JP2003284214A - ケーブル張力検出装置の取付方法およびその取付位置調整治具 - Google Patents

ケーブル張力検出装置の取付方法およびその取付位置調整治具

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JP2003284214A
JP2003284214A JP2002076529A JP2002076529A JP2003284214A JP 2003284214 A JP2003284214 A JP 2003284214A JP 2002076529 A JP2002076529 A JP 2002076529A JP 2002076529 A JP2002076529 A JP 2002076529A JP 2003284214 A JP2003284214 A JP 2003284214A
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manhole
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JP2002076529A
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English (en)
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Satoru Yoneya
悟 米家
Masanori Uda
正徳 宇田
Masami Shimada
正美 島田
Masaharu Higashimori
正治 東森
Hiroshi Omori
大士 大森
Hirosuke Kitagawa
裕亮 北川
Hideyuki Hamanaka
秀之 浜中
Kazuma Mazaki
一馬 真崎
Kazunari Sugi
一成 杉
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Kansai Electric Power Co Inc
Kinden Corp
SWCC Corp
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Kinden Corp
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーブル牽引機による被牽引物の送出し位置
と、被牽引物の布設位置とが高さ方向に大きくずれてい
る場合でも、被牽引物に加わる張力を精度よく検出する
ことができるように、張力検出装置をマンホール内に設
置する。 【解決手段】ケーブルを延線布設するための地中管路に
沿って配設されたマンホール100内に、ケーブルおよ
びロープを牽引する時に当該ケーブルおよびロープに加
わる張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力として張
力センサで検出するケーブル張力検出装置10を設置す
るにあたり、取付部材13に取付位置調整治具1を係合
し、この状態で予め布設されたロープ3に取付位置調整
治具の指標部1cを位置合わせしながら取付部材の高さ
位置を調整し、この調整した高さ位置で当該取付部材を
マンホールの対向する側壁100a、100b間で実質
的に水平になるように取付け、この取付部材にケーブル
張力検出装置を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル牽引機の張
力検出装置の取付方法およびその取付位置調整治具に係
り、特に、ケーブル等が既に布設されているマンホール
やハンドホール内において、既布設ケーブル等から離れ
た位置にケーブル牽引機と共に張力検出装置を設置する
際等に適用されるケーブル牽引機の張力検出装置の取付
方法およびその取付位置調整治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6の構成図に示すように、
例えばマンホール100、100、・・・内に、先端に位
置するケーブル牽引機(以下、「先端牽引機」と称
す。)50および複数の中間ケーブル牽引機(以下、
「中間牽引機」と称す。)60、60、・・・を設置し、
ケーブル2を布設する予定の地中管路101、101、
・・・内に予め牽引ロープ(以下、「ロープ」と称す。)
3を布設しておき、このロープ3の後端部とケーブル2
の先端部を布設ルートの最上流側で接続部4により接続
した後、先端牽引機50でロープ3を牽引すると共に、
先端牽引機50に後続する複数の中間牽引機60、6
0、・・・でロープ3を牽引した後にケーブル2を牽引
し、ケーブル2の許容張力を超えないように張力を分散
して、ケーブル2を地中管路101、101、・・・内に
布設するケーブル布設方法が実用化されている。
【0003】このケーブル布設方法で使用される先端牽
引機50は、ロープ3を一定の牽引速度で牽引し、ま
た、中間牽引機60は、被牽引物の張力の垂直分力が所
定の目標値になるように牽引速度を制御しながらロープ
3を牽引した後、同様の制御を行いながらケーブル2を
牽引する。なお、図6において、符号5はケーブル2が
貯線されたケーブルドラムを示し、符号6はロープ3を
巻き取るロープ巻き取りドラムを示している。
【0004】このようにケーブル2やロープ3の牽引速
度を制御する中間牽引機60は図7の構成図に示すよう
に、ケーブル2およびロープ3に加わる張力を検出する
張力検出装置70を備えている。この張力検出装置70
は、中間牽引機60の下流側に配置され、ケーブル2お
よびロープ3の張力をこれらの牽引方向と直交する上向
方向の垂直分力(以下、「垂直分力」と称す。)として
検出する圧力検出型の張力センサ71を備えている。こ
の張力センサ71は、地中管路101の開口部102に
装着されたベルマウス74にアーム73を介して取り付
けられており、ケーブル2およびロープ3の垂直分力は
ガイドローラ72を介して張力センサ71に伝達され
る。
【0005】なお、ケーブル2およびロープ3の送出し
位置になる中間牽引機60の無端ベルト61と、ケーブ
ル2の布設位置になる地中管路101とがほぼ同じ高さ
に位置するように当該中間牽引機60が設置されるの
で、張力センサ71のガイドローラ72は、ケーブル2
およびロープ3の張力の垂直上向成分を得るために、中
間牽引機60の無端ベルト61および地中管路101間
にほぼ水平に張架されるケーブル2またはロープ3の高
さ位置よりも下方に設けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーブ
ル等が既に布設されているマンホールやハンドホール内
にあっては、既布設ケーブル等が障害となり、先端牽引
機50や中間牽引機60を地中管路101と同じ高さ位
置に設置できなくなる。このため、先端牽引機50や中
間牽引機60を、既布設ケーブル等から高さ方向で離れ
た位置に設置しなければならなかった。特に、中間牽引
機60の場合、既布設ケーブル等が布設されている地中
管路101、101、・・・に新たにケーブルを布設しよ
うとする際には、既布設ケーブル等を回避するため、中
間牽引機60を地中管路101から高さ方向に離れた位
置に設置しなければならず、この結果、従来のように張
力検出装置70を地中管路101の開口部102とほぼ
同じ高さ位置に設置すると、中間牽引機60によるケー
ブル等の送り出し位置と張力センサ71のガイドローラ
72の位置とが高さ方向にずれることになる。このた
め、張力センサ71が被牽引ケーブル等に作用する張力
の垂直分力を正確に検出することができず、また、中間
牽引機60によるケーブル等の送出し位置と張力センサ
71のガイドローラ72の位置とが高さ方向に大きくず
れた場合には、張力センサ71が被牽引ケーブル等に作
用する張力の垂直分力を検出することができないといっ
た難点があった。
【0007】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、ケーブル牽引機による被牽引
物の送出し位置と、被牽引物の布設位置とが高さ方向に
大きくずれている場合でも、被牽引物に加わる張力を精
度よく検出することができるように、張力検出装置をマ
ンホールやハンドホール内に設置することができるケー
ブル張力検出装置の取付方法およびその取付位置調整治
具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明のケーブル張力検出装置の取付方法は、長尺な
被牽引物を延線布設するための地中管路に沿って配設さ
れたマンホールまたはハンドホール内に、被牽引物を牽
引する時に当該被牽引物に加わる張力を牽引方向と直交
する方向の垂直分力としてセンサで検出するケーブル張
力検出装置を設置するにあたり、マンホールまたはハン
ドホールの対向する側壁間の上部空間の所定の高さ位置
に、取付部材を実質的に水平になるように取付け、この
取付部材にケーブル張力検出装置を取付けるものであ
る。
【0009】このケーブル張力検出装置の取付方法によ
れば、被牽引物が既に布設されている箇所に、新たに被
牽引物を布設する場合、既に布設されている被牽引物を
避けるためにケーブル牽引機を被牽引物の布設位置から
高さ方向で離れた位置に設置しても、そのケーブル牽引
機の設置高さ位置に合わせて、取付部材をマンホールま
たはハンドホールの対向する側壁間に取付け、この取付
部材にケーブル張力検出装置を取付ければ、ケーブル張
力検出装置のセンサに垂直分力を加えることができるよ
うになる。
【0010】また、本発明のケーブル張力検出装置の取
付方法は、長尺な被牽引物を延線布設するための地中管
路に沿って配設されたマンホールまたはハンドホール内
に、被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加わる張力
を牽引方向と直交する方向の垂直分力としてセンサで検
出するケーブル張力検出装置を設置するにあたり、マン
ホールまたはハンドホールの床および天井間に支持柱を
実質的に垂直になるように取付け、この支持柱の所定の
高さ位置に水平方向へ突出する取付部材を取付け、この
取付部材の水平方向へ突出した部位にケーブル張力検出
装置を取付けるものである。
【0011】このケーブル張力検出装置の取付方法によ
れば、被牽引物が既に布設されている箇所に、新たに被
牽引物を布設する場合、既に布設されている被牽引物を
避けるためにケーブル牽引機を被牽引物の布設位置から
高さ方向で離れた位置に設置しても、そのケーブル牽引
機の設置高さ位置に合わせて、予めマンホールまたはハ
ンドホールの床および天井間の所定位置に垂直になるよ
うに取付けられた支持柱に取付部材を取付け、この取付
部材にケーブル張力検出装置を取付ければ、ケーブル張
力検出装置のセンサに垂直分力を加えることができるよ
うになる。
【0012】また、本発明のケーブル張力検出装置の取
付位置調整治具は、長尺な被牽引物を延線布設するため
の地中管路に沿って配設されたマンホールまたはハンド
ホール内に、被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加
わる張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力としてセ
ンサで検出するケーブル張力検出装置を設置するにあた
り、当該ケーブル張力検出装置をマンホールまたはハン
ドホール内の所定位置に設置するための取付部材を位置
決めする取付位置調整治具であって、取付部材に揺動自
在に係合される係合部と、係合部を取付部材に係合させ
た時に自重により鉛直方向下向きに垂れ下がり、この垂
れ下がり先端が予め布設された被牽引物の通過位置を示
す指標部とから構成され、係合部を取付部材に係合させ
ることにより、被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に
加わる張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力として
センサで検出可能となる取付部材と、布設された被牽引
物との距離が規定されるものである。
【0013】このケーブル張力検出装置の取付位置調整
治具によれば、係合部を取付部材に係合させるだけで、
被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加わる張力を牽
引方向と直交する方向の垂直分力としてセンサで検出可
能となる取付部材と布設された被牽引物との距離が規定
されるので、取付部材の取付け高さ位置を瞬時に決定す
ることができる。
【0014】また、上述した二通りのケーブル張力検出
装置の取付方法において、取付部材にこの取付位置調整
治具を係合し、この状態で予め布設された被牽引物に取
付位置調整治具の指標部を位置合せしながら取付部材の
高さ位置を調整することができるので、この調整した高
さ位置で取付部材を対向する側壁間に取付けたり、ある
いは、この調整した高さ位置で取付部材を床および天井
間に取付けられた支持柱に取付けたりしてから、ケーブ
ル張力検出装置をセンサに垂直分力を加えることができ
るように取付部材に取付けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のケーブル張力検出
装置の取付方法およびその取付位置調整治具による好ま
しい実施の形態例について、図面を参照して説明する。
【0016】本発明の取付方法に使用されるケーブル張
力検出装置は、例えば図2に示すように、中間牽引機2
0のケーブル出線側(以下、「下流側」という。)に配
置される従来と同様の張力センサ71と、張力センサ7
1のケーブル入線側(以下、「上流側」という。)に近
接して設けられる外径センサ11と、張力センサ71の
下流側の位置に設けられるケーブルガイド部材12と、
中間牽引機20が設置されたマンホール100内に配設
される取付部材13に対して張力検出装置10自体を固
定させるクランプ部14とを備えている。
【0017】外径センサ11は両開きの開閉扉を備え、
この開閉扉の回転角度をポテンショメータで検出するこ
とにより、長尺な被牽引物であるケーブル2およびロー
プ3の外径差に基づいて、被牽引物がケーブル2である
か、あるいはロープ3であるかを判別するものである。
また、ケーブルガイド部材12は一対のガイドローラを
備え、被牽引物の外周面に密接するように弾性部材によ
り相互に近接する方向に付勢されている。このケーブル
ガイド部材12は、ケーブル2およびロープ3の牽引時
に、当該ケーブル2およびロープ3に加わる張力を牽引
方向と直交する垂直分力として、常時、張力センサ71
で検出可能となるような位置に配置されている。
【0018】このように構成されたケーブル張力検出装
置10の設置例について、以下説明する。
【0019】既布設ケーブル2′が布設されている地中
管路101、101、・・・に新たにケーブル2を布設
するために、マンホール100、100、・・・内にお
いてにおいて(図5参照)、例えば中間牽引機20を既
布設ケーブル2′の上方に設置した場合には(図2)、
この上方に設置した中間牽引機20によるケーブル送出
し位置に対して、ケーブル張力検出装置10の張力セン
サ71による張力検出位置を高さ方向で合わせる。具体
的には図1(a)に示すように、ケーブル張力検出装置
10がそのような高さ位置に配置されるように、マンホ
ール100の対向する側壁100a、100b間に取付
部材13を実質的に水平になるように取付け、この取付
部材13にクランプ部14でケーブル張力検出装置10
自体をクランプ固定する。このケーブル張力検出装置1
0自体をクランプ固定させるために、取付部材13とし
ては両端で突っ張る装置により適切な位置に保持するこ
とができる金属パイプから成る突張り棒が好適である。
これにより、ケーブル張力検出装置10をマンホール1
00内で確実に固定させることができ、当該ケーブル張
力検出装置10の張力センサ71に、常時、垂直分力を
加えることができるようになる。
【0020】なお、取付部材13の取付位置を位置決め
するには、図3(a)、(b)に示すようなケーブル張
力検出装置10の取付位置調整治具1を使用するとよ
い。この取付位置調整治具1は、取付部材13に揺動自
在に係合される係合部1aと、この係合部1aを取付部
材13に係合させた時に自重により鉛直方向下向きに垂
れ下がり、この垂れ下がり端1bが予め布設されたロー
プ3の通過位置を示す指標部1cとから構成されてい
る。係合部1aは取付部材13に揺動自在に係合可能な
大きさの半円形に形成され、指標部1cは垂れ下がり端
1bが重錘となると共に予め布設されたロープ3の通過
位置を指し示す形状に形成されている。このように形成
された取付位置調整治具1は、ロープ3を牽引する時に
当該ロープ3に加わる張力を牽引方向と直交する方向の
垂直分力として張力センサ71で検出可能となる高さ位
置に、ケーブル張力検出装置10を取付けるための取付
部材13と、布設されたロープ3との距離を規定するも
のである。
【0021】このような取付位置調整治具1を使用した
ケーブル張力検出装置10の取付方法は図1(a)、
(b)に示すように、取付部材13に取付位置調整治具
1を係合し、この状態で予め布設されたロープ3に取付
位置調整治具1の指標部1cを位置合わせしながら取付
部材13の高さ位置を調整し、この調整した高さ位置で
当該取付部材13を、マンホール100の対向する側壁
100a、100b間に取付けることになる。これによ
り、取付部材13の最適な取付け高さ位置が瞬時に決定
できるため、ケーブル張力検出装置10の設置が簡易に
なる。
【0022】さらに、図2に示すように、ケーブル張力
検出装置10の設置状況に応じて、ケーブル張力検出装
置10のケーブルガイド部材12から繰出されるロープ
3やケーブル2を地中管路101の開口部102方向へ
導く第1の金車21を当該ケーブルガイド部材12の下
流側に設け、この第1の金車21から繰出されるロープ
3やケーブル2を地中管路101内に導く第2の金車2
2を地中管路101の開口部102に近接した位置に設
けておくとよい。
【0023】なお、本発明のケーブル張力検出装置の取
付方法によれば、マンホール100の対向する側壁10
0a、100b間の上部空間の所定の高さ位置に、取付
部材13を実質的に水平になるように取付け、この取付
部材13にケーブル張力検出装置10を取付けていた
が、これに限らず、図4に示すように、マンホール10
0の床100cおよび天井100d間に支持柱15を実
質的に垂直になるように取付け、この支持柱15の所定
高さ位置に水平方向へ突出する取付部材である取付金具
16を取付け、この取付金具16の水平方向へ突出した
部位16aにクランプ部14でケーブル張力検出装置1
0自体をクランプ固定してもよい。この取付金具16を
取付るための支持柱15としては、上述した突張り棒が
好適である。これにより、ケーブル張力検出装置10を
マンホール100内で確実に、而も最適な高さ位置に固
定させることができるので、当該ケーブル張力検出装置
10の張力センサ71に、常時、垂直分力を加えること
ができるようになる。
【0024】また、このようなケーブル張力検出装置の
取付方法においては、上述した取付位置調整金具1を使
用してもよい。この取付位置調整治具1を使用したケー
ブル張力検出装置10の取付方法は、取付金具16に取
付位置調整治具1を係合し、この状態で予め布設された
ロープ3に取付位置調整治具1の指標部1cを位置合わ
せしながら取付金具16の高さ位置を調整し、この調整
した高さ位置で当該取付金具16を床100cおよび天
井100d間に取付けられた支持柱15に取付けること
になる。これにより、取付金具16の最適な取付け高さ
位置が瞬時に決定できるため、ケーブル張力検出装置1
0の設置が簡易になる。
【0025】また、上述した実施の形態例においては、
既布設ケーブルが布設されている地中管路に新たにケー
ブルを布設するために、マンホール内において、中間牽
引機を既布設ケーブルの上方に設置させていたが、これ
に限らず、マンホール内の状況に応じて、既布設ケーブ
ルの下方や、図5の概略構成図に示すように、既布設ケ
ーブル2′やクロージャー40等との干渉を避けるため
に、地中管路110の延長線に対して左右方向にずらし
て設置させても、本発明の取付方法でケーブル張力検出
装置をマンホール内に設置させることができる。さら
に、ケーブルを布設すべき管路に既布設ケーブルが存在
しない場合には、中間牽引機を従来と同様にケーブル布
設位置、即ち、管路とほぼ同じ高さに設置することがで
き、この場合においても、本発明の取付方法でケーブル
張力検出装置をマンホール内に設置させることができる
のは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のケーブ
ル張力検出装置の取付方法およびその取付位置調整治具
によれば、ケーブル張力検出装置をマンホールまたはハ
ンドホール内で確実に、而も最適な取付け高さ位置に固
定させることができるので、当該ケーブル張力検出装置
のセンサに、常時、垂直分力を加えることができるよう
になり、而も取付部材を位置決めする際に取付位置調整
治具によって高さ位置を調整すれば、取付部材の最適な
取付け高さ位置が瞬時に決定できるため、ケーブル張力
検出装置の設置が簡易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル張力検出装置の取付方法によ
る好ましい実施の形態例を示す図で、(a)は取付説明
図、(b)は取付位置調整治具による位置決め調整の説
明図。
【図2】図1のケーブル張力検出装置とケーブル牽引機
との関係を示す構成図。
【図3】本発明のケーブル張力検出装置の取付位置調整
治具による好ましい実施の形態例を示す説明図で、
(a)は正面図、(b)は側面図。
【図4】本発明のケーブル張力検出装置の取付方法によ
る他の好ましい実施の形態例を示す取付説明図。
【図5】本発明のケーブル張力検出装置の取付方法によ
る好ましい他の実施の形態例を示すマンホールを上から
見た状態の概略構成図。
【図6】複数のケーブル牽引機による布設状態を示す全
体構成図。
【図7】従来のケーブル張力検出装置の取付方法を示す
説明図。
【符号の説明】
1・・・・・取付位置調整治具 1a・・・・・係合部 1b・・・・・垂れ下がり先端 1c・・・・・指標部 2・・・・・ケーブル(長尺な被牽引物) 3・・・・・ロープ(長尺な被牽引物) 10・・・・・ケーブル張力検出装置 13・・・・・取付部材 15・・・・・支持柱 16・・・・・取付金具(取付部材) 16a・・・・・水平方向へ突出した部位 71・・・・・張力センサ 100・・・・・マンホール 100a、100b・・・・・マンホールの側壁 100c・・・・・マンホールの床 100d・・・・・マンホールの天井
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米家 悟 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 宇田 正徳 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 島田 正美 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 東森 正治 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 大森 大士 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 北川 裕亮 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 浜中 秀之 大阪市北区本庄東2丁目3番41号 株式会 社きんでん内 (72)発明者 真崎 一馬 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 杉 一成 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 Fターム(参考) 2F051 CA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な被牽引物を延線布設するための地中
    管路に沿って配設されたマンホールまたはハンドホール
    内に、前記被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加わ
    る張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力としてセン
    サで検出するケーブル張力検出装置を設置するにあた
    り、前記マンホールまたは前記ハンドホールの対向する
    側壁間の上部空間の所定の高さ位置に、取付部材を実質
    的に水平になるように取付け、この取付部材に前記ケー
    ブル張力検出装置を取付けることを特徴とするケーブル
    張力検出装置の取付方法。
  2. 【請求項2】長尺な被牽引物を延線布設するための地中
    管路に沿って配設されたマンホールまたはハンドホール
    内に、前記被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加わ
    る張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力としてセン
    サで検出するケーブル張力検出装置を設置するにあた
    り、前記マンホールまたは前記ハンドホールの床および
    天井間に支持柱を実質的に垂直になるように取付け、こ
    の支持柱の所定の高さ位置に水平方向へ突出する取付部
    材を取付け、この取付部材の水平方向へ突出した部位に
    前記ケーブル張力検出装置を取付けることを特徴とする
    ケーブル張力検出装置の取付方法。
  3. 【請求項3】長尺な被牽引物を延線布設するための地中
    管路に沿って配設されたマンホールまたはハンドホール
    内に、前記被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加わ
    る張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力としてセン
    サで検出するケーブル張力検出装置を設置するにあた
    り、当該ケーブル張力検出装置を前記マンホールまたは
    前記ハンドホール内の所定位置に設置するための取付部
    材を位置決めする取付位置調整治具であって、 前記取付部材に揺動自在に係合される係合部と、前記係
    合部を前記取付部材に係合させた時に自重により鉛直方
    向下向きに垂れ下がり、この垂れ下がり先端が予め布設
    された前記被牽引物の通過位置を示す指標部とから構成
    され、前記係合部を前記取付部材に係合させることによ
    り、前記被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加わる
    張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力として前記セ
    ンサで検出可能となる前記取付部材と、布設された前記
    被牽引物との距離が規定されることを特徴とする取付位
    置調整治具。
  4. 【請求項4】長尺な被牽引物を延線布設するための地中
    管路に沿って配設されたマンホールまたはハンドホール
    内に、前記被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加わ
    る張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力としてセン
    サで検出するケーブル張力検出装置を設置するにあた
    り、前記マンホールまたは前記ハンドホールの対向する
    側壁間の上部空間の所定の高さ位置に、取付部材を実質
    的に水平になるように取付け、この取付部材に前記ケー
    ブル張力検出装置を取付けるケーブル張力検出装置の取
    付方法であって、 前記取付部材に請求項3記載の取付位置調整治具を係合
    し、この状態で予め布設された前記被牽引物に前記取付
    位置調整治具の前記指標部を位置合わせしながら前記取
    付部材の高さ位置を調整し、この調整した高さ位置で当
    該取付部材を前記対向する側壁間に取付けてから、前記
    ケーブル張力検出装置を前記取付部材に取付けることを
    特徴とするケーブル張力検出装置の取付方法。
  5. 【請求項5】長尺な被牽引物を延線布設するための地中
    管路に沿って配設されたマンホールまたはハンドホール
    内に、前記被牽引物を牽引する時に当該被牽引物に加わ
    る張力を牽引方向と直交する方向の垂直分力としてセン
    サで検出するケーブル張力検出装置を設置するにあた
    り、前記マンホールまたは前記ハンドホールの床および
    天井間に支持柱を実質的に垂直になるように取付け、こ
    の支持柱の所定の高さ位置に水平方向へ突出する取付部
    材を取付け、この取付部材の水平方向へ突出した部位に
    前記ケーブル張力検出装置を取付けるケーブル張力検出
    装置の取付方法であって、 前記取付部材に請求項3記載の取付位置調整治具を係合
    し、この状態で予め布設された前記被牽引物に前記取付
    位置調整治具の前記指標部を位置合わせしながら前記取
    付部材の高さ位置を調整し、この調整した高さ位置で当
    該取付部材を前記床および前記天井間に取付けられた前
    記支持柱に取付けてから、前記ケーブル張力検出装置を
    前記取付部材の水平方向へ突出した前記部位に取付ける
    ことを特徴とするケーブル張力検出装置の取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110783037A (zh) * 2018-07-30 2020-02-11 科迈士瑞士股份有限公司 线缆更换装置和用于将线缆架止动的方法

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