JP2003283568A - 電子メール配信拒否方法及びその方法をコンピュータに行わせることを可能とするプログラム - Google Patents

電子メール配信拒否方法及びその方法をコンピュータに行わせることを可能とするプログラム

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JP2003283568A JP2002079969A JP2002079969A JP2003283568A JP 2003283568 A JP2003283568 A JP 2003283568A JP 2002079969 A JP2002079969 A JP 2002079969A JP 2002079969 A JP2002079969 A JP 2002079969A JP 2003283568 A JP2003283568 A JP 2003283568A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者にとって不要な電子メールの配信をよ
り効果的に拒否することを可能とする。 【解決手段】 プロバイダPは、配信拒否サーバDRS
を備える。配信拒否サーバDRSは、コンピュータ識別
情報抽出部2及び配信拒否判定部4を備える。コンピュ
ータ識別情報抽出部2が、利用者U宛ての電子メールの
本文からネットワーク上のコンピュータを識別するコン
ピュータ識別情報を抽出する。配信拒否判定部4は、抽
出されたコンピュータ識別情報に基づいて、その電子メ
ールを配信するか否か判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを通
じてやり取りされる文字や画像等のメッセージ(以下、
電子メールという)を配信する電子メール配信技術に関
し、特に、電子メールを配信する際に、ある条件を満た
す電子メールの配信を拒否する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータや電子メールをやり
取りする機能を有する携帯電話等が普及している。これ
に伴い、電子メールの利用者も急増している。このよう
な状況下で、業者から電子メールの利用者に対して一方
的に送信される商用の電子メール(商用メール、又は迷
惑メール)も急増している。このような商用メールは、
特に、携帯電話においてしばしば見受けられる。
【0003】電子メールの利用者にとっては不要な商用
メールはわずらわしいものであるため、利用者の要求に
従って、不要な商用メールの配信を拒否するサービスを
提供しているネットワークサービスプロバイダ(以下、
プロバイダという)もある。
【0004】例えば、あるサービスによれば、利用者
は、不要な商用メールの送信元電子メールアドレスをプ
ロバイダに通知する。プロバイダは、指定された送信元
電子メールアドレスをもつ電子メールをその利用者に対
して配信せず、その電子メールの送信元に返送するよう
に設定する。
【0005】また、例えば、あるサービスによれば、利
用者は、受信したいメールの送信元電子メールアドレス
のドメインをプロバイダに通知する。プロバイダは、送
信元電子メールアドレスに基づいて、指定されたドメイ
ンから送信された電子メールを、その利用者に対して配
信するように設定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】利用者が受信を希望し
ない電子メールの配信を拒否するための上述の技術は、
以下のように、あまり効果が無いという問題があった。
【0007】例えば、商用メールを送信する業者が電子
メールの送受信を行うメールサーバを有していることが
ある。このような場合、ある送信元電子メールアドレス
を有する電子メールの配信を拒否する設定が行われた場
合であっても、業者は送信元電子メールアドレスを変更
して送信することにより、その電子メールを再び利用者
に配信させることが可能である。この結果、プロバイダ
側の配信を拒否する送信元電子メールアドレスの設定
と、業者側の電子メールアドレスの変更のいたちごっこ
が繰り返されるに過ぎず、電子メールの配信を効果的に
拒否できない。
【0008】また、例えば、業者は、複数のドメインを
有し、それぞれのドメインから電子メールを送信するこ
とが多いため、指定されたドメインを送信元電子メール
アドレス内に持つ電子メールを利用者に配信する設定が
行われた場合であっても、その業者からの電子メールの
配信を効果的に拒否できない。さらに、この設定によっ
て、利用者が受信することができる電子メールは、その
ドメインを送信元電子メールアドレス内に持つ電子メー
ルに限定されるため、利用者にとって不便である。ま
た、多くのドメインを指定する場合、利用者は、それら
多くのドメインを1つ1つ指定する作業を行うことが必
要となる。
【0009】以上の問題に鑑み、本発明は、上記問題を
解決し、利用者にとって不要な電子メールの配信をより
効果的に拒否することを可能とすることが本発明が解決
しようとする課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の1態様によれば、コンピュータが、電子メ
ールを配信するか否か判定する電子メール配信拒否判定
方法において、第1の電子メールの本文から、ネットワ
ーク上のコンピュータを識別する第1のコンピュータ識
別情報を抽出し、抽出された前記第1のコンピュータ識
別情報に基づいて、前記第1の電子メールを配信するか
否かを判定する、ことを含むようにする。
【0011】利用者が配信を拒否する電子メールの多く
は、商用メールであり、その目的は、特定のWebサイ
トへのアクセスを促すことである。従って、商用メール
の本文には、Webページへアクセスするために必要な
情報を含むことが多い。このWebページへアクセスす
るために必要な情報に基づいて、電子メールの本文から
このコンピュータ識別情報を抽出し、抽出されたコンピ
ュータ識別情報に基づいて電子メールを配信するか否か
判定することにより、上述の問題を解決する事が可能と
なる。コンピュータ識別情報として、例えば、ドメイ
ン、インターネット・プロトコル・アドレス等が挙げら
れる。
【0012】また、上記方法において、第2の電子メー
ルの本文から第2のコンピュータ識別情報を抽出し、前
記第1のコンピュータ識別情報及び前記第2のコンピュ
ータ識別情報とに基づいて、前記第1の電子メールを配
信するか否かを判定する、ことを更に含むようにしても
良い。
【0013】より具体的には、例えば、第2の電子メー
ルが、利用者から配信を拒否するよう指示された電子メ
ールである場合、この第2の電子メールから抽出された
コンピュータ識別情報を、第1の電子メールを配信する
か否かの判定に用いることとしてもよい。
【0014】また、上記方法において、前記第1のコン
ピュータ識別情報と前記第2のコンピュータ識別情報と
が一致する場合、前記判定において前記第1の電子メー
ルを配信しないと決定することとしてもよい。
【0015】さらに、また、上記方法において、前記第
1のコンピュータ識別情報に基づいて、ネットワーク上
のコンピュータに関して登録されている第1の登録情報
を取得し、前記第2のコンピュータ識別情報に基づい
て、前記第2の登録情報を取得し、前記第1の登録情報
及び前記第2の登録情報とに基づいて、前記第1の電子
メールを配信するか否かを判定する、ことを更に含むこ
ととしてもよい。
【0016】例えば、配信を拒否すべき電子メールの送
信元が複数のコンピュータ識別情報を有している場合、
コンピュータ識別情報に基づくだけでは、その送信元か
ら送信された電子メールの配信拒否を効果的に行えない
場合がある。一方、ネットワーク上のコンピュータに関
して、そのコンピュータ識別情報に対応してネットワー
ク管理センター等に登録されている登録情報もある。
【0017】この登録情報は、コンピュータ識別情報と
同様に、ネットワーク管理センター等によって管理され
ているため、送信元はその情報を容易に変更できない。
従って、コンピュータ識別情報に基づくだけでは、その
送信元から送信された電子メールの配信を拒否するか否
か判定することができない場合、そのコンピュータ識別
情報に対応する登録情報を取得し、その登録情報を用い
ることにより、効果的に電子メールの配信拒否の判定を
行うことを可能とする。なお、登録情報は、例えば、Wh
oisプロトコルを用いて取得することとしてもよい。
【0018】また、前記判定において、前記第1の登録
情報及び前記第2の登録情報に基づく判定において、前
記第1の登録情報と、前記第2の登録情報の少なくとも
一部が一致した場合、前記第1の電子メールを配信しな
いと決定する、こととしてもよい。
【0019】また、本発明の別の態様によれば、電子メ
ールを配信するか否か判定する配信拒否判定装置におい
て、第1の電子メールの本文からネットワーク上のコン
ピュータを識別する第1のコンピュータ識別情報を抽出
するコンピュータ識別情報抽出部と、抽出された前記第
1のコンピュータ識別情報に基づいて、前記第1の電子
メールを配信するか否かを判定する配信拒否判定部と、
を備えるように構成する。このような配信拒否判定装置
によっても、上述の課題を解決することが可能である。
【0020】なお、上記の電子メール配信拒否判定方法
において行われる手順と同様の制御をコンピュータに行
わせるコンピュータ・プログラムも、そのプログラムを
コンピュータに実行させることによって、前述した課題
を解決することが可能である。さらに、上記プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体から、
そのプログラムをコンピュータに読み出させて実行させ
ることによっても、前述した課題を解決することができ
る。
【0021】また、ネットワークを介して上記の配信拒
否判定装置に接続されたネットワーク端末が電子メール
を受信する方法において、ネットワーク端末が、第1の
電子メールの本文を電子メールをするか否かを判定する
配信拒否判定装置に送信し、前記ネットワーク端末は、
第1の電子メールの本文から抽出されたネットワーク上
のコンピュータを識別するコンピュータ識別情報に基づ
いて、前記配信拒否判定装置によって配信をすべきと判
定された第2の電子メールを受信する、ことを含むこと
としてもよい。これによっても、上述した課題を解決す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。なお、同じ装置等には同じ参
照番号をつけ、説明を省略する。
【0023】図1は、本発明の実施形態に係わる電子メ
ール配信システムの構成を示す。図1に示すように、電
子メール配信システムには、利用者Uが有する利用者端
末TU、プロバイダP、商用メール業者Q及びWhoi
sサーバRがネットワークNを介して接続されている。
【0024】ネットワークNは、1つのネットワークで
あっても、複数のネットワークの組み合わせであっても
よい。ネットワークNとして、インターネット、電話回
線網、無線回線網等のWAN(Wide Area Network)及
びLAN(Local Area Network)等が考えられる。
【0025】利用者端末TUは、電子メールの利用者U
が有する。利用者端末TUは、少なくとも、電子メール
を受信する機能を有する。利用者端末TUとして、携帯
電話、簡易型携帯電話(PHS:Personal Handy Phone
ともいう)、電子手帳、PDA(Personal Digital Ass
istant )、パームトップやノート型コンピュータ等の
携帯情報端末等及びデスクトップコンピュータが考えら
れる。利用者Uは、受信を拒否したい電子メール(多く
の場合、商用メールである)がある場合、配信拒否する
指示とともに、その電子メールをプロバイダPが有する
メールサーバMSPに転送する。
【0026】プロバイダPは、メールサーバMSP及び
配信拒否サーバDRSを備える。メールサーバMSP
は、ネットワークNを介して利用者端末TUや商用メー
ル業者Q等に対して電子メールの配信を行う。配信拒否
サーバDRSは、電子メールの配信拒否に関する処理を
行う(詳しくは後述)。
【0027】商用メール業者Qは、多くの場合、メール
サーバMSQ及びWebサーバWSQを有する。商用メ
ール業者Qは、あるネットワークサイトを電子メールの
利用者宛ての商用メールを作成し、メールサーバMSQ
を用いてネットワークNを介してその商用メールを利用
者端末TUに送信する。送信される商用メールの本文中
には、あるWebサイトが広告されていたり、あるWe
bサイトへのリンクが格納されていたりする場合が多
い。WebサーバWSQは、その商用メール中で広告等
されているWebサイト内にあるWebページを格納
し、Webクライアントからの指示に従って、ネットワ
ークNを介してそのWebページを送信する。
【0028】なお、図1では、例として商用メール業者
Qが、メールサーバMSQ及びWebサーバWSQを有
している構成を示しているが、構成を限定する趣旨では
ない。例えば、メールサーバMSQを有する商用メール
業者Qが、WebサーバWSQを有する他の業者の依頼
に基づいて商用メールを送信する構成等、他の構成もあ
りうる。
【0029】また、「商用メール業者」という用語を用
いているが、配信拒否の対象となる電子メールを商用メ
ールに限定する趣旨でもなく、電子メールの送信元を業
者に限定する趣旨でもない。
【0030】WhoisサーバRは、ネットワーク管理
に関して、NIC(Network Information Center)等に
登録されている登録情報を格納するデータベース(不図
示)を有する。登録情報は、ネットワーク上のコンピュ
ータを識別するコンピュータ識別情報、そのコンピュー
タの管理者として登録されている者(登録者)の氏名や
その登録者の電子メールアドレス、電話番号、住所等を
含む。
【0031】ネットワークNに接続することができる任
意の者は、Whoisプロトコルを用いて、Whois
サーバR内のDBに格納された情報を検索する事が可能
である。なお、本実施形態においては、Whoisサー
バR内のDBを検索することにより登録情報を取得する
として説明するが、同様の登録情報を得ることができる
ならば、WhoisサーバRを用いなくともよいこと
は、いうまでもない。
【0032】以下、図2を用いて、プロバイダPの構成
についてより詳しく説明する。プロバイダPは、上述の
ように、メールサーバMSP及び配信拒否サーバDRS
を備える。メールサーバMSPは、配信拒否に関する指
示を利用者Uから受けると、配信拒否サーバDRSに、
配信拒否の登録処理を行うよう指示する。また、登録処
理後、メールサーバMSPは、利用者Uに電子メールを
送信する前に、その電子メールを配信するか否か配信拒
否サーバDRSに判定するよう指示する。
【0033】配信拒否サーバDRSは、利用者Uから配
信を拒否するよう指示された電子メールを登録する配信
拒否の登録処理、及び電子メールの配信を拒否するか否
か判定する配信拒否の判定処理を行う。そのために、図
2に示すように、配信拒否サーバDRSは、配信拒否登
録部1、コンピュータ識別情報抽出部2、登録情報取得
部3、配信拒否判定部4、配信拒否データベース5(以
下、データベースをDBという)及び登録情報DB6を
備える。
【0034】配信拒否登録部1は、配信の拒否を指示す
る旨とともに、受信を拒否したい電子メールの転送をメ
ールサーバMSPから受ける。コンピュータ識別情報抽
出部2は、電子メールの本文から、ネットワークN上の
コンピュータを識別するコンピュータ識別情報を抽出す
る。まだ配信拒否DB5に格納されていないコンピュー
タ識別情報が電子メールの本文から抽出された場合、配
信拒否登録部1は、抽出したコンピュータ識別情報を配
信拒否DB5に書き込む。なお、コンピュータ識別情報
として、例えば、URI(Uniform Resource Identifie
r)又はURL(Uniform Resource Locator)、IP(Inte
rnet Protocol)アドレス等が挙げられる。
【0035】登録情報取得部3は、コンピュータ識別情
報抽出部2によって抽出されたコンピュータ識別情報を
検索キーとして用いて、WhoisサーバR内のDBか
ら、コンピュータ識別情報によって識別されるコンピュ
ータについて登録されている登録情報を取得し、取得し
た登録識別情報を登録情報DB6に書き込む。
【0036】配信拒否判定部4は、配信拒否の判定指示
とともにメールサーバMSPから転送された電子メール
を、配信するか否か判定する。この判定は、2段階で行
われる。まず、配信拒否判定部4は、電子メールから抽
出されたコンピュータ識別情報に基づいて、その電子メ
ールを配信するか否か判定する。コンピュータ識別情報
だけでは判定できない場合、配信拒否判定部4は、さら
に、そのコンピュータ識別情報を用いて取得された登録
情報に基づいて、その電子メールを配信するか否か判定
する。
【0037】配信拒否判定部4は、判定結果をメールサ
ーバMSPに通知する。配信すると決定された場合、メ
ールサーバMSPは、受信先電子メールアドレスに基づ
いてその電子メールを利用者Uに送信する。一方、配信
を拒否すると判定された場合、メールサーバMSPは、
送信元電子メールアドレスに基づいてその電子メールを
商用メール業者Pに返信する。又は、メールサーバMS
Pは、配信拒否すべきと判定された場合、その電子メー
ルを廃棄することとしても良い。
【0038】以下、図3及び図4を用いて配信拒否DB
5及び登録情報DB6のデータ構造について説明する。
図3に、配信拒否DB5のデータ構造の一例を示す。配
信拒否DB5は、利用者Uから配信が拒否された電子メ
ールにかかわる配信拒否データを格納する。配信拒否デ
ータは、データID、利用者ID、利用者名、利用社名
の読みがな、電子メールアドレス、コンピュータ識別情
報を項目として含む。データIDは、配信拒否データを
識別するための情報である。利用者ID及び利用者名
は、配信拒否の指示を出した利用者Uを識別するための
情報である。電子メールアドレスは、配信拒否の指示を
出した利用者Uのアドレスである。コンピュータ識別情
報は、配信拒否対象となる電子メールの本文からコンピ
ュータ識別情報抽出部2によって抽出される。これらの
情報は、利用者Uから配信拒否の指示を受け付けた際
に、配信拒否DB5に書き込まれる。
【0039】例えば、図3によれば、データIDが1で
ある配信拒否データは、利用者IDが0001である山
××郎からの配信拒否の指示に基づいて登録されてお
り、配信が拒否された電子メールの本文から、コンピュ
ータ識別情報「xxxxx.com」が抽出されていることがわ
かる。さらに、データIDが2から4である配信拒否デ
ータも、また、利用者ID及び利用者名としてそれぞれ
「0001」及び「山××郎」を持つことから、山××
郎は、異なるコンピュータ識別情報を本文中に含む電子
メールの配信拒否の指示を4度出していることもわか
る。
【0040】図4に、登録情報DB6のデータ構造の一
例を示す。登録情報DB6は、コンピュータ識別情報に
よって識別されるコンピュータについてWhoisサー
バR内のDBから取得された登録情報を、その登録情報
に対応するコンピュータ識別情報とともに格納する。登
録情報は、登録情報取得部3によって取得された際に、
登録情報DB6に書き込まれる。
【0041】以下、図5から図9を用いて、図1に示す
電子メール配信システムにおける処理の手順について説
明する。まず、図5及び図6を用いて、電子メール配信
システムにおいて行われる処理の大きな流れについて説
明する。図5及び図6は、1つのフローチャートを2つ
に分割したものであり、図5の右端と図6の左端とは、
同じ記号(AからJ)同士でつながるようになってい
る。
【0042】図5及び図6に示すように、電子メール配
信システムにおいて行われる処理は、大きく分けて2通
りある。1つ目は、利用者Uからの指示に従って、配信
拒否される電子メールを登録する処理、2つ目は、電子
メールを利用者Uに配信するか否か判定する処理であ
る。
【0043】まず、前者の配信拒否される電子メールの
登録処理について説明する。前者の処理は、図5及び図
6における「配信拒否情報登録」に対応する。この処理
の大きな流れは以下のとおりである。まず、利用者U
は、プロバイダPのメールサーバMSPを介して業者か
らの電子メールを受信する(S10からS12)。その
電子メールの受信を拒否したい場合、利用者Uは、その
電子メールの配信を拒否する指示とともに、その電子メ
ールをプロバイダPへ転送する(ステップS13)。プ
ロバイダPの配信拒否サーバDRSは、その電子メール
の本文から抽出されたコンピュータ識別情報を用いて、
そのコンピュータ識別情報に対応する登録情報をWho
isサーバRから取得する(S14及びS15)。配信
拒否サーバDRSは、抽出したコンピュータ識別情報及
び登録情報をそれぞれ配信拒否DB5及び登録情報DB
6に登録する(S16)。
【0044】次に、後者の配信判定処理について説明す
る。後者の判定処理の結果は、3通りに分けることがで
きる。1つ目は、判定対象となる電子メールからコンピ
ュータ識別情報を抽出し、抽出されたコンピュータ識別
情報に基づいて判定した結果、その電子メールを配信し
ない。この場合は、図5及び図6における「配信拒否
(その1)」に対応する。
【0045】2つ目は、コンピュータ識別情報だけでは
配信するか否か判定できなかった場合に、さらに、抽出
されたコンピュータ識別情報に対応する登録情報を取得
し、取得した登録情報に基づいて判定した結果、その電
子メールを配信しない。この場合は、図5及び図6にお
ける「配信拒否(その2)」に対応する。
【0046】3つ目は、コンピュータ識別情報だけでは
配信するか否か判定できなかった場合に、さらに、抽出
されたコンピュータ識別情報に対応する登録情報に基づ
いて判定した結果、その電子メールを配信する。この場
合は、図5及び図6における「通常配信」に対応する。
【0047】以下、順に各場合について説明する。ま
ず、「配信拒否(その1)」の場合の大きな処理の流れ
について説明する。まず、ネットワークNを介して商用
メール業者Qから電子メールを受信すると、メールサー
バMSPは、その電子メールを配信すべか否かの判定依
頼とともに、その電子メールを配信拒否サーバDRSに
送信する(S20及びS21)。
【0048】配信拒否サーバDRSは、その電子メール
の受信先の電子メールアドレス及びその電子メールの本
文から抽出されたコンピュータ識別情報を検索キーとし
て配信拒否DB5を検索する。続いて、配信拒否サーバ
DRSは、検索されたコンピュータ識別情報に基づいて
その電子メールの配信するか否か判定し(S22)、そ
の判定結果に基づいて、メールサーバMSPはその電子
メールの配信を拒否する(S23)。
【0049】次に、「配信拒否(その2)」の場合の大
きな処理の流れについて説明する。この「配信拒否(そ
の2)」は、上述のS22を行った際に、配信拒否サー
バDRSが、その電子メールを配信拒否すべきと判定し
なかった場合に該当する。S30及びS31は、上述の
S20及びS21と同様であるため説明を省略する。続
いて、配信拒否サーバDRSは、抽出されたコンピュー
タ識別情報を検索キーとしてWhoisサーバR内のD
Bを検索し、そのコンピュータ識別情報に対応する登録
情報を取得する(S32及びS33)。続いて、配信拒
否サーバDRSは、取得した登録情報、及び登録情報D
B6から検索した登録情報に基づいて、その電子メール
を配信するか否か判定し(S34)、メールサーバMS
Pは、その判定結果に基づいてその電子メールの配信を
拒否する(S35)。
【0050】複数のコンピュータ識別情報を有する商用
メール業者Qが、配信拒否の登録がされたコンピュータ
識別情報以外のコンピュータ識別情報を用いて商用メー
ルを利用者Uに送信した場合、この配信拒否(その2)
に該当する。
【0051】最後に、「通常配信」の場合の大きな処理
の流れについて説明する。この「通常配信」は、上述の
S34において、配信拒否サーバDRSがその電子メー
ルの配信すべきと判定した場合に該当する。S40から
S44は、上述のS30及びS34と同様であるため説
明を省略する。S44の後、メールサーバMSPは、そ
の判定結果に基づいて、その電子メールを利用者Uに配
信し(S45)、利用者Uはその電子メールを受信する
(S46)。
【0052】以下、上記の処理の手順について、より詳
しく説明する。まず、図7及び図8を用いて、配信拒否
される電子メールの登録処理の手順について詳しく説明
する。図7及び図8も、図5及び図6と同様に、1つの
フローチャートを2つに分割したものであり、図7の右
端と図8の左端とは、同じ記号(K及びL)同士でつな
がるようになっている。
【0053】なお、図7及び図8並びに以下の説明にお
いて、コンピュータ識別情報としてIPアドレス及びド
メインを挙げているが、コンピュータ識別情報を限定す
る趣旨ではない。ネットワーク上に存在するコンピュー
タを特定するために用いる事ができる情報であれば、こ
れら以外の情報でも利用可能である。
【0054】まず、利用者Uは、配信拒否の指示ととも
に、配信を拒否したい電子メールをプロバイダPのメー
ルサーバMSPに転送する(S50)。その電子メール
は、メールサーバMSPを介して配信拒否サーバDRS
に受信され、配信拒否サーバDRS内の配信拒否登録部
1は、配信拒否の登録処理を開始する(S51)。
【0055】まず、配信拒否サーバDRS内のコンピュ
ータ識別情報抽出部2は、受信した電子メールの本文か
らコンピュータ識別情報を抽出する(S52)。図9
に、商用メールの一例を示す。
【0056】配信拒否される電子メールは、商用メール
であることが多い。多くの商用メールの目的は、電子メ
ールを送信することではなく、特定のWebサイトへの
アクセスを促すことである。従って、商用メールの本文
には、Webページへアクセスするために必要な情報が
含まれることが多い。このWebページへアクセスする
ために必要な情報として、例えば、そのWebページの
ネットワーク上の位置を示すURLやURI、並びにW
ebページを提供するサーバのIPアドレス等が考えら
れる。図9(a)は、URLが含まれる電子メールの本
文の一例を示し、図9(b)は、IPアドレスが含まれ
る電子メールの本文の一例を示す。
【0057】利用者端末TUの多くは電子メールはテキ
ストメールである場合でも、電子メールの本文中からU
RL等の、Webページにアクセスするための情報を自
動的に認識する機能を有する。この機能は、例えば、本
文中に含まれる、http:// 等の文字列を検出する事によ
って実現される。そして、利用者Uがその電子メールを
選択(クリック等)すると、利用者端末TUは、Web
クライアントを起動して、そのURL等で示されるWe
bページを閲覧するように設計されていることが多い。
【0058】コンピュータ識別情報抽出部2は、上述の
Webページへアクセスするために必要な情報を自動的
に認識する上述の機能を有する。例えば、Webページ
へアクセスするために必要な情報がURL及びIPアド
レスである場合、コンピュータ識別情報抽出部2は、上
述の機能を利用して、以下のようにして、コンピュータ
識別情報を抽出する。
【0059】Webページへアクセスするための情報が
URLである場合、コンピュータ識別情報抽出部2は、
URLを表現する文字列内に含まれるドメインを、その
Webページを提供するサーバ(コンピュータ)を識別
するコンピュータ識別情報として抽出する。ドメインと
は、サーバアドレスの後半部分であり、会社や組織を表
す。サーバアドレスが.com、.edu、.org等で終わる米国
サーバの場合はサーバアドレスの後ろから2つめまで、
サーバアドレスが.jp 、.fr 等で終わる他国のサーバの
場合はサーバアドレスの後ろから2つめ又は3つめまで
がドメインに相当する。例えば、図9(a)に示す例の
場合、「XXXX.ne.jp」がコンピュータ識別情報として抽
出される。
【0060】一方、Webページへアクセスするための
情報がIPアドレスである場合、コンピュータ識別情報
抽出部2は、IPアドレスをコンピュータ識別情報とし
て抽出する。例えば、図9(b)に示す例の場合、「11
1.222.333.444 」がコンピュータ識別情報として抽出さ
れる。以下、説明のために、コンピュータ識別情報がド
メイン又はIPアドレスであると仮定するが、コンピュ
ータ識別情報を限定する趣旨ではない。
【0061】続いて、配信拒否登録部1は、配信拒否D
B5を検索し(S53)、抽出されたコンピュータ識別
情報及び指示を出した利用者Uの電子メールアドレスと
一致するコンピュータ識別情報及び電子メールアドレス
を持つ配信拒否データが配信拒否DB5に格納されてい
るか否か判定する(S54)。条件に合う配信拒否デー
タが配信拒否DB5に格納されている場合(S54:Y
es)、配信拒否登録部1は登録処理を終了する。
【0062】条件に合う配信拒否データが配信拒否DB
5に格納されていない場合(S54:No)、配信拒否
登録部1はそのコンピュータ識別情報がドメインである
のか、IPアドレスであるのか、判定する(S55)。
【0063】コンピュータ識別情報がIPアドレスであ
る場合(S55:IPアドレス)、S61に進む。S6
1において、配信拒否登録部1は、そのIPアドレス、
配信拒否の指示を出した利用者Uの利用者ID、電子メ
ールアドレス等を含む配信拒否データを作成し、その配
信拒否データを配信拒否DB5に書き込み、処理を終了
する。
【0064】なお、上記ではコンピュータ識別情報がI
Pアドレスである場合、登録情報を取得する処理を行わ
ないでS61に進むと仮定したが、コンピュータ識別情
報がIPアドレスである場合も、登録情報を得るための
後述のS56からS60の手順を行う事としても良い。
【0065】コンピュータ識別情報がドメインである場
合(S55:ドメイン)、配信拒否登録部1は登録情報
DB6を検索し(S56)、抽出されたコンピュータ識
別情報に対応する登録情報が、登録情報DB6に格納さ
れているか否か判定する(S57)。
【0066】抽出されたコンピュータ識別情報に対応す
る登録情報が登録情報DB6に格納されている場合(S
57:Yes)、S61に進む。そうでない場合(S5
7:No)、登録情報取得部4は、そのコンピュータ識
別情報を検索キーとしてWhoisサーバR内のDBを
検索する事により、そのコンピュータ識別情報に対応す
る登録情報を取得する(S58及びS59)。
【0067】図10に、WhoisサーバRから取得さ
れる登録情報の一例を示す。図8に示すように、登録情
報は、ドメイン名、そのドメイン名の登録者名、ドメイ
ンネームサーバ名、登録年月日、登録内容の有効期限等
を含む。図10の例では、ドメイン名「EASYXXX.JP」の
登録者名は「xxxshi」であり、そのドメイン名に対応す
るドメインネームサーバは「xxx.register.com]である
こと等が示されている。
【0068】コンピュータ識別情報及び登録情報は、N
ICによって管理され、WhoisサーバR内のDBに
登録されているため、送信元は、送信元電子メールアド
レスほど簡単には、これらを変更する事はできない。本
発明では、これらのコンピュータ識別情報及び登録情報
を用いて、電子メールを配信するか否か判定する。
【0069】続いて、登録情報取得部3は、取得された
登録情報を登録情報DB6に書き込み(S60)、上述
のS61に進む。なお、登録情報の項目内容は、変更さ
れることがあるため、基本的に取得された登録情報全て
を登録情報DB6に書き込むこととしても良い。
【0070】このようにして、利用者Uの指示に基づい
て、配信が拒否されるべき電子メールを登録する。次
に、図11及び図12を用いて電子メールを配信するか
否かの判定処理の手順について詳しく説明する。図11
及び図12も、図5及び図6と同様に、1つのフローチ
ャートを2つに分割したものであり、図11の右端と図
12の左端とは、同じ記号(M及びN)同士でつながる
ようになっている。
【0071】配信拒否の登録が行われた以降、基本的
に、その利用者U宛ての全ての電子メールは、以下の判
定を受ける事になる。まず、メールサーバMSPは、利
用者U宛ての電子メールを受信すると、その電子メール
を配信するか否か判定するよう配信拒否サーバDRSに
指示する(S70)。判定の指示を受けると、配信拒否
サーバDRSは、配信するか否かの判定を開始する。配
信拒否サーバDRS内のコンピュータ識別情報抽出部2
は、S51と同様にして電子メールの本文からコンピュ
ータ識別情報を抽出する(S71)。続いて、配信拒否
サーバDRS内の配信拒否判定部4は、配信拒否DB5
を検索し(S72)、抽出されたコンピュータ識別情報
及びその電子メールの受信先電子メールアドレスと一致
するコンピュータ識別情報及び電子メールアドレスを持
つ配信拒否データが配信拒否DB5に格納されているか
否か判定する(S73)。条件に合う配信拒否データが
配信拒否DB5に格納されている場合(S73:Ye
s)、配信拒否判定部4は、その電子メールの配信を拒
否すべきと決定し(S74)、処理を終了する。この場
合は、上述の「配信拒否(その1)」に対応する。
【0072】条件に合う配信拒否データが配信拒否DB
5に格納されていない場合(S73:No)、配信拒否
判定部4はそのコンピュータ識別情報がドメインである
のか、IPアドレスであるのか判定し、そのコンピュー
タ識別情報がドメインである場合にはS75に進み、I
Pアドレスである場合には後述のS84に進む。(不図
示) これは、図5の説明において、コンピュータ識別情報が
IPアドレスである場合は登録情報を取得しないと仮定
したことと対応させるためである。なお、コンピュータ
識別情報がIPアドレスである場合も登録情報を取得す
る場合には、コンピュータ識別情報がドメインである場
合と同様に後述のS75からS83を行う。
【0073】S75において、配信拒否判定部4は、登
録情報DB6を検索する。更に、配信拒否判定部4は、
抽出されたコンピュータ識別情報に対応する登録情報が
登録情報DB6に格納されているか否か判定する(S7
6)。抽出されたコンピュータ識別情報に対応する登録
情報が登録情報DB6に格納されている場合(S76:
Yes)、S80に進む。そうでない場合(S76:N
o)、登録情報取得部4は、上述のS58からS60と
同様にしてそのコンピュータ識別情報に対応する登録情
報を取得して、その登録情報を登録情報DB6に書き込
み(S77からS79)、S80に進む。
【0074】S80において、配信拒否判定部4は判定
対象となっている電子メールの受信先電子メールアドレ
スと一致する電子メールアドレスを持つ全ての配信拒否
データを配信拒否DB5から抽出する。続いて、配信拒
否判定部4は、抽出された配信拒否データに含まれるコ
ンピュータ識別情報に対応する全ての登録情報を登録情
報DB6から抽出する。
【0075】配信拒否判定部4は、S80で抽出された
登録情報とS75で検索又はS79で取得された登録情
報とを比較し(S81)、所定の一致条件を満たす登録
情報が、S75で検索又はS79で取得された登録情報
に1以上含まれているか否か判定する(S82)。
【0076】より具体的には、例えば、所定の条件が
「登録者名の一致」である場合、配信拒否判定部4は、
S80で抽出された登録情報内の登録者名と一致する登
録者名を持つ登録情報が、S75で検索又はS79で取
得された登録情報に1以上含まれているか否か判定す
る。なお、登録者名は一例に過ぎない。登録情報に含ま
れる項目のうち、公開連絡窓口、技術連絡者名、登録者
の住所、連絡先のいずれを条件として用いても良いし、
これらの項目の組み合わせを条件として用いても良い。
【0077】配信拒否登録されたメールの送信元である
商用メール業者Qが、異なる2つのコンピュータ識別情
報を有しており、そのうちの一方のみが配信拒否DB5
に格納されている場合、配信拒否DB5内のコンピュー
タ識別情報に基づく判定では、配信拒否DB5内に格納
されていないコンピュータ識別情報を本文に含む商用メ
ールの配信を拒否できない。
【0078】しかし、これらの2つのコンピュータ識別
情報の登録者は同じ商用メール業者Qであるため、2つ
のコンピュータ識別情報に対応する2つの登録情報に含
まれる登録者等の情報は、少なくとも一部、例えば登録
者名等が一致する事が多い。従って、判定対象となる電
子メール本文から抽出されたコンピュータ識別情報が配
信拒否DB5に格納されていない場合でも、そのコンピ
ュータ識別情報に対応する登録情報が、配信拒否DB5
に格納されているコンピュータ識別情報に対応する登録
情報のいずれかと、少なくとも一部が一致するか否か判
定することにより、複数のコンピュータ識別情報を有す
る商用メール業者Qからの商用メールの配信を効果的に
拒否する事が可能となる。
【0079】S80で抽出された登録情報と少なくとも
一部が一致する登録情報が、S75で検索又はS79で
取得された登録情報に1以上含まれている場合(S8
2:Yes)、配信拒否判定部4は、その電子メールの
配信を拒否すると決定する。メールサーバMSPは、そ
の電子メールの配信を拒否し(S84)、処理を終了す
る。この場合は、上述の「配信拒否(その2)」に対応
する。
【0080】そうでない場合(S82:No)、配信拒
否判定部4は、その電子メールの配信すると決定する。
メールサーバMSPは、その電子メールを配信し(S8
4)、利用者Uは、その電子メールを受信し(S8
5)、処理は終了する。
【0081】以下、図3及び図4に示すDBの一例を参
照しつつ、配信拒否判定についてより具体的に説明す
る。説明のために、利用者Uである「山××郎」宛ての
電子メールを配信するか否かを判定すると仮定する。
【0082】図3に示す配信拒否DB5において、デー
タIDが1から4までである配信拒否データが、利用者
「山××郎」についての配信拒否データである。これら
の配信拒否データに含まれるコンピュータ識別情報は、
「xxxxx.com」、「yyyyy.tv」、「zzzzz.ne.jp」及び
「aaaaaa.nu」である。まず、判定対象となる電子メー
ルから抽出されたコンピュータ識別情報が、上記4つの
コンピュータ識別情報の少なくとも1つと一致する場
合、配信拒否判定部4は、その電子メールの配信を拒否
すると決定する。
【0083】また、この判定では、配信を拒否すると決
定されなかった場合、配信拒否判定部4は、さらに、登
録情報を用いて配信するか否か判定する。ここでは、登
録情報に含まれる登録者名を用いて判定すると仮定す
る。まず、配信拒否判定部4は、「山××郎」について
の配信拒否データに含まれるコンピュータ識別情報であ
る、「xxxxx.com」、「yyyyy.tv」、「zzzzz.ne.jp」及
び「aaaaaa.nu」に対応する登録情報を登録情報DB6
から抽出する。より具体的には、図4に示す登録情報D
Bにおいて、データIDが1から4である登録情報が、
上記4つのコンピュータ識別情報に対応する。これらの
登録情報に含まれる登録者名は、それぞれ、「aiue
o」、「kakikukeko」及び「sasi suseso 」である。抽
出されたコンピュータ識別情報に対応する登録情報に含
まれる登録者名が、上記3つの登録者名の少なくとも1
つと一致する場合、配信拒否判定部4は、判定対象の電
子メールの配信を拒否すると決定する。そうでない場
合、その電子メールを配信すると決定する。
【0084】このように、本発明では、電子メールの本
文に含まれるコンピュータ識別情報に基づいて、更に必
要に応じてそのコンピュータ識別情報に対応する登録情
報に基づいて、その電子メールを配信拒否すべきか判定
する。
【0085】従来技術において、電子メールの受信を拒
否したい利用者Uは、送信元電子メールアドレスを用い
て電子メールの配信を拒否する設定を行っていた。しか
し、商用メールを送信する業者は、送信元電子メールア
ドレスを変更して送信することにより、その電子メール
を再び利用者に配信させることが可能であるという問題
があった。
【0086】また、利用者Uが受信する電子メールのド
メインを指定する従来技術においては、複数のドメイン
を有する商用メール業者からの電子メールを効果的に送
信拒否することができない上に、利用者Uが受信できる
電子メールの送信元が限定されてしまうという問題もあ
った。
【0087】しかし、本発明によれば、コンピュータ識
別情報や登録情報のように、NIC等の第三者によって
管理されており、送信元が容易には変更する事ができな
い情報を用いて、電子メールを配信するか否か判定する
ようにすることにより、上述の問題を解決する事が可能
となる。
【0088】上記実施形態において説明した利用者端末
TU、メールサーバMSP及び配信拒否サーバDRS
は、図10に示すようなコンピュータ(情報処理装置)
を用いて構成することができる。図10に示すようにコ
ンピュータ10は、CPU11、メモリ12、入力装置
13、出力装置14、外部記憶装置15、媒体駆動装置
16、及びネットワーク接続装置17を備え、それら
は、バス18により互いに接続されている。
【0089】メモリ12は、例えば、ROM(Read Onl
y Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含
み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。
CPU11は、メモリ12を利用してプログラムを実行
することにより、必要な処理を行う。
【0090】例えば、上述の配信拒否サーバDRSをコ
ンピュータ10を用いて構成する場合、配信拒否サーバ
DRSを構成する配信拒否登録部1、コンピュータ識別
情報抽出部2、登録情報取得部3及び配信拒否判定部4
は、それぞれメモリ12の特定のプログラムコードセグ
メントにプログラムとして格納される。或いは、利用者
端末TU、メールサーバMSPのそれぞれの機能を実現
するプログラムは、それぞれ、コンピュータ10のメモ
リ12の特定のプログラムコードセグメントにプログラ
ムとして格納される。
【0091】入力装置13は、例えば、ボタン、ダイヤ
ル、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネ
ル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられ
る。出力装置14は、例えば、スピーカ、ディスプレイ
及びプリンタ等であり、コンピュータ10の利用者への
問い合わせ、処理結果等の出力に用いられる。
【0092】外部記憶装置15は、例えば、磁気ディス
ク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等であ
る。外部記憶装置15は、上述の配信拒否DB5及び登
録情報DB6を実現する。また、この外部記憶装置15
に上述のプログラムを保存しておき、必要に応じて、そ
れらをメモリ12にロードして使用することもできる。
【0093】媒体駆動装置16は、可搬記録媒体19を
駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体1
9としては、メモリカード、メモリスティック、フレキ
シブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read On
ly Memory)、光ディスク、光磁気ディスク、DVD(D
igital VersatileDisk)等、任意のコンピュータ読み取
り可能な記録媒体が用いられる。この可搬記録媒体19
に上述のプログラムを格納しておき、必要に応じて、そ
れらをメモリ12にロードして使用することもできる。
【0094】ネットワーク接続装置17は、LAN、W
AN等の任意のネットワークN(回線)を介して外部の
装置を通信し、通信に伴なうデータ変換を行う。また、
必要に応じて、上述のプログラムとデータを外部の装置
から受け取り、それらをメモリ12にロードして使用す
ることもできる。
【0095】図14は、図13のコンピュータにプログ
ラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体及び伝送信号を示している。上述の
実施形態において説明した利用者端末TU、メールサー
バMSP又は配信拒否サーバDRSに相当する機能を汎
用的なコンピュータに行なわせることも可能である。そ
のためには、実施形態において各フローチャートを用い
て説明した利用者端末TU、メールサーバMSP及び配
信拒否サーバDRSのそれぞれにより行なわれる処理と
同様の処理をコンピュータに行なわせる複数のプログラ
ムを作成する。つまり、利用者端末TU用のプログラ
ム、メールサーバMSP用のプログラム及び配信拒否サ
ーバDRS用プログラムを作成する。そして、それぞれ
のプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体
19に予め記憶させておく。さらに、図14に示すよう
にしてその記録媒体19から各プログラムを各コンピュ
ータ10に読み出させて該コンピュータ10のメモリ1
2や外部記憶装置15に一旦格納させ、そのコンピュー
タ10の有するCPU11にこの格納されたプログラム
を読み出させて実行させるように構成すればよい。
【0096】また、情報提供者20からコンピュータ1
0に上述のプログラムをダウンロードする際に回線21
を介して伝送される伝送信号自体も、上述した本発明の
実施形態において説明した利用者端末TU、メールサー
バMSP及び配信拒否サーバDRSのそれぞれに相当す
る機能を汎用的なコンピュータで行なわせることのでき
るものである。
【0097】また、記録媒体19から上述のプログラム
をコンピュータに読み出させる代わりに、情報提供者2
0が有するDBから、通信回線(ネットワーク)21を
介して、プログラムをダウンロードすることとしてもよ
い。この場合、例えば、情報提供者20が有する送信側
コンピュータでは、上記プログラムを表現するプログラ
ム・データをプログラム・データ・シグナルに変換し、
モデムを用いて変換されたプログラム・データ・シグナ
ルを変調することにより伝送信号を得て、得られた伝送
信号を通信回線21(伝送媒体)に出力する。プログラ
ムを受信するコンピュータでは、モデムを用いて受信し
た伝送信号を復調することにより、プログラム・データ
・シグナルを得て、得られたプログラム・データ・シグ
ナルを変換することにより、プログラム・データを得
る。なお、送信側のコンピュータと受信側のコンピュー
タの間を接続する通信回線21(伝送媒体)がデジタル
回線の場合、プログラム・データ・シグナルを通信する
ことも可能である。また、プログラムを送信するコンピ
ュータと、プログラムをダウンロードするコンピュータ
との間に、電話局等のコンピュータが介在しても良い。
【0098】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上述した実施形態に限定されるものではな
く、他の様々な変更が可能である。例えば、ドメインを
示す文字列がアルファベットを用いて表現されていると
して説明したが、アルファベット以外の文字、例えば日
本語の文字を用いて表現されている場合でも、本発明は
適用可能である。
【0099】また、例えば、上記プロバイダPは、予め
そのWebページにおいて提供される情報のジャンルを
DBに蓄積することとし、本文にWebページにアクセ
スするために必要な情報が含まれる電子メールを利用者
Uに送信する際に、そのWebページが属するジャンル
を通知することとしてもよい。
【0100】そのために、上記図2に示すプロバイダP
に、さらに、ジャンル通知部(不図示)及びWebペー
ジジャンルDB(不図示)を備える。そして、配信拒否
判定部4が配信すべきと決定した電子メールの本文にW
ebページにアクセスするために必要な情報が含まれる
場合、ジャンル通知部は、WebページジャンルDBを
検索し、そのWebページにおいて提供される情報のジ
ャンルを取得し、受信先である利用者Uにそのジャンル
を通知する。これにより、利用者は、そのジャンルに基
づいてその電子メールを受信するか否か判定することが
できるようになる。
【0101】また、さらに、上記変形例において、さら
に、予め利用者が配信を拒否したいジャンルを登録する
ことができるようにしてもよい。この場合、上記変形例
に係わるプロバイダPの構成に加え、更に、配信が拒否
されるジャンルを格納する配信拒否ジャンルDB(不図
示)を備えるように構成する。上記構成において、上述
のようにしてジャンル通知部は、Webページジャンル
DBを検索する。さらに、ジャンル通知部は、電子メー
ルの本文で広告されているWebページにおいて提供さ
れる情報のジャンルをWebページジャンルDBから取
得した後、取得したジャンルが配信が拒否されるジャン
ルとして配信拒否ジャンルDBに格納されているか否か
判定する。そして、そのジャンルが配信が拒否されるジ
ャンルとして格納されている場合、ジャンル通知部は、
その電子メールの配信を拒否し、そうでない場合、受信
先である利用者Uにそのジャンルを通知する。
【0102】(付記1) コンピュータが、電子メール
を配信するか否か判定する電子メール配信拒否判定方法
であって、第1の電子メールの本文から、ネットワーク
上のコンピュータを識別する第1のコンピュータ識別情
報を抽出し、抽出された前記第1のコンピュータ識別情
報に基づいて、前記第1の電子メールを配信するか否か
を判定する、ことを含むことを特徴とする電子メール配
信拒否判定方法。
【0103】(付記2) 第2の電子メールの本文から
第2のコンピュータ識別情報を抽出し、前記第1のコン
ピュータ識別情報及び前記第2のコンピュータ識別情報
とに基づいて、前記第1の電子メールを配信するか否か
を判定する、ことを更に含むことを特徴とする付記1に
記載の電子メール配信拒否判定方法。
【0104】(付記3) 前記第1のコンピュータ識別
情報と前記第2のコンピュータ識別情報とが一致する場
合、前記判定において前記第1の電子メールを配信しな
いと決定する、ことを特徴とする付記2に記載の電子メ
ール配信拒否判定方法。
【0105】(付記4) 前記第1のコンピュータ識別
情報に基づいて、ネットワーク上のコンピュータに関し
て登録されている第1の登録情報を取得し、コンピュー
タが、前記第2のコンピュータ識別情報に基づいて、前
記第2の登録情報を取得し、コンピュータが、前記第1
の登録情報及び前記第2の登録情報とに基づいて、前記
第1の電子メールを配信するか否かを判定する、ことを
更に含むことを特徴とする付記2に記載の電子メール配
信拒否判定方法。
【0106】(付記5) 前記第1の登録情報及び前記
第2の登録情報は、Whoisプロトコルを用いて取得され
る、ことを特徴とする付記4に記載の電子メール配信拒
否判定方法。
【0107】(付記6) 前記第1の登録情報と、前記
第2の登録情報の少なくとも一部が一致した場合、前記
判定において前記第1の電子メールを配信しないと決定
する、ことを特徴とする付記4に記載の電子メール配信
拒否判定方法。
【0108】(付記7) 前記コンピュータ識別情報
は、ドメイン、インターネット・プロトコル・アドレス
のいずれかであることを特徴とする付記1乃至付記6の
いずれか1つに記載の電子メール配信拒否判定方法。
【0109】(付記8) 第1の電子メールの本文か
ら、ネットワーク上のコンピュータを識別する第1のコ
ンピュータ識別情報を抽出し、抽出された前記第1のコ
ンピュータ識別情報に基づいて、前記第1の電子メール
を配信するか否かを判定する、ことを含む制御をコンピ
ュータに行わせることを特徴とするコンピュータ・プロ
グラム。
【0110】(付記9) 第1の電子メールの本文か
ら、ネットワーク上のコンピュータを識別する第1のコ
ンピュータ識別情報を抽出し、抽出された前記第1のコ
ンピュータ識別情報に基づいて、前記第1の電子メール
を配信するか否かを判定する、ことを含む制御をコンピ
ュータに行なわせるプログラムを記録した、前記コンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体。
【0111】(付記10) 第1の電子メールの本文か
ら、ネットワーク上のコンピュータを識別する第1のコ
ンピュータ識別情報を抽出するコンピュータ識別情報抽
出部と、抽出された前記第1のコンピュータ識別情報に
基づいて、前記第1の電子メールを配信するか否かを判
定する配信拒否判定部と、を備えることを特徴とする電
子メール配信拒否判定装置。
【0112】(付記11) 第1のコンピュータが、第
1の電子メールの本文を第2のコンピュータに送信し、
第1のコンピュータは、第1の電子メールの本文から抽
出されたネットワーク上のコンピュータを識別するコン
ピュータ識別情報に基づいて、第2のコンピュータによ
って配信をすべきと判定された第2の電子メールを受信
する、ことを含むことを特徴とする電子メールの受信方
法。
【0113】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電子メールの本文からネットワーク上のコンピュ
ータを識別するコンピュータ識別情報を抽出し、抽出さ
れたコンピュータ識別情報に基づいて、その電子メール
を配信するか否か判定することにより、利用者が受信を
拒否するよう指示した電子メールの配信を効果的に防止
する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子メール配信システムの構成図である。
【図2】プロバイダの構成図である。
【図3】配信拒否データベースのデータ構造の一例を示
す図である。
【図4】登録情報データベースのデータ構造の一例を示
す図である。
【図5】電子メール配信システムにおいて行われる処理
の大きな流れを示すフローチャート(その1)である。
【図6】電子メール配信システムにおいて行われる処理
の大きな流れを示すフローチャート(その2)である。
【図7】配信拒否される電子メールの登録処理の手順を
示すフローチャート(その1)である。
【図8】配信拒否される電子メールの登録処理の手順を
示すフローチャート(その2)である。
【図9】商用メールの一例を示す図である。
【図10】登録情報の一例を示す図である。
【図11】電子メールを配信するか否かの判定処理の手
順を示すフローチャート(その1)である。
【図12】電子メールを配信するか否かの判定処理の手
順を示すフローチャート(その2)である。
【図13】コンピュータの構成図である。
【図14】コンピュータにデータ及びプログラムを供給
することが可能な記録媒体や伝送信号を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 配信拒否登録部 2 コンピュータ識別情報抽出部 3 登録情報取得部 4 配信拒否判定部 5 配信拒否データベース 6 登録情報データベース 10 コンピュータ 11 CPU 12 メモリ 13 入力装置 14 出力装置 15 外部記憶装置 16 媒体駆動装置 17 ネットワーク接続装置 18 バス 19 可搬記録媒体 20 情報提供者 21 回線 DRS 配信拒否サーバ MSP、MSQ メールサーバ N ネットワーク P プロバイダ Q 商用メール業者 R Whoisサーバ S ステップ TU 利用者端末 WSQ Webサーバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータが、電子メールを配信する
    か否か判定する電子メール配信拒否判定方法であって、 第1の電子メールの本文から、ネットワーク上のコンピ
    ュータを識別する第1のコンピュータ識別情報を抽出
    し、 抽出された前記第1のコンピュータ識別情報に基づい
    て、前記第1の電子メールを配信するか否かを判定す
    る、 ことを含むことを特徴とする電子メール配信拒否判定方
    法。
  2. 【請求項2】 第2の電子メールの本文から第2のコン
    ピュータ識別情報を抽出し、 前記第1のコンピュータ識別情報及び前記第2のコンピ
    ュータ識別情報とに基づいて、前記第1の電子メールを
    配信するか否かを判定する、 ことを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の電子
    メール配信拒否判定方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のコンピュータ識別情報と前記
    第2のコンピュータ識別情報とが一致する場合、前記判
    定において前記第1の電子メールを配信しないと決定す
    る、 ことを特徴とする請求項2に記載の電子メール配信拒否
    判定方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のコンピュータ識別情報に基づ
    いて、ネットワーク上のコンピュータに関して登録され
    ている第1の登録情報を取得し、 前記第2のコンピュータ識別情報に基づいて、前記第2
    の登録情報を取得し、 前記第1の登録情報及び前記第2の登録情報に基づい
    て、前記第1の電子メールを配信するか否かを判定す
    る、 ことを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の電子
    メール配信拒否判定方法。
  5. 【請求項5】 第1の電子メールの本文から、ネットワ
    ーク上のコンピュータを識別する第1のコンピュータ識
    別情報を抽出し、 抽出された前記第1のコンピュータ識別情報に基づい
    て、前記第1の電子メールを配信するか否かを判定す
    る、 ことを含む制御をコンピュータに行わせることを特徴と
    するプログラム。
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