンサからの信号を比較して両者の差の大きさを判別し、
    この差の大きさを所定の設定値と比較してスリップの発
    生を判断し、圧力切替え電磁弁にオン・オフ信号を発す
    るコントローラとからなることを特徴とする請求項1記
    載の発電機の駆動方法。
  3. 【請求項3】 上記スリップ検出手段が、摩擦クラッチ
    の入力側のクラッチドラムに設けられ、その出力側の回
    転軸に設けられたカムにより駆動される油圧ポンプから
    なり、この油圧ポンプからの吐出油が圧力切替え弁を作
    動させることを特徴とする請求項1記載の発電機の駆動
    方法。
  4. 【請求項4】 上記スリップ検出手段が、摩擦クラッチ
    の入力側と出力側に連結された駆動機構により内部ロー
    タと外部ロータとが駆動される内歯歯車ポンプからな
    り、この内歯歯車ポンプからの吐出油が圧力切替え弁を
    作動させることを特徴とする請求項1記載の発電機の駆
    動方法。
  5. 【請求項5】 原動機により駆動される発電機に過大ト
    ルクが発生した場合に、原動機と発電機の間に介在する
    摩擦クラッチのクラッチ板をスリップさせて原動機への
    過大トルクの伝達を回避するするように、クラッチ板に
    対する押圧力を提供する押圧力提供手段とこの押圧力を
    一定に調節する押圧力調整装置とからなる摩擦クラッチ
    を原動機と発電機との間に介在させた発電機の駆動装置
    において、摩擦クラッチのクラッチ板におけるスリップ
    を検出するスリップ検出手段と、このスリップ検出手段
    からの出力に基いて摩擦クラッチのクラッチ板に対する
    押圧力を切り替える切替え手段とを設け、クラッチ板に
    対する押圧力をそのスリップの有無に応じて切り替える
    ことを特徴とする発電機の駆動装置。
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